JP5247061B2 - 発光量変更方法およびインクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録装置における光学センサの発光量変更方法およびインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置におけるインクタンク内のインク残量を検出する方法として、インクの有無によって変化するインクタンクの特定部の反射率を光学的な反射型センサを用いて読み取る方法が知られている(特許文献1)。
しかし、インクジェット記録装置の場合、記録を行う際にインクを吐出して記録を行うことから、記録装置内に発生したインクミストが光学式センサに付着するおそれがある。そのため、特許文献1のようにインクタンクの特定部の反射率を光学的な反射型センサで読み取る方式の場合、インクミストによって光学式センサが汚れていると、正確に読み取ることができない恐れがある。その他にも、光学式センサの経年劣化や光学系メカ精度のずれなどによって、光学式センサの検出特性が大きく変わる恐れもある。
そこで、このような検出特性の変化があっても、一定以上のインク残量検出の精度を確保するために、光学式センサの較正(以下、キャリブレーションともいう)を行ってからインク残量検知を行う方法が知られている(特許文献2)。この方法は、光学式センサの感度調整可能な回路とキャリッジ上にキャリブレーション用の反射物とを設け、インク残量検知時にその反射物で特性変化した光学式センサの感度を一定レベルに調整し、検出特性を補正し検出精度を確保するという方式である。
特開2000−43287号公報 特開平8−114488号公報
しかし、特許文献2の方法にも依然として課題がある。光学式センサのキャリブレーションを行うために用いる反射物も、インクジェット記録装置内に設置されているため、その反射物自体もインクミストによって汚れるおそれがある。反射物が汚れれば、その汚れ具合によってキャリブレーションによる検出特性は変わってしまうおそれがある。よって、インクジェット記録装置の使用に伴って汚れ具合は常に変化するため、反射物の汚れ方次第で、キャリブレーションによって光学式センサの感度を一定レベルに調整できない場合や、インク有り無しの検知を行うに当たって、誤った判断をするおそれがある。
よって本発明は、記録装置使用中に発生するインクミストが、光学センサの較正に影響を与えることなく、インク有り無しの検知を行なうに当たって誤った判断をしない光学センサの発光量変更方法およびインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
そのため本発明の発光量変更方法は、インクタンクと、該インクタンクの反射部に向けて所定の発光量で発光する発光部と、前記反射部で反射された光を受光するための受光部と、該受光部で受光した受光量が閾値よりも多い場合は前記インクタンクにインクが無いと判断し前記受光量が前記閾値以下の場合は前記インクタンクにインクが有ると判断する判断部と、を備えるインクジェット記録装置の発光量変更方法において、前記発光部にインクが有るインクタンクの反射部に向けて前記所定の発光量で発光させる工程と、前記受光部で受光する受光量が前記閾値よりも大きくなるまで前記発光部の発光量を上げる工程と、前記受光量が前記閾値になるまで前記発光量を下げる工程と、前記所定の発光量を、前記受光量が前記閾値になったときの前記発光部の発光量に変更する工程と、前記インクタンクに設けられた記憶素子に変更された前記発光部の発光量を記憶する工程と、を以上の順に有することを特徴とする。
また、本発明のインクジェット記録装置は、インクタンクと、該インクタンクの反射部に向けて所定の発光量で発光する発光部と、前記反射部で反射された光を受光するための受光部と、該受光部で受光した受光量が閾値よりも多い場合は前記インクタンクにインクが無いと判断し前記受光量が前記閾値以下の場合は前記インクタンクにインクが有ると判断する判断部と、を備えるインクジェット記録装置において、前記発光部にインクが有るインクタンクの反射部に向けて前記所定の発光量で発光させ、前記受光部で受光する受光量が前記閾値よりも大きくなるまで前記発光部の発光量を上げた後に前記受光量が前記閾値になるまで前記発光量を下げる制御手段と、前記所定の発光量を、前記受光量が前記閾値になったときの前記発光部の発光量に変更する変更手段と、前記変更手段によって変更された前記発光部の発光量を前記インクタンクに設けられた記憶素子に記憶する記憶手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、インクタンクに備えられた反射部に光学式センサの発光部から光を照射して、反射部によって反射した反射光を光学式センサの受光部で検出する。そして、インクタンク内にインクが入っている時に、光学式センサによってインクタンク内にインクが入っていないと検知されるときの受光部の検出信号を基準として、光学式センサを較正することで、信頼性の高いインク有無の判断が可能となる。
