JPH09304236A - 車両自動運転ロボットのギヤチェンジレバー操作方法および操作装置 - Google Patents

車両自動運転ロボットのギヤチェンジレバー操作方法および操作装置

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JPH09304236A
JPH09304236A JP8118028A JP11802896A JPH09304236A JP H09304236 A JPH09304236 A JP H09304236A JP 8118028 A JP8118028 A JP 8118028A JP 11802896 A JP11802896 A JP 11802896A JP H09304236 A JPH09304236 A JP H09304236A
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knob
gear
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change knob
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の自動運転操作により例えばトランスミ
ッションの耐久試験を行うに際し、ギヤチェンジレバー
の操作を自動的にそしてまた正確に再現性よく行うこと
ができるようにする。 【解決手段】 車両の運転席に設置されて車両のペダル
およびギヤチェンジレバー等の操作を自動的に行う車両
自動運転ロボットにおいて、ギヤチェンジレバー操作部
材13の先端にそなえたギヤチェンジノブ保持部14
に、ギヤチェンジレバー50を介したギヤチェンジの際
のギヤチェンジノブ51の操作力を検出するギヤチェン
ジノブ操作力検出機構としての4つのスイッチSW1,
SW2,SW3,SW4を90°間隔で設け、これらの
スイッチSW1,SW2,SW3,SW4により検出し
たギヤチェンジノブ51の操作力によりギヤ位置を自動
的に学習する制御部を備えた車両自動運転ロボットのギ
ヤチェンジレバー操作装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャシダイナモメ
ータ上等において車両を自動的に運転操作して実車走行
のシミュレーションを行うのに利用される車両自動運転
ロボットに係わり、とくに、トランスミッションの耐久
試験等においてギヤチェンジレバーの操作を正確にそし
て余分な力を伴うことなく行うのに適した車両自動運転
ロボットのギヤチェンジレバー操作方法および操作装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シャシダイナモメータ上等において車両
を自動的に運転操作して実車走行のシミュレーションを
行う車両自動運転ロボットには種々の構造をなすものが
開発されており、なかには、モータにより駆動されるア
クチュエータによってX軸方向およびY軸方向にそれぞ
れ移動可能としたギヤチェンジレバーをそなえ、モータ
への電流を制御しながらギヤチェンジレバーをX軸方向
およびY軸方向にそれぞれ移動させてその可動範囲を確
認し、ギヤチェンジレバーの操作位置を記憶させること
によって、ギヤチェンジレバーのシフト位置を自動的に
学習させるようにした車両自動運転ロボットも開発され
ている(特開平4−242140号公報)。
【0003】このような車両自動運転ロボットにおい
て、とくに、ギヤチェンジレバー操作用アクチュエータ
の先端にそなえたギヤチェンジノブ保持部の構造につい
ては、例えば、平面円形をなすギヤチェンジノブをその
約半円弧の範囲で単純に取り囲むようにしたもの(特開
平4−242140号公報)や、半円弧形状をなす一対
のギヤチェンジノブ保持爪をギヤチェンジノブに対して
各々旋回方向にワイヤによる引張力とばねによる反発力
とで接近離間可能としたもの(実開平1−137450
号公報)や、相対向する一対のギヤチェンジノブ保持片
を各々平行方向にねじ軸とめねじ栓体とのねじ対偶によ
り接近離間可能としたもの(実開平5−23099号公
報)などがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両自動運転ロボットのとくにギヤチェンジ
ノブ保持部の構造にあっては、ギヤチェンジノブへの挟
み幅が一定のものであったり(特開平4−242140
号公報)、ギヤチェンジノブへの挟み幅のみを単純に調
整することができるようにしたものであったり(実開平
1−137450号公報,実開平5−23099号公
報)していることから、車両のトランスミッションの耐
久試験等に際してギヤチェンジを行うときに、ギヤチェ
ンジノブに無理な力が働いたり、ギヤチェンジノブを再
現性よく繰り返し保持することができなかったり、ギヤ
チェンジノブの変速ギヤ位置および自由位置での揺動を
確認することができなかったりすることがあるという問
題点があった。
【0005】また、ギヤチェンジレバーはニュートラル
側へばねで引張られているため、変速ギヤ位置とチェン
ジノブ自由位置とは異なるものとなるので、各ギヤ位置
につき1点の学習ではギヤチェンジノブの保持を解放し
たあとで再度ギヤチェンジノブの保持を行うことができ
なかったり、変速ミスを起こしたりするなどの問題点も
あった。
【0006】さらに、ハンドリングやペンダントによっ
てギヤ位置を学習させる場合に、ギヤチェンジノブやギ
ヤチェンジノブ保持部を前後左右に移動してギヤ位置を
記憶させることとなるが、チェンジノブ自由位置の学習
に際してはギヤチェンジノブ保持部をギヤチェンジノブ
から外してチェンジノブ自由位置を目視で確認しながら
行う必要があることから、操作が煩雑で熟練を要したり
時間がかかったりするという問題点があると共に、オペ
レータ毎にデータにばらつきを生じて、ギヤチェンジの
際にギヤチェンジレバーに過大な力が働いたり変速ミス
