JPH09303483A - 免震アイソレータ及び製鉄所用免震操作室 - Google Patents

免震アイソレータ及び製鉄所用免震操作室

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Publication number
JPH09303483A
JPH09303483A JP19899096A JP19899096A JPH09303483A JP H09303483 A JPH09303483 A JP H09303483A JP 19899096 A JP19899096 A JP 19899096A JP 19899096 A JP19899096 A JP 19899096A JP H09303483 A JPH09303483 A JP H09303483A
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JP
Japan
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coil spring
seismic isolation
base plate
support member
upper plate
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Application number
JP19899096A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Nagai
直之 長井
Junji Inoue
淳司 井上
Tatsuji Kita
達次 北
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベース板と、同ベース板に平行な上板と、上
記ベース板と上板との間に装着された複数の要素部材と
からなり、構造部等の下部と基礎部との間に配設される
免震アイソレータにおいて、免震アイソレータを設置し
た後に、構造物の質量が変わった場合でも、コイルばね
の剛性を変化させ、固有振動数を設定値に調整できるよ
うにする。 【解決手段】 要素部材が、ベース板にその一端が取付
けられたコイルばねと、少なくとも一端が開き同端部の
内面に螺旋状凹部が形成されている筒状部を備え同筒状
部に上記コイルばねの他端部が挿入され上記螺旋状凹部
によって同コイルばねと嵌合接続される支持部材と、同
支持部材の他端部を上記上板に対して固定する手段と、
上記コイルばねのベース板側の一部に充填され一体化さ
れたふっ素ゴム、シリコンゴム等のダンピング材とから
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械装置、建築物
又は構造物等(以下構造物等という)を免震支持する免
震アイソレータに関する。
【0002】
【従来の技術】構造物等を免震支持するためには、例え
ば製鉄所用免震操作室では、図9に示すように、基礎部
9に立設された基礎架構11と操作室の構造物12との
間に免震アイソレータ20Xを複数個所に配置したり、
また、図10のように基礎部9と構造物12の間に免震
アイソレータ20Xを複数個所に配置して、基礎部9か
らの振動を免震支持するようにしている。特に製鉄機械
等の大型機械の近くに設置される製鉄所用操作室では、
大型機械からの振動の影響を受け易く、その振動対策と
して免震アイソレータによる免震支持が行われている。
【0003】図11は従来の免震アイソレータの平面
図、図12は同免震アイソレータの側面図である。この
装置は、上部の上板4と、下部のベース板1との間にコ
イルばね2が4個配設され、これらのものを組立てて、
1個の免震アイソレータ20Xが構成されている。上記
コイルばね2の有効長さLは、上板4とベース板1との
間隔で決まり、固定寸法となっている。そして、この免
震アイソレータ20Xが図9〜10で示したように構造
物12の下部に配置され、基礎部9から伝播される振動
を、コイルばね2によって弱め、構造物を免震支持す
る。構造物等を免震支持するときには、下記の式(1)
によって固有振動数を設定し、その固有振動数に適合す
る免震アイソレータが選定される。
【0004】
【数1】
【0005】一般的には、構造物等の質量mが決まる
と、免震アイソレータ内のばね剛性によって免震アイソ
レータのばね定数kが求められ、目標の固有振動数f0
に設定される。従って、構造物等の質量が変わると、設
定された固有振動数が変わるので、その都度免震アイソ
