JPH061479Y2 - 車両用収納ボックスにおけるドアの取付け装置 - Google Patents

車両用収納ボックスにおけるドアの取付け装置

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JPH061479Y2
JPH061479Y2 JP1988026609U JP2660988U JPH061479Y2 JP H061479 Y2 JPH061479 Y2 JP H061479Y2 JP 1988026609 U JP1988026609 U JP 1988026609U JP 2660988 U JP2660988 U JP 2660988U JP H061479 Y2 JPH061479 Y2 JP H061479Y2
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JP
Japan
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mounting
door
piece
hinge piece
box body
Prior art date
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JP1988026609U
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JPH01133050U (ja
Inventor
富美男 辻
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Kojima Industries Corp
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Kojima Industries Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両用コンソールボックスやグローブボッ
クスなどの収納ボックスにおけるドアの取付け装置に関
するものである。
(従来の技術) 従来、自動車のコンソールボックスのドアの取付けはビ
ス等を用いて締付け固定する形式のものが多かった。し
かし、ビス締め作業の煩わしさ等の理由から、ビスによ
らずにドアの取付けを行なう形式のものがいくつか開発
されてきた(例えば、実公昭59-42275号公報)。
このものは、本体側に保持部を形成し、ドア側にはこの
保持部を弾性的に挟持する挟持部を形成し、特に装着作
業を容易にするために挟持部にスリット状の分割溝を設
けたものである。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記の形式のものは、次のような解決すべき課
題がある。即ち、閉止状態からドアを開放操作しようと
した場合、ドアは後向きに水平方向の力が作用する。こ
のような場合、ドアの保持部を挟持部から抜取る方向の
力となって作用することになるが、この形式のように、
ドアの保持力が挟持部の弾性力に依存しかつ保持部がこ
の力の作用方向に差込んであるものでは、抜脱のおそれ
がある。
上記の形式のものにおいて、この問題を解決するには、
弾性力の増強を図ることが考えられるが、これでは装着
作業が困難となってしまう。
そこで本考案は装着作業が容易であり、かつドアの外れ
防止を有効に達成しうる取付け装置を提供することを目
的とした。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案は、ボックス本体
と、この本体を閉蓋するドアとからなる車両用収納ボッ
クスにおいて、前記ボックス本体の一部にはドアに対す
る取付け面を有する取付片を形成しかつこの取付片に
は、その取付け面とその背面にわたってドアを装着する
ための装着部を貫通する一方、ドア側には前記取付け面
に密着するヒンジ片をインテグラルヒンジを介して折曲
げ可能に連接するとともに、このヒンジ片において取付
け面と対向する側の面には、前記装着部に対して差込ま
れた後に取付け面に沿って一方向の装着方向へスライド
変位されることによって取付け面に対して抜け止め状態
で係合する抜け止め凸部を突出し、さらにヒンジ片の一
部には前記装着方向とは逆の離脱方向への同ヒンジ片の
抜けを規制するために、前記ドアの装着時にボックス本
体側に係合する係止部を形成し、しかも前記抜け止め凸
部は、前記装着部に嵌挿される軸部と、該軸部の先端に
張り出されかつ前記ヒンジ片が装着方向へスライド変位
されたときに前記取付片の背面に係合して抜止めをなす
鉤部とを備え、前記ドアを開いたときは、そのドアの開
き動作に基づく荷重が前記ヒンジ片の離脱方向へ作用す
