JPH09301965A - 5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール酢酸誘導体の製造方法 - Google Patents
5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール酢酸誘導体の製造方法Info
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- C07C309/63—Esters of sulfonic acids
- C07C309/72—Esters of sulfonic acids having sulfur atoms of esterified sulfo groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton
- C07C309/73—Esters of sulfonic acids having sulfur atoms of esterified sulfo groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton to carbon atoms of non-condensed six-membered aromatic rings
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール酢酸誘導体の製造方法に関する。特に、優れた抗
菌活性を有する7−アシルアミノセファロスポリン化合
物を製造するためのアシル化剤として有用な中間体を提
供する。 【解決手段】 一般式 【化1】 (式中、R1は低級アルキルまたはフルオロメチル、R3
は低級アルキルオキシまたはアミノ基を意味する)で示
される化合物の製造方法であって、一般式 【化2】 (式中、R1およびR3は上記と同じ意味であり、R2は
アルキルスルホニルまたはアリールスルホニルを意味す
る)で示される化合物を、MSCN(式中、Mはアルカ
リ金属またはアンモニウムを意味する)と反応させるこ
とを特徴とする方法。
ゾール酢酸誘導体の製造方法に関する。特に、優れた抗
菌活性を有する7−アシルアミノセファロスポリン化合
物を製造するためのアシル化剤として有用な中間体を提
供する。 【解決手段】 一般式 【化1】 (式中、R1は低級アルキルまたはフルオロメチル、R3
は低級アルキルオキシまたはアミノ基を意味する)で示
される化合物の製造方法であって、一般式 【化2】 (式中、R1およびR3は上記と同じ意味であり、R2は
アルキルスルホニルまたはアリールスルホニルを意味す
る)で示される化合物を、MSCN(式中、Mはアルカ
リ金属またはアンモニウムを意味する)と反応させるこ
とを特徴とする方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール誘導体の製造方法に関する。特
に、7−アシルアミノセファロスポリン化合物のアシル
化に用いられる2−置換ヒドロキシイミノ−2−(5−
アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸(シ
ン異性体)(I)の中間体およびその製造方法に関する。
2,4−チアジアゾール誘導体の製造方法に関する。特
に、7−アシルアミノセファロスポリン化合物のアシル
化に用いられる2−置換ヒドロキシイミノ−2−(5−
アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸(シ
ン異性体)(I)の中間体およびその製造方法に関する。
【0002】本発明の目的は、優れた抗菌活性を有する
7−アシルアミノセファロスポリン化合物を製造するた
めのアシル化に用いられる上記2−置換ヒドロキシイミ
ノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3
−イル)酢酸(シン異性体)(I)を提供することであ
り、アシル化に用いられるこの化合物の製造に有利な
2−置換ヒドロキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,
4−チアジアゾール−3−イル)酢酸誘導体(酢酸エス
テルまたは酢酸アミド)(アンチ異性体)(VI)の製造、
および、化合物(VI)(アンチ異性体)から、2−置
換ヒドロキシイミノ−2−(5−ホルムアミド−1,2,
4−チアジアゾール−3−イル)酢酸誘導体(酢酸エス
テルおよび酢酸アミド)(シン異性体)(VII)を経て、
化合物(I)(シン異性体)への異性化と加水分解を行
う化合物(I)(シン異性体)の製造方法、さらに、
一般式(V)を有する新規化合物を提供することであ
る。
7−アシルアミノセファロスポリン化合物を製造するた
めのアシル化に用いられる上記2−置換ヒドロキシイミ
ノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3
−イル)酢酸(シン異性体)(I)を提供することであ
り、アシル化に用いられるこの化合物の製造に有利な
2−置換ヒドロキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,
4−チアジアゾール−3−イル)酢酸誘導体(酢酸エス
テルまたは酢酸アミド)(アンチ異性体)(VI)の製造、
および、化合物(VI)(アンチ異性体)から、2−置
換ヒドロキシイミノ−2−(5−ホルムアミド−1,2,
4−チアジアゾール−3−イル)酢酸誘導体(酢酸エス
テルおよび酢酸アミド)(シン異性体)(VII)を経て、
化合物(I)(シン異性体)への異性化と加水分解を行
う化合物(I)(シン異性体)の製造方法、さらに、
一般式(V)を有する新規化合物を提供することであ
る。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】2−
置換ヒドロキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−
チアジアゾール−3−イル)酢酸の製造法としては、こ
れまで種々の方法が報告されている。例えば、チアジア
ゾール環形成をエトキシカルボニルホルムアミジン臭化
物とロダンカリウム(KSCN)から行い、5−アミノ
−3−エトキシカルボニル−1,2,4−チアジアゾール
を得、アミノ基を保護したのち、数工程を経て2−メト
キシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾ
ール−3−イル)酢酸(シン異性体)を合成する方法が
報告されている(1)。
置換ヒドロキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−
チアジアゾール−3−イル)酢酸の製造法としては、こ
れまで種々の方法が報告されている。例えば、チアジア
ゾール環形成をエトキシカルボニルホルムアミジン臭化
物とロダンカリウム(KSCN)から行い、5−アミノ
−3−エトキシカルボニル−1,2,4−チアジアゾール
を得、アミノ基を保護したのち、数工程を経て2−メト
キシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾ
ール−3−イル)酢酸(シン異性体)を合成する方法が
報告されている(1)。
【化6】 (1) J.Antibiotics 37, 557〜571(198
4) しかし、この方法は工程が長く工業的製法としては不利
であった。
4) しかし、この方法は工程が長く工業的製法としては不利
であった。
【0004】また、2−シアノアセトアミドから誘導さ
れる2−シアノ−2−置換ヒドロキシイミノ−アセトア
ミジンを臭化物とした後、ロダンカリウムと閉環反応さ
せて、2−置換ヒドロキシイミノ−2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトニトリル
を得、これを加水分解して2−置換ヒドロキシイミノ−
2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イ
ル)酢酸(シン異性体)を合成する方法も知られている
(2)。
れる2−シアノ−2−置換ヒドロキシイミノ−アセトア
ミジンを臭化物とした後、ロダンカリウムと閉環反応さ
せて、2−置換ヒドロキシイミノ−2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトニトリル
を得、これを加水分解して2−置換ヒドロキシイミノ−
2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イ
ル)酢酸(シン異性体)を合成する方法も知られている
(2)。
【化7】 (2) 特公平4−76990 しかしながら上述の方法は最後のニトリル体の加水分解
工程の収率が低く工業的製法としては満足できるもので
はなかった。
工程の収率が低く工業的製法としては満足できるもので
はなかった。
【0005】さらに上述の方法で得られるニトリル体を
過酸化水素でアミド化し、これを加水分解して2−置換
ヒドロキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チア
ジアゾール−3−イル)酢酸を合成する方法も知られて
いる(3)。
過酸化水素でアミド化し、これを加水分解して2−置換
ヒドロキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チア
ジアゾール−3−イル)酢酸を合成する方法も知られて
いる(3)。
【化8】 (3) 特公平7−55941 この方法は工程数が9工程と長くまたニトリル体を合成
するために危険な試薬を反応に必要とするため工業的に
使用するには問題も多い。
するために危険な試薬を反応に必要とするため工業的に
使用するには問題も多い。
【0006】また、上記の(1)、(2)および(3)とは異な
る閉環反応によるが、3−アミノイソオキサゾールとM
SCN及びアシルハライドを反応させ、(1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル)酢酸誘導体を得る方法も報告
されている((4):EP0536900A)。 しかし、この方法は3−アミノイソオキサゾールの入手
が容易でない。そこで、2−置換ヒドロキシイミノ−2
−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル
酢酸)(シン異性体)のより有利な合成方法の開発が望
まれていた。
る閉環反応によるが、3−アミノイソオキサゾールとM
SCN及びアシルハライドを反応させ、(1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル)酢酸誘導体を得る方法も報告
されている((4):EP0536900A)。 しかし、この方法は3−アミノイソオキサゾールの入手
が容易でない。そこで、2−置換ヒドロキシイミノ−2
−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル
酢酸)(シン異性体)のより有利な合成方法の開発が望
まれていた。
【0007】本発明者らは、上記の従来技術の欠点を補
う新しい技術の開発を鋭意検討した結果、アミドオキシ
ムのO−アリールスルホニル置換体又はO−アルキルス
ルホニル置換体を溶媒中MSCN(Mはアルカリ金属ま
たはアンモニウムを意味する)と閉環反応させると、好
収率で5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール誘導体が
得られることを見い出した。
う新しい技術の開発を鋭意検討した結果、アミドオキシ
ムのO−アリールスルホニル置換体又はO−アルキルス
ルホニル置換体を溶媒中MSCN(Mはアルカリ金属ま
たはアンモニウムを意味する)と閉環反応させると、好
収率で5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール誘導体が
得られることを見い出した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様は、
チアジアゾール環形成をアミドオキシム(R(NH2)C
=NOH)のO−置換体とMSCNにより行うものであ
り(反応式1参照)、公知技術(上記(1)、(2)および
(3))がアミジン(RC(=NH)−NH2)のハロゲン化
物とKSCNにより行う点で異なるものである。本発明
のアミドオキシムを用いる閉環反応では、アミドオキシ
ムのシン異性体、アンチ異性体であるかを問わず閉環が
可能であるが、公知方法ではアンチ異性体のアミジン誘
導体は合成できないため、アンチ異性体から閉環体は得
られない。
チアジアゾール環形成をアミドオキシム(R(NH2)C
=NOH)のO−置換体とMSCNにより行うものであ
り(反応式1参照)、公知技術(上記(1)、(2)および
(3))がアミジン(RC(=NH)−NH2)のハロゲン化
物とKSCNにより行う点で異なるものである。本発明
のアミドオキシムを用いる閉環反応では、アミドオキシ
ムのシン異性体、アンチ異性体であるかを問わず閉環が
可能であるが、公知方法ではアンチ異性体のアミジン誘
導体は合成できないため、アンチ異性体から閉環体は得
られない。
【0009】本発明の閉環反応は、下記の反応式1によ
って表すことができる。
って表すことができる。
【化9】 ここで、Raは、例えば、非置換または置換の低級アル
キル、または、
キル、または、
【化10】 (式中、R1は低級アルキルまたはフルオロメチル、R3
は低級アルキルオキシまたはアミノ基を意味する)であ
り、Rbは、例えば、アルキルスルホニルまたはアリー
ルスルホニルであり、Mは、例えば、アルカリ金属また
はアンモニウムである。
は低級アルキルオキシまたはアミノ基を意味する)であ
り、Rbは、例えば、アルキルスルホニルまたはアリー
ルスルホニルであり、Mは、例えば、アルカリ金属また
はアンモニウムである。
【0010】本発明はこの閉環反応を用いて、2−置換
ヒドロキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チア
ジアゾール−3−イル)酢酸誘導体(酢酸エステルまた
は酢酸アミド)(アンチ異性体)(VI)の製造方法を提供
するものである。
ヒドロキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チア
ジアゾール−3−イル)酢酸誘導体(酢酸エステルまた
は酢酸アミド)(アンチ異性体)(VI)の製造方法を提供
するものである。
【0011】本発明の第2の態様は、閉環反応生成物
(アンチ異性体)(VI)をシン異性体に変換し、効率良
く加水分解する方法である。一般に、閉環反応生成物
(アンチ異性体)(VI)を直接加水分解すると、アンチ
異性体のカルボン酸が得られる。ところが、閉環反応生
成物(アンチ異性体)(VI)はホルムアミド誘導体(VI
I)に変換されると同時にシン異性体に変換される。本
発明の製造方法はこの知見により完成されたものであ
る。シン異性体のホルムアミド誘導体(VII)を加水分
解することにより、中間体として好ましい高純度のシン
異性体のカルボン酸(I)が得られる。
(アンチ異性体)(VI)をシン異性体に変換し、効率良
く加水分解する方法である。一般に、閉環反応生成物
(アンチ異性体)(VI)を直接加水分解すると、アンチ
異性体のカルボン酸が得られる。ところが、閉環反応生
成物(アンチ異性体)(VI)はホルムアミド誘導体(VI
I)に変換されると同時にシン異性体に変換される。本
発明の製造方法はこの知見により完成されたものであ
る。シン異性体のホルムアミド誘導体(VII)を加水分
解することにより、中間体として好ましい高純度のシン
異性体のカルボン酸(I)が得られる。
【0012】本発明の第3の態様は、新規化合物である
2−置換ヒドロキシイミノ−2−置換カルボニル−アセ
トアミド−O−置換オキシムを提供するものである。す
なわち、本発明は、一般式(VI)
2−置換ヒドロキシイミノ−2−置換カルボニル−アセ
トアミド−O−置換オキシムを提供するものである。す
なわち、本発明は、一般式(VI)
【化11】 (式中、R1は低級アルキルまたはフルオロメチル、R3
は低級アルキルオキシまたはアミノ基を意味する)で示
される2−置換ヒドロキシイミノ−2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸誘導体(酢
酸エステルまたはアミド)(アンチ異性体)(VI)の製
造方法であって、一般式(V)
は低級アルキルオキシまたはアミノ基を意味する)で示
される2−置換ヒドロキシイミノ−2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸誘導体(酢
酸エステルまたはアミド)(アンチ異性体)(VI)の製
造方法であって、一般式(V)
【化12】 (式中、R1およびR3は上記と同じ意味であり、R2は
アリールスルホニル又はアルキルスルホニルを意味す
る)で示される2−置換ヒドロキシイミノ−2−置換カ
ルボニル−アセトアミド−O−置換オキシム(V)を、
MSCN(式中、Mはアルカリ金属またはアンモニウム
を意味する)と反応させることを特徴とする方法、
アリールスルホニル又はアルキルスルホニルを意味す
る)で示される2−置換ヒドロキシイミノ−2−置換カ
ルボニル−アセトアミド−O−置換オキシム(V)を、
MSCN(式中、Mはアルカリ金属またはアンモニウム
を意味する)と反応させることを特徴とする方法、
【0013】および、一般式(VII)
【化13】 (式中、R1は低級アルキルまたはフルオロメチル、R3
は低級アルキルオキシまたはアミノ基を意味する)で示
される2−置換ヒドロキシイミノ−2−(5−ホルムア
ミド−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸誘導
体(酢酸エステルまたは酢酸アミド)(シン異性体)(VI
I)を得る方法であって、一般式(VI)
は低級アルキルオキシまたはアミノ基を意味する)で示
される2−置換ヒドロキシイミノ−2−(5−ホルムア
ミド−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸誘導
体(酢酸エステルまたは酢酸アミド)(シン異性体)(VI
I)を得る方法であって、一般式(VI)
【化14】 (式中、R1およびR3は上記と同じ意味である)で示さ
れる2−置換ヒドロキシイミノ−2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸誘導体(酢
酸エステルまたはアミド)(アンチ異性体)(VI)とギ
酸を反応させることを特徴とする方法を提供するもので
あり、シン異性体(VII)は加水分解されて、7−アシ
ルセファロスポリン化合物のアシル化に用いられる、一
般式(I)
れる2−置換ヒドロキシイミノ−2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸誘導体(酢
