JPH0929947A - 印刷機の版面ごみ取りシステム - Google Patents
印刷機の版面ごみ取りシステムInfo
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Abstract
をスムーズに実施できる印刷機の版面ごみ取りシステ
ム。 【解決手段】 ガイドレール28に沿って移動可能な、
複数のごみ除去ブレード11が所定のピッチで設けられ
たごみ除去ベルト10を備えたごみ除去ヘッド4と、ご
み除去ヘッド4をガイドレール28に沿って移動させる
移動装置30と、ごみ除去ヘッド4のごみ除去ベルト1
0を、ごみ除去ブレード11が版胴の版面に接しない所
定の待機位置と、ごみ除去ブレードの一つが版胴の版面
に接する作業位置とに間欠的に移動させる駆動位置13
と、移動装置及び駆動装置を制動する制御装置31とを
有する。
Description
着したインクかすや紙粉などのごみを除去する印刷機の
版面ごみ取りシステムに係り、ごみ除去ヘッドの移動を
良好に実施できる印刷機の版面ごみ取りシステムに関す
る。
印刷中に版胴の版面にインクかすや紙粉などのごみが付
着し、これが原因で、印刷物にヒッキーと呼ばれるピン
ボール状の白抜け部分が発生する。このため、印刷途中
やその合間にこのごみを除去する必要がある。
5-57881 号公報記載の発明のように、版胴に沿って設け
たガイド部材と、このガイド部材に沿って移動するスラ
イダと、このスライダに支持され、複数のごみ除去ブレ
ードを所定のピッチで設けられた移動体を備えるごみ除
去ヘッドと、この移動体を間欠的に移動させる駆動装置
とを有してなるものが提案されている。
えるごみ除去ヘッドをスライダとともに版胴に沿って移
動し、ごみ取り指定位置に位置付けた後、移動体をごみ
除去ブレードの1つが版胴と対面する作業位置に位置付
けて、版胴の回転中に版面上のごみ除去を行なう。
構は、駆動モータ(ステッピングモータ)からの正方向
回転力を、キー材がほぼ全長に渡って設けられた回転軸
と、この回転軸を挿通しキー溝を有する穴を備えごみ除
去ヘッドに回転自在に支持されたタイミングプーリとを
介して、ごみ除去ヘッドの移動体へ伝達するものであ
る。
材とキー溝における回転軸の回転方向の側面同志が噛み
合った状態となるので、このままの状態で移送装置を作
動させてごみ除去ヘッドをごみ取り指定位置へ移動させ
た場合、不具合が生ずるおそれがある。
ものであり、ごみ除去ヘッドのガイド部材に沿った移動
をスムーズに実施できる印刷機の版面ごみ取りシステム
を提供することを目的とする。
は、機台に支持され、版胴の版面に沿って版胴軸と平行
に設けられたガイド部材と、このガイド部材に沿って移
動可能な、複数のごみ除去ブレードが所定のピッチで設
けられた移動体を備えたごみ除去ヘッドと、このごみ除
去ヘッドを上記ガイド部材に沿って移動させる移動装置
と、上記ごみ除去ヘッドの上記移動体を、上記ごみ除去
ブレードが版胴の版面に接しない所定の待機位置と、上
記ごみ除去ブレードの一つが版胴の版面に接する作業位
置とに間欠的に移動させる駆動位置と、上記移動装置及
び上記駆動装置を制動する制御装置とを有し、上記駆動
装置は、駆動源からの正方向回転力を、上記機台に回転
支持される駆動軸と、この駆動軸を挿通し駆動軸とはそ
の回転方向において噛合する噛合部を有する穴を備え上
記ごみ除去ヘッドに回転支持される駆動部材とを介して
上記移動体へ伝達させ、上記制御装置は、上記移動装置
を作動して上記ごみ除去ヘッドを上記ガイド部材に沿っ
て移動させる前に、上記駆動装置を作動させて上記駆動
軸を上記駆動部材に対し微小角度逆方向に回転させ、こ
の駆動軸が上記噛合部に噛み合わない正規位置にこの駆
動軸を位置付けるようにしたものである。
の発明において、上記駆動装置には、駆動軸の回転位置
を検出して、ごみ除去ヘッドのごみ除去ブレードが待機
位置にあることを検知する検知手段が設置され、制御装
置は、駆動装置を作動させて駆動軸を正方向に回転させ
た状態で上記検知手段にて上記待機位置が検知されたと
き、上記駆動軸を継続して正方向に所定角度回転させ、
次に、この駆動軸を逆方向に微小角度回転させて、この
駆動軸が上記噛合部に噛み合わない正規位置にこの駆動
軸を位置付け、その後、移動装置を作動させてごみ除去
ヘッドを上記ガイド部材に沿って移動させるよう制御す
るようにしたものである。
用がある。制御装置は、ごみ除去ヘッドをガイド部材に
