JPH09310393A - ロータンクのハンドル装置 - Google Patents

ロータンクのハンドル装置

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JPH09310393A
JPH09310393A JP12999696A JP12999696A JPH09310393A JP H09310393 A JPH09310393 A JP H09310393A JP 12999696 A JP12999696 A JP 12999696A JP 12999696 A JP12999696 A JP 12999696A JP H09310393 A JPH09310393 A JP H09310393A
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Motohiro Nishiuchi
基博 西内
Hiroshi Kumada
洋 熊田
Makoto Ikemizu
誠 池水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドルを操作することにより電動機構が作
動するよう構成されたロータンクのハンドル装置を提供
する。モータによってシャフトを回転させるときにハン
ドルが回転しないロータンクのハンドル装置を提供す
る。 【解決手段】 ロータンク10の側面のケーシング18
内にモータ20、ウォームホィール24、インターギヤ
30、欠歯ギヤ34,36等からなるシャフト44の駆
動機構を設ける。シャフト44の先端にチェーン等を介
して弁が連結される。ハンドル50をシャフト44と直
結せず、ハンドル50によってON、OFFされるモー
タ駆動用リミットスイッチ92,94を設ける。該スイ
ッチ92、94がONとなると、シャフト44が回転
し、ロータンクから水が便器へ流出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器に洗浄水を供
給するためのロータンクのハンドル装置に係り、特にス
イッチ操作によりロータンクからの水流出を開始できる
よう構成したロータンクのハンドル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のロータンクのハンドル装置の従
来例としては、特公平1−18218号公報記載のもの
がある。この従来のロータンクのハンドル装置において
は、手動ハンドルにて回動される弁(ロータンク底部の
放水制御弁)引上用の筒状の第1の軸に対し細棒状の第
2の軸を摺動自在に内嵌させ、この第2の軸をロータン
ク外のモータで回転させると共に、この第2の軸の回転
によっても弁を引き上げ得るようにしたものである。
【0003】この特公平1−18218号公報のハンド
ル装置では、ロータンクの外面にモータの入ったケース
が設けられ、ロータンク側壁を貫通したシャフトはこの
ケース内に差し込まれている。シャフトを手動回転させ
るための操作片がこのケースの下側に配置されている。
【0004】このような操作片を有した特公平1−18
218号公報のロータンクのハンドル装置は、従来から
広く用いられている手動式ハンドルと外観形状が著しく
相違するため、初めての使用者は使用勝手が分らず、著
しく不便であった。
【0005】そこで、本出願人は、実開平6−7647
3号公報において、ハンドル及びモータが共通のシャフ
トを駆動するよう構成されており、電気スイッチ操作し
てモータによってシャフトを回転させることができると
共に、手でハンドルを回してシャフトを回転させること
もできるロータンクのハンドル装置を提案した。
【0006】第8図はこの実開平6−76473号公報
に係るロータンクのハンドル装置を示す分解斜視図であ
る。
【0007】ロータンク10の側壁の外側にハンドル装
置のケーシング113が設置され、モータ114、歯車
機構116が内蔵されている。ケーシング113の外部
にハンドル118 が設けられている。L形のシャフト
120の後部がケーシング113内に引き込まれ、モー
タ114及びハンドル118のいずれによっても回転さ
せうるよう歯車機構116及びハンドル118が該シャ
フト120に連結されている。シャフト120の先端に
はチェーン、ワイヤ等の線状体が接続される。
【0008】モータ114や、各種リミットスイッチか
らのリード線122がケーシング113から引き出され
ている。
【0009】この実開平6−76473号公報のハンド
ル装置は、押しボタンスイッチ(図示略)操作によって
自動的にロータンク10内の水を放出することもでき、
また従来の手動式ロータンクと同様にハンドル118を
操作することによって水を放出させることも可能であ
る。このハンドル118は古くから使用されてきたロー
タンク用ハンドルと全く同じ手動操作によって水を放出
させるものであり、しかもハンドル118の外観形状も