ることがないように前記ヒンジ片の装着方向が設定され
ている。
(作用) 前記したように構成される車両用収納ボックスにおける
ドアの取付け装置において、ボックス本体に対しドアを
装着する場合、ドアのヒンジ片に突設した抜け止め凸部
の軸部をボックス本体の取付片に貫通した装着部に嵌挿
するとともに、前記取付片の取付面に沿って前記ヒンジ
片を装着方向へスライド変位させることで、前記抜け止
め凸部の鉤部が前記取付片の背面に係合して抜止めをな
すとともに、係止部がボックス本体に係合し、これによ
ってドアの装着が完了する。
前記したように、ボックス本体に対しドアが装着された
状態において、ドアを開き動作したときは、そのドアの
開き動作に基づく荷重が前記ヒンジ片の離脱方向へは作
用することがないため、ドアの外れが確実に防止され
る。
(実施例) 以下、本考案を具体化した実施例を図面にしたがって詳
細に説明する。
第1図から第3図は本考案の第1実施例を示すものであ
る。
図において、1は合成樹脂材にて形成された自動車用の
コンソールボックスであり、そのボックス本体2は上方
へ開口する箱型となっており、各壁は二重壁構造として
ある。また、ボックス本体2の後壁は他の壁よりも厚く
形成されており、その上端面にはドア3に対する取付け
面4が断差状にかつ水平に形成されている。そして、こ
の取付け面4と内壁面との境界縁には窓部5が上方へ向
けて開口している。そして取付け面4には、ドア3に対
する装着部としての差込み溝6が窓部5側へU字状に開
口して2か所に切り欠き形成されている。また、取付け
面4の両側に位置するボックス本体2の内壁面の適所に
は左右一対の係止穴7が貫通している。
ドア3はボックス本体2を閉蓋可能に形成され、かつそ
の後縁には薄肉のインテグラルヒンジ8を介してヒンジ
片9が折曲げ可能に一体形成されている。このヒンジ片
9はボックス本体2の取付け面4を覆いうる大きさに形
成され、かつその先端に折曲げ片10を形成して窓部5
も覆うようにしてある。また、ヒンジ片9において取付
け面4と対向する側の面には、前記両差込み溝6と対応
して一対の抜け止め凸部11が形成されている。両抜け
止め凸部11は対応する差込み溝6に遊挿可能な軸部1
1aとこの軸部11aの先端に鉤状に張り出して差込み
溝6に対する抜け止めを果す鉤部11bとから形成され
ている。さらに、ヒンジ片9の左右両側縁には一対の係
止用突起12が張出し形成されており、それぞれ対応す
る係止穴7にそれぞれ係合可能であり、主にドア3全体
の前進に関するがた付きを規制する役割を果す。
なお、13はドア3の開度規制を行なうためのチェック
アームであり、ボックス本体2の開口縁に貫通する挿通
穴14に対して差込まれてドア3が所定開度、開放した
際に挿通穴14の開口縁に係合するようになっている。
引き続き、上記のように形成された本例の作用効果を具
体的に説明する。
ドア3の組付け手順について説明すると、まず両抜け止
め凸部11の軸部11aを、対応する差込み溝6の開口
側にそれぞれ適合させる。そしてこの状態のまま、ドア
3全体を後方へスライドさせて軸部11aを差込み溝6
の終端に至らせる。しかして、抜け止め凸部11と差込
み溝6との係合の結果、ドア3は後方への抜け止めがな
される。また、抜け止め凸部11と差込み溝6とが係合
すると同時に、両係止用突起12が係止穴7に対して係
合するため、前述したように、ドア3の前進が規制され
る。こうして、ドア3の組付けが完了すれば、ヒンジ片
9が取付け面4および窓部5を整合状態で覆う。
さて、第1実施例ではドア3は抜け止め凸部11が差込
み溝6に対し弾性力によることなく単に抜け止めされた
状態で取付けられている。このため、ドア3の開放操作
時にドアに作用する外れ方向の外力に対しても確実に抗
することができる。すなわち、ドア3を開いたときに
は、そのドア3の開き動作に基づく荷重が前記ヒンジ片
9の離脱方向へは作用することがないように前記ヒンジ
片の装着方向が設定されていることから、ドア3の外れ
が確実に防止される。
このように抜け止め凸部11を差込み溝6へ差込んで装
着方向へスライド変位させるというきわめて簡単な操作
によってボックス本体2に対しドア3を装着することが
できるとともに、ドア3の外れを確実に防止できる。
第4図は本考案の第2実施例を示すものである。この例
のものは、係止用突起12をヒンジ片9の裏面において
両抜け止め凸部11の外側に形成し、対応する係止穴7
を取付け面4において両差込み溝6の外側に配してい
る。
こうすることで、取付け面4を断差状にすることなく、
ボックス本体2の開口縁とほぼ面一に形成することがで
きるため、第1実施例の効果に加え、インテグラルヒン
ジ8を第1実施例の形式のものに比べて短くすることが