沿って移動させる前に、駆動軸を逆方向に微小角度回転
させて、その駆動軸を、駆動軸が駆動部材の噛合部に噛
み合わない正規位置に位置付けることから、駆動軸が駆
動部材の噛合部に噛み合うことにより生じるごみ除去ヘ
ッドの移動の不具合を解消でき、このごみ除去ヘッドを
ガイド部材に沿ってスムーズに移動させることができ
る。
面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る印刷機の
版面ごみ取りシステムの一つの実施の形態を示す図2の
I-I 線に沿う断面図である。図2は、図1のII-II 線に
沿う断面図である。図3は、図1のIII 矢視図である。
図4は、図1のIV矢視図である。図5は、図1のごみ除
去ヘッド駆動系を示す構成図である。図6は、図1の相
互に噛み合う第1駆動軸とギアとの噛み合い状態を示す
作動図である。図7は、図1の印刷機の版面ごみ取りシ
ステムの動作を示すフローチャートの一部である。図8
は、図7のフローチャートの残部である。図9は、図7
のX部を詳細に示すフローチャートである。図10は、
図8のY部を詳細に示すフローチャートである。
1には版が装着され、その版面2に付着したインクかす
や紙粉を版面ごみ取り装置3が除去する。この版面ごみ
取り装置3と、その制御系により版面ごみ取りシステム
5が構成される。この制御系は、制御装置31及び検知
センサ42を備えて構成される。また、版面ごみ取り装
置3は、ごみ除去ヘッド4、駆動装置13、スライダ
6、移動装置30及びガイド部材としてのガイドレール
28を有して設けられる。
能なホルダ7と、このホルダ7に支持された移動体8と
を有して構成される。移動体8は、ホルダ7に支持され
た2個のタイミングプーリ9A及び9Bに巻き掛けられ
たごみ除去ベルト10の外側に、複数のごみ除去ブレー
ド11が等ピッチで設けられて構成される。
示すように、支持フレーム12及びレールフレーム17
を有し、支持フレーム12に、上記移動体8を駆動させ
る駆動装置13が設置される。この駆動装置13は、支
持フレーム12に固定配置された駆動源としてのステッ
ピングモータ13Aの回転軸にプーリ14Aが固定さ
れ、また、駆動軸15の一端部にプーリ14Bが固定さ
れ、これらのプーリ14A及び14B間に動力伝達ベル
ト16が巻き掛けられて構成される。駆動軸15は、断
面四角形状に形成され、支持フレーム12に回転自在に
支持されるとともに、レールフレーム17に、シャフト
ブラケット18を介して回転自在に支持される。
9及び20が回転自在に軸支される。上記駆動軸15
は、ギア19の四角穴21に噛み合わされる。また、ギ
ア20は、カップリング部材22及び23を介して前記
タイミングプーリ9Bに連結される。
タ13Aが正方向に間欠回転すると、この間欠回転力は
プーリ14A及び14B並びに動力伝達ベルト16を経
て駆動軸15へ伝達され、更にギア19及び20並びに
カップリング部材22及び23を経てタイミングプーリ
9Bへ伝達される。このタイミングプーリ9Bの間欠回
転によって、ごみ除去ベルト10が図2の矢印A方向に
間欠移動し、このごみ除去ベルト10のごみ除去ブレー
ド11が版胴1の版面2に接触する作業位置と、ごみ除
去ブレード11が版面2に接触しない待機位置とが選択
される。ごみ除去ブレード11が作動位置にあるときに
は、版胴1が図2の矢印B方向へ回転しているため、版
面2に接触したごみ除去ブレード11によって、この版
面2上のインクかす等が除去される。
インクかす等が付着した箇所へ移動させるものがスライ
ダ6及び移動装置30である。スライダ6にごみ除去ヘ
ッド4が、後述のように着脱可能に装着され、このスラ
イダ6が、後述のようにガイドレール28に沿って移動
可能とされる。
上部にレールフレーム17が、取付ボルト32を用いて
固定されたものである。このレールフレーム17の内側
に、ガイド部材としてのガイドレール28が版胴1の軸
に沿って形成される。また、支持フレーム12には、プ
ーリ14A及び14B並びに動力伝達ベルト16を覆う
サイドカバー33が固着される。更に、レールフレーム
17に補強フレーム34がボルト固定される。
が断面略L字形状に一体成形されたものであり、天部3
5に複数個のローラ37が配置される。このローラ37
がガイドレール28に嵌装して、スライダ6が版胴1の
軸方向にスライド可能に構成される。また、前記ギア1
9及び20はスライダ6の側部36に軸支される。
4のホルダ7が、係止レール24及び25、ホルダプレ
