JPH1035029A - 手動型印字装置 - Google Patents
手動型印字装置Info
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- JPH1035029A JPH1035029A JP8213001A JP21300196A JPH1035029A JP H1035029 A JPH1035029 A JP H1035029A JP 8213001 A JP8213001 A JP 8213001A JP 21300196 A JP21300196 A JP 21300196A JP H1035029 A JPH1035029 A JP H1035029A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手動型印字装置において、記録媒体の印字面
の状態に拘わらず、正確に装置の移動量を検出でき、良
好な印字結果が得られるようにする。 【解決手段】 3つの位置信号発信装置12,13,1
4を相互に離間された位置に配置し、位置信号発信装置
12,13,14から発信される各位置信号を、本体部
1の信号受信器が受信する。位置検出回路は信号受信器
が受信した各位置信号の位相差に基づいて本体部1の現
在位置を検出し、CPUに出力する。CPUは、その位
置に応じて記録ヘッドによる印字動作を制御する。これ
により、本体部1の位置を正確に検出でき、印字動作を
正確に行うことができるので、より良好な印字結果が得
られる。
の状態に拘わらず、正確に装置の移動量を検出でき、良
好な印字結果が得られるようにする。 【解決手段】 3つの位置信号発信装置12,13,1
4を相互に離間された位置に配置し、位置信号発信装置
12,13,14から発信される各位置信号を、本体部
1の信号受信器が受信する。位置検出回路は信号受信器
が受信した各位置信号の位相差に基づいて本体部1の現
在位置を検出し、CPUに出力する。CPUは、その位
置に応じて記録ヘッドによる印字動作を制御する。これ
により、本体部1の位置を正確に検出でき、印字動作を
正確に行うことができるので、より良好な印字結果が得
られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手動型印字装置に
関し、特に、装置の移動量に応じて正確な位置に印字を
行うための技術に関するものである。
関し、特に、装置の移動量に応じて正確な位置に印字を
行うための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、様々な記録媒体に対して所望
の場所に印字を行うための装置として、手動型印字装置
が提案されている。この印字装置によれば、記録媒体上
で、ユーザが印字装置を任意の速度で手動によって走査
し、装置の移動量に応じて記録ヘッド(記録手段)が記
録媒体にインクの噴射を行うことによって印字される。
この印字装置の移動量は、装置が記録媒体上を走行する
ための手段として装置に回転自在に設けられている走行
ローラが、装置の走行移動に伴って回転する回転量に基
づいて検出される。
の場所に印字を行うための装置として、手動型印字装置
が提案されている。この印字装置によれば、記録媒体上
で、ユーザが印字装置を任意の速度で手動によって走査
し、装置の移動量に応じて記録ヘッド(記録手段)が記
録媒体にインクの噴射を行うことによって印字される。
この印字装置の移動量は、装置が記録媒体上を走行する
ための手段として装置に回転自在に設けられている走行
ローラが、装置の走行移動に伴って回転する回転量に基
づいて検出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の手動型印字装置においては、走行ローラと
記録媒体との摩擦が小さいときや、記録媒体に凹凸があ
るとき等、走行ローラが十分に回転しない場合には、正
確に移動量を検出することができないため、適正な位置
にインクを噴射することができず、良好な印字結果が得
られなかった。本発明は、上述した問題点を解決するた
めになされたものであり、記録媒体の印字面の状態に拘
わらず、正確に装置の移動量を検出でき、良好な印字結
果が得られる手動型印字装置を提供することを目的とす
る。
ような従来の手動型印字装置においては、走行ローラと
記録媒体との摩擦が小さいときや、記録媒体に凹凸があ
るとき等、走行ローラが十分に回転しない場合には、正
確に移動量を検出することができないため、適正な位置
にインクを噴射することができず、良好な印字結果が得
られなかった。本発明は、上述した問題点を解決するた
めになされたものであり、記録媒体の印字面の状態に拘
わらず、正確に装置の移動量を検出でき、良好な印字結
果が得られる手動型印字装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明に係る手動型印字装置は、記録
媒体上を手動走査されることにより記録媒体上に印字を
行う手動型印字装置であって、該手動型印字装置は、装
置本体部と、相互に離間された複数の位置に配置され、
位置信号を出力する少なくとも3つの位置信号発信装置
とからなり、装置本体部は、位置信号発信装置から出力
される位置信号を受信する信号受信手段と、記録媒体上
に印字を行う記録手段と、信号受信手段により受信され
た各信号に基づいて装置の現在位置を検出し、該位置に
応じて記録手段による印字のタイミングを生成すると共
に、この印字タイミングに応じて記録手段による印字動
作を制御する制御手段とを備えたものである。
に請求項1に記載の発明に係る手動型印字装置は、記録
媒体上を手動走査されることにより記録媒体上に印字を
行う手動型印字装置であって、該手動型印字装置は、装
置本体部と、相互に離間された複数の位置に配置され、
位置信号を出力する少なくとも3つの位置信号発信装置
とからなり、装置本体部は、位置信号発信装置から出力
される位置信号を受信する信号受信手段と、記録媒体上
に印字を行う記録手段と、信号受信手段により受信され
た各信号に基づいて装置の現在位置を検出し、該位置に
応じて記録手段による印字のタイミングを生成すると共
に、この印字タイミングに応じて記録手段による印字動
作を制御する制御手段とを備えたものである。
【0005】上記構成においては、相互に離間された複
数の位置に配置され、位置信号を出力する少なくとも3
つの位置信号発信装置から出力される位置信号を信号受
