JPH04149189A - D―アルトロースの製造方法 - Google Patents

D―アルトロースの製造方法

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JPH04149189A
JPH04149189A JP2272186A JP27218690A JPH04149189A JP H04149189 A JPH04149189 A JP H04149189A JP 2272186 A JP2272186 A JP 2272186A JP 27218690 A JP27218690 A JP 27218690A JP H04149189 A JPH04149189 A JP H04149189A
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altrose
levoglucosenone
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Katsuya Matsumoto
克也 松本
Takashi Ebata
恵畑 隆
Hajime Matsushita
松下 肇
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H3/00Compounds containing only hydrogen atoms and saccharide radicals having only carbon, hydrogen, and oxygen atoms
    • C07H3/10Anhydrosugars, e.g. epoxides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H3/00Compounds containing only hydrogen atoms and saccharide radicals having only carbon, hydrogen, and oxygen atoms
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、希少糖であるD−アルトロースの製造方法に
関する。より具体的には、レボグルコセノンからD−ア
ルトロースを製造する方法に係る。
〔従来の技術〕
D−アルドロー又は、−船釣には下記ピラノース型の構
造式(4)で示されるアルドヘキソースの一種である。
このD−アルトロピラノース(4)il、開環したアル
ドヘキソース(5)を介して、D−アルトロフラノース
(6)との間で平衡関係(こある。
また、ピラノース(4)およびフラノース(6)には、
夫々α−及びβ−の二種のアノマーが存在する。即ち、
D−アルトロースはこれら複数の異性体の平衡混合物と
して存在する。
HCO1+ C)120H このD−アルトロースは天然には極めて僅がしが存在し
ない希少糖であり、例えばAldrich社製のように
、現在市販されているアルドロースは合成品である。こ
のため、グルコース等の天然に豊富に存在する糖に比較
して著しく高価である。
ところで、医薬品や農薬品等のファインケミカル分野に
おいて、生理活性物質として有用な機能を有するオリゴ
糖やポリサッカライド等の糖鎖が注目されている。現在
のところ、このような糖鎖の研究対象は、D−グルコー
ス、D−マンノース、D−ガラクトース等の天然に多く
存在し、従って容易に入手可能な単糖類で構成されたも
のに限られている。しかしながら、今後、より有用な機
能を発揮する糖鎖の合成研究においては、天然に存在す
る以外の種々の単糖類が必要とされることか予想される
。従って、このような観点から、入手が困難な希少糖で
あるD−アルトロースを、少ない工程で収率よく製造で
きる方法を開発しておくことは極めて有意義であり、且
つ必要なことである。
D−アルトロースを合成するために、従来種々の方法が
試みられ、例えば次の合成法が知られている。
第一の方法は、キリアニ・フィッシャー法に基づき、D
−リボースからD−アルトロン酸を経て合成する方法で
ある(P、A、Levene and W、A、Jac
obs。
Ber、、43,31.41(191,0)) 。しか
し、この方法ではD−リボースの1−位をシアノヒドリ
ンとする反応を用いており、この反応が立体選択的でな
いため、D−アルトロースの中間体であるD−アルトロ
ン酸以外に、そのC−2エピマーであるD−アロン酸が
副生する。このため、D−アルトロン酸を単離するため