旧来のロータンクハンドルと同じものであるため、初め
ての装置使用者であっても、まごつくことなく手動操作
によってロータンク10内の水を放出させることができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記実開平6−764
73号公報のハンドル装置にあっては、電気スイッチ操
作による電動式便器洗浄と、ハンドル操作による手動式
便器洗浄とのいずれをも行いうる点において便利である
が、初めての使用者は電気スイッチの存在に気がつか
ず、せっかくの電動機構が活用されないことがある。
【0011】また、電気スイッチをONとすると、モー
タ114の回転に伴ってハンドル118も回転してしま
い、不慣れな使用者を驚かせることもあった。
【0012】本発明は、ハンドルを操作することにより
電動機構が作動するよう構成されたロータンクのハンド
ル装置を提供することを目的とする。
【0013】また、本発明は、モータによってシャフト
を回転させるときにハンドルが回転しないロータンクの
ハンドル装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のロータンクのハ
ンドル装置は、ロータンク側壁の外部に配置されたケー
シングと、先端側がロータンク内部に位置し、この先端
側に弁引上用の線状体が連結され、後端側が該ケーシン
グの内部に配置されたシャフトと、該ケーシング内に配
置された、該シャフトを回転させるためのシャフト電動
装置と、を備えたロータンクのハンドル装置において、
該ケーシングの外部にロータンクハンドル形状のハンド
ルを設けると共に、前記シャフト電動装置を作動させる
ためのスイッチを該ハンドルによって操作されるように
設置したことを特徴とするものである。
【0015】かかる本発明のロータンクのハンドル装置
にあっては、ハンドルを回すとシャフト電動装置が作動
される。このハンドルは、シャフトには直結されてはお
らず、該電動装置によってシャフトが回転するときに該
ハンドルが回転しない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施の形態
について説明する。
【0017】第1図は実施の形態に係るロータンクのハ
ンドル装置の分解斜視図、第2図はハウジングカバーを
取り外した状態の側面図、第3,4図はハンドル式スイ
ッチの構成を示す斜視図、第5図は歯車機構の作動説明
図、第6,7図は内部機構を示す説明図である。
【0018】ロータンク10の側壁面に開口12(第2
図)が設けられ、この開口12にねじ付カラム14が挿
通され、ナット16が該ねじ付カラム14にねじ込まれ
ることによりハンドル装置がロータンク10に固定され
ている。このねじ付カラム14は、ケーシング18のプ
レート18aの裏面から突設されたものであり、その外
周面に雄ねじが刻設されている。
【0019】ケーシングカバー18b内にモータ20が
取り付けられ、モータ20の駆動軸に固着されたウォー
ム22がウォームホィール24と噛合している。ウォー
ムホィール24と一体のピニオン26が枢軸28を介し
てプレート18aに枢支されている。このピニオン26
は、全周が歯となっているインターギヤ30の該歯と噛
合している。該インターギヤ30及びそれと一体の駆動
側欠歯ギヤ32並びに円板カム33が、枢軸34によっ
てハウジングプレート18aに枢支されている。32a
は、欠歯ギヤ32において歯を設けていない欠歯部を示
す。なお、枢軸28,34はプレート18aから突設さ
れている。
【0020】駆動側欠歯ギヤ32の歯と噛合可能な歯を
外周の一部に有している従動側欠歯ギヤ36と、円板カ
ム38とが一体となっている。このギヤ36にシャフト
44の後端が同軸的に取り付けられている。ギヤ36の
周縁近傍に小ピン42が突設されている。この小ピン4
2には後述のリンク46の上端が係止されている。
【0021】シャフト44は、その先端側が前記ねじ付
カラム14を通ってプレート18aの前面側に突出して
いる。このシャフト44の先端側がL字形となってお
り、チェーン等を介してロータンクの弁に連結される。
【0022】ケーシングカバー18bにスピンドル挿通
孔48(第3図)が設けられ、このスピンドル挿通孔4
8の前面側にはハンドル50が配置されている。このハ
ンドル50のボス部52の軸心部に設けられた角形の凹
穴54がスピンドル56の先端に外嵌している。第3図
の通り、スピンドル56の先端部56aも角形となって
おり、この角形先端部56aが角形の凹穴54に挿着さ
れることによりハンドル50の回転力がスピンドル56
に伝達される。
【0023】スピンドル56の後端部56bは、両側面
がそぎ落された非円形となっている。この後端部56b
に、リングプレート58の非円形の中心孔58aと、レ
バー60の基端部の非円形の開口60aとが外嵌し、該
リングプレート58及びレバー60が常にスピンドル5