信手段が受信し、制御手段はこの信号に基づいて装置の
現在位置を検出し、その位置に応じて記録手段による印
字のタイミングを生成して印字動作を制御するので、装
置の位置を正確に検出でき、その位置に応じた印字も正
確に行うことができる。
数の位置に配置され、位置信号を出力する少なくとも3
つの位置信号発信装置から出力される位置信号を信号受
信手段が受信し、制御手段はこの信号に基づいて装置の
現在位置を検出し、その位置に応じて記録手段による印
字のタイミングを生成して印字動作を制御するので、装
置の位置を正確に検出でき、その位置に応じた印字も正
確に行うことができる。
【0006】また、請求項2に記載の発明に係る手動型
印字装置は、請求項1に記載の手動型印字装置であっ
て、制御手段は、信号受信手段が受信した上記3つの位
置信号発信装置からの各信号に基づいて、記録媒体に対
して記録手段が印字する位置を補正する。
印字装置は、請求項1に記載の手動型印字装置であっ
て、制御手段は、信号受信手段が受信した上記3つの位
置信号発信装置からの各信号に基づいて、記録媒体に対
して記録手段が印字する位置を補正する。
【0007】上記構成においては、制御手段は、信号受
信手段が受信した上記3つの位置信号発信装置からの各
信号に基づいて、記録媒体に対して記録手段が印字する
位置を補正するので、装置の走行方向が曲がってしまっ
た場合等でも、歪み等のない良好な印字結果を得ること
ができる。
信手段が受信した上記3つの位置信号発信装置からの各
信号に基づいて、記録媒体に対して記録手段が印字する
位置を補正するので、装置の走行方向が曲がってしまっ
た場合等でも、歪み等のない良好な印字結果を得ること
ができる。
【0008】また、請求項3に記載の発明に係る手動型
印字装置は、請求項1に記載の手動型印字装置であっ
て、信号発信装置から出力される各信号は、周波数を同
じにしたものである。
印字装置は、請求項1に記載の手動型印字装置であっ
て、信号発信装置から出力される各信号は、周波数を同
じにしたものである。
【0009】上記構成においては、信号発信装置から出
力される各信号の周波数が同じなので、各信号の位相差
に基づいて、各信号発信装置と装置本体部との距離を検
出することができ、これにより、装置本体部の位置を検
出することができる。さらに、各々の信号発信装置が特
に異なった機能を備える必要がない。よって、同等の機
能を備えた信号発信装置を上記3つの信号発信装置とし
て用いることができるので、製造コストを抑えることが
できる。
力される各信号の周波数が同じなので、各信号の位相差
に基づいて、各信号発信装置と装置本体部との距離を検
出することができ、これにより、装置本体部の位置を検
出することができる。さらに、各々の信号発信装置が特
に異なった機能を備える必要がない。よって、同等の機
能を備えた信号発信装置を上記3つの信号発信装置とし
て用いることができるので、製造コストを抑えることが
できる。
【0010】また、請求項4に記載の発明に係る手動型
印字装置は、請求項1に記載の手動型印字装置であっ
て、記録媒体に対して光を発する発光部と、該光の記録
媒体での反射光を受光する受光部とからなり、該受光部
が反射光を受光したか否かによって記録媒体の有無を検
出する記録媒体検出手段を備え、制御手段は該記録媒体
検出手段により記録媒体があることが検出された場合に
のみ記録手段に印字を許可するものである。
印字装置は、請求項1に記載の手動型印字装置であっ
て、記録媒体に対して光を発する発光部と、該光の記録
媒体での反射光を受光する受光部とからなり、該受光部
が反射光を受光したか否かによって記録媒体の有無を検
出する記録媒体検出手段を備え、制御手段は該記録媒体
検出手段により記録媒体があることが検出された場合に
のみ記録手段に印字を許可するものである。
【0011】上記構成においては、発光部が記録媒体に
対して光を発し、受光部がこの光の記録媒体での反射光
を受光したか否かによって記録媒体検出手段が記録媒体
の有無を検出し、制御手段は記録媒体があることが検出
された場合にのみ記録手段に印字を許可するので、記録
媒体がない場合に記録手段がインクを噴射してしまい、
装置の周囲を汚すことがない。また、記録媒体の有無の
検出は記録媒体とは非接触で行われるので、装置の走行
及び印字動作がこの検出によって影響を受けることがな
い。
対して光を発し、受光部がこの光の記録媒体での反射光
を受光したか否かによって記録媒体検出手段が記録媒体
の有無を検出し、制御手段は記録媒体があることが検出
された場合にのみ記録手段に印字を許可するので、記録
媒体がない場合に記録手段がインクを噴射してしまい、
装置の周囲を汚すことがない。また、記録媒体の有無の
検出は記録媒体とは非接触で行われるので、装置の走行
及び印字動作がこの検出によって影響を受けることがな
い。
【0012】また、請求項5に記載の発明に係る手動型
印字装置は、請求項3に記載の手動型印字装置であっ
て、信号発信位置からの各信号は、各々そのH及びLの
デューティ比が異なるものである。
印字装置は、請求項3に記載の手動型印字装置であっ
て、信号発信位置からの各信号は、各々そのH及びLの
デューティ比が異なるものである。
【0013】上記構成においては、信号発信位置からの
各信号は、各々そのH及びLのデューティ比が異なるの
で、各信号の判別がしやすく、制御が簡単になる。
各信号は、各々そのH及びLのデューティ比が異なるの
で、各信号の判別がしやすく、制御が簡単になる。
【0014】また、請求項6に記載の発明に係る手動型
印字装置は、請求項1に記載の手動型印字装置であっ
て、信号発信位置からの各信号は、各々整数倍で周波数
が異なるものである。
印字装置は、請求項1に記載の手動型印字装置であっ
て、信号発信位置からの各信号は、各々整数倍で周波数
が異なるものである。
【0015】上記構成においては、信号発信位置からの
各信号は、各々整数倍で周波数が異なるので、各信号の
判別がしやすく、制御が簡単になる。
各信号は、各々整数倍で周波数が異なるので、各信号の
判別がしやすく、制御が簡単になる。
【0016】また、請求項7に記載の発明に係る手動型
印字装置は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の
手動型印字装置であって、記録手段をインクジェット方
式の記録手段としたものである。
印字装置は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の
