JPH07217171A - フリ−アクセスフロアパネル用の脚ユニット - Google Patents

フリ−アクセスフロアパネル用の脚ユニット

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JPH07217171A
JPH07217171A JP2487894A JP2487894A JPH07217171A JP H07217171 A JPH07217171 A JP H07217171A JP 2487894 A JP2487894 A JP 2487894A JP 2487894 A JP2487894 A JP 2487894A JP H07217171 A JPH07217171 A JP H07217171A
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藤 裕 保 加
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数枚、例えば2〜4枚のパネルの突合せ隅
部裏面を支持するためにユニット化された脚であって
も、上記のような問題点がないことは勿論、組立性が良
好で組立後の高さ調節操作も円滑になし得る脚ユニット
を提供すること。 【構成】 適宜平面形状のベ−スプレ−トに複数本のボ
ルト杆体を立設し、各ボルト杆体に、中間部外面にパネ
ルを支持するためのフランジ部を形成した筒状ナット部
材を螺装すると共に、前記各ナット部材に密に遊嵌され
る貫挿孔を有する板状の連結部材によって当該各ナット
部材を互に連結することにより、各ナット部材の自由回
転を拘束した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物の床を二重構造床に
形成するために敷設するフリ−アクセスフロア用のパネ
ル(以下、単にパネルという)の脚に関し、より具体的
には2枚〜4枚の各フロアパネルの突合せ集合部分を、
1個のユニット化した脚により夫々に支持,調整等がで
きるようにした脚ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】フリ−アクセスフロアは、既存の床の上
に適宜平面形状のパネルを浮かせて敷き詰め、このパネ
ルと既設の床との間に空間を形成し、この空間を電源ラ
インや通信ライン等の配線や配管などのために利用でき
るようにした二重構造の床である。
【0003】上記のような二重床を形成すめたに敷設さ
れるパネルは、それが敷き詰められる既設の床との間に
空間を形成するため、様々な型式,構造の脚ないしは同
等の機能を有する部材(以下、単に脚という)によっ
て、床の上に嵩上げ保持される機能を具備している。
【0004】上記パネルの脚にあっては、それを敷設す
る既設床に不陸や多少の段差などがあっても、これらに
対応して敷設されるパネル全面を均一な平坦面に形成す
るため、各パネルの裏面四隅に高さ調節機能をもたせた
脚を具備したパネルが重宝されている。
【0005】しかし乍ら、各パネルの一枚ごとに、その
裏面四隅に高さ調節機能付きの脚を予め取付けること
は、その手間が煩雑であることは勿論、各パネル裏面に
脚が立つため、各パネルを積層状態で運搬したり保管等
するとき、持運び,保管がし難く、また、スペ−ス効率
も低下してしまうという問題がある。
【0006】この点に鑑み、各パネル裏面四隅に設ける
べき脚を施工現場において各パネルに螺子込みなどによ
り立設することが行われているが、その作業手間は手作
業に依らざるを得ないため、多大な作業手間と時間を要
して敷設作業全体の所要時間に大きな割合を占め、決し
て合理的とはいえない状況である。
【0007】上述のように、裏面四隅に着脱式で脚を取
付けるようにしたパネルにおける当該脚の取付けの低い
作業性に鑑み、各パネルを敷設するとき突合せ隣接させ
て配置される2枚〜4枚の各パネルにおける当該突合せ
隅部の裏面に、2枚〜4枚のパネルの突合せ隅部に対し
てブロック化、乃至は、ユニット化された脚ユニットを
配置するようにした技術が、例えば、実開平2-143435号
として提案されている。