を起こしたりすることがあるという問題点があった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、このような従来の問題点にか
んがみてなされたものであって、シャシダイナモメータ
上などにおける車両の自動運転操作により例えばトラン
スミッションの耐久試験等を行うに際して、ギヤチェン
ジレバーの操作を正確に行うことが可能であり、車両の
加減速時にギヤチェンジノブに無理な力が働くことがな
いようにすることが可能である車両自動運転ロボットの
ギヤチェンジレバー操作方法および操作装置を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる車両自動
運転ロボットのギヤチェンジレバー操作方法は、請求項
1に記載しているように、車両の運転席に設置した車両
自動運転ロボットにより車両のペダルおよびギヤチェン
ジレバー等の操作を自動的に行うにあたり、ギヤチェン
ジノブ操作力検出機構によりギヤチェンジの際のギヤチ
ェンジノブの操作力を検出しながらギヤ位置を自動的に
学習させるようにしたことを特徴としている。
【0009】そして、本発明に係わる車両自動運転ロボ
ットのギヤチェンジレバー操作方法の実施態様において
は、請求項2に記載しているように、ギヤチェンジノブ
操作力検出機構は、ギヤチェンジレバー操作用アクチュ
エータの定トルク制御によるギヤチェンジノブの操作に
際して駆動トルクの変化を検出する駆動トルク検出手段
であるものとしたり、請求項3に記載しているように、
ギヤチェンジノブ操作力検出機構は、ギヤチェンジレバ
ー操作用アクチュエータの定速度制御によるギヤチェン
ジノブの操作に際して駆動電流の変化を検出する駆動電
流検出手段であるものとしたりすることができる。
【0010】同じく、本発明に係わる車両自動運転ロボ
ットのギヤチェンジレバー操作方法の実施態様において
は、請求項4に記載しているように、ギヤチェンジノブ
操作力検出機構は、ギヤチェンジレバー操作部材の先端
にそなえたギヤチェンジノブ保持部に設けられて、ギヤ
チェンジレバー操作用アクチュエータによるギヤチェン
ジノブの操作に際してオン・オフするスイッチであるも
のとしたり、請求項5に記載しているように、ギヤチェ
ンジノブ操作力検出機構は、ギヤチェンジレバー操作部
材の先端にそなえたギヤチェンジノブ保持部に設けられ
て、ギヤチェンジレバー操作用アクチュエータによるギ
ヤチェンジノブの操作に際して出力値が変化するロード
セルであるものとしたりすることができる。
【0011】同じく、本発明に係わる車両自動運転ロボ
ットのギヤチェンジレバー操作方法の実施態様において
は、請求項6に記載しているように、ギヤチェンジノブ
保持部によるギヤチェンジレバーの操作を終了したの
ち、ギヤチェンジノブ操作力検出機構によりギヤチェン
ジノブの微小操作力を確認しながらギヤチェンジレバー
操作用アクチュエータを揺動することによりギヤチェン
ジノブの自由位置を再度学習し、再度学習したギヤチェ
ンジノブ自由位置と先に学習したギヤチェンジノブ自由
位置との差異を求めることにより車両の運転席に設置し
た車両自動運転ロボットのずれ量を計測し、このずれ量
に基づいて次のギヤチェンジレバーの操作位置を補正し
て正確なギヤチェンジレバーの操作を行うようになすこ
とができる。
【0012】本発明に係わる車両自動運転ロボットのギ
ヤチェンジレバー操作装置は、請求項7に記載している
ように、車両の運転席に設置されて車両のペダルおよび
ギヤチェンジレバー等の操作を自動的に行う車両自動運
転ロボットにおいて、ギヤチェンジの際のギヤチェンジ
ノブの操作力を検出するギヤチェンジノブ操作力検出機
構を設け、前記ギヤチェンジノブ操作力検出機構により
検出したギヤチェンジノブの操作力によりギヤ位置を自
動的に学習する制御部を備えた構成としたことを特徴と
している。
【0013】そして、本発明に係わる車両自動運転ロボ
ットのギヤチェンジレバー操作装置の実施態様において
は、請求項8に記載しているように、ギヤチェンジノブ
操作力検出機構は、ギヤチェンジレバー操作用アクチュ
エータの定トルク制御によるギヤチェンジノブの操作に
際して駆動トルクの変化を検出する駆動トルク検出手段
をそなえているものとすることができ、また、請求項9
に記載しているように、ギヤチェンジノブ操作力検出機
構は、ギヤチェンジレバー操作用アクチュエータの定速
度制御によるギヤチェンジノブの操作に際して駆動電流
の変化を検出する駆動電流検出手段をそなえているもの
とすることができる。
【0014】同じく、本発明に係わる車両自動運転ロボ
ットのギヤチェンジレバー操作装置の実施態様において
は、請求項10に記載しているように、ギヤチェンジノ
ブ操作力検出機構は、ギヤチェンジレバー操作部材の先
端にそなえたギヤチェンジノブ保持部に設けられて、ギ
ヤチェンジレバー操作用アクチュエータによるギヤチェ
ンジノブの操作に際してオン・オフするスイッチをそな
えているものとすることができ、請求項11に記載して
いるように、ギヤチェンジノブ操作力検出機構は、ギヤ
チェンジレバー操作部材の先端にそなえたギヤチェンジ
ノブ保持部に設けられて、ギヤチェンジレバー操作用ア
クチュエータによるギヤチェンジノブの操作に際して出
力値が変化するロードセルをそなえているものとするこ
とができる。
【0015】同じく、本発明に係わる車両自動運転ロボ
ットのギヤチェンジレバー操作装置の実施態様において
は、請求項12に記載しているように、ギヤ位置として
変速ギヤ位置とチェンジノブ自由位置のそれぞれについ
て自動的に学習する制御部を備えたものとすることがで
き、より具体的には、ギヤ位置を変速ギヤ位置とチェン
ジノブ自由位置のそれぞれにおいて学習するに際し、モ
ータに内蔵したエンコーダや、アクチュエータに備えた
位置センサ(ポテンショメータ等)や、ギヤチェンジノ
ブ保持部に備えたギヤチェンジノブ操作力検出機構(ス
イッチ,ロードセル)などを使って、自動的にギヤ位置
を学習するようになすことができる。
【0016】さらにまた、本発明に係わる車両自動運転