レータを取り替える必要があった。上記のような従来の
免震アイソレータでは、免震アイソレータ内のばねの有
効長さLが固定されているため鉛直方向のばね剛性を変
更できないという問題があった。このため構造物等に免
震アイソレータを設置した後にその剛性を変更して、固
有振動数を調整することができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、免震ア
イソレータ内のばね有効長さLが固定されている従来の
装置では、ばね剛性を変えることができないため、ばね
定数kも変わらず、構造物等の質量変化に対応できなか
った。このため、構造物等に設置される機器の質量変化
が生じた場合には、固有振動数が変化してしまい、質量
変化に合わせた別の免震アイソレータに置き換えなけれ
ばならず、問題となっていた。
【0007】本発明は、上記の問題点を解消し、構造物
等の質量変化が生じた場合でも、免震アイソレータを別
のものに置き換えることをしないで、既設の免震アイソ
レータ内のばね剛性を変えることによって固有振動数を
設定値に調整することのできる免震アイソレータを提供
しようとするものである。また、これによって、建屋内
の天井走行クレーン等からの振動や騒音が操作室内の作
業員に及ばないようにして、労働環境の向上を図ろうと
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、ベース板と、同ベース板に平行な上
板と、上記ベース板と上板との間に装着された複数の要
素部材とからなり、構造部等の下部と同構造物等の荷重
を支持する基礎部との間に配設され構造物等を免震支持
する免震アイソレータ、及びこのような免震アイソレー
タを用いて免震支持される製鉄所用免震操作室におい
て、次の特徴を有するものである。
【0009】(1) その要素部材が、ベース板に対し
てその中心線が鉛直になるよう同ベース板に一端が取付
けられたコイルばねと、少なくとも一端が開き同端部の
内面に螺旋状凹部が形成されている筒状部を備え同筒状
部にその開放端から上記コイルばねの他端部が挿入され
上記螺旋状凹部によって同コイルばねと嵌合接続される
支持部材と、同支持部材の他端部を上記上板に対して固
定する固定手段と、上記コイルばねのベース板側の一部
に充填され一体化されたふっ素ゴム、シリコンゴム等の
高ダンピング能を有するダンピング部材とからなり、調
整時には、上記上板に対する固定を緩めて同支持部材を
その中心線の回りに回動させ、上記支持部材に設けられ
た螺旋状凹部に対する上記コイルばねの接続位置を移動
させ、コイルばねの有効長さを変更することのできる免
震アイソレータ。
【0010】(2) その要素部材が、ベース板に対し
てその中心線が鉛直になるよう同ベース板に一端が取付
けられたコイルばねと、少なくとも一端が開き同端部の
内面に螺旋状凹部が形成されている筒状部を備え同筒状
部にその開放端から上記コイルばねの他端部が挿入され
上記螺旋状凹部によって同コイルばねと嵌合接続される
支持部材と、同支持部材の他端部を上記上板に対して固
定する固定手段と、上記コイルばねとほぼ同等な全長の
円筒形をなしその外面に螺旋状凹部が形成され同螺旋状
凹部によって上記コイルばねの全長にわたって同ばねに
その内側から係合するふっ素ゴム、シリコンゴム等の高
ダンピング能を有するダンピング部材とからなり、調整
時には、上記上板に対する固定を緩めて同支持部材をそ
の中心線の回りに回動させ、上記支持部材に設けられた
螺旋状凹部に対する上記コイルばねの接続位置を移動さ
せ、コイルばねの有効長さを変更することのできる免震
アイソレータ。
【0011】(3) その要素部材が、ベース板に対し
てその中心線が鉛直になるよう同ベース板に一端が取付
けられたコイルばねと、少なくとも一端が開き同端部の
内面に螺旋状凹部が形成されている筒状部を備え同筒状
部にその開放端から上記コイルばねの他端部が挿入され
上記螺旋状凹部によって同コイルばねと嵌合接続される
支持部材と、同支持部材の他端部を上記上板に対して固
定する固定手段と、上端が上記支持部材内部に固定され
下端が同支持部材下端に達し上記コイルばねの上部の内
側に微小隙間を介して配置された円筒状部材とからな
り、上記支持部材に設けられた螺旋状凹部と上記円筒状
部材とによってコイルばねの上端部を挟んで同ばねの上
記螺旋状凹部からの外れを防止し、調整時には、上記上
板に対する固定を緩めて同支持部材をその中心線の回り
に回動させ、上記支持部材に設けられた螺旋状凹部に対
