JP2005181898A - 防音装置及びその制振装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手続】AMD1は、壁面100に取り付けられた基板26、上支持板21、これに取り付けられた板バネ22、これから吊り下げ支持された振動マス23、これを壁面100の振動とは逆位相で振動させるリニアモータ部5、振動センサ4、その検出値によって壁の振動を減少させるように制御する操作制御盤3、等で構成されていて、振動系の固有振動数の調整が容易で制振効果の大きいものである。防音装置は、このようなAMDを必要数だけ最適に配置して構成された装置である。
【選択図】 図1
Description
前記壁面に取り付けられる壁面加振装置と前記振動騒音を減少させるように前記壁面加振装置を作動させる作動装置とを備えた制振装置を有し、
前記壁面加振装置は、前記壁面から張り出すように前記壁面に取り付けられた支持部と、板面が前記壁面に平行になるように前記支持部に取り付けられた板バネと、該板バネに取り付けられて支持された振動質量保有体と、前記作動装置で作動されて前記振動質量保有体を前記壁面の振動とは逆の位相で振動させるリニアモータ部と、を備えている、
ことを特徴とする。
前記壁面に取り付けられる壁面加振装置と前記振動騒音を減少させるように前記壁面加振装置を作動させる作動装置とを有し、
前記壁面加振装置は、前記壁面から張り出すように前記壁面に取り付けられた支持部と、板面が前記壁面に平行になるように前記支持部に取り付けられた板バネと、該板バネに取り付けられて支持された振動質量保有体と、前記作動装置で作動されて前記振動質量保有体を前記壁面の振動とは逆の位相で振動させるリニアモータ部と、を備えている、
ことを特徴とする。
防音装置は、振動することがある壁やパネル等の表面である壁面100から発生する振動騒音を減少させる装置であり、制振装置であるAMD1を構成する壁面加振装置としての本体部分2と、同様にAMD1を構成する作動装置としての操作制御盤3及び振動センサ4を有する。そして本例では、壁面100に対して本体部分2が壁面100の制振効果が大きくなるような適当な配置で4台設けられていて、これらに対して操作制御盤3が1台設けられている。又、振動センサ4は、それぞれの本体部分2に取り付けられていて、本体部分2を介して振動する壁面100の加速度を検出している。
例えば壁面100に4台のAMD1が装着されていて、騒音源になる機械類等が運転されて壁面100が周波数Nで加速度αa1 の振動をして、それによって周波数Nで最大の振動騒音D1 が発生し、これを目的とする値D2 までΔDだけ下げるために振動加速度をαa1 /3にする必要があるとすれば、AMD1の操作制御盤3の設定器31で、振動加速度の設定値αsをαa1 /3に設定する。
一方、主として板バネ22及び可動マス23からなる振動系は、予め壁面の振動周波数Nを測定しておくことにより、その固有振動数NoがNになるように作製されている。即ち、前記の如く、可動マス23の質量Mに対応して、板バネ22のL、B、t、等が振動系の固有振動数をNにするように定められている。
1)AMDの概略仕様
可動マスの質量 :20kg
板バネの寸法 :長さ100 mm×幅70mm×厚み5mm(図2,3 に示すL×B×t)
振動系の固有振動数:60Hz
リニアモータの最大電流:1アンペア(電圧100V)
壁面に加えられる最大振動力:50N
2)AMDを装着した壁面仕様
寸法及び壁面体 :高さ2570mm×幅995mmで質量720kgのコンクリート壁
固定状態 :上下の水平端面部2点及び垂直端面部2点の4点を壁枠に押しつ け固定
初期振動状態 :振動数60Hz×加速度2.3m/s2 (加振器で加振)
制振装置 :上記AMDを1台取付
3)試験結果 :図5に示すとおり
AMDを取り付けただけで作動させないときの最大騒音時の音圧レベルは、周波数N=60HzのときにD1 =79.8dBであったが、上記の如く固有振動数No をNと同じ60HzにしたAMDを作動させると、最大騒音時の音圧レベルD2 が70.3dBになり、Δd=9.5dBという大幅な減音効果を得ることができた。このときのリニアモータの電流値Iは84mAで、振動加速度αs=αaは1.7m/s2 であった。なお、図示の如く、固有振動数No とある程度近い範囲の周波数の振動騒音に対しても効果があり,その値を相当量下げられるという結果も得られた。