酸エステルまたはアミド)(アンチ異性体)(VI)とギ
酸を反応させることを特徴とする方法を提供するもので
あり、シン異性体(VII)は加水分解されて、7−アシ
ルセファロスポリン化合物のアシル化に用いられる、一
般式(I)
【化15】 (式中、R1は低級アルキル、フルオロメチルを意味す
る)で示される、目的の2−置換ヒドロキシイミノ−2
−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)
酢酸(シン異性体)(I)が得られる。
る)で示される、目的の2−置換ヒドロキシイミノ−2
−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)
酢酸(シン異性体)(I)が得られる。
【0014】さらに、本発明は新規化合物である、一般
式(V)
式(V)
【化16】 (式中、R1は、メチル、エチルまたはフルオロメチ
ル、R2は、メタンスルホニル、ベンゼンスルホニルま
たはトルエンスルホニルを意味し、R3は、低級アルキ
ルオキシまたはアミノ基を意味する。ただし、R1がメ
チルであるとき、R3はエトキシではない)で示される
2−置換ヒドロキシイミノ−2−置換カルボニル−アセ
トアミド−O−置換オキシムを提供するものである。
ル、R2は、メタンスルホニル、ベンゼンスルホニルま
たはトルエンスルホニルを意味し、R3は、低級アルキ
ルオキシまたはアミノ基を意味する。ただし、R1がメ
チルであるとき、R3はエトキシではない)で示される
2−置換ヒドロキシイミノ−2−置換カルボニル−アセ
トアミド−O−置換オキシムを提供するものである。
【0015】
【発明の実施の態様】この明細書において、「低級アル
キル」とは、飽和の直鎖または分枝状の、炭素原子1〜
6個、好ましくは1〜5個、より好ましくは1〜4個を
含む炭化水素残基をいう。例えばメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチルなどが包含さ
れる。
キル」とは、飽和の直鎖または分枝状の、炭素原子1〜
6個、好ましくは1〜5個、より好ましくは1〜4個を
含む炭化水素残基をいう。例えばメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチルなどが包含さ
れる。
【0016】「アリールスルホニル」または「アルキル
スルホニル」は、オキシムの保護基として通常用いられ
るスルホニル基であればよく、好ましくは、ベンゼンス
ルホニル、トルエンスルホニル、メタンスルホニルなど
を挙げることができる。
スルホニル」は、オキシムの保護基として通常用いられ
るスルホニル基であればよく、好ましくは、ベンゼンス
ルホニル、トルエンスルホニル、メタンスルホニルなど
を挙げることができる。
【0017】本発明で用いられる「MSCN」のMとし
ての適当なアルカリ金属としてはナトリウム、カリウム
等が含まれる。
ての適当なアルカリ金属としてはナトリウム、カリウム
等が含まれる。
【0018】本発明によれば、7−アシルアミノセファ
ロスポリン化合物を製造するためのアシル化に用いられ
る2−置換ヒドロキシイミノ−2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸(シン異性体)
(I)はシアノ酢酸エステルを原料として、下記の反応
式2に示すように、6〜7工程で製造することができ
る。
ロスポリン化合物を製造するためのアシル化に用いられ
る2−置換ヒドロキシイミノ−2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸(シン異性体)
(I)はシアノ酢酸エステルを原料として、下記の反応
式2に示すように、6〜7工程で製造することができ
る。
【化17】
【0019】反応式2において、化合物(V)とMSC
Nとの反応で得られる本発明の化合物(VI)はアンチ異
性体である。化合物(VI)(アンチ異性体)はギ酸でシ
ン異性体に異性化されると同時にアミノ基がホルミル化
された化合物(VII)(シン異性体)が生成する。
Nとの反応で得られる本発明の化合物(VI)はアンチ異
性体である。化合物(VI)(アンチ異性体)はギ酸でシ
ン異性体に異性化されると同時にアミノ基がホルミル化
された化合物(VII)(シン異性体)が生成する。
【0020】中間体(II)、(III)、(IV)および
(V)において、
(V)において、
【化18】 で表される部分構造式は、下記の式
【化19】 (式中、R1は前記と同じ意味である)で表される幾何学
的構造の両方を包括するものとする。本明細書におい
て、上述の部分構造を有するすべての化合物については
式(Sn)で示される幾何構造を有する化合物を「シン異性
体」と称し、式(An)で示される構造を有する化合物は
「アンチ異性体」と称する。
的構造の両方を包括するものとする。本明細書におい
て、上述の部分構造を有するすべての化合物については
式(Sn)で示される幾何構造を有する化合物を「シン異性
体」と称し、式(An)で示される構造を有する化合物は
「アンチ異性体」と称する。
【0021】本発明者らが見い出した上記反応の優位性
を下記に列挙する。 安価なシアノ酢酸エステルを出発原料として短工程で
安価に収率よく(I)が得られる。 本発明の化合物(V)を経由する方法は高価かつ危険
な試薬を必要としないため工業的に使用するには公知の
方法に比べはるかに有利で安全である。 化合物(VI)のシン異性体を直接加水分解して化合物
(I)を得る方法は、副生成物が生成し、収率が大幅に
低下する。化合物(VI)のアミノ基−NH2をホルミル
基で保護した化合物(VII)を加水分解すると高純度の
化合物(I)が高収率で得られる。従って化合物(VI)
を1段階の反応で化合物(VII)に導く本発明の方法は
工業的に極めて有利な方法である。例えば、R1がメチ
ルの場合化合物(VI)から化合物(VII)をほぼ定量的
に得ることが出来る。
を下記に列挙する。 安価なシアノ酢酸エステルを出発原料として短工程で
安価に収率よく(I)が得られる。 本発明の化合物(V)を経由する方法は高価かつ危険
な試薬を必要としないため工業的に使用するには公知の
方法に比べはるかに有利で安全である。 化合物(VI)のシン異性体を直接加水分解して化合物
(I)を得る方法は、副生成物が生成し、収率が大幅に
低下する。化合物(VI)のアミノ基−NH2をホルミル
基で保護した化合物(VII)を加水分解すると高純度の
化合物(I)が高収率で得られる。従って化合物(VI)
を1段階の反応で化合物(VII)に導く本発明の方法は
工業的に極めて有利な方法である。例えば、R1がメチ
ルの場合化合物(VI)から化合物(VII)をほぼ定量的
に得ることが出来る。
【0022】目的の中間体(I)の製造方法を下記に詳
細に述べる。方法1 化合物(II)において、R3がアミノ基の場合、シアノ酢
酸エステルをアンモニア水でアミド化したのちニトロソ
化反応して得られる。また、化合物(II)において、R
3が低級アルキルオキシの場合、シアノ酢酸エステルを
ニトロソ化反応して得る。この反応に使用されるニトロ
ソ化剤は活性メチレン化合物と反応してC−ニトロソ化
合物を生成し得る慣用のもので、例えば亜硝酸ナトリウ
ム等が使用できる。
細に述べる。方法1 化合物(II)において、R3がアミノ基の場合、シアノ酢
酸エステルをアンモニア水でアミド化したのちニトロソ
化反応して得られる。また、化合物(II)において、R
3が低級アルキルオキシの場合、シアノ酢酸エステルを
ニトロソ化反応して得る。この反応に使用されるニトロ
ソ化剤は活性メチレン化合物と反応してC−ニトロソ化
合物を生成し得る慣用のもので、例えば亜硝酸ナトリウ
ム等が使用できる。
【0023】方法2 化合物(III)は化合物(II)のヒドロキシイミノ基上
に置換基を導入する反応により製造できる。ヒドロキシ
イミノ基上に置換基を導入する反応に使用される試薬と
しては、一般式R1−Y(式中、R1は上記と同じ意味で
あり、Yは酸残基である)の化合物が含まれる。適当な
酸残基としてはハロゲン化水素酸(例えば塩酸、臭化水
素酸、沃化水素酸等)、アルキル硫酸(例えばメチル硫
酸、エチル硫酸等)のごとき酸の残基が含まれる。反応
は通常水、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホオキ
シド、アセトニトリルのごとき溶媒または反応に悪影響
を与えないその他の溶媒中で実施され、また好ましくは
無機塩基または有機塩基の存在下で実施される。反応温
度は特に限定されないが、通常加熱下で実施される。
に置換基を導入する反応により製造できる。ヒドロキシ
イミノ基上に置換基を導入する反応に使用される試薬と
しては、一般式R1−Y(式中、R1は上記と同じ意味で
あり、Yは酸残基である)の化合物が含まれる。適当な
酸残基としてはハロゲン化水素酸(例えば塩酸、臭化水
素酸、沃化水素酸等)、アルキル硫酸(例えばメチル硫
酸、エチル硫酸等)のごとき酸の残基が含まれる。反応
は通常水、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホオキ
シド、アセトニトリルのごとき溶媒または反応に悪影響
を与えないその他の溶媒中で実施され、また好ましくは
無機塩基または有機塩基の存在下で実施される。反応温
度は特に限定されないが、通常加熱下で実施される。
【0024】方法3 化合物(IV)は化合物(III)を加水分解反応およびア
ミドオキシム化を行うことによって製造される。化合物
(III)において、R3が低級アルキルオキシである化合
物を原料に使用する場合は、加水分解反応を行った後、
アミドオキシム化反応を行う。この加水分解は好ましく
は塩基の存在で実施される。適当な塩基としてはアルカ
リ金属(例えばナトリウム、カリウム等)、アルカリ土類
金属(例えば、マグネシウム、カルシウム等)、それらの
水酸化物、炭酸塩または重炭酸塩のごとき無機塩基が含
まれる。反応は通常、水、アルコール、それらの混合物
中で実施される。反応温度は10℃以下好ましくは0〜
5℃で実施される。加水分解生成物をアミドオキシム化
する。化合物(III)において、R3がアミノ基の場合は
直接アミドオキシム化することもあるが、アミドオキシ
ム化と加水分解を同時に行う場合もある。
ミドオキシム化を行うことによって製造される。化合物
(III)において、R3が低級アルキルオキシである化合
物を原料に使用する場合は、加水分解反応を行った後、
アミドオキシム化反応を行う。この加水分解は好ましく
は塩基の存在で実施される。適当な塩基としてはアルカ
リ金属(例えばナトリウム、カリウム等)、アルカリ土類
金属(例えば、マグネシウム、カルシウム等)、それらの
水酸化物、炭酸塩または重炭酸塩のごとき無機塩基が含
まれる。反応は通常、水、アルコール、それらの混合物
中で実施される。反応温度は10℃以下好ましくは0〜
5℃で実施される。加水分解生成物をアミドオキシム化
する。化合物(III)において、R3がアミノ基の場合は
直接アミドオキシム化することもあるが、アミドオキシ
ム化と加水分解を同時に行う場合もある。
【0025】アミドオキシム化反応は好ましくは塩基の
存在で、ヒドロキシルアミン塩酸塩または硫酸塩を反応
させて行う。適当な塩基としては、アルカリ金属、アル
カリ土類金属の炭酸塩または重炭酸塩のごとき無機塩基
が含まれる。反応は通常、水、アルコールの混合物中で
実施され、反応温度は20〜80℃で実施される。
存在で、ヒドロキシルアミン塩酸塩または硫酸塩を反応
させて行う。適当な塩基としては、アルカリ金属、アル
カリ土類金属の炭酸塩または重炭酸塩のごとき無機塩基
が含まれる。反応は通常、水、アルコールの混合物中で
実施され、反応温度は20〜80℃で実施される。
【0026】方法4 化合物(V)は、公知の方法では、化合物(III)におい
て、R3がエトキシである化合物を直接アミドオキシム
化した後、p−トルエンスルホニルクロリドと反応させ
合成されている((5):J.Antibiotics 39,111
〜121(1986)。しかし、この方法は収率が悪く工
業的に実施することは不可能であった。従って、本発明
者らは反応式2に示すように、(III)→(IV)→
(V)の合成ルートを採用した。化合物(III)におい
て、R3がアミノ基である化合物は直接アミドオキシム
化後アリールスルホニル化又はアルキルスルホニル化し
て化合物(V)が得られる。化合物(V)は化合物(IV)
を低級アルキルエステル化したのちアミドオキシムのア
リールスルホニル化又はアルキルスルホニル化等の反応
を行い得られる。低級アルキルエステル化は常法のカル
ボン酸の低級アルキルエステル化の方法を適用できる。
低級アルコールと酸触媒(例えば塩酸)法が工業的には有
利な方法である。反応温度は室温〜65℃で実施され
る。次のアリールスルホニル化又はアルキルスルホニル
化反応は単離することなく上記反応終了後、低級アルコ
ールを留去したのちアリールスルホニルクロライド又は
アルキルスルホニルクロライド等と反応させて化合物
(V)を製造し得る。 反応は酢酸エチル、メタノール、アセトニトリルのごと
き溶媒または反応に悪影響を与えないその他の溶媒で実
施され、また好ましくは無機塩基または有機塩基の存在
下で実施される。反応温度は10℃以下好ましくは、0
±2℃で実施される。
て、R3がエトキシである化合物を直接アミドオキシム
化した後、p−トルエンスルホニルクロリドと反応させ
合成されている((5):J.Antibiotics 39,111
〜121(1986)。しかし、この方法は収率が悪く工
業的に実施することは不可能であった。従って、本発明
者らは反応式2に示すように、(III)→(IV)→
(V)の合成ルートを採用した。化合物(III)におい
て、R3がアミノ基である化合物は直接アミドオキシム
化後アリールスルホニル化又はアルキルスルホニル化し
て化合物(V)が得られる。化合物(V)は化合物(IV)
を低級アルキルエステル化したのちアミドオキシムのア
リールスルホニル化又はアルキルスルホニル化等の反応
を行い得られる。低級アルキルエステル化は常法のカル
ボン酸の低級アルキルエステル化の方法を適用できる。
低級アルコールと酸触媒(例えば塩酸)法が工業的には有
利な方法である。反応温度は室温〜65℃で実施され
る。次のアリールスルホニル化又はアルキルスルホニル
化反応は単離することなく上記反応終了後、低級アルコ
ールを留去したのちアリールスルホニルクロライド又は
アルキルスルホニルクロライド等と反応させて化合物
(V)を製造し得る。 反応は酢酸エチル、メタノール、アセトニトリルのごと
き溶媒または反応に悪影響を与えないその他の溶媒で実
施され、また好ましくは無機塩基または有機塩基の存在
下で実施される。反応温度は10℃以下好ましくは、0
±2℃で実施される。
【0027】方法5 化合物(VI)は化合物(V)をMSCN(Mはアルカリ
金属またはアンモニウム)と反応することによって製造
できる。Mとしての適当なアルカリ金属としてはナトリ
ウム、カリウム等が含まれる。反応は通常メタノール、
アセトン、アセトニトリルのごとき極性溶媒または反応
に悪影響を与えないその他の溶媒で実施される。使用す
る溶媒の量は化合物(V)に対して2〜10倍で好まし
くは3〜4倍で実施される。 MSCNの量は化合物(V)に対して1.5当量〜5当
量であり、好ましい量は3〜4当量である。反応温度は
0〜60℃、好ましくは20〜40℃で実施される。
金属またはアンモニウム)と反応することによって製造
できる。Mとしての適当なアルカリ金属としてはナトリ
ウム、カリウム等が含まれる。反応は通常メタノール、
アセトン、アセトニトリルのごとき極性溶媒または反応
に悪影響を与えないその他の溶媒で実施される。使用す
る溶媒の量は化合物(V)に対して2〜10倍で好まし
くは3〜4倍で実施される。 MSCNの量は化合物(V)に対して1.5当量〜5当
量であり、好ましい量は3〜4当量である。反応温度は
0〜60℃、好ましくは20〜40℃で実施される。
【0028】方法6 化合物(VII)は化合物(VI)をギ酸と反応させて得ら
れる。反応は化合物(VI)に対し2〜10倍量、好まし
くは3〜5倍量のギ酸を使用して実施される。ギ酸は9
8%以上の純度のものを用いてよく、工業用のギ酸でも
よい。また無水酢酸を添加して反応してもよい。反応温
度は30〜80℃で好ましくは50〜70℃で実施され
る。例えばR1=メチルの場合、反応が進行するにつれ
て化合物(VII)が析出するため反応の平衡がずれて化
合物(VII)が優先的に生成するので有利である。
れる。反応は化合物(VI)に対し2〜10倍量、好まし
くは3〜5倍量のギ酸を使用して実施される。ギ酸は9
8%以上の純度のものを用いてよく、工業用のギ酸でも
よい。また無水酢酸を添加して反応してもよい。反応温
度は30〜80℃で好ましくは50〜70℃で実施され
る。例えばR1=メチルの場合、反応が進行するにつれ
て化合物(VII)が析出するため反応の平衡がずれて化
合物(VII)が優先的に生成するので有利である。
【0029】方法7 化合物(I)は化合物(VII)を加水分解することによ
って製造できる。この加水分解は塩基の存在下で実施さ
れる。適当な塩基としてはアルカリ金属(例えばナトリ
ウム、カリウム、リチウム等)、アルカリ土類金属(例え
ばマグネシウム、カルシウム等)の水酸化物が含まれ
る。好ましくは、水酸化ナトリウムである。反応は通常
水、アルコールおよび水の混合物のごとき水性媒体中で
実施される。反応温度はまず、0〜10℃、好ましくは
0〜5℃である。さらに、40〜60℃に加熱して加水
分解することもできる。
って製造できる。この加水分解は塩基の存在下で実施さ
れる。適当な塩基としてはアルカリ金属(例えばナトリ
ウム、カリウム、リチウム等)、アルカリ土類金属(例え
ばマグネシウム、カルシウム等)の水酸化物が含まれ
る。好ましくは、水酸化ナトリウムである。反応は通常
水、アルコールおよび水の混合物のごとき水性媒体中で
実施される。反応温度はまず、0〜10℃、好ましくは
0〜5℃である。さらに、40〜60℃に加熱して加水
分解することもできる。
【0030】次に参考例および実施例を示し、本発明を
具体的に説明する。 参考例1 5−アミノ−3−メチル−1,2,4−チアジアゾールの
合成
具体的に説明する。 参考例1 5−アミノ−3−メチル−1,2,4−チアジアゾールの
合成
【化20】 アセトアミドオキシムの合成
【化21】 アセトニトリル12.4g(0.30モル)、ヒドロキシ
ルアミン塩酸塩27.2g(0.39モル)、水酸化ナト
リウム16.3g(0.39モル)、及び水150mlの溶
液を常温下、17.5時間撹拌し反応した。減圧下にア
セトニトリル、水を留去し、濃縮乾固したのち、メタノ
ールを加え、メタノール不溶物(NaCl)を除去したの
ちメタノールを留去し13.7gのアセトアミドオキシム
を得た。 収率61.2% m.p. 114〜130℃ IR(cm-1):3490.9,3371.3,3157.
