JP2001038929A - インクジェット記録装置及びプリンタドライバ - Google Patents

インクジェット記録装置及びプリンタドライバ

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JP2001038929A
JP2001038929A JP11213004A JP21300499A JP2001038929A JP 2001038929 A JP2001038929 A JP 2001038929A JP 11213004 A JP11213004 A JP 11213004A JP 21300499 A JP21300499 A JP 21300499A JP 2001038929 A JP2001038929 A JP 2001038929A
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ink
black
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composite
color
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English (en)
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Takuma Kasai
卓磨 笠井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用するインクを変更したときに画質が低下
する。 【解決手段】 ブラックインクがニアエンドになったと
きには予め定めた比率でブラックインクによる黒色とカ
ラーインクによるコンポジットブラックとを使用して印
字する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録装置
及びプリンタドライバに関し、特にブラックインクとカ
ラーインクとを使用可能なインクジェット記録装置及び
この記録装置を制御するためのプリンタドライバに関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プ
ロッタ等の画像記録装置(画像形成装置)として用いる
インクジェット記録装置として、ブラック(K)インク
及びイエロー(Y)インク、マゼンタ(M)インク、シ
アン(C)インクを用いてカラー印刷を行うものが知ら
れている。
【0003】ところで、このようなカラーインクジェッ
ト記録装置において、何れかの色のインクがインクエン
ドになると、その段階で印刷を中止して、インクカート
リッジが交換されるまで待機するのでは不便である。
【0004】そこで、ブラックインクがインクエンドに
なってブラックインクによる黒色を印刷できなくなった
ときには、カラーインクであるYインク、Mインク及び
Cインクを重ね合わせたコンポジットブラックを使用し
て印刷を続行するようにしたり、或いは、特開平6−2
33092号公報に記載されているように、他のカラー
インクを代替インクとして用いて印刷できるようにする
ことが知られている。
【0005】また、カラーインクのいずれかがインクエ
ンドになったときには、特開平6−115173号公報
に記載されているように、ブラックインクを用いたグレ
ー印刷に切り換えるようにすることも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにブラックインクのインクエンドでブラックイン
クによる黒色からカラーインクによるコンポジットブラ
ックに変更した場合、黒画像の画質低下が顕著に現れて
しまうという課題がある。また、カラーインクのインク
エンドでグレー印刷に切り換えた場合にも、ノイズ画像
が発生し易いという課題がある。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、画質低下を抑えてインク切れまでの時間を延ばす
ことができるインクジェット記録装置を提供すると共
に、このようなインクジェット記録装置を制御するに適
したプリンタドライバを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係るインクジェット記録装置は、ブラック
