JP2569527Y2 - 扉の係止装置 - Google Patents

扉の係止装置

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JP2569527Y2
JP2569527Y2 JP3733392U JP3733392U JP2569527Y2 JP 2569527 Y2 JP2569527 Y2 JP 2569527Y2 JP 3733392 U JP3733392 U JP 3733392U JP 3733392 U JP3733392 U JP 3733392U JP 2569527 Y2 JP2569527 Y2 JP 2569527Y2
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道晴 田崎
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共栄工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、扉をキャビネット本体
戸口の上下縁にラッチをもって係止し得るようにした保
管庫等における扉の係止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】保管庫等の扉の係止装置として、複雑な
構造の保持管と作動杆等によってなる係止装置を、扉に
極めて容易に取付け得るようにしたものは従来から知ら
れている(実公平2−6207号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来技術においては、扉の係止装置が引手カバー内に収
納されている。この係止装置は扉の端部に設けられた引
手部に、ラッチを作動させる作動杆が収納されている。
このためラッチで本体側に扉を係止する際のラッチ作動
杆と、ラッチの関係は、最短にするために作動杆の両端
に直接ラッチが係合されているために、どうしてもラッ
チ受け具が小さいものになり、結果として、引手部の大
きさも、このラッチ受け具が収納できる程度の大きさに
せざるを得ない。よって、この引手部に手を挿入して操
作する上で大変窮屈な状態で操作しなければならないと
いう問題点があった。本考案は、この点に鑑み、引手カ
バーを大きくし、これに作動杆の上下に直接ラッチを取
り付けないで、ラッチを間接的に動作させるラッチ組立
体を介してラッチを取り付け、機能させるようにしたも
ので、結果として引手部が大きくなり、発育の良い手の
大きい人でも問題なくラッチを操作できるようにした扉
の係止装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記の課題の
解決を図ったもので、扉の係止装置において、扉の裏側
に引手カバーを固設して、該引手カバーには長手方向に
角孔を有し、外周面の中間部に係合片を突設した保持管
を回動自在に縦設し、前記角孔には断面角形の作動杆を
貫通保持せしめて、該作動杆の端部にラッチ受け具を介
して第1ラッチを固設し、この第1ラッチの上部に穿設
した第1突片を第2ラッチに穿設した第1長孔に係合さ
せ、この第2ラッチの第1長孔に平行に穿設した第2長
孔を第3ラッチの第2突片と係合させ、この第3ラッチ
の下部に突設した第3突片をラッチ受け具に穿設した第
3ラッチ嵌合孔に遊嵌合させて組み立てたラッチ組立体
を戻しバネで弾発してキャビネット本体戸口の枠板に穿
設した係合孔の孔縁に、前記第3ラッチ9が係止すると
共に、前記扉の前面には引手開口と手掛板部を有する引
手板を設け、前記手掛板部の背面には、先端の押圧部を
もって前記保持管の係合片を押圧して作動杆を回動し、
前記ラッチ組立体の第3ラッチ9の係止を解除するよう
にした押圧ブロックを摺動自在に設けるという構成を採
用した。
【0005】
【作用】本考案は、以上の構成を採用することにより、
引手部を大きくして、手指を挿入するのに支障がないよ
うに、ラッチ作動杆に直接ラッチを取り付けなくともラ
ッチを操作できるようにラッチ組立体を介して行うよう
にしたものである。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面で詳細に説
明する。図1において、1はキャビネット本体、2,
2’は両開き扉で、右側の扉2の扉表板3の裏側には望