3,1654.8,1585.4,1398.3,893 NMR(DMSO−d6)δ:1.63(s,3H),5.2
7(bs,2H),7.64(bs,1H)
ルアミン塩酸塩27.2g(0.39モル)、水酸化ナト
リウム16.3g(0.39モル)、及び水150mlの溶
液を常温下、17.5時間撹拌し反応した。減圧下にア
セトニトリル、水を留去し、濃縮乾固したのち、メタノ
ールを加え、メタノール不溶物(NaCl)を除去したの
ちメタノールを留去し13.7gのアセトアミドオキシム
を得た。 収率61.2% m.p. 114〜130℃ IR(cm-1):3490.9,3371.3,3157.
3,1654.8,1585.4,1398.3,893 NMR(DMSO−d6)δ:1.63(s,3H),5.2
7(bs,2H),7.64(bs,1H)
【0031】アセトアミドオキシムトシレートの合成
【化22】 アセトアミドオキシム1.5g(0.02モル)をテトラ
ヒドロフラン(THF)45mlに溶解し、トリエチルア
ミン3ml(2.18g,0.022モル)を加え10℃で
p−トルエンスルホン酸クロリド(TsCl) 4.2g
(0.022モル)を少量ずつ加えた(発熱強し)。常
温で45分反応させたのち、析出した結晶を濾別し、濾
液は減圧下にTHFを留去し、得られた残渣に水を加え
た。酢酸エチルを用いて抽出、水洗、芒硝乾燥し、減圧
下に酢酸エチルを留去し、得られた残渣にイソプロピル
エーテルを加えて析出した結晶を濾取、乾燥して、3.
2gのアセトアミドオキシムトシレート(収率69.2
%)を得た。 m.p. 88〜90℃(分解) IR(cm-1):3463.9,3367.5,1652.
5,1336.6,1174.6,808.1 NMR(CDCl3)δ:1.78(s,3H),2.39
(s,3H),4.93(bs,2H),7.07〜7.97
(m,4H)
ヒドロフラン(THF)45mlに溶解し、トリエチルア
ミン3ml(2.18g,0.022モル)を加え10℃で
p−トルエンスルホン酸クロリド(TsCl) 4.2g
(0.022モル)を少量ずつ加えた(発熱強し)。常
温で45分反応させたのち、析出した結晶を濾別し、濾
液は減圧下にTHFを留去し、得られた残渣に水を加え
た。酢酸エチルを用いて抽出、水洗、芒硝乾燥し、減圧
下に酢酸エチルを留去し、得られた残渣にイソプロピル
エーテルを加えて析出した結晶を濾取、乾燥して、3.
2gのアセトアミドオキシムトシレート(収率69.2
%)を得た。 m.p. 88〜90℃(分解) IR(cm-1):3463.9,3367.5,1652.
5,1336.6,1174.6,808.1 NMR(CDCl3)δ:1.78(s,3H),2.39
(s,3H),4.93(bs,2H),7.07〜7.97
(m,4H)
【0032】5−アミノ−3−メチル−1,2,4−チ
アジアゾールの合成
アジアゾールの合成
【化23】 アセトアミドオキシムトシレート2.29g(0.01モ
ル)、ロダンカリウム1.07g(0.011モル)をメ
タノール23gに溶解し45〜50℃で20hr反応させ
た。反応液を冷却して析出した結晶(p−トルエンスル
ホン酸カリウム塩)を濾別し母液を濃縮した。得られた
残渣に酢酸エチルを加えて不溶物を除去したのち、酢酸
エチル抽出物を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィーで精製し、450mgの5−アミノ−3−
メチル−1,2,4−チアジアゾールを得た。(収率3
9.1%) m.p. 192.5〜193.0℃ IR(cm-1):3278.8,3095.5,1651.
0,1544.9,1492.8,1382.9,810.
0 NMR(DMSO−d6)δ:2.21(s,3H),7.5
9(bs,2H)
ル)、ロダンカリウム1.07g(0.011モル)をメ
タノール23gに溶解し45〜50℃で20hr反応させ
た。反応液を冷却して析出した結晶(p−トルエンスル
ホン酸カリウム塩)を濾別し母液を濃縮した。得られた
残渣に酢酸エチルを加えて不溶物を除去したのち、酢酸
エチル抽出物を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィーで精製し、450mgの5−アミノ−3−
メチル−1,2,4−チアジアゾールを得た。(収率3
9.1%) m.p. 192.5〜193.0℃ IR(cm-1):3278.8,3095.5,1651.
0,1544.9,1492.8,1382.9,810.
0 NMR(DMSO−d6)δ:2.21(s,3H),7.5
9(bs,2H)
【0033】参考例2 1,1−ジメトキシ−2−(5−アミノ−1,2,4−チア
ジアゾール−3−イル)−エタンの合成
ジアゾール−3−イル)−エタンの合成
【化24】 3,3−ジメトキシプロパンアミドオキシムの合成
【化25】 ヒドロキシルアミン塩酸塩41.7g(0.6モル)を水
400mlに溶解し30%水酸化ナトリウム115mlを加
え、この溶液に3,3−ジメトキシプロパンニトリル5
7.5g(0.5モル)、及びメタノール100gを加え、
40〜43℃にて一夜反応した。反応終了確認後、濃塩
酸(6g)を加えてpH5〜6に調整したのち、減圧下に
メタノールを留去し、濃縮物を酢酸エチル300mlで3
回抽出、芒硝乾燥、濃縮し得られた残渣を減圧蒸留して
3,3−ジメトキシプロパンアミドオキシム53.5g
(収率72.3%)を得た。 b.p. 132〜134℃/1mmHg IR(cm-1):3473.6,3361.0,1666.
4,1658.7,1386.7,1120.6,107
0.4 NMR(CDCl3)δ:2.40(w,2H),3.33
(s,6H),4.43(t,1H),4.86(bs,2
H),8.45(bs,1H)
400mlに溶解し30%水酸化ナトリウム115mlを加
え、この溶液に3,3−ジメトキシプロパンニトリル5
7.5g(0.5モル)、及びメタノール100gを加え、
40〜43℃にて一夜反応した。反応終了確認後、濃塩
酸(6g)を加えてpH5〜6に調整したのち、減圧下に
メタノールを留去し、濃縮物を酢酸エチル300mlで3
回抽出、芒硝乾燥、濃縮し得られた残渣を減圧蒸留して
3,3−ジメトキシプロパンアミドオキシム53.5g
(収率72.3%)を得た。 b.p. 132〜134℃/1mmHg IR(cm-1):3473.6,3361.0,1666.
4,1658.7,1386.7,1120.6,107
0.4 NMR(CDCl3)δ:2.40(w,2H),3.33
(s,6H),4.43(t,1H),4.86(bs,2
H),8.45(bs,1H)
【0034】3,3−ジメトキシプロパンアミドオキ
シムトシレートの合成
シムトシレートの合成
【化26】 3,3−ジメトキシプロパンアミドオキシム50g(0.
34モル)、トリエチルアミン37.6g(0.37モ
ル),塩化メチレン100mlの溶液にトシルクロライド
64.6g(0.34モル)の塩化メチレン(200ml)
溶液を10℃以下で滴下して反応した。反応終了確認
後、水洗浄、塩化メチレンを留去し、得られた残渣にイ
ソプロピルエーテルを加えて、析出した結晶を濾取乾燥
して3,3−ジメトキシプロパンアミドオキシムトシレ
ート87.0g(収率85.3%)を得た。 m.p. 90.5〜92.0℃ IR(cm-1):3384.8,1633.6,1352.
0,1180.4 NMR(CDCl3)δ:2.37(d,2H),2.41(s,
3H),3.28(s,6H),4.38(t,1H),5.22
(bs,2H),7.2〜7.78(m,4H)
34モル)、トリエチルアミン37.6g(0.37モ
ル),塩化メチレン100mlの溶液にトシルクロライド
64.6g(0.34モル)の塩化メチレン(200ml)
溶液を10℃以下で滴下して反応した。反応終了確認
後、水洗浄、塩化メチレンを留去し、得られた残渣にイ
ソプロピルエーテルを加えて、析出した結晶を濾取乾燥
して3,3−ジメトキシプロパンアミドオキシムトシレ
ート87.0g(収率85.3%)を得た。 m.p. 90.5〜92.0℃ IR(cm-1):3384.8,1633.6,1352.
0,1180.4 NMR(CDCl3)δ:2.37(d,2H),2.41(s,
3H),3.28(s,6H),4.38(t,1H),5.22
(bs,2H),7.2〜7.78(m,4H)
【0035】1,1−ジメトキシ−2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−エタンの合成
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−エタンの合成
【化27】 3,3−ジメトキシプロパンアミドオキシムトシレート
5g(16.5ミリモル),ロダンカリウム(73.6ミリ
モル)をメタノール50gに溶解し、55〜60℃にて
16時間反応した。反応液を冷却して析出した結晶を濾
別した。母液を減圧下にメタノールを留去し、得られた
残渣に水を加えて酢酸エチルにより抽出(30ml×
3)、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製
を経て1,1−ジメトキシ−2−(5−アミノ−1,2,4
−チアジアゾール−3−イル)−エタン1.1g(収率3
5%)を得た。 m.p. 62.0〜66.5℃ IR(cm-1):3388.7,3130.3,1647.
1,1539.1,1363.6,1114.8,920.
0 NMR(DMSO−d6)δ:2.98(d,2H),3.36
(s,6H),4.84(t,1H),6.53(bs,2H)
5g(16.5ミリモル),ロダンカリウム(73.6ミリ
モル)をメタノール50gに溶解し、55〜60℃にて
16時間反応した。反応液を冷却して析出した結晶を濾
別した。母液を減圧下にメタノールを留去し、得られた
残渣に水を加えて酢酸エチルにより抽出(30ml×
3)、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製
を経て1,1−ジメトキシ−2−(5−アミノ−1,2,4
−チアジアゾール−3−イル)−エタン1.1g(収率3
5%)を得た。 m.p. 62.0〜66.5℃ IR(cm-1):3388.7,3130.3,1647.
1,1539.1,1363.6,1114.8,920.
0 NMR(DMSO−d6)δ:2.98(d,2H),3.36
(s,6H),4.84(t,1H),6.53(bs,2H)
【0036】次に製造例および実施例を示し、本発明を
さらに具体的に説明する。製造例1 エチル 2−ヒドロキシイミノシアノアセテートの合成 式II(式中、R3=OEt) 水(2540ml)、亜硝酸ナトリウム(507.2g)、シア
ノ酢酸エチル(791.0g)の水溶液に、冷却下62.5
%硫酸(603.7g)を30ないし40℃で2.2時間か
けて滴下した。滴下終了後、室温で2時間攪拌したの
ち、窒素酸化物(NO2)を減圧で除去したのち、内温1
5℃迄冷却したのち結晶を濾取した。得られた結晶を水
150mlで2回、トルエン200mlで2回洗浄したのち
50℃で乾燥し、エチル 2−ヒドロキシイミノシアノ
アセテート932.9g(収率93.9%)を得た。m.p.1
32〜133℃ IR(cm-1):3100,3120.4,1728.1,14
83.0,1313.4,1066.6,852.5 NMR(CDCl3)δ:1.29(3H,t,J=7Hz)、4.
25(2H,q,J=7Hz)、12〜15(1H,bs)
さらに具体的に説明する。製造例1 エチル 2−ヒドロキシイミノシアノアセテートの合成 式II(式中、R3=OEt) 水(2540ml)、亜硝酸ナトリウム(507.2g)、シア
ノ酢酸エチル(791.0g)の水溶液に、冷却下62.5
%硫酸(603.7g)を30ないし40℃で2.2時間か
けて滴下した。滴下終了後、室温で2時間攪拌したの
ち、窒素酸化物(NO2)を減圧で除去したのち、内温1
5℃迄冷却したのち結晶を濾取した。得られた結晶を水
150mlで2回、トルエン200mlで2回洗浄したのち
50℃で乾燥し、エチル 2−ヒドロキシイミノシアノ
アセテート932.9g(収率93.9%)を得た。m.p.1
32〜133℃ IR(cm-1):3100,3120.4,1728.1,14
83.0,1313.4,1066.6,852.5 NMR(CDCl3)δ:1.29(3H,t,J=7Hz)、4.