6と一体に回転するよう構成されている。このレバー6
0からはレバーアーム62が突設されている。このレバ
ーアーム62は、後述のリンクアーム64を押し下げる
ためのものである。
【0024】第3図の通り、このリングプレート58の
外周面には、円弧方向に延在する切欠部66が設けられ
ており、この切欠部66の周方向の両端側の段部68、
70が、ケーシングのカバー18bに保持された摺動子
72、74の凸部76、78と係合している。
【0025】カバー18bの内面からは同軸的に2個の
環状部79、80が突設され、それらの間の円形の溝8
2内に前記摺動子72、74が挿入されている。環状部
80は円環形となっているが、環状部79はC字形とな
っている。摺動子72、74は、それぞれ円弧状のもの
であり、該溝82内を摺動移動可能とされている。摺動
子72、74同志は引張コイルばね84で連結されてい
る。
【0026】摺動子72、74の外周からは段部86、
88が突設されており、この段部86、88がC字形環
状部79の端部79a、79bに当接している。
【0027】リングプレート58の切欠部66の段部6
8、70が摺動子72、74の凸部76、78に係合し
ているので、ハンドル50を回すことによりスピンドル
56及びリングプレート40が第3図において時計回り
方向に回転すると、摺動子72は引張コイルばね84を
引き伸ばしながら時計方向に溝82内を移動する。ハン
ドル50に加えられている力が解放されると、ばね84
の引張力によって摺動子72は、段部86が端部79a
に当接した元の状態に復帰し、ハンドル50も元の姿勢
に戻る。ハンドル50が第3図において反時計方向に回
転すると、段部70が凸部78を押して摺動子74を反
時計回り方向に引張り、摺動子74がばね84を引き伸
ばしながら反時計回り方向に溝82内を移動する。そし
て、ハンドル50に加えられている力が解放されると、
ばね84の引張力によって摺動子74が元の位置(段部
88が端部79bに当接した位置)に戻り、ハンドル5
0も元の姿勢に戻る。
【0028】第4図にも示す通り、リングプレート58
にはカム90が一体に設けられており、カム突部90a
によって接点閉とされるリミットスイッチ92、94が
該カム90の上下両側に配置されている。第4図の状態
からカム90が時計方向に回ると、カム突部90aがリ
ミットスイッチ92を接点閉とし、カム90が反時計方
向に回るとカム突部90aはリミットスイッチ94を接
点閉とする。これらのリミットスイッチ92、94のO
Nにより前記モータ20が作動される。
【0029】第5図に示されるように、前記インターギ
ヤ30と一体の円板カム33の外周面の一部に凹部96
が設けられている。このカム33によってON、OFF
されるリミットスイッチ98が前記ケーシングプレート
18aに取り付けられている。第5図(a)の如く、凹
部96がリミットスイッチ98に対面しているときに
は、リミットスイッチ98はOFFとなっている。カム
33が第5図(b)のように回転すると、リミットスイ
ッチ98がONとなる。
【0030】前記従動側欠歯ギヤ36と一体の円板カム
38の外周面にリミットスイッチ100が設けられてお
り、該カム38の突部38aによってON、OFFされ
る。
【0031】前記リンクアーム64の基端の円形開口1
04がプレート18aから突設されたボス部106の先
端に回転自在に嵌合している。なお、ボス部106の先
端面の凹穴106aに前記スピンドル64の後端の細軸
部56c(第3図)が回転自在に挿入されている。この
リンクアーム56の先端とリンク46の下端とが連結ピ
ン108によって連結されている。リンク46の上端の
小孔110が、前記従動側欠歯ギヤ36の小ピン42に
係合している。
【0032】前記レバー60のレバーアーム62の張出
部62aがリンクアーム64の上側に張り出しており、
レバー60が第1図で反時計方向に回転するとリンクア
ーム64が押し下げられ、リンク46が引き下げられ、
従動側欠歯ギヤ36が第1図のθ方向に回転する。な
お、リンク46とケーシングカバー18bとの間に引張
コイルばね112が架設され、リンク46が上方に引き
上げられるよう構成されている。
【0033】リミットスイッチ92、94、98、10
0及びモータ20に接続されたリード線(図示略)がケ
ーシング18外に引き出され、コントローラ(図示略)
に接続されている。コントローラは、電源回路及び制御
回路を内蔵しており、リミットスイッチ92、94、9
8、100からの信号に基づいてモータ20の作動を制
御する。
【0034】このように構成されたロータンクのハンド
ル装置の作動について次に説明する。
【0035】ロータンク10内に水が貯められている状
態にあっては、シャフト44のL形の先端部は下方を向
いており、チェーン等は弛んだ状態となっている。この
場合、ロータンク底部の弁はロータンク10の洗浄水流