(記録装置本体)
以下、図面を参照して本実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態を適用可能なインクジェット記録装置(以下、単に記録装置ともいう)の全体構成を示す概略斜視図である。インクタンクを搭載可能なキャリッジ101は、シャーシ102にその両端部が支持されて延在するガイドレール103および104により摺動可能に支持されている。キャリッジ101には、不図示の駆動モータからの駆動を伝達するための駆動ベルト105と、搭載する記録ヘッド106に画像信号を伝達するためのフレキシブルケーブル107とがそれぞれ接続されている。これにより、各記録ヘッド106から記録媒体としての例えば記録用紙にインクを吐出して画像等を記録可能に構成されている。
キャリッジ101の移動範囲の一端側に設けられたホームポジションHPには、キャリッジ101に搭載される記録ヘッド106に対する吐出回復を目的とする吸引または保護用のキャップ108が設けられている。不図示のポンプ(ポンプ手段)によりキャップ108と記録ヘッド106との間の空間を負圧とすることにより、あるいは空吐出させることにより記録ヘッド106の吐出口またはこれに連通するインク流路(ノズル)の目詰まり等を積極的に解消することができる。なお、図示しないが、キャップ108には、その内部に連通し、記録ヘッド106から排出されたインクを所定の部位へ導くインクチューブが取り付けられている。
一方、キャリッジ101移動範囲のホームポジションHPの反対側には、発光部109と受光部110とを持つ較正可能な光学式センサ111が設けられている。この光学式センサ111の上部をキャリッジ101が通過するときにインクタンク内のインク残量の光学的検知を行うことができる。
(インクタンク)
本実施形態で用いたインクタンクについて説明する。
図2は、本実施形態に用いたインクタンクを示したものである。インクタンク本体200は、記録ヘッド106にインクを送る供給口202と、インクを貯蔵するインク貯蔵部206と、吸収体によってインクを保持するインク保持部201とを備えている。また、インクタンク本体200は、アクリル等の材料からなる光透過性部材によって形成された三角形状のインク残量検知用光学反射部(以下、単に反射部ともいう)204と、外部とのアクセスが可能に設けられた記憶素子205を備えている。
(インク残量検知方法)
ここで、本実施形態で用いるインク残量検知方法について説明する。本実施形態では光学式センサ111を用いてインクタンクのインク203の有無を判別する。インク残量検知時には、光学式センサ111の上部までキャリッジ101を移動させ、キャリッジ101に搭載されたインクタンクの反射部204を光学式センサ111と対面させる。
図3は、光学式センサ111とインクタンクの反射部204とが対面している状態を示した図である。反射部204がインクで覆われている場合、つまりインクが入っている場合には、発光部109から出た光の大半は、図の実線矢印のように反射部204で反射されずに通過してしまうため、受光部110ではほとんど受光されない。また、反射部204がインクに覆われていない場合は、光学式センサ111の発光部109から出た光は、インクタンクの反射部204で図の破線矢印のように反射するため、その反射光が光学式センサの受光部110で受光される。このようにして、反射部204の反射を利用して、反射部204に照射された光を反射させることでインクタンク内のインクの量(有無)を検出している。
(光学式センサ回路)
図4は、本実施形態の記録装置が搭載する回路基板上に構成された光学式センサ駆動回路を示した図である。発光部109から出た光を受光する受光部110は、インクタンクの反射部204によって反射された光を検出して、その検出した光の量に応じた電圧を出力する。出力された電圧はローパスフィルタ402、A/Dコンバータ403を通して、電圧レベルとしてCPU405が検出する。
インクタンクにインクが残っていない場合には、発光部109から出た光はインクタンクの反射板で反射されて受光部110で受光されるため、CPU405検出する電圧は下がる。また、インクタンクにインクが残っている場合には、発光部109から出た光はインクタンクの反射板で反射されないため、CPU405が検出する電圧は上がる。
図5は、本実施形態におけるインクの有無を判断する閾値をCPU405の電圧で表わした図である。CPU405は、図中の実線で示した閾値501よりもCPU405の検出した電圧が高ければインク有り、逆に電圧が低ければインク無しと判断する。
しかし、記録装置を使用して装置内部で発生するインクミスト等によって、発光部109や受光部110が汚れた場合には、汚れによって発光部109が発光する光は実際に発光する光よりも弱くなり、受光部110で受光する光の量は少なくなってしまう。これによって、インクタンクにインクが残っていない場合でも、CPU405が検出する電圧が閾値501以上に高くなることがある。この場合、インクタンクの中にはインクが無いにもかかわらず、CPU405はインクが有ると誤った判断をしてしまう。