手動型印字装置であって、記録手段をインクジェット方
式の記録手段としたものである。
【0017】上記構成においては、記録手段がインクジ
ェット方式の記録手段であるので、記録媒体に対して非
接触で印字が行われ、記録面が平らでない場合でも比較
的良好な印字結果が得られる。また、印字リボン等を使
用したワイヤドット方式の記録手段に対してその構成が
簡単なので装置全体を小型化でき、さらに、印字をより
鮮明に行うことができる。
ェット方式の記録手段であるので、記録媒体に対して非
接触で印字が行われ、記録面が平らでない場合でも比較
的良好な印字結果が得られる。また、印字リボン等を使
用したワイヤドット方式の記録手段に対してその構成が
簡単なので装置全体を小型化でき、さらに、印字をより
鮮明に行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態に係
る手動型印字装置について図面を参照して説明する。こ
の手動型印字装置は、装置本体部と位置信号発信装置と
からなる。まず、装置本体部について説明する。図1は
本発明に係る本体部の外形図である。図中、本体部(以
下、本体部という)1のボディ1bは角型形状をなし、
ユーザが手で支持しやすいよう構成されている。そのボ
ディ1bの下端にはローラ2(走行手段)が回転可能に
設けられている。また、ボディ1bの上端には外部の装
置と印字データ等の各種データの送受信を行うための赤
外通信用のインターフェイス部3が設けられている。さ
らに、ボディ1bには電源のオン・オフを行い、かつ本
体部1の印字モードを選択するためのスイッチ4が設け
られている。
る手動型印字装置について図面を参照して説明する。こ
の手動型印字装置は、装置本体部と位置信号発信装置と
からなる。まず、装置本体部について説明する。図1は
本発明に係る本体部の外形図である。図中、本体部(以
下、本体部という)1のボディ1bは角型形状をなし、
ユーザが手で支持しやすいよう構成されている。そのボ
ディ1bの下端にはローラ2(走行手段)が回転可能に
設けられている。また、ボディ1bの上端には外部の装
置と印字データ等の各種データの送受信を行うための赤
外通信用のインターフェイス部3が設けられている。さ
らに、ボディ1bには電源のオン・オフを行い、かつ本
体部1の印字モードを選択するためのスイッチ4が設け
られている。
【0019】また、ボディ1bのローラ2の近傍には記
録手段としてのインクジェット式の記録ヘッド(記録手
段)5が設けられている。ローラ2はフレーム1cに支
持されるよう構成されており、フレーム1cには、突起
部1dが形成されている。突起部1dは摺動性の良い樹
脂等の材料で構成されている。
録手段としてのインクジェット式の記録ヘッド(記録手
段)5が設けられている。ローラ2はフレーム1cに支
持されるよう構成されており、フレーム1cには、突起
部1dが形成されている。突起部1dは摺動性の良い樹
脂等の材料で構成されている。
【0020】そして、ユーザが手でボディ1bを支持し
て記録媒体(記録用紙等)P上をローラ2と突起部1d
を接触させながら図1の矢印方向に走査することによっ
て、ホストコンピュータより入力された印字データ等が
記録媒体P上に印字される。印字の際は、ローラ2と突
起部1dがボディ1の姿勢を保ち、記録ヘッド5と記録
媒体Pとの位置を一定の位置に保つように構成され、こ
の走査でローラ2が回転する。
て記録媒体(記録用紙等)P上をローラ2と突起部1d
を接触させながら図1の矢印方向に走査することによっ
て、ホストコンピュータより入力された印字データ等が
記録媒体P上に印字される。印字の際は、ローラ2と突
起部1dがボディ1の姿勢を保ち、記録ヘッド5と記録
媒体Pとの位置を一定の位置に保つように構成され、こ
の走査でローラ2が回転する。
【0021】図2は本体部1の内部構成を示す断面図で
ある。ボディ1bの下端にはローラ2が軸7を中心とし
て回転自在に構成されている。ローラ2の走査方向後方
には記録ヘッド5が配置されている。記録ヘッド5の上
方には記録ヘッド5にインクを供給するためのインクタ
ンク8が配置されている。ローラ2の上方付近であっ
て、記録ヘッド5の側方には、後述する複数の位置信号
発信装置から発信される信号を受信する位置信号受信器
10が設けられている。
ある。ボディ1bの下端にはローラ2が軸7を中心とし
て回転自在に構成されている。ローラ2の走査方向後方
には記録ヘッド5が配置されている。記録ヘッド5の上
方には記録ヘッド5にインクを供給するためのインクタ
ンク8が配置されている。ローラ2の上方付近であっ
て、記録ヘッド5の側方には、後述する複数の位置信号
発信装置から発信される信号を受信する位置信号受信器
10が設けられている。
【0022】ボディ1b内の上方には、記録ヘッド5に
よる記録動作、位置信号受信器10による位置検出動
作、さらに、印字データを受信するために設けられたイ
ンターフェイス部3等を制御するための、CPU16
(後述)等を含む制御部14が配置されている。その側
近部には後述する各機能ブロックに電力を供給するため
の電源15が配置されている。電源15は、乾電池等の
小型の電力供給部及びこれらの電力を安定化する装置等
で構成されている。
よる記録動作、位置信号受信器10による位置検出動
作、さらに、印字データを受信するために設けられたイ
ンターフェイス部3等を制御するための、CPU16
(後述)等を含む制御部14が配置されている。その側
近部には後述する各機能ブロックに電力を供給するため
の電源15が配置されている。電源15は、乾電池等の
小型の電力供給部及びこれらの電力を安定化する装置等
で構成されている。
【0023】図3は本体部1の底面図である。以下、同
図を参照して記録ヘッド5とローラ2との位置関係につ
いて説明する。記録ヘッド5の先端には複数のノズル5
aが設けられている。その幅は、印字領域の印字方向
(走査方向)Xの直角方向に最大Lの幅(最大記録幅)
で形成されている。ローラ2は、記録ヘッド5の印字方
向Xの前方に配置されている。このローラ2は、上述の
ように、その側部が軸7によって回転可能に支持されて
いる。ローラ2が記録媒体Pと接触する部分Mは上述の
幅Lの領域内になるように設定され、突起部1dもこれ
と同様の関係を保つように設定されている。また、ロー
ラ2と記録ヘッド5の間には、記録ヘッド5に対向する
