JP2528219Y2 - 箱の止め具装置 - Google Patents

箱の止め具装置

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JP2528219Y2
JP2528219Y2 JP6936091U JP6936091U JP2528219Y2 JP 2528219 Y2 JP2528219 Y2 JP 2528219Y2 JP 6936091 U JP6936091 U JP 6936091U JP 6936091 U JP6936091 U JP 6936091U JP 2528219 Y2 JP2528219 Y2 JP 2528219Y2
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秀俊 重藤
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Ryobi Ltd
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Ryobi Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、箱の蓋を箱本体に止め
るための止め具装置に係り、特に魚釣用保冷箱の緊締用
箱の止め具装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の箱の止め具装置、例えば魚釣用保
冷箱の緊締用止め具装置の例を図5(A1 )に示す。
【0003】保冷箱本体(箱本体)51の上方には蓋体
52が、背面側で蝶番により回動可能に取付けられてい
る。箱本体51には係止具53が固定され、この係止具
53に操作用レバーと緊締部材を兼ねた止め具54が回
動可能に軸着されている。止め具54には枠体からなる
係合材55の一端部が軸着され、係合材55の他端部は
蓋体52の側壁に固定された係止具56に係止されてい
る。
【0004】かかる構成の箱の止め具装置を緊締状態か
ら開放状態にするには、図5(A2)に示すように、止
め具54の下端隙間に例えば親指を差し込み、矢印Aの
反時計方向に止め具54を回動させて係合材55と係止
具56の係止状態を開放し、次いで係合材55を矢印B
の時計方向に回動させて、緊締状態を開放する。
【0005】また、他の例(実開昭64−13973号
公報)を図5(B1 )に示す。箱本体61の上方には蓋
体62が回動可能に取付けられている。箱本体61には
係止具63が固定され、この係止具63に連結材65の
一端部が回動可能に軸着され、連結材65の他端部に操
作用レバーと緊締部材を兼ねた止め具64が回動可能に
軸着されている。止め具64の他端部は蓋体62の側壁
に固定された係止具66に係止されている。
【0006】かかる構成の箱の止め具装置を緊締状態か
ら開放状態にするには、図5(B1)〜(B4 )に示す
ように、止め具64の下端隙間に例えば親指を差し込
み、矢印Cの反時計方向に止め具64を回動させて止め
具64と係止具66の係止状態を開放し、次いで止め具
64を矢印Dの時計方向に回動させて、緊締状態を開放
する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記二
つの従来例の止め具54、64は、開放時に大きな弧
(符号B、Eで示す)を描き、開放操作のために広いス
ペースを要していた。
【0008】また、止め具の開閉時の操作が比較的複雑
であり、開放時には止め具(操作レバー)54、64を
右方に引いて反時計方向回動をさせながら係合材55
(または止め具64)と係止具56、66との係合を解
き、止め具54、64を下方に垂下させる。逆に、止め
具の緊締時には係合材55(または止め具64)を上方
に引上げて係止具56、66に係合させ、止め具54、
64を押し下げる必要があった。
【0009】前記広いスペースを要すること、止め具の
操作が複雑であることは、金属製および合成樹脂製の箱
の止め具装置の両方に共通している。そこで、本考案は
上記課題を解決するためになされたものであり、止め具
の緊締および開放動作時に広いスペースを必要とせず、