ましくは合成樹脂製の引手カバー4が表板開端の折曲部
3’と扉裏板5の間に保持されて取り付けられている。
引手カバー4には図5に示すように長手方向に角孔6a
を有し、外周面の中間部に係合片6bを突設した合成樹
脂製の保持管6が、引手カバー4上下の板部にそれぞれ
支承されて回動自在に縦設されている。その角孔6aに
は断面角形の作動杆7が貫通保持され、作動杆7の上下
端部にはラッチ受け具12を介してラッチ組立体8が固
設され(図7参照)されている。前記ラッチ組立体8は
作動杆7の端部にラッチ受け具12を介して第1ラッチ
32を固設し、この第1ラッチ32の上部に穿設した第
1突片33を第2ラッチ34に穿設した第1長孔35に
係合させ、この第2ラッチ34の第1長孔35に平行に
穿設した第2長孔36を第3ラッチ9の第2突片37と
係合させ、この第3ラッチ9の下部に突設した第3突片
38をラッチ受け具12に穿設した第3ラッチ嵌合孔3
9に遊嵌合させて組み立てたものである。このラッチ組
立体8を戻しバネ10で弾発してキャビネット本体1戸
口の枠板26に穿設した係合孔11の孔縁に、前記第3
ラッチ9が係止すると共に、前記扉2の前面には引手開
口17と手掛板部18を有する引手板16を設け、前記
手掛板部18の背面には、先端の押圧部23をもって前
記保持管6の係合片6bを押圧して作動杆7を回動し、
前記ラッチ組立体8の第3ラッチ9の係止を解除するよ
うにした押圧ブロック21を摺動自在に設けるものであ
る(図5参照)。このラッチ組立体8が保持管6に巻装
された戻しバネ10に弾発されてキャビネット本体1の
戸口上下の枠板1aに穿設された係合孔11,11の孔
縁に係止されている(図1、図4参照)。
【0007】また、図2、図3、図4中、12は扉2上
下の折曲溝部に取り付けた合成樹脂製のラッチ受け具、
40は保持管6の下部に位置する引手カバー4に設けた
戻しバネ10の掛止め片である。また引手カバー4の内
面に設けた保持管6の回動ストッパーは従来公知なので
図示していない。さらに、図5において示すように、引
手カバー4は折曲部4dにより裏板の折曲部に係止され
ている。前記ラッチ受け具12は一方の側縁を扉2の扉
表板3の開端部の折曲部3’の上縁に係止せしめ、他方
の側部に突設した係止凸部13を扉表板3の上部折曲板
部14に設けた係合孔15に係止して取り付けられてい
る(図3、図4参照)。16は引手カバー4内において
扉表板3に取り付けた引手開口17と手掛板部18を有
する合成樹脂製の引手板で、扉表板3に穿設した開口の
孔縁に引手板16縁部の取付溝19を係合し(図5参
照)、また縁部の適所に設けた係止突起20に係止せし
めて取り付けられている。21は引手板16内に設けた
合成樹脂製のほぼ角形のラッチ解除用押圧ブロックで、
内壁22部で摺動自在に嵌装され、先端の押圧部23が
上記保持管6中間部の係合片6bに係合し、第3ラッチ
9がキャビネット本体1の係合孔11に係止した状態で
押圧ブロック21の前面(扉表板3側)に設けた凹溝2
4先端の溝縁25が引手板16の縁部外側に係止し、ま
た押圧ブロック21の後端は手掛板部18の内端縁とほ
ぼ同じ位置まで延出している(図5参照)。27は引手
板16の下方に設けた錠で(図2参照)、引手カバー4
内に収納され、鎖錠すると作動片28が回動して、作動
杆7の回動を阻止するので、鎖錠した状態と同一にな
る。なお、扉2を閉じた際には図1左側の扉2’の内側
縁29が右側の扉2の内側に入り込むため、右側の扉2
を係止するだけで左側の扉2’も係止される。
【0008】次に、動作を図5に基いて説明すると、こ
の扉の係止装置は上記のごとき構造であるから、引手開
口17から差入れた手指をもって押圧ブロック21を横
方向(矢印A方向)に押圧すれば、先端の押圧部23に
係合片6bが押圧されて保持管6、従って作動杆7が戻
しバネ10に抗して矢印B方向に回動し、これに伴い上
下の第1ラッチ32、第2ラッチ34を介して第3ラッ
チ9が回動してキャビネット本体1の係合孔11から外
れるので手掛板部18を手前に引いて扉2を開くことが
できる。押圧ブロック21を押し込んだ時は凹溝24の
後縁30が引手板16の前部内側縁に係止されて止ま
る。上記保持管6の係合片6bは押圧ブロック21の方
向に傾斜状に突設されており、押圧ブロック21に押圧
された状態で第1ラッチ32、第2ラッチ34を介して