ロボットのギヤチェンジレバー操作装置の実施態様にお
いては、請求項13に記載しているように、ギヤチェン
ジノブ保持部は、ギヤチェンジノブ保持部を左右方向に
移動するセレクト用アクチュエータと、ギヤチェンジノ
ブ保持部を上下方向に移動するリフト用アクチュエータ
と、ギヤチェンジノブ保持部を前後方向に移動するシフ
ト用アクチュエータとで三軸方向に移動可能となってい
るものとすることができ、場合によってはこれらのアク
チュエータを共用化(例えば、セレクト・リフト用アク
チュエータに共用化したり、シフト・リフト用アクチュ
エータに共用化したり)することもできる。
【0017】さらにまた、本発明に係わる車両自動運転
ロボットのギヤチェンジレバー操作装置の実施態様にお
いては、請求項14に記載しているように、ギヤチェン
ジノブの操作前にギヤチェンジノブ保持部をギヤチェン
ジノブに装着し且つギヤチェンジノブの操作後にギヤチ
ェンジノブ保持部をギヤチェンジノブから外すギヤチェ
ンジノブ保持部着脱機構を備えたものとすることがで
き、この場合、ギヤチェンジノブ保持部着脱機構は、セ
レクト用アクチュエータ,リフト用アクチュエータ,シ
フト用アクチュエータ等で兼用させたものとすることが
でき、さらにまた、請求項15に記載しているように、
ギヤチェンジノブ保持部は、ギヤチェンジノブの寸法・
形状に応じて取付け幅および挟み方向が調整可能となっ
ているものとすることも可能であり、また、オートマチ
ック変速機の自動運転にも適用することができるよう
に、ギヤチェンジノブ保持部は適宜その形状等を自由に
変更できるようにしたものとすることも可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明に係わる車両自動運転ロボットの
ギヤチェンジレバー操作方法では、車両の運転席に設置
した車両自動運転ロボットにより車両のペダルおよびギ
ヤチェンジレバー等の操作を自動的に行うにあたり、ギ
ヤチェンジノブ操作力検出機構によりギヤチェンジの際
のギヤチェンジノブの操作力を検出しながらギヤ位置を
自動的に学習させるようにしたから、ギヤ位置の学習を
短時間のうちに再現性よく自動的に行うことが可能とな
り、オペレータによる学習のばらつきを排除することが
可能になって、車両の自動運転操作により例えばトラン
スミッションの耐久試験等を行うに際してギヤチェンジ
レバーの操作を正確に行うことができるようになるとい
う著しく優れた効果がもたらされる。
【0019】そして、請求項2に記載しているように、
ギヤチェンジノブ操作力検出機構は、ギヤチェンジレバ
ー操作用アクチュエータの定トルク制御によるギヤチェ
ンジノブの操作に際して駆動トルクの変化を検出する駆
動トルク検出手段であるようになすことによって、例え
ば、ギヤチェンジレバーがギヤチェンジレバーガイドの
壁に接触して停止した位置を検知しそしてその位置を記
憶することで変速ギヤ位置を学習することが可能である
という著しく優れた効果がもたらされる。
【0020】また、請求項3に記載しているように、ギ
ヤチェンジノブ操作力検出機構は、ギヤチェンジレバー
操作用アクチュエータの定速度制御によるギヤチェンジ
ノブの操作に際して駆動電流の変化を検出する駆動電流
検出手段であるようになすことによって、例えばギヤチ
ェンジレバーがギヤチェンジレバーガイドの壁に接触し
て停止した位置を検知しそしてその位置を記憶すること
で変速ギヤ位置を学習することが可能であるという著し
く優れた効果がもたらされる。
【0021】さらに、請求項4に記載しているように、
ギヤチェンジノブ操作力検出機構は、ギヤチェンジレバ
ー操作部材の先端にそなえたギヤチェンジノブ保持部に
設けられて、ギヤチェンジレバー操作用アクチュエータ
によるギヤチェンジノブの操作に際してオン・オフする
スイッチであるようになすことによって、ギヤチェンジ
ノブ自由位置においてギヤチェンジノブが各スイッチか
ら最も離れた位置で停止するようになすことが可能とな
って、ギヤチェンジノブ保持部をギヤチェンジノブの中
心に位置させることが可能となることにより、ギヤチェ
ンジノブに余分な力が加わらないようにすることが可能
であると共にギヤチェンジミスを生じないようにするこ
とが可能であるという著しく優れた効果がもたらされ
る。
【0022】また、請求項5に記載しているように、ギ
ヤチェンジノブ操作力検出機構は、ギヤチェンジレバー
操作部材の先端にそなえたギヤチェンジノブ保持部に設
けられて、ギヤチェンジレバー操作用アクチュエータに
よるギヤチェンジノブの操作に際して出力値が変化する
ロードセルであるようになすことによっても、ギヤチェ
ンジノブ保持部をギヤチェンジノブの中心に位置させる
ことが可能となることにより、ギヤチェンジノブに余分
な力が加わらないようにすることが可能であると共にギ
ヤチェンジミスを生じないようにすることが可能である
という著しく優れた効果がもたらされる。
【0023】さらにまた、請求項6に記載しているよう
に、ギヤチェンジノブ保持部によるギヤチェンジレバー
の操作を終了したのち、ギヤチェンジノブ操作力検出機
構によりギヤチェンジノブの微小操作力を確認しながら
ギヤチェンジレバー操作用アクチュエータを揺動するこ
とによりギヤチェンジノブの自由位置を再度学習し、再
度学習したギヤチェンジノブ自由位置と先に学習したギ
ヤチェンジノブ自由位置との差異を求めることにより車
両の運転席に設置した車両自動運転ロボットのずれ量を
計測し、このずれ量に基づいて次のギヤチェンジレバー
の操作位置を補正して正確なギヤチェンジレバーの操作
を行うようになすことによって、車両の運転中にロボッ
トの位置がずれを生じたとしても自動的に補正を行うこ
とが可能となり、ギヤチェンジの操作ミスを起こさない
ようにすることが可能であるという著しく優れた効果が
もたらされ、このようにロボットの位置ずれを自動的に
補正するようになすことによって、自動運転ロボットの
全体を再セッティングしたときでも基準のニュートラル
位置のみを設定することにより同一車両であれば再学習
