JP4118040B2 - インクタンク情報検出装置とそれを用いたインクジェットプリンタ - Google Patents

インクタンク情報検出装置とそれを用いたインクジェットプリンタ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、インクタンク情報検出装置とそれを用いたインクジェットプリンタに関し、特に、交換可能なインクカートリッジの有無や、もしくは、インクカートリッジのインク残量を検出する検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクジェットプリンタにおいてインクタンク内のインク残量を検出する装置としては、LEDとフォトトランジスタを組合せたものが用いられる。そしてキャリブレーション用反射部を設け、この反射部にLEDからの光を反射させてフォトトランジスタで受光し、フォトトランジスタの出力が所定値になるようにLEDの電流をPWM制御により調整して、検出装置の感度のキャリブレーション(較正)を行うようにしたものが知られている(例えば特開平8−114488号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に交換可能なインクタンクとして用いられているインクカートリッジは、その一部に光反射部を備え、その光反射部に光を照射すれば、その反射光の光量によりインクの残量やカートリッジの有無が判定できるように構成されている。
【0004】
しかしながら、インクカートリッジの光反射部の反射率にもばらつきがあり、検出装置のみをキャリブレーションしても反射率のばらつきの幅が大きいインクカートリッジに対しては正しい検知を行うことができないという問題がある。
【0005】
この発明はこのような事情を考慮してなされたもので、検出装置のみならず、インクタンクの光反射部の反射率のばらつきまでも考慮して検出装置の感度を自動設定し、インク残量やタンクの有無などのインクタンク情報を精度よく検出することが可能なインクタンク情報検出装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、インクタンクに光を照射する発光素子およびインクタンクからの反射光を受光する受光素子からなる光センサと、発光素子の発光強度と受光素子の受光感度を設定する制御部を備え、前記インクタンクが光反射率を最も低く設定した感度調整用インクタンクであるときに、制御部は発光強度を最小値から最大値に向かって順次変化させると共に、受光感度を最大値から最小値に向かって順次変化させて、受光素子から所定値の出力が得られるように発光強度と受光感度を設定するインクタンク情報検出装置を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
この発明のインクタンク情報検出装置の特徴は、インクタンクに光を照射する発光素子およびインクタンクからの反射光を受光する受光素子からなる光センサと、発光素子の発光強度と受光素子の受光感度を設定する制御部を備え、前記インクタンクが光反射率を最も低く設定した感度調整用インクタンクであるときに、制御部は発光強度を最小値から最大値に向かって順次変化させると共に、受光感度を最大値から最小値に向かって順次変化させて、受光素子から所定値の出力が得られるように発光強度と受光感度を設定する点にある。
【0008】
この発明に適用されるインクタンクには、光学的にタンクの有無やインク残量の有無を検出できる光反射部を備えたインクカートリッジを好適に用いることができる。
【0009】
発光素子および受光素子がそれぞれ発光ダイオードとフォトトランジスタからなり、制御部は発光ダイオードとフォトトランジスタにそれぞれ接続される複数の電流制限抵抗と複数の負荷抵抗を有し、制御部は負荷抵抗の電圧降下を反射光強度として検出し、前記電流制限抵抗および負荷抵抗を選択的に機能させることにより発光強度と受光感度を設定するようにしてもよい。
【0010】
光センサが交換可能に設けられるとき、制御部は、インクタンクからの反射光強度を記憶する記憶部を備え、制御部は光センサの交換時に交換前にインクタンクに対して得られた反射光強度が交換後も同じインクタンクに対して得られるように発光強度と受光感度を設定するようにしてもよい。
