JPH093088A - アミノ二糖及びキチン又はその類似多糖類の製造方法 - Google Patents
アミノ二糖及びキチン又はその類似多糖類の製造方法Info
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- JPH093088A JPH093088A JP15133395A JP15133395A JPH093088A JP H093088 A JPH093088 A JP H093088A JP 15133395 A JP15133395 A JP 15133395A JP 15133395 A JP15133395 A JP 15133395A JP H093088 A JPH093088 A JP H093088A
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- aminodisaccharide
- glucopyranosyl
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 新規アミノ二糖及び該新規アミノ二糖を含む
アミノ二糖にキチナーゼを作用させる酵素触媒重付加反
応を提供する。 【構成】 新規アミノ二糖である2−メチル−{4−O
−〔2−アセトアミド−2−デオキシ−β−グルコピラ
ノシル〕−1,2−ジデオキシ−α−グルコピラノ}
〔2,1−d〕−2−オキサゾリンを開発し、さらに、
該新規二糖を含むアミノ二糖を、酵素触媒重付加反応す
ることによって、キチン及びその類似多糖体を得る。
アミノ二糖にキチナーゼを作用させる酵素触媒重付加反
応を提供する。 【構成】 新規アミノ二糖である2−メチル−{4−O
−〔2−アセトアミド−2−デオキシ−β−グルコピラ
ノシル〕−1,2−ジデオキシ−α−グルコピラノ}
〔2,1−d〕−2−オキサゾリンを開発し、さらに、
該新規二糖を含むアミノ二糖を、酵素触媒重付加反応す
ることによって、キチン及びその類似多糖体を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規アミノ二糖及び、
この新規アミノ二糖を含むアミノ二糖の酵素触媒重付加
反応を利用したキチン又はその類似多糖体の製造方法に
関するものである。
この新規アミノ二糖を含むアミノ二糖の酵素触媒重付加
反応を利用したキチン又はその類似多糖体の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フッ化β−D−セロビオシル
(次の式中Iで示したもの)については、久保ら(日本
大学獣医学部学術研究報告書,41,9,1984)に
より知られている。また、このフッ化β−D−セロビオ
シルを出発原料として、これにセルラーゼを作用させる
ことにより、セルロースオリゴマーが得られることも知
られている(特願平1−239611号)。
(次の式中Iで示したもの)については、久保ら(日本
大学獣医学部学術研究報告書,41,9,1984)に
より知られている。また、このフッ化β−D−セロビオ
シルを出発原料として、これにセルラーゼを作用させる
ことにより、セルロースオリゴマーが得られることも知
られている(特願平1−239611号)。
【0003】
【化3】
【0004】一方、キチンはN−アセチルグルコサミン
ユニットが、1,4−結合した天然多糖で、甲殻類、昆
虫等の生物体に広く分布している。キチン及びキチンを
脱アセチル化したキトサン、及びこれらを加水分解して
得られるオリゴ糖類は、安全性、生分解性、生体との親
和性に優れており、カプセル、多孔性ビーズ、医薬品
(抗菌性、抗カビ性)、DDS等の生医学材料分野及び
化粧品分野への応用が期待されている。
ユニットが、1,4−結合した天然多糖で、甲殻類、昆
虫等の生物体に広く分布している。キチン及びキチンを
脱アセチル化したキトサン、及びこれらを加水分解して
得られるオリゴ糖類は、安全性、生分解性、生体との親
和性に優れており、カプセル、多孔性ビーズ、医薬品
(抗菌性、抗カビ性)、DDS等の生医学材料分野及び
化粧品分野への応用が期待されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、工業的に生産
されるキチンはカニやエビの殻を原料にしているため: 1)大量のカニやエビの殻から少量のキチンしか得るこ
とができない; 2)一定の品質を有するキチンを得るためには、同質の
原料、つまり同種のエビ又はカニを集める必要がある; 3)エビやカニは繁殖期があるので、漁獲量が周期的に
増減し、四季を通じて安定供給が望めない;等、主とし
て原料確保の面で問題が多い。
されるキチンはカニやエビの殻を原料にしているため: 1)大量のカニやエビの殻から少量のキチンしか得るこ
とができない; 2)一定の品質を有するキチンを得るためには、同質の
