JPH09309229A - 手動型印字装置 - Google Patents

手動型印字装置

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JPH09309229A
JPH09309229A JP15013996A JP15013996A JPH09309229A JP H09309229 A JPH09309229 A JP H09309229A JP 15013996 A JP15013996 A JP 15013996A JP 15013996 A JP15013996 A JP 15013996A JP H09309229 A JPH09309229 A JP H09309229A
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JP
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JP15013996A
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English (en)
Inventor
Koji Imai
浩司 今井
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/36Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for portability, i.e. hand-held printers or laptop printers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手動型印字装置において、装置が印刷用紙以
外の物の上で走査されたときには印字が行われないよう
に制御することにより、適正に印字を行うことができる
ようにする。 【解決手段】 記録媒体検出センサのフォトセンサから
のOUT電圧値が予め設定された値V1よりも高いか否
かを判断し(S4)、OUT電圧値がV1よりも高い場
合は(S4でYES)、印字を許可しない。OUT電圧
値がV1以下である場合は(S4でNO)、このOUT
電圧値をV2として記憶し(S5)、その後、印字中に
OUT電圧値がV1よりも高くなったとき(S8でYE
S)、OUT電圧値がV2よりも大幅に高くなったとき
(S9でYES)等は、装置が印刷用紙上から外れたと
判断して印字を中止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手動型印字装置に
関し、特に、印刷用紙等の記録媒体以外のものに対して
印字を行わないように制御するための技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、様々な記録媒体に対して所望
の場所に印字を行うための装置として、手動型印字装置
が提案されている。この印字装置による印字は、印刷用
紙等の記録媒体上で、ユーザが印字装置を任意の速度で
手動によって走査させると、この手動による走行に伴っ
て印刷用紙との接触で回転するローラ部から印字タイミ
ングが生成され、これに基づいて印刷用紙に対して記録
ヘッドからインクを噴射することによって行われる。ま
た、この印字装置では、装置に対向する位置に印字対象
物があるか否かを検出し、印字対象物が存在する場合に
のみ印字を行うように制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の手動型印字装置によれば、机上に載置され
た印刷用紙に印字する場合等には、ユーザが誤って印字
装置を印刷用紙外まで走査させてしまったときでも、机
の上に印字が行われるため、記録ヘッドからのインク噴
射により、机や印刷用紙の周囲の物を汚し、また、印刷
用紙以外のところに印字してしまうことから、印字が失
敗に終わってしまうことがある。本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたものであり、装置が印刷
用紙以外の物の上で走査された場合には印字が行われな
いように制御され、適正に印字を行うことができる手動
型印字装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明に係る手動型印字装置は、記録
媒体上を手動走査されることにより記録媒体上に印字を
行う記録手段を備えた手動型印字装置であって、記録手
段に対向する位置にある物体に対して光を発する発光部
と、この光の該物体での反射光を受光する受光部とから
なる記録媒体検出手段と、受光部が受光した光量に基づ
いて、物体が記録媒体であるか否かを判断し、前記物体
が記録媒体であるときに前記記録手段による印字を許可
する印字制御手段とを備えたものである。
【0005】上記構成においては、記録手段に対向する
位置にある物体に対して発光部により発せられた光の反
射光が受光部により受光され、この受光量に基づいて、
印字制御手段がその物体が記録媒体かどうかを判断し、
その物体が記録媒体であるときに印字を許可するので、
記録手段に対向する位置に物体が存在しても、それが記
録媒体でない限り印字が許可されることがない。よっ
