JPH0520571U - 箱の止め具装置 - Google Patents

箱の止め具装置

Info

Publication number
JPH0520571U
JPH0520571U JP6936091U JP6936091U JPH0520571U JP H0520571 U JPH0520571 U JP H0520571U JP 6936091 U JP6936091 U JP 6936091U JP 6936091 U JP6936091 U JP 6936091U JP H0520571 U JPH0520571 U JP H0520571U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper
box
recessed portion
box body
lid body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6936091U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2528219Y2 (ja
Inventor
秀俊 重藤
Original Assignee
リヨービ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by リヨービ株式会社 filed Critical リヨービ株式会社
Priority to JP6936091U priority Critical patent/JP2528219Y2/ja
Publication of JPH0520571U publication Critical patent/JPH0520571U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2528219Y2 publication Critical patent/JP2528219Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉動作に広いスペースを要さず、かつ、操
作が簡単な箱の止め具装置、例えば魚釣用保冷箱の箱の
止め具装置を提供する。 【構成】 開閉可能な蓋体2および箱本体1の開放側側
壁に凹陥部4、6を連設し、前記蓋体凹陥部6に連なる
凹部7を前記蓋体上面に設け、前記蓋体2側壁の凹陥部
6側壁に連結材21の一端部23を回動可能に軸着し、
前記連結材21の他端部22を緊締用の止め具5の上端
部に回動可能に軸着し、前記止め具5の下端部に上方へ
突出する係合突起14を設け、この係合突起14に係合
する係止具25を前記箱本体凹陥部6の上部に設け、前
記止め具5の係合突起14を係止具25へ係合せしめて
止め具5を前記連設された凹陥部4、6に押込んで前記
蓋体2を箱本体1に固定した場合に、前記止め具5の外
面が蓋体2および箱本体1がなす面とほぼ同一面になる
ようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、箱の蓋を箱本体に止めるための止め具装置に係り、特に魚釣用保冷 箱の緊締用箱の止め具装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の箱の止め具装置、例えば魚釣用保冷箱の緊締用止め具装置の例を図5( A1 )に示す。
【0003】 保冷箱本体(箱本体)51の上方には蓋体52が、背面側で蝶番により回動可 能に取付けられている。箱本体51には係止具53が固定され、この係止具53 に操作用レバーと緊締部材を兼ねた止め具54が回動可能に軸着されている。止 め具54には枠体からなる係合材55の一端部が軸着され、係合材55の他端部 は蓋体52の側壁に固定された係止具56に係止されている。
【0004】 かかる構成の箱の止め具装置を緊締状態から開放状態にするには、図5(A2 )に示すように、止め具54の下端隙間に例えば親指を差し込み、矢印Aの反時 計方向に止め具54を回動させて係合材55と係止具56の係止状態を開放し、 次いで係合材55を矢印Bの時計方向に回動させて、緊締状態を開放する。
【0005】 また、他の例(実開昭64−13973号公報)を図5(B1 )に示す。 箱本体61の上方には蓋体62が回動可能に取付けられている。箱本体61に は係止具63が固定され、この係止具63に連結材65の一端部が回動可能に軸 着され、連結材65の他端部に操作用レバーと緊締部材を兼ねた止め具64が回 動可能に軸着されている。止め具64の他端部は蓋体62の側壁に固定された係 止具66に係止されている。
【0006】 かかる構成の箱の止め具装置を緊締状態から開放状態にするには、図5(B1 )〜(B4 )に示すように、止め具64の下端隙間に例えば親指を差し込み、矢 印Cの反時計方向に止め具64を回動させて止め具64と係止具66の係止状態 を開放し、次いで止め具64を矢印Dの時計方向に回動させて、緊締状態を開放 する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記二つの従来例の止め具54、64は、開放時に大きな弧( 符号B、Eで示す)を描き、開放操作のために広いスペースを要していた。
【0008】 また、止め具の開閉時の操作が比較的複雑であり、開放時には止め具(操作レ バー)54、64を右方に引いて反時計方向回動をさせながら係合材55(また は止め具64)と係止具56、66との係合を解き、止め具54、64を下方に 垂下させる。逆に、止め具の緊締時には係合材55(または止め具64)を上方 に引上げて係止具56、66に係合させ、止め具54、64を押し下げる必要が あった。
【0009】 前記広いスペースを要すること、止め具の操作が複雑であることは、金属製お よび合成樹脂製の箱の止め具装置の両方に共通している。 そこで、本考案は上記課題を解決するためになされたものであり、止め具の緊 締および開放動作時に広いスペースを必要とせず、簡単な操作で前記動作の可能 な魚釣用保冷箱の止め具装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するために、開閉可能な蓋体および箱本体の開放側側 壁に凹陥部を連設し、前記凹陥部に連なる指挿入用の凹部を前記蓋体上面に設け 、前記蓋体側壁の凹陥部側壁に連結材の一端部を回動可能に軸着し、前記連結材 の他端部を緊締用の止め具の上端部に回動可能に軸着し、前記止め具の下端部に 上方へ突出する係合突起を設け、この係合突起に係合する係止具を前記箱本体凹 陥部の上部に設け、前記止め具の係合突起を係止具へ係合せしめて止め具を前記 連設された凹陥部に押込んで前記蓋体を箱本体に固定した場合に、前記止め具の 外面が蓋体および箱本体がなす面とほぼ同一面になるように構成した。
【0011】
【作用】
本考案によれば、止め具の開放時には、例えば親指を蓋体上面の凹部に差し込 み前記止め具を手前側に引くと連結材と止め具が回動し、連結材は例えば約90 度回動した位置で停止する。このときの止め具の回動スペースは、ほぼ[連結材 の幅+止め具の板厚]であり、従来に比較しはるかに少ない。
【0012】 また、緊締時には、垂れ下った止め具の下端部に例えば親指を差し込み上方に 引き上げると前記止め具は連結材を介して回動し、止め具に設けた係合突起が箱 本体に設けた係止具に係止される。更に、前記回動を続けると止め具全体が箱本 体および蓋体に設けた凹陥部に収納状態になる。このとき、前記凹陥部の深さは 前記止め具の厚さより大きいので、止め具の表面が箱本体および蓋体の表面から 突き出すことがない。