原料、つまり同種のエビ又はカニを集める必要がある; 3)エビやカニは繁殖期があるので、漁獲量が周期的に
増減し、四季を通じて安定供給が望めない;等、主とし
て原料確保の面で問題が多い。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決すべく、鋭意検討した結果、新規なアミノ二糖
である2−メチル−{4−O−〔2−アセトアミド−2
−デオキシ−β−グルコピラノシル〕−1,2−ジデオ
キシ−α−グルコピラノ}〔2,1−d〕−2−オキサ
ゾリンの合成に成功した。さらにこの新規アミノ二糖を
含むアミノ二糖に、キチナーゼを作用させることによ
り、酵素触媒重付加反応が起こさせ、結果としてキチン
及びその類似多糖体を得ることに成功した。
点を解決すべく、鋭意検討した結果、新規なアミノ二糖
である2−メチル−{4−O−〔2−アセトアミド−2
−デオキシ−β−グルコピラノシル〕−1,2−ジデオ
キシ−α−グルコピラノ}〔2,1−d〕−2−オキサ
ゾリンの合成に成功した。さらにこの新規アミノ二糖を
含むアミノ二糖に、キチナーゼを作用させることによ
り、酵素触媒重付加反応が起こさせ、結果としてキチン
及びその類似多糖体を得ることに成功した。
【0007】すなわち、請求項1の発明は、下記構造式
で示される新規アミノ二糖であって、2−メチル−{4
−O−〔2−アセトアミド−2−デオキシ−β−グルコ
ピラノシル〕−1,2−ジデオキシ−α−グルコピラ
ノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾリンである。
で示される新規アミノ二糖であって、2−メチル−{4
−O−〔2−アセトアミド−2−デオキシ−β−グルコ
ピラノシル〕−1,2−ジデオキシ−α−グルコピラ
ノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾリンである。
【0008】
【化4】
【0009】請求項2の発明は、キチン又はその類似多
糖類の製造方法であって、緩衝液中で、下記一般式で示
されるアミノ二糖にキチナーゼを作用させ、該アミノ二
糖の酵素触媒重付加反応によってキチン又はその類似多
糖類を得ることを特徴とする。
糖類の製造方法であって、緩衝液中で、下記一般式で示
されるアミノ二糖にキチナーゼを作用させ、該アミノ二
糖の酵素触媒重付加反応によってキチン又はその類似多
糖類を得ることを特徴とする。
【0010】
【化5】 ここで、R1 及びR2 は炭素数1〜6のアルキル基を示
す。
す。
【0011】請求項3の発明は、請求項2のキチン又は
その類似多糖類の製造方法おいて、アミノ二糖が、請求
項1記載の新規アミノ二糖であることを特徴とする。
その類似多糖類の製造方法おいて、アミノ二糖が、請求
項1記載の新規アミノ二糖であることを特徴とする。
【0012】後に示す反応式Aを用いて、2−メチル−
{4−O−〔2−アセトアミド−2−デオキシ−β−グ
ルコピラノシル〕−1,2−ジデオキシ−α−グルコピ
ラノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾリンの製造方法並
びに、キチン及びその類似多糖体の製造方法を説明す
る。以下の説明において物質名の後にかっこ書きで示し
た数字は、反応式A及び反応式B(後に示す)において
示した化学式の番号である。
{4−O−〔2−アセトアミド−2−デオキシ−β−グ
ルコピラノシル〕−1,2−ジデオキシ−α−グルコピ
ラノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾリンの製造方法並
びに、キチン及びその類似多糖体の製造方法を説明す
る。以下の説明において物質名の後にかっこ書きで示し
た数字は、反応式A及び反応式B(後に示す)において
示した化学式の番号である。
【0013】新規なアミノ二糖である2−メチル−{4
−O−〔2−アセトアミド−2−デオキシ−β−グルコ
ピラノシル〕−1,2−ジデオキシ−α−グルコピラ
ノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾリン(4)はジ−N
−アセチルキトビオースヘキサアセテート(1)を出発
原料として、以下の反応式Aで示される経路により、合
成することができる。
−O−〔2−アセトアミド−2−デオキシ−β−グルコ
ピラノシル〕−1,2−ジデオキシ−α−グルコピラ
ノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾリン(4)はジ−N
−アセチルキトビオースヘキサアセテート(1)を出発
原料として、以下の反応式Aで示される経路により、合
成することができる。
【0014】
【化6】 ここで、AcはCH3 CO、MeはCH3 、Et4 N+
Cl- は塩化テトラエチルアンモニウムを表す。
Cl- は塩化テトラエチルアンモニウムを表す。