て、装置が記録媒体外に移動した時には印字が行われな
いので、記録媒体が載置される机等を汚すことがなく、
インクを無駄にすることもない。また、記録媒体以外の
物に対しては印字されないことから、印字が失敗に終わ
ることが少なくなる。
【0006】また、請求項2に記載の発明に係る手動型
印字装置は、請求項1に記載の手動型印字装置であっ
て、印字制御手段は、装置が記録媒体上に置かれた時の
受光部の受光量を記憶しておき、この記憶された受光量
に比して受光部の受光する光量が大きく変化したときに
印字を中止するものである。
【0007】上記構成においては、装置が記録媒体上に
置かれた時の受光部の受光量を記憶しておき、この記憶
された受光量に比して受光部の受光する光量が大きく変
化したときに印字を中止するので、上記物体が記録媒体
であるか否かの判断を行うことができ、記録媒体以外の
物体への印字を中止することができる。
【0008】また、請求項3に記載の発明に係る手動型
印字装置は、請求項1に記載の手動型印字装置であっ
て、印字制御手段は、受光部の受光量と、予め設定され
た値とを比較することにより、上記物体が記録媒体であ
るか否かを判断し、物体が記録媒体であるときはその受
光量を記憶しておき、この受光量に比して受光部の受光
する光量が大きく変化したときに印字を中止するもので
ある。
【0009】上記構成においては、受光部の受光量と予
め設定された値とを比較することで、上記物体が記録媒
体であるか否かを判断し、上記物体が記録媒体であると
きはその受光量を記憶しておき、この受光量に比して受
光部の受光する光量が大きく変化したときに印字を中止
するので、上記物体が記録媒体であるか否かの判断を正
確に行うことができ、確実に記録媒体以外の物体への印
字を中止することができる。
【0010】また、請求項4に記載の発明に係る手動型
印字装置は、請求項3に記載の手動型印字装置であっ
て、予め設定された値は任意に可変とされているもので
ある。
【0011】上記構成においては、上記の予め設定され
た値を任意に変更することができるので、ユーザが通常
使用する机等の記録媒体を置く物の色に応じて、より正
確に記録媒体であるか否かの判断を行うことができ、確
実に記録媒体以外の物体への印字を中止することができ
る。
【0012】また、請求項5に記載の発明に係る手動型
印字装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
手動型印字装置であって、記録手段をインクジェット方
式の記録手段としたものである。
【0013】上記構成においては、記録手段がインクジ
ェット方式の記録手段であるため、印字リボン等を使用
したワイヤドットの方式の記録手段に対してその構成が
簡単であり、装置全体を小型化でき、より鮮明な印字を
行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態に係
る手動型印字装置について図面を参照して説明する。図
1(a)(b)は本発明に係る手動型印字装置の使用状
態を示す斜視図、及び印字状況を示す図である。図中、
手動型印字装置1のボディ1bは角型形状をなし、ユー
ザが手で支持しやすいよう構成されている。そのボディ
1bの下端には前ローラ2aと後ローラ2bが回転可能
に設けられている。ボディ1bには電源のオン・オフを
行い、かつ手動型印字装置1の印字モードを選択するた
めの操作スイッチなどが配された操作パネル3が設けら
れている。また、ボディ1bには、ホストコンピュータ
から印字データ等を入力するためのケーブル4が設けら
れている。
【0015】ユーザが手でボディ1bを支持して机等の
台20上に載置された印刷用紙(記録媒体)P上に前ロ
ーラ2aと後ローラ2bとを接触させながら図1の矢印
方向に手動走査することによって、ホストコンピュータ
より入力された印字データ等を印刷用紙P上に印字す
る。印字の際は、前ローラ2aと後ローラ2bがボディ
1bの姿勢を保ち、記録ヘッド(後述)と記録媒体Pと
の位置を一定の位置に保つように構成され、上記手動走
査で前ローラ2aと後ローラ2bが回転することによっ
て、記録ヘッドと記録媒体Pとの相対位置が検出され、
これに基づいて所定の印字が行われる。同図(b)に示
すように、装置1が印刷用紙P上にある時は印字動作を
行うが、印刷用紙Pから外れた時は後述するようにして
印字動作を停止する。
【0016】図2は手動型印字装置1と印刷用紙Pとの
接触面近傍の内部構成を示す断面図である。ボディ1b
の下端の前ローラ2a及び後ローラ2b間には、記録手
段としてインクジェット式の記録ヘッド5が設けられて
いる。前ローラ2a及び後ローラ2bは軸7a,7bを
中心として回転自在に設けられている。後ローラ2bの
軸7bには、プーリ9が前ローラ2bの回転に伴い回転
するように設けられ、このプーリ9にはベルト10が引
き回されており、後ローラ2bの回転に伴って回転する
プーリ9の回転力をエンコーダ11に伝達するよう構成
されている。
【0017】エンコーダ11には所定の間隔で円周上に
スリット12が設けられており、エンコーダ11の回転
によってオン・オフされるフォトインタラプタ13によ
って後ローラ2bの回転量(記録ヘッド5と印刷用紙P
