JP4132909B2 - インクタンク情報検出装置、インクタンク情報検出方法、及びインクタンク情報検出装置を用いたインクジェットプリンタ - Google Patents

インクタンク情報検出装置、インクタンク情報検出方法、及びインクタンク情報検出装置を用いたインクジェットプリンタ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクタンク情報検出装置、インクタンク情報検出方法、及びインクタンク情報検出装置を用いたインクジェットプリンタに関し、より詳しくは、交換可能なインクカートリッジの有無、あるいはインクカートリッジのインク残量を検出する検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットプリンタにおけるインクタンク内のインク残量を検出する従来の検出装置としては、図示しないが、LEDとフォトトランジスタとを組み合わせた装置が用いられている。この種の装置としては、キャリブレーション(較正)用の光反射部を備え、この光反射部にLEDからの光を反射させてフォトトランジスタに受光させ、フォトトランジスタの出力が所低の値になるよう、LEDの電流をPMW制御により調整し、検出装置の感度のキャリブレーションを行うタイプが知られている(例えば、特開平8−114488号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、交換可能なインクタンクとして用いられているインクカートリッジは、その一部に光反射部を備え、この光反射部に光を反射すれば、その反射光の光量により、インクの残量やカートリッジの有無が判定できるよう構成されている。
しかしながら、インクカートリッジの光反射部の光反射率にもバラツキがあるので、検出装置のみをキャリブレーションしても、光反射率のバラツキ幅の大きいインクカートリッジに関しては、正しく検知することができないという問題がある。
【0004】
また、LEDの電流をPMW制御により調整する場合、簡易な構成で実現することができるものの、LEDの点滅に検出部が追従してしまうと、調整の意味をなさない。さらに、LEDや受光素子の応答周波数より十分に高い周波数で点灯せざるを得ないという制約を受けるので、十分な高周波点灯に伴うスイッチング素子の遅延や蓄積時間の影響により、リニアリティーが劣化して高精度な調整が困難になるという問題もある。
【0005】
本発明は上記に鑑みなされたもので、検出装置のみならず、インクタンクの光反射部における反射率のバラツキまで考慮して検出装置の感度を自動設定し、インクの残量やタンクの有無等からなるインクタンク情報を高精度に検出することのできるインクタンク情報検出装置、インクタンク情報検出方法、及びインクタンク情報検出装置を用いたインクジェットプリンタを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明においては上記課題を解決するため、複数のインクタンクと、インクキャリッジに複数のインクタンクを交換可能に搭載して記録用紙に印刷する印刷部と、この印刷部の各インクタンクに光を発光素子から照射してその反射光を受光素子で受光する交換可能な光センサユニットと、印刷部の反射率の低いインクタンクからの反射光を検出できるようADコンバータの検出感度が予め設定され、光センサユニットの受光素子が受光した反射光の強度をインクタンク情報として検出する制御部と、この制御部の制御下で印刷部を走査するキャリッジ駆動部とを備え、
印刷部の複数のインクタンクから反射率が最低の一のインクタンクを選択し、制御部のPWM出力信号をADコンバータに対する基準電圧に用いるとともに、キャリッジ駆動部の速度制御用の信号とし、基準電圧を制御してADコンバータの検出感度を設定するようにした装置であって、
制御部は、ADコンバータの設定された検出感度を記憶する記憶部を備え、印刷部の一のインクタンクの第一、第二の部位についてそれぞれ検出感度を設定して記憶部に記憶させ、一のインクタンクの第一、第二の部位からインクタンク情報を検出する場合には、それぞれ記憶させた検出感度に設定し、一のインクタンクの第一、第二の部位から検出されるインクタンク情報が、それぞれインクの残量を検出する情報と、インクタンクの有無を検出する情報であることを特徴としている。
【0007】
なお、制御部は、インクタンクに対する検出デジタル出力値を記憶する記憶部を備え、光センサユニットの交換時に、交換前にインクタンクに対して得られた検出デジタル出力値が交換後も同一のインクタンクに対して得られるよう検出感度を設定することが好ましい。
【0008】
また、本発明においては上記課題を解決するため、複数のインクタンクと、インクキャリッジに複数のインクタンクを交換可能に搭載して記録用紙に印刷する印刷部と、この印刷部の各インクタンクに光を発光素子から照射してその反射光を受光素子で受光する交換可能な光センサユニットと、印刷部の反射率の低いインクタンクからの反射光を検出できるようADコンバータの検出感度が予め設定され、光センサユニットの受光素子が受光した反射光の強度をインクタンク情報として検出する制御部と、この制御部の制御下で印刷部を走査するキャリッジ駆動部とを用い、
印刷部の複数のインクタンクから反射率が最低の一のインクタンクを選択し、制御部のPWM出力信号をADコンバータに対する基準電圧に用いるとともに、キャリッジ駆動部の速度制御用の信号とし、基準電圧を制御してADコンバータの検出感度を設定するインクタンク情報検出方法であって、
制御部は、ADコンバータの設定された検出感度を記憶する記憶部を備え、印刷部の一のインクタンクの第一、第二の部位についてそれぞれ検出感度を設定して記憶部に記憶させ、一のインクタンクの第一、第二の部位からインクタンク情報を検出する場合には、それぞれ記憶させた検出感度に設定し、一のインクタンクの第一、第二の部位から検出されるインクタンク情報が、それぞれインクの残量を検出する情報と、インクタンクの有無を検出する情報であることを特徴としている。
【0009】