【0015】ジ−N−アセチルキトビオースヘキサアセ
テート(1)をメタノールなどのアルコール系溶媒に溶
解させ、さらにナトリウムメトキシドなどのアルコキシ
ドを加えて反応させることを含む工程によって、部分的
にアセチル化されたジ−N−アセチルキトビオース混合
物を得ることができる。このジ−N−アセチルキトビオ
ース混合物に塩化アセチルを加え、反応させることを含
む工程によって、塩化3,6−ジ−O−アセチル−2−
アセトアミド−2−デオキシ−4−O−〔3,4,6−
トリ−O−アセチル−2−アセトアミド−2−デオキシ
−β−グルコピラノシル〕−グルコピラノシル(2)を
得ることができる。
テート(1)をメタノールなどのアルコール系溶媒に溶
解させ、さらにナトリウムメトキシドなどのアルコキシ
ドを加えて反応させることを含む工程によって、部分的
にアセチル化されたジ−N−アセチルキトビオース混合
物を得ることができる。このジ−N−アセチルキトビオ
ース混合物に塩化アセチルを加え、反応させることを含
む工程によって、塩化3,6−ジ−O−アセチル−2−
アセトアミド−2−デオキシ−4−O−〔3,4,6−
トリ−O−アセチル−2−アセトアミド−2−デオキシ
−β−グルコピラノシル〕−グルコピラノシル(2)を
得ることができる。
【0016】塩化3,6−ジ−O−アセチル−2−アセ
トアミド−2−デオキシ−4−O−〔3,4,6−トリ
−O−アセチル−2−アセトアミド−2−デオキシ−β
−グルコピラノシル〕−グルコピラノシル(2)をアセ
トニトリルなどの有機溶媒に溶かした溶液を、塩化テト
ラエチルアンモニウム及び炭酸水素ナトリウムに加えて
反応させることを含む工程によって、2−メチル−
{3,6−ジ−O−アセチル−4−O−〔3,4,6−
トリ−O−アセチル−2−アセトアミド−2−デオキシ
−β−グルコピラノシル〕−1,2−ジデオキシ−α−
グルコピラノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾリン
(3)を得ることができる。
トアミド−2−デオキシ−4−O−〔3,4,6−トリ
−O−アセチル−2−アセトアミド−2−デオキシ−β
−グルコピラノシル〕−グルコピラノシル(2)をアセ
トニトリルなどの有機溶媒に溶かした溶液を、塩化テト
ラエチルアンモニウム及び炭酸水素ナトリウムに加えて
反応させることを含む工程によって、2−メチル−
{3,6−ジ−O−アセチル−4−O−〔3,4,6−
トリ−O−アセチル−2−アセトアミド−2−デオキシ
−β−グルコピラノシル〕−1,2−ジデオキシ−α−
グルコピラノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾリン
(3)を得ることができる。
【0017】2−メチル−{3,6−ジ−O−アセチル
−4−O−〔3,4,6−トリ−O−アセチル−2−ア
セトアミド−2−デオキシ−β−グルコピラノシル〕−
1,2−ジデオキシ−α−グルコピラノ}〔2,1−
d〕−2−オキサゾリン(3)をクロロホルムなどの有
機溶媒に溶解させ、さらにナトリウムメトキシドなどの
アルコキシドを加えて反応させることを含む工程によっ
て、2−メチル−{4−O−〔2−アセトアミド−2−
デオキシ−β−グルコピラノシル〕−1,2−ジデオキ
シ−α−グルコピラノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾ
リン(4)を得ることができる。
−4−O−〔3,4,6−トリ−O−アセチル−2−ア
セトアミド−2−デオキシ−β−グルコピラノシル〕−
1,2−ジデオキシ−α−グルコピラノ}〔2,1−
d〕−2−オキサゾリン(3)をクロロホルムなどの有
機溶媒に溶解させ、さらにナトリウムメトキシドなどの
アルコキシドを加えて反応させることを含む工程によっ
て、2−メチル−{4−O−〔2−アセトアミド−2−
デオキシ−β−グルコピラノシル〕−1,2−ジデオキ
シ−α−グルコピラノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾ
リン(4)を得ることができる。
【0018】また、上記したアミノ二糖である2−メチ
ル−{4−O−〔2−アセトアミド−2−デオキシ−β
−グルコピラノシル〕−1,2−ジデオキシ−α−グル
コピラノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾリン(4)を
含む、下記一般式で表わされるアミノ二糖は、緩衝液中
でキチナーゼ等の酵素を作用させることにより、酵素触
媒重付加反応し、それらの重合体であるキチン及びその
類似多糖体が生成する。
ル−{4−O−〔2−アセトアミド−2−デオキシ−β
−グルコピラノシル〕−1,2−ジデオキシ−α−グル
コピラノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾリン(4)を
