JP3466154B2 - 放射騒音低減デバイス - Google Patents

放射騒音低減デバイス

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JP3466154B2
JP3466154B2 JP2001008997A JP2001008997A JP3466154B2 JP 3466154 B2 JP3466154 B2 JP 3466154B2 JP 2001008997 A JP2001008997 A JP 2001008997A JP 2001008997 A JP2001008997 A JP 2001008997A JP 3466154 B2 JP3466154 B2 JP 3466154B2
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秀和 小林
彰哲 井上
誠 青木
尚 山下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、騒音の中でも特に
低周波騒音を低減させるものであり、より詳しくは、振
動体が発生する騒音と位相の異なる振動を生成して、振
動体より発生する騒音を打ち消すことにより、騒音を低
減させる騒音低減デバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、振動体や振動パネルから放射され
る騒音に関しては、遮音材、吸音材、防振材又は制振材
等を使用して、様々な騒音低減対策がなされている。し
かしながら、これらの吸音特性、遮音特性及び制振特性
は高周波帯域では効果発揮しているが、低周波数域では
殆ど効果が期待できない現状である。
【0003】騒音低減の方法として、特開2000−2
84785号公報の放射音低減パネルでは、振動伝達に
より加振されて放射音を発生するパネルにおいて、所定
の振動時における音響インテンシティ分布が正となる領
域の板厚を音響インテンシティ分布が負となる領域の板
厚よりも薄くなるように構成している。
【0004】また、特開2000−265593号公報
の防音材は、発音体の外部に取付けられ、前記発音体の
騒音を低減する防音材であり、この防音材は複数の振動
体と各振動体を支える板状遮音体とを備えており、各振
動体が板状遮音体の少なくとも片面上に固定されてお
り、各振動体が互いに所定の間隔で離間しており、前記
発音体の放射音によって各振動体が振動するものであ
る。
【0005】さらに、特開平06−149271号公報
の遮音パネルでは、パネルと、これを励振するアクチェ
ータと、パネルの振動を検出する振動センサーと、騒音
検出センサーと、各センサーから入力される電気信号に
対して演算を施して騒音と逆位相でパネルを励振させる
ようにアクチェータを駆動する駆動部とからなる遮音パ
ネルにおいて、前記駆動部は、複数の振動センサーから
の電気信号をパネルから放射される放射音圧に換算する
換算回路を有し、この放射音圧が小さくなるようにパネ
ルを励振させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
000−284785号公報の放射音低減パネルのよう
に、音響インテンシティ分布により板厚を変える方法
は、板材から放射される近接音響インテンシティ分布を
実測するために手間が掛かり、しかも板厚をどの程度薄
くすればいいかが正確に把握できない。従って、あくま
でも、ある特定の周波数帯域に限定される。
【0007】また、特開2000−265593号公報
の防音材では、発音体からの放射音で振動体を振動させ
る方法であり、振動体の振動の大きさを制御できないた
め大きな吸音効果は期待できない。さらに、特開平06
−149271号公報の遮音パネルでは、アクチュエー
タを用いてパネル振動を制振するアクティブな方法であ
り、低周波数帯域になるほど装置が大掛かりとなり消費
電力が大きくなる。このように、前述した各種の騒音低
減方法では、特定周波数に限定されたり、電力が必要で
あるため停電時に作用しない等の問題が存在する。本発
明は、これらの課題を解決するためになされたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1では、振動体に取付けられ、前記
振動体と位相が異なる振動を生成して振動体から放射さ
れる騒音を打ち消す騒音低減デバイスであって、前記デ
バイスが、アームにより保持された一対の錘と、該錘を