25(2H,q,J=7Hz)、12〜15(1H,bs)
【0037】製造例2 エチル 2−メトキシイミノシアノアセテートの合成 式III(式中、R1=CH3、R3=OEt) シアノ酢酸エチル678g(6.0モル)、亜硝酸ナトリウ
ム434.7g(6.3モル)の水溶液2170mlに62.5
%硫酸122.3g(4.32モル)を内温24〜30℃で
約20分で滴下した。さらに同温度で2時間攪拌して反
応した。炭酸カリウム129.2g(0.93モル)、水2
58ml溶液を約30分で滴下して反応液を溶解したの
ち、ジメチル硫酸756.0g(6.0モル)を氷冷下、内
温22〜32℃で約45分で滴下し、室温で2時間攪拌
した。50℃で1時間加熱して25℃迄冷却後、炭酸カ
リウム7.2g、水14ml溶液を加えて中和(pH6.5〜
7.0)した。反応液から酢酸エチル900mlで2回抽出
後、飽和食塩水450ml×2洗浄を行い、酢酸エチル層
を濃縮して濃縮物797gを得た。これを減圧蒸留して
80〜83℃/2mmHgの留分384.8g(収率41.1
%)のエチル 2−メトキシイミノシアノアセテートを
得た。 IR(cm-1):1751.2,1558.4,1298.0,1
056.9,840.9 NMR(δ):1.38(t,3H),2.27(s,3H),2.3
5(q,2H)
ム434.7g(6.3モル)の水溶液2170mlに62.5
%硫酸122.3g(4.32モル)を内温24〜30℃で
約20分で滴下した。さらに同温度で2時間攪拌して反
応した。炭酸カリウム129.2g(0.93モル)、水2
58ml溶液を約30分で滴下して反応液を溶解したの
ち、ジメチル硫酸756.0g(6.0モル)を氷冷下、内
温22〜32℃で約45分で滴下し、室温で2時間攪拌
した。50℃で1時間加熱して25℃迄冷却後、炭酸カ
リウム7.2g、水14ml溶液を加えて中和(pH6.5〜
7.0)した。反応液から酢酸エチル900mlで2回抽出
後、飽和食塩水450ml×2洗浄を行い、酢酸エチル層
を濃縮して濃縮物797gを得た。これを減圧蒸留して
80〜83℃/2mmHgの留分384.8g(収率41.1
%)のエチル 2−メトキシイミノシアノアセテートを
得た。 IR(cm-1):1751.2,1558.4,1298.0,1
056.9,840.9 NMR(δ):1.38(t,3H),2.27(s,3H),2.3
5(q,2H)
【0038】製造例3 エチル 2−フルオロメトキシイミノ−シアノアセテー
トの合成 式III(式中、R1=CH2F、R3=OEt) エチル 2−ヒドロキシイミノ−シアノアセテート5
6.8g(0.4mol)をジメチルスルホキシド200mlに溶
解し、氷冷下炭酸カリウム110.6g(0.8mol)を添加
し、10分間攪拌、ジメチルホルムアミド40mlにフル
オロメチルブロマイド48.8g(0.4mol)を溶解し、こ
の溶液を氷冷下滴下した。内温20〜30℃で2.5時
間攪拌反応し、反応液を氷水1リットルに分散し酢酸エ
チル(800ml、500ml、500ml)で抽出し、酢酸エ
チル層を合わせて飽和食塩水300mlで2回洗浄した。
芒硝乾燥後、濃縮して濃縮物66.4gを得た。シリカゲ
ル60gを使用してカラムクロマトグラフィーにより精
製してエチル 2−フルオロメトキシイミノ−シアノア
セテート46.6g(収率66.9%)の油状物を得た。 IR(cm-1 KBr):2991,2349,1761,17
40,1582,1470,1377,1333,1302,
1184,1136,1067,1009,949,860,
839,770 NMR(CDCl3)δ:1.38(3H,t,J=7Hz)、4.
38(2H,q,J=7Hz)、5.80(2H,d,J=52H
z)
トの合成 式III(式中、R1=CH2F、R3=OEt) エチル 2−ヒドロキシイミノ−シアノアセテート5
6.8g(0.4mol)をジメチルスルホキシド200mlに溶
解し、氷冷下炭酸カリウム110.6g(0.8mol)を添加
し、10分間攪拌、ジメチルホルムアミド40mlにフル
オロメチルブロマイド48.8g(0.4mol)を溶解し、こ
の溶液を氷冷下滴下した。内温20〜30℃で2.5時
間攪拌反応し、反応液を氷水1リットルに分散し酢酸エ
チル(800ml、500ml、500ml)で抽出し、酢酸エ
チル層を合わせて飽和食塩水300mlで2回洗浄した。
芒硝乾燥後、濃縮して濃縮物66.4gを得た。シリカゲ
ル60gを使用してカラムクロマトグラフィーにより精
製してエチル 2−フルオロメトキシイミノ−シアノア
セテート46.6g(収率66.9%)の油状物を得た。 IR(cm-1 KBr):2991,2349,1761,17
40,1582,1470,1377,1333,1302,
1184,1136,1067,1009,949,860,
839,770 NMR(CDCl3)δ:1.38(3H,t,J=7Hz)、4.
38(2H,q,J=7Hz)、5.80(2H,d,J=52H
z)
【0039】製造例4 2−シアノ−2−メトキシイミノ−アセトアミドの合成 式III(式中、R1=Me、R3=NH2) 濃アンモニア水64.5g(1.07mol)、水28.7mlの
溶液にシアン酢酸エチル100g(0.89mol)を氷冷下
5℃以下で滴下する。反応後、減圧下に濃縮し、残留物
に亜硝酸ナトリウム73.3g(1.06mol)、水151g
の溶液を添加する。内温38〜48℃に維持して62.
5%硫酸76.3g(0.49mol)を滴下する。滴下終了後
同温度で1時間攪拌した。反応液に炭酸カリウム73.
3g(0.53mol)、水110gの溶液を滴下後38〜48
℃でジメチル硫酸133.8g(1.06mol)を滴下した。
同温度で1時間攪拌したのち冷却し、得られた結晶を1
50mlの水で50℃で洗浄後、濾取,乾燥して92.2g
(収率82%)の2−シアノ−2−メトキシイミノ−アセ
トアミドを得た。 m.p.124〜126℃ IR(KBr)cm-1:3400,3300,3180,170
5,1560,1160,1045 NMR(DMSO−d6)δ:1.37(3H,t,J=8H
z)、4.53(2H,q,J=8Hz)、7.93(2H,s)
溶液にシアン酢酸エチル100g(0.89mol)を氷冷下
5℃以下で滴下する。反応後、減圧下に濃縮し、残留物
に亜硝酸ナトリウム73.3g(1.06mol)、水151g
の溶液を添加する。内温38〜48℃に維持して62.
5%硫酸76.3g(0.49mol)を滴下する。滴下終了後
同温度で1時間攪拌した。反応液に炭酸カリウム73.
3g(0.53mol)、水110gの溶液を滴下後38〜48
℃でジメチル硫酸133.8g(1.06mol)を滴下した。
同温度で1時間攪拌したのち冷却し、得られた結晶を1
50mlの水で50℃で洗浄後、濾取,乾燥して92.2g
(収率82%)の2−シアノ−2−メトキシイミノ−アセ
トアミドを得た。 m.p.124〜126℃ IR(KBr)cm-1:3400,3300,3180,170
5,1560,1160,1045 NMR(DMSO−d6)δ:1.37(3H,t,J=8H
z)、4.53(2H,q,J=8Hz)、7.93(2H,s)
【0040】製造例5 2−カルボキシ−2−メトキシイミノ−アセトアミドオ
キシムの合成 式IV(式中、R1=Me) 2−シアノ−2−メトキシイミノ−アセトアミド24.
4g(0.19mol)、重炭酸ナトリウム32.2g(0.38m
ol)、を水に懸濁し、ヒドロキシルアミン塩酸塩13.3
g(0.19mol)、水18.4gの溶液を80〜85℃で滴
下した。同温で3時間攪拌して反応後、反応液を濃縮し
た。濃塩酸20gでpH2.0に調整したのち冷却し生成
した結晶を濾取した。得られた結晶をメタノール20g
で洗浄し、濾取,乾燥して27.1gの2−カルボキシ−
2−メトキシイミノ−アセトアミドオキシムを得た。こ
の結晶には14.8%の食塩を含む。実収量27.1×
0.852=23.1g 収率74.8% m.p.155〜156℃(分解) IR(KBr)cm-1:3382,3175,1681.8,1
616.2,1380.2,1053.1,1083.8
キシムの合成 式IV(式中、R1=Me) 2−シアノ−2−メトキシイミノ−アセトアミド24.
4g(0.19mol)、重炭酸ナトリウム32.2g(0.38m
ol)、を水に懸濁し、ヒドロキシルアミン塩酸塩13.3
g(0.19mol)、水18.4gの溶液を80〜85℃で滴
下した。同温で3時間攪拌して反応後、反応液を濃縮し
た。濃塩酸20gでpH2.0に調整したのち冷却し生成
した結晶を濾取した。得られた結晶をメタノール20g
で洗浄し、濾取,乾燥して27.1gの2−カルボキシ−
2−メトキシイミノ−アセトアミドオキシムを得た。こ
の結晶には14.8%の食塩を含む。実収量27.1×
0.852=23.1g 収率74.8% m.p.155〜156℃(分解) IR(KBr)cm-1:3382,3175,1681.8,1
616.2,1380.2,1053.1,1083.8
【0041】製造例6 2−カルボキシ−2−メトキシイミノ−アセトアミドオ
キシムの合成 式IV(式中、R1=Me) エチル 2−メトキシイミノ−シアノアセテート15
8.0g(1.01mol)、水236mlの溶液に96%水酸化
カリウム60.9g(1.04mol)、水121mlの溶液を5
0〜55℃で滴下した。炭酸カリウム90.9g(0.66
mol)、水182mlを添加する。さらにヒドロキシルアミ
ン塩酸塩91.5g(1.31mol)、水137mlの溶液を同
温度で約2時間で滴下し、1夜室温で放置した。反応液
を濃縮し、濃塩酸110.9g(1.06mol)を加えpH1.
0にした。冷却し析出した結晶を濾取し、水30ml×
2、アセトン124mlで洗浄し、濾取、乾燥して19
4.0gの2−カルボキシ−2−メトキシイミノ−アセト
アミドオキシムを得た。このものには35.5%の塩化
カリウムを含む。実収率76.7%
キシムの合成 式IV(式中、R1=Me) エチル 2−メトキシイミノ−シアノアセテート15
8.0g(1.01mol)、水236mlの溶液に96%水酸化
カリウム60.9g(1.04mol)、水121mlの溶液を5
0〜55℃で滴下した。炭酸カリウム90.9g(0.66
mol)、水182mlを添加する。さらにヒドロキシルアミ
ン塩酸塩91.5g(1.31mol)、水137mlの溶液を同
温度で約2時間で滴下し、1夜室温で放置した。反応液
を濃縮し、濃塩酸110.9g(1.06mol)を加えpH1.
0にした。冷却し析出した結晶を濾取し、水30ml×
2、アセトン124mlで洗浄し、濾取、乾燥して19
4.0gの2−カルボキシ−2−メトキシイミノ−アセト
アミドオキシムを得た。このものには35.5%の塩化
カリウムを含む。実収率76.7%
【0042】製造例7 2−カルボキシ−2−フルオロメトキシイミノ−アセト
アミドオキシムの合成 式IV(式中、R1=CH2F) エチル 2−フルオロメトキシイミノ−シアノアセテー
ト46.6g(267.6mmol)に氷冷下、水酸化ナトリウ
ム12.9g(321.1mmol)を水268mlに溶解した溶
液を加え、3時間室温で攪拌した。氷冷下、ヒドロキシ
ルアミン塩酸塩20.5g(294.4mmol)、ついで炭酸
カリウム16.7g(120.4mmol)を加えて室温で一夜
攪拌した。濃塩酸22.3ml(267.6mmol)を加え(pH
=2)、内温30℃で濃縮し結晶が析出したら冷却し濾
取乾燥して21.3gの2−カルボキシ−2−フルオロメ
トキシイミノ−アセトアミドオキシムを得た。収率4
4.6% m.p.103〜105℃(分解) IR(KBr)cm-1:3435,3109,2509,169
0,1641,1605,1522,1393,1142,1
072,802
アミドオキシムの合成 式IV(式中、R1=CH2F) エチル 2−フルオロメトキシイミノ−シアノアセテー
ト46.6g(267.6mmol)に氷冷下、水酸化ナトリウ
ム12.9g(321.1mmol)を水268mlに溶解した溶
液を加え、3時間室温で攪拌した。氷冷下、ヒドロキシ
ルアミン塩酸塩20.5g(294.4mmol)、ついで炭酸
カリウム16.7g(120.4mmol)を加えて室温で一夜
攪拌した。濃塩酸22.3ml(267.6mmol)を加え(pH
=2)、内温30℃で濃縮し結晶が析出したら冷却し濾
取乾燥して21.3gの2−カルボキシ−2−フルオロメ
トキシイミノ−アセトアミドオキシムを得た。収率4
4.6% m.p.103〜105℃(分解) IR(KBr)cm-1:3435,3109,2509,169
0,1641,1605,1522,1393,1142,1
072,802
【0043】製造例8 O−トシル−2−メトキシカルボニル−2−メトキシイ
ミノ−アセトアミドオキシムの合成 式V(式中、R1=Me、R2=トシル、R3=OMe) 2−カルボキシ−2−メトキシイミノ−アセトアミドオ
キシム202g(食塩20.4g含む、実質161g(1.0m
ol))、メタノール315gの懸濁液に加熱還流下(63〜
67℃)に塩化チオニル124.8g(1.05mol)を滴下
した。滴下終了後2時間加熱還流し、減圧下で濃縮し
た。残留液に酢酸エチル260gを添加しさらに濃縮し
た。残留液に酢酸エチル800g、重炭酸ナトリウム2
50g(3.0mol)、p−トルエンスルホニルクロライド2
00g(1.05mol)を添加した。内温5℃で水450gを
滴下し同温度で1夜攪拌反応した。90%酢酸66.6g
(1.0mol)を滴下して中和後、内温60℃以下で減圧濃
縮した。残留液に水450gを添加し、冷却して析出し
た結晶を濾取した。得られた結晶を700gのトルエン
で洗浄、濾取、乾燥して263g(収率79.9%)のO−
トシル−2−メトキシカルボニル−2−メトキシイミノ
−アセトアミドオキシムを得た。 m.p.122〜124℃ IR(KBr)cm-1 3462,3352,1735.8,1
651,1595,1367.4,1292.2,1178.