含む、下記一般式で表わされるアミノ二糖は、緩衝液中
でキチナーゼ等の酵素を作用させることにより、酵素触
媒重付加反応し、それらの重合体であるキチン及びその
類似多糖体が生成する。
【0019】
【化7】 ここで、R1 及びR2 は炭素数1〜6のアルキル基を示
す。
す。
【0020】ここで、酵素触媒重付加反応は、全く新し
い重合反応形式であり、新規アミノ二糖(4)を例にと
ると、次の様な反応機構で重合が進むと考えられる。た
だし、本発明の酵素触媒重付加反応は、新規アミノ二糖
(4)の重合のみに限定されるものではない。
い重合反応形式であり、新規アミノ二糖(4)を例にと
ると、次の様な反応機構で重合が進むと考えられる。た
だし、本発明の酵素触媒重付加反応は、新規アミノ二糖
(4)の重合のみに限定されるものではない。
【0021】
【化8】
【0022】すなわち、新規アミノ二糖(4)分子中の
オキサゾリン環が、触媒により開環して、アミノ二糖カ
チオン体(5)が生成し、さらにこのアミノ二糖カチオ
ン体(5)が、新規アミノ二糖(4)の4’位の水酸基
と反応して、アミノ四糖を生成し、さらに別のアミノ二
糖カチオン体(5)が、このアミノ四糖の非還元末端
4′位の水酸基と反応してアミノ六糖を生成する過程を
くり返し、重合が進行するものである。
オキサゾリン環が、触媒により開環して、アミノ二糖カ
チオン体(5)が生成し、さらにこのアミノ二糖カチオ
ン体(5)が、新規アミノ二糖(4)の4’位の水酸基
と反応して、アミノ四糖を生成し、さらに別のアミノ二
糖カチオン体(5)が、このアミノ四糖の非還元末端
4′位の水酸基と反応してアミノ六糖を生成する過程を
くり返し、重合が進行するものである。
【0023】なお、この場合、重合系にジ−N−アセチ
ルキトビオース等の糖受容体を添加することにより、反
応をよりスムーズに進行させることが好ましい。また、
緩衝液としては、クエン酸緩衝溶液等の当業者に公知の
好適なもの、触媒としては、バチルス由来のキチナーゼ
等を例示することができる。
ルキトビオース等の糖受容体を添加することにより、反
応をよりスムーズに進行させることが好ましい。また、
緩衝液としては、クエン酸緩衝溶液等の当業者に公知の
好適なもの、触媒としては、バチルス由来のキチナーゼ
等を例示することができる。
【0024】
【実施例】以下、実施例に基づき、本発明を詳しく説明
する。実施例1 2−メチル−{4−O−〔2−アセトアミド−2−デオ
キシ−β−グルコピラノシル〕−1,2−ジデオキシ−
α−グルコピラノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾリン
(4)の製造法を上記反応式Aを参照して説明する。
する。実施例1 2−メチル−{4−O−〔2−アセトアミド−2−デオ
キシ−β−グルコピラノシル〕−1,2−ジデオキシ−
α−グルコピラノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾリン
(4)の製造法を上記反応式Aを参照して説明する。
【0025】塩化3,6−ジ−O−アセチル−2−アセ
トアミド−2−デオキシ−4−O−〔3,4,6−トリ
−O−アセチル−2−アセトアミド−2−デオキシ−β
−グルコピラノシル〕−グルコピラノシル(2)の製造 2.58g(3.81mmol)のジ−N−アセチルキ
トビオースヘキサアセテート(1)を88.2mlの無
水メタノールに溶解させ、0.565Mのナトリウムメ
トキシドのメタノール溶液を1.80ml加えて、室温
にて20分間反応させた。薄層クロマトグラフィー(以
下、TLCと略す)によりジ−N−アセチルキトビオー
スヘキサアセテートの消失を確認後、イオン交換樹脂Am
berliteIR-120(H+)を加えて攪拌した。反応溶液が中性
になったのをpH試験紙で確認した後、ろ過によりイオ
ン交換樹脂を取り除き、溶媒をエバポレートにより除去
し減圧乾燥することで、部分的にアセチル基を有する
1.84gのジ−N−アセチルキトビオース混合物(7
1%)を得た。 続いて、この混合物に30mlの塩化
アセチルを加え、室温で7日間反応させた。TLCによ
り反応終了を確認した後、過剰量のクロロホルムで希釈
し、冷水、飽和炭酸ナトリウム水溶液、更に冷水にてp
Hが中性になるまで分液操作を行った。集めた有機溶媒
層は無水硫酸ナトリウムにより乾燥した後、硫酸ナトリ
ウムをろ過により除去した。ろ液をエバポレートにより
濃縮し、更に減圧乾燥することで、1.5gの塩化3,
6−ジ−O−アセチル−2−アセトアミド−2−デオキ
シ−4−O−〔3,4,6−トリ−O−アセチル−2−
アセトアミド−2−デオキシ−β−グルコピラノシル〕
−グルコピラノシル(2)(2.30mmol,60
%)を得た。
トアミド−2−デオキシ−4−O−〔3,4,6−トリ