との相対位置)が検出され、その検出結果が電気パルス
信号の間隔に変換され、その信号は後述する制御部に入
力される。また、フォトインタラプタ13は後ローラ2
bの回転速度、及び回転方向をも検出するように構成さ
れている。記録ヘッド5の上方には、記録ヘッド5にイ
ンクを供給するためのインクタンク14、及びインク流
路15が設けられている。
【0018】さらに、手動型印字装置1には、記録ヘッ
ド5による記録動作、フォトインタラプタ13による検
出動作、及び印字データを受信するためのインターフェ
イス部(後述)等を制御するためのCPUなどを含む制
御部16が配置されている。制御部16から記録ヘッド
5への印字制御信号はFPC(フレキシブル・プリンテ
ィッド・サーキット)16aを介して伝達される。ま
た、ボディ1bの下端には前ローラ2a及び後ローラ2
bが印刷用紙Pと接触しているか否かを検出する検出ス
イッチ17が設けられている。また、記録ヘッド5の印
字方向側の側方には、記録ヘッド5に対向する位置にあ
る物体が印刷用紙であるか否かを検出する記録媒体検出
センサ(記録媒体検出手段)18が設けられている。
【0019】図3は手動型印字装置1の底面図である。
記録ヘッド5の先端には複数のノズル5aが設けられ、
その幅は、印字領域の印字方向(走査方向)の直角方向
に最大幅(最大記録幅)で形成されている。上述のよう
に、前ローラ2aは記録ヘッド5の印字方向前方に、後
ローラ2bは記録ヘッド5の印字方向後方に配置され、
前ローラ2a,後ローラ2b及び検出スイッチ17は記
録ヘッド5による印字領域の外側に配置されている。
【0020】図4は手動型印字装置1の制御系のブロッ
ク図である。手動型印字装置1全体の制御を司るCPU
(印字制御手段)21には、インターフェイス部22を
介してホストコンピュータ23が接続されている。ま
た、各機能ブロックを制御するためのプログラムを記憶
したROM24、インターフェイス部22を介して入力
されたホストコンピュータ23からの印字データを記録
するためのRAM25、及び操作スイッチ等で構成され
る操作パネル3がCPU21に接続されている。また、
後ローラ2bの回転速度、回転方向を計測するエンコー
ダ11からのパルス信号と、検出スイッチ17、及び記
録媒体検出センサ18からの検出信号がCPU21に入
力される。CPU21はこれらの信号に基づいてヘッド
ドライバ27を介して記録ヘッド5を駆動する。
【0021】以上の構成からなる手動型印字装置1の印
字動作について説明する。手動型印字装置1は、ROM
24に記憶された予め決められたプログラムに沿って動
作される。印字データの入力は、操作パネル3のスイッ
チ操作で印字を行うモードが選択された場合にCPU2
1により行われる。印字データはホストコンピュータ2
3からインタフェース部22を介して入力され、入力さ
れた印字データは一旦RAM25に記憶される。CPU
21は、操作パネル3のスイッチ操作によって印字開始
信号を受け取ると、印字データがRAM25に記憶され
ていることを確認した後、手動型印字装置1を印字スタ
ンバイ状態にする。
【0022】このときCPU21によって、検出スイッ
チ17がONであり、エンコーダ11が回転したことが
判断された場合、後ローラ2bの回転量に合わせてCP
U21により印字データの出力が制御され、これに応じ
て記録ヘッド5を駆動することによって印刷用紙P上に
印字が行われる。従って、ボディ1bの印刷用紙P上の
走査速度が不均一でも、印刷用紙Pに対して常に所定の
印字を行うことができる。
【0023】上記記録媒体検出センサ18について図5
を参照して詳細に説明する。図5(a)は記録媒体検出
センサ18の概略側面図、(b)同電気回路図である。
図に示すように、記録媒体検出センサ18は、記録ヘッ
ド5に対向する位置にある物体(以下、物体という)に
対して光を投射する発光部として機能するLED18a
と、LED18aから投射された光の物体での反射光を
受光するフォトセンサ(受光部)18bとからなる。こ
れらLED18a及びフォトセンサ18bはCPU21
によって制御され、CPU21はフォトセンサ18bか
らの信号に基づいて、LED18aからの光の物体での
反射率を検出し、この反射率から印字対象物が印刷用紙
であるか否かを判断する。ここで、物体が印刷用紙でな
いと判断された場合には印字が許可されないように制御
される。
【0024】上記の記録媒体検出センサ18及びCPU
21による物体が印刷用紙であるか否かの判断について
図6を参照して説明する。図6はフォトセンサ18bか
らの電圧と、LED18aからの光の印字対象物での反
射率との関係を示す図である。フォトセンサ18bはフ
ォトダイオード等でなり、その受光量が多いほどOUT
端子の電圧(以下、OUT電圧という)は低くなる。物
体の反射率が大きいほど、LED18aからの光の反射
光量が増え、OUT電圧が低くなることに基づき、この
OUT電圧の値に基づいて物体の反射率が検出される。
一般に、印刷用紙は白色であり、印刷用紙が載置される
机等は印刷用紙よりも暗い色であることが多いことか
ら、反射率は印刷用紙の方が大きいので、OUT電圧を
検出することで物体が印刷用紙であるか否かを判断する
ことができる。