出口を塞いでいる。
【0036】この貯水状態にあっては、欠歯ギヤ32、
36は第5図(a)に示す状態にある。即ち、駆動側欠
歯ギヤ32の欠歯部32aが従動側欠歯ギヤ36に対面
している。従動側欠歯ギヤ36にあっては、歯列の一端
側がこの欠歯部32aに対面している。なお、前記リミ
ットスイッチ92、94は、第4図に示す状態にあり、
いずれもスイッチオフの状態となっている。
【0037】この状態でハンドル50を第1図の時計方
向(この実施の形態では「大」洗浄方向)に回すと、リ
ミットスイッチ92がONとなり、モータ20が回転す
る。そうすると、ウォームホィール24、ピニオン2
6、インターギヤ30、駆動側欠歯ギヤ32の順に回転
動力が伝達され、欠歯ギヤ32の歯が従動側欠歯ギヤ3
6の歯と噛み合う。
【0038】ところで、インターギヤ30及びそれと一
体の円板カム33が少しでも回転すると、第5図(b)
に示すように凹部96がリミットスイッチ98から離れ
てゆき、リミットスイッチ98がONとなる。このリミ
ットスイッチ98のONにより、モータ20の回転が継
続する。従って、ハンドル50を手で回してからすぐに
ハンドル50から手を離しても(即ち、これによってリ
ミットスイッチ92がOFFになっても)、リミットス
イッチ98がONとなることにより、電源からモータ2
0に給電され、モータ20の回転が継続される。
【0039】なお、ハンドル50の時計回り方向の回転
に伴って、摺動子72(第3図)もリングプレート58
を介してそれと同方向に溝82内を移動する。この摺動
子72の移動に伴って、ばね84は引き伸される。引き
伸されたばね84は、ハンドル50から手を離したとき
のハンドル50の復帰回動の動力源となる。
【0040】モータ20の回転継続に伴って、欠歯ギヤ
32、36は第5図(b)の如く歯同志が噛合し、欠歯
ギヤ36が回転する。欠歯ギヤ36の回転に伴ってシャ
フト44が回転し、チェーンが引き上げられ、フロート
弁が上昇し、ロータンク10から水が便器に向って放出
される。
【0041】第5図(b)から第5図(c)にかけて、
モータ20の回転が継続し、欠歯ギヤ36がさらに時計
回り方向に回転され、第5図(c)の状態に至る。この
第5図(c)の状態では、欠歯ギヤ36の歯列の最後尾
側が駆動側欠歯ギヤ32の歯に係合しており、従動側欠
歯ギヤ36はもはやそれ以上の回転を行ない得ない状態
となっている。このとき、リミットスイッチ100がカ
ム突部38aに当接してONとなる。このリミットスイ
ッチ100がONとなることにより、コントローラの5
秒タイマがONとなり、モータ20が5秒間だけ停止す
る。これによりシャフト44は約90°回転された状態
(チェーン引上げ状態)に5秒間保持され、その間、ロ
ータンク底部の弁が開弁し、ロータンク内の水が放出さ
れる。
【0042】なお、従動側欠歯ギヤ36の第5図(a)
〜(c)に示す時計回り方向の回転に伴って、リンク4
6が小ピン42を介して下方に押し下げられる。リンク
46が下方移動すると、コイルばね112が引き伸され
る。引き伸されたコイルばね112の引張力は、後の第
5図(e)に示す従動側欠歯ギヤ36の復帰回動の動力
源となる。
【0043】5秒タイマがタイムアップすると、モータ
20が再び回転を開始し、遂には第5図(d)を経て第
5図(e)に示す状態に至る。第5図(d)〜(e)に
かけて欠歯ギヤ32の歯列の最後尾が欠歯ギヤ36の歯
列の最後尾から離れると、欠歯部112が欠歯ギヤ36
に対面することになり、第5図(e)に示す如く、従動
側欠歯ギヤ36が反時計回り方向に回転を許容される状
態となる。前記の通り、リンク46を介してコイルばね
112によって従動側欠歯ギヤ36が付勢されているた
め、欠歯ギヤ32、36の歯列の噛合が解除されるやい
なや、従動側欠歯ギヤ36が第9図の反時計回り方向に
回転する。これにより、シャフト44は第2図に示す状
態(アーム部が垂下する状態)に復帰すると共に、欠歯
ギヤ36は第5図(a)に示した状態に復帰する。
【0044】なお、第5図(e)の状態では、リミット
スイッチ98は凹部96と対面し、その接点が開いてい
る。そのため、第5図(e)及びそれから同(a)に戻
った状態においては、モータ20は停止されている。
【0045】上記の作動はハンドル50を「大」洗浄側
(第1図の時計回り方向)に回した場合であるが、ハン
ドル50をそれと反対の「小」洗浄側に回した場合に
は、ハンドル50によってリミットスイッチ94がON
となり、これによってモータ20が回転する。この場合
のギヤ及びシャフト44の回転作動は「大」洗浄時と同
じである。ただし、この場合は、第5図(c)において
リミットスイッチ100がONになると、5秒タイマで
はなく1秒タイマが起動し、モータ20が1秒だけ停止
する。この1秒の間ロータンク10から水が放出される
ことになり、少量の洗浄水が便器に向けて供給されるこ