−O−アセチル−2−アセトアミド−2−デオキシ−β
−グルコピラノシル〕−グルコピラノシル(2)の製造 2.58g(3.81mmol)のジ−N−アセチルキ
トビオースヘキサアセテート(1)を88.2mlの無
水メタノールに溶解させ、0.565Mのナトリウムメ
トキシドのメタノール溶液を1.80ml加えて、室温
にて20分間反応させた。薄層クロマトグラフィー(以
下、TLCと略す)によりジ−N−アセチルキトビオー
スヘキサアセテートの消失を確認後、イオン交換樹脂Am
berliteIR-120(H+)を加えて攪拌した。反応溶液が中性
になったのをpH試験紙で確認した後、ろ過によりイオ
ン交換樹脂を取り除き、溶媒をエバポレートにより除去
し減圧乾燥することで、部分的にアセチル基を有する
1.84gのジ−N−アセチルキトビオース混合物(7
1%)を得た。 続いて、この混合物に30mlの塩化
アセチルを加え、室温で7日間反応させた。TLCによ
り反応終了を確認した後、過剰量のクロロホルムで希釈
し、冷水、飽和炭酸ナトリウム水溶液、更に冷水にてp
Hが中性になるまで分液操作を行った。集めた有機溶媒
層は無水硫酸ナトリウムにより乾燥した後、硫酸ナトリ
ウムをろ過により除去した。ろ液をエバポレートにより
濃縮し、更に減圧乾燥することで、1.5gの塩化3,
6−ジ−O−アセチル−2−アセトアミド−2−デオキ
シ−4−O−〔3,4,6−トリ−O−アセチル−2−
アセトアミド−2−デオキシ−β−グルコピラノシル〕
−グルコピラノシル(2)(2.30mmol,60
%)を得た。
【0026】2−メチル{3,6−ジ−O−アセチル−
4−O−〔3,4,6−トリ−O−アセチル−2−アセ
トアミド−2−デオキシ−β−グルコピラノシル〕−
1,2−ジデオキシ−α−グルコピラノ}〔2,1−
d〕−2−オキサゾリン(3)の製造 上記の方法で得られた、1.5g(2.30mmol)
の塩化3,6−ジ−O−アセチル−2−アセトアミド−
2−デオキシ−4−O−〔3,4,6−トリ−O−アセ
チル−2−アセトアミド−2−デオキシ−β−グルコピ
ラノシル〕−グルコピラノシル(2)を32mlのアセ
トニトリルに溶かした溶液を、0.80mg(4.83
mmol)の塩化テトラエチルアンモニウムと0.80
mg(9.52mmol)の炭酸水素ナトリウムに加
え、1時間反応させた。TLCにて反応終了を確認後、
ガラスフィルターG4で固体を除き、ろ液を濃縮してク
ロロホルムに溶かして分液を行い、集めた有機溶媒層は
無水硫酸ナトリウムにより乾燥した。ろ過により硫酸ナ
トリウムを除いた後、溶液を濃縮し、シリカゲルカラム
クロマトグラフ(Gel;Merck 社製 Sirica gel 60,parti
cle size 0.040-0.063mm、展開溶媒として酢酸エチル:
ヘキサン=9:1を使用した)により精製し、348m
gの2−メチル−{3,6−ジ−O−アセチル−4−O
−〔3,4,6−トリ−O−アセチル−2−アセトアミ
ド−2−デオキシ−β−グルコピラノシル〕−1,2−
ジデオキシ−α−グルコピラノ}〔2,1−d〕−2−
オキサゾリン(3)(0.564mmol,25%)を
得た。
4−O−〔3,4,6−トリ−O−アセチル−2−アセ
トアミド−2−デオキシ−β−グルコピラノシル〕−
1,2−ジデオキシ−α−グルコピラノ}〔2,1−
d〕−2−オキサゾリン(3)の製造 上記の方法で得られた、1.5g(2.30mmol)
の塩化3,6−ジ−O−アセチル−2−アセトアミド−
2−デオキシ−4−O−〔3,4,6−トリ−O−アセ
チル−2−アセトアミド−2−デオキシ−β−グルコピ
ラノシル〕−グルコピラノシル(2)を32mlのアセ
トニトリルに溶かした溶液を、0.80mg(4.83
mmol)の塩化テトラエチルアンモニウムと0.80
mg(9.52mmol)の炭酸水素ナトリウムに加
え、1時間反応させた。TLCにて反応終了を確認後、
ガラスフィルターG4で固体を除き、ろ液を濃縮してク
ロロホルムに溶かして分液を行い、集めた有機溶媒層は
無水硫酸ナトリウムにより乾燥した。ろ過により硫酸ナ
トリウムを除いた後、溶液を濃縮し、シリカゲルカラム
クロマトグラフ(Gel;Merck 社製 Sirica gel 60,parti
cle size 0.040-0.063mm、展開溶媒として酢酸エチル:
ヘキサン=9:1を使用した)により精製し、348m
gの2−メチル−{3,6−ジ−O−アセチル−4−O
−〔3,4,6−トリ−O−アセチル−2−アセトアミ
ド−2−デオキシ−β−グルコピラノシル〕−1,2−
ジデオキシ−α−グルコピラノ}〔2,1−d〕−2−
オキサゾリン(3)(0.564mmol,25%)を
得た。
【0027】2−メチル−{4−O−〔2−アセトアミ
ド−2−デオキシ−β−グルコピラノシル〕−1,2−
ジデオキシ−α−グルコピラノ}〔2,1−d〕−2−