する上記コイルばねの接続位置を移動させ、コイルばね
の有効長さを変更することのできる免震アイソレータ。
【0012】(4) その要素部材が、ベース板に対し
てその中心線が鉛直になるよう同ベース板に一端が取付
けられたコイルばねと、少なくとも一端が開き同端部の
内面に螺旋状凹部が形成されている筒状部を備え同筒状
部にその開放端から上記コイルばねの他端部が挿入され
上記螺旋状凹部によって同コイルばねと嵌合接続される
支持部材と、同支持部材の他端部を上記上板に対して固
定する固定手段とからなり、調整時には、上記上板に対
する固定を緩めて同支持部材をその中心線の回りに回動
させ、上記支持部材に設けられた螺旋状凹部に対する上
記コイルばねの接続位置を移動させ、コイルばねの有効
長さを変更することのできる免震アイソレータ。
【0013】(5) その要素部材が、ベース板に対し
てその中心線が鉛直になるよう同ベース板に一端が取付
けられたコイルばねと、一端部の外面に螺旋状凸部が形
成され同端部が上記コイルばねの他端から同コイルばね
の中に挿入され上記螺旋状凸部によって同コイルばねと
嵌合接続される棒状の支持部材と、同支持部材の他端部
を上記上板に対して固定する固定手段とからなり、調整
時には、上記上板に対する固定を緩めて同支持部材をそ
の中心線の回りに回動させ、上記支持部材に設けられた
螺旋状凸部に対する上記コイルばねの接続位置を移動さ
せ、コイルばねの有効長さを変更することのできる免震
アイソレータ。
【0014】(6) 上記(1)、(2)、(3)、
(4)、又は(5)項に記載の免震アイソレータにおい
て、上板に対する支持部材の固定手段が、支持部材外面
に設けられたねじと同ねじに螺合する上下一対のねじ部
材からなり、同ねじ部材で上記上板を挟むことによって
支持部材を上板に固定する免震アイソレータ。
【0015】(7) 基礎部との間に免震アイソレータ
が配設されている製鉄所用免震操作室において、同免震
アイソレータとして上記(1)、(2)、(3)、
(4)、又は(5)項に記載の免震アイソレータが使用
されている製鉄所用免震操作室。
【0016】本発明の免震アイソレータによれば、構造
物等とその下の基礎部との間に配置された複数個の免震
アイソレータによって構造物等を免震支持するようにな
っている。
【0017】構造物等の質量が変わった場合には、支持
部材の固定手段を緩めた後、支持部材を回動させながら
同支持部材をコイルばねの軸方向に移動してばね有効長
さを変更し、免震アイソレータ内のばね剛性を調整し、
構造物等の固有振動数を適切な値に調節することができ
る。
【0018】また、上記支持部材がコイルばねの外側に
嵌合接続し接続部をコイルばねの支持点とする支持部材
の場合には、ばね有効長さを免震アイソレータ内の寸法
限界まで長く調整することができる。
【0019】また、前記コイルばねの基礎部側の一部を
ダンピング部材で充填一体化したものにおいては、コイ
ルばねの一部にダンピング部材の減衰作用が働く。
【0020】また、前記コイルばねの内側面に係合する
円筒状のダンピング部材を装着したものにおいては、コ
イルばねのばね作用とダンピング部材の減衰作用が併合
して働く。
【0021】また前記コイルばねの内側に円筒状部材を
配設したものにおいては、コイルばねの作動中にコイル
ばねの上端部が接続部から外れることが防止される。
【0022】また、前記支持部材の上板に対する固定手
段として、同支持部材の外面に設けられたねじと同ねじ
に螺合する上下一対のねじ部材から構成した場合には、
支持部材の上板に対する位置を任意かつ容易に固定する
ことができる。
【0023】また、製鉄所用免震操作室とその下の基礎
部との間に複数個の免震アイソレータを配設したものに
おいては、基礎部から伝播する振動は、鉛直方向に配設
されたコイルばねによって弱められ、コイルばねに嵌合
接続された支持部材から、同支持部材の固定手段を介し
て免震アイソレータの上部に伝えられ、操作室等の構造
物が免震支持される。操作室の質量が変わった場合に
は、支持部材の固定手段を緩めた後、支持部材を回動さ
せながら同支持部材をコイルばねの軸方向に移動してば
ね有効長さを変更し、免震アイソレータ内のばね剛性を
調整し、操作室の固有振動数を適切に調節することがで
きる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の第1形態に
係る免震アイソレータ20を構成する要素部材10Aの
側面図、図2は同実施形態の免震アイソレータ20の平