このようなCPU405の誤った判断を防止するために、本実施形態では、発光部109および受光部110にそれぞれ調整回路を設けており、発光量を調整することができるように構成されている。
(インクタンク記憶素子)
図6は、キャリッジ101に搭載されたインクタンク本体200を表わした図である。インクタンク本体200には記憶素子205が設けられており、その記憶素子205は、キャリッジ101の電気接点601と接続可能に構成されている。そして、記憶素素子205はキャリッジホルダを介して記録装置本体と接続され、フレキシブルケーブル107を介してメイン基板のCPU405とつながっている。
図7は、インクタンク本体200に設けられた記憶素子205と記録装置本体に設けられたCPU405とがつながっている状態を模式的に表わした図である。一般的にこのようなインクタンクに設けられた記憶素子には、インクの使用ドット数や、インクタンクの色情報、固有識別ID等を記憶させているが、本実施形態では、CPU405により情報の読み書きが可能なEEPROMとしての機能も担っている。
以下にEEPROMの記憶内容について説明する。
アドレス0(装置ID):光学式センサのキャリブレーション時に、プリンタ本体の固有IDが書き込まれる。初期状態はブランク。
アドレス1(インク無しフラグ):インク残量検知が行われ、インクタンク内のインク203のインク残量がないと判断された場合、1が書き込まれる。初期状態は0になっている。
アドレス2(キャリブレーションフラグ):光学式センサのキャリブレーションが行われた場合に1が書き込まれる。初期状態は0になっている。
アドレス3(PWM値):光学式センサのキャリブレーションが行われた際にキャリブレーション終了時の発光素子におけるPWM(パルス幅変調:Pulse Width Modulation)値が書き込まれる。
図8は、EEPROMの記憶内容を模式的に表わした図である。
(振分け処理)
以下に、本実施形態における振分け処理について図を用いて説明する。なお、説明を容易にするため1つのインクタンクについて説明を行うが、複数のインクタンクであっても同様に検出することが可能である。また、この振分け処理は、通常インクタンクが交換された場合や、ある程度記録が行われた後に、インクの残量が少ないと判断された場合に実行される。
図9は、インクタンクの記憶素子の記憶情報による振分け処理を示したフローチャートである。この振分け処理がスタートすると、ステップS901でEEPROM内のアドレス1の情報(インク無しフラグ)を確認する。このフラグが1の場合、つまり、すでにこのインクタンクは以前にインク残量検知が行われて、前回のインク残量検知でインクタンク内にインクが無いと判断されたものである場合には、ステップS902へと移行してユーザにインク無しの警告を出す。ステップS901でフラグが0である場合、つまり、インクタンクが新品で、まだインク残量検知が行われていないか、インク残量検知は行われたが、前回のインク残量検知の際にインクタンク内にまだインクが有った場合には、ステップS903へ移行する。ステップS903では、アドレス2の情報(キャリブレーションフラグ)の確認を行う。このフラグが0の場合、つまり、以前に光センサのキャリブレーションが実施されていなければ、ステップS904へ移行する。ステップS903でフラグが1、つまり、以前に光センサのキャリブレーションが実施されていると判断した場合には、ステップS905へと移行する。ステップS905では、アドレス0の情報(装置ID)の確認を行う。ここではインクタンクが以前にキャリブレーションを行った記録装置と、現在搭載されている記録装置とが同一であるかを確認するための識別情報であるID(identification)の確認を行う。IDが不一致の場合は、他の記録装置で途中まで使用されて、インクの残っているインクタンクであると判断されて、ステップS904へと移行する。IDが一致した場合には、ステップS906へと移行する。
このような振分け処理を行うことで、インクタンクの履歴がわかる。すなわち、インクタンクは、フローチャート上に示す4つのルート(910、911、912、913)に分別されることになり、ルート1(910)を通るものは、すでに使用されインクが無くなってしまったものをあわらしている。また、ルート2(911)を通るものは、インクタンクにインクが有り、且つキャリブレーションが一度も行われてないものであるため新品のインクタンクであると判断することができる。また、ルート3(912)を通るものは、インクタンクにインクが有り、且つキャリブレーションが行われており、機種固有IDが一致しないもの。即ち、他の記録装置で使用されており、今回始めて本記録装置に装着されたインク有りのインクタンクであると判断することができる。そして、ルート4(913)を通るものは、すでに、本記録装置で以前にインク残量検知が行われ、前回はインク有りと判断されたものと判断することができる。