【0008】この提案されているユニット化された脚
は、1個のユニット脚によって2枚〜4枚のパネルの突
合せ隅部において、各パネルの当該隅部を裏面から支持
することができるため、一枚のパネルの四隅に独立して
それぞれ4本の脚を立てる場合に比べ、必要とする脚の
個数(本数)が格段に少なくなり、この結果、組立作業
性や部品の管理,保管の上でかなり合理的であるという
利点がある。しかも、このユニット脚は、個々のパネル
の支持高さを、別々に調整できる機能も具備している。
【0009】しかし、上記ユニット脚は、部品点数を減
ずることとなるため、作業性や当該脚の運搬,保管の上
で有利になる点があっても、なお、改善すべき点がある
ことが判った。
【0010】即ち、提案されているユニット脚は、一枚
のベ−スプレ−ト上に4本のボルト杆状の脚部材を立設
支持するため、前記プレ−ト上に4個のナットによる支
持部を溶接等によって設け、前記の各ナットによる支持
部に脚本体となる4本のボルト杆をそれぞれ螺合立設
し、各ボルト杆にパネル裏面を支持するフランジを設け
た筒状ナット部材をそれぞれ螺装して成り、このナット
部材の回転によって各パネル隅部を夫々に高さ調節でき
るように形成されたものである。
【0011】しかし、上記ユニット脚の各筒状ナット部
材は、夫々に独立してボルト杆に螺装されているため、
例えば、工具が当ったり、微振動を受けたりすると、独
りでに回転してボルト杆上での位置がズレたり、支持し
たパネルの高さに狂いが生じることがある。
【0012】また、上記ユニット脚におけるベ−スプレ
−トは一枚の鉄板で形成されかなり剛性が高く、そのベ
−スプレ−ト自体で床の不陸に対応できる柔軟性乃至は
可撓性が少ないため、次のような問題がある。例えば、
パネルの敷設が完了した段階で敷設パネル面に現われた
不陸や段差に起因する当該パネル面の不均斉に対する調
整を、筒状ナット部材をボルト杆上で上下させることに
より行い、この調整の後に、家具や什器等を配置してパ
ネルに荷重をかけると、前の調整段階では荷重が小さか
ったことや、小荷重によっては前記ベ−スプレ−ト自体
が殆んど変形しないことにより、前の調整段階では敷設
パネル面に現われていなかった敷設パネル面の不均斉
が、不陸部分に前記のベ−スプレ−トが載置されている
と、前記家具等による荷重によって当該プレ−トに変形
が生じ、後からパネル面の不均斉が発生することがまま
あり、この結果、再度敷設パネル面を均斉にするための
調整を必要とするという難点がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
点に鑑み、複数枚、例えば2〜4枚のパネルの突合せ隅
部裏面を支持するためにユニット化された脚であって
も、上記のような問題点がないことは勿論、組立性が良
好で組立後の高さ調節操作も円滑になし得る脚ユニット
を提供することを課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明フリ−アクセスフロアパネ
ル用の脚ユニットの構成は、適宜平面形状のベ−スプレ
−トに、複数本のボルト杆体を立設し、各ボルト杆体
に、中間部外面にパネルを支持するためのフランジ部を
形成した筒状ナット部材を螺装すると共に、前記各ナッ
ト部材に密に遊嵌される貫挿孔を有する板状の連結部材
によって当該各ナット部材を互に連結することにより、
各ナット部材の自由回転を拘束したことを特徴とするも
のである。ここで、ベ−スプレ−トの平面形状は、円
形,四角形,その他任意の多角形であれば足りる。
【0015】本発明脚ユニットにおいては、ボルト杆体
の本数に対応して当該各杆体に螺装された複数個の筒状
ナット部材を、そのナット部材に密に遊嵌する孔を具備
した平板状の連結部材により互に連結すると共に、前記
孔の上面側には、下太テ−パ状をなす筒状部を設けるこ
とにより、この筒状部がパネル側の受穴の受入れガイ
ド、並びに、前記受穴と前記ナット部材の結合度を高め
るように形成して、微振動等による前記ナット部材の不
要な回転を防ぎ、加えて、この連結部材がパネルとナッ
ト部材のフランジ部との緩衝作用をするように構成する