【0011】
制御部は、外部から入力される制御情報に基づいて発光強度と受光感度を設定する機能をさらに備えてもよい。
インクタンク情報がインクの残量を検出する情報であってもよい。
インクタンク情報がインクタンクの有無を検出する情報であってもよい。
【0012】
制御部は設定された発光強度と受光感度を記憶する記憶部を備え、制御部は1つのインクタンクの第1と第2の部位について、それぞれ前記発光強度と受光感度を設定して記憶部に記憶させ、第1と第2部位からインクタンク情報を検出するときには、発光強度と受光感度をそれぞれ記憶された発光強度と受光感度に設定してもよい。
【0013】
第1と第2部位から検出されるインクタンク情報が、それぞれインクの残量を検出する情報とインクタンクの有無を検出する情報であってもよい。
【0014】
さらに、この発明は上記インクタンク情報検出装置を備えたインクジェットプリンタを提供するものである。
【0015】
実施例
以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳述する。これによってこの発明が限定されるものではない。
図1はこの発明に係るインクジェットプリンタの斜視図、図2はその側面から見た構成説明図である。
【0016】
これらの図に示すように、本体101は、記録用紙Pに印刷を行なう印刷部81と、記録用紙Pを収容して送出する給紙部82と、記録用紙Pを印刷部81まで搬送する搬送部83と、印刷された記録用紙Pを排出する排出部85とから構成されている。
【0017】
給紙部82は、給紙トレイ103、分離板105、給紙ローラ104を有している。給紙トレイ103は、印刷にかかる記録用紙Pを収容し、分離板105および給紙ローラ104は、給紙トレイ103に収容された記録用紙Pを一枚ずつ分離して搬送部83に供給する。
【0018】
搬送部83は、ガイド板106、搬送ローラ107を有している。ガイド板106は、給紙ローラ104から送給されてきた記録用紙Pを搬送ローラ107へ導き、搬送ローラ107は、ガイド板106上を通過した記録用紙Pを印刷部81まで搬送する。印刷部81は、インクキャリッジ203とガイドシャフト202と、プラテン102を有している。
【0019】
インクキャリッジ203は、図2に示す印刷ヘッド13をガイドシャフト202に沿って移動させるためのものであり、図1に示すように、3つのインクカートリッジ211a,211b,211cを交換可能に搭載している。
【0020】
カートリッジ211a〜211cは、イエロー,マゼンタ,シアンのインクをそれぞれ貯留するとともに、印刷ヘッド13に各インクを供給するものであり、印刷ヘッド13の上部に配置される。なお、インクカートリッジとしては、さらにブラックやその他のインクを貯留したものを備えてもよい。
印刷ヘッド13は、カートリッジ211a〜211cから供給されたインクを吐出口から吐出して、記録用紙Pに画像を形成する。
【0021】
ガイドシャフト202はインクキャリッジ203を摺動可能に支持し、プーリ205,206間に張設されたタイミングベルト207がインクキャリッジ203に係止しており、ステッピングモータ204の駆動によりインクキャリッジ203が走査方向に沿って移動できるようになっている。ここで、走査方向とは、記録用紙Pの搬送方向(矢印A方向)と垂直な方向(矢印B方向)のことである。
【0022】
図2に示すプラテン102は、印刷(インク吐出)の際、記録用紙Pを載置するための台(印刷台)となるものであり、記録用紙Pにおける平坦性の維持、および、印刷ヘッド13の吐出口と記録用紙Pとの距離調整を行う。
【0023】
排出部85は、排出ローラ108、排出トレイ109を有している。排出ローラ108は、印刷部81で印刷された記録用紙Pを排出トレイ109に排出する。
なお、図1において、ガイドシャフト202に平行に設置された細長いスリット板208はその長手方向に所定ピッチで刻まれた多数のスリットを有し、インクキャリッジ203に設けられた位置センサ(フォトインタラプタ)209がスリット板208のスリットを検出することによってリニアエンコーダとして働きインクキャリッジ203の位置を検出できるようになっている。