インクの残量がニアエンド状態になったときにはブラッ
クインクを用いた黒色とカラーインクを用いたコンポジ
ットブラックとを予め設定した比率で使用する構成とし
たものである。
【0009】ここで、ブラックインクがニアエンド状態
になった後ブラックインクの残量に応じて使用比率を変
更することができる。また、設定される使用比率を格納
する手段を備えることが好ましい。
【0010】本発明に係るインクジェット記録装置は、
カラーインクのいずれかがニアエンドになったときにグ
レー印刷への変更の許可を求める手段と、変更が許可さ
れたときにグレー印刷に変更する手段とを備えたもので
ある。
【0011】本発明に係るプリンタドライバは、上記ブ
ラックインクによる黒色とカラーインクによるコンポジ
ットブラックとを混在して使用するインクジェット記録
装置を制御するためのプリンタドライバであって、ブラ
ックインクを用いた黒色とカラーインクを用いたコンポ
ジットブラックとの使用比率を設定可能にしたものであ
る。
【0012】本発明に係るプリンタドライバは、上記グ
レー印刷への変更許可を求めるインクジェット記録装置
を制御するためのプリンタドライバであって、グレー印
刷への変更許可の求めに対して変更の許否を指定する手
段を備えているものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明に係るインクジ
ェット記録装置の機構部の概略図、図2は同記録装置の
記録ヘッドの配列構成を説明する斜視説明図、図3は同
記録ヘッドの一例を説明する断面説明図である。
【0014】このインクジェット記録装置の機構部は、
両側の側板1,2間に主支持ガイドロッド3及び従支持
ガイドロッド4を略水平な位置関係で横架し、これらの
主支持ガイドロッド3及び従支持ガイドロッド4でキャ
リッジユニット5を主走査方向に摺動自在に支持してい
る。
【0015】キャリッジユニット5には、それぞれイエ
ロー(Y)インク、マゼンタ(M)インク、シアン
(C)インク、ブラック(K)インクをそれぞれ吐出す
る4個のヘッド6y,6m,6c,6kからなる記録ヘ
ッド6を、その吐出面(ノズル面)を下方に向け、各ヘ
ッドのノズル配列方向を副走査方向にし、図2に示すよ
うにヘッド配列方向を主走査方向にして搭載している。
【0016】各ヘッド6y,6m,6c,6kは、図3
に示すように、吐出室31を形成する液室部材32の前
面にノズル孔33を形成したノズル板34を接合し、吐
出室31のインクを加圧するエネルギーを発生する図示
しないエネルギー発生手段(アクチュエータ手段)を備
え、エネルギー発生手段を画像データに応じて駆動する
ことで吐出室31内を加圧してノズル孔33からインク
滴35を吐出させる。
【0017】なお、エネルギー発生手段としては、圧電
素子などの電気機械変換素子を用いて直接又は振動板を
変形変位させることで吐出室31を加圧するもの、発熱
抵抗体を用いて膜沸騰による気泡を発生させて吐出室3
1を加圧するもの、振動板とこれに対向する電極を用い
て振動板を静電力で変形変位させて吐出室31を加圧す
るものなどを用いることができる。
【0018】なお、記録ヘッド6としては、上記の4色
に淡いマゼンタ、淡いシアンを加えた6色分のヘッド、
若しくは4色にレッド(R)、グリーン(G)、ブルー
(B)を加えた7色分のヘッド、その他の色のヘッドを
用いる(ヘッドに応じたインクカートリッジも用い
る。)こともできる。また、記録ヘッド6としては1つ
のヘッドに各色のインク滴を吐出するノズルを配列した
マルチノズルヘッドを用いることもできる。
【0019】また、キャリッジユニット5には記録ヘッ
ド6の上側に各ヘッド6y,6m,6c,6kに各々イ
ンクを供給するための各色のインク供給体である4個の
インクカートリッジ7y,7m,7c,7kを交換可能
に搭載している。これらのインクカートリッジ7y,7
m,7c,7kの装着部にはインクニアエンド状態(イ
ンク切れになる前でインク残量がある状態)を検知する
ための検知電極などを設けている。
【0020】そして、キャリッジユニット5は主走査モ
ータ8で回転される駆動プーリ(駆動タイミングプー
リ)9と従動プーリ(アイドラプーリ)10との間に張
装したタイミングベルト11に連結して、主走査モータ
8を駆動制御することによってキャリッジ5、即ち記録