に分別結晶操作を必要とする。その結果、収率は3%と
極めて低い。
第二の方法は、ラクトースにおけるD−グルコース部分
の2−位および3−位をワルデン反転させることにより
、D−アルトロース及びD−ガラクトースからなるネオ
ラクトースを得た後、これを加水分解することにより、
D−アルトロースを得る方法である( N、に、Rjc
htmyer、C,S、Hudsonl 、^m、ch
em、soc、 。
57.1716(1935) )。加水分解で得られた
混合物に含まれるD−ガラクトースは、酵母を作用させ
ることにより消費され、除去される。残留D−アルトロ
ースはベンジルメルカプタール誘導体として精製された
後、D−アルトロースに戻される。この第二の方法は、
反応に無関係な水酸基を保護し、反応後に保護基を脱離
させる工程も含まれるため、ラクトースから出発して8
工程を要する。このため、操作が繁雑で、収率も8%と
低い。
第三の方法は、D−グルコースを出発物質として用い、
その2,3−エポキシ誘導体を経ることにより、2−位
および3−位における水酸基の立体配置を反転させる方
法である( ”Methocjs in Carboh
ydrateChemistry   、vol、l、
Academic  Press、New  York
and London、p、107(19Ei2)) 
、この第三の方法も、水酸基の保護、保護基の脱離、精
製等の工程が含まれるため、グルコースから出発して8
工程を要し、収率は9%にすぎない。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記事情に鑑み、本発明の課題は、少ない工程数により
D−アルトロースを高収率で得ることができる製造方法
を提供することである。
なお、以下では構造式(4)で表されるD−アルトロピ
ラノースの製造方法として本発明を説明するか、既述し
たように、D−アルトロピラノース(4)は開環したア
ルドースは各種異性体(5)(6)との平衡混合物であ
る。従って、本発明はこれら異性体の製造方法をも包含
するものとして理解されるべきである。
〔課題を解決するだめの手段〕
上記の課題を解決するために鋭意研究を行った結果、レ
ボグルコセノンを出発原料として用いることにより、保
護基の導入や分別結晶等の繁雑な処理を必要とせず、高
収率でD−アルトロースを得ることかできる実質的に3
工程の合成経路を見出だした。
即ち、本発明によるD−アルトロースの製造方法は、次
の3工程(a)〜(C)を具備したことを特徴とする。
a)次式(1)に従い、レボグルコセノン(])のカル
ボニル基を選択的にβ−水酸基に還元することにより、
化合物(2)を得る工程、υ (1,)          (2) b)次式(ロ)に従い、上記化合物(2)の二重結合に
二つのα−水酸基をンス付加させることにより、化合物
(3)を得る工程、 C)次式(III)に従い、化合物(3)のアセタール
部分における1、6−アンヒドロ結合を酸触媒で加水分
解することにより、D−アルトロース(4)を得る工程
以下、上記の各工程を追って、本発明の詳細な説明する
工程a) 出発物質として用いるレボグルコセノン(1)は、セル
ロースの熱分解によって容易かつ安価に得られる(Ca
rbohydrate Re5earch、5g(19
77)。
78−87 )。本発明では、この方法で得られたレボ
グルコセノンを原料に用いることかできる。
式(1)に従い、レボグルコセノン(1)のカルボニル
基をβ−OH基に還元する反応は、水素化リチウムアル
ミニウム又はホウ水素化ナトリウム等のハイドライド試
薬を用いて行うことができる。
水素化リチウムアルミニウムを用いる場合についてより
詳細に説明すると、まずジエチルエーテルのような適当
な溶媒中で、レボグルコセノンを水素化アルミニウムリ
チウムと共に混合しく好ましくは、水冷下等の低温で行
う)、゛室温程度の温度で1〜12時間反応させる。次
いて、メタノール等の適当な溶媒で反応液を洗浄し、不
溶物を濾別した後、溶媒を留去する。残渣をシリカゲル
等の適当なカラムクロマトグラフにかけて精製すること
により、白色粉末状の化合物(2)か得られる。
カラムクロマトグラフの溶出溶媒としては、例えばヘキ
サン/ジエチルエーテル混合溶媒(好ましくは混合比1
/1)を用いることができる。この白色粉末状の生成物
を更に適当な溶媒から再結晶させることにより、白色結
晶の化合物(2)、即ぢ1,6−アンヒドロ−3,4−
ジデオキシ−β−D−スレオーヘキソー3−エノビラノ
ースを得ることかできる。通常、この反応によれば70