このような振分けを行うことによって、ルート2(911)およびルート3(912)の処理を通るインクタンク内に必ずインクが入っていると判断できるインクタンクを用いてステップS904で後述する光学式センサのキャリブレーションを行うことができる。また、キャリブレーションを行わないルート1(910)の処理を通るものは、すでにインクタンク内のインクが無しと識別されているためインク残量検知の必要がない。また、ルート4(913)の処理を通るこれからインク残量検知を行うインクタンクについては、すでに本記録装置で光学式センサのキャリブレーションが行われたインクタンクであることがわかる。
(光学式センサのキャリブレーション)
次に光学式センサのキャリブレーションについて説明を行う。
図10は、本実施形態における光学式センサ111のキャリブレーションを示したフローチャートである。本実施形態におけるキャリブレーションはインクタンクに備えられたインク残量検知用光学反射部204を用いて行われる。以下図11のフローチャートのステップ毎に説明する。
ステップS1001でキャリブレーションのスタート信号を受けると、ステップS1002へと移行して、キャリッジ101はインクタンクを図3の位置、すなわち光学式センサ111と対向する位置まで搬送する。インクタンクの搬送が完了したら、ステップS1003でPWMを行いながら発光素子を発光させて、その際の受光量が図5のインク有り無し閾値501よりも上、つまりインクが有りと判定される領域になるようにPWMにより発光量を調整する。具体的には一旦インク無しの領域になるまで光量を増やしてから、光量を減らしてインク有りの領域に入ったところのPWM値を求める。これは、光学式センサのキャリブレーションを行うインクタンク内にはインクが入っていることが予めわかっているため、このような調整をすることができる。このように、内部にインクが有ることがわかっている反射部204を用いて光学式センサ111の発光量を調整することで、例え反射部204が汚れていても、一定のインク有り無し閾値501を用いてインクの有無を検出することができるようになる。
PWMにより光学式センサ111の発光部109の発光量を調整後、調整した後のPWM値をインクタンク搭載の記憶素子のアドレス3に書き込んでキャリブレーションを終了させる。
(光学インク残量検知)
図11は、本実施形態における光学インク残量検知を示したフローチャートである。インクタンクの記憶素子の情報による振分け処理によって、図9のルート4(913)の処理を経た後に行われる光学インク残量検知について説明する。ステップS901でインクタンクの記憶素子の情報によってインク有り無しの確認を行っているが、ステップS901での確認は、あくまで前回のインク残量検知時点でのインク有り無しの確認であり、現在のインクタンク内のインク残量の確認は行っていない。そのため、前回のインク残量検知でインク有りと判断されたものでも、現在はインクタンク内にインクが残っていないものがルート4(913)を通ってステップS906まで来る場合がある。そこで、光学インク残量検知によって、現在のインクタンク内のインク残量確認を行う。
ステップS1101でインク残量検知のスタート信号を受けると、ステップS1102へと移行して、キャリッジ101はインクタンクを図3の位置、すなわち光学式センサ111と対向する位置まで搬送する。ルート4(913)の処理を通ってきたものは、既に本記録装置によるキャリブレーションが完了しているものである。そのため、ステップS1103で、CPU405は記憶素子205のアドレス3から光学式センサ111の発光部109の発光の用いるPWM値を読み込んで、ステップS1104で発光部109の発光量調整を行う。そして、ステップS1105へ移行して、図5におけるインク有り無し閾値501を用いて、インクタンク内のインク残量検知を行う。ここでインクタンク内のインク残量が無い場合には、ステップS1107でアドレス1にインク無しのフラグである1を書き込み、ステップS1108でユーザにインク無しの警告を行って処理を終了する。また、ステップS1105でインクタンク内のインク残量が有る場合には、ステップS1106でインク有りの表示行って処理を終了する。
このように本実施形態によればインクタンク記憶素子情報による振分け処理を行うことでインクタンクにインクが残っている状態で、光学式センサでインクタンク内にインクが入っていないと検知される時の受光部の検出信号を基準として光学式センサを較正する。
これによって、従来の課題であったキャリブレーション用反射板の汚れの影響を受けず、インクタンク反射板のバラツキをも含めて補正することが可能となる。その結果、バラツキを持った光学式センサやインクタンク反射板を用いたとしても、高精度で且つインクミストに強い信頼性の高い光学インク残量検知を行うことが可能となる。