また、本発明においては上記課題を解決するため、請求項1又は2記載のインクタンク情報検出装置をインクジェットプリンタに備えてなることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明すると、本実施形態におけるインクタンク情報検出装置を用いたインクジェットプリンタは、図1や図2に示すように、本体部である筐体1と、記録用紙Pを収容して送出する給紙部10と、記録用紙Pを搬送する搬送部20と、記録用紙Pを印刷する印刷部30と、印刷された記録用紙Pを排出する排出部50と、印刷部30を形成する複数のインクカートリッジ32と、各インクカートリッジ32に光を照射してその反射光を受光する光センサユニット60と、この光センサユニット60の受光した反射光の強度をインクカートリッジ情報として検出し、反射率の低いインクカートリッジ32からの反射光を検出できるようADコンバータ81の検出感度を予め設定する制御部70とを備えるようにしている。
【0011】
筐体1は、内部一側に印刷部30のインクキャリッジ33を構成する印刷ヘッド40清掃用のクリーニングユニット2が設置され、このクリーニングユニット2の真上に印刷ヘッド40が非印刷時に停止して待機する(以下、この位置をCAP位置という)。また、給紙部10は、図1や図2に示すように、複数枚の重なった印刷用の記録用紙Pを少々傾斜させて収容する給紙トレイ11と、この給紙トレイ11の下流に軸支されて回転する給紙ローラ12と、この給紙ローラ12の周面下部にバネ部材13を介して弾接し、記録用紙Pを一枚ずつ分離して下流の搬送部20に供給する分離板14とから構成される。また、搬送部20は、給紙ローラ12から搬送されてきたガイド板21と、このガイド板21から搬送されてきた記録用紙Pを下流の印刷部30に搬送する回転可能な搬送ローラ22とから構成される。
【0012】
印刷部30は、筐体1の内部長手方向に軸架されるガイドシャフト31と、このガイドシャフト31にスライド可能に貫通支持されて複数(本実施形態では3個)のインクタンクであるインクカートリッジ32を交換可能に並べて搭載するインクキャリッジ33と、このインクキャリッジ33の下方に対向配置されて印刷時に記録用紙P用の受け台として機能するプラテン34とから構成される。ガイドシャフト31は、その両端部付近にプーリ35がそれぞれ回転可能に軸支され、この一対のプーリ35間にエンドレスのタイミングベルト36が緊張して巻架されており、このタイミングベルト36にインクキャリッジ33が係合される。一のプーリ35には、DCモータからなるステッピングモータ38の出力軸が嵌着される。また、ガイドシャフト31の近傍には、複数のスリットを所定のピッチで長手方向に並べ備えた細長いスリット板39が平行に架設される。
【0013】
インクキャリッジ33は、上方に位置する複数のインクカートリッジ32からイエロー、マゼンタ、シアンの各インクが供給される印刷ヘッド40を備え、この印刷ヘッド40をステッピングモータ38の駆動に基づきガイドシャフト31に沿って、換言すれば、走査方向(記録用紙Pの搬送方向と直交する方向)に沿って移動させるとともに、複数のインクカートリッジ32の交換時に筐体1の中央部(以下、この位置をインク交換位置という)に移動し、筐体1のカバー3の開放によりインクカートリッジ32が交換される。印刷ヘッド40は、インクカートリッジ32から供給されるインクを吐出し口から吐き出し、記録用紙P上に文字、模様、画像等を形成する。
【0014】
また、インクキャリッジ33には、フォトインタラプタからなる位置センサ41が装着され、この位置センサ41がスリット板39のスリットを検出することにより、リニアエンコーダとして機能し、インクキャリッジ33の位置を検出する。
プラテン34は、記録用紙Pの平坦性を維持したり、印刷ヘッド40の吐出し口と記録用紙Pとの距離を調整する。
【0015】
排出部50は、図1や図2に示すように、印刷部30で記録用紙Pを下流に排出する回転可能な排出ローラ51と、この排出ローラ51から排出された記録用紙Pを受領する排出トレイ52とから構成される。
なお、本実施形態ではインクカートリッジ32にイエロー、マゼンタ、シアンからなるインクを貯えたが、なんらこれに限定されるものではない。例えば、インクカートリッジ32に、ブラックや他の色彩のインクを貯えても良い。
【0016】
ところで、本実施形態ではインクカートリッジ32から情報を光学的に検出する光センサユニット60が使用されるが、この光センサユニット60は、図1や図2に示すように、筐体1の内部に交換可能に設置されて移動する複数のインクカートリッジ32に対向する。各インクカートリッジ32の前部には図3に示すように、複数(本実施形態では2個)の光反射部42・43が装着される。また、光センサユニット60は、図4に示すように、各インクカートリッジ32の光反射部42あるいは光反射部43に光を照射する発光素子であるフォトダイオード61と、光反射部42あるいは光反射部43からの反射光を受光する受光素子であるフォトトランジスタ62とから構成される。
【0017】
光反射部42は、インクカートリッジ32の有無を検出する機能を有し、フォトトランジスタ62により検出される反射光量が所定値以上の場合、インクカートリッジ32が装着されて存在すると判定する。この光反射部42は、例えばアルミ箔等からなり、インク残量なしの場合における光反射部43よりも反射率が大きく設定される。これに対し、光反射部43は、インクの残量を検出する機能を有し、フォトトランジスタ62により検出される反射光量が所定値以上の場合、インクの残量がないと判定する。
【0018】
このようなインクジェットプリンタは、図5に示すように電気的に構成される。以下、具体的に説明すると、インクジェットプリンタは、CPUからなる制御部70を備え、この制御部70が、外部データ(印刷データや各種の指令データ)Dと、キーボード71・位置センサ41・光センサユニット60とからの出力信号を入力して信号処理し、処理した信号を印字ヘッド駆動用のヘッド駆動部72、ステッピングモータ駆動用のキャリッジ駆動部73、給紙ローラ12・搬送ローラ22・排出ローラ51を駆動するローラ駆動部74、印字条件やインクカートリッジ情報等を表示する表示部75に出力するよう機能する。
【0019】
キャリッジ駆動部73に対する出力信号としては、ステッピングモータ38の速度制御用のPWM出力信号、ステッピングモータ38の回転方向を指示する信号、ステッピングモータ38のON/OFFを指示する信号があげられる。