を行う必要をなくすことが可能であるという著しく優れ
た効果がもたらされる。
【0024】また、本発明に係わる車両自動運転ロボッ
トのギヤチェンジレバー操作装置では、請求項7に記載
しているように、車両の運転席に設置されて車両のペダ
ルおよびギヤチェンジレバー等の操作を自動的に行う車
両自動運転ロボットにおいて、ギヤチェンジの際のギヤ
チェンジノブの操作力を検出するギヤチェンジノブ操作
力検出機構を設け、前記ギヤチェンジノブ操作力検出機
構により検出したギヤチェンジノブの操作力によりギヤ
位置を自動的に学習する制御部を備えた構成としたか
ら、請求項1に記載の車両自動運転ロボットのギヤチェ
ンジ操作方法を実施することが可能となり、ギヤ位置の
学習を短時間のうちに再現性よく自動的に行うことが可
能であり、オペレータによる学習のばらつきをなくすこ
とが可能であって、車両の自動運転操作により例えばト
ランスミッションの耐久試験等を行うに際してギヤチェ
ンジレバーの操作を正確に行うことができるようになる
という著しく優れた効果がもたらされる。
【0025】そして、請求項8に記載しているように、
ギヤチェンジノブ操作力検出機構は、ギヤチェンジレバ
ー操作用アクチュエータの定トルク制御によるギヤチェ
ンジノブの操作に際して駆動トルクの変化を検出する駆
動トルク検出手段をそなえているものとすることによっ
て、例えばギヤチェンジレバーがギヤチェンジレバーガ
イドの壁に接触して停止した位置を検知しそしてその位
置を記憶することで変速ギヤ位置を学習することが可能
であるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0026】また、請求項9に記載しているように、ギ
ヤチェンジノブ操作力検出機構は、ギヤチェンジレバー
操作用アクチュエータの定速度制御によるギヤチェンジ
ノブの操作に際して駆動電流の変化を検出する駆動電流
検出手段をそなえているものとすることによっても、例
えばギヤチェンジレバーがギヤチェンジレバーガイドの
壁に接触して停止した位置を検知しそしてその位置を記
憶することで変速ギヤ位置を学習することが可能である
という著しく優れた効果がもたらされる。
【0027】さらに、請求項10に記載しているよう
に、ギヤチェンジノブ操作力検出機構は、ギヤチェンジ
レバー操作部材の先端にそなえたギヤチェンジノブ保持
部に設けられて、ギヤチェンジレバー操作用アクチュエ
ータによるギヤチェンジノブの操作に際してオン・オフ
するスイッチをそなえているものとすることによって、
ギヤチェンジノブ自由位置においてギヤチェンジノブが
各スイッチから最も離れた位置で停止するようになすこ
とが可能となって、ギヤチェンジノブ保持部をギヤチェ
ンジノブの中心に位置させることが可能となることによ
り、ギヤチェンジノブに余分な力が加わらないようにす
ることが可能であると共にギヤチェンジミスを生じない
ようにすることが可能であるという著しく優れた効果が
もたらされる。
【0028】また、請求項11に記載しているように、
ギヤチェンジノブ操作力検出機構は、ギヤチェンジレバ
ー操作部材の先端にそなえたギヤチェンジノブ保持部に
設けられて、ギヤチェンジレバー操作用アクチュエータ
によるギヤチェンジノブの操作に際して出力値が変化す
るロードセルをそなえているものとすることによって
も、ギヤチェンジノブ保持部をギヤチェンジノブの中心
に位置させることが可能となることにより、ギヤチェン
ジノブに余分な力が加わらないようにすることが可能で
あると共にギヤチェンジミスを生じないようにすること
が可能であるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0029】さらに、請求項12に記載しているよう
に、ギヤ位置として変速ギヤ位置とチェンジノブ自由位
置のそれぞれについて自動的に学習する制御部を備えた
ものとすることによって、変速ギヤ位置およびチェンジ
ノブ自由位置の両方において短時間のうちに再現性よく
自動的にギヤ位置を学習することが可能であるという著
しく優れた効果がもたらされる。
【0030】さらにまた、請求項13に記載しているよ
うに、ギヤチェンジノブ保持部は、ギヤチェンジノブ保
持部を左右方向に移動するセレクト用アクチュエータ
と、ギヤチェンジノブ保持部を上下方向に移動するリフ
ト用アクチュエータと、ギヤチェンジノブ保持部を前後
方向に移動するシフト用アクチュエータとで三軸方向に
移動可能となっているものとすることによって、ギヤチ
ェンジノブ保持部の動きおよび位置決めを自在なものと
することが可能であり、各ギヤ位置につき正確な学習を
行うことが可能となって、再現性を良好なものとするこ
とが可能であると共に、ギヤチェンジミスを生じがたい
ものとすることが可能になり、車両自動運転ロボットの
全体のセッティング時間を短いものにすることが可能で
あるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0031】さらにまた、請求項14に記載しているよ
うに、ギヤチェンジノブの操作前にギヤチェンジノブ保
持部をギヤチェンジノブに装着し且つギヤチェンジノブ
の操作後にギヤチェンジノブ保持部をギヤチェンジノブ
から外すギヤチェンジノブ保持部着脱機構を備えたもの
とすることによって、ギヤチェンジをしないときにはギ
ヤチェンジレバーへの負担をなくすことが可能であると
共に、ギヤチェンジしないときにおけるギヤチェンジノ
ブの揺動挙動を観察することが可能となり、より実走行
に近いシミュレーションテストを実施することが可能で
あるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0032】さらにまた、請求項15に記載しているよ
うに、ギヤチェンジノブ保持部は、ギヤチェンジノブの
寸法・形状に応じて取付け幅および挟み方向が調整可能
となっているものとすることによって、ギヤチェンジノ
ブの寸法・形状が異なる車両において実走行に近いシミ