【0024】
インクカートリッジ211a〜211cから情報を光学的に検出する光センサユニット210は、図1に示すように、移動するインクカートリッジ211a〜211cに対向できる位置に交換可能に固定されている。
【0025】
図1に示すように本体1の内部の右端には、印刷ヘッド13を清掃するためのクリーニングユニット212が設置され、インクキャリッジ203は、印刷を行わない待機期間には、通常クリーニングユニット212の真上の位置(以下CAP位置という)で待機するようになっている。
【0026】
また、インクカートリッジ211a〜211cの交換時には、インクキャリッジ203は図1に示すように本体101の中央位置(以下、インク交換位置という)に移動し、本体1の上部に設けられたカバー213を開いて交換作業が行われる。
【0027】
図3はインクカートリッジ211a〜211cを示す斜視図であり、それぞれ2つの光反射部LR1,LR2を備える。
図4はインクカートリッジ211a〜211cにセンサユニット210が対向し、光センサユニット210に内蔵されたフォトダイオードDから出射した光が光反射部LR1又はLR2に反射し、センサユニット210に内蔵されたフォトトランジスタQに受光される状態を示している。
【0028】
なお、光反射部LR1はインクカートリッジの有無を検出するための光反射部であり、フォトトランジスタQにより検出される反射光量が所定値以上の時、インクカートリッジが有る(装着されている)と判定される。光反射部LR2はインク残量を検出するための光反射部であり、フォトトランジスタQにより検出される反射光量が所定値以上の時、インク残量なしと判定される。
【0029】
ここで、光反射部LR1には、アルミ箔などが貼り付けられてあり、光反射部LR1は反射率がインク残量なしのときの光反射部LR2よりも十分に大きく設定されている。
【0030】
図5は、図1に示すインクジェットプリンタの電気回路のブロック図であり、CPUからなる制御部21は、外部からのデータ(印刷データや各種指令データ)Dと,キーボード22,位置センサ206および光センサユニット210からの出力信号とをうけて、その信号を処理し、印字ヘッド13を駆動するヘッド駆動部23,ステッピングモータ204を駆動するキャリッジ駆動部24,給紙ローラ104,搬送ローラ107および排出ローラ108を駆動するローラ駆動部25,印字条件やインクタンク情報などを表示する表示部26に出力するようになっている。
【0031】
なお、RAM27は主に外部データDに含まれる印刷データを一時格納するメモリであり、ROM28は予めインクジェットプリンタの制御プログラムや表示部26への表示内容を格納するメモリである。EEPROM29は主に光センサユニット210の設定条件を格納するプログラマブルROMである。
【0032】
また、光センサユニット210において、発光ダイオードDは電流制御抵抗210aを介して制御部21へ接続され、フォトトランジスタQは負荷抵抗210bを介して制御部21へ接続されている。そして、負荷抵抗210bの端子電圧VQがフォトトランジスタQの出力電圧(受光光量)として制御部21へ取り込まれるようになっている。
【0033】
このような構成における動作を次に説明する。
印刷動作
本体101の電源が投入(オン)されると、まずCAP位置において印刷ヘッド13のクリーニング(インクの吐出によるノズルの清掃など)が行われる。次に、インクキャリッジ203が往復走査を行い、その間に、光センサユニット210により、インクカートリッジ211a〜211cについて、キャリッジ203への装着とインク残量が確認される。
【0034】
そして、印刷データが受信されると、分離板105と給紙ローラ104との作用により、記録用紙Pが1枚ずつ搬送部83に搬送される。搬送された記録用紙Pは、ガイド板106に支えられながら搬送ローラ107によって搬送される。
【0035】
次に、印刷ヘッド13が、搬送されてきた記録用紙Pに対してインクを吐出して印刷を行う。印刷ヘッド13を備えたインクキャリッジ203がシャフト202に沿って走査方向(矢印B方向)に1回移動する毎に、1ライン分の画像が印刷される。
【0036】