面図、図3は同免震アイソレータ20の側面図である。
【0025】図1において、1は基礎部9に設置される
免震アイソレータ20のベース板、2はベース板1上に
垂直に配置されたコイルばね、3はコイルばね2の途中
において一端を嵌合接続し、その接続部7をコイルばね
の支持点とする棒状の支持部材である。同支持部材の接
続部7にはコイルばね2の内側に嵌合する螺旋状凸部が
形成されており、他端には六角部3aが形成され、接続
部7と六角部3aとの間にねじ3bが形成されている。
4は免震アイソレータ20の上板、5は支持部材のねじ
3bに螺合する受座である。6はストッパーで、受座5
に一体的に固定され、受座5を回転できるように外面が
六角形状をなしている。支持部材3の一端の接続部7と
ベース板1との距離がばねの有効長さLである。上記の
図1のように構成された要素部材10Aが、図2〜3で
示すように4箇所に配置されて1個の免震アイソレータ
20に組立てられている。そして、この免震アイソレー
タ20が、例えば製鉄所内の操作室設備では、図9〜1
0に示すように、操作室(構造物12)の下部に配置さ
れる。
【0026】上記の免震アイソレータ20は、一般に構
造物等の下に複数個配置され、基礎部9からの振動を免
震支持する。基礎部9から伝播される振動は、鉛直方向
に配設されたコイルばね2によって弱められ、コイルば
ね2に嵌合接続された支持部材3から支持部材の固定手
段を介して免震アイソレータ20の上板4に伝えられ免
震支持される。
【0027】免震アイソレータ20を構造物等へ設置し
た後に、構造物等の質量が変わった場合には、個々の要
素部材10Aの支持部材3に係合しているストッパー6
を廻して受座5を緩めた後、支持部材3の六角部3aを
回転させながら、支持部材3をコイルばね2の中心線の
方向に移動してばね有効長さLを変更し、コイルばね2
の剛性を調整し、免震アイソレータ20の固有振動数を
設定値に調節する。そして、調整後は再度ストッパー6
を固定する方向に廻し、一対の受座5によって支持部材
3を上板4に固定して使用する。
【0028】製鉄所用免震操作室の構造物とその下の基
礎部との間に配設された複数個の上記免震アイソレータ
によって同操作室を免震支持した場合には、基礎部から
伝播する振動は、鉛直方向に配設されたコイルばねによ
って弱められ、コイルばねに嵌合接続された支持部材か
ら、同支持部材の固定手段を介して、免震アイソレータ
の上部に伝えられ操作室が免震支持される。本実施形態
の要素部材は、ばね有効長さを調整することができるの
で、免震アイソレータを設置した後に操作室の質量が変
わった場合には、支持部材の上板に対する固定手段を緩
めた後、支持部材を回動させながらコイルばねの中心線
方向に移動してばねの有効長さを変更し、コイルばねの
剛性を変化させて、操作室の固有振動数を調整して、最
適状態で免震することができる。また、建屋内の天井走
行クレーン等からの振動や騒音が操作室内の作業員に及
ばないので、労働環境の向上を図ることができる。以下
に述べる他の実施形態の要素部材を用いた免震アイソレ
ータを配設した製鉄所用免震操作室においても、上記と
同様な効果がもたらされる。
【0029】図4は上記装置において固有振動数を変更
した例を示す図であり、(a)は振動伝達率τの定義説
明図、(b)は固有振動数f0 と振動伝達率τとの関係
図である。この例は、初期設定値が線のように、f01
=3Hzであった固有振動数を、免震アイソレータ20内
のばねの有効長さLを変更することによって固有振動数
を高くし、線のようにf02=5Hzに変更した例を示し
ている。
【0030】本発明は、上記のように、免震アイソレー
タ20を設置した後に構造物の質量が変わった場合で
も、コイルばねの有効長さLを変更することによってコ
イルばねの剛性を変化させて、構造物の固有振動数を望
ましい設定値となるよう調整することができる。なお、
この免震アイソレータ20を製鉄所の操作室の下部に配
置した例では、操作室の固有振動数を5Hzに設定した
時に、製鉄機械からの周波数10〜80Hzの振動を、
1/2〜1/10に低減することができた。
【0031】図5は本発明の実施の第2形態に係る免震
アイソレータの要素部材10Bの側面図である。本実施
形態は支持部材が、コイルばね2の外側に嵌合接続する
部材で構成されたものである。図において、13はコイ
ルばね2の外側に一端を嵌合接続し、その接続部17を
コイルばねの支持点とする筒状の支持部材である。同支