位置に記録媒体Pが有るか否かを検出する手段として記
録媒体検出センサ27(詳細は後述)が設けられてい
る。
図を参照して記録ヘッド5とローラ2との位置関係につ
いて説明する。記録ヘッド5の先端には複数のノズル5
aが設けられている。その幅は、印字領域の印字方向
(走査方向)Xの直角方向に最大Lの幅(最大記録幅)
で形成されている。ローラ2は、記録ヘッド5の印字方
向Xの前方に配置されている。このローラ2は、上述の
ように、その側部が軸7によって回転可能に支持されて
いる。ローラ2が記録媒体Pと接触する部分Mは上述の
幅Lの領域内になるように設定され、突起部1dもこれ
と同様の関係を保つように設定されている。また、ロー
ラ2と記録ヘッド5の間には、記録ヘッド5に対向する
位置に記録媒体Pが有るか否かを検出する手段として記
録媒体検出センサ27(詳細は後述)が設けられてい
る。
【0024】次に、位置信号発信装置について図4を参
照して説明する。図4は本体部1の周囲に配置された3
つの位置信号発信装置から本体部1が信号を受信して印
字を行う様子を示す図である。相互に離間された複数の
位置に配置される位置信号発信装置12,13,14
は、本体部1の信号受信器10に対して同じ周波数の信
号を発信する。位置信号発信装置12は、信号を発信す
るアンテナ部12aと、信号を生成する回路等が内蔵さ
れ、アンテナ部12aを直立させる本体部12bとから
なる。位置信号発信装置13,14も同様に、アンテナ
部13a(14a)と本体部13b(14b)とで構成
される。信号受信器10が受信した位置信号発信装置1
2,13,14からの各々の信号は、後述する位置検出
回路(制御手段)及び速度検出回路に入力され、手動型
印字装置1の速度及び位置が検出され、その検出結果は
CPU16に入力される。
照して説明する。図4は本体部1の周囲に配置された3
つの位置信号発信装置から本体部1が信号を受信して印
字を行う様子を示す図である。相互に離間された複数の
位置に配置される位置信号発信装置12,13,14
は、本体部1の信号受信器10に対して同じ周波数の信
号を発信する。位置信号発信装置12は、信号を発信す
るアンテナ部12aと、信号を生成する回路等が内蔵さ
れ、アンテナ部12aを直立させる本体部12bとから
なる。位置信号発信装置13,14も同様に、アンテナ
部13a(14a)と本体部13b(14b)とで構成
される。信号受信器10が受信した位置信号発信装置1
2,13,14からの各々の信号は、後述する位置検出
回路(制御手段)及び速度検出回路に入力され、手動型
印字装置1の速度及び位置が検出され、その検出結果は
CPU16に入力される。
【0025】図5は本体部1の制御系のブロック図であ
る。本体部1全体の制御を司るCPU16には、インタ
ーフェイス部3を介してホストコンピュータ21が接続
され、また、各機能ブロックを決められたプログラムに
沿って制御するための制御プログラムを記憶したROM
22、インターフェイス部3を介して入力されたホスト
コンピュータ21からの印字データを記憶するためのR
AM23、及び上記スイッチ4等で構成される操作パネ
ル24が接続されている。また、位置信号発信装置1
2,13,14から位置信号受信器10が受信した信号
は、速度検出回路25,位置検出回路26に入力され、
これらの回路により受信した各信号の位相差に基づいて
本体部1の速度及び位置が検出され、この検出信号はC
PU16に入力される。さらに、CPU16には、記録
ヘッド5、及び記録ヘッド5を駆動するためのヘッドド
ライバ33が接続されている。
る。本体部1全体の制御を司るCPU16には、インタ
ーフェイス部3を介してホストコンピュータ21が接続
され、また、各機能ブロックを決められたプログラムに
沿って制御するための制御プログラムを記憶したROM
22、インターフェイス部3を介して入力されたホスト
コンピュータ21からの印字データを記憶するためのR
AM23、及び上記スイッチ4等で構成される操作パネ
ル24が接続されている。また、位置信号発信装置1
2,13,14から位置信号受信器10が受信した信号
は、速度検出回路25,位置検出回路26に入力され、
これらの回路により受信した各信号の位相差に基づいて
本体部1の速度及び位置が検出され、この検出信号はC
PU16に入力される。さらに、CPU16には、記録
ヘッド5、及び記録ヘッド5を駆動するためのヘッドド
ライバ33が接続されている。
【0026】また、CPU16には、記録媒体Pの有無
を検出する記録媒体検出センサ27及び記録媒体有無検
出回路28(記録媒体検出手段)が接続されている。記
録媒体検出センサ27は、発光素子(発光部)27a、
及び受光素子(受光部)27bで構成されている。発光
素子27aは記録媒体Pに対して光を発し、受光素子2
7bはCCD(チャージ・カップルド・デバイス)等か
らなり、記録媒体P上で反射した光を受光する。記録媒
体有無検出回路28は、これら発光素子27a及び受光
素子27bを制御し、記録媒体P上で反射した発光素子
27aからの光を受光素子27bが受光したか否かで記
録媒体Pの有無を検出する。記録媒体Pの有無が検出さ
れると、その結果はCPU16に出力される。尚、CP
U16には、本体部1が印字不可能な移動したときに警
告を発するLED(発光ダイオード)30が接続されて
いる。
を検出する記録媒体検出センサ27及び記録媒体有無検
出回路28(記録媒体検出手段)が接続されている。記
録媒体検出センサ27は、発光素子(発光部)27a、
及び受光素子(受光部)27bで構成されている。発光
素子27aは記録媒体Pに対して光を発し、受光素子2
7bはCCD(チャージ・カップルド・デバイス)等か
らなり、記録媒体P上で反射した光を受光する。記録媒
体有無検出回路28は、これら発光素子27a及び受光
素子27bを制御し、記録媒体P上で反射した発光素子
27aからの光を受光素子27bが受光したか否かで記
録媒体Pの有無を検出する。記録媒体Pの有無が検出さ
れると、その結果はCPU16に出力される。尚、CP
U16には、本体部1が印字不可能な移動したときに警
告を発するLED(発光ダイオード)30が接続されて
いる。
【0027】以上の構成からなる手動型印字装置の印字
動作について図6を参照して説明する。図6は該印字動
作時の処理の流れを示すフローチャートである。本体部
1は、ROM22に記憶された予め決められたプログラ
ムに沿って動作される。印字データの入力は、操作パネ