オキサゾリン(4)の製造 上記の方法で得られた、348mg(0.564mmo
l)の2−メチル−{3,6−ジ−O−アセチル−4−
O−〔3,4,6−トリ−O−アセチル−2−アセトア
ミド−2−デオキシ−β−グルコピラノシル〕−1,2
−ジデオキシ−α−グルコピラノ}〔2,1−d〕−2
−オキサゾリン(3)を3.0mlのクロロホルムに溶
解させ、9.0mlの無水メタノールを加えた。さら
に、0.304Mのナトリウムメトキシドのメタノール
溶液0.374mlを加え、室温にて70分間反応させ
た。TLCにより反応終了を確認後、イオン交換樹脂Am
berlite IR-120(H+)を加え、1分間攪拌した後、ろ過に
よりイオン交換樹脂を取り除き、溶媒をエバポレートに
より除去し減圧乾燥することで、207mgの2−メチ
ル−{4−O−〔2−アセトアミド−2−デオキシ−β
−グルコピラノシル〕−1,2−ジデオキシ−α−グル
コピラノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾリン(4)
(0.509mmol,90%)を得た。その1 HNM
R及び13CNMRは次の通りであった。それぞれを図
1、図2に示す。 1HNMR(250MHz,D2 O) δ6.08{1H,d,J1,2 =7.30Hz anomeric1H(H-1) } 4.56{1H,d,J1 ′,2′=8.23Hz anomeric1H(H-1′) } 4.42{1H,t, H-3} 4.20{1H,dd,H- 2} 13CNMR(62.9MHz,D2 O) δ175.1 {1C,carbonyl13 C of acetamid(NHAc-2 ′)} 169.0 {1C, 2-13 C of oxazoline } 103.7 (C−1′) 100.5 (C−1) 79.6 (C−4) 76.6 (C−5′) 74.3 (C−3′) 71.6 (C−3) 70.5 (C−4′) 69.4 (C−5) 65.9 (C−2) 62.5 (C−6′) 61.4 (C−6) 56.5 (C−2′) 22.8 {1 C,methyl 1H of acetamid} 14.0 {1 C,methyl 13C of oxazoline }
ド−2−デオキシ−β−グルコピラノシル〕−1,2−
ジデオキシ−α−グルコピラノ}〔2,1−d〕−2−
オキサゾリン(4)の製造 上記の方法で得られた、348mg(0.564mmo
l)の2−メチル−{3,6−ジ−O−アセチル−4−
O−〔3,4,6−トリ−O−アセチル−2−アセトア
ミド−2−デオキシ−β−グルコピラノシル〕−1,2
−ジデオキシ−α−グルコピラノ}〔2,1−d〕−2
−オキサゾリン(3)を3.0mlのクロロホルムに溶
解させ、9.0mlの無水メタノールを加えた。さら
に、0.304Mのナトリウムメトキシドのメタノール
溶液0.374mlを加え、室温にて70分間反応させ
た。TLCにより反応終了を確認後、イオン交換樹脂Am
berlite IR-120(H+)を加え、1分間攪拌した後、ろ過に
よりイオン交換樹脂を取り除き、溶媒をエバポレートに
より除去し減圧乾燥することで、207mgの2−メチ
ル−{4−O−〔2−アセトアミド−2−デオキシ−β
−グルコピラノシル〕−1,2−ジデオキシ−α−グル
コピラノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾリン(4)
(0.509mmol,90%)を得た。その1 HNM
R及び13CNMRは次の通りであった。それぞれを図
1、図2に示す。 1HNMR(250MHz,D2 O) δ6.08{1H,d,J1,2 =7.30Hz anomeric1H(H-1) } 4.56{1H,d,J1 ′,2′=8.23Hz anomeric1H(H-1′) } 4.42{1H,t, H-3} 4.20{1H,dd,H- 2} 13CNMR(62.9MHz,D2 O) δ175.1 {1C,carbonyl13 C of acetamid(NHAc-2 ′)} 169.0 {1C, 2-13 C of oxazoline } 103.7 (C−1′) 100.5 (C−1) 79.6 (C−4) 76.6 (C−5′) 74.3 (C−3′) 71.6 (C−3) 70.5 (C−4′) 69.4 (C−5) 65.9 (C−2) 62.5 (C−6′) 61.4 (C−6) 56.5 (C−2′) 22.8 {1 C,methyl 1H of acetamid} 14.0 {1 C,methyl 13C of oxazoline }
【0028】実施例2 キチンオリゴ糖及びキチンの製造 糖受容体であるジ−N−アセチルキトビオース2.5m
g(6.0×10-3mmol)とバチルス由来のキチナ
ーゼ4.9mgを0.01Mのクエン酸緩衝溶液(pH
6.5)に溶解した。さらに、実施例1で得た、48.