持部材の接続部17にはコイルばね2の外側に嵌合する
螺旋状凹部が形成されており他端には六角部13aが形
成され、同支持部材の外面には上記六角部から接続部1
7に向けてねじ13bが全長に渡って形成されている。
15は支持部材13のねじ13bに螺合する六角ナット
からなる上下一対のストッパーであり、上板4を上下か
ら挟んでいる。コイルばね2の有効長さLは、支持部材
13の下端とベース板1との間隔により変更することが
できる。その他の構成は前記第1実施形態の図1と同じ
ものとなっており、支持部材13は上下のストッパー1
5によって上板4へ固定されている。上述のように構成
された免震アイソレータの要素部材10Bが、図2に示
したものと同様に、上板4とベース板1との間の4箇所
に配置されて1個の免震アイソレータが構成される。そ
して、この免震アイソレータが、例えば製鉄所用免震操
作室では、図9〜10に示すように、操作室(構造物1
2)の下部に配置される。
【0032】本実施形態では、上記のように支持部材1
3が、コイルばねの外側に嵌合接続し接続部をコイルば
ねの支持点とする支持部材となっているので、ばね有効
長さLを免震アイソレータ内の寸法限界の上板4の近傍
まで延長して調整することができる。上記以外の作用・
効果は第1実施形態と同じである。
【0033】図6は本発明の実施の第3形態に係る免震
アイソレータの要素部材10Cの側面図である。本実施
形態は前記第2実施形態の要素部材10B(図5)を基
にして、コイルばね2の内側面に係合する円筒状のダン
ピング部材18を装着して構成したものである。図6に
おいて、ダンピング部材18はコイルばね2の内側に係
合し装着される円筒状のものであって、同ダンピング部
材18の外周面には、コイルばね2の形状に合わせて螺
旋状の凹部が形成され、同凹部にコイルばね2が嵌合し
て組み付けられる。このダンピング部材18は、高ダン
ピング能を有する材料が使用され、例えば、ふっ素ゴ
ム、シリコンゴム等のゴム材料から構成されている。な
お、図6では、コイルばね2の略全長に亘りダンピング
部材18を取付けた例を示しているが、この長さを任意
に選択して、ダンピング力を変えることができる。その
他の構成は前記第2実施形態(図5)のものと同じであ
る。上記のように構成された要素部材10Cが図2に示
したものと同様に4箇所に配置されて、1個の免震アイ
ソレータに組立てられる。そして、この免震アイソレー
タが、例えば製鉄所用免震操作室では、図9〜10に示
すような操作室(構造物12)の下部に配置される。
【0034】本実施形態では、上記のようにコイルばね
2の内側面に係合する円筒状のダンピング部材18が装
着されているので、基礎部9から伝播される振動に対し
て、コイルばね2のバネ作用とダンピング部材18の減
衰作用とが併合して働くことができる。
【0035】図7は本発明の実施の第4形態に係る免震
アイソレータの要素部材10Dの側面図である。本実施
形態は前記第2実施形態の要素部材10B(図5)を基
にして、コイルばね2の基礎部9に近い側の一部をダン
ピング部材19で充填一体化して構成したものである。
図7において、ダンピング部材19は、コイルばね2の
下部に装着され、コイルばね2の基礎部9に近い側の一
部を覆うように充填一体化して成形されており、このダ
ンピング部材19の中にコイルばね2がすっぽり浸かっ
た状態で成形されている。このダンピング部材19は、
高ダンピング能を有する材料が使用され、例えば、ふっ
素ゴム、シリコンゴム等のゴム材料から構成されてい
る。なお、図ではコイルばね2の有効長さLの内、寸法
1 の部分にダンピング部材19が取付けられている状
態を示している。この寸法L1 と寸法L2 の長さを選択
し、ダンピング力を変えることができる。その他の構成
は前記第2実施形態(図5)と同じである。上記のよう
に構成された要素部材10Dが、図2に示したものと同
様に4箇所に配置されて、1個の免震アイソレータに組
立てられている。そして、この免震アイソレータが、例
えば製鉄所用免震操作室では、図9〜10に示すような
操作室(構造物12)の下部に配置される。
【0036】本実施形態では、上記のようにコイルばね
2の基礎部9に近い側の一部をダンピング部材19で充
填一体化して構成しているので、コイルばね2の寸法L
1 の部分にはバネ作用とダンピング部材19の減衰作用
とが一体化して働き、さらに、寸法L2 の部分にはバネ
作用が働くことによって、基礎部9から伝播される運動
が大きく変動しても減衰作用が効果的に働く。