第3ラッチ9が解除できるだけ回動するものであり、か
つ扉2の扉表板3の内側を案内されるように接近して設
けられている。さらに、押圧ブロック21から手指を離
せば戻しバネ10により元の位置に復帰する。扉2を閉
じる場合は、単に扉2を内方に回動させるだけで第3ラ
ッチ9の傾斜背面31が係合孔11の孔縁に係合し、第
3ラッチ9を戻しバネ10に抗し回動させて係合孔11
内を通過させ、通過後は戻しバネ10により復帰して再
び係合孔11の孔縁に係止する(図4参照)。また、錠
27により作動片28を矢印Cのように回動して作動杆
7の回動を阻止して、扉2は鎖錠されたと同様になる
(図2参照)。なお、前記ラッチ組立体8はキャビネッ
トの大きさ等により扉2の上下何れか一方に設けるだけ
でもよい。
【0010】
【考案の効果】本考案は、以上の構成に基づき次の効果
を得ることができる。 (1)体格の大きくなっている現状に対応して、引手カ
バーを大きくしなければならなくなった。この大きくな
った引手カバーに対応して特殊なラッチ組立体を内蔵す
ることにより、ラッチの機能を充分に奏するようにした
ものである。 (2)第2ラッチがカバーの役目も兼用することになる
ので、ゴミ等が侵入しにくく、結果として作動が円滑に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すキャビネットの外観斜
視図である。
【図2】前記実施例における引手作動部の背面図であ
る。
【図3】前記実施例におけるラッチ作動部の背面図であ
る。
【図4】前記実施例におけるラッチ作動部の横断平面図
である。
【図5】図2におけるX−X線断面図である。
【図6】前記実施例におけるラッチ組立体の斜視図であ
る。
【図7】前記実施例におけるラッチ組立体と作動杆との
関連構成を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1‥‥キャビネット本体 2,2’‥‥扉 3‥‥扉表板 4‥‥引手カ
バー 5‥‥扉裏板 6‥‥保持管 7‥‥作動杆 8‥‥ラッチ
組立体 9‥‥第3ラッチ 10‥‥戻しバ
ネ 11‥‥ラッチ係合孔 12‥‥ラッ
チ受け具 13‥‥係止凸部 14‥‥上部
折り曲げ板部 15‥‥係合孔 16‥‥引手
板 17‥‥引手開口 18‥‥手掛
板部 19‥‥取付溝 20‥‥係止
突起 21‥‥押圧ブロック 22‥‥内壁 23‥‥押圧部 24‥‥凹溝 25‥‥溝縁 26‥‥枠板 27‥‥錠 28‥‥作動
片 29‥‥内側縁 30‥‥後縁 31‥‥傾斜背面 32‥‥第1
ラッチ 33‥‥第1突片 34‥‥第2
ラッチ 35‥‥第1長孔 36‥‥第2
長孔 37‥‥第2突片 38‥‥第3
突片 39‥‥第3ラッチ嵌合孔 40‥‥掛止
め片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉2の裏側に引手カバー4を固設して、
    該引手カバー4には長手方向に角孔6aを有し、外周面
    の中間部に係合片6bを突設した保持管6を回動自在に
    縦設し、前記角孔6aには断面角形の作動杆7を貫通保
    持せしめて、該作動杆7の端部にラッチ受け具12を介
    して第1ラッチ32を固設し、この第1ラッチ32の上
    部に穿設した第1突片33を第2ラッチ34に穿設した
    第1長孔35に係合させ、この第2ラッチ34の第1長
    孔35に平行に穿設した第2長孔36を第3ラッチ9の
    第2突片37と係合させ、この第3ラッチ9の下部に突
    設した第3突片38をラッチ受け具12に穿設した第3
    ラッチ嵌合孔39に遊嵌合させて組み立てたラッチ組立
    体8を戻しバネ10で弾発してキャビネット本体1戸口
    の枠板26に穿設した係合孔11の孔縁に、前記第3ラ
    ッチ9が係止すると共に、前記扉2の前面には引手開口
    17と手掛板部18を有する引手板16を設け、前記手
    掛板部18の背面には、先端の押圧部23をもって前記
    保持管6の係合片6bを押圧して作動杆7を回動し、前
    記ラッチ組立体8の第3ラッチ9の係止を解除するよう
    にした押圧ブロック21を摺動自在に設けたことを特徴
    とする扉の係止装置。
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