4,1047.3 NMR(DMSO−d6)δ:2.10(s,3H)、3.75
(s,3H)、4.0(s,3H)、5.42(bs,2H)、7.25
〜7.44(m,3H)
ミノ−アセトアミドオキシムの合成 式V(式中、R1=Me、R2=トシル、R3=OMe) 2−カルボキシ−2−メトキシイミノ−アセトアミドオ
キシム202g(食塩20.4g含む、実質161g(1.0m
ol))、メタノール315gの懸濁液に加熱還流下(63〜
67℃)に塩化チオニル124.8g(1.05mol)を滴下
した。滴下終了後2時間加熱還流し、減圧下で濃縮し
た。残留液に酢酸エチル260gを添加しさらに濃縮し
た。残留液に酢酸エチル800g、重炭酸ナトリウム2
50g(3.0mol)、p−トルエンスルホニルクロライド2
00g(1.05mol)を添加した。内温5℃で水450gを
滴下し同温度で1夜攪拌反応した。90%酢酸66.6g
(1.0mol)を滴下して中和後、内温60℃以下で減圧濃
縮した。残留液に水450gを添加し、冷却して析出し
た結晶を濾取した。得られた結晶を700gのトルエン
で洗浄、濾取、乾燥して263g(収率79.9%)のO−
トシル−2−メトキシカルボニル−2−メトキシイミノ
−アセトアミドオキシムを得た。 m.p.122〜124℃ IR(KBr)cm-1 3462,3352,1735.8,1
651,1595,1367.4,1292.2,1178.
4,1047.3 NMR(DMSO−d6)δ:2.10(s,3H)、3.75
(s,3H)、4.0(s,3H)、5.42(bs,2H)、7.25
〜7.44(m,3H)
【0044】製造例9 O−ベンゼンスルホニル−2−メトキシカルボニル−2
−メトキシイミノ−アセトアミドオキシムの合成 式V(式中、R1=Me、R2=ベンゼンスルホニル、R3
=OMe) 2−カルボキシ−2−メトキシイミノ−アセトアミドオ
キシム41g(食塩20.3%含有、実質32.7g(0.2
0mol))、ベンゼンスルホニルクロライド37.8g(0.
21mol)を使用し製造例8と同様な手法によりO−ベン
ゼンスルホニル−2−メトキシカルボニル−2−メトキ
シイミノ−アセトアミドオキシム49.6g(収率77.4
%)を得た。 m.p.138〜139℃ IR(KBr)cm-1:3452,3346,1728,164
9,1311,1190,1047,804 NMR(DMSO−d6)δ:3.65(s,3H)、3.87
(s,3H)、7.07(bs,2H)、7.75〜7.93(m,5
H)
−メトキシイミノ−アセトアミドオキシムの合成 式V(式中、R1=Me、R2=ベンゼンスルホニル、R3
=OMe) 2−カルボキシ−2−メトキシイミノ−アセトアミドオ
キシム41g(食塩20.3%含有、実質32.7g(0.2
0mol))、ベンゼンスルホニルクロライド37.8g(0.
21mol)を使用し製造例8と同様な手法によりO−ベン
ゼンスルホニル−2−メトキシカルボニル−2−メトキ
シイミノ−アセトアミドオキシム49.6g(収率77.4
%)を得た。 m.p.138〜139℃ IR(KBr)cm-1:3452,3346,1728,164
9,1311,1190,1047,804 NMR(DMSO−d6)δ:3.65(s,3H)、3.87
(s,3H)、7.07(bs,2H)、7.75〜7.93(m,5
H)
【0045】製造例10 O−メシル−2−メトキシカルボニル−2−メトキシイ
ミノ−アセトアミドオキシムの合成 式V(式中、R1=Me、R2=メシル、R3=OMe) 2−カルボキシ−2−メトキシイミノ−アセトアミドオ
キシム、メタノール、塩化チオニルを用いて製造例8と
同様な手法により得られる2−メトキシカルボニル−2
−メトキシイミノ−アセトアミドオキシム塩酸塩2.2g
(0.01mol)を20mlの酢酸エチルに懸濁し、トリエチ
ルアミン2.9ml(2.10g、0.02mol)を加えたの
ち、メタンスルホニルクロライド0.89ml(1.31g、
0.011mol)を氷冷下で滴下した。5℃で30分、室
温で1.5時間攪拌して反応した。水洗、酢酸エチル層
を芒硝乾燥後、濃縮し、得られた残渣にイソプロピルエ
ーテルを加えて、析出した結晶を濾取,乾燥してO−メ
シル−2−メトキシカルボニル−2−メトキシイミノ−
アセトアミドオキシム1.1g(収率41.8%)を得た。 m.p.109〜112.0℃ IR(KBr)cm-1:3435,1732,1349,117
4,1045, NMR(DMSO−d6)δ:3.05(s,3H)、3.75
(s,3H)、4.00(s,3H)、7.15(bs,2H)
ミノ−アセトアミドオキシムの合成 式V(式中、R1=Me、R2=メシル、R3=OMe) 2−カルボキシ−2−メトキシイミノ−アセトアミドオ
キシム、メタノール、塩化チオニルを用いて製造例8と
同様な手法により得られる2−メトキシカルボニル−2
−メトキシイミノ−アセトアミドオキシム塩酸塩2.2g
(0.01mol)を20mlの酢酸エチルに懸濁し、トリエチ
ルアミン2.9ml(2.10g、0.02mol)を加えたの
ち、メタンスルホニルクロライド0.89ml(1.31g、
0.011mol)を氷冷下で滴下した。5℃で30分、室
温で1.5時間攪拌して反応した。水洗、酢酸エチル層
を芒硝乾燥後、濃縮し、得られた残渣にイソプロピルエ
ーテルを加えて、析出した結晶を濾取,乾燥してO−メ
シル−2−メトキシカルボニル−2−メトキシイミノ−
アセトアミドオキシム1.1g(収率41.8%)を得た。 m.p.109〜112.0℃ IR(KBr)cm-1:3435,1732,1349,117
4,1045, NMR(DMSO−d6)δ:3.05(s,3H)、3.75
(s,3H)、4.00(s,3H)、7.15(bs,2H)
【0046】製造例11 O−トシル−2−メトキシカルボニル−2−フルオロメ
トキシイミノ−アセトアミドオキシムの合成 式V(式中、R1=CH2F、R2=トシル、R3=OM
e) 2−カルボキシ−2−フルオロメトキシイミノ−アセト
アミドオキシム1.79g(10mmol)をメタノール5mlに
懸濁し、塩化チオニル1.31g(11mmol)を添加し4時
間還流した。メタノールを濃縮し残渣に酢酸エチル5ml
を添加し濃縮した。残渣に酢酸エチル9mlを添加した懸
濁液に重炭酸ナトリウム2.52g(30mmol)、p−トル
エンスルホニルクロライド1.91g(10mmol)を加え、
水4.5mlを添加して5℃以下で17時間攪拌して反応
した。製造例8と同様な手法で後処理してO−トシル−
2−メトキシカルボニル−2−フルオロメトキシイミノ
−アセトアミドオキシム2.40g(収率69.1%)を得
た。 m.p.136〜138℃ IR(KBr)cm-1:3504,3389,1749,165
9,1595,1367,1290,1194,1178,1
123,1057,1011,905,795,683 NMR(DMSO−d6)δ:2.39(3H,s)、3.69
(3H,s)、5.63(2H,d,J=53Hz)、7.18(2
H,s)、7.29(2H,d,J=9Hz)、7.69(2H,d,
J=9Hz)
トキシイミノ−アセトアミドオキシムの合成 式V(式中、R1=CH2F、R2=トシル、R3=OM
e) 2−カルボキシ−2−フルオロメトキシイミノ−アセト
アミドオキシム1.79g(10mmol)をメタノール5mlに
懸濁し、塩化チオニル1.31g(11mmol)を添加し4時
間還流した。メタノールを濃縮し残渣に酢酸エチル5ml
を添加し濃縮した。残渣に酢酸エチル9mlを添加した懸
濁液に重炭酸ナトリウム2.52g(30mmol)、p−トル
エンスルホニルクロライド1.91g(10mmol)を加え、
水4.5mlを添加して5℃以下で17時間攪拌して反応
した。製造例8と同様な手法で後処理してO−トシル−
2−メトキシカルボニル−2−フルオロメトキシイミノ
−アセトアミドオキシム2.40g(収率69.1%)を得
た。 m.p.136〜138℃ IR(KBr)cm-1:3504,3389,1749,165
9,1595,1367,1290,1194,1178,1
123,1057,1011,905,795,683 NMR(DMSO−d6)δ:2.39(3H,s)、3.69
(3H,s)、5.63(2H,d,J=53Hz)、7.18(2
H,s)、7.29(2H,d,J=9Hz)、7.69(2H,d,
J=9Hz)
【0047】製造例12 O−ベンゼンスルホニル−2−メトキシカルボニル−2
−フルオロメトキシイミノ−アセトアミドオキシムの合
成 式V(式中、R1=CH2F、R2=ベンゼンスルホニ
ル、R3=OMe) 2−カルボキシ−2−フルオロメトキシイミノ−アセト
アミドオキシム3.58g(20mmol)を使用し製造例11
と同様な手法によりベンゼンスルホニルクロライド3.
53g(20mmol)と反応させO−ベンゼンスルホニル−
2−メトキシカルボニル−2−フルオロメトキシイミノ
−アセトアミドオキシム4.17g(収率62.6%)を得
た。 m.p.126〜128℃ IR(KBr)cm-1:3464,3352,1744,165
3,1377,1312,1192,1119,1057,1
005,955,841,800,764 NMR(DMSO−d6)δ:3.71(3H,s)、5.62
(2H,d,J=53Hz)、7.23(2H,bs)、7.4〜8.
0(5H,m)
−フルオロメトキシイミノ−アセトアミドオキシムの合
成 式V(式中、R1=CH2F、R2=ベンゼンスルホニ
ル、R3=OMe) 2−カルボキシ−2−フルオロメトキシイミノ−アセト
アミドオキシム3.58g(20mmol)を使用し製造例11
と同様な手法によりベンゼンスルホニルクロライド3.
53g(20mmol)と反応させO−ベンゼンスルホニル−
2−メトキシカルボニル−2−フルオロメトキシイミノ
−アセトアミドオキシム4.17g(収率62.6%)を得
た。 m.p.126〜128℃ IR(KBr)cm-1:3464,3352,1744,165
3,1377,1312,1192,1119,1057,1
005,955,841,800,764 NMR(DMSO−d6)δ:3.71(3H,s)、5.62
(2H,d,J=53Hz)、7.23(2H,bs)、7.4〜8.
0(5H,m)
【0048】製造例13 O−メシル−2−メトキシカルボニル−2−フルオロメ
トキシイミノ−アセトアミドオキシムの合成 式V(式中、R1=CH2F、R2=メシル、R3=OM
e) 2−カルボキシ−2−フルオロメトキシイミノ−アセト
アミドオキシム3.58g(20mmol)を使用し製造例10
と同様な手法によりメタンスルホニルクロライド2.2
9g(20mmol)と反応させO−メシル−2−メトキシカ
ルボニル−2−フルオロメトキシイミノ−アセトアミド
オキシム2.57g(収率47.4%)を得た。 m.p.124.5〜127℃ IR(KBr):3443,3337,1744,1659,
1441,1352,1298,1177,1119,10
55,988,905,841,820 NMR(DMSO−d6)δ:3.04(3H,s)、3.76
(3H,s)、5.74(2H,d,J=53Hz)、7.20(2
H,bs)
トキシイミノ−アセトアミドオキシムの合成 式V(式中、R1=CH2F、R2=メシル、R3=OM
e) 2−カルボキシ−2−フルオロメトキシイミノ−アセト
アミドオキシム3.58g(20mmol)を使用し製造例10
と同様な手法によりメタンスルホニルクロライド2.2
9g(20mmol)と反応させO−メシル−2−メトキシカ
ルボニル−2−フルオロメトキシイミノ−アセトアミド
オキシム2.57g(収率47.4%)を得た。 m.p.124.5〜127℃ IR(KBr):3443,3337,1744,1659,
1441,1352,1298,1177,1119,10
55,988,905,841,820 NMR(DMSO−d6)δ:3.04(3H,s)、3.76
(3H,s)、5.74(2H,d,J=53Hz)、7.20(2
H,bs)
【0049】製造例14 O−トシル−2−エトキシカルボニル−2−メトキシイ
ミノ−アセトアミドオキシムの合成 式V(式中、R1=Me、R2=トシル、R3=OEt) 2−カルボキシ−2−メトキシイミノ−アセトアミドオ
キシム19.8g(食塩含量19%、実質16.1g(0.1
モル))をエタノール30gの懸濁液に塩化チオニル12.
5g(0.11モル)を滴下した。以下製造例8と同様な手
法によりO−トシル−2−エトキシカルボニル−2−メ
トキシイミノ−アセトアミドオキシム25.7g(収率7
5.0%)を得た。 m.p.117.5〜119.0℃ IR(KBr)cm-1:3458,3356,1728,164
9,1599,1364,1192,1042,837 NMR(CDCl3)δ:1.23(t,3H,J=7Hz)、2.
40(s,3H)、3.98(s,3H)、4.18(q,2H,J=
7Hz)、5.35(bs,2H)、7.20〜7.73(m,4H)
ミノ−アセトアミドオキシムの合成 式V(式中、R1=Me、R2=トシル、R3=OEt) 2−カルボキシ−2−メトキシイミノ−アセトアミドオ
キシム19.8g(食塩含量19%、実質16.1g(0.1
モル))をエタノール30gの懸濁液に塩化チオニル12.
5g(0.11モル)を滴下した。以下製造例8と同様な手
法によりO−トシル−2−エトキシカルボニル−2−メ
トキシイミノ−アセトアミドオキシム25.7g(収率7
5.0%)を得た。 m.p.117.5〜119.0℃ IR(KBr)cm-1:3458,3356,1728,164
9,1599,1364,1192,1042,837 NMR(CDCl3)δ:1.23(t,3H,J=7Hz)、2.
40(s,3H)、3.98(s,3H)、4.18(q,2H,J=
7Hz)、5.35(bs,2H)、7.20〜7.73(m,4H)
【0050】製造例15 2−シアノ−2−フルオロメトキシイミノ−アセトアミ
ドの合成 式III(式中、R1=CH2F、R3=NH2) 2−シアノ−2−ヒドロキシイミノアセトアミド(0.3
1mol)をジメチルスルホキシド150mlに溶解し、氷冷
下、炭酸カリウム85.7g(0.62mol)を加え、20分
間撹拌した。一方、ジメチルホルムアミド27mlにフル
オロメチルブロマイド27.8g(0.31mol)を溶解しな
がら秤量し、この溶液を氷冷下滴下し、室温で1.5時
間撹拌した。氷水1kg中に分散し、酢酸エチル500m
l、400ml、300mlでそれぞれ抽出し、酢酸エチル
層を合わせ、飽和食塩水150mlで2回洗浄した。硫酸
マグネシウム100gで乾燥し、酢酸エチルを減圧下、
残65.5gまで濃縮し、冷却、濾取、乾燥し、32.8g
(収率72.6%)の2−シアノ−2−フルオロメトキシ
イミノ−アセトアミドを得た。 NMR(DMSO−d6)δ:5.91(2H,d,J=53
HZ);7.93(2H,bs)
ドの合成 式III(式中、R1=CH2F、R3=NH2) 2−シアノ−2−ヒドロキシイミノアセトアミド(0.3
1mol)をジメチルスルホキシド150mlに溶解し、氷冷
下、炭酸カリウム85.7g(0.62mol)を加え、20分
間撹拌した。一方、ジメチルホルムアミド27mlにフル
オロメチルブロマイド27.8g(0.31mol)を溶解しな
がら秤量し、この溶液を氷冷下滴下し、室温で1.5時
間撹拌した。氷水1kg中に分散し、酢酸エチル500m
l、400ml、300mlでそれぞれ抽出し、酢酸エチル
層を合わせ、飽和食塩水150mlで2回洗浄した。硫酸
マグネシウム100gで乾燥し、酢酸エチルを減圧下、
残65.5gまで濃縮し、冷却、濾取、乾燥し、32.8g
(収率72.6%)の2−シアノ−2−フルオロメトキシ
イミノ−アセトアミドを得た。 NMR(DMSO−d6)δ:5.91(2H,d,J=53
HZ);7.93(2H,bs)
【0051】製造例16 O−トシル−2−カルバモイル−2−メトキシイミノ−
アセトアミドオキシムの合成 式V(式中、R1=Me、R2=トシル、R3=NH2) 2−シアノ−2−メトキシイミノ−アセトアミド12.