【0037】図8は本発明の実施の第5形態に係る免震
アイソレータの要素部材10Eの側面図である。本実施
形態は前記第2実施形態の要素部材10B(図5)を基
にして、コイルばね2上部の内側に円筒状部材21を配
置して構成したものである。図8において、円筒状部材
21は、支持部材13の六角部13aから垂設され、コ
イルばね2の内側に微小隙間を有して配置され、コイル
ばね2の上端部を、接続部17と円筒状部材21とで挟
むように構成している。なお、図8では、円筒状部材2
1の長さは、支持部材13と略同寸法に配置されてい
る。その他の構成は前記第2実施形態(図5)と同じで
ある。本実施形態の円筒状部材21は、前記第4実施形
態の要素部材10D(図7)に適用することもできる。
上記のように構成された要素部材10Eが、図2に示し
たものと同様に4箇所に配置されて、1個の免震アイソ
レータに組立てられている。そして、この免震アイソレ
ータが、例えば製鉄所用免震操作室では、図9〜10に
示すような操作室(構造物12)の下部に配置される。
【0038】本実施形態では、上記のようにコイルばね
2の上部の内側に円筒状部材21を配置して構成してい
るので、コイルばね2は、振動を受けて上下方向に作動
しても、接続部17から外れることが防がれる。
【0039】
【発明の効果】本発明の免震アイソレータにおいては、
要素部材が、ベース板に対して中心線を垂直にして同ベ
ース板に一端が取付けられたコイルばねと、一端部で同
コイルばねと嵌合接続される筒状部を有する支持部材ま
たは棒状の支持部材と、同支持部材の他端部を上記上板
に対して固定する固定手段とからなり、調整時には上記
上板に対する固定を緩めて上記支持部材をその中心線回
りに回動させ、上記コイルばねとの接続部を移動させば
ねの有効長さを変更するので、免震アイソレータを設置
した後に、構造物の質量が変わった場合でも、コイルば
ねの剛性を変化させて構造物の固有振動数を望ましい値
に調整することができる。更に、固有振動数の変更が可
能であるから、1種類の免震アイソレータを汎用的に用
いることができる。
【0040】上記支持部材が、少なくとも一端が開き同
端部の内面に螺旋状凹部が形成されている筒状部を備え
同筒状部にその開放端から上記コイルばねの他端部が挿
入され上記螺旋状凹部によって同コイルばねと嵌合接続
され、同接続部をコイルばねの支持点とするものにおい
ては、ばね有効長さが免震アイソレータ内の寸法限界ま
で長く調整することができる。
【0041】上記コイルばねのベース板側の一部をダン
ピング部材で充填一体化し、同ダンピング部材がふっ素
ゴム、シリコンゴム等の高ダンピング能を有する材料か
ら構成されているものにおいては、基礎部から伝播する
振動が大きく変動しても、ダンピング部材の減衰作用が
効果的に働くことができる。
【0042】上記コイルばねの内側面に、同内側面に係
合する円筒状のダンピング部材を装着し、同ダンピング
部材として、ふっ素ゴム、シリコンゴム等の高ダンピン
グ能を有する材料が使用されているものにおいては、コ
イルばねのばね作用とダンピング部材の減衰作用を併合
して作用させることができる。
【0043】上記コイルばねの内側に円筒上部材を配置
し、支持部材に設けられた螺旋状凹部(接続部)と上記
円筒状部材とによってコイルばねの上端部を挟むよう構
成したものにおいては、コイルばねが上記螺旋状凹部か
ら外れることを防止することができる。
【0044】支持部材を上板に固定する手段が、支持部
材の外面に形成されたねじと、同ねじに螺合し上板を挟
む上下一対のねじ部材からなるものにおいては、上板に
対する支持部材の固定位置を任意に設定し、また容易に
固定することができる。
【0045】基礎部との間に、ばね有効長さを調整する
ことのできる本発明の免震アイソレータを配設した製鉄
所用免震操作室においては、免震アイソレータを設置し
た後に操作室の質量が変わった場合でも、コイルばねの
剛性を変化させて操作室の固有振動数を調整することが
できる。これによって、建屋内の天井走行クレーン等か
らの振動や騒音が操作室内の作業員に及ばないので、労
働環境の向上を図ることができる。
【0046】以上のように、本発明の免震アイソレータ
は、コイルばねの有効長さを調整することによって、固
有振動数を任意に設定できるので、汎用性、経済性の高
い免震アイソレータを提供することができ、さらに、コ
イルばねにダンピング部材を組み合わせることによっ
て、バネ作用と減衰作用が効果的に働く免震アイソレー