支持する保持板と、前記錘及び支持板を保持する各保持
部と、前記アーム間を連結する騒音放射用パネルと、よ
り構成した放射騒音低減デバイスとしている。
【0009】また、請求項2では、前記保持部と前記錘
との間に所定の間隔を設け、振動体からの振動入射位置
である保持部と相対振動を生成する錘の位置を相違させ
ることにより、振動体と錘の相対振動で生ずるモーメン
トを利用した放射騒音低減デバイスとしている。
【0010】また、請求項3では、前記保持部と前記錘
との間に所定の間隔を設け、振動体からの振動入射位置
である保持部と相対振動を生成する錘の位置を相違させ
ることにより、振動体と錘の相対振動で生ずる相対変位
からなる角変位を利用した放射騒音低減デバイスとして
いる。
【0011】なお、請求項4では、前記錘を、前記アー
ムに取付位置調整可能に取付け、振動体からの振動入力
位置と相対振動を生成する錘との距離を調整することに
より、騒音放射用パネルの振動を可変とした放射騒音低
減デバイスとしている。さらに、請求項5では、前記保
持部に前記アームを回動自在に取付けた放射騒音低減デ
バイスとしている。
【0012】請求項6では、振動体に取付けられ、前記
振動体と位相が異なる振動を生成して振動体から放射さ
れる騒音を打ち消す騒音低減デバイスであって、前記デ
バイスが、アームの先端に保持された一対の錘と、前記
アームを支持する各支持部と、前記支持部間を連結する
騒音放射用パネルと、より構成した放射騒音低減デバイ
スとしている。
【0013】また、請求項7では、振動体に取付けら
れ、前記振動体と位相が異なる振動を生成して振動体か
ら放射される騒音を打ち消す騒音低減デバイスであっ
て、前記デバイスが、アームの先端に保持された錘と、
前記アームを支持する支持部と、騒音放射パネルの一端
を支持する支持部と、前記支持部間を連結する騒音放射
用パネルと、より構成した放射騒音低減デバイスとして
いる。
【0014】なお、請求項8では、前記騒音放射用に補
強梁が取付けられており、請求項9では、振動体と保持
部又は支持部との間に弾性体を設けた放射騒音低減デバ
イスとしている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づいて詳説するが、本実施形態はこれに限定さ
れるものではなく適宜変更して実施が可能である。振動
体が放射する音響強度は次式で与えられる。 I=∫ρcu|u|ds 上記式において、Iは音響強度、ρは媒質の密度、cは
音速、uは粒子速度(振動体の振動速度)、sは面積で
ある。粒子速度は方向をもつので、音響強度は方向をも
つベクトル量である。従って、振動体と逆位相の振動パ
ネルを置けば、お互いに逆方向の音響強度を持ち、打ち
消し合って、トータルの放射音響強度は小さくなる。
【0016】また、振動体の振動は振動周波数に応じ
て、ある振動モードで振動するが、振動体の表面を細分
化すれば、細分化された部分面はほぼ同位相で振動する
ことになる。従って、同位相で振動する任意の面積から
放射される騒音を低減するデバイスを、其々の細分化さ
れた部分に適用すれば、トータルとして放射音響強度は
小さくできる。この考えに基づき、本発明の騒音低減デ
バイスは、振動体の細分化された部分に取付けて、逆位
相の振動を生成させるものである。
【0017】図1は、振動数比に対する基礎励振される
物体の無次元応答線図である。騒音低減デバイスは振動
体から支持部を介して励振される基礎励振系を構成す
る。振動理論によれば、物体の質量m、ばねk、減衰c
で構成される1自由度の基礎励振系では、物体と振動体
との相対振動Zの基礎励振振幅Xに対する比(Z/X)
は図1で与えられる。図1において横軸は基礎励振周波
数fの固有振動数に対する比(f/f0)で、ζは減衰比
を示している。また、振動系の固有振動数f0は次式で
与えられる。 f0=(1/2π)√(k/m) 振動体の振動周波数がこの固有振動数より十分に大きけ
れば、相対振動の位相は180度遅れ、振動振幅は振動
体の振幅とほぼ等しくなる。従って、相対振動を利用す
れば、振動体と逆位相の振動を得ることができる。
【0018】図2は本発明の請求項1〜3に係る実施形
態の一例を示したもので、(a)は正面図であり、
(b)は平面図である。図において放射騒音低減デバイ
スは振動体Aの上面に取付けられており、アーム1によ
り保持された一対の錘2と、該錘2を支持する支持板3
と、前記錘2及び支持板3を保持する各保持部4と、前