なお、図5のRAM76は主に外部データDに含まれる印刷データを一時的に格納するメモリであり、ROM77はインクジェットプリンタの制御プログラムや表示部75に対する表示内容を格納するメモリである。また、同図のEEPROM78は、主に光センサユニット60の設定条件を格納するプログラマブルROMである。
【0020】
光センサユニット60のフォトダイオード61は、制御部70に電流制御抵抗79を介して接続され、フォトトランジスタ62は制御部70に負荷抵抗80を介して接続される。この負荷抵抗80の端子電圧VQは、フォトトランジスタ62の出力電圧(受光光量)として制御部70のADコンバータ81のアナログ入力82として取り込まれる。このADコンバータ81は、検出デジタル出力値83に変換する際の基準となる基準電圧Vref84が入力され、図6に示すコンバータの内部で直列ラダー抵抗85により複数の電圧に分圧され、タップセレクタ86により逐次変換された検出デジタル出力値83を制御部70に出力するよう機能する。
【0021】
インクキャリッジ33の走査時には、インクカートリッジ情報が検出されず、インクキャリッジ33の停止時に検出することにより、走査制御用のPWM信号出力とADコンバータ81の基準電圧Vref84付与用のPWM信号所点力は一の信号ラインで兼用されており、それぞれの動作時にPWM設定値を適宜切り替えることで対応する。
【0022】
次に、印刷動作について説明すると、先ず、筐体1の電源をONすると、CAP位置でインクキャリッジ33の印刷ヘッド40がクリーニングされ、吐出し口等が清掃される。こうして印刷ヘッド40がクリーニングされたら、インクキャリッジ33が往復走査するが、その際、複数のインクカートリッジ32の有無やインクの残量が光センサユニット60により確認される。
【0023】
次いで、印刷データが受信されると、給紙ローラ12と分離板14との分離作用により、記録用紙Pが一枚ずつ搬送部20に搬送され、記録用紙Pがガイド板21に支持されながら搬送ローラ22により印刷部30に搬送される。こうして記録用紙Pが印刷部30に搬送されると、インクキャリッジ33がPWM制御の下、ガイドシャフト31に沿って走査方向に移動するとともに、一回移動する度に一ライン分の画像が印刷され、搬送ローラ22がプラテン34上の記録用紙Pを一ライン分の画像幅分だけ搬送する。この搬送の間、インクキャリッジ33はスタート位置に復帰する。このようなPWM制御下の走査が繰り返し行われることにより、印刷データに応じた情報が記録用紙Pに印刷され、その後、完全に印刷された記録用紙Pが排出ローラ51を通過して排出トレイ52に排出される。
【0024】
次に、光センサユニット60の感度の自動調整動作について説明すると、上記のように、インクカートリッジ32の光反射部42・43の反射率にバラツキがあり、しかも、光センサユニット60の構成素子にもバラツキがある。そこで、本実施形態においては、インクカートリッジ32の有無やインクの残量を高精度に検知するため、以下のように自動調整するようにしている。
【0025】
図5に示すように、フォトダイオード61の電流制御抵抗79は2つの抵抗R1、R2で構成され、制御部70は、これら2つの抵抗R1、R2を選択的に接続してフォトダイオード61に供給される発光電流を制御する。また、フォトトランジスタ62の負荷抵抗(以下、ゲイン抵抗という)80は抵抗R3で構成され、フォトトランジスタ62の受光光量に対する出力電圧、つまりゲイン値は固定される。
具体的には、フォトダイオード61と電流制御抵抗79の直列回路、及びフォトトランジスタ62とゲイン抵抗の直列回路には、直流5Vの電圧がそれぞれ印加され、R1=680Ω、R2=150Ω、R3=2.2kΩである。そして、制御部70は、R1、R2が選択的に接続されることにより、光電流について、I1=4.4mA、I2=20mAの二通りの値を設定する。
【0026】
また、制御部70からのPWM出力は、抵抗R4及びコンデンサCで平滑化され、基準電圧Vref84としてADコンバータ81に入力される。PWMの設定値N、すなわちデューテーを変化させることにより、基準電圧Vref84及びこの基準電圧Vref84に基づく検出感度を図7に示すように、PWMの設定値Nを255〜258、基準電圧Vref84値を4.98(V)〜0.16(V)の32段階の値に設定するようにしている。
【0027】
次に、インクカートリッジ32の有無の検知感度、つまりインクカートリッジ32の光反射部42に対する光センサユニット60の感度に対する調整手順を図8のフローチャートを用いて説明する。先ず、使用者は、光反射部42の反射率が最低な一の感度調整用インクカートリッジ32を複数のインクカートリッジ32から選択し、これをインクキャリッジ33にセットし、キーボード71によりインクカートリッジ32の有無検知用の感度調整開始指令を入力する。こうして感度調整開始指令を入力すると、インクキャリッジ33がCAP位置に移動(ステップS1)し、発光電流がI1(I1=4.4mA)に設定され、フォトダイオード61が点灯する(ステップS2、S3)。そして、PWMの設定値が最小、つまり図7の第32段階(N=8)に設定される(ステップS4)。
【0028】
次いで、インクキャリッジ33がCAP位置からインク交換位置まで移動し、この移動中にADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上になる位置P1、換言すれば、光センサユニット60が調整用インクカートリッジ32の光反射部42に適切に対向する位置が位置センサ41により検出される(ステップS5、S6)。ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上になる位置P1が検出されない場合には、発光電流値が増大され(ステップS7、S8)、ステップS3〜S6が繰り返される。
【0029】