こともできる。ここで、前記連結部材の材質は、金属,
ゴム,合成樹脂又はこれらの複合材のいずれであっても
よい。
【0016】また、本発明脚ユニットにおいては、ベ−
スプレ−トにその裏面まで貫通してボルト杆体を立設
し、該杆体の下端面が直接に、又は、袋ナットなどによ
る当接部材を介して間接的に、床に接地するように形成
することによって、ボルト杆体にかかる縦荷重を当該ボ
ルト杆体自体で支持するようにし、また、床の不陸に対
応して、ベ−スプレ−トが無負荷乃至は軽負荷時でも変
形可能乃至は変形し易いようにした。
【0017】即ち、本発明脚ユニットにおいては、ベ−
スプレ−トを変形し易い材質,板厚の材料により形成す
るほか、そのベ−スプレ−トにスリット状の窓孔を設け
ることにより、床の不陸等に対応した変形が、その不陸
等に追従して容易,確実に変形できるようにした。ま
た、各窓孔の形状,配置を考慮して窓孔が床上でのこの
ベ−スプレ−ト配置位置を位置決めし易いようにすると
共に、各窓孔の透設により、ベ−スプレ−ト自体の重量
軽減も図っている。
【0018】
【実施例】次に、本発明ユニット脚の一例について、図
に拠り説明する。図1は一部を断面にした本発明ユニッ
ト脚の一例の正面図、図2は図1の一部を切截した平面
図、図3は本発明ユニット脚の使用状態の一例を示す平
面図、図4はベ−スプレ−トへのボルト杆体の立設構造
の他の例を示す断面図、図5は図4のペ−スプレ−トの
要部の斜視図、図6はボルト杆体の立設構造の別例の要
部の断面図である。
【0019】図1,2において、1は薄い金属板或は合
成樹脂板を平面略正方形にしたベ−スプレ−トで、四隅
に後に述べるボルト杆体2を4本立設するための4個の
穴1aと、このプレ−ト1の重量軽減と床の不陸に対応し
た易変形性を確保するためのスリット状をなす窓孔1bが
設けられている。各窓孔1bは、ベ−スプレ−ト1の中心
を通る十字線上と、その十字線の間において前記中心の
回りに設けられた配設パタ−ンを一例として形成されて
いる。なお、1eはこのプレ−トの中心に設けた中心穴、
1fはこの穴1eの回りに膨出形成した中心座である。ま
た、前記各穴1aの回りにも後述するボルト杆体2を立設
保持するための受座1cが、穴1aを中心としてプレ−ト1
の上面側に膨出形成されている。
【0020】ベ−スプレ−ト1の平面形状は立設される
ボルト杆体2が2本又は3本の場合には、上記の正方形
のままでもよいが、長方形、或は、三角形若しくはL形
等の適宜形状とすることもある。また、立設するボルト
杆体2の本数に係わりなく、その平面形状を円形(長円
形,楕円形を含む)や六角形や八角形等の任意の多角形
としてもよい。更に、立設するボルト杆体2の本数に係
わりなく、ベ−スプレ−ト1の平面形状,大きさは同一
のものを使用することは任意である。なお、ボルト杆体
2が5本以上、例えば8本設けられるベ−スプレ−ト1
もある。これは、パネルPが例えば平面直角三角形状、
或は、それ以外の外形のものがあり、そのような四角形
以外のパネルPに対応するためである。
【0021】2は、上記プレ−ト1に設けられた4個の
穴1aに、該プレ−ト1の裏面へ貫通させて立設した4本
のボルト杆体で、ここでは一例として図1に示す構造に
より立設されている。即ち、ボルト杆体2の下端部近く
には、前記プレ−ト1の受座1cを上,下から挟持できる
ように、ここではフランジ2aとキ−2bとが受座1cの厚み
に対応して上,下で対設されているので、その杆体2
は、キ−2bを受座1cの穴1aの周囲に形成したキ−溝1dの
部分を、前記キ−2bを挿通させることにより、ボルト杆
体2の下端裏面をプレ−ト1の裏面側に突出させ、この
状態で当該杆体2を回転させてキ−2bをキ−溝1dから離
隔させることにより、受座1cにおいてキ−2bとフランジ
2aが受座1cを挟持した形で立設されるのである。なお、
2cはボルト杆体に形成した雄ネジである。なお、キ−2b
とキ−溝1dは、図示しないが、ボルト杆体2の下端部外
周上に均等ピッチで設けられ、これに対応してキ−溝1d
も穴1aの周上に等ピッチで設けること、また、穴1aのキ