記アーム1間を連結する騒音放射用パネル5と、より構
成されている。なお、支持板3は保持部4に固定或いは
回動自在に取付けられるものとする。
【0019】振動体Aの上面には、適宜な間隔を設けて
一対の保持部4を対向して取付けている。該保持部4の
対向面には、上部に3本のアーム1の一端を取付け、下
部には錘2を支える支持板3の基端部を取付ける。な
お、該支持板3は板バネやコイルバネ等を用いる。錘2
は、下部に3本のアーム1を通す貫通穴21をあけると
共に、該貫通穴21と直角方向に両側から固定ピンの挿
入穴22をあける。これにより、該錘2は3本のアーム
1によって保持され、固定ピンによって固定されると共
に、支持板3により下部を支持されている。また、騒音
放射用パネル5は、各アーム1間にヒンジ7を用いて結
合されている。
【0020】なお、図2は騒音低減デバイスを振動体A
の上面に設置した一例を示したが、振動体Aの下面に設
置する場合には、錘2の自重による落ちこみを防止する
ために、支持板3で該錘2を吊設すればよい。錘2は、
自重により次式で与えられる変位量だけ変位し、静的に
釣り合う状態で保持される。 x=mg/k 上記式においてxは自重変位量、mは騒音低減デバイス
の可動部質量(錘、アーム、騒音放射パネルの等価質
量)、gは重力加速度、kは支持板のばね定数である。
ばね定数は目的とする騒音低減の最低周波数fにより次
式で選定される。k<(2πf)2
【0021】相対振動で生ずるモーメントを利用した、
請求項2に係る実施形態について図2により説明する。
相対振動で生ずるモーメントを利用するためには、錘と
保持部(励振位置)とを同位置にせず離間させる必要が
ある。図2において、錘2をアーム1で保持し、該アー
ム1の基端部を保持部4で保持することにより、前記錘
2と保持部4との間に間隔Xを設けることで、錘2の荷
重にアーム1の長さを掛けたモーメントがアーム1に作
用する。
【0022】相対振動で生ずる相対変位からなる角変位
を利用した、請求項3に係る実施形態について図2によ
り説明する。前記と同様に、錘2と保持部4とを離間さ
せることにより、該錘2と該保持部4との間には相対変
位(傾き角)が生じ、錘2は回転振動する。また、錘2
と騒音放射パネル5の取付け位置を離間することで、逆
位相を生ずる騒音放射パネル5の振動を調整することが
可能となり、保持部4と錘2の距離より錘2と騒音放射
パネル5との距離を大きくすることで振動体Aが発生す
る振動より大きな振動を生成することができる。騒音低
減を行なうためには、振動体Aの振動に対して90°〜
270°の相対変位が必要であり、180°の時が逆位
相となり最も効果的である。
【0023】振動体からの放射騒音は振動体の振動モー
ドに依存しており、振動体が複数の節で同じ大きさの正
負の振動に分割されれば、正負の振動がお互いにソース
とシンクの働きをし、放射騒音を大幅に低減させること
ができる。このソースとシンクが等分に無い場合や、特
に、振動体全体がほぼ同位相で振動するモードの時に
は、振動体はソースのみでシンクがないため、大きな放
射騒音となる。振動体のソースの振動に対し、シンクに
あたる逆位相で振動する騒音低減パネルを前記振動体に
付与することで放射騒音を低減することができる。
【0024】図3は、本発明の請求項4に係る実施形態
を示す要部正面図である。図において、錘2は、下部に
3本のアーム1をスライド自在に通す貫通穴21があけ
られている。これにより、該錘2は3本のアーム1によ
って保持されると共に、該アーム1の基端からヒンジ7
間において適宜位置に移動させることが可能となる。振
動体Aからの振動入力位置と相対振動を生成する錘2と
の距離を調整することにより、逆位相の騒音放射用パネ
ル5の振動を可変とすることができる
【0025】逆位相の騒音放射用パネル5の面積と振動
体Aの騒音放射面積との比は適宜変更することができ
る。これに伴い、保持部から錘までの距離Lに対し錘か
らヒンジまでの距離Mを変更することで、振動体Aから
の放射騒音と逆位相の騒音放射パネル5からの放射騒音
が打ち消しあって騒音が低減される。例えば、逆位相の
騒音放射用パネル5の面積を振動体Aの騒音放射面積の
1/2とした場合は、逆位相の騒音放射用パネル5の振
動振幅を振動体Aの振動振幅の1.4倍にすれば大きな
騒音低減が得られる。そこで、保持部から錘までの距離
Lに対し錘からヒンジまでの距離Mを1.4倍とする
と、振動体Aからの放射騒音と逆位相の騒音放射パネル