そして、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上になる位置P1が検出されると、インクキャリッジ33がインク交換位置からCAP位置方向に移動し、調整用インクカートリッジ32の光反射部42が光センサユニット60に対向する位置P1で停止(ステップS9)し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上であるか否かが再確認される(ステップS10)。この際、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合には、ステップS1〜S9が繰り返され、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合、PWMの設定値が図7の第32段階から第01段階の間で切り替えられる(ステップS11)。
【0030】
そして、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCHに最も近いPWMの設定値が設定され、このPWMの設定値がステップS2で設定された発光電流値と共にEEPROM78に格納され(ステップS12)、光反射部42に対する調整処理が終了する。
【0031】
次に、インクカートリッジ32のインク残量の有無の検知感度、つまりインクカートリッジ32の光反射部43に対する光センサユニット60の感度に対する調整手順を図9のフローチャートを用いて説明する。先ず、使用者は、光反射部43の反射率が最低な一の感度調整用インクカートリッジ32を複数のインクカートリッジ32から選択し、これをインクキャリッジ33にセットし、キーボード71によりインクカートリッジ32の有無検知用の感度調整開始指令を入力する。感度調整開始指令を入力すると、インクキャリッジ33がCAP位置に移動(ステップJ1)し、発光電流がI1(I1=4.4mA)に設定され、フォトダイオード61が点灯する(ステップJ2)。
【0032】
次いで、フォトダイオード61が点灯(ステップJ3)し、以下、ステップJ4〜J12が実行されるが、これらのステップについてはS4〜S12と同様であるので説明を省略する。
但し、ステップJ6、J9における位置P2は、光センサユニット60が感度調整用インクカートリッジ32の光反射部43に適切に対向する位置である。
【0033】
また、ステップS12、J12において、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上で、この0CCHに最も近くなるPWMの設定値設定方法は、図7に示すPWMの設定値の設定段階に基づき、以下のステップに示す手順で行われる。
ステップ1
PWMの設定値を第32段階に設定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上になるよう発光電流値を設定する。
【0034】
ステップ2
PWMの設定値を第16段階に設定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上か否かを判定する(ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、ステップ7へ)。
ステップ3
ステップ2でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合、PWMの設定値を第8段階に設定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定する(ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、ステップ11へ)。
【0035】
ステップ4
ステップ3でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合、PWMの設定値をステップ3の半分の第4段階に設定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定する(ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、ステップ14へ)。
ステップ5
ステップ4でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合、PWMの設定値をステップ4の半分の第2段階に設定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定する(ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、ステップ16へ)。
【0036】
ステップ6
ステップ5でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合、ステップ5で設定したPWMの設定値を一段下げ、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満なのを確認し、ステップ5で設定したPWMの設定値に決定する(調整終了)。
ステップ7
ステップ2でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、PWMの設定値を32と16の中間の第24段階に設定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定する(ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、ステップ17へ)。
【0037】
ステップ8
ステップ7でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合、PWMの設定値を24と16の中間の第20段階に設定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定する(ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、ステップ20へ)。
ステップ9
ステップ8でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合、PWMの設定値を20と16の中間の第18段階に設定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定する(ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、ステップ22へ)。