ル24で印字を行うモードが選択された場合にCPU1
6によって行われる。印字データはホストコンピュータ
21から赤外線信号によりインタフェース部3を介して
入力され、入力された印字データは一旦RAM23に記
憶される。ユーザにより本体部1が手動走査され、操作
が開始された場合(S1でYES)、CPU16には印
字開始信号が出力される。CPU16は印字開始信号を
受け取ると、印字データがRAM23に記憶されている
ことを確認することにより、印字が終了していないこと
を確認する(S2)。
動作について図6を参照して説明する。図6は該印字動
作時の処理の流れを示すフローチャートである。本体部
1は、ROM22に記憶された予め決められたプログラ
ムに沿って動作される。印字データの入力は、操作パネ
ル24で印字を行うモードが選択された場合にCPU1
6によって行われる。印字データはホストコンピュータ
21から赤外線信号によりインタフェース部3を介して
入力され、入力された印字データは一旦RAM23に記
憶される。ユーザにより本体部1が手動走査され、操作
が開始された場合(S1でYES)、CPU16には印
字開始信号が出力される。CPU16は印字開始信号を
受け取ると、印字データがRAM23に記憶されている
ことを確認することにより、印字が終了していないこと
を確認する(S2)。
【0028】RAM23に印字すべき印字データがあ
り、印字が終了していない場合(S2でNO)、記録媒
体Pが記録ヘッド5に対向する位置に有るか否が記録媒
体検出センサ27によって検出される(S3)。記録媒
体Pが記録ヘッド5に対向する位置に有る場合は(S3
でYES)、CPU16が位置検出回路26からの信号
に基づいて生成した印字タイミング信号に従って(S
4)、ドット列データ毎に印字が行われる(S5)。よ
って、本体部1の記録媒体P上での走行速度が不均一で
も、記録媒体Pに対しては常に均一な印字を行うことが
できる。
り、印字が終了していない場合(S2でNO)、記録媒
体Pが記録ヘッド5に対向する位置に有るか否が記録媒
体検出センサ27によって検出される(S3)。記録媒
体Pが記録ヘッド5に対向する位置に有る場合は(S3
でYES)、CPU16が位置検出回路26からの信号
に基づいて生成した印字タイミング信号に従って(S
4)、ドット列データ毎に印字が行われる(S5)。よ
って、本体部1の記録媒体P上での走行速度が不均一で
も、記録媒体Pに対しては常に均一な印字を行うことが
できる。
【0029】次に、本体部1の位置検出について図7及
び図8を参照して説明する。図7は位置信号受信器10
が受信した位置信号発信装置12,13,14からの各
信号の位相を示す図、図8は図7に示す各信号の位相差
に応じた本体部1の位置を示す図である。位置信号発信
装置12,13,14の各々からは、同じ周期で、各々
“H”と“L”とのデューティ比の異なる信号が発信さ
れ、本体部1の位置信号受信器10はこれらの信号を受
信する。ここで、本体部1が移動すると、位置信号発信
装置12,13,14と位置信号受信器10との各距離
が変化するので、その距離変化に応じて位置信号受信器
10が受信するタイミングが変化する。位置検出回路2
6は位置信号発信装置12からの信号Aの位相を基準と
して、この信号と位置信号発信装置13からの信号B,
位置信号発信装置14からの信号Cとの各位相差a,b
を求める。信号A,B,Cは周期が同じなので、この位
相差a,bに基づいて本体部1の位置を演算により検出
することができる。
び図8を参照して説明する。図7は位置信号受信器10
が受信した位置信号発信装置12,13,14からの各
信号の位相を示す図、図8は図7に示す各信号の位相差
に応じた本体部1の位置を示す図である。位置信号発信
装置12,13,14の各々からは、同じ周期で、各々
“H”と“L”とのデューティ比の異なる信号が発信さ
れ、本体部1の位置信号受信器10はこれらの信号を受
信する。ここで、本体部1が移動すると、位置信号発信
装置12,13,14と位置信号受信器10との各距離
が変化するので、その距離変化に応じて位置信号受信器
10が受信するタイミングが変化する。位置検出回路2
6は位置信号発信装置12からの信号Aの位相を基準と
して、この信号と位置信号発信装置13からの信号B,
位置信号発信装置14からの信号Cとの各位相差a,b
を求める。信号A,B,Cは周期が同じなので、この位
相差a,bに基づいて本体部1の位置を演算により検出
することができる。
【0030】例えば、図7の信号A,B,Cに位相差
がない場合の本体部1の位置を図8に示す本体部1の
位置とすると、位相差a,bに基づき、図7,,
,の各位置は、図8に示す,,,の各位置
となる。
がない場合の本体部1の位置を図8に示す本体部1の
位置とすると、位相差a,bに基づき、図7,,
,の各位置は、図8に示す,,,の各位置
となる。
【0031】次に、本体部1の走行方向の歪みに応じた
印字位置の補正について図9及び図10を参照して説明
する。図9は印字しようとする印字データを示す図、図
10は本体部1の走行方向のズレに応じて印字位置を補
正する場合に駆動されるノズル5aを示す図である。上
記の本体部1の位置検出により、本体部1の走行方向の
歪みが検出された場合、本体部1の位置に応じて、駆動
するノズル5aを変更することで、走行方向の歪みによ
る印字のズレを補正し、良好な印字結果を得るようにす
る。このノズル5aの駆動制御を具体的に説明する。図
10に示す(4)の位置に記録ヘッド5がある場合を記
録ヘッド5の正規位置とすると、本体部1の走行方向が
下側へずれ、記録ヘッド5が下側へずれた場合、そのズ
レ量分だけ上側のノズル5aからインクが噴射されるよ
うに駆動し、印字結果にズレや歪みが生じないようにす
る(図10(2)(3)参照)。
印字位置の補正について図9及び図10を参照して説明
する。図9は印字しようとする印字データを示す図、図
10は本体部1の走行方向のズレに応じて印字位置を補
正する場合に駆動されるノズル5aを示す図である。上
記の本体部1の位置検出により、本体部1の走行方向の
歪みが検出された場合、本体部1の位置に応じて、駆動
するノズル5aを変更することで、走行方向の歪みによ
る印字のズレを補正し、良好な印字結果を得るようにす
る。このノズル5aの駆動制御を具体的に説明する。図
10に示す(4)の位置に記録ヘッド5がある場合を記
録ヘッド5の正規位置とすると、本体部1の走行方向が