本例の防音装置は、図2、3に示すAMD1に加えて吸音パネル6を有する。吸音パネル6は、壁面100が空気伝播音を受けることがあるときに、この空気伝播音を減少させるように壁面100に取り付けられるものであり、AMD1を囲うように空間部61を備えている。即ち、グラスウール等からなる吸音材62、これを囲う表面側の多孔板63、仕切多孔板64、空間部61を覆う蓋多孔板65、裏面の壁側の枠板66、上下のカバー67、等で形成されている。
2 本体部分(壁面加振装置)
3 操作制御盤(作動装置)
4 振動センサ(作動装置)
21 上支持板(支持部)
22a 板面
22 板バネ
23 可動マス(振動質量保有体)
5 リニアモータ部
6 吸音パネル
61 空間部
Claims (3)
- 振動することがある壁面から発生する振動騒音を減少させる防音装置において、
前記壁面に取り付けられる壁面加振装置と前記振動騒音を減少させるように前記壁面加振装置を作動させる作動装置とを備えた制振装置を有し、
前記壁面加振装置は、前記壁面から張り出すように前記壁面に取り付けられた支持部と、板面が前記壁面に平行になるように前記支持部に取り付けられた板バネと、該板バネに取り付けられて支持された振動質量保有体と、前記作動装置で作動されて前記振動質量保有体を前記壁面の振動とは逆の位相で振動させるリニアモータ部と、を備えている、
ことを特徴とする防音装置。 - 前記壁面は空気伝播音を受けることがあり、該空気伝播音を減少させるように前記壁面に取り付けられる吸音パネルであって前記壁面加振装置を囲うように空間部を備えた吸音パネルを有することを特徴とする請求項1に記載の防音装置。
- 振動することがある壁面から発生する振動騒音を減少させる防音装置に使用される制振装置において、
前記壁面に取り付けられる壁面加振装置と前記振動騒音を減少させるように前記壁面加振装置を作動させる作動装置とを有し、
前記壁面加振装置は、前記壁面から張り出すように前記壁面に取り付けられた支持部と、板面が前記壁面に平行になるように前記支持部に取り付けられた板バネと、該板バネに取り付けられて支持された振動質量保有体と、前記作動装置で作動されて前記振動質量保有体を前記壁面の振動とは逆の位相で振動させるリニアモータ部と、を備えている、
ことを特徴とする制振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003425735A JP2005181898A (ja) | 2003-12-22 | 2003-12-22 | 防音装置及びその制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003425735A JP2005181898A (ja) | 2003-12-22 | 2003-12-22 | 防音装置及びその制振装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005181898A true JP2005181898A (ja) | 2005-07-07 |
Family
ID=34785508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003425735A Pending JP2005181898A (ja) | 2003-12-22 | 2003-12-22 | 防音装置及びその制振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005181898A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010206562A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Panasonic Corp | 平板スピーカ |
WO2012140980A1 (ja) * | 2011-04-12 | 2012-10-18 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | 平行移動装置、マイケルソン干渉計、およびフーリエ変換分光分析装置 |
KR20190124918A (ko) * | 2018-04-27 | 2019-11-06 | 현대자동차주식회사 | 진동 감쇄가 가능한 차량의 컴프레서 및 이의 제어 방법 |
AU2022220830B2 (en) * | 2021-02-12 | 2023-12-14 | FSD Active Limited | Vibration control |
-
2003
- 2003-12-22 JP JP2003425735A patent/JP2005181898A/ja active Pending
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