【0038】
ステップ10
ステップ9でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合、PWMの設定値をステップ9よりも1段階下げ、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合には第17段階に、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合には第18段階に決定する(調整終了)。
ステップ11
ステップ3でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、PWMの設定値を16と8の中間の第12段階に設定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定する(ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、ステップ23へ)。
【0039】
ステップ12
ステップ11でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合、PWMの設定値を8と12の中間の第10段階に設定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定する(ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、ステップ25へ)。
ステップ13
ステップ12でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合、PWMの設定値をステップ12よりも一段下げ、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合には第9段階に、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合には第10段階に決定する(調整終了)。
【0040】
ステップ14
ステップ4でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、PWMの設定値を4と8の中間の第6段階に設定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定する(ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、ステップ32へ)。
ステップ15
ステップ14でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合、PWMの設定値を一段階下げ、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合には第5段階に、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合には第6段階に決定する(調整終了)。
【0041】
ステップ16
ステップ5でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、PWMの設定値を一段階上げ、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合には第3段階に、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合には第4段階に決定する(調整終了)。
ステップ17
ステップ7でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、PWMの設定値を32と24の中間の第28段階に設定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定する(ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、ステップ26へ)。
【0042】
ステップ18
ステップ17でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合、PWMの設定値を24と28の中間の第26段階に設定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定する(ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、ステップ28へ)。
ステップ19
ステップ18でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合、PWMの設定値をステップ18よりも一段階下げ、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合には第25段階に、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合には第26段階に決定する(調整終了)。
【0043】
ステップ20
ステップ8でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、PWMの設定値を20と24の中間の第22段階に設定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定する(ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、ステップ29へ)。
ステップ21
ステップ20でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合、PWMの設定値を一段階下げ、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合には第21段階に、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合には第22段階に決定する(調整終了)。
【0044】
ステップ22