簡単な操作で前記動作の可能な魚釣用保冷箱の止め具装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するために、開閉可能な蓋体および箱本体の開放側側壁
に凹陥部を連設し、前記凹陥部に連なる指挿入用の凹部
を前記蓋体上面に設け、前記蓋体側壁の凹陥部側壁に連
結材の一端部を回動可能に軸着し、前記連結材の他端部
を緊締用の止め具の上端部に回動可能に軸着し、前記止
め具の下端部に上方へ突出する係合突起を設け、この係
合突起に係合する係止具を前記箱本体凹陥部の上部に設
け、前記止め具の係合突起を係止具へ係合せしめて止め
具を前記連設された凹陥部に押込んで前記蓋体を箱本体
に固定した場合に、前記止め具の外面が蓋体および箱本
体がなす面とほぼ同一面になるように構成した。
【0011】
【作用】本考案によれば、止め具の開放時には、例えば
親指を蓋体上面の凹部に差し込み前記止め具を手前側に
引くと連結材と止め具が回動し、連結材は例えば約90
度回動した位置で停止する。このときの止め具の回動ス
ペースは、ほぼ[連結材の幅+止め具の板厚]であり、
従来に比較しはるかに少ない。
【0012】また、緊締時には、垂れ下った止め具の下
端部に例えば親指を差し込み上方に引き上げると前記止
め具は連結材を介して回動し、止め具に設けた係合突起
が箱本体に設けた係止具に係止される。更に、前記回動
を続けると止め具全体が箱本体および蓋体に設けた凹陥
部に収納状態になる。このとき、前記凹陥部の深さは前
記止め具の厚さより大きいので、止め具の表面が箱本体
および蓋体の表面から突き出すことがない。
【0013】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明
する。図1に本考案の箱の止め具装置の実施例の詳細構
成の斜視図を示し、図2に箱の止め具装置に用いる止め
具の背面斜視図および断面図を示し、図3に前記止め具
の開放時の拡大断面図を示し、図4に前記止め具を魚釣
用保冷箱に適用した場合の斜視図を示す。
【0014】先ず、図4(A)、(B)に基づいて本考
案の箱の止め具装置を適用した魚釣用保冷箱を説明す
る。なお、図4(A)、(B)は、箱の止め具装置を緊
締した状態を示している。
【0015】図4(A)、(B)に示すように、魚釣用
保冷箱Iは、その背面側で2個の蝶番3により蓋体2が
箱本体1に回動可能に取付けられている。箱本体1の前
面側上端部には2個の凹陥部4が形成され、これら凹陥
部4に連続して蓋体2前面には凹陥部6(図1参照)が
形成されている。この凹陥部6に連続して蓋体2の上面
に、止め具5の開放時に例えば親指を差し込むための凹
部7が形成されている。緊締時に前記凹陥部4、6にそ
れぞれ止め具5が収納される。
【0016】次に図1および図2(A)、(B)に基づ
いて箱の止め具装置を説明する。図1および図2
(A)、(B)に示すように、厚みのある長方形板状の
止め具5の背面側には、後述する連結材21(取付座2
6と止め具5とを連結する)を立てた状態(図2(A)
図)で収納する上凹部11と、係止具25を緊締時に覆
い隠すための舌片部12が形成されている。前記上凹部
11と舌片部12との間には仕切壁13が形成され、仕
切壁13の手前先端部には上方に向けて後述する係止具
25に係合するための立壁状の係合突起14が形成され
ている。止め具5の上端部にはピンP1 を嵌入して前記
連結材21を軸着するための孔15が穿設されている。
【0017】前記連結材21は、前記上凹部11の横幅
方向に挿入可能な長さの板状部材からなり、左右両端側
部手前側に形成された軸着部22には長手方向に前記ピ
ンP1 を軸着するための2個の孔22aが穿設され、ま
た、左右両端側部奥側に形成された軸着部23には後述
する取付座26のブラケット27と軸着するための2個
の孔23aが穿設され、この孔23aおよびブラケット
27内にピンP2 が挿通されている。前記軸着部23の
外周部には段差23bが形成され、図3に示すように、
止め具5を開放した際に段差23bと取付座26に突設
されたストッパー26aとが当接し、連結材21が蓋体
2の側面に対してほぼ直角位置に停止するようになって
いる。
【0018】前記箱本体1の凹陥部4中央部には、前記