タを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る免震アイソレー
タの要素部材の側面図。
【図2】同免震アイソレータの平面図。
【図3】同免震アイソレータの側面図。
【図4】同免震アイソレータにおいて固有振動数を変更
した例を示す図であり、(a)は振動伝達率τの定義説
明図、(b)は固有振動数f0 と振動伝達率τとの関係
図である。
【図5】本発明の実施の第2形態に係る免震アイソレー
タの要素部材の側面図。
【図6】本発明の実施の第3形態に係る免震アイソレー
タの要素部材の側面図。
【図7】本発明の実施の第4形態に係る免震アイソレー
タの要素部材の側面図。
【図8】本発明の実施の第5形態に係る免震アイソレー
タの要素部材の側面図。
【図9】一般的な免震アイソレータの配置図。
【図10】一般的な免震アイソレータの配置図。
【図11】従来の免震アイソレータの平面図。
【図12】同従来の免震アイソレータの側面図。
【符号の説明】
1 ベース板 2 コイルばね 3 支持部材(棒状) 4 上板 5 受座 6 ストッパー 7 接続部 9 基礎部 10A,10B,10C,10D,10E 免震アイ
ソレータの要素部材 11 基礎架構 12 構造物 13 支持部材(筒状) 15 ストッパー 17 接続部 18 ダンピング部材 19 ダンピング部材 20,20X 免震アイソレータ 21 円筒状部材 L ばね有効長さ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース板と、同ベース板に平行な上板
    と、上記ベース板と上板との間に装着された複数の要素
    部材とからなり、構造部等の下部と同構造物等の荷重を
    支持する基礎部との間に配設され構造物等を免震支持す
    る免震アイソレータにおいて、上記要素部材が、上記ベ
    ース板に対してその中心線が鉛直になるよう同ベース板
    に一端が取付けられたコイルばねと、少なくとも一端が
    開き同端部の内面に螺旋状凹部が形成されている筒状部
    を備え同筒状部にその開放端から上記コイルばねの他端
    部が挿入され上記螺旋状凹部によって同コイルばねと嵌
    合接続される支持部材と、同支持部材の他端部を上記上
    板に対して固定する固定手段と、上記コイルばねのベー
    ス板側の一部に充填され一体化されたふっ素ゴム、シリ
    コンゴム等の高ダンピング能を有するダンピング部材と
    からなり、調整時には、上記上板に対する固定を緩めて
    同支持部材をその中心線の回りに回動させ、上記支持部
    材に設けられた螺旋状凹部に対する上記コイルばねの接
    続位置を移動させ、コイルばねの有効長さを変更するこ
    とを特徴とする免震アイソレータ。
  2. 【請求項2】 ベース板と、同ベース板に平行な上板
    と、上記ベース板と上板との間に装着された複数の要素
    部材とからなり、構造部等の下部と同構造物等の荷重を
    支持する基礎部との間に配設され構造物等を免震支持す
    る免震アイソレータにおいて、上記要素部材が、上記ベ
    ース板に対してその中心線が鉛直になるよう同ベース板
    に一端が取付けられたコイルばねと、少なくとも一端が
    開き同端部の内面に螺旋状凹部が形成されている筒状部
    を備え同筒状部にその開放端から上記コイルばねの他端
    部が挿入され上記螺旋状凹部によって同コイルばねと嵌
    合接続される支持部材と、同支持部材の他端部を上記上
    板に対して固定する固定手段と、上記コイルばねとほぼ
    同等な全長の円筒形をなしその外面に螺旋状凹部が形成
    され同螺旋状凹部によって上記コイルばねの全長にわた
    って同ばねにその内側から係合するふっ素ゴム、シリコ
    ンゴム等の高ダンピング能を有するダンピング部材とか
    らなり、調整時には、上記上板に対する固定を緩めて同
    支持部材をその中心線の回りに回動させ、上記支持部材
    に設けられた螺旋状凹部に対する上記コイルばねの接続
    位置を移動させ、コイルばねの有効長さを変更すること
    を特徴とする免震アイソレータ。
  3. 【請求項3】 ベース板と、同ベース板に平行な上板
    と、上記ベース板と上板との間に装着された複数の要素
    部材とからなり、構造部等の下部と同構造物等の荷重を
    支持する基礎部との間に配設され構造物等を免震支持す