%以上の収率を得ることかできる。
工程b〉 この工程では、式(II)に従い、工程a)で得られた
化合物(2)の3−位と4−位の間に存在する二重結合
に対して、二つのα−OH基をシス付加させる。この反
応は、四酸化オスミウムまたは過マンガン酸塩を用い、
化合物(2)を酸化することによって行うことかできる
。何れの反応による場合も、(ツ加される二つのOH基
の立体選択性は略完全である。
四酸化オスミウムを用いる場合について、より詳細に説
明すれば次の通りである。
ます、アセトン/水混合溶媒(好ましくは混合比8/]
)中において、化合物(2)と2倍量以上のN−メチル
モルホリン−N−オキシド(酸化剤)とを、0.1〜1
倍量の四酸化オスミウムを触媒として室温で13時間程
度反応させる。亜硫酸ナトリウム又はピロ亜硫酸ナトリ
ウムを添加して四酸化オスミウムを処理し、減圧下で溶
媒を留去する。
残渣を熱エタノールで洗浄し、濾過した後、濾液を減圧
下で蒸留して溶媒を除去する。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフにかけて精製することにより、白色粉末
状の生成物が得られる。溶出溶媒としては、ジクロロメ
タン/アセトン混合溶媒(混合比は1/2〜1/4が望
ましい)を用いることができる。更に、該生成物をエタ
ノール又は2−プロパツールから再結晶させることによ
り白色結晶の化合物(3)、即ち、1,6−アンヒドロ
−β−D−アルトロピラノース(D−アルトロサン)か
得られる。通常、この反応によれば73〜86%の収率
か得られる。
I程C) この工程では、式(III)に従い、工程b)で得られ
た化合物(3)におけるアセタール部分の1.6−アン
ヒドロ結合を加水分解することにより、目的のD−アル
トロース(化合物4)を得る。この反応は、塩酸、硫酸
、陽イオン交換樹脂(水素陽イオン型)等の通常の酸触
媒を用いた酸性水溶液中で行うことかできる。酸濃度は
IN程度が望ましい。また、望ましい酸触媒は塩酸であ
る。
より具体的には、上記の酸性溶液中において、40〜1
00℃の温度で5〜70時間撹拌する。その際、好まし
くは、水溶液中にジオキサンを添加しておく。添加量は
、体積比で酸性水溶液/ジオキサン−210〜2/]程
度が望ましい。この反応(In)は化合物(3)と化合
物(4)との間の平衡反応であるため、生成化合物(4
)と共に未反応の原料化合物(3)が回収される。即ち
、反応液を陰イオン交換樹脂(水酸陰イオン型)に通し
て中和し、減圧下に溶出液から溶媒を留去した後、油状
の残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフにかけて生成
化合物(4)と原料化合物(3)とを分離する。クロマ
トグラフの溶出溶媒としては、クロロホルム/メタノー
ル又はジクロロメタン/メタノールの混合溶媒(混合比
は5/1〜]/lか望ましい)を用いることかできる。
先に溶出する油状の化合物(4)を減圧乾燥することに
より、化合物(4)の白色粉体が得られる。後に溶出す
る未反応の原料化合物(3)は、再び工程C)の原料化
合物として用いる。
一回の工程C)では、使用した原料化合物(3)からの
収率11〜25%程度、反応した化合物(3)からの収
率24〜68%程度で目的化合物(4)を得ることがで
きる。また、54〜67%程度の未反応の化合(3)か
回収される。工程C)を3回繰り返した場合は、初めの
原料化合物(3)からの収率的39%、反応した化合物
(3)からの収率的48%で目的化合物(4)を得るこ
とができる。最終回こおける未反応の化合物(3)の回
収率は19%程度である。
なお、工程C)で得られた生成物か目的とするD−アル
トロース(4)であることは、”C−NMRスペクトル
の測定によって確認された。即ち、上記生成物の13C
−NliRスペクトルは、下記文献に報告されている値
と一致した。
・ E、Breitllaier、W、Voelter
、”Carbon−]3  NMR8pectrosc
opy  、Th1rd completely re
visededition、p、380−383(19
87)φ ^、S、Perlin  and  B、C
a5u、Canj、Chem、、53゜12]、2(]
、、975) −G、J、冒o1ff、Thesjs、Bonn(19
79)上記の”C−NMRスペクトルによって同定され
たD−アルトロースは、第1図に示した4種類の異性体
である。同図に示した数字は、各炭素原子のケミカルシ
フトを示している。開環したD−アルドース(5)の存