ュレーションテストを実施することが可能であり、マニ
ュアルトランスミッション車とオートマチックトランス
ミッション車の両方に適用しうるものとすることも可能
であるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0033】
【実施例】次に、本発明に係わる車両自動運転ロボット
のギヤチェンジレバー操作方法の実施に使用される車両
自動運転ロボットのギヤチェンジレバー操作装置の実施
例について説明する。
【0034】図1は本発明の一実施例による車両自動運
転ロボットの全体構成を示すものであって、この図1に
示す車両自動運転ロボット1は、車両の運転席2の上に
載置され、ベルト3によって固定して使用されるもので
ある。
【0035】この車両自動運転ロボット1は、車両のペ
ダル(アクセルペダル)操作用アクチュエータ4と、車
両のペダル(ブレーキペダル)操作用アクチュエータ5
と、車両のペダル(クラッチペダル)操作用アクチュエ
ータ6をそなえていると共に、キースイッチ操作用アク
チュエータ8と、セレクト(車両の左右方向)用アクチ
ュエータおよびリフト(車両の上下方向)用アクチュエ
ータで構成されるセレクト・リフト用アクチュエータ1
1と、シフト(車両の前後方向)用アクチュエータ12
をそなえている。
【0036】そして、シフト用アクチュエータ12には
ギヤチェンジレバー操作部材13をそなえ、このギヤチ
ェンジレバー操作部材13の先端にはギヤチェンジノブ
保持部14が取り付けてあり、このギヤチェンジノブ保
持部14にはギヤチェンジノブ操作力検出機構として作
動するスイッチSWが設けてある。
【0037】図2は、セレクト・リフト用アクチュエー
タ11を拡大して示すものであって、図1に示すセレク
ト用駆動モータ16の回転運動をギヤ17を介してアク
チュエータ軸18の矢印A方向の直線運動に変換すると
共に、図1に示すリフト用駆動モータ21の回転運動を
ギヤ22を介してアクチュエータ軸18の矢印B方向の
回転運動に変換する。ここで、アクチュエータ軸18の
溝部には多数の鋼球23が設けてある。
【0038】図3は、シフト用アクチュエータ12を拡
大して示すものであって、図1に示すシフト用駆動モー
タ25の回転運動をギヤ26,ボールねじ27およびボ
ールナット28を介してギヤチェンジレバー操作部材1
3の矢印C方向の直線運動に変換する。
【0039】図4ないし図7は、ギヤチェンジノブ保持
部14の詳細を示すものであって、ギヤチェンジレバー
操作部材13の先端には、ギヤチェンジノブ保持部14
の本体14aがねじ31により固定してあると共に、ギ
ヤチェンジノブ保持部14の本体14aにはねじ32,
33を介してギヤチェンジノブ操作力検出機構としては
たらくスイッチSW(SW1,SW3)が取り付けてあ
る。
【0040】また、ギヤチェンジノブ保持部14の本体
14aには図5に示すようにガイド棒35の一端側が固
定してあり、このガイド棒35に挿通した2つのコイル
ばね36,37および両コイルばね36,37の間に設
けたチェンジノブ受け部材38を介して、挟み幅調整ブ
ロック41,42がガイド棒35を間にして設けてあ
り、図7にも示すように、おねじ部43aをそなえた固
定レバー43を回動することによって挟み幅調整ブロッ
ク41,42をガイド棒35の所定位置で固定すること
ができるようにしてあり、一方の挟み幅調整ブロック4
2に取り付けたギヤチェンジノブ操作力検出機構として
はたらくスイッチSW(SW2,SW4)とこれに対向
するスイッチSW(SW1,SW3)との間隔を調整す
ることができるようにしてある。
【0041】このとき、図6に示すように、スイッチ基
板45には、ねじ32が挿通する丸孔45aと、ねじ3
3が挿通する円弧状長孔45bとが形成してあり、ねじ
32,33をゆるめた際にスイッチ基板45の向きを変
えることができるようにし、スイッチSW(SW1,S
W2,SW3,SW4)の向きを変えることができるよ
うにしてあって、ギヤチェンジレバー50のギヤチェン
ジノブ51の寸法・形状に対応させて調整することがで
きるようにしてある。
【0042】また、このようにスイッチSW(SW1,
SW2,SW3,SW4)の向きを変えることができる
ようにすることによって、オートマチック変速機構のギ
ヤチェンジレバー50を切換えるギヤチェンジノブ51
の自動操作にも対応させることができるようにしてあ
る。
【0043】この場合、図5に示すように、ガイド棒3
5の中間部分に設けたチェンジノブ受け部材38は、両
側よりコイルばね36,37で押し付けられているもの
とすることによって、チェンジノブ受け部材38は常に
挟み幅の中央に位置するようになすことができるので、
ギヤチェンジノブ51を確実に受け止めることができる
ようになり、ギヤチェンジノブ51の上端面を疵つけな
いようにすることが可能となる。
【0044】この車両自動運転ロボット1は、さらに、
前記スイッチSW(SW1,SW2,SW3,SW4)
などのギヤチェンジ操作力検出機構により検出したギヤ
チェンジノブの操作力によりギヤ位置を自動的に学習す
る制御部56をそなえており、この制御部56はシャシ
ダイナモメータ等57に連係させるようにしてある。
【0045】次に、このような構成になる車両自動運転
ロボット1において、ギヤ位置の自動学習方法を説明す
るが、ここでは、図8に示すような5速のマニュアル変
速機をそなえた車両のギヤ位置学習方法について説明す
る。
【0046】[1]オペレータが図1に示すペンダント
55等を操作することによって、ギヤチェンジレバー5
0が図8のP3Nの位置に来るようにギヤチェンジノブ
保持部14を移動させた状態にして、ギヤ位置の自動学
習を開始する。
【0047】[2]セレクト・リフト用アクチュエータ
11においてリフト用アクチュエータとして作動させる
リフト用駆動モータ21を定トルク制御しまたは定速度
制御して作動させ、所定トルクまたは所定電流を超えた
ところで戻す操作を行うことによってわずかな力で下方