ステップ9でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、PWMの設定値を一段階上げ、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合には第19段階に、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合には第20段階に決定する(調整終了)。
ステップ23
ステップ11でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、PWMの設定値を12と16の中間の第14段階に設定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定する(ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、ステップ30へ)。
【0045】
ステップ24
ステップ23でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合、PWMの設定値を一段階下げ、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合には第13段階に、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合には第14段階に決定する(調整終了)。
ステップ25
ステップ12でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、PWMの設定値を一段階上げ、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合には第11段階に、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合には第12段階に決定する(調整終了)。
【0046】
ステップ26
ステップ17でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、PWMの設定値を28と32の中間の第30段階に設定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定する(ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、ステップ31へ)。
ステップ27
ステップ27でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合、PWMの設定値を一段階下げ、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合には第29段階に、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合には第30段階に決定する(調整終了)。
【0047】
ステップ28
ステップ18でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、PWMの設定値をステップ18よりも一段階上げ、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合には第27段階に、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合には第28段階に決定する(調整終了)。
ステップ29
ステップ20でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、PWMの設定値をステップ20よりも一段階上げ、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合には第23段階に、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合には第24段階に決定する(調整終了)。
【0048】
ステップ30
ステップ23でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、PWMの設定値をステップ23よりも一段階上げ、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合には第15段階に、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合には第16段階に決定する(調整終了)。
ステップ31
ステップ26でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、PWMの設定値をステップ23よりも一段階上げ、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合には第31段階に、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合には第32段階に決定する(調整終了)。
【0049】
ステップ32
ステップ14でADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合、PWMの設定値をステップ14よりも一段階上げ、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上かを判定し、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH以上の場合には第7段階に、ADコンバータ81の検出デジタル出力値Doが0CCH未満の場合には第8段階に決定する(調整終了)。
【0050】
以上のようにして光センサユニット60の感度が調整される。そして、上記のように印刷動作の開始時には、EEPROM78に格納されている発光電流値とPWM設定値とが読み出されるとともに、これらに対応して電流制御抵抗79とPWM設定値とが設定され、インクカートリッジ32の有無とそれらのインク残量の有無とが光センサユニット60により高精度に検知される。光センサユニット60を交換する場合にも、上記と同様に感度を調整する。
【0051】
