JP2003136452A - レバー操作式機械装置の操縦用ロボット - Google Patents

レバー操作式機械装置の操縦用ロボット

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JP2003136452A
JP2003136452A JP2001334531A JP2001334531A JP2003136452A JP 2003136452 A JP2003136452 A JP 2003136452A JP 2001334531 A JP2001334531 A JP 2001334531A JP 2001334531 A JP2001334531 A JP 2001334531A JP 2003136452 A JP2003136452 A JP 2003136452A
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Japan
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robot
lever
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seat
control
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JP2001334531A
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English (en)
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Daiki Morimoto
大樹 森元
Takayuki Kataoka
隆之 片岡
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2004Control mechanisms, e.g. control levers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転席などに改造を加えることなく設置でき
てセッティング作業を容易にし、かつ運転席の状況に合
わせて設置できるレバー操作式機械装置の操縦用ロボッ
トを提供する。 【解決手段】 操縦レバー55の操作ノブにロボットハ
ンド10を係合させて運転操作するレバー操作式機械装
置の操縦用ロボット1であって、そのロボットハンド1
0の支持体(支柱3)は、設置部に対して仮設固定でき
るベース部2に、そのベース部2上に設けられる旋回用
モータ8Aと前後方向傾動用モータ8Bとによって操作
されるように立設され、その支柱3の上端部に前記ロボ
ットハンド10が基部を水平方向回転中心軸上で上下動
自在に取付けられ、前記ベース部2を機械装置の運転席
50上に係止固定する固定手段により位置決め固定装着
される構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レバー式操縦装置
を有する建設機械や農業機械その他産業機械における操
縦レバーを、ロボットにより操作するのに適したレバー
操作式機械装置の操縦用ロボットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】レバー操作式の操縦装置を持った建設機
械や車両におけるレバー操作を人の代わりにロボットを
使って操作させることについては、いくつかの試みがな
されており、その一例として特開平9−304236号
公報に記載されているような車両の自動運転ロボットと
して、トランスミッションの耐久試験などにおけるギア
チェンジレバーの操作を行わせるものが知られている。
【0003】このロボットにあっては、車両の運転席に
各ペダル操作用のアクチュエータやギアチェンジレバー
の操作部材をそれぞれ操作できるように組付ける構成に
されて、それらのアクチュエータを備えて、運転席にベ
ルトで固定する構成にされている。そして、前記アクチ
ュエータとしてスクリュー駆動式のものが組み付けられ
た構造であることが示されている。
【0004】また、特開平11−350535号公報に
は、操縦レバーの動作機構にエアシリンダを使用して遠
隔操作できる構成の操縦ロボットについて開示されてお
り、この操縦ロボットは運転席を取外して、その後に固
定設置して使用される構成とされている。また、操縦用
のレバーをロボットによって操作して、緊急時にそのレ
バーを離し、不測の事態を招かないようにしようとする
ロボットハンドを備えるロボットについて、本発明者ら
の先願発明にかかるものが特開2000−343467
号公報によって開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平9−304236号公報によって開示されているロ
ボットでは、その基部となるものをベルトによって運転
席シートに取付けるのは容易であるが、各操作部をそれ
ぞれ対象位置に当接・係合させるのに手数を要する構成
にされている。要するに、車体に対するセッティングに
多くの時間を要するもので、その配慮がなされておら
ず、設置するのに広い空間を必要とするという問題点が
ある。
【0006】また、前記特開平11−350535号公
報に開示されているロボットでは、既設の運転席シート
を撤去してその後に設置し、使用される構成のもので、
長期間使用する運転ロボットであり、当然のことながら
構造的に大型になり、重量的にも重くなって、短時間で
の設置取外しを行うものには適用できない。したがっ
て、これらロボットは、車両内に設置するために、車内
に運び込むには分解して持ち込まないと設置できないも
ので、例えば生産ラインのようなところで運転検査など
を行わせるロボットとしての使用には不適当である。
【0007】また、前記特開2000−343467号
公報によって開示されているロボットは、車内へのセッ
ティングに関しては、前述の先行技術のものとは異なる
構成であるから、作業性の面で良好であるが、運転席に
対するセッティング操作に不充分な点があり、改善する
必要性がある。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、運転席などに改造を加えることな
く設置できてセッティング作業を容易にし、かつ運転席
の状況に合わせて設置できるレバー操作式機械装置の操
縦用ロボットを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述さ
れた目的を達成するために、第1発明によるレバー操作
式機械装置の操縦用ロボットは、操縦レバーの操作ノブ
にロボットハンドを係合させて運転操作するレバー操作
式機械装置の操縦用ロボットであって、そのロボットハ
ンドの支持体は、設置部に対して仮設固定できるベース
部に、そのベース部上に設けられる水平旋回用モータと
前後方向傾動用モータとによって操作されるように立設
され、この支持体の上端部に前記ロボットハンドが基部
を水平方向回転中心軸上で上下動自在に取付けられ、前