ヘッド6を主走査方向に移動するようにしている。
【0021】また、側板1,2をつなぐ底板12上にサ
ブフレーム13,14を立設し、このサブフレーム1
3,14間に用紙16を主走査方向と直交する副走査方
向に送るための搬送ローラ15を回転自在に保持してい
る。そして、サブフレーム14の側方に副走査モータ1
7を配設し、この副走査モータ17の回転を搬送ローラ
15に伝達するために、副走査モータ17の回転軸に固
定したギヤ18と搬送ローラ15の軸に固定したギヤ1
9とを備えている。
【0022】さらに、側板1とサブフレーム12との間
には、ヘッド6の信頼性維持回復機構(以下、「サブシ
ステム」という。)21を配置している。サブシステム
21は、各ヘッド6の吐出面をキャッピングする4個の
キャップ手段22をホルダ23で保持し、このホルダ2
3をリンク部材24で揺動可能に保持している。
【0023】これにより、キャリッジユニット5の主走
査方向の移動でホルダ23に設けた係合部25にキャリ
ッジユニット5が当接することで、キャリッジユニット
5の移動に従ってホルダ23がリフトアップしてキャッ
プ手段22でヘッド6の吐出面6aをキャッピングし、
キャリッジユニット5が印写領域側へ移動することで、
キャリッジユニット5の移動に従ってホルダ23がリフ
トダウンしてキャップ手段22がヘッド6の吐出面6a
から離れるようにしている。
【0024】なお、キャップ手段22は、それぞれ吸引
チューブ26を介して吸引ポンプ27に接続すると共
に、大気開放口を形成して、大気開放チューブ及び大気
開放バルブを介して大気に連通している。また、吸引ポ
ンプ27は吸引した廃液をドレインチューブ等を介して
図示しない廃液貯留槽に排出する。
【0025】さらに、ホルダ23の側方には、ヘッド6
の吐出面6aをワイピングする繊維部材、発泡部材或い
はゴム等の弾性部材からなるワイピング手段であるワイ
パブレード28をブレードアーム29に取付け、このブ
レードアーム29は揺動可能に軸支し、図示しない駆動
手段で回動されるカムの回転によって揺動させるように
している。
【0026】このように構成したこの記録装置では、ヘ
ッド6(キャリッジユニット5)を主走査方向に移動走
査させながら、用紙16を副走査方向に搬送して、各ヘ
ッドのノズルから所要の色のインク滴を吐出させること
によって、用紙16上に所要のカラー画像/モノクロ画
像を記録する。
【0027】次に、本発明の第1実施形態に係るこのイ
ンクジェット記録装置の制御部の概要について図2を参
照して説明する。この制御部は、この記録装置全体の制
御を司るマイクロコンピュータ(以下、「CPU」と称
する。)40と、ホスト側との間でデータを送受するた
めのI/O41と、プリンタコントローラ側から送られ
てきた画データを記憶、保存する画像メモリ42と、制
御プログラムなどの必要な固定情報を格納したROM4
3と、CPU41からのアドレス入力に応じたセレクト
信号を出力するアドレスデコーダ44と、画像メモリ4
2に画像データを送るためのプリンタコントローラ45
と、ワーキングメモリ等として使用するRAM46と、
ヘッド駆動部47と、モータドライバ48と、ブラック
(K)インクニアエンド検知部49と、コンポジットブ
ラック(K)自動調整部50等とを備えている。
【0028】ここで、ヘッド駆動部47は、印写データ
に応じて記録ヘッド6の各ヘッド6y、6m、6c、6
kのエネルギー発生手段を駆動して所要のノズル孔33
からインク滴を吐出させる。この場合、黒色について
は、Kインクを用いた黒色とY,M,Cのカラーインク
を重ね合わせて生成するコンポジットコンポジットブラ
ックのいずれでも印写できる。
【0029】また、モータドライバ48は、駆動データ
に応じて主走査モータ8及び副走査モータ17を各々駆
動制御することで、キャリッジ5を主走査方向に移動走
査し、プラテン15を回転させて用紙16を所定量副走
査方向に搬送させる。
【0030】Kインクニアエンド検知部49は、インク
カートリッジ7k内のブラック(K)インクがインクニ
アエンド状態になったか否か(Kインクの残量が設定値
以下になったか否か)を検知し、Kインクがニアエンド
状態になったときにニアエンド信号をコンポジットK自
動調整部50に与える。
【0031】コンポジットK自動調整部50は、Kイン