    る免震アイソレータにおいて、上記要素部材が、上記ベ
    ース板に対してその中心線が鉛直になるよう同ベース板
    に一端が取付けられたコイルばねと、少なくとも一端が
    開き同端部の内面に螺旋状凹部が形成されている筒状部
    を備え同筒状部にその開放端から上記コイルばねの他端
    部が挿入され上記螺旋状凹部によって同コイルばねと嵌
    合接続される支持部材と、同支持部材の他端部を上記上
    板に対して固定する固定手段と、上端が上記支持部材内
    部に固定され下端が同支持部材下端に達し上記コイルば
    ねの上部の内側に微小隙間を介して配置された円筒状部
    材とからなり、上記支持部材に設けられた螺旋状凹部と
    上記円筒状部材とによってコイルばねの上端部を挟んで
    同ばねの上記螺旋状凹部からの外れを防止し、調整時に
    は、上記上板に対する固定を緩めて同支持部材をその中
    心線の回りに回動させ、上記支持部材に設けられた螺旋
    状凹部に対する上記コイルばねの接続位置を移動させ、
    コイルばねの有効長さを変更することを特徴とする免震
    アイソレータ。
  4. 【請求項4】 ベース板と、同ベース板に平行な上板
    と、上記ベース板と上板との間に装着された複数の要素
    部材とからなり、構造部等の下部と同構造物等の荷重を
    支持する基礎部との間に配設され構造物等を免震支持す
    る免震アイソレータにおいて、上記要素部材が、上記ベ
    ース板に対してその中心線が鉛直になるよう同ベース板
    に一端が取付けられたコイルばねと、少なくとも一端が
    開き同端部の内面に螺旋状凹部が形成されている筒状部
    を備え同筒状部にその開放端から上記コイルばねの他端
    部が挿入され上記螺旋状凹部によって同コイルばねと嵌
    合接続される支持部材と、同支持部材の他端部を上記上
    板に対して固定する固定手段とからなり、調整時には、
    上記上板に対する固定を緩めて同支持部材をその中心線
    の回りに回動させ、上記支持部材に設けられた螺旋状凹
    部に対する上記コイルばねの接続位置を移動させ、コイ
    ルばねの有効長さを変更することを特徴とする免震アイ
    ソレータ。
  5. 【請求項5】 ベース板と、同ベース板に平行な上板
    と、上記ベース板と上板との間に装着された複数の要素
    部材とからなり、構造部等の下部と同構造物等の荷重を
    支持する基礎部との間に配設され構造物等を免震支持す
    る免震アイソレータにおいて、上記要素部材が、上記ベ
    ース板に対してその中心線が鉛直になるよう同ベース板
    に一端が取付けられたコイルばねと、一端部の外面に螺
    旋状凸部が形成され同端部が上記コイルばねの他端から
    同コイルばねの中に挿入され上記螺旋状凸部によって同
    コイルばねと嵌合接続される棒状の支持部材と、同支持
    部材の他端部を上記上板に対して固定する固定手段とか
    らなり、調整時には、上記上板に対する固定を緩めて同
    支持部材をその中心線の回りに回動させ、上記支持部材
    に設けられた螺旋状凸部に対する上記コイルばねの接続
    位置を移動させ、コイルばねの有効長さを変更すること
    を特徴とする免震アイソレータ。
  6. 【請求項6】 上板に対する支持部材の固定手段が、支
    持部材外面に設けられたねじと同ねじに螺合する上下一
    対のねじ部材からなり、同ねじ部材で上記上板を挟むこ
    とによって支持部材を上板に固定することを特徴とする
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、又は請求項
    5に記載の免震アイソレータ。
  7. 【請求項7】 基礎部との間に免震アイソレータが配設
    されている製鉄所用免震操作室において、上記免震アイ
    ソレータとして請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、又は請求項5に記載の免震アイソレータが使用され
    ていることを特徴とする製鉄所用免震操作室。
JP19899096A 1996-03-15 1996-07-29 免震アイソレータ及び製鉄所用免震操作室 Pending JPH09303483A (ja)

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