7mg(0.12mmol)の2−メチル−{4−O−
〔2−アセトアミド−2−デオキシ−β−グルコピラノ
シル〕−1,2−ジデオキシ−α−グルコピラノ}
〔2,1−d〕−2−オキサゾリン(4)を0.01M
のクエン酸緩衝溶液(pH6.5)に溶解させたものを
加え、反応系におけるその濃度を1.0×10-1mol
/lとし重合反応を開始した。40℃で1時間反応を行
った後、反応溶液を遠心分離(6400rpm,6分)
にかけ、緩衝液可溶部と不溶部に分離した。この後、緩
衝液可溶部、不溶部ともにTHF(テトラヒドロフラ
ン)を過剰量加え、90℃以上の水浴中にて5分間加熱
することで酵素を失活させ、反応を停止させた。緩衝液
可溶部を減圧乾燥させたところ、下記一般式でnが0,
1,2,3の40mgキチンオリゴ糖を得ることができ
た。また不溶部は遠心分離(6400rpm、6分)に
よりTHF不溶部を回収し、過剰量のメタノールで2回
洗浄し、さらに過剰量の水で2回洗浄することで、下記
一般式でnが4以上の10mgのキチンを得ることがで
きた。
g(6.0×10-3mmol)とバチルス由来のキチナ
ーゼ4.9mgを0.01Mのクエン酸緩衝溶液(pH
6.5)に溶解した。さらに、実施例1で得た、48.
7mg(0.12mmol)の2−メチル−{4−O−
〔2−アセトアミド−2−デオキシ−β−グルコピラノ
シル〕−1,2−ジデオキシ−α−グルコピラノ}
〔2,1−d〕−2−オキサゾリン(4)を0.01M
のクエン酸緩衝溶液(pH6.5)に溶解させたものを
加え、反応系におけるその濃度を1.0×10-1mol
/lとし重合反応を開始した。40℃で1時間反応を行
った後、反応溶液を遠心分離(6400rpm,6分)
にかけ、緩衝液可溶部と不溶部に分離した。この後、緩
衝液可溶部、不溶部ともにTHF(テトラヒドロフラ
ン)を過剰量加え、90℃以上の水浴中にて5分間加熱
することで酵素を失活させ、反応を停止させた。緩衝液
可溶部を減圧乾燥させたところ、下記一般式でnが0,
1,2,3の40mgキチンオリゴ糖を得ることができ
た。また不溶部は遠心分離(6400rpm、6分)に
よりTHF不溶部を回収し、過剰量のメタノールで2回
洗浄し、さらに過剰量の水で2回洗浄することで、下記
一般式でnが4以上の10mgのキチンを得ることがで
きた。
【0029】
【化9】
【0030】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、キチンを得るために好適なアミノ二糖が提供さ
れ、さらに該アミノ二糖を含むアミノ二糖を酵素触媒重
付加反応させることによって、品質の安定したキチン及
びその類似多糖体が提供される。本発明を実施すること
によって得られるキチン及びその類似多糖体は、生医学
材料分野及び化粧品分野への応用が可能である。
よれば、キチンを得るために好適なアミノ二糖が提供さ
れ、さらに該アミノ二糖を含むアミノ二糖を酵素触媒重
付加反応させることによって、品質の安定したキチン及
びその類似多糖体が提供される。本発明を実施すること
によって得られるキチン及びその類似多糖体は、生医学
材料分野及び化粧品分野への応用が可能である。
【図1】図1は、本発明によって得られた、2−メチル
−{4−O−〔2−アセトアミド−2−デオキシ−β−
グルコピラノシル〕−1,2−ジデオキシ−α−グルコ
ピラノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾリンの1 HNM
Rの結果を示すグラフである。
−{4−O−〔2−アセトアミド−2−デオキシ−β−
グルコピラノシル〕−1,2−ジデオキシ−α−グルコ
ピラノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾリンの1 HNM
Rの結果を示すグラフである。
【図2】図2は、本発明によって得られた、2−メチル
−{4−O−〔2−アセトアミド−2−デオキシ−β−
グルコピラノシル〕−1,2−ジデオキシ−α−グルコ
ピラノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾリンの13CNM
Rの結果を示すグラフである。
−{4−O−〔2−アセトアミド−2−デオキシ−β−
グルコピラノシル〕−1,2−ジデオキシ−α−グルコ
ピラノ}〔2,1−d〕−2−オキサゾリンの13CNM
Rの結果を示すグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記構造式で示される新規アミノ二糖。 【化1】
- 【請求項2】 緩衝液中で、下記一般式で示されるアミ
ノ二糖にキチナーゼを作用させ、該アミノ二糖の酵素触
媒重付加反応によってキチン又はその類似多糖類を得る
ことを特徴とするキチン又はその類似多糖類の製造方
法。 【化2】 ここで、R1 及びR2 は炭素数1〜6のアルキル基を示
す。 - 【請求項3】アミノ二糖が、請求項1記載の新規アミノ
二糖であることを特徴とする請求項2のキチンの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15133395A JPH093088A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | アミノ二糖及びキチン又はその類似多糖類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15133395A JPH093088A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | アミノ二糖及びキチン又はその類似多糖類の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH093088A true JPH093088A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15516295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15133395A Pending