できる効果が得られる。
第5図は本考案の第3実施例を示すものである。この例
のものは、取付け面4をボックス本体2の内側へ向けて
下る斜面とし、ここには横向き凸字形状をなした一対の
差込み孔15(装着部)を貫通している。また、係止穴
7は取付け面4の図示右端寄りに形成されている。
一方、ドア3のヒンジ片9には、取付け面4と対向する
面に一対の抜け止め凸部11が形成され、対応する差込
み孔15に差込まれた後、スライドさせることにより抜
け止め状態で係合させうる。さらにヒンジ片9の一方の
側縁には折曲げ片10を介して若干の撓み変形が許容さ
れた係着片16が一体に接続されている。そして、この
係着片16には引掛け爪17が形成されており、抜け止
め凸部11が係着した状態で係止孔7に係合してドア3
の外れ防止の役割を果す。
このように形成された第3実施例においても、第1実施
例とほぼ同様の作用効果を発揮することができる。
なお、本考案はコンソールボックスへの適用のみなら
ず、グローブボックスに対しても利用しうると考えられ
る。
(効果) 以上述べたように、この考案によれば、ボックス本体の
取付片に形成した装着部に対し、ドアのヒンジ片に突設
した抜け止め部の軸部を嵌挿し、前記取付片の取付け面
に沿って前記ヒンジ片を装着方向へスライド変位させる
ことで、ボックス本体に対しドアを抜け止めした状態で
装着することができる。つまり、従来のような弾性力に
よる係着とは異なり、抜け止め凸部による抜け止めであ
るため、装着が容易であるにも拘らず確実にドアの外れ
防止が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案の第1実施例を示すものであ
り、第1図はその分解斜視図、第2図はドアの装着状態
での側断面図、第3図は同正断面図、第4図は本考案の
第2実施例に係る分解斜視図、第5図は本考案の第3実
施例に係る分解斜視図である。 2…ボックス本体 3…ドア 4…取付け面 6…差込み溝(装着部) 7…係止穴 8…インテグラルヒンジ 9…ヒンジ片 11…抜け止め凸部 11a…軸部 11b…鉤部 12…係止用突起 15…差込み穴(装着部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボックス本体と、この本体を閉蓋するドア
    とからなる車両用収納ボックスにおいて、前記ボックス
    本体の一部にはドアに対する取付け面を有する取付片を
    形成しかつこの取付片には、その取付け面とその背面に
    わたってドアを装着するための装着部を貫通する一方、
    ドア側には前記取付け面に密着するヒンジ片をインテグ
    ラルヒンジを介して折曲げ可能に連設するとともに、こ
    のヒンジ片において取付け面と対向する側の面には、前
    記装着部に対して差込まれた後に取付け面に沿って一方
    向の装着方向へスライド変位されることによって取付け
    面に対して抜け止め状態で係合する抜け止め凸部を突出
    し、 さらにヒンジ片の一部には前記装着方向とは逆の離脱方
    向への同ヒンジ片の抜けを規制するために、前記ドアの
    装着時にボックス本体側に係合する係止部を形成し、 しかも前記抜け止め凸部は、前記装着部に嵌挿される軸
    部と、該軸部の先端に張り出されかつ前記ヒンジ片が装
    着方向へスライド変位されたときに前記取付片の背面に
    係合して抜止めをなす鉤部とを備え、 前記ドアを開いたときには、そのドアの開き動作に基づ
    く荷重が前記ヒンジ片の離脱方向へ作用することがない
    ように前記ヒンジ片の装着方向が設定されていることを
    特徴とする車両用収納ボックスにおけるドアの取付け装
    置。
JP1988026609U 1988-02-29 1988-02-29 車両用収納ボックスにおけるドアの取付け装置 Expired - Lifetime JPH061479Y2 (ja)

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JPH01133050U JPH01133050U (ja) 1989-09-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5942275U (ja) * 1982-09-13 1984-03-19 ナショナル住宅産業株式会社 ドア戸当り

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JPH01133050U (ja) 1989-09-11

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