記ベース部を機械装置の運転席上に係止固定する固定手
段により位置決め固定装着される構成であることを特徴
とするものである。
【0010】本発明によれば、支持体を水平旋回用モー
タと前後傾動用モータによって操作されるようにして、
かつロボットハンドの基部で上下回動自在に支持するこ
とにより、二モータによりながら三次元的に広い動作域
を所持し、その駆動部を支持体の根元部に配置している
ので、ロボットハンドの先端部が軽量な構成となり、ハ
ンド部が軽量化することで高速動作が可能になる。した
がって、ロボットハンドの稼働範囲を広げても無理なく
操作することが可能になって操作性の向上が図れる。ま
た、ロボット全体を小型軽量化できるのと、運転席に対
して位置合わせすると同時に係止固定できるようにした
ことで、簡単にして確実に装着することができ、セッテ
ィング作業を能率よく行えるので、例えば生産ライン上
での運転検査に採用して偉効を奏する。
【0011】第2発明によるレバー操作式機械装置の操
縦用ロボットは、操縦レバーの操作ノブにロボットハン
ドを係合させて運転操作するレバー操作式機械装置の操
縦用ロボットであって、そのロボットハンドの支持体
は、設置部に対して仮設固定できるベース部に、そのベ
ース部に設けられる縦軸旋回用モータと前後方向傾動用
モータとによって直接的に操作されるように立設され、
この支持体の上端部に前記ロボットハンドが基部を水平
方向回転中心軸上で上下動自在に取付けられ、前記ベー
ス部を所要高さの支持脚で支持するとともに、吸着パッ
ドを付設してこの吸着パッドで床に固定される構成であ
ることを特徴とするものである。
【0012】本発明によれば、第1発明と同様に、支持
体を水平旋回用モータと前後傾動用モータによって操作
されるようにして、かつロボットハンドの基部で上下回
動自在に支持することにより、二モータによりながら三
次元的に広い動作域を所持し、その駆動部を支持体の根
元部に配置しているので、ロボットハンドの先端部が軽
量になる構成となり、ハンド部が軽量化することで高速
動作が可能になり、ロボットハンドの稼働範囲を広げて
も無理なく操作することが可能になって操作性の向上が
図れる。そして、駆動部のモータを合理的に配置してベ
ース部を小さくまとめて設置スペース少なくしたスタン
ド式の構造で、運転操作を行わせる位置、例えば運転席
の前位置で床上に設置して使用できる利便さがある。す
なわち、床面に対しては支持脚に付設の吸着パッドによ
って固定することができるので、運転席シートの形状や
構造に左右されることなく設置でき、全体的に小型で軽
量化でき寸法的にも幅狭い形状にできるので、設置箇所
への搬入が容易になり、セッティング作業時間を短縮し
て作業性を著しく向上させ得るという効果を奏するので
ある。
【0013】前記第1発明におけるベース部の固定手段
は、ベース板の前下部位置に運転席シートの前側部を抱
える引き掛け片と、その両側にて運転席シートの前側部
に当接する位置決め部材とを備え、後部に前記引き掛け
片と位置決め部材とによる前方保持力が維持されるよう
に運転席に係合する後方保持部材を脱着可能に設けられ
ている構成であるのがよい(第3発明)。こうすると、
ベース部を運転席のシート上に搭載して、前側の引き掛
け片と位置決め部材をそのシートの前側面にあてがう
と、ロボットのベース位置が直ちに定まる。同時にベー
ス部の後方保持部材によって固定することにより、ロボ
ットを運転席に固定装着できる。したがって、設置作業
を容易に行うことができるのである。
【0014】前記第1発明におけるベース部には、その
ベース板の下面にレベル調整機構を有する受座が複数設
けてあり、それら受座部分に浮き上がりを検知する着座
センサを備えているのがよい(第4発明)。また、前記
ベース部の後部には運転席の背凭れとの接触が断たれる
と異常を検知する回転検知センサを備えているのが好ま
しい(第5発明)。こうしておくと、運転席シート上に
ロボットを設置するに際してベース板を水平状態にする
には、レベル調整機構を操作してベース板からの受座の
高さを調整することによりレベル出しができ、それら受
座部分に取付けられている着座センサによって運転中に
ベース部が浮き上がるような事態になるとそれを検知さ
せ、着座センサによる異常信号で制御装置によって運転
を停止させることができる。また、回転検知センサが作
動すると、ベース部の固定手段による固定機能が低下し
ていることを制御装置が検出して、運転を停止させ、正
常な運転に戻すまでは運転されないようにすることがで
きる。
【0015】第2発明において、前記ベース部の支持脚
は少なくとも三本を所要配置で設けられ、これら支持脚
とは別にそのベース部のベース板下面に垂設される部材
の下端に吸着パッドを取付られた固定脚を備えているの
がよい(第6発明)。このように構成することにより、
スタンド型のロボットにおける床面に対して安定状態で
設置することができ、かつ位置決めするのも容易であっ
て、撤去時にも吸着パッドによる床面との固定を解除す
ると直ちに取外せ、床面に対して設置による傷を付ける
こともない。また、軽量化できるので取扱が容易である
という利点がある。
【0016】また、前記第2発明において、前記ベース
部の支持脚の底部には、浮き上がりを検知する着座セン
サを備えているのがよい(第7発明)。また、前記ベー
ス部の支持脚には、その前部または後部に、前部の走行
操作レバー支持部または運転席設置部のベース前側面と
接触状態で異常を検知する回転検知センサを備えている
のが好ましい(第8発明)。こうしておくと、支持脚に
取付けられている着座センサによって運転中にベース部
が浮き上がるような事態になるとそれを検知させ、着座
センサによる異常信号で制御装置によって運転を停止さ
せることができる。また、回転検知センサが作動する
と、ベース部の固定手段(吸着パッド)による固定機能
が低下して位置ずれを起していることを制御装置が検出
して、運転を停止させ、正常な運転に戻すまでは運転さ
れないようにすることができる。
【0017】前記操縦用ロボットは、左右対称に一対を
所要の間隔で配置される構成であるのが好ましい(第9
発明)。そして、その操縦用ロボットのベース部がそれ
ぞれに分割されているのがよい(第10発明)。ロボッ
トが左右対称に一対設けられることにより、所定の位置
にセッティングすれば、運転席に配設されている左右の
操縦レバーを一斉に操作して運転操作の点検もしくは検
査を一挙に行うことができ、作業性を高めることができ
る。また、ロボットが分割構造にされていると、例えば
操縦レバーの配置が左右に広がって離れた状態にある場
合でも設置することが可能になる。言換えると条件の異
なる運転席に対しても対応させることが可能になる。そ
して、分割されていることで各ロボットの重量が軽量に
なるので車内への運び込みを容易にすることができる。
なお、必要に応じて片側のロボットのみを設置して特定
の操縦試験を行うことも可能である。
【0018】また、前記操縦用ロボットは、個々のロボ
ットが載置されたベース本体とベース部に分割され、ベ
ース本体とベース部に位置決め構造を設けた構成である
のがよい(第11発明)。このようにすると、運転席へ
のセッティングに際して、ベース部を先に取付けて位置
決めができ、その後に左右に分割された個々のロボット
を組み合わせるようにできるので、車内への運び込みが
容易になる。さらに、ベース部を複数個製作しておけ
ば、前もって外部でセッティングの段取りをしておける
ので、設置時間の短縮を図ることができ、また運転席の
座面の形状に合わせて専用化すれば、設置時のレベル調
整が不要になり、座面に対して安定度が向上するという
利点がある。
【0019】さらに、第12発明は、前記第1発明また
は第2発明に記載のレバー操作式機械装置の操縦用ロボ
ットにおいて、車体へ操縦用ロボットを取付ける際に、
ロボットハンドを操縦レバーの中立点に位置合わせし、
その後に中立点位置を運転操作制御部に認識させ、中立
点に前記ロボットハンドがセットされないと運転動作に
移行できないようにする操縦レバー中立点ティーチング
手段を用いることを特徴とするものである。
【0020】前記操縦レバー中立点を運転操作制御部に
認識させるには、操縦用ロボットを設置するたびに、そ
の中立点と操縦操作の各ポイントを順次設定して運転操
作制御部に登録する毎回登録式であるのがよい(第13
発明)。こうすると、作業時に操縦操作の条件設定が確
認でき、作業の状況によっては操縦操作の必要なポイン
トのみを選択設定できるという利点がある。また、前記
操縦操作位置の設定登録を行うのに、その登録位置をラ
ンプ表示できて、かつ設定ごとに登録するための登録釦
を備えて運転操作制御部に登録信号を送るポータブル型
のティーチングボックスを用いるようにされるのがよい
(第14発明)。こうすると、設定のためのティーチン
グをランプの点滅によって確認しつつ作業者の手元で所
要の設定ポイントを登録することができ、仮設的なロボ
ットの操縦条件設定を行うのに便利である。
【0021】前記操縦レバー中立点を運転操作制御部に
認識させるには、予め制御部に中立点を記憶させてお
き、ロボットハンドをセットする操作で登録済みデータ
を呼び出すようにする記憶読出し式であるのがよい(第
15発明)。こうすると、作業位置を登録する手間が省
かれるので、作業性が向上する利点がある。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるレバー操作式
機械装置の操縦用ロボットの具体的な実施の形態につ
き、図面を参照しつつ説明する。なお、本実施の形態に
おいては、車両の操縦用ロボットについて説明する。
【0023】図1には本実施形態の運転席固定式車両操
縦用ロボットの正面図が示され、図2には図1の側面図
が、図3には図2の平面図が、それぞれ示されている。
また、図4に要部を表わす一部断面図が、図5に操縦レ
バーのノブに装着されるカバー部材の縦断面図が、図6
にベース部の固定手段を表わす斜視図が、図7に位置ず
れを検知するセンサの配置要領を表わす図が、それぞれ
示されている。
【0024】この実施形態の車両操縦ロボットは、要部
のみを表わされる車両の操縦席(運転席50)上に設置
して使用される運転席固定式車両操縦ロボット1であ
る。その車両操縦ロボット1は、運転席50のシート上
に設置されるベース部2と、このベース部2上に旋回並
びに前後傾動可能に立設される支柱3(本発明の支持体
に相当)と、この支柱3の頂部にて上下揺動可能に基端
を軸ピン9にて枢支されて設けられたロボットハンド1
0と、前記支柱3を駆動操作する駆動部(前後傾動用モ
ータ8Aおよび旋回用モータ8B)と、前記ベース部2
を固定し装着する固定手段25と、別途設置される制御
装置とで構成されている。
【0025】前記支柱3は、その基部をベース部2のベ
ース板2aに水平旋回可能に設けられた円形の取付座5
にて旋回自在に支持された円板5a上で、この円板5a
に定着される傾動用減速モータ8Aの出力部にて装着さ
れた支持ブラケット4の上部に取付けられて、その傾動
用減速モータ8Aによって支持ブラケット4を介し、前
後方向に所要角度の範囲で回動可能にされている。そし
て、前記取付座5上の円板5aに取付く基軸6が、前記
取付座5の内部で軸受にて旋回自在に支持されており、
その基軸6の下端部に取付くプーリ7aと、適宜距離離
れて上側ベース2a上に設けられた旋回用モータ8Bの
下向き出力軸に取付くプーリ7bとに、ベルト7c(例
えば歯付きベルト)を巻掛けて、旋回用モータ8Bによ
って支持ブラケット4を介して支柱3が水平回動(旋
回)できるようにされている。前記傾動用減速モータ8
Aおよび旋回用モータ8Bにはサーボモータが用いられ
る。それらモータおよび各部の作動機器は、図示されな
い別途設置の制御装置により、予め設定されたプログラ
ムによって作動するようにされていて、遠隔コントロー
ラによりリアルタイムに指示を受けて作動できるように
されている。
【0026】前記ロボットハンド10は、前記支柱3の
頂部に基端を支持されて前方に突出すように設けられ、
図2および図3にて示されるように、所要長さのアーム
11と、目的の操縦レバー55のノブに対し上側から被
せるようにして係合させて保持する把持部12とで構成
されている。前記アーム11は、基端部を支柱3の頂部
における二股状の支持部3aにて、支柱3の軸線に直交
する横向きの軸ピン9により上下方向に揺動可能に連結
されている。そして、アーム11の先端部には、前記操
縦レバー55と係合して操作する前記把持部12が設け
られている。なお、図中符号14は、緊急時にロボット
ハンド10を跳ね上げてその把持部12にて保持する操
縦レバー55のノブから把持部12を外脱させるための
突き上げシリンダである。
【0027】このロボットハンド10の把持部12は、
リング状にされて、その内周部を後述する球面部材が受
入れられる直径で、上側がすぼまった形状の円形の把持
孔12aに形成されている。そして、この把持部12に
受入れて操縦する運転席50の操縦レバー55には、図
5に例示されるように、外面が球形で内部に操縦レバー
55のノブ56を挿入して所定の姿勢を保てる装着穴3
3を備えたカバー部材30(球面部材)を着脱可能に装
着して使用される。なお、このカバー部材30の装着穴
33は、穴形成部分32をシリコン樹脂のような軟質で
弾性の高い材料によって形成され、操縦レバー55のノ
ブ56を傷めることなく確実に被嵌装着して使用できる
ようにされている。
【0028】前記ベース部2は、前述の支柱3およびロ
ボットハンド10と駆動部を搭載するベース板2aと、
そのベース板2aを運転席シート51上で水平に支持さ
せるための受座22を備える支持脚21とで構成され、
固定保持するための固定手段25を備えている。
【0029】前記ベース板2aは、剛性を有する板材
(金属板)にて運転席シート51上に収まる寸法の方形
でコーナ部に丸みを持たせた形状にされている。このベ
ース板2aの下面には、全体の重心位置がほぼ中央に位
置するように三箇所に支持脚21が垂直に設けられ、各
支持脚21の下端には比較的広い面積の受座22が取付
けられており、支持脚21としてはねじ棒が用いられて
ベース板2aに設けられたねじ孔2cに螺合して高さ調
節できるレベル調整機構を備えている。なお、符号23
はレベル調整後の位置を保持するためのナットである。
【0030】前記固定手段25は、ベース部2のベース
板2a前側下部に設けられる引き掛け片26およびその
両側に配置される位置決め部材27と、運転席50の後
部にて固定する後方保持部材28とで構成されている。
前記引き掛け片26は、ベース板2aに基部を固着され
てその下端部が運転席シート51の前側下部に引き掛け
られるようにされる適宜幅の金属板で形成されており、
載置する運転席シート51上にベース板2aを載置して
支持脚21の受座22によって所定のレベル調整を行っ
た状態で、運転席シート51の前側下部26aに引き掛
けて保持させるようになっている。なお、この引き掛け
片26は、裏面側にゴム質のシートを貼り付けて、運転
席シート51の側面に接触しても傷めないようにされて
いる。
【0031】また、前記位置決め部材27としては、ベ
ース板2aに基部を枢支される取付金具27aに上端部
を固着される軸体に円柱状の部材27bを少なくとも1
本(具体例では二本ずつ)運転席シート51の前コーナ
部近傍に当接するようにして設けられている。なお、前
記円柱状の部材27bとしてはプラスチック材などシー
トを傷めないものを用いるのが好ましい。そして、後方
保持部材28としては、ベース板2aの後端部に上向き
のブラケット2dを取付けて、このブラケット2dに基
端を取付けられた布ベルトにて構成され、その布ベルト
の尾錠付きベルト28aと尾錠なしベルト28bとを背
凭れ52の背後で組合せて尾錠28cによって縛り付け
るようにされている。
【0032】さらに、前記ベース部2には、図7(a)
〜(d)に示されるように、位置ずれを検知するセンサ
が設けられており、そのベース板2aの下側に設けられ
る支持脚21の受座22裏面には、それぞれ下向きに感
知部を突出させて浮き上がり検知用のセンサ36が取付
けられ、運転席シート51上に車両操縦ロボットを設置
して運転中にベース部2が浮き上がる現象が生じた際
に、それを検知して制御装置に検知信号を発信できるよ
うにされている(図7(a),(b)参照)。また、ベ
ース板2aの後端部、例えば前記後方保持部材8のベル
ト取付け用ブラケット2dに、運転席の背凭れ52との
間で接触することにより位置を確認する回転検知用セン
サ37が付設される(図7(c),(d)参照)。この
回転検知用センサ37は運転中にベース部2が回動変位
するようなことが生じると制御装置に信号を発して運転
を停止させるようにするものである。前記各センサ3
6,37は、いずれも押しボタン式のものが好ましい。
【0033】このように構成される車両操縦ロボット1
は、目的車両の運転席50に設置するには、全体を組立
てた状態で設置する場合、作業者が手で持って運転席シ
ート51の上に載置し、ベース部2の前下部に付設され
ている固定手段25の引っ掛け片26をシート前側面部
に引っ掛けるとともに、位置決め部材27をシート側面
にあてがってまず位置決めを行う。その後に、後方保持
部材8のベルトによって運転席50の背凭れ52に固定
する。次いで、ベース板2aの裏面側に突出している支
持脚21端の受座22を運転席シート51上面の状態に
合わせてネジ部を回動させて高さの調節を行い、ベース
部2のレベル調整をし、このベース部2上に位置するロ
ボットハンド10の支柱3を直立させる。
【0034】このようにして車両操縦ロボット1を目的
車両の運転席50にベース部2を装着して設置し、その
車両の操縦レバー55のノブ56に前述のカバー部材3
0を装着し、そのカバー部材30に対してロボットハン
ド10の把持部12の把持穴12aを上側から被せて保
持状態として準備する。その後に、車両操縦ロボット1
における図示されない運転制御装置により予め設定され
ているプログラムによって傾動用モータ8Aと旋回用モ
ータ8Bとを作動させることにより操縦が行われること
になる。また、遠隔コントローラによりリアルタイムに
指示を受けて傾動用モータ8Aと旋回用モータ8Bとを
作動させることにより、操縦が行なわれることになる。
【0035】車両操縦ロボット1が作動して、ロボット
ハンド10により操縦レバー55が操作されるとき、そ
の操作レバー55には、前述の球面をしたカバー部材3
0が取付けられていて、このカバー部材30に対してロ
ボットハンド10の把持部12を被せた状態で係合され
ているので、ロボットハンド10が軸ピン9を基点にし
て、その自重によって把持孔13aでカバー部材30と
摺動係合されている。したがって、運転中に振動や衝撃
が加わると、ロボットハンド10の把持部12が浮き上
がる傾向にあるが、例えばアーム11の基端部近傍に外
脱防止機構(図示省略)を設けて引下げ方向に作用させ
ることにより、アーム11を介して把持部12に下向き
の付勢力が与えられて、常に保持状態を維持して運転を
継続させることで所期の目的を達成できる。
【0036】前記操縦運転が行われている間に、例えば
何等かの理由でベース部2が浮き上がる現象が生じたな
らば、運転席シート51上に当接してベース部2を支持
している各支持脚21の受座22には浮き上がり検知用
のセンサ36が組み込まれていて、その感知部がシート
面に接して押し込まれる状態でオフとなっていたもの
を、浮き上がりによってオンとなると、直ちに制御装置
に検知信号が発せられ、制御装置では、浮き上がりと判
断して駆動を停止させる。また、ベース部2の後方に取
付けられている回転検知用センサ37が作動すると、ベ
ース部2が設定位置から回動してずれを起しているの
で、前記浮き上がり現象と同様に、制御装置が駆動を停
止させる。したがって、ベース部2が初期設定の位置か
らずれを起すと、正常な運転操作が行えなくなるので、
運転を停止させて車両操縦ロボット1が異常な姿勢で操
縦を行うことを防止し、支障を来さないようにすること
ができるのである。
【0037】このようになされた本実施形態の車両操縦
ロボット1は、運転席シート51に対して簡単に位置決
め設置できるので、例えば建設機械車両の組立ライン
で、操縦テストを行うような用途においては、前述のよ
うにして運転席シート51上に運び込んで設置して、操
縦テストを行うことができる。なお、テスト後に撤去す
るには後方保持部材8のベルト8a,8bによる緊縛を
解いて、そのままシート上から手前側に引くようにして
持上げると、引っ掛け片26による前方係止が解かれて
撤去することができる。
【0038】以上の説明においては、ベース部2を運転
席シート51の上に置いてから各支持脚21のネジ部を
回動させてレベルの調節を行うように説明しているが、
同一形状の機種で同一の運転席シート51が設置されて
いる車両であれば、その運転席シート51について、予
めレベル調整を行っておけば以後の調整を省略すること
も可能であり、さらには、ベース部2を専用化すれば各
支持脚21,22を廃止してベース部2自身をシートに
なじむ形状になるように成形してもよい。こうすれば、
設置面が増えてより安定した固定が可能となる。そうす