JPH093088A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | アミノ二糖及びキチン又はその類似多糖類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH093088A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6437107B1 (en) * | 1998-02-25 | 2002-08-20 | Director Of National Food Research Institute, Ministry Of Agriculture, Forestry And Fisheries | 2-methyl-(4-O-(2-amino-2-deoxy-β-glucopyranosyl)-1,2-dideoxy-α-glucopyrano}(2,1-D)-2-oxazoline and its salt, 50% deacetylated chitin or its oligosaccharide and salt thereof |
WO2002072860A1 (fr) * | 2001-03-14 | 2002-09-19 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Procede de production d'un acide hyaluronique ou de son derive |
CN1098780C (zh) * | 1997-12-26 | 2003-01-15 | 株式会社久保田 | 水田工程车 |
WO2003004508A1 (fr) | 2001-07-02 | 2003-01-16 | Seikagaku Corporation | Procede de production de derives d'oxazoline-saccharide |
WO2003070960A1 (fr) * | 2002-02-20 | 2003-08-28 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Processus de fabrication de chondroitine ou de derive de chondroitine |
WO2008111526A1 (ja) | 2007-03-09 | 2008-09-18 | Seikagaku Corporation | 糖オキサゾリン誘導体の製造方法 |
-
1995
- 1995-06-19 JP JP15133395A patent/JPH093088A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1098780C (zh) * | 1997-12-26 | 2003-01-15 | 株式会社久保田 | 水田工程车 |
US6437107B1 (en) * | 1998-02-25 | 2002-08-20 | Director Of National Food Research Institute, Ministry Of Agriculture, Forestry And Fisheries | 2-methyl-(4-O-(2-amino-2-deoxy-β-glucopyranosyl)-1,2-dideoxy-α-glucopyrano}(2,1-D)-2-oxazoline and its salt, 50% deacetylated chitin or its oligosaccharide and salt thereof |
WO2002072860A1 (fr) * | 2001-03-14 | 2002-09-19 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Procede de production d'un acide hyaluronique ou de son derive |
US7105320B2 (en) | 2001-03-14 | 2006-09-12 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Process for producing hyaluronic acid or its derivative |
WO2003004508A1 (fr) | 2001-07-02 | 2003-01-16 | Seikagaku Corporation | Procede de production de derives d'oxazoline-saccharide |
WO2003070960A1 (fr) * | 2002-02-20 | 2003-08-28 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Processus de fabrication de chondroitine ou de derive de chondroitine |
WO2008111526A1 (ja) | 2007-03-09 | 2008-09-18 | Seikagaku Corporation | 糖オキサゾリン誘導体の製造方法 |
US8470986B2 (en) | 2007-03-09 | 2013-06-25 | Tohoku University | Method for production of sugar oxazoline derivative |
JP5301427B2 (ja) * | 2007-03-09 | 2013-09-25 | 生化学工業株式会社 | 糖オキサゾリン誘導体の製造方法 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040910 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20041102 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050107 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |