JPH09303006A - 引 手 - Google Patents

引 手

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JPH09303006A
JPH09303006A JP11660996A JP11660996A JPH09303006A JP H09303006 A JPH09303006 A JP H09303006A JP 11660996 A JP11660996 A JP 11660996A JP 11660996 A JP11660996 A JP 11660996A JP H09303006 A JPH09303006 A JP H09303006A
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Izumi Hayakawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引手を貫通孔にワンタッチで取付けすること
ができるようにして、引手の取付け作業の効率化を図
る。 【解決手段】 引手1は、表面に指掛凹部22,32を
有するケーシング21,31とこのケーシング21,3
1の表面周囲に張り出しされるフランジ部23,23と
を備える一組の引手本体2,3が形成される。一組の引
手本体2,3には引戸4の厚み方向に突出する係入体2
4,34とこの係入体24,34の係入を受容する受穴
26,36とがそれぞれ対向して設けられる。そして、
引戸4に穿設した貫通孔41の両面からケーシング2
1,31が嵌入されたときに係入体24,34と受穴3
6,26とが弾性係止して組付けされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建具や家具等の引
戸や扉類に取り付けられる引手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来引戸類に取り付けされる引手90
は、図10に示されるように、表面に指掛凹部92を有
するケーシング91と、その表面周囲に外方へ向かって
張り出しされるフランジ部93とを備えて構成されてい
る。
【0003】上記引手90の取り付けに際しては、引戸
94に掘込穴95を設け、この掘込穴95にケーシング
91を埋設し、指掛凹部92の上壁96と下壁97とか
ら掘込穴95の側壁へとくぎ98をそれぞれ打ち込みし
て固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、くぎ98を
上壁96と下壁97とに垂直に打ち込みして取り付けす
る場合には、指掛凹部92の上下寸法で金槌の打ち込み
ストロークが規制されるために、打ち込みに力を加えら
れないものであった。特に、上壁96に向けて下側から
打ち上げ作業することは、著しく面倒となるものであ
り、いずれにしても組付け作業に手間と時間とがかかる
ものであった。
【0005】また、打ち込み作業に際しては、指掛凹部
92から離れる前面側から斜めにくぎ98を打ち込みが
ちとなるもので、斜め打ち込みしたときにはくぎ98の
頭部が上壁96と下壁97とから斜めに露出するおそれ
が避けられなかった。くぎ98の頭部が僅かでも斜めに
露出すると、使用者の指先に触れてしまう可能性があっ
た。
【0006】さらに、引戸94を継続使用すると、開閉
時の柱等との衝撃の繰り返しによってくぎ98が上壁9
6と下壁97とから早期に浮き出てくることがある。そ
の結果、使用者の指先に触れるばかりか、引手90が脱
落することが懸念される。
【0007】くぎ98に代えてねじを使用することもあ
るが、ねじ込みに際には、ドライバーが指掛凹部92に
規制されて斜めから使用されるもので、依然作業が面倒
となるものであった。また、叙述と同様に斜めの露出と
浮き出しとが避けられないものであった。
【0008】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、引手を掘込穴に簡単にワンタッチで取り付
けし、安全性を高めるようにした引手を提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために創案された引手であって、請求項1にに
おいて、表面に指掛凹部を有するケーシングとこのケー
シングの表面周囲に張り出しされるフランジ部とを備え
てなる一組の引手本体が形成され、引手本体には戸の厚