5からの放射騒音が打ち消しあって騒音が低減される。
【0026】図4は、本発明の請求項5に係る実施形態
を示す要部正面図である。図においてアーム1の基端部
は拡径されて、その中心部には穴11を貫設する。該穴
11にはピン12が挿入され、アーム1はピン12を支
点として上下に回動することができる。前記構成とする
ことにより、錘2は保持部4と傾き角を保って運動する
ので、騒音放射パネル5の振動振幅の予測が容易にでき
る。
【0027】図5は本発明の請求項6に係る実施形態の
一例を示したもので、(a)は正面図であり、(b)は
平面図である。図において、アーム1aの先端に保持さ
れた一対の錘2aと、該アーム1aの基端部を支持する
各支持部8と、各支持部8間を連結する騒音放射用パネ
ル5aと、より構成されている。振動体Aの上面には、
適宜な間隔を設けて一対の支持部8を対向して取付る。
該支持部8の上部には、先端部より基端部にかけて勾配
を形成した4本のアーム1aの基端部を取付ける。ま
た、両支持部8の間には騒音放射パネル5aの両端部を
結合又はヒンジで回動自在に軸支する。なお、騒音放射
パネル5aの中央面には、該騒音放射パネル5aの局所
変形を防止するために補強梁9を取付けている。
【0028】このような構成とすることにより、振動体
Aが振動すると、錘2aとアーム1aの長さを掛けた大
きさのモーメントが騒音放射パネル5aに作用し、該騒
音放射パネル5aが振動体Aと逆位相でたわみ振動す
る。この騒音放射パネル5aから放射される逆位相の騒
音により、振動体Aから放射する騒音を打ち消して低減
する。
【0029】図6は本発明の請求項第7〜8に係る実施
形態の一例を示したもので、(a)は正面図でり、
(b)は平面図である。図において、アーム1aの先端
に保持された錘2aと、該アーム1aの基端部を支持す
る支持部8と、騒音放射用パネル5aの一端を支持する
支持部8aと、前記支持部8,8a間を連結する騒音放
射用パネル5aとより構成されている。振動体Aの上面
には、適宜な間隔を設けて支持部8,8aを取付ける。
一方の支持部8の上部には、先端部より基端部にかけて
勾配を形成した4本のアーム1aの基端部を取付ける。
また、該支持部8には騒音放射パネル5aの端部を固定
又はヒンジで回動自在に軸支する。なお、他方の支持部
8aの上部には、前記騒音放射パネル5aの他端部を固
定する。また、前記騒音放射パネル5aの他端部を支持
部8aに回動自在に取付けてもよい。騒音放射パネル5
aの中央面には、該騒音放射パネル5aの局所変形を防
止するために補強梁9を取付けている。このような構成
とすることにより、振動体Aが振動すると、騒音放射パ
ネル5aは逆位相で振動する。この騒音放射パネル5a
から放射される逆位相の騒音が、振動体Aから放射する
騒音を打ち消して低減する。
【0030】図7は本発明の請求項8に係る実施形態の
一例を示す正面図である。図において、両支持部8の基
端部と振動体Aとの間に弾性体10を設けている。該弾
性体10には、ゴム、合成樹脂、発泡金属、バネ等を用
いる。弾性体10を設けることにより、高次周波数の振
動が騒音放射パネル5aに伝達し難くなり、より効果的
な逆位相の騒音放射パネル5aとすることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明による放射騒音低減デバイスは、
アームにより保持された一対の錘と、該錘を支持する支
持板と、前記錘及び支持板を保持する各保持部と、前記
アーム間を連結する騒音放射用パネルとより構成されて
おり、振動体と錘の相対振動で生ずるモーメント及び振
動体と錘の相対振動で生ずる相対変位からなる角変位を
利用したものである。また、前記錘を、前記アームに取
付位置調整可能に取付け、振動体からの振動入力位置と
相対振動を生成する錘との距離を調整することにより、
騒音放射用パネルの振動を可変としている。
【0032】従って、特定の周波数帯域に限定されるこ
となく、広い周波数帯域において、振動体の振動の大き
さに対応した騒音を効果的に低減することができる。ま
た、電力等を必要としないので、高価な設備費やランニ
ングコストを必要とすることなく騒音低減を実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】振動数比に対する基礎励振される物体の無次元
応答線図である。
【図2】本発明の請求項1〜3に係る実施形態の一例を