【0025】CPU21による、物体が印刷用紙である
か否かの判断は、OUT電圧値を所定の基準値(V1)
と比較することによって行われる。この基準値V1とし
ては、フォトセンサ18bが印刷用紙としては不適切な
色の物(机等)による反射光を受光した場合の電圧値と
考えられる標準値が設定されている。OUT電圧値がこ
のV1の値よりも低い時は、物体を印刷用紙と判断して
印字を許可し、OUT電圧値がV1よりも高い時は、物
体を印刷用紙ではないものと判断して印字を許可しな
い。また、印字が許可された場合、そのOUT電圧値
は、印刷用紙での反射光を示す電圧値として記憶される
(以下、この記憶した電圧値をV2とする)。印字が開
始された後、V2の値と、以後フォトセンサ18bから
出力されるOUT電圧値とが比較され、OUT電圧値が
V2よりも大幅に高くなった時は、物体が印刷用紙では
なくなったものと判断し、即ち、手動型印字装置1が印
刷用紙外に移動したものと判断して、印字が中止され
る。
【0026】次に、手動型印字装置1において行われる
印字制御のための処理について図7のフローチャートを
参照して説明する。ユーザの手動走査により印字が開始
されると、ホストコンピュータ23から印字データが入
力されるまで待機し(S1)、印字データ受信後は印字
データを印字可能な形式に処理する(S2)。検出スイ
ッチ17がONである時(S3でYES)、フォトセン
サ18bからのOUT電圧値がV1よりも高いか否かが
判断される(S4)。ここで、OUT電圧値がV1より
も高い場合(S4でYES)、印刷用紙がないものと判
断され、印字は許可されず処理は終了する。OUT電圧
値がV1以下である場合(S4でNO)、このOUT電
圧値がV2として記憶される(S5)。その後、エンコ
ーダ11からのパルスがあると(S6でYES)、この
パルスに合わせて印字処理が行われる(S11)。そし
て、検出スイッチ17がOFFとなったとき(S7でY
ES)、OUT電圧値がV1よりも高くなったとき(S
8でYES)、OUT電圧値がV2よりも大幅に高くな
ったとき(S9でYES)、又は、印字すべき印字デー
タがなくなったとき(S16でYES)、印字が終了す
る。印字すべき印字データが残存している場合は、S6
以降の処理が繰り返される。
【0027】このように、本実施の形態の手動型印字装
置1によれば、記録ヘッド5に対向する位置にある物体
に対してLED18aによって光が投射され、フォトセ
ンサ18bによって該物体での反射光が受光され、フォ
トセンサ18bから出力されるOUT電圧値に基づいて
CPU21が、該物体が印刷用紙であるか否かを判断
し、該物体が印刷用紙であるときに記録ヘッド5による
印字を許可するので、手動型印字装置1が印刷用紙外に
移動した時に印字が行われることがない。従って、机
等、印刷用紙の周囲の物を汚すことがなく、また、印字
が失敗に終わることもない。さらに、CPU21によ
る、物体が印刷用紙であるか否かの判断は、フォトセン
サ18bからのOUT電圧値と、上記V1とを比較する
ことによって行われ、この比較により物体が印刷用紙で
あると判断された場合、そのOUT電圧値をV2として
記憶しておき、印字が開始された後は、このV2の値
と、以後フォトセンサ18bから出力されるOUT電圧
値とを比較し、OUT電圧値がV2よりも大幅に高くな
ったときは、物体が印刷用紙ではなくなったものと判断
して印字を中止するので、印字が開始された後は、当該
印刷用紙から外れたか否かを正確に判断することがで
き、印字制御のミスが少なくなる。また、所定の基準値
V1は、任意の値に変更が可能であるので、ユーザが使
用する机等の色に合わせて的確に印字制御を行うことが
できる。
【0028】なお、本発明は上記実施の形態の構成に限
られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形
態では、記録媒体検出装置18は、LED18a、フォ
トセンサ18bによって構成されているが、必ずしもこ
の構成に限定されるものではなく、印字対象物に光を投
射、または、その光の反射光を受光できるものであれ
ば、どのような構成のものであっても構わない。また、
上記実施の形態においては、手動型印字装置1にはイン
クジェット方式が採用されているが、必ずしもインクジ
ェット方式に限定されるものではなく、他の印字方式を
採用してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明に係
る手動型印字装置によれば、記録手段に対向する位置に
ある物体が記録媒体であるときに印字が許可されるの
で、記録手段に対向する位置に物体が存在しても、その
物体が記録媒体でないとき、即ち、印字時に装置が記録
媒体の外に移動したときには印字は行われない。従っ
て、机等、印刷用紙の周囲の物に印字がされて、これら
のものを汚してしまうことがない。また、誤ったインク
噴射によりインクを無駄にすることもない。さらに、印
字は記録媒体に対してのみ行われるので、ユーザが誤っ
て記録媒体のないところへ装置を移動させても印字が失
敗に終わることがなくなる。
【0030】また、請求項2に記載の発明に係る手動型
印字装置によれば、装置が記録媒体上に置かれた時の受