在が確認されなかった理由は、このピラノース(4)お
よびフラノース(6)の安定性の方か著しく高いため、
開環状態で存在する時間が極めて短いためと思われる。
〔実施例〕
以下、実施例に従い、本発明を更に詳細に説明する。
なお、以下の実施例において、各種の物理データは下記
の装置を用いて測定した。
・融点:  MRK光電式自動融点測定装置・比旋光度
:  JASCODIP−370I  R:  JAS
COFT/IR−500・ N M R:   Bru
ker  AM−300実施例1 く工程2)> 水素化リチウムアルミニウム2.42g (63,8m
mol)を乾燥エーテル2001中に添加した。これを
窒素封入下に氷水浴中で冷却しながら、その中に、レボ
グルコセノン7.98g (63,3mvol)を乾燥
エーテル1301に溶解した溶液を滴下して加えた。滴
下終了の後、室温で1時間撹拌し、更に水460g(2
56nonol )を滴下した。反応液にメタノールを
添加し、不溶物を濾別した。減圧下に濾液から溶媒を留
去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフにか
けて精製した。溶離液としては、ヘキサン/ジエチルエ
ーテル−1/1〜1/2の混合溶媒を用いた。更に、生
成物をヘキサン/ジエチルエーテル−4/lの混合溶媒
から再結晶させることにより、5.70gの1.6−ア
ンヒドロ−3,4−ジデオキシ−β−D−スレオーヘキ
ソー3−エノビラノース(化合物2)が得られた。収率
は70,3%であった。生成物の物理データは下記の通
りであった。
融点:  B5.6℃〜B6.4℃ [α] 25:  −30,3’  (c=1.oO,
CHCN 3)IR(νwhat  )  ’ 3412(br)、 305D(w)、 1425(s
)、 1259(m)。
1.180(m)、 1125(s)、 1071(s
)、 1.046(s)IH−NMR(CDCΩ3 、
 ppm from TMS)  :2.10(IH,
d、 J−12,OB2; OH)。
3.74−3.78(IH,dd、 J=4.1,8.
B )lz; 6−位)。
3.84(1)1. d、  J=6.6 )1z; 
 6−位)4.34(IH,IId、 J=12.0 
Hz: 2−位)。
4.67(IH,dd、   J−4,1,4,2Hz
;    5−位 )  。
5.52(IH,b;  1−位)。
5.72(IH,ddd、  J=2.2,2.2,9
.9 Hz:  3−位)。
Ei、12(IH,dd、  J−4,2,9,911
z;  4−位)く工程b)> 工程a)で得られた化合物2を3.84g (30,O
mmol)と、四酸化オスミウム0.76g (3,0
0■ol)と、トメチルモルホリン−N−オキシド7.
03g (60,Ommol)とをアセトン/水(混合
比、8/1)の混合溶媒に溶解し、室温で13時間撹拌
した。反応液に亜硫酸ナトリウム 81.0g (Ei
43amol)を加えた後、減圧下に溶媒を留去した。
残渣に熱エタノールを加えて洗浄した後に濾過し、濾液
を減圧下に蒸留してエタノールを留去した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフにかけて精製した。溶出液
としては、塩化メチレン/アセトン−1/2〜1/4の
混合溶媒を用いた。更に、得られた生成物を2−プロパ
ツールから再結晶させることにより、4.19gの】、
6−アンヒドロ−β−D−アルトロピラノース(D−ア
ルトロサン、化合物3)を得た。収率は86.0%であ
った。また、生成物の物理データは下記の通りであった
融点、129℃〜130℃ [α]  25:  −219° (c J、00.)
12 0  )IR(シフ。 ) 3400(br)、1450(br)、  1137(
s)、  1073(s)。
H−NMR(CD3 0D、  ppHl from 
 CD3 0D。
CD3  ;3.4(lppm)  :3.75−3.
83(2)1.ll;  B−位)3、[1l(LH,
dd、  J−1,7,8,8Hz+  2−位)3.
69(Ill、 dd、  J−4,4,8,6Hz;
  3−位)3.89(IH,dd、  J−2,5,
4,4Hz;  4−位)4.61(1)]、  dd
d、  J−2,1,2,5,4,6H2;  5−位
)5.30(I)l、 d、  J−1,7)1z; 
 I−位)。
”C−NMR(D20. ppIllfrom 1.4
−ジオキサン(67,4ppm) ) 102.0. 77.8.  72.9. 70.4.