示したもので、(a)は正面図であり、(b)は平面図
である。
【図3】本発明の請求項4に係る実施形態を示す要部正
面図である。
【図4】本発明の請求項5に係る実施形態を示す要部正
面図である。
【図5】本発明の請求項6に係る実施形態の一例を示し
たもので、(a)は正面図であり、(b)は平面図であ
る。
【図6】本発明の請求項第7〜8に係る実施形態の一例
を示したもので、(a)は正面図でり、(b)は平面図
である。
【図7】本発明の請求項8に係る実施形態の一例を示す
正面図である。
【符号の説明】
1,1a アーム 2,2a 錘 3 支持板 4 保持部 5,5a 騒音放射用パネル 8.8a 支持部 9 補強梁 10 弾性体 A 振動体 L 保持部から錘までの距離 M 錘からヒンジまでの距離 X 間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 尚 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社明石工場内 (56)参考文献 特開 平9−292884(JP,A) 特開 平12−122670(JP,A) 特開 平8−305373(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10K 11/16 F16F 15/02 G10K 11/178

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動体に取付けられ、前記振動体と位相
    が異なる振動を生成して振動体から放射される騒音を打
    ち消す騒音低減デバイスであって、前記デバイスが、ア
    ームにより保持された一対の錘と、該錘を支持する支持
    板と、前記錘及び支持板を保持する各保持部と、前記ア
    ーム間を連結する騒音放射用パネルと、よりなる放射騒
    音低減デバイス。
  2. 【請求項2】 前記保持と前記錘との間に所定の間隔を
    設け、振動体からの振動入射位置である保持部と相対振
    動を生成する錘の位置を相違させて、振動体と錘の相対
    振動で生ずるモーメントを利用したことを特徴とする請
    求項1記載の放射騒音低減デバイス。
  3. 【請求項3】 前記保持部と前記錘との間に所定の間隔
    を設け、振動体からの振動入射位置である保持部と相対
    振動を生成する錘の位置を相違させて、振動体と錘の相
    対振動で生ずる相対変位からなる角変位を利用したこと
    を特徴とする請求項1記載の放射騒音低減デバイス。
  4. 【請求項4】 前記錘を、前記アームに取付位置調整可
    能に取付け、振動体からの振動入力位置と相対振動を生
    成する錘との距離を調整することにより、騒音放射用パ
    ネルの振動を可変とすることを特徴とする請求項1〜3
    いずれかに記載の放射騒音低減デバイス。
  5. 【請求項5】 前記保持部に前記アームを回動自在に取
    付けたことを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の
    放射騒音低減デバイス。
  6. 【請求項6】 振動体に取付けられ、前記振動体と位相
    が異なる振動を生成して振動体から放射される騒音を打
    ち消す騒音低減デバイスであって、前記デバイスが、ア
    ームの先端に保持された一対の錘と、前記アームを支持
    する各支持部と、前記支持部間を連結する騒音放射用パ
    ネルと、よりなる放射騒音低減デバイス。
  7. 【請求項7】 振動体に取付けられ、前記振動体と位相
    が異なる振動を生成して振動体から放射される騒音を打
    ち消す騒音低減デバイスであって、前記デバイスが、ア
    ームの先端に保持された錘と、前記アームを支持する支
    持部と、騒音放射パネルの一端を支持する支持部と、前
    記支持部間を連結する騒音放射用パネルと、よりなる放
    射騒音低減デバイス。
  8. 【請求項8】 前記騒音放射用パネルに補強梁を取付け
    たことを特徴とする請求項1〜7いずれかに記載の放射
    騒音低減デバイス。
  9. 【請求項9】 振動体と保持部又は支持部との間に弾性
    体を設けたことを特徴とする請求項1〜8記載の放射騒
    音低減デバイス。
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