向に押し付け、チェンジノブ受け部材38の下面にギヤ
チェンジノブ51の上端面が常時当たるように制御す
る。
【0048】[3]各スイッチSW(SW1,SW2,
SW3,SW4)、すなわち図9において示すように等
間隔に配置した4つのスイッチSW1,SW2,SW
3,SW4のすべてがオフとなり、また、各スイッチS
W1〜SW4の中央にギヤチェンジノブ51が位置する
ように、セレクト用アクチュエータ11およびシフト用
アクチュエータ12の位置を制御する。具体的には、 A.スイッチSW1の方向へ移動させ、スイッチSW1
がオンとなる位置(ここでは、シフトおよびセレクトの
それぞれの位置としてPSW1SFおよびPSW1SL
と呼ぶ)を記憶する。
【0049】B.スイッチSW2の方向へ移動させ、ス
イッチSW2がオンとなる位置(ここでは、シフトおよ
びセレクトのそれぞれの位置としてPSW2SFおよび
PSW2SLと呼ぶ)を記憶する。
【0050】C.位置PSW1SFと位置PSW2S
F、位置PSW1SLと位置PSW2SLのそれぞれの
平均位置を求めて、その位置へギヤチェンジノブ保持部
14を移動させる。
【0051】D.スイッチSW3の方向へ移動させ、ス
イッチSW3がオンとなる位置(ここでは、シフトおよ
びセレクトのそれぞれの位置としてPSW3SFおよび
PSW3SLと呼ぶ)を記憶する。
【0052】E.スイッチSW4の方向へ移動させ、ス
イッチSW4がオンとなる位置(ここでは、シフトおよ
びセレクトのそれぞれの位置としてPSW4SFおよび
PSW4SLと呼ぶ)を記憶する。
【0053】F.位置PSW3SFと位置PSW4S
F、位置PSW3SLと位置PSW4SLのそれぞれの
平均位置を求めて、その位置へギヤチェンジノブ保持部
14を移動させる。
【0054】G.上記A〜Fを必要に応じて数回繰り返
す。この結果、チェンジノブ自動位置でギヤチェンジノ
ブ51から各スイッチSW1〜SW4が最も離れた位置
で停止することとなる。
【0055】[4]図8に示すP3N位置をセレクト用
アクチュエータおよびリフト用アクチュエータ11,シ
フト用アクチュエータ12による3軸で記憶する。
【0056】[5]図8に示すP1Nの方向へ定トルク
制御し、セレクト用アクチュエータ11が停止して所定
トルクを超えた位置、あるいはP1Nの方向へ定速度制
御し、セレクト用アクチュエータ11が停止して所定電
流を超えた位置をP1N位置として同じく3軸で記憶す
る。
【0057】[6]図8に示すP1の方向へ定トルク制
御し、シフト用アクチュエータ12が停止して所定トル
クを超えた位置、あるいはP1の方向へ定速度制御し、
シフト用アクチュエータ12が停止して所定電流を超え
た位置をP1位置として同じく3軸で記憶する。
【0058】[7]各スイッチSW1〜SW4がすべて
オフとなる方向へ位置制御し、アクチュエータ11,1
2が停止するまで待つ。
【0059】[8]前記[3]のA.〜G.に記載した
手順により、チェンジノブ自由位置P1´に停止させ
て、この位置を同じく3軸で記憶する。
【0060】[9]図8に示すP1Nへ位置制御で移動
させる。
【0061】[10]図8に示すP2の方向へ定トルク
制御し、シフト用アクチュエータ12が停止して所定ト
ルクを超えた位置、あるいはP2の方向へ定速度制御
し、シフト用アクチュエータ12が停止して所定電流を
超えた位置をP2位置として同じく3軸で記憶する。
【0062】[11]各スイッチSW1〜SW4がすべ
てオフとなる方向へ位置制御し、アクチュエータ11,
12が停止するまで待つ。
【0063】[12]前記[3]のA.〜G.に記載し
た手順により、チェンジノブ自由位置P2´に停止させ
て、この位置を同じく3軸で記憶する。
【0064】[13]図8に示すP1Nへ位置制御で移
動させる。
【0065】[14]図8に示すP3Nへ位置制御で移
動させる。
【0066】[15]図8に示すP3の方向へ定トルク
制御し、シフト用アクチュエータ12が停止して所定ト
ルクを超えた位置、あるいはP3の方向へ定速度制御
し、シフト用アクチュエータ12が停止して所定電流を
超えた位置をP3位置として同じく3軸で記憶する。
【0067】[16]各スイッチSW1〜SW4がすべ
てオフとなる方向へ位置制御し、アクチュエータ11,
12が停止するまで待つ。
【0068】[17]前記[3]のA.〜G.に記載し
た手順により、チェンジノブ自由位置P3´に停止させ
て、この位置を同じく3軸で記憶する。
【0069】[18]図8に示すP3Nへ位置制御で移
動させる。
【0070】[19]図8に示すP4の方向へ定トルク
制御し、シフト用アクチュエータ12が停止して所定ト
ルクを超えた位置、あるいはP4の方向へ定速度制御
し、シフト用アクチュエータ12が停止して所定電流を
超えた位置をP4位置として同じく3軸で記憶する。
【0071】[20]各スイッチSW1〜SW4がすべ
てオフとなる方向へ位置制御し、アクチュエータ11,
12が停止するまで待つ。
【0072】[21]前記[3]のA.〜G.に記載し
た手順により、チェンジノブ自由位置P4´に停止させ
て、この位置を同じく3軸で記憶する。
【0073】[22]図8に示すP3Nへ位置制御で移
動させる。
【0074】[23]図8に示すP5Nの方向へ定トル
ク制御し、セレクト用アクチュエータ11が停止して所
定トルクを超えた位置、あるいはP5Nの方向へ定速度
制御し、セレクト用アクチュエータ11が停止して所定
電流を超えた位置をP5N位置として同じく3軸で記憶
する。
【0075】[24]図8に示すP5の方向へ定トルク
制御し、シフト用アクチュエータ12が停止して所定ト
ルクを超えた位置、あるいはP5の方向へ定速度制御
し、シフト用アクチュエータ12が停止して所定電流を
超えた位置をP5位置として同じく3軸で記憶する。
【0076】[25]各スイッチSW1〜SW4がすべ
てオフとなる方向へ位置制御し、アクチュエータ11,
12が停止するまで待つ。
【0077】[26]前記[3]のA.〜G.に記載し