クニアエンド検知部49からKインクニアエンド検知信
号を受けてプリンタコントローラ45に対してブラック
インクによる黒色とカラーインクによるコンポジットブ
ラックの使用比率(インク滴を吐出する比率)を指定す
る。
【0032】ここで、Kインクニアエンド検知部49は
インクニアエンド状態になったか否かの検知だけでな
く、Kインクがインクニアエンド状態になった後のKイ
ンクの残量そのものを検知するようにすることもでき
る。この場合、コンポジットK自動調整部50は、Kイ
ンクニアエンド検知部50からKインクニアエンド検知
信号及びKインク残量検知信号を受けてプリンタコント
ローラ45に対してブラックインクによる黒色とカラー
インクによるコンポジットブラックの使用比率をKイン
クの残量に応じて変更して指定するようにする。
【0033】以上のように構成したインクジェット記録
装置の作用について図5及び図6を参照して説明する。
まず、図5を参照してインクニアエンド後の制御の一例
について説明すると、コンポジットK自動調整部50
は、Kインクニアエンド検知部49がKインクの残量が
ニアエンド状態になったことを検知したか否かを判別
し、Kインクがニアエンド状態でなければ、コンポジッ
トブラックの使用比率を0%(ブラック(K)インクの
使用比率は100%になる。)に設定してプリンタコン
トローラ45に指定する。これにより、プリンタコント
ローラ45はKインクがニアエンド状態になるまではK
インクのみを使用して黒色を印字させる。
【0034】これに対して、Kインクがニアエンド状態
になったときには、コンポジットK自動調整部50は、
コンポジットブラックの使用比率を0%以外の予め定め
た比率、例えば50%に設定してプリンタコントローラ
45に指定する。これにより、プリンタコントローラ4
5は黒色を印字するときには、Kインクによる黒色とカ
ラーインクによるコンポジットブラックとを設定された
比率で使用して黒色を印字させる。
【0035】このようにKインクのニアエンド状態から
Kインクによる黒色とカラーインクによるコンポジット
ブラックとを設定された比率で使用して印字を行うこと
により、Kインクの使用量を低減することができ、Kイ
ンクのインク切れまでの時間を稼ぐことができ、しかも
ブラックインクからコンポジットブラックへの100%
の変更を行わないので大幅な画質低下を抑えることがで
きる。
【0036】次に、図6を参照してインクニアエンド後
の制御の他の例について説明すると、コンポジットK自
動調整部50は、Kインクニアエンド検知部49がKイ
ンクの残量がニアエンド状態になったことを検知したか
否かを判別し、Kインクがニアエンド状態でなければ、
コンポジットブラックの使用比率を0%(ブラック
(K)インクの使用比率は100%になる。)に設定し
てプリンタコントローラ45に指定する。これにより、
プリンタコントローラ45はKインクがニアエンド状態
になるまでのはKインクのみを使用して黒色を印字させ
る。
【0037】これに対して、Kインクがニアエンド状態
になったときには、コンポジットK自動調整部50は、
Kインクニアエンド検知部49からの残量検知信号を取
り込んで、Kインクの残量に応じて、コンポジットブラ
ックの使用比率を20%→40%→60%というように
高めて(ブラック(K)インクの使用比率は80%→6
0%→40%というように低くなる)、ブラック(K)
インクの残量が少なくなるに従ってKインクの使用比率
を低減し、コンポジットブラックの使用比率を高めて設
定し、この設定した使用比率をプリンタコントローラ4
5に指定する。これにより、プリンタコントローラ45
は黒色を印字するときには、Kインクによる黒色とカラ
ーインクによるコンポジットブラックとを指定された比
率で使用して黒色を印字させ、Kインクの残量が減少す
るに従ってその使用量を低減する。
【0038】このようにKインクのニアエンド状態から
Kインクによる黒色とカラーインクによるコンポジット
ブラックとをKインクの残量に応じて設定された比率で
使用して印字を行うことにより、Kインクの使用量を低
減することができ、Kインクのインク切れまでの時間を
稼ぐことができると共に、コンポジットブラックの使用
比率が徐々に変化するので画質の大幅な変更を低減する
ことができる。