光部の受光量を記憶しておき、この記憶された受光量に
比して受光部の受光する光量が大きく変化したときに印
字を中止するので、印字の際に装置が記録媒体から外れ
たことを検出でき、これに基づいて印字制御を正確に行
うことができる。
【0031】また、請求項3に記載の発明に係る手動型
印字装置によれば、受光部の受光量を予め設定された値
と比較して上記物体が記録媒体であるか否かを判断し、
上記物体が記録媒体であるときはその受光量を記憶して
おき、この受光量に比して受光部の受光する光量が大き
く変化したときに印字を中止するので、印字の際の記録
媒体を正確に把握でき、また、装置が記録媒体から外れ
たことを正確に検出することができる。従って、印字を
許可するか否かの制御を正確に行うことができる。
【0032】また、請求項4に記載の発明に係る手動型
印字装置によれば、上記予め設定された値を任意に変更
することができるので、ユーザが通常使用する机等の記
録媒体を載置する物の色に合わせて、正確に記録媒体で
あるか否かを判断することができる。従って、印字を許
可するか否かの制御を正確に行うことができる。
【0033】また、請求項5に記載の発明に係る手動型
印字装置によれば、記録手段がインクジェット方式の記
録手段であるため、印字リボン等を使用したワイヤドッ
トの方式の記録手段に対してその構成が簡単であり、装
置全体を小型化でき、より鮮明な印字を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)は本発明の実施の一形態に係る手
動型印字装置の使用状態を示す斜視図及び印字状況を示
す図である。
【図2】上記手動型印字装置と記録媒体との接触面近傍
の内部構成を示す断面図である。
【図3】上記手動型印字装置の底面図である。
【図4】上記手動型印字装置の制御系のブロック図であ
る。
【図5】(a)は記録媒体検出センサの概略側面図、
(b)は同回路図である。
【図6】フォトセンサからの電圧と、LEDから投射さ
れる光の印字対象物での反射率との関係を示す図であ
る。
【図7】上記手動型印字装置における印字動作制御のた
めの処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 手動型印字装置 5 記録ヘッド(記録手段) 18 記録媒体検出センサ(記録媒体検出手段) 18a LED(発光部) 18b フォトセンサ(受光部) 21 CPU(印字制御手段) P 印刷用紙(記録媒体)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上を手動走査されることにより
    記録媒体上に印字を行う記録手段を備えた手動型印字装
    置において、 前記記録手段に対向する位置にある物体に対して光を発
    する発光部と、この光の該物体での反射光を受光する受
    光部とからなる記録媒体検出手段と、 前記受光部が受光した光量に基づいて、前記物体が記録
    媒体であるか否かを判断し、前記物体が記録媒体である
    ときに前記記録手段による印字を許可する印字制御手段
    とを備えたことを特徴とする手動型印字装置。
  2. 【請求項2】 前記印字制御手段は、装置が記録媒体上
    に置かれた時の前記受光部の受光量を記憶しておき、こ
    の受光量に比して前記受光部の受光する光量が大きく変
    化したときに印字を中止することを特徴とする請求項1
    に記載の手動型印字装置。
  3. 【請求項3】 前記印字制御手段は、前記受光部の受光
    量と、予め設定された値とを比較することにより、前記
    物体が記録媒体であるか否かを判断し、前記物体が記録
    媒体であるときはその受光量を記憶しておき、この受光
    量に比して前記受光部の受光する光量が大きく変化した
    ときに印字を中止することを特徴とする請求項1に記載
    の手動型印字装置。
  4. 【請求項4】 予め設定された値は任意に可変とされて
    いることを特徴とする請求項3に記載の手動型印字装
    置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段はインクジェット方式の記
    録手段であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    いずれかに記載の手動型印字装置。
JP15013996A 1996-05-21 1996-05-21 手動型印字装置 Pending JPH09309229A (ja)

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JP (1) JPH09309229A (ja)

Cited By (1)

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JP2017170720A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 カシオ計算機株式会社 印刷装置、印刷方法及びプログラム

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