−2bと当接する辺には傾斜を付け、キ−2bの密着当接を
図ることが望ましい。上記構成によってボルト杆体2は
ベ−スプレ−ト1に対し着脱自在であるから、施工現場
での立設が可能である。
【0022】本発明におけるボルト杆体2の立設構造
は、上記説明の例に限られるものではない。例えば、フ
ランジ2aは予め形成しておいて前記キ−2bに代え、図4
に示すように、打込み或はカシメによってボルト杆体2
の下端にフランジ状をなす張出部21bを形成し、フラン
ジ2aと張出部21bにより、ベ−スプレ−ト1の受座1cを
上,下から挟持するようにしてもよい。この場合、受座
1cの穴1aをボルト杆体2の下端部の外径より小さ目に形
成し、かつ、その穴1aの周囲に放射状に切り目(図に表
われず)を入れておくことにより、ボルト杆体2の打込
みによって、穴1aの周囲がその切込み部分から、図5に
示すように、下側に折曲った支持舌片11aに形成され、
この舌片11aがボルト杆体2のベ−スプレ−ト1への立
設状態を支持確保する。ここで、カシメによるときは、
フランジ2aと張出部21bは、そのカシメによって形成し
てもよい。上記の打込みやカシメは、打込み工具やカシ
メ機、その他所要の治具を用いて施工現場において行う
ことができる。
【0023】また、フランジ2a、又は、張出部21bのい
ずれか一方をボルト杆体2に予め形成しておき、他方の
張出部21b又はフランジ2aをナット部材(図示せず)に
代え、このナット部材をボルト杆体2の雄ネジ2cに螺合
することにより、受座1cを挟持させ、上記ボルト杆体2
をベ−スプレ−トの穴1aに貫通立設するようにしてもよ
い。この場合において、張出部21bを袋ナット(図示せ
ず)に代えると、このナットを介してボルト杆体2の下
端面2dが間接的に床Fに接地されることとなる。また、
上記ナット部材を使用したボルト杆体2の立設は、現場
施工が可能であることを意味すると共に、ボルト杆体2
を着脱自在にベ−スプレ−ト1に立設できる一例でもあ
る。
【0024】ボルト杆体2のベ−スプレ−ト1に対する
立設構造は、図6に例示する構造としてもよい。即ち、
図6に於ては、ボルト杆体2におけるフランジ2aの下方
部分を、その下方部分の中間に上下方向に狭幅で小径に
くびれた頚部22bに形成すると共に、その頚部22bより上
部側の外周にロ−レット24bを、また、当該頚部22bより
下方を張出部21bと似た張出下端部23bを予め形成する一
方、ベ−スプレ−ト1の穴1aは、図4の実施例と同様に
前記杆体2より小径に形成して、その穴1aの外周上に切
り目をいれておくことにより、図6のボルト杆体2をそ
の下端側から前記穴1aに打込むと、穴1aの周囲が下向き
の支持舌片12aに形成され、その先端が前記頚れ部22bを
周囲から抱持することにより、ボルト杆体2の立設をロ
−レット加工24bによる回り止め機能を具備して確保で
きることとなる。なお、上記図4〜図6の例において、
支持舌片11a,12aは予め立設形成しておいてもよい。こ
の場合、各舌片11a,12aの先端側は穴1aの中心側にオフ
セットしておき、そのスプリングバック力によってボル
ト杆体2を外側から抱持することとなる。
【0025】3は上記のボルト杆体2の雄ネジ2cに螺合
させた筒状ナット部材で、内面全長に雌ネジ3aが形成さ
れていると共に、その外面が敷設するフロアパネルPの
四隅に形成された穴Paに遊嵌されるとき、当該パネルP
の下面を下から支えるフランジ部3bが中間部の外面に形
成され、かつ、内面上端の雌ネジ3aに重ねて六角レンチ
等の角レンチ、乃至は、ドライバのビットによる回転工
具を嵌合抱持できる角穴3cが形成されている。この筒状
ナット部材3は、上部内面に角穴3cがあってもボルト杆
体2に螺装され、当該ナット部材3の全長においてボル
ト杆体2に対する螺装高さを調節することができるの
で、調節範囲が広く、従って、そのフランジ部3bの床F
からの高さを当該ボルト杆体2の雄ネジ2cの上で自由に
設定,変更可能である。
【0026】上記のように、ベ−スプレ−ト1に、ここ
では4本立設されたボルト杆体2に、夫々に筒状ナット
部材3が螺装されたことにより、このユニット脚は、そ