なお、本実施形態では較正に関する制御は、記録装置が有していたが、これに限定するものではなく、コンピュータ等のホスト装置が有していてもよい。
また、本実施形態の制御を実行するプログラムを記録装置やホスト装置が有していてもよい。さらに、記録装置やホスト装置によって読み取り可能な、本実施形態の制御を実行するプログラムコードが格納された記憶媒体によって実行されてもよい。
また、本実施形態では光学式センサの発光量を調整することで光学式センサの較正を行っているが、受光感度を調整することで較正を行ってもよい。
本実施形態を適用可能なインクジェット記録装置の全体構成を示す概略斜視図である。 本実施形態のインクタンクを示したものである。 図1の記録装置における光学式センサとインクタンクの反射部とが対面している状態を示した図である。 図1の記録装置における回路基板上に構成された光学式センサ駆動回路を示した図である。 インクの有無を判断する閾値をCPUの電圧で表わした図である。 図1の記録装置におけるキャリッジに搭載されたインクタンク本体を表わした図である。 図1の記録装置における記憶素子とCPUとがつながっている状態を模式的に表わした図である。 図1の記録装置におけるEEPROMの記憶内容を模式的に表わした図である。 本実施形態の記憶素子の情報による振分け処理を示したフローチャートである。 本実施形態の光学式センサのキャリブレーションを示したフローチャートである。 本実施形態における光学インク残量検知を示したフローチャートである。
符号の説明
101 キャリッジ
109 発光部
110 受光部
111 光学式センサ
200 インクタンク本体
204 インク残量検知用光学的反射部
205 記憶素子
CPU 405
501 インク有り無し閾値
910 ルート1
911 ルート2
912 ルート3
913 ルート4

Claims (6)

  1. インクタンクと、該インクタンクの反射部に向けて所定の発光量で発光する発光部と、前記反射部で反射された光を受光するための受光部と、該受光部で受光した受光量が閾値よりも多い場合は前記インクタンクにインクが無いと判断し前記受光量が前記閾値以下の場合は前記インクタンクにインクが有ると判断する判断部と、を備えるインクジェット記録装置の発光量変更方法において、
    前記発光部にインクが有るインクタンクの反射部に向けて前記所定の発光量で発光させる工程と、
    前記受光部で受光する受光量が前記閾値よりも大きくなるまで前記発光部の発光量を上げる工程と、
    前記受光量が前記閾値になるまで前記発光量を下げる工程と、
    前記所定の発光量を、前記受光量が前記閾値になったときの前記発光部の発光量に変更する工程と、
    前記インクタンクに設けられた記憶素子に変更された前記発光部の発光量を記憶する工程と、
    を以上の順に有することを特徴とする発光量変更方法。
  2. 前記記憶素子には、当該インクタンクについて前記発光部の発光量を変更する動作を行ったか否かの情報が記憶されていることを特徴とする請求項1に記載の発光量変更方法。
  3. 前記記憶素子には、前記発光部の発光量を変更する動作を行ったインクジェット記録装置の情報が記憶されていることを特徴とする請求項2に記載の発光量変更方法。
  4. インクタンクと、該インクタンクの反射部に向けて所定の発光量で発光する発光部と、前記反射部で反射された光を受光するための受光部と、該受光部で受光した受光量が閾値よりも多い場合は前記インクタンクにインクが無いと判断し前記受光量が前記閾値以下の場合は前記インクタンクにインクが有ると判断する判断部と、を備えるインクジェット記録装置において、
    前記発光部にインクが有るインクタンクの反射部に向けて前記所定の発光量で発光させ、前記受光部で受光する受光量が前記閾値よりも大きくなるまで前記発光部の発光量を上げた後に前記受光量が前記閾値になるまで前記発光量を下げる制御手段と、
    前記所定の発光量を、前記受光量が前記閾値になったときの前記発光部の発光量に変更する変更手段と、
    前記変更手段によって変更された前記発光部の発光量を前記インクタンクに設けられた記憶素子に記憶する記憶手段と、
    を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 前記記憶素子には、当該インクタンクについて前記発光部の発光量を変更する動作を行ったか否かの情報が記憶されていることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記記憶素子には、前記発光部の発光量を変更する動作を行ったインクジェット記録装置の情報が記憶されていることを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
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