ると、設置の作業が手短に行えて作業能率を向上させる
ことができる。
【0039】次に、図8に示されるのは、ベース部2に
対してロボットハンド10とその支持体(支柱3)を分
離可能に構成したものを模式的に表わす図であって、前
述の固定手段25を備えるベース部2と、ロボットハン
ド10とその支柱3を分解できるように構成しておけ
ば、車両内の運転席50に本実施形態の車両操縦ロボッ
ト1を持ち込んで設置する作業が容易になる。要するに
操縦駆動部分(傾動用モータ8Aおよび旋回用モータ8
Bと駆動ベルト7cなど)を備えたままのベース部2と
その上側に取付く部分が分離できるので、取扱うときの
重量が軽量化し、かつ嵩張らないので車内への持ち込み
が容易になる。そして、取付操作もより簡単になるの
で、作業性が向上する。ベース部2の設置後は、支持ブ
ラケット4上に向きを定めて支柱3を取付けるだけで、
ロボットハンド10を直ちに使用可能な態勢とすること
ができる。なお、基本的な操作については前述の通りで
ある。
【0040】次に、図9に示されるのは、車両操縦ロボ
ットを左右一対に分割したものを表わす模式図である。
この実施形態では、ベース部が分割されているほかは、
基本構成において前記実施の形態とほぼ同様である。し
たがって、前記実施形態と同一構成の部分については同
一の符号を付して説明を省略する。
【0041】この実施形態の車両操縦ロボット1Aは、
ベース部を2A,2A′に二分割したものである。した
がって、基本的な要部は前記実施の形態のものと同一で
ある。ベース部におけるベース板2a,2a′は、例え
ばベース板2aに接合面部において凹所2bを設け、こ
れに対するベース板2a′には凸部2cを形成して、両
ベース板2a,2a′を突合せる際に、凹所2bに凸部
2cを合わせることで両方が合致する構造とされる。な
お、図示省略するが両方のベース板2a,2a′を合致
させた後、例えばボルトなどの締結具またはクランプな
どを用いて結合させるようにすると、位置ずれを予防で
きるので都合がよい。また、ベース板2a,2a′に
は、それぞれ二個ずつ支持脚と受座を配置し、前部には
固定手段として引き掛け片26と位置決め部材27を付
設し、後方には一方に尾錠なしのベルト28bを、他方
に尾錠付きベルト28aを取付けて、装着時には両ベル
ト28aと28bを結合させて運転席背凭れを固縛する
ようにされる。
【0042】この実施形態の車両操縦ロボット1Aによ
れば、車体内に搬入搬出するに際して、左右別個に分離
できるので、それぞれを運ぶことで組立て・分解がで
き、その移動に際して小型軽量化されるので取扱が容易
になるという利点がある。
【0043】次に、図10に示されるのは、車両操縦ロ
ボットのロボット本体を左右一対とベース部との3分割
にしたものを表わす模式図である。この実施形態では、
ベース部とベース本体が分割されているほかは、基本構
成において前記実施の形態とほぼ同様である。したがっ
て、前記実施形態と同一構成については同一の符号を付
して説明を省略する。
【0044】この実施形態の車両操縦ロボット1Bは、
ロボット本体を左右一対と、ベース部をベース部2Bと
ベース本体2c,2c′との3分割にしたものである。
したがって、基本的な要部は前記実施の形態のものと同
一である。左右一対のロボット本体が載置されている各
々左右ベース本体2c,2c′の裏面を、ベース部2B
との接合面とするとき、ベース本体2c,2c′の裏面
には、位置決めピン2eが複数設けあり、ベース部2B
の表面には前記位置決めピン2eを挿入する穴2gを設
けられた位置決めブロック2fが前後に適宜ピッチで突
設されている。このようなベース部2Bに前記ベース本
体2c,2c′を載せる際に、位置決めピン2eを位置
決め穴2gに挿入することで、両方が合致する構造とさ
れる。前記位置決めブロックfには、例えば図10
(b)に示されるように、ブロック側面にバネ2jを用
いて固定ピン2hを出入できるようにし、位置決めピン
2eの側面に凹部2e′または穴を設けて、前記位置決
め穴2gに位置決めピン2eを挿入するとブロック側面
から固定ピン2hがバネ2jにより押出され、位置決め
ピン2eの凹部2e′にその固定ピン2hの先端部が嵌
り、位置決めピン2eを位置決めブロック2fに固定す
るクランプ構造を設けるようにするのがよい。こうすれ
ば、位置ズレや抜け出しを予防できて安定設置が行え
る。
【0045】この実施形態の車両操縦ロボット1Bによ
れば、ベース部2Bだけを複数個製作しておけば、前も
って設置の段取りをしておけるので、設置時間の短縮を
図ることができる。また、座面の形状に合わせて専用化
すれば、設置時のレベル調整が不要で座面に対して安定
度が向上するという利点がある。
【0046】次に、図11に示されるのはフロア設置式
の車両操縦ロボットの一実施形態を表わす正面図であ
る。また、図12には図11の側面図が、図13には図
12の平面図が、それぞれ示されている。
【0047】この実施形態の車両操縦ロボット1Cは、
フロア設置式の車両操縦ロボットであって、車両の運転
室内フロア60上に設置して操縦できる構成のものであ
り、フロア60上に設置固定できる固定手段を備えるス
タンド15と、このスタンド15上に取付けられて前後
傾動並びに旋回自在に支持される支柱3Bの上端に軸ピ
ン9にて基端を枢支されるロボットハンド10と図示さ
れない制御装置によって構成されている。
【0048】前記スタンド15は、ベース板16の下面
四隅と中間部とに設けられる所要高さの支持脚16a
と、複数本(具体例では二本)の固定脚17を備え、こ
の固定脚17の下端には吸着パッド18が付設されて別
途設置の吸引操作手段20と接続することにより、その
吸着パッド18によって固定脚17をフロア60の上面
に吸引固定できるようにされている。なお、この実施形
態においては、支持脚16aを六本設けているが、これ
に限定されるものではなく、三本以上バランスの取れる
本数を選択すればよい。
【0049】このようなスタンド15の上部のベース板
16上面には、前記椅子固定式の車両操縦ロボット1と
同様に、支持ブラケット4Bを介して所要高さの支柱3
Bが固着立設され、この支柱3Bの頂部に基端を軸ピン
9にて枢支されてロボットハンド10が横向きに突き出
すように設けられている。なお、そのロボットハンド1
0は、前記実施の形態におけるものと同一の構成をした
ものである。したがって、このロボットハンド10につ
いては詳細な説明を省略し、前記実施形態のものと同一
符号を付すに留める。
【0050】前記ロボットハンド10を支持する支柱3
Bが基端で取付く支持ブラケット4Bは、ベース板16
上に取付けられた取付座19上で回転自在な座板19a
の直立部に、傾動用モータ8Aの出力部と連結されて、
その傾動用モータ8Aにより傾動自在に取付けられてい
る。その具体的な構造は前記実施形態を示す図4にて表
わされるようになされている。また、前記座板19aの
中心には基軸が下向きに設けられ、ベース板16下面に
取付く旋回用減速モータ8Bの出力軸と連結されて所要