1ライン分の画像が印刷された後、搬送ローラ107は、プラテン102上の記録用紙Pを、1ラインの画像の幅分だけ搬送させる。また、この搬送の間に、インクキャリッジ21は、スタート位置に復帰する。
【0037】
そして、このような走査を繰り返し行うことにより、印刷データに応じた情報が記録用紙Pに印刷される。最後に、印刷された用紙Pは、排紙ローラ108を経て排紙トレイ109に排出される。
【0038】
光センサユニットの感度の自動調整動作
前述のように、インクカートリッジの光反射部の反射率にばらつきがあり、また光センサユニットを構成する素子にもばらつきがあるので、この発明ではインクカートリッジの有無やインク残量の有無を精度よく検知するために、光センサユニットの取り付け時や交換時に光センサユニットの感度を以下のようにして自動調整するようにしている。
【0039】
図5に示すように発光ダイオードDの電流制限抵抗210aは4つの抵抗R1〜R4で構成され、制御部21はこれらを選択的に並列接続して発光ダイオードDへ供給される電流(以下、発光電流という)を設定するようになっている。
【0040】
また、フォトトランジスタQの負荷抵抗(以下ゲイン抵抗という)210bは6つの抵抗R5〜R10で構成され、制御部21はこれらを選択的に並列接続してフォトトランジスタQの受光光量に対する出力電圧VQつまりゲイン値を設定するようになっている。
【0041】
具体的には、発光ダイオードDと電流制限抵抗210aの直列回路およびフォトトランジスタQとゲイン抵抗210bの直列回路にはそれぞれ直流5Vの電圧が印加されている。
また、R1=1.5kΩ,R2=750Ω,R3=390Ω
R4=100Ω,R5=5.1kΩ,R6=20kΩ
R7=10kΩ,R8=5.1kΩ,R9=2.4kΩ,R10=1.2kΩ
である。
【0042】
そして、制御部21は、抵抗R1〜R4から選択して並列接続することにより、光電流をI1=5mA,I2=7.5mA,I3=9.5mA,I4=17mA,I5=35mAの5通りの値を設定するようにしている。
【0043】
また、制御部21は抵抗R5〜R10からいずれかを選択して並列接続することにより、ゲイン抵抗210bを図6に示すように5100Ω〜558Ωの32段階の値に設定するようにしている。なお、図6において○印は選択された抵抗、×印は選択されない抵抗を示す。
【0044】
次に、インクタンク(インクカートリッジ)の有無の検知感度、つまりインクカートリッジの光反射部LR1に対する光センサユニット210の感度の調整手順を図7のフローチャートを用いて説明する。
【0045】
まず、使用者は、1つの感度調整用インクカートリッジ(光反射部LR1の反射率が最低のもの)をインクカートリッジ211a〜211cのいずれか1つとしてキャリッジ203へ装着し、キーボード22からインクタンク有無検知用の感度調整開始指令を入力する。
【0046】
それによってキャリッジ203はCAP位置に移動し(ステップS1)、発光電流がI1(=5mA)に設定され、発光ダイオードDが点灯される(ステップS2,S3)。そして、ゲイン抵抗値が最大つまり図6の第32段階(5100Ω)に設定される(ステップS4)。
【0047】
次に、キャリッジ203がCAP位置からインク交換位置まで移動し、その移動中に出力電圧VQが4V以上になる位置P1(光センサユニット210が調整用インクカートリッジの光反射部LR1に丁度対向する位置)が位置センサ209により検出される(ステップS5,S6)。
【0048】
VQが4V以上になる位置P1が検出されない場合には発光電流値が増大され(ステップS7,S8)。ステップS3〜S6の工程が繰り返される。そして、VQが4V以上になる位置P1が検出されると、キャリッジ203がインク交換位置からCAP位置方向へ移動し、調整用インクカートリッジの光反射部LR1が光センサユニット210に対向する位置P1で停止し、その時、VQが4V以上であるか否かが再確認される(ステップS10)。
【0049】
VQが4V未満の場合には、ステップS1〜S9の工程が繰り返される。VQが4V以上である場合には、ゲイン抵抗値が図6に示す第32段から第01段の間で切り替えられる(ステップS11)。
【0050】