下側へずれ、記録ヘッド5が下側へずれた場合、そのズ
レ量分だけ上側のノズル5aからインクが噴射されるよ
うに駆動し、印字結果にズレや歪みが生じないようにす
る(図10(2)(3)参照)。
【0032】また、本体部1の走行方向が上側へずれ、
記録ヘッド5が上側へずれた場合、そのズレ量分だけ下
側のノズル5aからインクが噴射されるように駆動する
(図10(5)(6)参照)。このようにして、上側又
は下側へ記録ヘッド5がずれた場合にノズル5aの制御
が行われるが、図10(1)(7)に示すような位置ま
で記録ヘッド5(本体部1)が移動した場合は、駆動す
るノズル5aを変更することによっては補正できない。
この場合は、印字結果にズレや歪みが発生してしまうの
で、(1)(7)の位置になる前にLED30を点灯さ
せて印字結果が不良となることを警告する。
記録ヘッド5が上側へずれた場合、そのズレ量分だけ下
側のノズル5aからインクが噴射されるように駆動する
(図10(5)(6)参照)。このようにして、上側又
は下側へ記録ヘッド5がずれた場合にノズル5aの制御
が行われるが、図10(1)(7)に示すような位置ま
で記録ヘッド5(本体部1)が移動した場合は、駆動す
るノズル5aを変更することによっては補正できない。
この場合は、印字結果にズレや歪みが発生してしまうの
で、(1)(7)の位置になる前にLED30を点灯さ
せて印字結果が不良となることを警告する。
【0033】記録媒体Pが記録ヘッド5に対向する位置
に有るか否かに応じたCPU16による印字動作の制御
について図11を参照して説明する。図11は発光素子
27a及び受光素子27bによる記録媒体Pの有無の検
出を示す図である。本体部1により印字が開始される場
合、記録媒体有無検出回路28からの指示により発光素
子27aから光が照射される。記録媒体Pが存在する場
合は、光は記録媒体Pにより反射されて受光素子27b
に達する(図11(a)参照)。記録媒体Pが存在しな
い場合は、発光素子27aから照射された光は受光素子
27bに達することがない(図11(b)参照)。受光
素子27bは反射光を受光したか否かに応じた信号を記
録媒体有無検出回路28に出力し、記録媒体有無検出回
路28はこの信号に基づいて記録媒体Pの有無を検出す
る。受光素子27bの位置は、記録媒体Pが記録ヘッド
5から印字可能な距離の範囲内にある場合にのみ、上記
反射光を受光できるように設定されている。これによ
り、受光素子27bが反射光を受け取ったことでもっ
て、記録媒体Pが記録ヘッド5から印字可能な距離の範
囲内にあることが検出でき、CPU16はこの検出信号
に基づいて印字タイミング信号を生成する。
に有るか否かに応じたCPU16による印字動作の制御
について図11を参照して説明する。図11は発光素子
27a及び受光素子27bによる記録媒体Pの有無の検
出を示す図である。本体部1により印字が開始される場
合、記録媒体有無検出回路28からの指示により発光素
子27aから光が照射される。記録媒体Pが存在する場
合は、光は記録媒体Pにより反射されて受光素子27b
に達する(図11(a)参照)。記録媒体Pが存在しな
い場合は、発光素子27aから照射された光は受光素子
27bに達することがない(図11(b)参照)。受光
素子27bは反射光を受光したか否かに応じた信号を記
録媒体有無検出回路28に出力し、記録媒体有無検出回
路28はこの信号に基づいて記録媒体Pの有無を検出す
る。受光素子27bの位置は、記録媒体Pが記録ヘッド
5から印字可能な距離の範囲内にある場合にのみ、上記
反射光を受光できるように設定されている。これによ
り、受光素子27bが反射光を受け取ったことでもっ
て、記録媒体Pが記録ヘッド5から印字可能な距離の範
囲内にあることが検出でき、CPU16はこの検出信号
に基づいて印字タイミング信号を生成する。
【0034】このように、本実施形態の手動型印字装置
によれば、位置信号発信装置12,13,14から発信
される信号を信号受信器10が受信し、位置検出回路2
6が各信号の位相差に基づいて、本体部1の位置を検出
するので、本体部1の位置を正確に検出でき、その位置
に応じた印字制御も正確に行うことができる。また、位
置検出回路26が検出した結果に基づき、本体部1の走
行方向のズレに応じて、駆動するノズル5aを変更して
印字を行うので、本体部1の走行方向が歪んでも、ズレ
や歪みのない良好な印字結果を得ることができる。さら
に、記録媒体検出センサ27により記録媒体Pが有るこ
とが検出された場合にのみ、印字が行われるので、記録
媒体Pがない場合に誤って記録ヘッド5からインクが噴
射されてしまうことがなく、本体部1の周囲を汚してし
まうことがない。
によれば、位置信号発信装置12,13,14から発信
される信号を信号受信器10が受信し、位置検出回路2
6が各信号の位相差に基づいて、本体部1の位置を検出
するので、本体部1の位置を正確に検出でき、その位置
に応じた印字制御も正確に行うことができる。また、位
置検出回路26が検出した結果に基づき、本体部1の走
行方向のズレに応じて、駆動するノズル5aを変更して
印字を行うので、本体部1の走行方向が歪んでも、ズレ
や歪みのない良好な印字結果を得ることができる。さら
に、記録媒体検出センサ27により記録媒体Pが有るこ
とが検出された場合にのみ、印字が行われるので、記録
媒体Pがない場合に誤って記録ヘッド5からインクが噴
射されてしまうことがなく、本体部1の周囲を汚してし
まうことがない。
【0035】なお、本発明は上記実施の形態に限られず
種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態で
は、位置信号発信装置12,13,14によって1台の
本体部1の位置を検出するものとしているが、必ずしも
1台の本体部1に限定されるものではなく、複数台の本
体部1がその位置の検出のために位置信号発信装置1
2,13,14から発信される信号を利用するものとし
てもよい。これによれば、1事務所内に位置信号発信装
置12,13,14を設定することにより、事務所内で
使用される全ての本体部1がその位置を検出することも
可能である。また、位置信号発信装置を4台として本体
部1の動きを3次元的にとることができる。
種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態で
は、位置信号発信装置12,13,14によって1台の
本体部1の位置を検出するものとしているが、必ずしも