角度範囲で座板19aを介して支柱3Bが旋回できるよ
うになされている。なお、図中符号14は、緊急時にロ
ボットハンド10を跳ね上げてその把持部12にて保持
する操縦レバー55のノブから把持部12を外脱させる
ための突き上げシリンダである。
【0051】また、前記スタンドの支持脚16aの下面
には、図14(a)(b)に浮き上がり検知構造の模式
図で示するように、それぞれ浮き上がり検知用のセンサ
38が設けてある。これらセンサ38からの信号は、前
記椅子固定式の車両操縦ロボット1の場合と同様に制御
装置に送られて浮き上がりが検知されると運転を停止す
るようにされる。この浮き上がり検知用のセンサ38と
しては、例えば近接スイッチのようなものが好ましい。
もちろん押釦式のものであってもよい。
【0052】また、図15(a)(b)に回転検知構造
の模式図で示されるように、スタンド15の支持脚16
a下側部には、運転席シートの取付台座56の前側面に
対して横向きに突き出す部材39の先端に、スタンド1
5が回動して位置ズレするのを検知する回転検知センサ
40が取付けられ[(a)参照]、設置時にその回転検
知センサ40が検知信号を発すると、図示されない制御
装置において運転を停止するように関係付けられてい
る。また、前記回転検知センサ40は、運転席前方のフ
ロア60上に位置するボルト57に対してセンサの取付
部材41を前側の支持脚もしくはベース板16に基部を
支持させて横向きに突き出させ、その部材41の先端に
取付けるようにしてもよい[(b)参照]。なお、この
回転検知センサ40としては、近接スイッチもしくは押
釦スイッチのようなものを用いるのが好ましい。
【0053】この実施形態の車両操縦ロボット1Cは、
これを例えば建設機械車両の組立ラインで、操縦テスト
を行うような用途で使用される場合、組立てた状態で運
転室内の運転席前部のフロア60上に設置して使用され
る。この際、フロア60上にスタンド15を置いてロボ
ットハンド10が操縦レバー55に把持部12を装着で
きる位置に合わせて位置決めを行い、その後に固定脚1
7下端に取付く吸着パッド18を吸引操作手段20に接
続して、吸引ポンプ(図示せず)を起動し、フロア60
に吸着させて固定する。なお、この車両操縦ロボット1
Cは、直立構造になっているので、全体的には背丈が長
くなるが足元が小さく収まる構造となっているので運転
室内への持ち込みが容易で、フロア60上面に設置する
ことになるので取扱が便利である。以後は、ロボットハ
ンド10の把持部12を予め取付けられている操縦レバ
ー55のノブに被せた球面のカバー30部材に被嵌さ
せ、制御装置を作動させて、予め設定されているプログ
ラムによって傾動用モータ8Aと旋回用モータ8Bを駆
動して操縦レバー55を作動させることにより操縦させ
ることができる。
【0054】また、操縦テスト中に何らかの外力が作用
してスタンド15の支持脚16aが浮き上がると、各支
持脚16aにはいずれも下端に浮き上がり検知用のセン
サ38が設けられているので、そのセンサ38の検知信
号で制御装置が駆動部に運転停止の信号を発し、操縦運
転が停止する。また、外力を受けてスタンド15が回動
位置ずれを起す事態となれば、支持脚部に付設されてい
る部材39(41)端の回動検知センサ40が接触する
運転席シートの取付台座56前側面との接触から離れて
回動変位を検知し、制御装置に信号が送られて駆動部の
運転が停止される。このようにして位置ずれを起すと異
常と認められて運転が停止し、不測の事態を招くのを未
然に防止することができる。
【0055】また、この実施形態の車両操縦ロボット1
Cでは、駆動用のモータなど自重量の大きい機器をスタ
ンド15に取り付けて重心を低くすることができるの
で、フロアに設置して吸着パッド18を作動させて吸着
による固定で使用することができ、ボルトなどの固定具
を必要とせずに簡便に設置固定して使用できるという利
点がある。したがって、設置時における準備作業に要す
る時間を短縮できて作業性を向上させることができる。
【0056】次に、前述の車両操縦ロボット1(運転席
固定式)および1C(フロア設置式)の運転操作のティ
ーチングについて説明する。
【0057】まず、図16に操縦レバー位置の中立点テ
ィーチング手段として毎回登録式の場合のフローチャー
ト図が示され、また、図17に操縦レバー位置の中立点
ティーチング手段に用いられるティーチングボックスの
平面図が示されている。
【0058】前記車両操縦ロボット1,1Bにおいて操
縦開始にあたっては、、運転席固定式およびフロア設置
式いずれの場合であっても、そのロボットハンド10を
車両の操縦レバー55に装着する際に、まず操縦レバー
55が中立点に位置する必要がある。その理由は、もし
も、中立点以外の位置にロボットハンド10がセットさ
れた場合、車体のエンジンを起動すると建設機械車両の
場合に作業機がいきなり動作して、危険であるためであ
る。そのために、ロボットハンド10が操縦レバー55
の中立点となる位置でセットされることを制御装置にお
ける制御部に設定登録してから操縦を開始する。
【0059】そこで、操縦レバー55の中立点でのロボ
ットハンド10の装着をティーチングする必要があり、
その手順について、図16に示されるフローチャートに
よって説明する。なお、符号Sはステップを表わしてい
る。
【0060】この手順は、車両操縦ロボットを設置する
ごとにティーチングを行う毎回登録式である。このティ
ーチングに際しては、図17に示されるティーチングボ
ックスを用いて行われる。このティーチングボックス4
3は、持運び自在な小型のボックスで、図上の上側に一
個の小さい丸を中心にしてその周囲に8個の丸が配置さ
れた操縦レバーの変位点を表わす位置表示ランプ44
で、中心が中立点44a位置を表示するようにされてお
り、その中立点44aを取巻くようにして8箇所に操縦
レバーの変位点を示すランプが配されている。このよう
な位置表示ランプ44が二組設けられて、左右の操縦レ
バーに対応されている。また、"ロボット"と表示されて
いる部分には、ハの字型に表わされて端部にそれぞれラ
ンプが設けられる部分がロボットの向きを表示するラン
プ45であり、左右の間違いが生じないように注意を喚
起するものである。"非常停止"の表示がある丸い部分
は、非常停止用釦46で、これを押すとロボットの運転
を停止させる押釦である。また、左上の"登録"位置の釦
は、これを押すことにより位置表示ランプ44の各ポイ
ントを登録するための登録押釦47である。さらに左下
の釦はキャンセルを行うときに操作するキャンセル釦4
8である。また、このティーチングボックスの一端側に
はハンドル49が設けられ持運びが便利なようにされて
いる。なお、このティーチングボックス43はケーブル
で図示されない制御装置の記憶部に接続されている。
【0061】S1〜S2:車両操縦ロボット1(1B)
を前述のようにして運転席50のシート51上に、また
は運転席の前側フロア60上に設置する。次いで、手動
もしくは駆動部のモータ(8A,8B)を駆動して、ロ
ボットハンド10の把持部12を操縦レバー55に、前