なお、感度の調整時に感度調整用のインクカートリッジ32の代わりとして、通常のインクカートリッジ32の光反射部42・43に、調整用の反射板あるいは光学フィルタを貼着し、感度調整用の低い反射率を得るようにしても良い。さらに、光センサユニット60を交換する場合に、新しい光センサユニット60の発光電流値とPWM設定値とを予め測定し、交換時に外部データDとして制御部70に入力し、EEPROM78を書き換えるようにしても良い。
【0052】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、検出装置のみならず、インクタンクの光反射部における反射率のバラツキまで考慮して検出装置の感度を自動設定し、インクの残量やタンクの有無等からなるインクタンク情報を高精度に検出することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクタンク情報検出装置とこれを用いたインクジェットプリンタの実施形態を示す斜視説明図である。
【図2】本発明に係るインクタンク情報検出装置とこれを用いたインクジェットプリンタの実施形態を示す断面説明図である。
【図3】本発明に係るインクタンク情報検出装置とこれを用いたインクジェットプリンタの実施形態におけるインクカートリッジを示す斜視説明図である。
【図4】本発明に係るインクタンク情報検出装置とこれを用いたインクジェットプリンタの実施形態におけるインクキャリッジと光センサユニットを示す模式説明図である。
【図5】本発明に係るインクタンク情報検出装置とこれを用いたインクジェットプリンタの実施形態における電気回路のブロック図である。
【図6】本発明に係るインクタンク情報検出装置とこれを用いたインクジェットプリンタの実施形態における電気回路のADコンバータのブロック図である。
【図7】本発明に係るインクタンク情報検出装置とこれを用いたインクジェットプリンタの実施形態におけるPWM設定値の設定段階を示す説明図である。
【図8】本発明に係るインクタンク情報検出装置とこれを用いたインクジェットプリンタの実施形態における動作手順を示すフローチャート図である。
【図9】本発明に係るインクタンク情報検出装置とこれを用いたインクジェットプリンタの実施形態における動作手順を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 筐体
10 給紙部
20 搬送部
30 印刷部
50 排出部
32 インクカートリッジ(インクタンク)
33 インクキャリッジ
40 印刷ヘッド
41 位置センサ
42 光反射部
43 光反射部
60 光センサユニット
61 フォトダイオード(発光素子)
62 フォトトランジスタ(受光素子)
70 制御部
79 電流制御抵抗
80 負荷抵抗
81 ADコンバータ
82 アナログ入力
83 検出デジタル出力値
84 基準電圧Vref
D 外部データ
P 記録用紙
VQ 端子電圧

Claims (4)

  1. 複数のインクタンクと、インクキャリッジに複数のインクタンクを交換可能に搭載して記録用紙に印刷する印刷部と、この印刷部の各インクタンクに光を発光素子から照射してその反射光を受光素子で受光する交換可能な光センサユニットと、印刷部の反射率の低いインクタンクからの反射光を検出できるようADコンバータの検出感度が予め設定され、光センサユニットの受光素子が受光した反射光の強度をインクタンク情報として検出する制御部と、この制御部の制御下で印刷部を走査するキャリッジ駆動部とを備え、
    印刷部の複数のインクタンクから反射率が最低の一のインクタンクを選択し、制御部のPWM出力信号をADコンバータに対する基準電圧に用いるとともに、キャリッジ駆動部の速度制御用の信号とし、基準電圧を制御してADコンバータの検出感度を設定するようにしたインクタンク情報検出装置であって、
    制御部は、ADコンバータの設定された検出感度を記憶する記憶部を備え、印刷部の一のインクタンクの第一、第二の部位についてそれぞれ検出感度を設定して記憶部に記憶させ、一のインクタンクの第一、第二の部位からインクタンク情報を検出する場合には、それぞれ記憶させた検出感度に設定し、一のインクタンクの第一、第二の部位から検出されるインクタンク情報が、それぞれインクの残量を検出する情報と、インクタンクの有無を検出する情報であることを特徴とするインクタンク情報検出装置。
  2. 制御部は、インクタンクに対する検出デジタル出力値を記憶する記憶部を備え、光センサユニットの交換時に、交換前にインクタンクに対して得られた検出デジタル出力値が交換後も同一のインクタンクに対して得られるよう検出感度を設定する請求項1記載のインクタンク情報検出装置。
  3. 複数のインクタンクと、インクキャリッジに複数のインクタンクを交換可能に搭載して記録用紙に印刷する印刷部と、この印刷部の各インクタンクに光を発光素子から照射してその反射光を受光素子で受光する交換可能な光センサユニットと、印刷部の反射率の低いインクタンクからの反射光を検出できるようADコンバータの検出感度が予め設定され、光センサユニットの受光素子が受光した反射光の強度をインクタンク情報として検出する制御部と、この制御部の制御下で印刷部を走査するキャリッジ駆動部とを用い、
    印刷部の複数のインクタンクから反射率が最低の一のインクタンクを選択し、制御部のPWM出力信号をADコンバータに対する基準電圧に用いるとともに、キャリッジ駆動部の速度制御用の信号とし、基準電圧を制御してADコンバータの検出感度を設定するインクタンク情報検出方法であって、
    制御部は、ADコンバータの設定された検出感度を記憶する記憶部を備え、印刷部の一のインクタンクの第一、第二の部位についてそれぞれ検出感度を設定して記憶部に記憶させ、一のインクタンクの第一、第二の部位からインクタンク情報を検出する場合には、それぞれ記憶させた検出感度に設定し、一のインクタンクの第一、第二の部位から検出されるインクタンク情報が、それぞれインクの残量を検出する情報と、インクタンクの有無を検出する情報であることを特徴とするインクタンク情報検出方法。
  4. 請求項1又は2記載のインクタンク情報検出装置を備えてなることを特徴とするインクジェットプリンタ。
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