み方向へ突出する係入体とこの係入体の係入を受容する
受穴とがそれぞれ対向して設けられ、戸に穿設した貫通
孔の両面からケーシングが嵌入されたときに係入体と受
穴とが弾性係止して組付けされる。
【0010】この手段によると、戸に穿設された貫通孔
の両面から一組の引手本体双方のケーシングを貫通孔の
内壁に沿って嵌入すると、係入体が対向して設けられた
受穴に戸の厚み具合に応じて無段階で係入する。その結
果、弾性作用によって係止された状態で一組の引手本体
が組付けされ、戸に取付けされる。
【0011】また、請求項2の引手において、表面に指
掛凹部を有するケーシングとこのケーシングの表面周囲
に張り出しされるフランジ部とを備えてなる引手本体
と、表面に平面状のカバー部を有するとともに前記ケー
シングの外径位置に対応して突設される複数のガイドポ
ストを備えるカバー本体とから成り、引手本体とカバー
本体とには戸の厚み方向へ突出する係入体とこの係入体
の係入を受容する受穴とがそれぞれ対向して設けられ、
戸に穿設した貫通孔の両面からケーシングとガイドポス
トとが嵌入されたときに係入体と受穴とが弾性係止して
組付けされる。
【0012】この手段によると、戸に穿設された貫通孔
の両面から引手本体のケーシングとカバー本体の複数の
ガイドポストとを貫通孔の内壁にあてがって嵌入する
と、係入体が対向して設けられた受穴に戸の厚み具合に
応じて無段階で係入する。その結果、弾性作用により係
止された状態となり、一面には引手本体が設けられ、他
面にはカバー本体が設けられた状態で組付けされる。
【0013】また、請求項3において、係入体がフラン
ジ部又はカバー部の裏面から突設されるガイドポストに
設けられている。
【0014】この手段によると、係入体と受穴とが貫通
孔内で係止された状態で引手が取付けされる。
【0015】また、請求項4において、係入体が弾性を
有する部材により受穴の径よりも大径に形成される。
【0016】この手段によると、係入体と受穴とは弾性
作用によって係入体が縮径した状態で係止され、引手が
取付けされる。
【0017】また、請求項5において、係入体が円筒状
に形成され、戸の厚み方向に切り込みが設けられてい
る。
【0018】この手段によると、係入体と受穴とは、切
り込みによる弾性作用によって係入体が縮径した状態で
係止され、引手が取付けされる。
【0019】また、請求項6において、受穴は、フラン
ジ部又はカバー部の裏面から突設されるガイドポストに
設けられている。
【0020】この手段によると、係入体と受穴とが貫通
孔内で係止された状態で引手が取付けされる。
【0021】また、請求項7において、係入体と受穴と
が複数列設けられている。
【0022】この手段によると、引手は係入体と受穴と
の係止する位置が多くなるので、確実に係止されて引手
は取付けされる。
【0023】また、請求項8において、複数列設けられ
た係入体と受穴とがそれぞれケーシング又はカバー部の
対角に略対称形に設けられている。
【0024】この手段によると、引手の取付時に引手本
体の向きを問わず引手は組付けされる。また、少なくと
も4ヵ所で係入体と受穴とが係止し、確実に引手が取付
けされる。
【0025】さらに、請求項9において、一組の引手本
体が同一形状から成る。
【0026】この手段によると、引手の取付時に引手本
体の向きを上下反転させても戸の両面から引手が取付け
される。また、引手の運搬、保管が簡素化される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図6は、引戸の両面に引手
を取付ける場合の一実施の形態を示したものである。
【0028】引手1は、同一の形状を有する一組の引手
本体2,3から概略構成される。引手本体2,3はそれ
ぞれ全体が樹脂成形されるのが好ましい。
【0029】引手本体2は、表面に指掛凹部22を有す
るケーシング21とこのケーシング21の表面に張り出
しされるフランジ部23とを有し、一組の引手本体2,
3を組付けるための係入体24、及びこの係入体24の
係入を受容する受穴26とから構成される。
【0030】前記ケーシング21は、指掛凹部22の埋
込側の外径となる外壁211と、係入体24の基部の外
径となるガイドポスト212と、受穴26の外径となる
ガイドポスト213とを有する。図示するように、外壁
211は貫通孔41と左右方向に同一幅を有する平面視
略矩形に形成することができ、ガイドポスト212,2
13はそれぞれ平面視円状に形成し、貫通孔41の上下
方向の内壁42a,42bと当接する位置に設けること
ができる。したがって、外壁211とガイドポスト21
2,213とが貫通孔41の外径となり、それぞれ外径
を同一のまま底面21aまで延長する。
【0031】係入体24は、前記受穴26と引手本体2
の上下に対向してフランジ部23の裏面23aから戸の
厚み方向に向けて突設されたガイドポストに設けられ
る。本実施の形態においては、ケーシング21の上壁2
1bの方向に設けられたガイドポスト212から引戸4
の厚みに対応させて突設させることができ、図示するよ
うに引手本体3のケーシング31の厚みと略同寸にする
ことができる。係入体24は円筒状に形成することがで
き、受穴36の径よりも僅かに大径に形成することが好
ましく、一方その剛性を保つために厚肉で形成するのが
好ましい。また、図4に示すように、その先端には受穴
36への入り込みを容易にするために先端に向かって幅
狭となる傾斜面24aを形成するのが好ましく、受穴3
6への係入時に弾性変形をし易くするための切り込み2
5を戸の厚み方向に沿って設け、断面略C字形に形成す
ることができる。さらに、係入体24の外周面には受穴
36への係入後に摩擦によって係止状態を保持するた
め、凸状の係止部24bを形成することができる。
【0032】受穴26は、係入体24と上下に対向して
フランジ部23の裏面23aから戸の厚み方向に向けて
突設されたガイドポストに設けられる。本実施の形態に
おいては、ケーシング21の下壁21cの方向にケーシ
ング21の厚みと略同寸の長さを有して設けられたガイ
ドポスト213を穿孔して設けることができる。
【0033】次に、引手1の引戸4への取付け動作につ
いて説明する。まず、引戸4には,引手本体2,3を取
付ける位置に貫通孔41を穿設する。貫通孔41の両面
からケーシング21,31を貫通孔41の内壁42に沿
って嵌入させる。引手本体2,3に突設された係入体2
4,34は、それぞれ対となる引手本体3,2に設けら
れた受穴36,26の開口部36a,26aから受穴3
6,26への係入を開始すると、傾斜面24a,34a
に案内されて受穴36,26へ侵入し、部材の弾性力及
び切り込み25,35を介して縮径した状態となって無
段階で係入する。そして、係入体24,34と受穴3
6,26とが弾性係止して引手本体2と引手本体3の組
付けがなされる。係入体24,34及び受穴26,36
とは引戸4の厚み方向に一定の長さを有し無段階で係入
するので、引戸4の厚みに応じて引戸4の表面43とフ
ランジ部23,33の裏面23a,33aとの間に隙間
の生じない状態で係止される。なお、引手本体2,3を
係止させた場合、係入体24,34の外周面に設けられ
た係止部24b,34bと受穴26,36の内壁との摩
擦によって、その係止状態が維持される。
【0034】以上より、本実施の形態によれば、引手1
は一組の引手本体2,3を引戸4に穿設された貫通孔4
1の両面から嵌入させ、係入体24,34をそれぞれに
対向する受穴36,26に弾性力を利用して係止させる
だけのワンタッチで、引手本体2と引手本体3とを組付
けすることができる。また、係入体24,34と受穴2
6,36とがそれぞれ引戸4の厚み方向に一定の長さを
有し、無段階で係入するので、引戸4の厚みに応じて引
戸4の表面43とフランジ部23,33の裏面23a,
33aとの間に隙間の生じない状態で引手本体2,3を
組付けすることができる。
【0035】さらに、引手本体2,3の形状を同一形状
としたことにより、一つの型で量産することができる。
しかも、引手1の運搬、保管等についても簡素化が図ら
れる。
【0036】図7は、引戸の一面に引手を取付ける場合
の一実施の形態を示したものである。
【0037】本実施の形態における引手1は、引手本体
2とカバー本体5とから概略構成される。なお、引手本
体2については、前述の実施の形態と同様の構成を採用
しているので説明を省略する。また、カバー本体5につ
いても引手本体2と同様の形状等を有する構成部分につ
いては説明を省略する。
【0038】カバー本体5は、表面に平面状のカバー部
52を有するとともに対となる引手本体2のケーシング
21の外径位置に対応して突設される複数のガイドポス
ト51と、一組の引手本体2,3を組付けるための係入
体54及び受穴56とから構成される。なお、引手本体
2と同様、カバー本体5についても全体が樹脂成形され
るのが好ましい。
【0039】ガイドポスト51は、引手1の取付けの際
の位置決めのためにカバー本体5に複数設けられるもの
であって、本実施の形態においては、係入体54の外径
となるガイドポスト512と受穴56の外径となるガイ
ドポスト513とがカバー部52の裏面から突設されて
いる。図示するように、ガイドポスト512,513は
それぞれ平面視円状に形成し、貫通孔41の上下方向の
内壁42a,42bと当接する位置に設けることができ
る。したがって、ガイドポスト51(512,513)
は貫通孔41の外径となり、その外径を同一のまま引戸
4の厚みに対応させて延長する。そして、このガイドポ
スト51に係入体54と受穴56とが設けられている。
【0040】次に、引手本体2とカバー本体5との取付
け動作について説明する。引戸4に穿設した貫通孔41
の両面からケーシング21とガイドポスト51を貫通孔
41の内壁42に沿って嵌入させる。係入体24,54
は、それぞれ対となる引手本体2、カバー本体5の受穴
56,26の開口部56a,26aから受穴56,26
への係入を開始すると、傾斜面24a,54aに案内さ
れて受穴56,26へ侵入し、部材の弾性力及び切り込
み25を介して縮径した状態となって無段階で係入す
る。その他の動作は、前述の実施の形態と同様であり、
これにより、引手本体2とカバー本体5とが弾性係止し
て組付けされる。
【0041】以上より、本実施の形態によれば、収納用
引戸の如く引戸の片面に引手を必要としないような場合
においてもワンタッチで、貫通孔41を閉塞させて引手
本体2とカバー本体5とを組み付けることができる。
【0042】なお、本実施の形態においては、係入体5
4と受穴56の外径をガイドポスト51として用いた
が、引手本体2のケーシング21を上下に切断した形状
のガイドポストを取り付けたり、また引手本体2に備え
られたケーシング21と同様のケーシングを備える構成
とすることもできる。
【0043】図8は、係入体についての他の実施の形態
を示したものである。
【0044】本実施の形態は、引手本体6,7に係入体
としてスプリングピン64,74を後付けで押込んだ引
手1を示す。即ち、引手本体6について説明すると、フ
ランジ部63の裏面から戸の厚み方向に向けてケーシン
グ61の上下に設けられたガイドポスト612,613
を穿孔して受穴66,67を設けることができる。この
受穴66,67にそれぞれスプリングピン64,74が
湾曲した状態で押し込みによって取り付けされる。
【0045】これによると、弾性を有するスプリングピ
ン64,74を引手本体6に設けられ受穴66,67に
押し込んだ後に引手本体6,7を引戸4に嵌入させるこ
とにより簡単に引手1を取り付けすることができる。
【0046】図9は、係入体と受穴についての他の実施
の形態を示したものである。
【0047】上述の実施の形態においては、係入体と受
穴とをそれぞれ単数設けたものを示したが、係入体8
4、受穴86をそれぞれ一つの引手本体8に対して複数
個設けることもできる。即ち、係入体84についてケー
シング81の上下に対角に位置するようにして係入体8
4a,84bを突設させる。一方、受穴86についても
係入体84a,84bに並設させて86a,86bを設
けることができる。図示するように、係入体84と受穴
86をケーシング81の上下で対角で対称形となるよう
に設けるのが好ましい。
【0048】これによると、係入体84と受穴86とが
ケーシング81の対角にそれぞれ上下対称形となるよう
に配置して並設させたので、引手本体8の上下方向を気
にすることなく組付けすることができるとともに、この
ような構成とすることで、少なくとも4ヵ所で係止状態
を得ることができるので、安定した状態で引手1の組付
けを行うことができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、戸に穿設
された貫通孔の両面から嵌入させ、弾性力を利用して係
入体をそれぞれに対向する受穴に弾性係止させるだけの
ワンタッチで引手を戸の両面に簡単且つ正確に取付ける
ことができるので、引手の取付け時間の短縮等、作業の
効率化を図ることができる。しかも引手からくぎやねじ
等を排除することができた。また、係入体と受穴とをそ
れぞれ戸の厚み方向に一定の長さを有して形成し、無段
階で係入するので、戸の厚みに応じて、戸の表面とフラ
ンジ部との間に隙間の生じない安定した状態で引手本体
を組付けすることができる。
【0050】また、請求項2記載の発明によれば、収納
用引戸の如く引戸の片面に引手を必要としないような場
合においてもワンタッチで、貫通孔を閉塞させて引手を
取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る引手の一実施の形態を示
す分解斜視図である。
【図2】図2は、引手の引戸への取付け前の断面図であ
る。
【図3】図3は、引手の引戸への取付け後の断面図であ
る。
【図4】図4は、係入体の拡大側面図である。
【図5】図4は、図2のA−A線の断面図である。
【図6】図6は、図3のB−B線の断面図である。
【図7】図7は、本発明に係る引手の他の実施の形態を
示す分解斜視図である。
【図8】図8は、本発明に係る引手の他の実施の形態を
示す斜視図である。
【図9】図9は、本発明に係る引手の他の実施の形態を
示す斜視図である。
【図10】図10は、従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 引手 2,3,6,7,8 引手本体 4 引戸 5 カバー本体 21,31 ケーシング 22,32 指掛凹部 23,33 フランジ部 24,34,54 係入体 25,35,55 切り込み 26,36,56,66, 67,76,77,86 受穴 41 貫通孔 51 ガイドポスト 52 カバー部 64,74 スプリングピン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に指掛凹部を有するケーシングとこ
    のケーシングの表面周囲に張り出しされるフランジ部と
    を備えてなる一組の引手本体が形成され、引手本体には
    戸の厚み方向へ突出する係入体とこの係入体の係入を受
    容する受穴とがそれぞれ対向して設けられ、戸に穿設し
    た貫通孔の両面からケーシングが嵌入されたときに係入
    体と受穴とが弾性係止して組付けされる引手。
  2. 【請求項2】 表面に指掛凹部を有するケーシングとこ
    のケーシングの表面周囲に張り出しされるフランジ部と
    を備えてなる引手本体と、表面に平面状のカバー部を有
    するとともに前記ケーシングの外径位置に対応して突設
    される複数のガイドポストを備えるカバー本体とから成
    り、引手本体とカバー本体とには戸の厚み方向へ突出す
    る係入体とこの係入体の係入を受容する受穴とがそれぞ
    れ対向して設けられ、戸に穿設した貫通孔の両面からケ
    ーシングとガイドポストとが嵌入されたときに係入体と
    受穴とが弾性係止して組付けされる引手。
  3. 【請求項3】 係入体は、フランジ部又はカバー部の裏
    面から突設されるガイドポストに設けられている請求項
    1,2記載の引手。
  4. 【請求項4】 係入体が弾性を有する部材により受穴の
    径よりも大径に形成される請求項1〜3記載の引手。
  5. 【請求項5】 係入体は円筒状に形成され、戸の厚み方
    向に切り込みが設けられている請求項1〜4記載の引
    手。
  6. 【請求項6】 受穴は、フランジ部又はカバー部の裏面
    から突設されるガイドポストに設けられている請求項
    1,2記載の引手。
  7. 【請求項7】 係入体と受穴とが複数列設けられている
    請求項1〜6記載の引手。
  8. 【請求項8】 複数列設けられた係入体と受穴とがそれ
    ぞれケーシング又はカバー部の対角に略対称形に設けら
    れている請求項7記載の引手。
  9. 【請求項9】 一組の引手本体が同一形状である請求項
    1,3〜8記載の引手。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006249857A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Japan Uniflow Co Ltd スイングドア及びドアパネルの製造方法
KR20180003774A (ko) * 2016-07-01 2018-01-10 김용갑 중공형상의 슬라이드 도어의 끼움결합형 손잡이 결합구조

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