【0013】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。 図1に本考案の箱の止め具装置の実施例の詳細構成の斜視図を示し、図2に箱 の止め具装置に用いる止め具の背面斜視図および断面図を示し、図3に前記止め 具の開放時の拡大断面図を示し、図4に前記止め具を魚釣用保冷箱に適用した場 合の斜視図を示す。
【0014】 先ず、図4(A)、(B)に基づいて本考案の箱の止め具装置を適用した魚釣 用保冷箱を説明する。なお、図4(A)、(B)は、箱の止め具装置を緊締した 状態を示している。
【0015】 図4(A)、(B)に示すように、魚釣用保冷箱Iは、その背面側で2個の蝶 番3により蓋体2が箱本体1に回動可能に取付けられている。箱本体1の前面側 上端部には2個の凹陥部4が形成され、これら凹陥部4に連続して蓋体2前面に は凹陥部6(図1参照)が形成されている。この凹陥部6に連続して蓋体2の上 面に、止め具5の開放時に例えば親指を差し込むための凹部7が形成されている 。緊締時に前記凹陥部4、6にそれぞれ止め具5が収納される。
【0016】 次に図1および図2(A)、(B)に基づいて箱の止め具装置を説明する。 図1および図2(A)、(B)に示すように、厚みのある長方形板状の止め具 5の背面側には、後述する連結材21(取付座26と止め具5とを連結する)を 立てた状態(図2(A)図)で収納する上凹部11と、係止具25を緊締時に覆 い隠すための舌片部12が形成されている。前記上凹部11と舌片部12との間 には仕切壁13が形成され、仕切壁13の手前先端部には上方に向けて後述する 係止具25に係合するための立壁状の係合突起14が形成されている。止め具5 の上端部にはピンP1 を嵌入して前記連結材21を軸着するための孔15が穿設 されている。
【0017】 前記連結材21は、前記上凹部11の横幅方向に挿入可能な長さの板状部材か らなり、左右両端側部手前側に形成された軸着部22には長手方向に前記ピンP 1 を軸着するための2個の孔22aが穿設され、また、左右両端側部奥側に形成 された軸着部23には後述する取付座26のブラケット27と軸着するための2 個の孔23aが穿設され、この孔23aおよびブラケット27内にピンP2 が挿 通されている。前記軸着部23の外周部には段差23bが形成され、図3に示す ように、止め具5を開放した際に段差23bと取付座26に突設されたストッパ ー26aとが当接し、連結材21が蓋体2の側面に対してほぼ直角位置に停止す るようになっている。
【0018】 前記箱本体1の凹陥部4中央部には、前記止め具5に設けられた係合突起14 に係合する断面形状が逆J字状の横長の係止具25が取付けられている。 前記蓋体2の凹陥部6の下端部には前記取付座26が取付けられ、この取付座 26のブラケット27に穿設された孔と、前記前記連結材21の孔23aとの間 に前記ピンp2 が挿通され、これにより取付座26に対して連結材21が軸着さ れる。
【0019】 次に、このように構成された箱の止め具装置の動作を説明する。 止め具5を開放する場合 図2(B)に示した状態で凹部7に例えば人差し指を差し込み、止め具5の上 端部を左方に引く。すると、軸着部23に挿通された前記ピンP2 を中心に連結 材21が反時計方向に回動すると共に、止め具5が下方に移動し係合突起14が 係止具25から外れる。そのまま止め具5は下方に向け落下するが、図3に示す ように、軸着部23の段差23bがストッパー26aに当接され、前記反時計方 向回動が停止される。その結果、連結材21は箱本体1および蓋体2がなす側面 に対してほぼ直角となり、止め具5は前記側面に対してほぼ平行となる。
【0020】 止め具5を緊締する場合 図2(B)に二点鎖線で示した止め具5の状態において、止め具5の下端部を 凹陥部4に押し込みつつ上方に押し上げて係合突起14を係止具25に係合させ る。前記係合後、更に上方に向けて押上げると前記軸着部23に挿通された前記 ピンP2 を中心に連結材21が時計方向に回動し、止め具5の上端部を右方に押 し込むと止め具5は凹陥部4、6に入り込み、箱本体1と蓋体2とが強固に固定 される。
【0021】 前記の動作後、蓋体2を箱本体1から離し開いていくと、止め具5の下端は 蓋体2に接近していくが、実用上は支障がない。 また、逆に蓋体2を閉じる場合には止め具5は蓋体2側面と平行状態になり、 止め具5が箱本体1に接触したり、箱本体1と蓋体2の間に止め具5が挟まれる ことはない。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、図2(A)、(B)に示す通り蓋体上部 の止め具の上部に設けた凹陥部に指を差し込み、左方向に止め具を回動させ連結 材を反時計方向に90度回動させるだけなので、止め具の開閉動作に広いスペー スを必要とせず、また、簡単な操作で止め具を開閉できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の止め具を開放した場合の斜視
図である。
【図2】(A)は前記実施例に使用する止め具の背面斜
視図、(B)は前記実施例の断面図である。
【図3】前記実施例の止め具を開放した場合の動作状態
の断面図である。
【図4】(A)は箱の止め具装置を魚釣用保冷箱に適用
した場合の前面斜視図、(B)は背面斜視図である。
【図5】(A1 )、(A2 )は従来の箱の止め具装置の
例の斜視図および動作時の不都合を示す側面図、
(B1 )〜(B4)は従来の他の例の動作時の不都合を
示す側面図である。
【符号の説明】
1…箱本体 2…蓋体 4…箱本体の凹陥部 5…止め具 6…蓋体の凹陥部 7…蓋体の指挿入用の凹部 14…係合突起 21…連結材 22、23…軸着部 25…係止具 26a…ストッパー P…ピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能な蓋体および箱本体の開放側側
    壁に凹陥部を連設し、前記凹陥部に連なる指挿入用の凹
    部を前記蓋体上面に設け、前記蓋体側壁の凹陥部側壁に
    連結材の一端部を回動可能に軸着し、前記連結材の他端
    部を緊締用の止め具の上端部に回動可能に軸着し、前記
    止め具の下端部に上方へ突出する係合突起を設け、この
    係合突起に係合する係止具を前記箱本体凹陥部の上部に
    設け、 前記止め具の係合突起を係止具へ係合せしめて止め具を
    前記連設された凹陥部に押込んで前記蓋体を箱本体に固
    定した場合に、前記止め具の外面が蓋体および箱本体が
    なす面とほぼ同一面になるようにしたことを特徴とする
    箱の止め具装置。
JP6936091U 1991-08-30 1991-08-30 箱の止め具装置 Expired - Lifetime JP2528219Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6936091U JP2528219Y2 (ja) 1991-08-30 1991-08-30 箱の止め具装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6936091U JP2528219Y2 (ja) 1991-08-30 1991-08-30 箱の止め具装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0520571U true JPH0520571U (ja) 1993-03-19
JP2528219Y2 JP2528219Y2 (ja) 1997-03-05