 70.0. 66.1く工程c)〉 D−アル)・ロース(化合物4)の合成工程b)で得ら
れた化合物3の1..62g (10,0mmol)を
]N塩酸]00m1中に溶解し、これにジオキサン50
口1を添加した後、100℃で5時間加熱撹拌した。反
応液を陰イオン交換樹脂(水酸イオン型のアンバーライ
ト IRA−44,0)に通して中和しt二後、減圧下
に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフにかけること1こより、原料1こ用いた化合物3と
、目的化合物であるD−アルトロース(化合物4)とを
分離し、精製しtコ。
この工程C)を3回繰り返すこと(こより、0.70g
のD−アルトロースを得ると同時に、(1,32gの原
料化合物3を回収した。原料回収分を考慮すると、48
.2%の収率で目的のD−アルトロースをj尋tここと
こなる。得られた目的生成物のスペクト、lデータは次
の通りであった。
IR(νmat)’ 3300(br)= 1.065(br)。
13C−N M R(D20、ppm from 1.
4−ジオキサン(G7.4pprA) )  : α−ピラノース: 94.5(1−位) 、  72.1 (2−位) 、
  71.0 (3−位)[i6.0 (4−位) 、
  71.1 (5−位) 、  61..4 (6−
位)β−ビラ、ノース 92.6(1−位) 、  7L6 (2−位) 、 
 71.4 (3−位)65.1 (4−位) 、  
74.9 (5−位) 、  62.4 (B−位)8
4.1(4−位)、  72.5 (5−位)  、 
 63.2 (6−位)β−フラノース 96.1(1−位) 、  77.4 (2−位) 、
  75.9(3−位)81、.9(4−位) 、  
73.5 (5−位) 、  83.2 (6−位)実
施例2 この実施例は、実施例1における工程b)の変形例で、
過マンガン酸カリウムを酸化剤とじt二ものである。
〈工程b)> 工程a)で得られた化合物20128mg (1,oo
mmol)を水20I111に溶解し、これに0.6%
水酸化ナトIJウム水溶液1(i、0+nlを加え、室
温にて攪拌しな力(ら、過マンガン酸カリウム 190
mg (1,20m1+ol)を少量ずつ加えた。室温
にて20分間攪拌後、1N塩酸を少量ずつ滴下して中和
し、不溶物を濾別後、濾液を減圧下に蒸留して溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフにかけて
精製することこより、53mgの1,6−アンヒドロ−
β−D−アルトロピラノース(D−アルトロサン;化合
物3)を得た。溶出液としては、塩化メチレン/アセト
ン−1/2〜1/4の混合溶媒を用いた。収率1t32
.796であ−た。また、生成鵜r′・C−NMRスペ
クトルは下記の通りであり、実施例1の工程b)での化
合物3の13C−NMRスペクトルと一致した。
13C−N M R(020,ppm frorAl、
4−ジオキサン(87,4ppm))  : 1[12,0,77,8,72,9,70,4,70,
0,6B、1実施例3 この実施例は、実施例1における工程a)の変形例で、
水素化はう素ナトリウムを還元剤としt二ものである。
く工程a)〉 の合成 レボグルコセノン 16.0g (127amol)を
水7001に溶解し、これに水素化はう素ナトリウム8
.0Og  (21,1gaol)を添加し、5分間室
温で攪拌した。アセトン4001を加えて減圧下に溶媒
を留去し、これにクロロホルムを加え不溶物を濾別除去
した。濾液を減圧下に蒸留して溶媒を留去し、ヘキサン
/ジエチルエーテル混合溶媒(混合比:4/1)にて再
結晶することで、l、6−アンヒドロ3.4−ジオキシ
−β−D−スレオーヘキソー3−エノビラノース(化合
物2) 5.55g  (34,1%)を得た。
さらに、再結晶後の母液を、シリカゲルカラムクロマト
グラフ(溶出液としてはヘキサン/エーテル−1/1.