そして、VQが4V以上で4Vに最も近いゲイン抵抗値が設定され、この設定されたゲイン抵抗値がステップS2で設定された発光電流値と共にEEPROM29(図5)に格納され(ステップS12)、光反射部LR1に対する調整処理が終了する。
【0051】
次にインクカートリッジのインク残量の有無の検知感度、つまり、インクカートリッジの光反射部LR2に対する光センサユニット210の感度の調整手順を図8のフローチャートを用いて説明する。
【0052】
まず、使用者は1つの調整用インクカートリッジ(光反射部LR2の反射率の最低のもの)をインクカートリッジ211a〜211cのいずれか1つとしてキャリッジ203へ装着し、キーボード22からインク残量検知用の感度調整開始指令を入力する。それによってキャリッジ203はCAP位置へ移動し(ステップJ1)、発光電流がI4(=17mA)に設定される(ステップJ2)。この発光電流は図7のステップS2で初期設定されるI1(=5mA)より大きい値になっているが、これは光反射部LR2の反射率が光反射部LR1に比べて小さいからである。
【0053】
次にダイオードDが点灯され(ステップJ3)、以下ステップJ4〜J12が実行されるが、これらのステップは図7に示すステップS4〜S12と同等であるので説明を省略する。但し、ステップJ6,J9における位置P2は光センサユニット210が調整用インクカートリッジの光反射部LR2に丁度対向する位置である。
【0054】
また、ステップS12,J12において、VQが4V以上で、4Vに一番近くなるゲイン抵抗値の設定方法は、図6に示すゲイン抵抗値設定段階に基づいて次のステップ1〜32で示す手順で行われる。
【0055】
ステップ1.ゲイン抵抗値を第32段階に設定し、VQが4V以上になるよう発光電流値を設定する
ステップ2.ゲイン抵抗値を第16段階に設定し、VQが4V以上か判定する(4V未満の時、ステップ7へ)
ステップ3.ステップ2で4V以上の時、ゲイン抵抗値を第8段階に設定し、VQが4V以上か判定する(4V未満の時、ステップ11へ)
ステップ4.ステップ3で4V以上の時、ゲイン抵抗値をステップ3の半分の第4段階に設定し、VQが4V以上か判定する(4V未満の時、ステップ14へ)
【0056】
ステップ5.ステップ4で4V以上の時、ゲイン抵抗値をステップ4の半分の第2段階に設定し、VQが4V以上か判定する(4V未満の時、ステップ16へ)
ステップ6.ステップ5で4V以上の時、ステップ5で設定したゲイン抵抗値を1段下げ、4V未満で有ることを確認し、ステップ5で設定したゲイン抵抗値に決定する。(調整終了)
ステップ7.ステップ2で4V未満の時、ゲイン抵抗値を32と16の中間の第24段階に設定し、4V以上か判定する(4V未満の時、ステップ17へ)
ステップ8.ステップ7で4V以上の時、ゲイン抵抗値を24と16の中間の第20段階に設定し、4V以上か判定する(4V未満の時、ステップ20へ)
【0057】
ステップ9.ステップ8で4V以上の時、ゲイン抵抗値を20と16の中間の第18段階に設定し、4V以上か判定する(4V未満の時、ステップ22へ)
ステップ10.ステップ9で4V以上の時、ゲイン抵抗値をステップ9より1段階下げ、4V以上か判定し、4V以上の時は第17段階に、4V未満の時は18段に決定する。(調整終了)
ステップ11.ステップ3で4V未満の時、16と8の中間の第12段階に設定し4V以上か判定する(4V未満の時、ステップ23へ)
ステップ12.ステップ11で4V以上の時、8と12の中間の第10段階に設定し4V以上か判定する(4V未満の時、ステップ25へ)
ステップ13.ステップ12で4V以上の時、ゲイン抵抗値をステップ12より1段階下げ、4V以上か判定し、4V以上の時は第9段階に、4V未満の時は第10段階に決定する。(調整終了)
ステップ14.ステップ4で4V未満の時、4と8の中間の第6段階に設定し4V以上か判定する。(4V未満の時、ステップ32へ)
ステップ15.ステップ14で4V以上の時、ゲイン抵抗値を1段階下げ、4V以上か判定し、4V以上の時は第5段階に、4V未満の時は第6段階に決定する。(調整終了)
ステップ16.ステップ5で4V未満の時は、ゲイン抵抗値を1段階上げ、4V以上か判定し、4V以上の時は第3段階に、4V未満の時は第4段階に決定する。(調整終了)
【0058】
ステップ17.ステップ7で4V未満の時、ゲイン抵抗値を32と24の中間の第28段階に設定し、4V以上か判定する(4V未満の時、ステップ26へ)
ステップ18.ステップ17で4V以上の時、24と28の中間の第26段階に設定し、4V以上か判定する(4V未満の時、ステップ28へ)
ステップ19.ステップ18で4V以上の時、ゲイン抵抗値をステップ18より1段階下げ、4V以上か判定し、4V以上の時は第25段階に4V未満の時は第26段階に決定する。(調整終了)
ステップ20.ステップ8で4V未満の時、20と24の中間の第22段階に設定し、4V以上か判定する(4V未満の時、ステップ29へ)
【0059】
ステップ21.ステップ20で4V以上の時、ゲイン抵抗値を1段階下げ、4V以上か判定し、4V以上の時は第21段階に、4V未満の時は第22段階に決定する。(調整終了)
ステップ22.ステップ9で4V未満の時は、ゲイン抵抗値を1段階上げ、4V以上か判定し、4V以上の時は第19段階に、4V未満の時は第20段階に決定する。(調整終了)
ステップ23.ステップ11で4V未満の時、12と16の中間の第14段階に設定し、4V以上か判定する(4V未満の時、ステップ30へ)
ステップ24.ステップ23で4V以上の時、ゲイン抵抗値を1段階下げ、4V以上か判定し、4V以上の時は第13段階に、4V未満の時は第14段階に決定する。(調整終了)
【0060】
ステップ25.ステップ12で4V未満の時は、ゲイン抵抗値を1段階上げ、4V以上か判定し、4V以上の時は第11段階に、4V未満の時は第12段階に決定する。(調整終了)
ステップ26.ステップ17で4V未満の時、28と32の中間の第30段階に設定し、4V以上か判定する(4V未満の時、ステップ31へ)
ステップ27.ステップ27で4V以上の時、ゲイン抵抗値を1段階下げ、4V以上か判定し、4V以上の時は第29段階に、4V未満の時は第30段階に決定する。(調整終了)
ステップ28.ステップ18で4V未満の時は、ゲイン抵抗値をステップ18より1段階上げ、4V以上か判定し、4V以上の時は第27段階に、4V未満の時は第28段階に決定する。(調整終了)
【0061】
ステップ29.ステップ20で4V未満の時は、ゲイン抵抗値をステップ20より1段階上げ、4V以上か判定し、4V以上の時は第23段階に、4V未満の時は第24段階に決定する。(調整終了)
ステップ30.ステップ23で4V未満の時は、ゲイン抵抗値をステップ23より1段階上げ、4V以上か判定し、4V以上の時は第15段階に、4V未満の時は第16段階に決定する。(調整終了)
ステップ31.ステップ26で4V未満の時は、ゲイン抵抗値を1段階上げ、4V以上か判定し、4V以上の時は第31段階に、4V未満の時は第32段階に決定する。(調整終了)
ステップ32.ステップ14で4V未満の時、ゲイン抵抗値をステップ14より1段階上げ、4V以上か判定し、4V以上の時は第7段階に、4V未満の時は第8段階に決定する。(調整終了)
【0062】
以上のようにして、光センサユニット210の感度調整が行われる。
そして、前述のように印刷動作開始時には、EEPROM29に格納されている発光電流値とゲイン抵抗値が読み出され、それらに対応して電流制限抵抗210aとゲイン抵抗210bが設定され、インクカートリッジ211a〜211cの有無とそれらのインク残量の有無が光センサユニット210により精度よく検知される。
【0063】
また、光センサユニット210を交換する場合にも、上記と同様に感動調整を行えばよい。なお、感度調整時に用いた感度調整用のインクカートリッジの代わりに通常のインクカートリッジの光反射部LR1,LR2に調整用の反射板又は光学フィルタを貼り付けて、感度調整用の低い反射率を得るようにしてもよい。
【0064】
また、光センサユニット210を交換する場合に、新しい光センサユニットの発光電流値とゲイン抵抗値を予め測定しておいて、交換時に外部データDとして制御部21へ入力しEEPROM29を書き換えるようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】
この発明によれば、反射率の最も低いインクタンクからの反射光をインクタンク情報として検出できるように発光素子の発光強度と受光素子の受光感度を予め設定するので、インクタンクの反射率が大きくばらついても、インクタンク情報を精度よく検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るインクジェットプリンタの斜視図である。
【図2】図1に示すインクジェットプリンタの構成説明図である。
【図3】図1に示すインクジェットプリンタのインクカートリッジの斜視図である。
【図4】図1に示すインクジェットプリンタのキャリッジの側面図である。
【図5】図1に示すインクジェットプリンタの電気回路のブロック図である。
【図6】この発明に係るインクジェットプリンタの光センサユニットのゲイン抵抗値の設定段階を示す説明図である。
【図7】この発明に係るインクジェットプリンタの動作の要部を示すフローチャートである。
【図8】この発明に係るインクジェットプリンタの動作の要部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
13 印字ヘッド
81 印刷部
83 搬送部
85 排出部
101 本体
103 給紙トレイ
104 給紙ローラ
105 分離板
106 ガイド板
107 搬送ローラ
108 排出ローラ
109 排出トレイ
202 ガイドシャフト
203 インクキャリッジ
208 スリット板
209 位置センサ
210 光センサユニット
211a カートリッジ
211b カートリッジ
211c カートリッジ
212 クリーニングユニット

Claims (9)

  1. インクタンクに光を照射する発光素子およびインクタンクからの反射光を受光する受光素子からなる光センサと、発光素子の発光強度と受光素子の受光感度を設定する制御部を備え、前記インクタンクが光反射率を最も低く設定した感度調整用インクタンクであるときに、制御部は発光強度を最小値から最大値に向かって順次変化させると共に、受光感度を最大値から最小値に向かって順次変化させて、受光素子から所定値の出力が得られるように発光強度と受光感度を設定するインクタンク情報検出装置。
  2. 発光素子および受光素子がそれぞれ発光ダイオードとフォトトランジスタからなり、制御部は発光ダイオードとフォトトランジスタにそれぞれ接続される複数の電流制限抵抗と複数の負荷抵抗を有し、制御部は負荷抵抗の電圧降下を反射光強度として検出し、前記電流制限抵抗および負荷抵抗を選択的に機能させることにより発光強度と受光感度を設定する請求項1記載のインクタンク情報検出装置。
  3. 光センサが交換可能に設けられ、制御部はインクタンクからの反射光強度を記憶する記憶部を備え、制御部は光センサの交換時に交換前にインクタンクに対して得られた反射光強度が交換後も同じインクタンクに対して得られるように発光強度と受光感度を設定する請求項1又は2記載のインクタンク情報検出装置。
  4. 制御部が外部から入力される制御情報に基づいて発光強度と受光感度を設定する機能をさらに備える請求項1〜3のいずれか1つに記載のインクタンク情報検出装置。
  5. インクタンク情報がインクの残量を検出する情報である請求項1〜4のいずれか1つに記載のインクタンク情報検出装置。
  6. インクタンク情報がインクタンクの有無を検出する情報である請求項1〜4のいずれか1つに記載のインクタンク情報検出装置。
  7. 制御部は設定された発光強度と受光感度を記憶する記憶部を備え、制御部は1つのインクタンクの第1と第2の部位について、それぞれ前記発光強度と受光感度を設定して記憶部に記憶させ、第1と第2部位からインクタンク情報を検出するときには、発光強度と受光感度をそれぞれ記憶された発光強度と受光感度に設定する請求項1又は2記載のインクタンク情報検出装置。
  8. 第1と第2部位から検出されるインクタンク情報が、それぞれインクの残量を検出する情報とインクタンクの有無を検出する情報である請求項7記載のインクタンク情報検出装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つに記載のインクタンク情報検出装置を用いたインクジェットプリンタ。
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