た手順により、チェンジノブ自由位置P5´に停止させ
て、この位置を同じく3軸で記憶する。
【0078】[27]図8に示すP5Nへ位置制御で移
動させる。
【0079】[28]図8に示すP3Nへ位置制御で移
動させる。
【0080】[29]リフト用アクチュエータ11を位
置制御へ戻す。
【0081】以上のように[1]〜[29]の動作によ
って、図8に点線の丸印で示す変速ギヤ位置(G)およ
び実線の丸印で示すチェンジノブ自由位置(F)を制御
部56において自動学習させることが可能となる。
【0082】次に、実際のギヤチェンジ操作およびギヤ
チェンジ操作後のチェンジノブ自由位置の再学習の方法
について説明する。
【0083】ここで、前後方向におけるシフト補正量
(SFH),左右方向におけるセレクト補正量(SL
H),上下方向におけるリフト補正量(LFH)は、ギ
ヤ位置学習の最後でクリアされている。また、それぞれ
の補正量はフィルタを通した結果を使うこととする。そ
して、連続運転に供しているとき、車両自動運転ロボッ
ト1が運転席よりずれた分を徐々に補正する。
【0084】そこで、ギヤチェンジノブ保持部14が図
8に示すP3N位置の上方にあり、1速へ変速するとき
について説明する。
【0085】[I]リフト用駆動モータ21を作動させ
てギヤチェンジレバー操作部材13の先端を下げ、P3
N位置でギヤチェンジノブ51にギヤチェンジノブ保持
部14をかぶせる。
【0086】[II]図8に示すP1Nのそれぞれ(シ
フト,セレクト,リフト)の位置に、それぞれの補正量
(SFH,SLH,LFH)を加算した値の位置へ移動
させる。
【0087】[III]図8に示すP1のそれぞれ(シ
フト,セレクト,リフト)の位置に、それぞれの補正量
(SFH,SLH,LFH)を加算した値の位置へ移動
させる。
【0088】[IV]図8に示すP1´のそれぞれ(シ
フト,セレクト,リフト)の位置に、それぞれの補正量
(SFH,SLH,LFH)を加算した値の位置へ移動
させる。
【0089】[V]前記ギヤ位置の自動学習方法の説明
[3]項A.〜G.で示した手順によって新たなP1´
位置を学習し、その位置へ移動して、それぞれ(シフ
ト,セレクト,リフト)の位置データと初回の学習デー
タのそれぞれ(シフト,セレクト,リフト)の位置の差
を求め、シフト補正量(SFH),セレクト補正量(S
LH),リフト補正量(LFH)のフィルタの入力とす
る。
【0090】[VI]リフト用駆動モータ21を作動さ
せ、ギヤチェンジレバー操作部材13の先端を所定位置
上げて、ギヤチェンジノブ51からギヤチェンジノブ保
持部14を外し、ギヤチェンジ操作が終了する。
【0091】図10は本発明の他の実施例を示すもので
あって、ギヤチェンジノブ操作力検出機構としてスイッ
チSW1〜SW4に代えて、ギヤチェンジ操作の際に操
作力が集中するギヤチェンジノブ保持部14の保持軸1
4bにロードセルLC1,LC2,LC3,LC4(図
に表われず)を取り付けた場合を示すものであって、こ
のロードセルLC1〜LC4からの出力よりストレイン
アンプ58,59を介してシフト方向荷重(前後方向荷
重)とセレクト方向荷重(左右方向荷重)を計測しなが
らギヤ位置の自由学習を行うことができるようにした場
合を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による車両自動運転ロボット
の全体構成を示す斜面説明図である。
【図2】図1におけるセレクト・リフト用アクチュエー
タを拡大して示す断面説明図である。
【図3】図1におけるシフト用アクチュエータを拡大し
て示す断面説明図(図3の(A))および図3の(A)
のIII−III線断面説明図(図3の(B))であ
る。
【図4】図1におけるギヤチェンジノブ保持部を拡大し
て示す正面説明図である。
【図5】図1におけるギヤチェンジノブ保持部を拡大し
て示す側面説明図である。
【図6】図4および図5におけるギヤチェンジノブ保持
部を部分的に示す平面説明図である。
【図7】図5における挟み幅調整ブロックの断面説明図
である。
【図8】本発明の一実施例において採用した5速のマニ
ュアル変速機のシフトパターンを示す説明図である。
【図9】ギヤチェンジノブ保持部に設けた4つのスイッ
チの配置状況を示す説明図である。
【図10】本発明の他の実施例において採用したギヤチ
ェンジノブ保持部を拡大して示す正面説明図である。
【符号の説明】
1 車両自動運転ロボット 2 車両の運転席 4 車両のペダル(アクセルペダル)操作用アクチュエ
ータ 5 車両のペダル(ブレーキペダル)操作用アクチュエ
ータ 6 車両のペダル(クラッチペダル)操作用アクチュエ
ータ 11 セレクト・リフト用アクチュエータ(ギヤチェン
ジレバー操作用アクチュエータ兼ギヤチェンジノブ保持
部着脱機構) 12 シフト用アクチュエータ(ギヤチェンジレバー操
作用アクチュエータ兼ギヤチェンジノブ保持部着脱機
構) 13 ギヤチェンジレバー操作部材 14 ギヤチェンジノブ保持部 50 ギヤチェンジレバー 51 ギヤチェンジノブ 56 制御部 SW1,SW2,SW3,SW4 スイッチ(ギヤチェ
ンジノブ操作力検出機構) LC1,LC2,LC3,LC4 ロードセル(ギヤチ
ェンジノブ操作力検出機構) G 変速ギヤ位置 F チェンジノブ自由位置

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運転席に設置した車両自動運転ロ
    ボットにより車両のペダルおよびギヤチェンジレバー等
    の操作を自動的に行うにあたり、ギヤチェンジノブ操作
    力検出機構によりギヤチェンジの際のギヤチェンジノブ
    の操作力を検出しながらギヤ位置を自動的に学習させる
    ことを特徴とする車両自動運転ロボットのギヤチェンジ
    レバー操作方法。
  2. 【請求項2】 ギヤチェンジノブ操作力検出機構は、ギ
    ヤチェンジレバー操作用アクチュエータの定トルク制御