7g(0.1mol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩7.3g(0.
105mol)、メタノール80mlの懸濁液に炭酸ナトリウ
ム5.56g(0.0525mol)を添加し、17時間室温撹
拌した。氷冷し、炭酸ナトリウム6.89g(0.065mo
l)、メタノール20mlを添加し、p−トルエンスルホニ
ルクロライド21.0g(0.11mol)を氷冷下、少しずつ
添加し、同温度で4時間撹拌した。水100mlに分散冷
却し、析出した結晶を濾取し、水洗し、酢酸エチル80
mlで洗浄した。結晶濾取乾燥して20.2g(収率64.3
%)の0−トシル−2−カルバモイル−2−メトキシイ
ミノ−アセトアミドオキシムを得た。 m.p.:124〜126℃(分解) IR(KBr)cm-1:3402、3196、1693、1
653、1597、1346、1175、1047、8
95、831、667 NMR(DMSO−d6)δ:2.34(3H,s);3.74
(3H,s);6.80(2H,bs);7.11(2H,bs);
7.17(2H,d,J=8HZ);7.57(2H,J=8
HZ)
アセトアミドオキシムの合成 式V(式中、R1=Me、R2=トシル、R3=NH2) 2−シアノ−2−メトキシイミノ−アセトアミド12.
7g(0.1mol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩7.3g(0.
105mol)、メタノール80mlの懸濁液に炭酸ナトリウ
ム5.56g(0.0525mol)を添加し、17時間室温撹
拌した。氷冷し、炭酸ナトリウム6.89g(0.065mo
l)、メタノール20mlを添加し、p−トルエンスルホニ
ルクロライド21.0g(0.11mol)を氷冷下、少しずつ
添加し、同温度で4時間撹拌した。水100mlに分散冷
却し、析出した結晶を濾取し、水洗し、酢酸エチル80
mlで洗浄した。結晶濾取乾燥して20.2g(収率64.3
%)の0−トシル−2−カルバモイル−2−メトキシイ
ミノ−アセトアミドオキシムを得た。 m.p.:124〜126℃(分解) IR(KBr)cm-1:3402、3196、1693、1
653、1597、1346、1175、1047、8
95、831、667 NMR(DMSO−d6)δ:2.34(3H,s);3.74
(3H,s);6.80(2H,bs);7.11(2H,bs);
7.17(2H,d,J=8HZ);7.57(2H,J=8
HZ)
【0052】製造例17 O−トシル−2−カルバモイル−2−フルオロメトキシ
−アセトアミドオキシムの合成 式V(式中、R1=CH2F、R2=トシル、R3=N
H2) 2−シアノ−2−フルオロメトキシイミノ−アセトアミ
ド2.90g(20mmol)を用いて製造例16と同様な手法
により4.90g(収率73.8%)の0−トシル−2−カ
ルバモイル−2−フルオロメトキシ−アセトアミドオキ
シムを得た。 m.p.:143〜145℃(分解) IR(KBr)cm-1:3421、1699、1651、1
599、1854、1177、1059、1009、8
99、847、816、669 NMR(DMSO−d6)δ:2.37(3H,s);5.53
(2H,d,J=53HZ);7.04(2H,bs);7.23
(2H,d,J=8HZ);7.43(2H,bs);7.64
(2H,d,J=8HZ)
−アセトアミドオキシムの合成 式V(式中、R1=CH2F、R2=トシル、R3=N
H2) 2−シアノ−2−フルオロメトキシイミノ−アセトアミ
ド2.90g(20mmol)を用いて製造例16と同様な手法
により4.90g(収率73.8%)の0−トシル−2−カ
ルバモイル−2−フルオロメトキシ−アセトアミドオキ
シムを得た。 m.p.:143〜145℃(分解) IR(KBr)cm-1:3421、1699、1651、1
599、1854、1177、1059、1009、8
99、847、816、669 NMR(DMSO−d6)δ:2.37(3H,s);5.53
(2H,d,J=53HZ);7.04(2H,bs);7.23
(2H,d,J=8HZ);7.43(2H,bs);7.64
(2H,d,J=8HZ)
【0053】製造例18 2−シアノ−2−エトキシイミノ−アセトアミドの合成 式III(式中、R1=Et、R3=NH2) 2−シアノアセトアミド84g(1mol)、亜硝酸ナトリ
ウム82.8g(1.2mol)を水130mlに懸濁させ、6
2.5%硫酸69.5g(0.44mol)を35〜40℃で滴
下し、3.5時間反応させた。炭酸カリウム73.3g
(0.52mol)を水91mlに溶解後35〜40℃ジエチル
硫酸16.9g(1.1mmol)を滴下し滴下終了後同温度に
て2時間撹拌して反応し冷却(5℃)後、結晶を濾取し、
水で洗浄、乾燥して2−シアノ−2−エトキシイミノ−
アセトアミド130g(収率92.2%)を得た。 m.p.125.5〜127.0℃ IR(KBr)cm-1:3417.6,3182.3,17
12.7,1610.5,1487.0,1386.7,1
190.0,1049.2,688.5 NMR(DMSO−d6)δ:1.35(3H,t,J=7H
z),4.46(2H,q,J=7Hz),8.23〜7.53
(2H,bs)
ウム82.8g(1.2mol)を水130mlに懸濁させ、6
2.5%硫酸69.5g(0.44mol)を35〜40℃で滴
下し、3.5時間反応させた。炭酸カリウム73.3g
(0.52mol)を水91mlに溶解後35〜40℃ジエチル
硫酸16.9g(1.1mmol)を滴下し滴下終了後同温度に
て2時間撹拌して反応し冷却(5℃)後、結晶を濾取し、
水で洗浄、乾燥して2−シアノ−2−エトキシイミノ−
アセトアミド130g(収率92.2%)を得た。 m.p.125.5〜127.0℃ IR(KBr)cm-1:3417.6,3182.3,17
12.7,1610.5,1487.0,1386.7,1
190.0,1049.2,688.5 NMR(DMSO−d6)δ:1.35(3H,t,J=7H
z),4.46(2H,q,J=7Hz),8.23〜7.53
(2H,bs)
【0054】製造例19 2−カルボキシ−2−エトキシイミノ−アセトアミドオ
キシムの合成 式IV(式中、R1=Et) 2−シアノ−2−エトキシイミノ−アセトアミド11
2.8g(0.8mol)、重炭酸ナトリウム134.4g(1.
6mol)を水258molに懸濁させ、塩酸ヒドロキシルア
ミン61.6g(0.88mol)を水86mlに溶かした溶液
を80〜85℃で滴下した。同温度で3時間撹拌して反
応後、製造例5と同様な手法で後処理して2−カルボキ
シ−2−エトキシイミノ−アセトアミドオキシム12
2.5gを得た。この結晶に28.6%の食塩水を含む。
実収量122.5×0.286=87.5g。収率62.5
% m.p.140〜141.0℃(分解) IR(KBr)cm-1:3338.6,2937.4,16
93.4,1604.7,1485.1,1473.5,1
365.5,1103.2,1041.5,823.5 NMR(DMSO−d6)δ:1.25(3H,t,J=7H
z),4.18(2H,q,J=7Hz),5.77〜4.87
(2H,bs),7.60〜8.25(1H,bs),10.03
〜10.57(1H,bs)
キシムの合成 式IV(式中、R1=Et) 2−シアノ−2−エトキシイミノ−アセトアミド11
2.8g(0.8mol)、重炭酸ナトリウム134.4g(1.
6mol)を水258molに懸濁させ、塩酸ヒドロキシルア
ミン61.6g(0.88mol)を水86mlに溶かした溶液
を80〜85℃で滴下した。同温度で3時間撹拌して反
応後、製造例5と同様な手法で後処理して2−カルボキ
シ−2−エトキシイミノ−アセトアミドオキシム12
2.5gを得た。この結晶に28.6%の食塩水を含む。
実収量122.5×0.286=87.5g。収率62.5
% m.p.140〜141.0℃(分解) IR(KBr)cm-1:3338.6,2937.4,16
93.4,1604.7,1485.1,1473.5,1
365.5,1103.2,1041.5,823.5 NMR(DMSO−d6)δ:1.25(3H,t,J=7H
z),4.18(2H,q,J=7Hz),5.77〜4.87
(2H,bs),7.60〜8.25(1H,bs),10.03
〜10.57(1H,bs)
【0055】製造例20 O−トシル−2−メトキシカルボニル−2−エトキシイ
ミノ−アセトアミドオキシムの合成 式V(式中、R1=Et、R2=トシル、R3=OMe) 2−カルボキシ−2−エトキシイミノ−アセトアミドオ
キシム110.4g(食塩31.6gを含む、実質78.8
g(0.45mol))、メタノール182mlの懸濁液に加熱
還流下に塩化チオニル58.9g(0.495mol)を滴下
した。滴下終了後2時間加熱還流し、減圧下で濃縮し
た。残留液にメタノール400ml、水300ml、炭酸水
素ナトリウム113.4g、トシルクロライド90.0g
(0.47mol)を添加し、製造例8と同様な手法によりo
−トシル−2−メトキシカルボニル−2−エトキシイミ
ノ−アセトアミドオキシム73.0g(収率47.3%)を
得た。 m.p.111〜121℃(分解) IR(KBr)cm-1:3444.6,3354,178
2,1649,1440.7,1357.8,1305.
7,1180.4,1029.9,823.5 NMR(CDCl3)δ:1.25(3H,t,J=7Hz),
2.42(3H,s),3.73(3H,s),4.26(2H,
q,J=7Hz),5.33(2H,bs),7.24〜7.76
(4H,m)
ミノ−アセトアミドオキシムの合成 式V(式中、R1=Et、R2=トシル、R3=OMe) 2−カルボキシ−2−エトキシイミノ−アセトアミドオ
キシム110.4g(食塩31.6gを含む、実質78.8
g(0.45mol))、メタノール182mlの懸濁液に加熱
還流下に塩化チオニル58.9g(0.495mol)を滴下
した。滴下終了後2時間加熱還流し、減圧下で濃縮し
た。残留液にメタノール400ml、水300ml、炭酸水
素ナトリウム113.4g、トシルクロライド90.0g
(0.47mol)を添加し、製造例8と同様な手法によりo
−トシル−2−メトキシカルボニル−2−エトキシイミ
ノ−アセトアミドオキシム73.0g(収率47.3%)を
得た。 m.p.111〜121℃(分解) IR(KBr)cm-1:3444.6,3354,178
2,1649,1440.7,1357.8,1305.
7,1180.4,1029.9,823.5 NMR(CDCl3)δ:1.25(3H,t,J=7Hz),
2.42(3H,s),3.73(3H,s),4.26(2H,
q,J=7Hz),5.33(2H,bs),7.24〜7.76
(4H,m)
【0056】
実施例1 2−メトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ異性体)の
合成 式VI(式中、R1=Me、R3=OMe) ロダンカリウム81g(0.83mol)、メタノール265g
にO−トシル−2−メトキシカルボニル−2−メトキシ
イミノ−アセトアミドオキシム91.6g(0.28mol)を
添加し25〜30℃で24時間反応した。不溶物を濾別
し、不溶物をメタノール230gで洗浄した。洗浄濾液
は先の反応濾液と合わせメタノールを減圧下に留去し
た。濃縮残渣に水140gを添加し冷却して析出した結
晶を濾取、乾燥し49.3g(収率82.0%)の2−メト
キシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾ
ール−3−イル)酢酸メチル(アンチ異性体)を得た。 m.p.172〜174℃ IR(KBr)cm-1:3371,3124,1732,164
5,1531,1479,1348,1294,1122,1
041,949 NMR(DMSO−d6)δ:3.77(s,3H)、3.92
(s,3H)、8.10(bs,2H)
アジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ異性体)の
合成 式VI(式中、R1=Me、R3=OMe) ロダンカリウム81g(0.83mol)、メタノール265g
にO−トシル−2−メトキシカルボニル−2−メトキシ
イミノ−アセトアミドオキシム91.6g(0.28mol)を
添加し25〜30℃で24時間反応した。不溶物を濾別
し、不溶物をメタノール230gで洗浄した。洗浄濾液
は先の反応濾液と合わせメタノールを減圧下に留去し
た。濃縮残渣に水140gを添加し冷却して析出した結
晶を濾取、乾燥し49.3g(収率82.0%)の2−メト
キシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾ
ール−3−イル)酢酸メチル(アンチ異性体)を得た。 m.p.172〜174℃ IR(KBr)cm-1:3371,3124,1732,164
5,1531,1479,1348,1294,1122,1
041,949 NMR(DMSO−d6)δ:3.77(s,3H)、3.92
(s,3H)、8.10(bs,2H)
【0057】実施例2 2−メトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ異性体)の
合成 式VI(式中、R1=Me、R3=OMe) O−トシル−2−メトキシカルボニル−2−メトキシイ
ミノ−アセトアミドオキシム16.45g(0.05mol)、
ロダンナトリウム12.15g(0.15mol)を用いて実施
例1と同様な手法により5.4g(収率50%)の2−メト
キシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾ
ール−3−イル)酢酸メチルを得た。(アンチ異性体)
アジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ異性体)の
合成 式VI(式中、R1=Me、R3=OMe) O−トシル−2−メトキシカルボニル−2−メトキシイ
ミノ−アセトアミドオキシム16.45g(0.05mol)、
ロダンナトリウム12.15g(0.15mol)を用いて実施
例1と同様な手法により5.4g(収率50%)の2−メト
キシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾ
ール−3−イル)酢酸メチルを得た。(アンチ異性体)
【0058】実施例3 2−メトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ異性体)の
合成 式VI(式中、R1=Me、R3=OMe) O−ベンゼンスルホニル−2−メトキシカルボニル−2
−メトキシイミノ−アセトアミドオキシム18.9g(0.
06mol)を用いて実施例1と同様な手法により10.1g
(収率:78.1%)の2−メトキシイミノ−2−(5−
アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メ
チル(アンチ異性体)を得た。
アジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ異性体)の
合成 式VI(式中、R1=Me、R3=OMe) O−ベンゼンスルホニル−2−メトキシカルボニル−2
−メトキシイミノ−アセトアミドオキシム18.9g(0.