【0039】次に、本発明の第2実施形態に係るこのイ
ンクジェット記録装置の制御部の概要について図7を参
照して説明する。この制御部では、上記第1実施形態に
加えて、コンポジットK手動部51と、コンポジットK
自動/手動選択部52とを備えている。コンポジットK
手動部51は、操作パネル等によるスイッチ或いはメニ
ュー選択でユーザが入力するコンポジットKの使用比率
を取り込んで記憶保持する。コンポジットK自動/手動
選択部53は操作パネル等によるスイッチ或いはメニュ
ー選択でユーザが、コンポジットブラックの使用比率を
手動で設定するか、自動的に設定するかを選択指定する
情報を取り込んで記憶保持し、選択結果に応じてコンポ
ジットK自動調整部50又はコンポジットK手動部51
のいずれかの設定を有効にする。
【0040】すなわち、図8に示すように、コンポジッ
トK自動調整部50は、Kインクニアエンド検知部49
がKインクの残量がニアエンド状態になったことを検知
したか否かを判別し、Kインクがニアエンド状態でなけ
れば、コンポジットブラックの使用比率を0%(ブラッ
ク(K)インクの使用比率は100%になる。)に設定
してプリンタコントローラ45に指定する。
【0041】これに対して、Kインクの残量がニアエン
ド状態になったときに、コンポジットK手動/自動選択
部52はコンポジットKの使用比率として手動/自動の
いずれが選択されているかを判別する。
【0042】そして、手動が選択されていれば、コンポ
ジットK手動部51を選択し、コンポジットK手動部5
1は手動設定された使用比率の設定値をプリンタコント
ローラ45に指定する。これにより、プリンタコントロ
ーラ45は黒色を印字するときには、Kインクによる黒
色とカラーインクによるコンポジットブラックとを指定
された手動設定比率で使用して黒色を印字させる。この
とき手動設定値は1個でも良いし、Kインク残量に応じ
て複数の値を設定できるようにしても良い。
【0043】これに対して、自動が選択されていれば、
コンポジットK調整部50がそのまま有効となって、K
インクニアエンド検知部49からの残量検知信号を取り
込んで、Kインクの残量に応じて、コンポジットブラッ
クの使用比率を20%→40%→60%というように高
めて(ブラック(K)インクの使用比率は80%→60
%→40%というように低くなる)、ブラック(K)イ
ンクの残量が少なくなるに従ってKインクの使用比率を
低減し、コンポジットブラックの使用比率を高めて設定
し、この設定した使用比率をプリンタコントローラ45
に指定する。
【0044】これにより、プリンタコントローラ45は
黒色を印字するときには、Kインクによる黒色とカラー
インクによるコンポジットブラックとを自動設定された
比率で使用して黒色を印字させ、Kインクの残量が減少
するに従ってその使用量を低減する。
【0045】このようにコンポジットブラックの使用比
率(Kインクの使用比率でも同じことである。)を手動
で設定できるようにすることで、Kインクの使用量を低
減することができ、Kインクのインク切れまでの時間を
稼ぐことができると共に、Kインクニアエンド後もKイ
ンクの優先的或いは劣後的な使用を希望するユーザーに
も対応することができる。
【0046】ここで、コンポジットブラックの使用比率
の手動設定をプリンタドライバ側で行う本発明の第3実
施形態について図9を参照して説明する。まず、コンポ
ジットブラックの使用比率の手動設定メニューを表示
し、手動/自動のいずれか指定されたかを判別する。こ
こで、自動設定が指定されたときには、その旨をインク
ジェット記録装置に転送することで、記録装置側では上
述したようにコンポジットK自動調整部50による使用
比率の自動調整が行われる。
【0047】これに対して、手動設定が指定されたとき
には、手動設定取り込み処理を行って入力されるコンポ
ジットブラックの使用比率の手動設定値を取り込み、こ
れをその旨をインクジェット記録装置に転送すること
で、記録装置側では受領したコンポジットブラックの使
用比率の手動設定値に基づく制御が行われる。
【0048】このようにプリンタドライバ側でコンポジ
ットブラックの使用比率の自動/手動の選択及び手動設
定値の設定を行えるようにすることで、記録装置をプリ
ンタとして使用する場合の操作性が向上する。
【0049】次に、本発明の第4実施形態に係るこのイ