れ一個によって4枚のパネルPの突合せ隅部に位置した
4個の穴Paを、前記4つのナット部材3により支持する
ことが可能となるが、本発明ユニット脚では、前記4個
の筒状ナット部材3を、板状又はシ−ト状若しくはプレ
−ト状をなす連結部材4によって互に連結拘束すること
により、各ナット部材3が微振動等を受けることによる
不要な回転を阻止すると共に、各ナット部材3,ボルト
杆体2の直立度を確保し、当該杆体2のパネルPの穴Pa
への嵌入を円滑にガイドできるようにしたので、次に、
この点について述べる。
【0027】而して、連結部材4は、ベ−スプレ−ト1
の平面形状と同形状、乃至は、少なくとも各ナット部材
3をカバ−できる大略X状の平面形状に、ここではポリ
プロピレンにより板状に形成されていると共に、各ナッ
ト部材3に対応する部分に、短かい筒状をなす立上り部
4aを有し、かつ、各ナット部材3の外面に密に遊嵌する
貫挿孔4bを具備して形成されている。図1,図2の例で
は、連結部材の中央と、外周辺4箇所であってベ−スプ
レ−ト1の十字状の窓孔1bに対応した箇所に、穴4cと、
円弧状切欠4dが形成されている。この穴4cと切欠4dは、
ベ−スプレ−トの中心穴1e又は十字状の窓孔1bにアンカ
ボルト等を打込む際の便宜を考慮したものである。
【0028】上記連結部材4は、ボルト杆体2がベ−ス
プレ−ト1に2本又は3本若しくは5本以上設けられる
場合、ボルト杆体2の立設本数に対応して各ボルト杆体
2を互に連結拘束できる平面形状であれば足りる。ま
た、連結部材4の材質は、金属,上記ポリプロピレン以
外の合成樹脂,ゴム,これらの複合材のいずれであって
もよい。
【0029】上記により本発明ユニット脚ULの一例を
構成するが、この脚ULは、図3に例示するように、パ
ネルPを敷設すべき部屋の床上に、2枚以上のパネルP
同士が突合せ接合される部位に配置され、ここでは、正
方形の頂点に配置された4個のユニット脚ULにおいて
正方形の対角線上に位置した4本のボルト杆体2の各筒
状ナット部材3に、一枚のパネルPの四隅の穴Paを嵌入
させ、以下、同様の手順によって順にパネルPを敷設し
て行くといった具合に使用する。
【0030】図3において、部屋の壁Wの際に対して使
用するユニット脚ULは、ボルト杆体2が2本しか設け
られないタイプのものとなる。この壁際は突合せ状態と
なるパネルPが2枚になるからである。また、90度のコ
−ナ部では3本のボルト杆体2が立設されたユニット脚
ULが使用される。
【0031】
【発明の効果】本発明ユニット脚は、以上の通りであっ
て、フリ−アクセスフロア用のパネル複数枚がの突合せ
接合状態で配置される部分に対するパネル脚を集合化,
ユニット化したので、多数枚のパネルを敷設するフリ−
アクセスフロアの形成作業の省力化,短時間化に寄与す
るところきわめて大である。
【0032】本発明ユニット脚においては、板状の連結
部材により、各ボルト杆体に螺装された各筒状ナット部
材を相互に連結した態様において、夫々の筒状ナット部
材をその貫挿孔に密に遊嵌保持することとなるので、各
ボルト杆体の直立度が確保されると共に、各筒状ナット
部材に作業時の工具が衝突したり、各ナット部材が微振
動等を受けて回転するのを阻止するので、不陸等に対し
て予め高さ位置を調節したあとの前記ナット部材が回転
して進退することがない。なお、前記ナット部材はその
上端の角孔に角レンチ等を挿込んで回転させれば容易に
回転可能である。
【0033】また、上記連結部材は、各ナット部材のフ
ランジの上面に位置付けられているので、このフランジ
部に支持されるパネルに対する緩衝作用がある。しか
も、貫挿孔に下太テ−パをなして立上げた筒状部が、パ
ネルの穴を筒状ナット部材に嵌挿するとき、嵌挿ガイド
として作用すると共に嵌挿終端において筒状部下端がパ
ネルの穴に強固に密着することとなるので、パネルの敷
設の円滑化と敷設後の安定状態を保持し、パネルの浮上
りを確実に防止する。
【0034】更に、各ボルト杆体は、ベ−スプレ−トに
その下端面において床に接地する構造で立設されている
から、パネルに加わる縦荷重を直接ボルト杆体で支持