06mol)を用いて実施例1と同様な手法により10.1g
(収率:78.1%)の2−メトキシイミノ−2−(5−
アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メ
チル(アンチ異性体)を得た。
【0059】実施例4 2−メトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ異性体)の
合成 式VI(式中、R1=Me、R3=OMe) O−メタンスルホニル−2−メトキシカルボニル−2−
メトキシイミノ−アセトアミドオキシム0.76g(3.0
mmol)を用いて実施例1と同様な手法により0.47g(収
率72.5%)の2−メトキシイミノ−2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(ア
ンチ異性体)を得た。
アジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ異性体)の
合成 式VI(式中、R1=Me、R3=OMe) O−メタンスルホニル−2−メトキシカルボニル−2−
メトキシイミノ−アセトアミドオキシム0.76g(3.0
mmol)を用いて実施例1と同様な手法により0.47g(収
率72.5%)の2−メトキシイミノ−2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(ア
ンチ異性体)を得た。
【0060】実施例5 2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ
異性体)の合成 式VI(式中、R1=CH2F、R3=OMe) O−トシル−2−メトキシカルボニル−2−フルオロメ
トキシイミノ−アセトアミドオキシム2.26g(6.5mm
ol)を用いて実施例1と同様な手法により902mg(収率
59.2%)の2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−
アミノ−1,2,4-チアシ゛アソ゛ール-3-イル)酢酸メチル(アンチ異性
体)を得た。 m.p.166〜169℃ IR(KBr)cm-1:3398,3138,1740,163
6,1529,1470,1439,1375,1292,1
130,1088,1059,941,818 NMR(DMSO−d6)δ:3.72(3H,s)、5.65
(2H,d,J=53Hz)、7.93(2H,s)
2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ
異性体)の合成 式VI(式中、R1=CH2F、R3=OMe) O−トシル−2−メトキシカルボニル−2−フルオロメ
トキシイミノ−アセトアミドオキシム2.26g(6.5mm
ol)を用いて実施例1と同様な手法により902mg(収率
59.2%)の2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−
アミノ−1,2,4-チアシ゛アソ゛ール-3-イル)酢酸メチル(アンチ異性
体)を得た。 m.p.166〜169℃ IR(KBr)cm-1:3398,3138,1740,163
6,1529,1470,1439,1375,1292,1
130,1088,1059,941,818 NMR(DMSO−d6)δ:3.72(3H,s)、5.65
(2H,d,J=53Hz)、7.93(2H,s)
【0061】実施例6 2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ
異性体)の合成 式VI(式中、R1=CH2F、R3=OMe) O−ベンゼンスルホニル−2−メトキシカルボニル−2
−フルオロメトキシイミノ−アセトアミドオキシム3.
3g(10mmol)を用いて実施例1と同様な手法により8
35mg(収率:35.7%)の2−フルオロメトキシイミ
ノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3
−イル)酢酸メチル(アンチ異性体)を得た。
2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ
異性体)の合成 式VI(式中、R1=CH2F、R3=OMe) O−ベンゼンスルホニル−2−メトキシカルボニル−2
−フルオロメトキシイミノ−アセトアミドオキシム3.
3g(10mmol)を用いて実施例1と同様な手法により8
35mg(収率:35.7%)の2−フルオロメトキシイミ
ノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3
−イル)酢酸メチル(アンチ異性体)を得た。
【0062】実施例7 2−メトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル)酢酸エチル(アンチ異性体)の
合成 式VI(式中、R1=Me、R3=OEt) O−トシル−2−エトキシカルボニル−2−メトキシイ
ミノ−アセトアミドオキシム5g(14.5mmol)を用いて
実施例1と同様な手法により2.97g(収率71%)の2
−メトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チア
ジアゾール−3−イル)酢酸エチル(アンチ異性体)を得
た。 m.p.138〜144℃ IR(KBr)m-1:3387,3150,1734,163
2,1528,1271,1138,957 NMR(DMSO−d6)δ:1.28(t,3H,J=7H
z)、3.97(s,3H)、4.22(t,2H,J=7Hz)、
7.58(bs,2H)
アジアゾール−3−イル)酢酸エチル(アンチ異性体)の
合成 式VI(式中、R1=Me、R3=OEt) O−トシル−2−エトキシカルボニル−2−メトキシイ
ミノ−アセトアミドオキシム5g(14.5mmol)を用いて
実施例1と同様な手法により2.97g(収率71%)の2
−メトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チア
ジアゾール−3−イル)酢酸エチル(アンチ異性体)を得
た。 m.p.138〜144℃ IR(KBr)m-1:3387,3150,1734,163
2,1528,1271,1138,957 NMR(DMSO−d6)δ:1.28(t,3H,J=7H
z)、3.97(s,3H)、4.22(t,2H,J=7Hz)、
7.58(bs,2H)
【0063】実施例8 2−メトキシイミノ−2−(5−ホルムアミド−1,2,
4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(シン異性
体)の合成 式VII(式中、R1=Me、R3=OMe) 2−メトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ異性体)1
0g(0.046mol)を99%ギ酸50gに溶解し、70℃
で6時間加熱攪拌した。10℃以下に冷却し析出した結
晶を濾取、メタノールで洗浄乾燥して7.6gの2−メト
キシイミノ−2−(5−ホルムアミド−1,2,4−チア
ジアゾール−3−イル)酢酸メチル(シン異性体)を得
た。さらに母液より2.0gを得た(収率85%)。 m.p.238〜240℃ IR(KBr)cm-1:3230,3153,3049,174
5,1684,1550,1541,1458,1435,1
369,1295.9,1105,1037,947 NMR(DMSO−d6)δ:3.80(3H,s)、3.95
(3H,s)、8.85(1H,s)、11.58(1H,bs)
4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(シン異性
体)の合成 式VII(式中、R1=Me、R3=OMe) 2−メトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ異性体)1
0g(0.046mol)を99%ギ酸50gに溶解し、70℃
で6時間加熱攪拌した。10℃以下に冷却し析出した結
晶を濾取、メタノールで洗浄乾燥して7.6gの2−メト
キシイミノ−2−(5−ホルムアミド−1,2,4−チア
ジアゾール−3−イル)酢酸メチル(シン異性体)を得
た。さらに母液より2.0gを得た(収率85%)。 m.p.238〜240℃ IR(KBr)cm-1:3230,3153,3049,174
5,1684,1550,1541,1458,1435,1
369,1295.9,1105,1037,947 NMR(DMSO−d6)δ:3.80(3H,s)、3.95
(3H,s)、8.85(1H,s)、11.58(1H,bs)
【0064】実施例9 2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−ホルムアミド
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(シ
ン異性体)の合成 式VII(式中、R1=CH2F、R3=OMe) 2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ
異性体)1.17g(5mmol)を99%ギ酸2.34g(51mm
ol)に溶解し35℃で90時間反応した。10℃以下に
冷却し析出した結晶を濾取、メタノールで洗浄、乾燥し
て434mgの2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−
ホルムアミド−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)
酢酸メチル(シン異性体)を得た。さらに母液より100
mgを得た。(収率39.6%) m.p.210〜212℃(分解) IR(KBr)cm-1:3167,3055,2968,174
7,1684,1553,1541,1439,1396,1
373,1283,1111,1065,1009,968,
932,862,787,735,575 NMR(DMSO−d6)δ:3.88(3H,s)、5.80
(2H,d,J=54Hz)、8.73(1H,s)、13.54
(1H,bs)
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(シ
ン異性体)の合成 式VII(式中、R1=CH2F、R3=OMe) 2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ
異性体)1.17g(5mmol)を99%ギ酸2.34g(51mm
ol)に溶解し35℃で90時間反応した。10℃以下に
冷却し析出した結晶を濾取、メタノールで洗浄、乾燥し
て434mgの2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−
ホルムアミド−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)
酢酸メチル(シン異性体)を得た。さらに母液より100
mgを得た。(収率39.6%) m.p.210〜212℃(分解) IR(KBr)cm-1:3167,3055,2968,174
7,1684,1553,1541,1439,1396,1
373,1283,1111,1065,1009,968,
932,862,787,735,575 NMR(DMSO−d6)δ:3.88(3H,s)、5.80
(2H,d,J=54Hz)、8.73(1H,s)、13.54
(1H,bs)
【0065】実施例10 2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−ホルムアミド
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(シ
ン異性体)の合成 式VII(式中、R1=CH2F、R3=OMe) 2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ
異性体)1.17g(5mmol)をギ酸1.38g(30mmol)に
懸濁し、無水酢酸1.12g(10mmol)を添加し、実施例
9と同様な手法により991mg(収率73.8%)の2−
フルオロメトキシイミノ−2−(5−ホルムアミド−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(シン異
性体)を得た。
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(シ
ン異性体)の合成 式VII(式中、R1=CH2F、R3=OMe) 2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ
異性体)1.17g(5mmol)をギ酸1.38g(30mmol)に
懸濁し、無水酢酸1.12g(10mmol)を添加し、実施例
9と同様な手法により991mg(収率73.8%)の2−
フルオロメトキシイミノ−2−(5−ホルムアミド−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(シン異
性体)を得た。
【0066】実施例11 2−メトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル)酢酸(シン異性体)の合成 式I(式中、R1=Me) 2−メトキシイミノ−2−(5−ホルムアミド−1,2,
4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(シン異性
体)146g(0.60mol)を水720gに懸濁し、内温0
℃に冷却し、10%水酸化ナトリウム水溶液720mlを
滴下した。0±1℃で1時間反応後、内温を45〜50
℃に上昇し2時間反応した。濃塩酸(62.4g)を用いて
pH6.5〜7.5に中和した。内温60℃以下で濃縮し
たのち濃塩酸(62g)でpH3に調整した。その後活性
炭14.6gを用いて脱色精製後、濃塩酸62.4g加えて
冷却し、析出した結晶を濾取乾燥し、166.7g(収
率:88.0%、HPLC純度:99.4%)の2−メト
キシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾ
ール−3−イル)酢酸(シン異性体)を得た。 m.p.170〜171℃(分解) IR(KBr)cm-1:3447,3173,1726,162
0,1539,1491,1244,1155,1043,8
29 NMR(DMSO−d6)δ:3.92(s,3H)、7.92(b
s,2H)
アジアゾール−3−イル)酢酸(シン異性体)の合成 式I(式中、R1=Me) 2−メトキシイミノ−2−(5−ホルムアミド−1,2,
4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(シン異性
体)146g(0.60mol)を水720gに懸濁し、内温0
℃に冷却し、10%水酸化ナトリウム水溶液720mlを
滴下した。0±1℃で1時間反応後、内温を45〜50
℃に上昇し2時間反応した。濃塩酸(62.4g)を用いて
pH6.5〜7.5に中和した。内温60℃以下で濃縮し
たのち濃塩酸(62g)でpH3に調整した。その後活性
炭14.6gを用いて脱色精製後、濃塩酸62.4g加えて
冷却し、析出した結晶を濾取乾燥し、166.7g(収
率:88.0%、HPLC純度:99.4%)の2−メト
キシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾ
ール−3−イル)酢酸(シン異性体)を得た。 m.p.170〜171℃(分解) IR(KBr)cm-1:3447,3173,1726,162
0,1539,1491,1244,1155,1043,8
29 NMR(DMSO−d6)δ:3.92(s,3H)、7.92(b
s,2H)
【0067】実施例12 2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸(シン異性体)の
合成 式I(式中、R1=CH2F) 2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−ホルムアミド
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(シ
ン異性体)5.24g(20mmol)を水26mlに懸濁し0℃
で水酸化ナトリウム3.2g(80mmol)を水16mlに溶解
した溶液を加え5℃で30時間攪拌して反応した。濃塩
酸7.0ml(84mmol)でpH1以下として酢酸エチル;3
0mlで4回抽出した。芒硝で酢酸エチル層を乾燥後活性
炭0.5gで脱色し、酢酸エチルを濃縮、イソプロピルエ
ーテルで析晶させ冷却、濾取、乾燥して36g(81.8
%収率)の2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸(シン異
性体)を得た。 m.p.169〜172℃(分解) IR(KBr)cm-1:1736,1620,1537,142
3,1248,1175,1146,1082,1011,9
57,824,721 NMR(DMSO−d6)δ:5.78(2H,d,J=55H
z)、8.15(3H,bs)
2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸(シン異性体)の
合成 式I(式中、R1=CH2F) 2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−ホルムアミド
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(シ
ン異性体)5.24g(20mmol)を水26mlに懸濁し0℃
で水酸化ナトリウム3.2g(80mmol)を水16mlに溶解
した溶液を加え5℃で30時間攪拌して反応した。濃塩
酸7.0ml(84mmol)でpH1以下として酢酸エチル;3
0mlで4回抽出した。芒硝で酢酸エチル層を乾燥後活性
炭0.5gで脱色し、酢酸エチルを濃縮、イソプロピルエ
ーテルで析晶させ冷却、濾取、乾燥して36g(81.8
%収率)の2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸(シン異
性体)を得た。 m.p.169〜172℃(分解) IR(KBr)cm-1:1736,1620,1537,142
3,1248,1175,1146,1082,1011,9
57,824,721 NMR(DMSO−d6)δ:5.78(2H,d,J=55H
z)、8.15(3H,bs)
【0068】実施例13 2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド(アン
チ異性体)の合成 式VI(式中、R1=CH2F、R3=NH2) ロダンカリウム2.92g(30mmol)メタノール12mlに
0−トシル−2−カルバモイル−2−フルオロメトキシ
イミノアセトアミドオキシム3.32g(10mmol)を添加
し、室温で24時間撹拌した。不溶物を濾別し、不溶物
をメタノール12mlで洗浄し、洗浄濾液は反応濾液と合
わせ、メタノールを減圧下に留去した。濃縮残渣を水1
5mlで分散し、冷却して析出した結晶を濾取乾燥して
1.64g(収率74.9%)の2−フルオロメトキシイミ
ノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3
−イル)アセトアミド(アンチ異性体)を得た。 m.p.:182〜184℃(分解) IR(KBr)cm-1:3342、3167、1692、1
638、1539、1441、1402、1356、1
144、1088、1049、984、943、91
8、567 NMR(DMSO−d6)δ:5.69(2H,d,J=54
HZ);7.53(1H,bs);7.68(1H,bs);7.9
3(2H,s)
2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド(アン
チ異性体)の合成 式VI(式中、R1=CH2F、R3=NH2) ロダンカリウム2.92g(30mmol)メタノール12mlに
0−トシル−2−カルバモイル−2−フルオロメトキシ
イミノアセトアミドオキシム3.32g(10mmol)を添加
し、室温で24時間撹拌した。不溶物を濾別し、不溶物
をメタノール12mlで洗浄し、洗浄濾液は反応濾液と合
わせ、メタノールを減圧下に留去した。濃縮残渣を水1
5mlで分散し、冷却して析出した結晶を濾取乾燥して
1.64g(収率74.9%)の2−フルオロメトキシイミ
ノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3
−イル)アセトアミド(アンチ異性体)を得た。 m.p.:182〜184℃(分解) IR(KBr)cm-1:3342、3167、1692、1
638、1539、1441、1402、1356、1
144、1088、1049、984、943、91
8、567 NMR(DMSO−d6)δ:5.69(2H,d,J=54
HZ);7.53(1H,bs);7.68(1H,bs);7.9
3(2H,s)
【0069】実施例14 2−メトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル)アセトアミド(アンチ異性体)
の合成 式VI(式中、R1=Me、R3=NH2) ロダンカリウム8.16g(84mmol)、メタノール35m