ンクジェット記録装置の制御部の概要について図10を
参照して説明する。この制御部では、上記第1実施形態
のKインクニアエンド検知部49及びコンポジットK自
動調整部50に代えて、Y,M,Cインクニアエンド検
知部61、グレー印刷選択部62及びグレー印刷部63
を備えている。
【0050】Y,M,Cインクニアエンド検知部61
は、Yインク、Mインク、Cインクの各ニアエンド状態
を検知する。グレー印刷選択部62は、グレー印刷を行
うか否かの許可を求め、記録装置本体の操作パネル又は
ホスト側からの許可/不許可(許/否)の指示データを
取りこむ。グレー印刷部63は、カラーの画データをグ
レーの画データに変更する処理を行ってプリンタコント
ローラ45に渡す。
【0051】この制御部では、図11に示すように、
Y,M,Cインクニアエンド検知部61がYインク、M
インク、Cインクの少なくともいずれかのニアエンド状
態を検知したか否かを判別する。そして、Yインク、M
インク、Cインクの少なくともいずれかのニアエンド状
態が検知されたときには、グレー印刷選択部62がグレ
ー印刷を行っても良いか否かの許可を要求する。
【0052】そして、グレー印刷が選択された(許可さ
れた)ときには、グレー印刷部63がカラーの画データ
をグレーの画データに変更する処理を行い、変更後のデ
ータをプリンタコントローラ45に転送する。
【0053】このように、Yインク、Mインク、Cイン
クのいずれかが二アエンド状態になったときには直ちに
グレー印刷に変更することなく、グレー印刷への変更許
可を求めて、その許可を受けてグレー印刷を行うように
することで大幅な画質低下を防止しつつ、インク切れま
での時間を稼ぐことができる。
【0054】ここで、グレー印刷への許可をプリンタド
ライバ側で行う本発明の第5実施形態について図11を
参照して説明する。先ず、記録装置側からグレー印刷の
許可要求を受けたときには、グレー印刷への変更をユー
ザーが許可するか否かの選択を行う処理をする。そし
て、選択された許可/不許可(許/否)の指定を取り込
んで、これを記録装置側に転送することで、記録装置側
では許可/不許可(許/否)に応じてグレー印刷へのデ
ータ変更を行う。
【0055】このように、プリンタドライバ側でグレー
印刷への許可/不許可を選択できるようにすることで、
記録装置をプリンタとして構成した場合の操作性が向上
する。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
クジェット記録装置によれば、ブラックインクの残量が
ニアエンド状態になったときにはブラックインクを用い
た黒色とカラーインクを用いたコンポジットブラックと
を予め設定した比率で使用するので、ブラックインクの
インク切れへの時間を稼ぐことができると共に、画質の
大幅な低下を抑えることができる。
【0057】ここで、ブラックインクがニアエンド状態
になった後ブラックインクの残量に応じて使用比率を変
更することで、一層、ブラックインクのインク切れへの
時間を稼ぐことができると共に、画質の大幅な低下を抑
えることができる。また、設定される使用比率を格納す
る手段を備えることで、手動で使用比率を設定できるよ
うになり、ブラックインクのインク切れへの時間を稼ぐ
ことができると共に、ユーザーの希望画質を優先するこ
とができる。
【0058】本発明に係るインクジェット記録装置によ
れば、カラーインクのいずれかがニアエンドになったと
きにグレー印刷への変更の許可を求める手段と、変更が
許可されたときにグレー印刷に変更する手段とを備えた
ので、カラーインクのインク切れへの時間を稼ぐことが
できると共に、ノズル画像の発生を低減して画質の低下
を抑えることができる。
【0059】本発明に係るプリンタドライバによれば、
上記ブラックインクによる黒色とカラーインクによるコ
ンポジットブラックとを混在して使用するインクジェッ
ト記録装置を制御するためのプリンタドライバであっ
て、ブラックインクを用いた黒色とカラーインクを用い
たコンポジットブラックとの使用比率を設定可能にした
ので、記録装置がプリンタとして使用される場合の操作
性を向上することができる。
【0060】本発明に係るプリンタドライバによれば、
上記グレー印刷への変更許可を求めるインクジェット記