述のようにしてセットする。このロボットハンド10の
操縦レバー55に対するセット時に、前記ティーチング
ボックス43の電源を入りにしておくと、ロボットハン
ド10の把持部12を装着したことにより、そのロボッ
トハンド10の装着が左右いずれのレバーであるかは、
ロボットの向きを表示するランプ44の点灯で判別され
る。
【0062】S3〜S5:車両操縦ロボット1(1B)
のロボットハンド10を手動もしくは駆動部のモータ
(8A,8B)を駆動して動かして、そのロボットハン
ド10を持上げて操縦レバー55の中立点へのズレ量を
確認する。ロボットハンド10が中立点位置にあれば、
登録釦47を押して中立点を登録する。もしズレがあれ
ば、ロボットを作動させて中立点に合うようにロボット
ハンド10を移動させる。この操作を繰り返してロボッ
トハンド10を中立点44aに設定し、それを登録す
る。なお、位置表示ランプ44の登録中か中立点が未登
録の場合、中立点のランプが点滅しており、登録される
と点灯状態となる。したがって、中立点44aのランプ
が点滅中は登録中か、中立点へ戻せと指示されているこ
とを示している。中立点が確定して登録されると、次の
ステップへ移行する。
【0063】S6:中立点の登録が行われたら、次に操
縦操作する次の点を登録するか否かを判断させる。 S7〜S8:そこで、その次の操縦位置を登録する場
合、手動もしくは駆動部のモータ(8A,8B)を作動
させてロボットハンド10を設定しようとする位置に移
動させる。設定しようとする位置にロボットハンド10
が移動すると、その位置の表示ランプが点滅するので、
登録釦47を押して登録する。以後、操作位置の登録を
行うには、順次このステップS6〜S8の操作を繰り返
し、最大8回行う。なお、操縦操作の必要性がないポイ
ントがある場合、そのポイントの登録を行わずに設定す
ることができる。
【0064】S9〜S10:このようにして操縦ポイン
トの登録が終われば、ステップS9に移行してロボット
ハンド10を中立点44aへ移動させる。こうして、テ
ィーチングが完了する。したがって、車両操縦ロボット
1(1B)は、運転開始の準備が整うことになる。以上
の各ポイントの登録は、前記登録釦47にて登録するた
びに制御部における記憶部へ保存される。
【0065】上述したような操縦動作の位置を登録する
方式は、その登録された順序に基づいて動作が行われ、
次のロボット配置で運転操作させるときに改めて前記要
領で再登録する。このとき、手動もしくは駆動部のモー
タでロボットハンド10を動かして各レバーの作業位置
へ移動することができる。
【0066】次に、図18には、他の操縦レバー位置の
中立点設定を記憶読出し式による場合のフローチャート
図が示されている。
【0067】この方式による場合は、ロボットハンドの
作動位置のティーチング点を制御装置の制御部にすべて
事前に登録しておき、操縦運転をさせるときには車種ご
との全ティーチング点を制御部のメモリーの中から呼び
出して動作させる。以下フローチャートに従って説明す
る。なお、符号Sはステップを示している。
【0068】S21〜S22:車両操縦ロボット1(1
B)を前述のようにして運転席50のシート51上に、
または運転席の前側フロア60上に設置する。次いで、
駆動部のモータ8A,8Bを駆動して、ロボットハンド
10の把持部12を操縦レバー55に、前述のようにし
てセットする。
【0069】S23:セットするロボットハンド10を
持上げて、操縦レバー55の中立点のズレ量を確認す
る。予め設定されている中立点位置とセットされた現在
位置とのズレ量が制御部において演算される。 S24:ズレがある場合、そのズレに応じた量、中立点
に合うようにロボットハンド10を移動させる。この際
ロボットハンド10が中立点に合致するまで繰り返し位
置合わせが行われる。この操作は、中立点が車体ごとの
バラツキを補正するために、中立点へロボットハンドを
オフセットさせて、そのオフセット量をその他のすべて
の操作点に自動的に加算することで反映させるためであ
る。このようにすることで、中立点をティーチングしな
おすことになるので、必然的に中立点を設定できると、
ティーチングが完了することになる。
【0070】S25〜S26:ロボットハンドが操縦レ
バーの中立点をティーチングすれば、ティーチングが完
了するので中立点が登録される。こうして、ティーチン
グが完了すれば、ロボットは運転開始準備完了する。な
お、中立点の登録によって制御部では、機種別中立点
の差を算出し、ストロークの端点など他の動作点へそ
の差を加算する内部処理が行われる。
【0071】このようにして、ティーチング操作が終了
すれば、あとはプログラムに従って駆動部のモータ8
A,8Bを起動することにより、設定された順序でロボ
ットが作動し、操縦が行われる。
【0072】このように本発明の車両操縦用ロボット
は、その全体構造を小型軽量にして、狭い車体内部に運
び込んだり搬出したりすることが容易になり、しかも運
転席のシート上あるいはフロアに設置して、簡単で確実
に固定できるように構成されるので、組立ライン上での
操縦テストのように、頻繁に設置・撤去を行う必要のあ
るロボット装置として効果的なものであるといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施形態の運転席固定式車両操縦用
ロボットの正面図である。
【図2】図2は、図1の側面図である。
【図3】図3は、図2の平面図である。
【図4】図4は、要部を表わす一部断面図である。
【図5】図5は、操縦レバーのノブに装着されるカバー
部材の縦断面図である。
【図6】図6は、ベース部の固定手段を表わす斜視図で
ある。
【図7】図7は、位置ずれを検知するセンサの配置要領
を表わす図で、(a)は浮き上がり検知用センサの取付
部の図、(b)は浮き上がり検知用センサの平面配置
図、(c)は回転検知用センサの取付部の図、(d)は
回転検知用センサの平面配置図である。
【図8】図8は、車両操縦ロボットを分離可能に構成し
たものを模式的に表わす図である。
【図9】図9は、車両操縦ロボットを左右一対に分割し
たものを表わす模式図である。
【図10】図10は、車両操縦ロボットのロボット本体
を左右一対とベース部との3分割にしたものを表わす模
式図(a)およびベース部の位置決めブロックに対する
位置決めピンの取付部断面図(b)である。
【図11】図11は、フロア設置型の車両操縦ロボット
の一実施形態を表わす正面図である。
【図12】図12は、図11の側面図である。
【図13】図13は、図12の平面図である。
【図14】図14(a)(b)は、浮き上がり検知構造
の模式図である。
【図15】図15(a)(b)は、回転検知構造の模式
図である。
【図16】図16は、操縦レバー位置の中立点ティーチ
ング手段として毎回登録式の場合のフローチャート図で
ある。
【図17】図17は、操縦レバー位置の中立点ティーチ
ング手段に用いられるティーチングボックスの平面図で
ある。
【図18】図18は、操縦レバー位置の中立点ティーチ
ング手段として記憶読出し式の場合のフローチャート図