1台の本体部1に限定されるものではなく、複数台の本
体部1がその位置の検出のために位置信号発信装置1
2,13,14から発信される信号を利用するものとし
てもよい。これによれば、1事務所内に位置信号発信装
置12,13,14を設定することにより、事務所内で
使用される全ての本体部1がその位置を検出することも
可能である。また、位置信号発信装置を4台として本体
部1の動きを3次元的にとることができる。
【0036】また、本実施形態においは、デューティ比
が異なる信号を発信するようにしているが、各々の周波
数が異なる信号を発信するようにしてもよい。そして、
この場合は、各々の信号の周波数が整数倍、特には、
2,4,8といった2のべき乗倍で異なる周波数にする
と、その判別及び制御を簡単にすることができる。
が異なる信号を発信するようにしているが、各々の周波
数が異なる信号を発信するようにしてもよい。そして、
この場合は、各々の信号の周波数が整数倍、特には、
2,4,8といった2のべき乗倍で異なる周波数にする
と、その判別及び制御を簡単にすることができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明に係
る手動型印字装置によれば、少なくとも3つの位置信号
発信装置から出力される位置信号に基づいて装置の現在
位置を検出して印字動作を制御するので、装置の位置を
正確に検出でき、その位置に応じた印字も正確に行うこ
とができる。
る手動型印字装置によれば、少なくとも3つの位置信号
発信装置から出力される位置信号に基づいて装置の現在
位置を検出して印字動作を制御するので、装置の位置を
正確に検出でき、その位置に応じた印字も正確に行うこ
とができる。
【0038】また、請求項2に記載の発明に係る手動型
印字装置によれば、位置信号発信装置からの各信号に基
づいて、記録媒体に対する記録手段の印字位置を補正す
るので、装置の走行方向が曲がってしまった場合等で
も、ズレや歪み等のない良好な印字結果を得ることがで
きる。
印字装置によれば、位置信号発信装置からの各信号に基
づいて、記録媒体に対する記録手段の印字位置を補正す
るので、装置の走行方向が曲がってしまった場合等で
も、ズレや歪み等のない良好な印字結果を得ることがで
きる。
【0039】また、請求項3に記載の発明に係る手動型
印字装置むによれば、信号発信装置から出力される各信
号の周波数が同じなので、各信号の位相差に基づいて、
各信号発信装置と装置本体部との距離を検出することが
でき、これにより、装置本体部の位置を検出することが
できる。さらに、同じ周波数を発することから、各発信
装置が特に異なった機能を備える必要がない。よって、
同等の機能を備えた信号発信装置を上記3つの信号発信
装置として用いることができるので、製造コストを抑え
ることができる。
印字装置むによれば、信号発信装置から出力される各信
号の周波数が同じなので、各信号の位相差に基づいて、
各信号発信装置と装置本体部との距離を検出することが
でき、これにより、装置本体部の位置を検出することが
できる。さらに、同じ周波数を発することから、各発信
装置が特に異なった機能を備える必要がない。よって、
同等の機能を備えた信号発信装置を上記3つの信号発信
装置として用いることができるので、製造コストを抑え
ることができる。
【0040】また、請求項4に記載の発明に係る手動型
印字装置によれば、記録媒体検出手段により記録媒体が
あることが検出された場合にのみ印字が行われるので、
記録媒体がない場合にインクが噴射されることがなく、
装置の周囲を汚すことがない。また、記録媒体の有無の
検出は記録媒体とは非接触で行われるので、装置の走行
及び印字動作に影響を与えない。
印字装置によれば、記録媒体検出手段により記録媒体が
あることが検出された場合にのみ印字が行われるので、
記録媒体がない場合にインクが噴射されることがなく、
装置の周囲を汚すことがない。また、記録媒体の有無の
検出は記録媒体とは非接触で行われるので、装置の走行
及び印字動作に影響を与えない。
【0041】また、請求項5に記載の発明に係る手動型
印字装置によれば、信号発信位置からの各信号は、各々
そのH及びLのデューティ比が異なるので、各信号の判
別がしやすく、制御が簡単になる。
印字装置によれば、信号発信位置からの各信号は、各々
そのH及びLのデューティ比が異なるので、各信号の判
別がしやすく、制御が簡単になる。
【0042】また、請求項6に記載の発明に係る手動型
印字装置によれば、信号発信位置からの各信号は、各々
整数倍で周波数が異なるので、各信号の判別がしやす
く、制御が簡単になる。
印字装置によれば、信号発信位置からの各信号は、各々
整数倍で周波数が異なるので、各信号の判別がしやす
く、制御が簡単になる。
【0043】また、請求項7に記載の発明に係る手動型
印字装置によれば、記録手段がインクジェット方式の記
録手段であるので、記録媒体に対して非接触で印字が行
われ、記録面が平らでない場合でも比較的良好な印字結
果が得られる。また、印字リボン等を使用したワイヤド
ット方式の記録手段に対してその構成が簡単なので装置
全体を小型化でき、さらに、印字をより鮮明に行うこと
ができる。
印字装置によれば、記録手段がインクジェット方式の記
録手段であるので、記録媒体に対して非接触で印字が行
われ、記録面が平らでない場合でも比較的良好な印字結
果が得られる。また、印字リボン等を使用したワイヤド
ット方式の記録手段に対してその構成が簡単なので装置
全体を小型化でき、さらに、印字をより鮮明に行うこと
ができる。
【図1】本発明の実施の一形態に係る手動型印字装置本
体部の外形図である。
体部の外形図である。
【図2】本体部の内部構成を示す断面図である。
【図3】本体部の底面図である。
【図4】本体部の周囲に配置された3つの位置信号発信
装置から本体部が信号を受信して印字を行う様子を示す
図である。
装置から本体部が信号を受信して印字を行う様子を示す
図である。
【図5】本体部の制御系のブロック図である。
【図6】手動型印字装置による印字動作時の処理の流れ
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図7】本体部の位置信号受信器が受信した位置信号発
信装置からの各信号の位相を示す図である。
信装置からの各信号の位相を示す図である。
【図8】図7に示す各信号の位相差に対応した本体部の
位置を示す図である。
位置を示す図である。