−1/2を用いた)にて精製し、ヘキサン/酢酸エチル
混合溶媒(混合比、1/3)にて再結晶することで、化
合物2 2.14g(13,2’4)を得た。化合物2
の全収量は7.89g(60,1’% )であった。生
成物の ’ H−N M Rスペクトルは下記の通りで
あり、実施例]の工程a)での化合物2の’H−NMR
スペクトルと一致した。
’H−NMR(CDCL 、 ppffl rrow 
TMS)  :2.10 (IH,d、 J−12,0
Hz; 011) 。
3.74−3.77 (IH,dd、  J−4,1,
6,6Hz; 6−位)3.84 (IH,d、 J−
8,6Hz; B−位)。
4.33 (IH,bd、  J−12,OHz;  
2−位)4.68 (IH,dd、  J−4,1,4
,3Hz;  5−位)5.52 (IH,dd、  
J−2,3,2,4Hz+  1−位)5.72 (I
ll、 ddd、  J−2,1,2,3,9,9)1
z;  3−位)6.12 (1)l、 dd、  J
−4,3,9,911z: 4−位)実施例4 この実施例は、実施例1におけるJ:程C)の変形例で
、硫酸を酸触媒としたものである。
く工程C)〉 D−アルトロース(化合物4)の合成 化合物3 0.16g (1,00111mol )を
1規定硫酸5 mlに溶解し、100℃で5時間加熱攪
拌した。反応液をアンバーライト IR^−410(水
酸陰イオン型)陰イオン交換樹脂を通して中和し、減圧
下に溶媒を留去した。この工程りの目的化合物であるD
−アルトロース(化合物4)の生成が薄層クロマトグラ
フにて確認された。また、原料の化合物3の混在も確認
され、化合物4との生成比は約1=1程度であった。
実施例5 この実施例は、実施例1における工程C)の変形例で、
陽イオン交換樹脂を酸触媒としたものである。
く工程C)〉 D−アルトロース(化合物4)の合成 化合物3 0.16g (1,001ol )を水50
1に溶解し、これにアンバーライト IR−J、20B
 (水素陽イオン型)陽イオン交換樹脂4.OOgを加
え、100℃で8.5時間加熱攪拌した。反応液からア
ンバーライトIR−120Bを濾別除去し水洗後、濾液
及び洗液から減圧下に溶媒を留去した。この工程のの目
的化合物であるD−アルトロース(化合物4)の生成が
薄層クロマトグラフにて確認された。また、原料の化合
物3の混在も確認され、化合物との生成比は約コ ]程
度であった。
〔発明の効果〕 以上詳述したように、本発明によれば天然には希にしか
存在せず、従って入手が困難な6少糖の一つであるD−
アルトロースを、従来の方法よりも簡易な工程により、
立体選択的かつ高収率で得ることかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により合成され、且つ構造か確認された
たD−アルトロースの四つの異性体と、その13C−N
MRにおける各炭素原子のケミカルシフトを示す図であ
る。 出願人  日本たばこ産業株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レボグルコセノンから実質的に3工程でD−アル
    トロースを製造する方法であって、 a)次式( I )に従い、レボグルコセノン(1)のカ
    ルボニル基を選択的にβ−水酸基に還元することにより
    、化合物(2)を得る工程と、 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) ・・・( I ) b)次式(II)に従い、上記化合物(2)の二重結合に
    二つのα−水酸基をシス付加させることにより、化合物
    (3)を得る工程と、 ▲数式、化学式、表等があります▼(2) ▲数式、化学式、表等があります▼(3) ・・・(II) c)次式(III)に従い、化合物(3)のアセタール部
    分における1,6−アンヒドロ結合を酸触媒で加水分解
    することにより、D−アルトロースを(4)得る工程と
    を具備したことを特徴とする方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼(3) ▲数式、化学式、表等があります▼(4) ・・・(III)
  2. (2)前記工程b)における反応を、四酸化オスミウム
    または過マンガン酸塩を用いて行なう請求項1に記載の
    方法。
  3. (3)前記工程a)における反応を、水素化リチウムア
    ルミニウム又はホウ水素化ナトリウムを用いて行なう請
    求項1〜2の何れか1項に記載の方法。
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