lにo−トシル−2−カルバモイル−2−メトキシイミ
ノアセトアミドオキシム8.80g(28mmol)を添加
し、室温で24時間撹拌した。不溶物を濾別し、不溶物
をメタノール35mlで洗浄し、洗浄濾液は反応濾液と合
わせ、メタノールを減圧下で留去した。濃縮残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム7:メ
タノール1)で精製し、3.80g(収率67.5%)の2
−メトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チア
ジアゾール−3−イル)アセトアミド(アンチ異性体)を
得た。 m.p.165〜168℃(分解) IR(KBr)cm-1:3329,1682,1630,
1529,1356,1150,1042,949 NMR(DMSO−d6)δ:3.85(3H,s),7.30
(1H,bs),7.37(1H,bs),7.81(2H,b
s)
アジアゾール−3−イル)アセトアミド(アンチ異性体)
の合成 式VI(式中、R1=Me、R3=NH2) ロダンカリウム8.16g(84mmol)、メタノール35m
lにo−トシル−2−カルバモイル−2−メトキシイミ
ノアセトアミドオキシム8.80g(28mmol)を添加
し、室温で24時間撹拌した。不溶物を濾別し、不溶物
をメタノール35mlで洗浄し、洗浄濾液は反応濾液と合
わせ、メタノールを減圧下で留去した。濃縮残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム7:メ
タノール1)で精製し、3.80g(収率67.5%)の2
−メトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チア
ジアゾール−3−イル)アセトアミド(アンチ異性体)を
得た。 m.p.165〜168℃(分解) IR(KBr)cm-1:3329,1682,1630,
1529,1356,1150,1042,949 NMR(DMSO−d6)δ:3.85(3H,s),7.30
(1H,bs),7.37(1H,bs),7.81(2H,b
s)
【0070】実施例15 2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−ホルムアミド
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド
(シン異性体)の合成 式VII(式中、R1=CH2F、R3=NH2) 2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド(アン
チ異性体)3.51g(16mmol)を99%−ギ酸14.7
3g(320mmol)に懸濁し、無水酢酸4.90g(48mm
ol)を添加し、40℃で50時間反応した。10℃以下
に冷却し析出した結晶を濾取し、ヌッチェ上で冷メタノ
ール10mlで洗浄した。DMF16mlに加温溶解し、メ
タノール32mlで分散、冷却、濾取、乾燥し、2.43
g(収率61.4%)の2−フルオロメトキシイミノ−2
−(5−ホルムアミド−1,2,4−チアジアゾール−3
−イル)アセトアミド(シン異性体)を得た。 HPLC含量99.0%(アンチ異性体0.2%) m.p.243〜246℃(分解) IR(KBr)cm-1:3373,3198,1703,
1666,1611,1549,1281,1072,
1013,957,870 NMR(DMSO−d6)δ:5.76(2H,d,J=55
HZ),7.76(1H,bs),8.03(1H,bs),8.7
1(1H,s),13.46(1H,bs)
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド
(シン異性体)の合成 式VII(式中、R1=CH2F、R3=NH2) 2−フルオロメトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド(アン
チ異性体)3.51g(16mmol)を99%−ギ酸14.7
3g(320mmol)に懸濁し、無水酢酸4.90g(48mm
ol)を添加し、40℃で50時間反応した。10℃以下
に冷却し析出した結晶を濾取し、ヌッチェ上で冷メタノ
ール10mlで洗浄した。DMF16mlに加温溶解し、メ
タノール32mlで分散、冷却、濾取、乾燥し、2.43
g(収率61.4%)の2−フルオロメトキシイミノ−2
−(5−ホルムアミド−1,2,4−チアジアゾール−3
−イル)アセトアミド(シン異性体)を得た。 HPLC含量99.0%(アンチ異性体0.2%) m.p.243〜246℃(分解) IR(KBr)cm-1:3373,3198,1703,
1666,1611,1549,1281,1072,
1013,957,870 NMR(DMSO−d6)δ:5.76(2H,d,J=55
HZ),7.76(1H,bs),8.03(1H,bs),8.7
1(1H,s),13.46(1H,bs)
【0071】実施例16 2−メトキシイミノ−2−(5−ホルムアミド−1,2,
4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド(シン異性
体)の合成 式VII(式中、R1=Me、R3=NH2) 実施例14で得た2−メトキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミ
ド(アンチ異性体)604mg(3mmol)を99%ギ酸3.4
5g(75mmol)に溶解し70℃で7時間加熱撹拌した。
実施例8と同様な手法で489mg(収率71.1%)の2
−メトキシイミノ−2−(5−ホルムアミド−1,2,4
−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド(シン異性
体)を得た。 m.p.269〜271℃(分解) IR(KBr)cm-1:3360,3197,1703,
1663,1611,1549,1404,1281,
1109,1047,874 NMR(DMSO−d6)δ:3.87(3H,s),7.50
(1H,b.s),7.76(1H,bs),8.59(1H,s),
13.44(1H,b.s)
4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド(シン異性
体)の合成 式VII(式中、R1=Me、R3=NH2) 実施例14で得た2−メトキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミ
ド(アンチ異性体)604mg(3mmol)を99%ギ酸3.4
5g(75mmol)に溶解し70℃で7時間加熱撹拌した。
実施例8と同様な手法で489mg(収率71.1%)の2
−メトキシイミノ−2−(5−ホルムアミド−1,2,4
−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド(シン異性
体)を得た。 m.p.269〜271℃(分解) IR(KBr)cm-1:3360,3197,1703,
1663,1611,1549,1404,1281,
1109,1047,874 NMR(DMSO−d6)δ:3.87(3H,s),7.50
(1H,b.s),7.76(1H,bs),8.59(1H,s),
13.44(1H,b.s)
【0072】実施例17 2−メトキシイミノ−2−(5−ホルムアミド−1,2,
4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド(シン異性
体)の合成 式VII(式中、R1=Me、R3=NH2) ロダンカリウム5.83g(60mmol)、メタノール24m
l、o−トシル−2−カルバモイル−2−メトキシイミ
ノアセトアミドオキシム6.29g(20mmol)より、実
施例14と同様に操作し、メタノールを完全に留去した
濃縮残渣9.21gを得た。これを精製せずに99%−
ギ酸27.6g(600mmol)を加えて70℃で4時間撹
拌し、冷却し、さらに無水酢酸8.97g(80mmol)を
添加し、35℃で48時間撹拌した。メタノール40ml
で分散、10℃以下に冷却後、濾取、乾燥して1.93
g(収率42.5%)の2−メトキシイミノ−2−(5−ホ
ルムアミド−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)ア
セトアミド(シン異性体)を得た。
4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド(シン異性
体)の合成 式VII(式中、R1=Me、R3=NH2) ロダンカリウム5.83g(60mmol)、メタノール24m
l、o−トシル−2−カルバモイル−2−メトキシイミ
ノアセトアミドオキシム6.29g(20mmol)より、実
施例14と同様に操作し、メタノールを完全に留去した
濃縮残渣9.21gを得た。これを精製せずに99%−
ギ酸27.6g(600mmol)を加えて70℃で4時間撹
拌し、冷却し、さらに無水酢酸8.97g(80mmol)を
添加し、35℃で48時間撹拌した。メタノール40ml
で分散、10℃以下に冷却後、濾取、乾燥して1.93
g(収率42.5%)の2−メトキシイミノ−2−(5−ホ
ルムアミド−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)ア
セトアミド(シン異性体)を得た。
【0073】実施例18 2−エトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ異性体)の
合成 式VI(式中、R1=Et、R3=OMe) o−トシル−2−メトキシカルボニル−2−エトキシイ
ミノアセトアミドオキシム27.4g(0.08mol)を用
いて実施例1と同様な手法により2−エトキシイミノ−
2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イ
ル)酢酸メチル(アンチ異性体)12.5g(収率67.9
%)を得た。 m.p.183〜193℃(分解) IR(KBr)cm-1:3386.8,3134.1,173
0,1627.8,1523.7,1479.3,136
5.5,1288.4,1137.9,1039.6,95
6.6,813.9 NMR(DMSO−d6)δ:1.22(3H,t,J=7H
z),3.33(3H,s),4.29(2H,q,J=7H
z),8.09(2H,bs)
アジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ異性体)の
合成 式VI(式中、R1=Et、R3=OMe) o−トシル−2−メトキシカルボニル−2−エトキシイ
ミノアセトアミドオキシム27.4g(0.08mol)を用
いて実施例1と同様な手法により2−エトキシイミノ−
2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イ
ル)酢酸メチル(アンチ異性体)12.5g(収率67.9
%)を得た。 m.p.183〜193℃(分解) IR(KBr)cm-1:3386.8,3134.1,173
0,1627.8,1523.7,1479.3,136
5.5,1288.4,1137.9,1039.6,95
6.6,813.9 NMR(DMSO−d6)δ:1.22(3H,t,J=7H
z),3.33(3H,s),4.29(2H,q,J=7H
z),8.09(2H,bs)
【0074】実施例19 2−エトキシイミノ−2−(5−ホルムアミド−1,2,
4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(シン異性
体)の合成 式VII(式中、R1=Et、R3=OMe) 2−エトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ異性体)
5.75g(25mmol)を99%ギ酸16.3に溶解し、7
5℃で6時間加熱撹拌した。実施例8と同様な手法で後
処理を行い、3.2gの2−エトキシイミノ−2−(5−
ホルムアミド−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)
酢酸メチル(シン異性体)を得た(収率49.6%)。 m.p.204〜207℃(分解) IR(KBr)cm-1:3159.2,2958.6,17
45.5,1683.7,1539.1,1369.4,1
103.2,1039.6,952.8,867.9, NMR(DMSO−d6)δ:1.29(3H,t,J=7H
z),3.90(3H,s),8.90(s,1H),12.16
(1H,bs)
4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(シン異性
体)の合成 式VII(式中、R1=Et、R3=OMe) 2−エトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル)酢酸メチル(アンチ異性体)
5.75g(25mmol)を99%ギ酸16.3に溶解し、7
5℃で6時間加熱撹拌した。実施例8と同様な手法で後
処理を行い、3.2gの2−エトキシイミノ−2−(5−
ホルムアミド−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)
酢酸メチル(シン異性体)を得た(収率49.6%)。 m.p.204〜207℃(分解) IR(KBr)cm-1:3159.2,2958.6,17
45.5,1683.7,1539.1,1369.4,1
103.2,1039.6,952.8,867.9, NMR(DMSO−d6)δ:1.29(3H,t,J=7H
z),3.90(3H,s),8.90(s,1H),12.16
(1H,bs)
【0075】実施例20 2−エトキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル)酢酸(シン異性体)の合成 式I(式中、R1=Et) 2−エトキシイミノ−2−(5−ホルムアミド−1,2,
4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(シン異性
体)2.06g(8mmol)を使用して実施例11と同様な手
法により1.46gの2−エトキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸(シン
異性体)を得た(収率84.5%)。 m.p.170.5〜172.0℃(分解) IR(KBr)cm-1:3435,3165,2983.
7,1683.7,1614,1537.2,1460,
1411.8,1355.9,1166.9,1039.
6,1010.6,927.7,831.3 NMR(DMSO−d6)δ:1.33(3H,t,J=7H
z),4.25(2H,q,J=7Hz),8.25(2H,b
s)
アジアゾール−3−イル)酢酸(シン異性体)の合成 式I(式中、R1=Et) 2−エトキシイミノ−2−(5−ホルムアミド−1,2,
4−チアジアゾール−3−イル)酢酸メチル(シン異性
体)2.06g(8mmol)を使用して実施例11と同様な手
法により1.46gの2−エトキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸(シン
異性体)を得た(収率84.5%)。 m.p.170.5〜172.0℃(分解) IR(KBr)cm-1:3435,3165,2983.
7,1683.7,1614,1537.2,1460,
1411.8,1355.9,1166.9,1039.
6,1010.6,927.7,831.3 NMR(DMSO−d6)δ:1.33(3H,t,J=7H
z),4.25(2H,q,J=7Hz),8.25(2H,b
s)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 昭仁 大阪府枚方市招提田近1丁目12番地の3 株式会社片山製薬所枚方工場内 (72)発明者 近藤 正夫 大阪府枚方市招提田近1丁目12番地の3 株式会社片山製薬所枚方工場内
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式(VI) 【化1】 (式中、R1は低級アルキルまたはフルオロメチル、R3
は低級アルキルオキシまたはアミノ基を意味する)で示
される2−置換ヒドロキシイミノ−2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸誘導体(ア
ンチ異性体)(VI)の製造方法であって、 一般式(V) 【化2】 (式中、R1およびR3は上記と同じ意味であり、R2は
アルキルスルホニルまたはアリールスルホニルを意味す
る)で示される2−置換ヒドロキシイミノ−2−置換カ
ルボニル−アセトアミド−O−置換オキシム(V)を、
MSCN(式中、Mはアルカリ金属またはアンモニウム
を意味する)と反応させることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 一般式(VII) 【化3】 (式中、R1は低級アルキルまたはフルオロメチル、R3
は低級アルキルオキシまたはアミノ基を意味する)で示
される2−置換ヒドロキシイミノ−2−(5−ホルムア
ミド−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸誘導
体(シン異性体)(VII)の製造方法であって、一般式(V
I) 【化4】 (式中、R1およびR3は上記と同じ意味である)で示さ
れる2−置換ヒドロキシイミノ−2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸誘導体(ア
ンチ異性体)(VI)とギ酸を反応させることを特徴とす
る方法。 - 【請求項3】 一般式(V) 【化5】 (式中、R1は、メチル、エチルまたはフルオロメチ
ル、R2は、メタンスルホニル、ベンゼンスルホニルま
たはトルエンスルホニルを意味し、R3は、低級アルキ
ルオキシまたはアミノ基を意味する。ただし、R1がメ
チルであるとき、R3はエトキシではない)で示される
2−置換ヒドロキシイミノ−2−置換カルボニル−アセ
トアミド−O−置換オキシム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8300121A JPH09301965A (ja) | 1996-03-15 | 1996-11-12 | 5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール酢酸誘導体の製造方法 |
US08/813,199 US5773624A (en) | 1996-03-15 | 1997-03-07 | Method for preparing 5-amino-1,2,4-thiadiazol acetic acid derivatives |
EP97301695A EP0795551A1 (en) | 1996-03-15 | 1997-03-13 | Method for preparing 5-amino-1,2,4-thiadiazol acetic acid derivatives |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-59044 | 1996-03-15 | ||
JP5904496 | 1996-03-15 | ||
JP8300121A JPH09301965A (ja) | 1996-03-15 | 1996-11-12 | 5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール酢酸誘導体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09301965A true JPH09301965A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=26400073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8300121A Pending JPH09301965A (ja) | 1996-03-15 | 1996-11-12 | 5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール酢酸誘導体の製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5773624A (ja) |
EP (1) | EP0795551A1 (ja) |
JP (1) | JPH09301965A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007016054A (ja) * | 2006-10-25 | 2007-01-25 | Ube Ind Ltd | 新規ジアルコキシアミドオキシム誘導体及びその製法 |
WO2013080479A1 (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-06 | クミアイ化学工業株式会社 | グリオキシム誘導体及び有害生物防除剤 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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