Family

ID=13400318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6936091U Expired - Lifetime JP2528219Y2 (ja) 1991-08-30 1991-08-30 箱の止め具装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2528219Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2528219Y2 (ja) 1997-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0520571U (ja) 箱の止め具装置
JPH0888478A (ja) 蓋体係止機構
JP2923234B2 (ja) プッシュボタンラッチ装置
JP2004179520A (ja) 樹脂製ボックスの扉体取り付け構造
JP4093904B2 (ja) ロック装置
JP3085878B2 (ja) 両開き戸の施錠装置
GB2203793A (en) Window structure, device for use in the structure and method of locking a window
JP3119790B2 (ja) 両開戸の施錠装置
JPH0461149B2 (ja)
JP2523336Y2 (ja) 扉のロック装置
JPS6041745Y2 (ja) 扉機構
JPH08303079A (ja) 錠止装置
JP3069631U (ja) 引張り強度を増加したスライドファスナ―滑り金具
JPH0734106Y2 (ja) 天井点検口
JP2004346595A (ja) 冷却貯蔵庫の施錠装置
JP2569527Y2 (ja) 扉の係止装置
KR960003775Y1 (ko) 커버 개폐장치
JPH0140921Y2 (ja)
JPS5834943Y2 (ja) ショ−ケ−ス等の施錠装置
JPH048205Y2 (ja)
JPH062420Y2 (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ
JPS624060Y2 (ja)
JPH0557394B2 (ja)
JPH0640860Y2 (ja) 扉の開閉装置
JPH0715875Y2 (ja) バール及びバール孔からなる開蓋装置