録装置を制御するためのプリンタドライバであって、グ
レー印刷への変更許可の求めに対して変更の許否を指定
する手段を備えているので、記録装置がプリンタとして
使用される場合の操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の機構部
の概略図
【図2】同記録装置の記録ヘッドの配列構成を説明する
斜視説明図
【図3】同記録ヘッドの一例を説明する断面説明図
【図4】本発明の第1実施形態に係る制御部のブロック
【図5】同制御部によるブラックインクニアエンド時の
処理の一例を説明するフロー図
【図6】同制御部によるブラックインクニアエンド時の
処理の他の例を説明するフロー図
【図7】本発明の第2実施形態に係る制御部のブロック
【図8】同制御部によるブラックインクニアエンド時の
処理の一例を説明するフロー図
【図9】本発明の第3実施形態に係るプリンタドライバ
の使用比率設定処理の一例を説明するフロー図
【図10】本発明の第4実施形態に係る制御部のブロッ
ク図
【図11】同制御部によるカラーインクニアエンド時の
処理の一例を説明するフロー図
【図12】本発明の第5実施形態に係るプリンタドライ
バの許可指定処理の一例を説明するフロー図
【符号の説明】
5…キャリッジ、6…記録ヘッド、6y、6m、6c、
6k…ヘッド、49…Kインクニアエンド検知部、50
…コンポジットK自動調整部、51…コンポジットK手
動部、52…コンポジットK自動/手動選択部、61…
Y,M,Cインクニアエンド検知部、62…グレー印刷
選択部、63…グレー印刷部。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA11 EA26 EA29 EB20 EB50 EC65 EE20 5C051 AA02 CA04 DB02 DB07 DE01 DE19 EA01 5C074 AA02 BB16 CC26 DD24 EE20 FF15 5C079 HB02 KA12 KA20 LA02 NA02 NA23 PA01 PA02 PA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラックインクとコンポジットブラック
    を生成可能なカラーインクとを使用可能なインクジェッ
    ト記録装置において、前記ブラックインクの残量がニア
    エンド状態になったときには前記ブラックインクを用い
    た黒色とカラーインクを用いたコンポジットブラックと
    を予め設定した比率で使用することを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェット記録装
    置において、前記ブラックインクがニアエンド状態にな
    った後前記ブラックインクの残量に応じて前記比率を変
    更することを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のインクジェット
    記録装置において、設定される前記比率を格納する手段
    を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 ブラックインクとカラーインクを使用可
    能なインクジェット記録装置において、前記カラーイン
    クのいずれかがニアエンドになったときにグレー印刷へ
    の変更の許可を求める手段と、変更が許可されたときに
    グレー印刷に変更する手段とを備えたことを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置を制御するためのプリンタドライバ
    であって、前記ブラックインクを用いた黒色とカラーイ
    ンクを用いたコンポジットブラックとの使用比率を設定
    可能なことを特徴とするプリンタドライバ。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のインクジェット記録装
    置を制御するためのプリンタドライバであって、前記グ
    レー印刷への変更許可の求めに対して変更の許否を指定
    する手段を備えていることを特徴とするプリンタドライ
    バ。
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