とになり、便器の「小」洗浄が行なわれる。1秒タイマ
がタイムアップすると、モータ20が再び回転し、第5
図(e)を経て第5図(a)の状態に復帰する。
【0046】上記作動はハンドル50によってリミット
スイッチ92又は94をONとすることによりロータン
ク10内の水分を放出させる場合のものであるが、ハン
ドル50を手動操作することによってもロータンク10
内の水を大部分放出させることができる。即ち、ハンド
ル50を「大」洗浄方向に約30°回すと、レバーアー
ム62の張出部62aがリンクアーム56と当接する。
そして、ハンドル50をそれよりもさらに大きく回すこ
とにより、リンクアーム56を介してリンク46が引き
下げられ、小ピン42を介して従動側欠歯ギヤ36が回
転し、シャフト44が回転する。これにより、線状体が
引き上げられ、通常の手動操作通り、ロータンク10内
の水が便器に向って放出される。この際、欠歯ギヤ3
2、36同志は全く噛合しておらず、従動側欠歯ギヤ3
6は駆動側欠歯ギヤ32から自由に回転する。
【0047】このように、このハンドル装置は、ハンド
ル50を右又は左方向へ回すことによって自動的にロー
タンク10内の水を放出することもでき、また従来の手
動式ロータンクと同様にハンドル50を大きく回転操作
することによって水を手動によって放出させることも可
能である。
【0048】このハンドル50は古くから使用されてき
たロータンク用ハンドルと全く同じものであり、しかも
ハンドル50の外観形状も旧来のロータンクハンドルと
同じものであるため、初めての装置使用者であっても、
まごつくことなく電動及び手動のいずれによってもロー
タンク10内の水を放出させて便器洗浄することができ
る。
【0049】
【発明の効果】以上の通り、本発明のロータンクの電動
式のハンドル装置は、従来から使用されてきた手動式の
ロータンクのハンドルと全く同じ操作によってスイッチ
をONさせて水を流出させることができる。従って、初
めての装置使用者であってもまごつくことなく便器洗浄
を行なうことが可能である。また、スイッチ操作によっ
て自動的に水を放出させるときにハンドルが回転せず、
使用者を驚かせたり、使用者に故障発生を誤認させるお
それも解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る装置の分解斜視図である。
【図2】実施の形態に係る装置の内部の要部側面図であ
る。
【図3】実施の形態に係る装置のハンドル部分の分解斜
視図である。
【図4】実施の形態に係る装置のハンドルスイッチ機構
を示す斜視図である。
【図5】実施の形態に係る装置の作動説明図である。
【図6】実施の形態に係る装置の内部を示す断面図であ
る。
【図7】実施の形態に係る装置のケーシングカバー内の
構成を示す立面図である。
【図8】従来装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
10 ロータンク 20 モータ 22 ウォーム 24 ウォームホィール 30 インターギヤ 32 駆動側欠歯ギヤ 33 カム 36 従動側欠歯ギヤ 46 リンク 50 ハンドル 56 スピンドル 60 レバー 62 レバーアーム 64 リンクアーム 72,74 摺動子 90 カム 92,94,98,100 リミットスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータンク側壁の外部に配置されたケー
    シングと、 先端側がロータンク内部に位置し、この先端側に弁引上
    用の線状体が連結され、後端側が該ケーシングの内部に
    配置されたシャフトと、 該ケーシング内に配置された、該シャフトを回転させる
    ためのシャフト電動装置と、を備えたロータンクのハン
    ドル装置において、 該ケーシングの外部にロータンクハンドル形状のハンド
    ルを設けると共に、 前記シャフト電動装置を作動させるためのスイッチを該
    ハンドルによって操作されるように設置したことを特徴
    とするロータンクのハンドル装置。
JP12999696A 1996-05-24 1996-05-24 ロータンクのハンドル装置 Expired - Lifetime JP3166612B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102995727A (zh) * 2012-12-13 2013-03-27 林江 一种抽水马桶节水器
CN104011304A (zh) * 2011-12-21 2014-08-27 豪威株式会社 马桶自动冲洗装置
CN104846985A (zh) * 2015-05-18 2015-08-19 厦门瑞尔特卫浴科技股份有限公司 一种线控排水阀的补偿结构及具有该结构的线控排水阀

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