である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C 車両操縦ロボット 2,2A,2B ベース部 2a ベース板 2c,2c′ ベース本体 2e 位置決めピン 2f 位置決めブロック 3,3B 支柱 4,4B 支持ブラケット 5,19 取付座 8A 傾動用モータ 8B 旋回用モータ 9 軸ピン 10 ロボットハンド 12 把持部 16a 支持脚 17 固定脚 18 吸着パッド 21 支持脚 22 受座 25 固定手段 26 引き掛け片 27 位置決め部材 28 後方保持部材 36,38 浮き上がり検知のセンサ 37,40 回転検知用センサ 41 ティーチングボックス 42 位置表示ランプ 50 運転席 51 運転席シート 52 背凭れ 55 操縦レバー 60 フロア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D003 BA03 BA04 BA06 DB04 DB05 DC07 EA00 3C007 AS21 BS09 CS10 CT05 CV08 DS01 ES00 JS02 JU12 KS18

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操縦レバーの操作ノブにロボットハンド
    を係合させて運転操作するレバー操作式機械装置の操縦
    用ロボットであって、 そのロボットハンドの支持体は、設置部に対して仮設固
    定できるベース部に、そのベース部上に設けられる水平
    旋回用モータと前後方向傾動用モータとによって操作さ
    れるように立設され、この支持体の上端部に前記ロボッ
    トハンドが基部を水平方向回転中心軸上で上下動自在に
    取付けられ、前記ベース部を機械装置の運転席上に係止
    固定する固定手段により位置決め固定装着される構成で
    あることを特徴とするレバー操作式機械装置の操縦用ロ
    ボット。
  2. 【請求項2】 操縦レバーの操作ノブにロボットハンド
    を係合させて運転操作するレバー操作式機械装置の操縦
    用ロボットであって、 そのロボットハンドの支持体は、設置部に対して仮設固
    定できるベース部に、そのベース部に設けられる縦軸旋
    回用モータと前後方向傾動用モータとによって直接的に
    操作されるように立設され、この支持体の上端部に前記
    ロボットハンドが基部を水平方向回転中心軸上で上下動
    自在に取付けられ、前記ベース部を所要高さの支持脚で
    支持するとともに、吸着パッドを付設してこの吸着パッ
    ドで床に固定される構成であることを特徴とするレバー
    操作式機械装置の操縦用ロボット。
  3. 【請求項3】 前記ベース部の固定手段は、ベース板の
    前下部位置に運転席シートの前側部を抱える引き掛け片
    と、その両側にて運転席シートの前側部に当接する位置
    決め部材とを備え、後部に前記引き掛け片と位置決め部
    材とによる前方保持力が維持されるように運転席に係合
    する後方保持部材を脱着可能に設けられている構成であ
    る請求項1に記載のレバー操作式機械装置の操縦用ロボ
    ット。
  4. 【請求項4】 前記ベース部には、そのベース板の下面
    にレベル調整機構を有する受座が複数設けてあり、それ
    ら受座部分に浮き上がりを検知する着座センサを備えて
    いる請求項1に記載のレバー操作式機械装置の操縦用ロ
    ボット。
  5. 【請求項5】 前記ベース部の後部には運転席の背凭れ
    との接触が断たれると異常を検知する回転検知センサを
    備えている請求項1に記載のレバー操作式機械装置の操
    縦用ロボット。
  6. 【請求項6】 前記ベース部の支持脚は、少なくとも三
    本を所要配置で設けられ、これら支持脚とは別にそのベ
    ース部のベース板下面に垂設される部材の下端に吸着パ
    ッドを取付られた固定脚を備えている請求項2に記載の
    レバー操作式機械装置の操縦用ロボット。
  7. 【請求項7】 前記ベース部の支持脚の底部には、浮き
    上がりを検知する着座センサを備えている請求項6に記
    載のレバー操作式機械装置の操縦用ロボット。
  8. 【請求項8】 前記ベース部の支持脚には、その前部ま
    たは後部に、前部の走行操作レバー支持部または運転席
    設置部のベース前側面と接触状態で異常を検知する回転
    検知センサを備えている請求項2に記載のレバー操作式
    機械装置の操縦用ロボット。
  9. 【請求項9】 前記操縦用ロボットは、左右対称に一対
    を所要の間隔で配置される構成である請求項1または2
    に記載のレバー操作式機械装置の操縦用ロボット。
  10. 【請求項10】 前記操縦用ロボットのベース部がそれ
    ぞれに分割されている請求項1,2または9のいずれか
    に記載のレバー操作式機械装置の操縦用ロボット。
  11. 【請求項11】 前記操縦用ロボットは、個々のロボッ
    トが載置されたベース本体とベース部に分割され、ベー
    ス本体とベース部に位置決め構造を設けた構成である請
    求項1,2または9のいずれかに記載のレバー操作式機
    械装置の操縦用ロボット。
  12. 【請求項12】 前記請求項1または請求項2に記載の
    レバー操作式機械装置の操縦用ロボットにおいて、 車体へ操縦用ロボットを取付ける際に、ロボットハンド
    を操縦レバーの中立点に位置合わせし、その後に中立点
    位置を運転操作制御部に認識させ、中立点に前記ロボッ
    トハンドがセットされないと運転動作に移行できないよ
    うにする操縦レバー中立点ティーチング手段を用いるこ
    とを特徴とするレバー操作式機械装置の操縦用ロボッ
    ト。
  13. 【請求項13】 前記操縦レバー中立点を運転操作制御
    部に認識させるには、操縦用ロボットを設置するたび
    に、その中立点と操縦操作の各ポイントを順次設定して
    運転操作制御部に登録する毎回登録式である請求項12
    に記載のレバー操作式機械装置の操縦用ロボット。
  14. 【請求項14】 前記操縦操作位置の設定登録を行うの
    に、その登録位置をランプ表示できて、かつ設定ごとに
    登録するための登録釦を備えて運転操作制御部に登録信
    号を送るポータブル型のティーチングボックスを用いる
    ようにされる請求項13に記載のレバー操作式機械装置
    の操縦用ロボット。
  15. 【請求項15】 前記操縦レバー中立点を運転操作制御
    部に認識させるには、予め制御部に中立点を記憶させて
    おき、ロボットハンドをセットする操作で登録済みデー
    タを呼び出すようにする記憶読出し式である請求項12
    に記載のレバー操作式機械装置の操縦用ロボット。
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