し、また、ユニット脚の設置面に不陸があるときはベ−
スプレ−トにそれを変形させる力を作用させ、しかも、
ベ−スプレ−トにはそれが変形し易いパタ−ンでスリッ
ト状の窓孔が設けられているので、従来品のように、荷
重がかかって初めてベ−スプレ−トが不陸によって変形
し、高さ調節を再度行わなければならないといった煩し
さはなくなる。
【0035】上記、ベ−スプレ−トの中心穴や窓孔は、
本発明ユニット脚を床に固定するためのアンカ材の打込
み孔としても利用できると共に、部品重量の軽減にも寄
与するほか、ベ−スプレ−トの中心を通る十字線上のス
リット状窓孔が、このユニット脚を墨出し線に位置決め
するときの目印としても利用できるので便利である。
【0036】なお、ボルト杆体をベ−スプレ−トに施工
現場において打込み等によって立設できる構造であると
きは、集合化されたユニット脚の部品の構成部材を分解
した状態で保管,運搬できることになるので、この点で
スペ−ス効率が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を断面にした本発明ユニット脚の一例の正
面図。
【図2】図1の一部を切截した平面図。
【図3】本発明ユニット脚の使用状態の一例を示す平面
図。
【図4】ベ−スプレ−トへのボルト杆体の立設構造の他
の例を示す断面図。
【図5】図4のペ−スプレ−トの要部の斜視図。
【図6】ボルト杆体の立設構造の別例の要部の断面図。
【符号の説明】
1 ベ−スプレ−ト 2 ボルト杆体 3 筒状ナット部材 4 連結部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜平面形状のベ−スプレ−トに複数本
    のボルト杆体を立設し、各ボルト杆体に、中間部外面に
    パネルを支持するためのフランジ部を形成した筒状ナッ
    ト部材を螺装すると共に、前記各ナット部材に密に遊嵌
    される貫挿孔を有する板状の連結部材によって当該各ナ
    ット部材を互に連結することにより、各ナット部材の自
    由回転を拘束したことを特徴とするフリ−アクセスフロ
    アパネル用の脚ユニット。
  2. 【請求項2】 適宜平面形状のベ−スプレ−トに、その
    裏面に下端側を貫通させその下端面を直接又は間接に床
    に接地させるようにした複数本のボルト杆体を立設し、
    各ボルト杆体に、中間部外面にパネルを支持するための
    フランジ部を形成した筒状ナット部材を螺装したことを
    特徴とするフリ−アクセスフロアパネル用の脚ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 ベ−スプレ−トに立設するボルト杆体
    は、ベ−スプレ−トの裏面に前記ボルト杆体の下端側を
    貫通させ、その下端面が直接又は間接に床に接地するよ
    うにした請求項1の脚ユニット。
  4. 【請求項4】 ベ−スプレ−トの裏面に位置したボルト
    杆の下端部には、ナットによる床当接部材が設けられた
    請求項2又は3の脚ユニット。
  5. 【請求項5】 ボルト杆体は、ベ−スプレ−トに設けた
    その立設用の穴にカシメ又は打込みにより立設すると共
    に、前記カシメ又は折込みによって形成されるフランジ
    状の張出部により、前記ベ−スプレ−トをその上,下面
    から挟持するようにした請求項1又は2の脚ユニット。
  6. 【請求項6】 連結部材は、その貫挿孔の同心上に下太
    テ−パ状をなす筒状部を具備した請求項1又は3〜5の
    いずれかの脚ユニット。
  7. 【請求項7】 各筒状ナット部材は、内面全長にボルト
    杆体に螺合する雌ネジを形成すると共に、上端部の雌ネ
    ジ面に回転工具の係合部を形成した請求項1〜6のいず
    れかの脚ユニット。
  8. 【請求項8】 ベ−スプレ−トには、スリット状の複数
    の窓孔が設けられた請求項1〜7のいずれかの脚ユニッ
    ト。
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