止め具5に設けられた係合突起14に係合する断面形状
が逆J字状の横長の係止具25が取付けられている。前
記蓋体2の凹陥部6の下端部には前記取付座26が取付
けられ、この取付座26のブラケット27に穿設された
孔と、前記前記連結材21の孔23aとの間に前記ピン
2 が挿通され、これにより取付座26に対して連結材
21が軸着される。
【0019】次に、このように構成された箱の止め具装
置の動作を説明する。止め具5を開放する場合 図2(B)に示した状態で凹部7に例えば人差し指を差
し込み、止め具5の上端部を左方に引く。すると、軸着
部23に挿通された前記ピンP2 を中心に連結材21が
反時計方向に回動すると共に、止め具5が下方に移動し
係合突起14が係止具25から外れる。そのまま止め具
5は下方に向け落下するが、図3に示すように、軸着部
23の段差23bがストッパー26aに当接され、前記
反時計方向回動が停止される。その結果、連結材21は
箱本体1および蓋体2がなす側面に対してほぼ直角とな
り、止め具5は前記側面に対してほぼ平行となる。
【0020】止め具5を緊締する場合 図2(B)に二点鎖線で示した止め具5の状態におい
て、止め具5の下端部を凹陥部4に押し込みつつ上方に
押し上げて係合突起14を係止具25に係合させる。前
記係合後、更に上方に向けて押上げると前記軸着部23
に挿通された前記ピンP2 を中心に連結材21が時計方
向に回動し、止め具5の上端部を右方に押し込むと止め
具5は凹陥部4、6に入り込み、箱本体1と蓋体2とが
強固に固定される。
【0021】前記の動作後、蓋体2を箱本体1から離
し開いていくと、止め具5の下端は蓋体2に接近してい
くが、実用上は支障がない。また、逆に蓋体2を閉じる
場合には止め具5は蓋体2側面と平行状態になり、止め
具5が箱本体1に接触したり、箱本体1と蓋体2の間に
止め具5が挟まれることはない。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、図
2(A)、(B)に示す通り蓋体上部の止め具の上部に
設けた凹陥部に指を差し込み、左方向に止め具を回動さ
せ連結材を反時計方向に90度回動させるだけなので、
止め具の開閉動作に広いスペースを必要とせず、また、
簡単な操作で止め具を開閉できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の止め具を開放した場合の斜視
図である。
【図2】(A)は前記実施例に使用する止め具の背面斜
視図、(B)は前記実施例の断面図である。
【図3】前記実施例の止め具を開放した場合の動作状態
の断面図である。
【図4】(A)は箱の止め具装置を魚釣用保冷箱に適用
した場合の前面斜視図、(B)は背面斜視図である。
【図5】(A1 )、(A2 )は従来の箱の止め具装置の
例の斜視図および動作時の不都合を示す側面図、
(B1 )〜(B4)は従来の他の例の動作時の不都合を
示す側面図である。
【符号の説明】
1…箱本体 2…蓋体 4…箱本体の凹陥部 5…止め具 6…蓋体の凹陥部 7…蓋体の指挿入用の凹部 14…係合突起 21…連結材 22、23…軸着部 25…係止具 26a…ストッパー P…ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能な蓋体および箱本体の開放側側
    壁に凹陥部を連設し、前記凹陥部に連なる指挿入用の凹
    部を前記蓋体上面に設け、前記蓋体側壁の凹陥部側壁に
    連結材の一端部を回動可能に軸着し、前記連結材の他端
    部を緊締用の止め具の上端部に回動可能に軸着し、前記
    止め具の下端部に上方へ突出する係合突起を設け、この
    係合突起に係合する係止具を前記箱本体凹陥部の上部に
    設け、 前記止め具の係合突起を係止具へ係合せしめて止め具を
    前記連設された凹陥部に押込んで前記蓋体を箱本体に固
    定した場合に、前記止め具の外面が蓋体および箱本体が
    なす面とほぼ同一面になるようにしたことを特徴とする
    箱の止め具装置。
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