    によるギヤチェンジノブの操作に際して駆動トルクの変
    化を検出する駆動トルク検出手段である請求項1に記載
    の車両自動運転ロボットのギヤチェンジレバー操作方
    法。
  3. 【請求項3】 ギヤチェンジノブ操作力検出機構は、ギ
    ヤチェンジレバー操作用アクチュエータの定速度制御に
    よるギヤチェンジノブの操作に際して駆動電流の変化を
    検出する駆動電流検出手段である請求項1に記載の車両
    自動運転ロボットのギヤチェンジレバー操作方法。
  4. 【請求項4】 ギヤチェンジノブ操作力検出機構は、ギ
    ヤチェンジレバー操作部材の先端にそなえたギヤチェン
    ジノブ保持部に設けられて、ギヤチェンジレバー操作用
    アクチュエータによるギヤチェンジノブの操作に際して
    オン・オフするスイッチである請求項1ないし3のいず
    れかに記載の車両自動運転ロボットのギヤチェンジレバ
    ー操作方法。
  5. 【請求項5】 ギヤチェンジノブ操作力検出機構は、ギ
    ヤチェンジレバー操作部材の先端にそなえたギヤチェン
    ジノブ保持部に設けられて、ギヤチェンジレバー操作用
    アクチュエータによるギヤチェンジノブの操作に際して
    出力値が変化するロードセルである請求項1ないし3の
    いずれかに記載の車両自動運転ロボットのギヤチェンジ
    レバー操作方法。
  6. 【請求項6】 ギヤチェンジノブ保持部によるギヤチェ
    ンジレバーの操作を終了したのち、ギヤチェンジノブ操
    作力検出機構によりギヤチェンジノブの微小操作力を確
    認しながらギヤチェンジレバー操作用アクチュエータを
    揺動することによりギヤチェンジノブの自由位置を再度
    学習し、再度学習したギヤチェンジノブ自由位置と先に
    学習したギヤチェンジノブ自由位置との差異を求めるこ
    とにより車両の運転席に設置した車両自動運転ロボット
    のずれ量を計測し、このずれ量に基づいて次のギヤチェ
    ンジレバーの操作位置を補正して正確なギヤチェンジレ
    バーの操作を行う請求項1ないし5のいずれかに記載の
    車両自動運転ロボットのギヤチェンジレバー操作方法。
  7. 【請求項7】 車両の運転席に設置されて車両のペダル
    およびギヤチェンジレバー等の操作を自動的に行う車両
    自動運転ロボットにおいて、ギヤチェンジの際のギヤチ
    ェンジノブの操作力を検出するギヤチェンジノブ操作力
    検出機構を設け、前記ギヤチェンジノブ操作力検出機構
    により検出したギヤチェンジノブの操作力によりギヤ位
    置を自動的に学習する制御部を備えたことを特徴とする
    車両自動運転ロボットのギヤチェンジレバー操作装置。
  8. 【請求項8】 ギヤチェンジノブ操作力検出機構は、ギ
    ヤチェンジレバー操作用アクチュエータの定トルク制御
    によるギヤチェンジノブの操作に際して駆動トルクの変
    化を検出する駆動トルク検出手段をそなえている請求項
    7に記載の車両自動運転ロボットのギヤチェンジレバー
    操作装置。
  9. 【請求項9】 ギヤチェンジノブ操作力検出機構は、ギ
    ヤチェンジレバー操作用アクチュエータの定速度制御に
    よるギヤチェンジノブの操作に際して駆動電流の変化を
    検出する駆動電流検出手段をそなえている請求項7に記
    載の車両自動運転ロボットのギヤチェンジレバー操作装
    置。
  10. 【請求項10】 ギヤチェンジノブ操作力検出機構は、
    ギヤチェンジレバー操作部材の先端にそなえたギヤチェ
    ンジノブ保持部に設けられて、ギヤチェンジレバー操作
    用アクチュエータによるギヤチェンジノブの操作に際し
    てオン・オフするスイッチをそなえている請求項7ない
    し9のいずれかに記載の車両自動運転ロボットのギヤチ
    ェンジレバー操作装置。
  11. 【請求項11】 ギヤチェンジノブ操作力検出機構は、
    ギヤチェンジレバー操作部材の先端にそなえたギヤチェ
    ンジノブ保持部に設けられて、ギヤチェンジレバー操作
    用アクチュエータによるギヤチェンジノブの操作に際し
    て出力値が変化するロードセルをそなえている請求項7
    ないし9のいずれかに記載の車両自動運転ロボットのギ
    ヤチェンジレバー操作装置。
  12. 【請求項12】 ギヤ位置として変速ギヤ位置とチェン
    ジノブ自由位置のそれぞれについて自動的に学習する制
    御部を備えた請求項7ないし11のいずれかに記載の車
    両自動運転ロボットのギヤチェンジレバー操作装置。
  13. 【請求項13】 ギヤチェンジノブ保持部は、ギヤチェ
    ンジノブ保持部を左右方向に移動するセレクト用アクチ
    ュエータと、ギヤチェンジノブ保持部を上下方向に移動
    するリフト用アクチュエータと、ギヤチェンジノブ保持
    部を前後方向に移動するシフト用アクチュエータとで三
    軸方向に移動可能となっている請求項7ないし12のい
    ずれかに記載の車両自動運転ロボットのギヤチェンジレ
    バー操作装置。
  14. 【請求項14】 ギヤチェンジノブの操作前にギヤチェ
    ンジノブ保持部をギヤチェンジノブに装着し且つギヤチ
    ェンジノブの操作後にギヤチェンジノブ保持部をギヤチ
    ェンジノブから外すギヤチェンジノブ保持部着脱機構を
    備えた請求項7ないし13のいずれかに記載の車両自動
    運転ロボットのギヤチェンジレバー操作装置。
  15. 【請求項15】 ギヤチェンジノブ保持部は、ギヤチェ
    ンジノブの寸法・形状に応じて取付け幅および挟み方向
    が調整可能となっている請求項7ないし14のいずれか
    に記載の車両自動運転ロボットのギヤチェンジレバー操
    作装置。
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