【図9】本体部により印字される印字データを示す図で
ある。
ある。
【図10】本体部の走行方向のズレに応じて印字位置を
補正する場合に駆動されるノズルを示す図である。
補正する場合に駆動されるノズルを示す図である。
【図11】記録媒体検出センサの発光素子及び受光素子
による記録媒体の有無の検出を示す図である。
による記録媒体の有無の検出を示す図である。
1 本体部(装置本体部) 5 記録ヘッド(記録ヘッド) 10 信号受信器(信号受信手段) 12,13,14 位置信号発信装置 16 CPU(制御手段) 26 位置検出回路(制御手段) 27 記録媒体検出センサ(記録媒体検出手段) 27a 発光素子(記録媒体検出手段) 27b 受光素子(記録媒体検出手段) 28 記録媒体有無検出回路(記録媒体検出手段) P 記録媒体
Claims (7)
- 【請求項1】 記録媒体上を手動走査されることにより
記録媒体上に印字を行う手動型印字装置において、 該手動型印字装置は、装置本体部と、相互に離間された
複数の位置に配置され、位置信号を出力する少なくとも
3つの位置信号発信装置とからなり、 前記装置本体部は、前記位置信号発信装置から出力され
る位置信号を受信する信号受信手段と、 記録媒体上に印字を行う記録手段と、 前記信号受信手段により受信された各信号に基づいて装
置の現在位置を検出し、該位置に応じて前記記録手段に
よる印字のタイミングを生成すると共に、この印字タイ
ミングに応じて前記記録手段による印字動作を制御する
制御手段とを備えたことを特徴とする手動型印字装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記信号受信手段が受
信した前記3つの位置信号発信装置からの各信号に基づ
いて、記録媒体に対して前記記録手段が印字する位置を
補正することを特徴とする請求項1に記載の手動型印字
装置。 - 【請求項3】 前記信号発信装置から出力される各信号
は、周波数が同じであることを特徴とする請求項1に記
載の手動型印字装置。 - 【請求項4】 前記記録媒体に対して光を発する発光部
と、該光の前記記録媒体での反射光を受光する受光部と
からなり、該受光部が反射光を受光したか否かによって
前記記録媒体の有無を検出する記録媒体検出手段を備
え、 前記制御手段は該記録媒体検出手段により記録媒体があ
ることが検出された場合にのみ前記記録手段に印字を許
可することを特徴とする請求項1に記載の手動型印字装
置。 - 【請求項5】 前記信号発信位置からの各信号は、各々
そのH及びLのデューティ比が異なることを特徴とする
請求項3に記載の手動型印字装置。 - 【請求項6】 前記信号発信位置からの各信号は、各々
整数倍で周波数が異なることを特徴とする請求項1に記
載の手動型印字装置。 - 【請求項7】 前記記録手段はインクジェット方式の記
録手段であることを特徴とする請求項1乃至請求項6の
いずれかに記載の手動型印字装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8213001A JPH1035029A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 手動型印字装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8213001A JPH1035029A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 手動型印字装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1035029A true JPH1035029A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16631848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8213001A Pending JPH1035029A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 手動型印字装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1035029A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001025019A1 (de) * | 1999-10-03 | 2001-04-12 | Schreiner Gmbh & Co. Kg | Vorrictung und verfahren zum manuellen drucken variabler information |
JP2002001933A (ja) * | 2000-06-16 | 2002-01-08 | Canon Inc | インクジェット記録方法、インクジェット記録ヘッド、およびインクジェット記録装置 |
JP2002370345A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-12-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | 液滴吐出装置 |
JP2003048343A (ja) * | 2001-05-15 | 2003-02-18 | Xerox Corp | 表面または媒体上への手持ち式印刷システム |
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JP2017217888A (ja) * | 2016-06-10 | 2017-12-14 | 三菱重工機械システム株式会社 | 移動式印字装置 |
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EP3807094A4 (en) * | 2018-03-05 | 2022-04-06 | Schliemann, Jesper Dennis | HAND-HELD PORTABLE DRAWING PLOTTER |
-
1996
- 1996-07-23 JP JP8213001A patent/JPH1035029A/ja active Pending
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