ート26及び締付ボルト27等を用いて着脱可能に固定
される。係止レール24はホルダ7の天面に固着され、
係止レール25はスライダ6の天部35の前方部に固着
され、これらの結合部は楔形状に形成される。また、ホ
ルダプレート26はホルダ7の背面に固着され、締付ボ
ルト27はスライダ6の天部35の背面に螺装される。
締付ボルト27の締め付けにより、ホルダプレート26
がスライダ6の天部35に固着されるとともに、上記係
止レール24及び25の楔結合が強固になされる。
固定配置されたステッピングモータ30Aと、このステ
ッピングモータ30Aのモータ軸に固定されたプーリ3
8Aと、支持フレーム12に回転自在に支持されたプー
リ38Bと、これらのプーリ38A及び38B間に巻き
掛けられたスライダ移動ベルト39と、を有して構成さ
れる。スライダ移動ベルト39がスライダ6の天部35
の裏面に固着される。従って、ステッピングモータ30
Aが正逆回転することにより、スライダ移動ベルト39
等を介して、スライダ6がガイドレール28に沿い所定
距離スライドする。このスライド時、スライダ6に支持
されたギア19の四角穴21と駆動軸15とは、後述の
正規位置関係に保たれた状態とされる。
ッピングモータ30Aへ移動パルス信号aを出力し、更
に、駆動装置13のステッピングモータ13Aへ駆動パ
ルス信号bを出力して、スライダ6及びごみ除去ヘッド
4を目標位置へ移動させ、ごみ除去ヘッド4のごみ除去
ベルト10を所定量間欠移動させる。つまり、制御装置
31に接続されたデジタイザ50のごみ除去指定ボタン
40がオペレータにより操作されると、制御装置31
は、スライダ6の現在の推測位置とごみ除去指定ボタン
40により指定された目標位置との差に応じたパルス数
の移動パルス信号aを出力してスライダ6を移動させ、
ごみ除去ヘッド4を指定位置に設定する。この移動時に
は、ごみ除去ブレード11は版胴1の版面2に接触しな
い待機位置が選択される。ごみ除去ヘッド4が指定位置
に設定された後、駆動パルス信号bによりごみ除去ベル
ト10が間欠移動して、ごみ除去ブレード11が版面2
に接触する作業位置が選択され、版胴1の回転により、
版面2上に付着したインクかす等がごみ除去ブレード1
1によって掻き取られ除去される。
置からの移動量を、移動パルス信号aのパルス数をカウ
ントすることにより決定している。従って、この制御装
置31は、移動パルス信号aのパルス数をカウントして
スライダ6の位置を推測し、この推測位置を基準にして
スライダ6を目標位置に設定する。また、制御装置31
は、スライダ6を定期的に一方のストロークエンド(図
1及び図3の2点鎖線位置)の方向に移動させる移動パ
ルス信号aを移動装置30のステッピングモータ30A
へ連続的に出力し、後述の検知センサ42の検出信号に
よりこの移動パルス信号aの出力を停止する。
は、図3の下方へ向かってセンサブラケット41が垂設
され、このセンサブラケット41に検知センサ42が設
置される。この検知センサ42は、スライダ6が上述の
ストロークエンドの少し手前位置に到達したとき、ごみ
除去ヘッド4のヘッドホルダ7に固着された検知プレー
ト43を検知し、その検知信号cを制御装置31へ出力
する。
ヘッド4が検知センサ42により検知される位置にスラ
イドして検知信号cが出力されたとき、この出力時のス
ライダ6の実際位置と、制御装置31内で認識している
スライダ6の推測位置との間にずれが生じた場合に、警
報を発生するとともに、上記ずれを修正する。つまり、
制御装置31は、例えば、スライダ6が一方のストロー
クエンドの少し手前位置で検知センサ42により検知プ
レート43が検知された時点で、この時点における移動
パルス信号aの理論上のパルス数カウント値と、検知プ
レート43が検知センサ42により検知される位置にあ
ると推測しているときの実際のパルス数カウント値との
間にずれ(差)があるときに、警報を発生し、上記差を
0に修正する。
面ごみ取り装置3の駆動装置13には、図1及び図4に
示すように、ドグ51及び近接センサ52からなる検知
手段としてのブレード位置検出装置53が配設される。
ドグ51は、図5に示すようにプーリ14Bの外周に、
180 °対向して一対固着される。また、近接センサ52
は支持フレーム12に固着され(図4)これらのドグ5
1及び近接センサ52は、サイドカバー33にて覆われ
る(図1)。
4Bとの回転率は、1:1 に設定される。また、タイミン
グプーリ9A及び9Bに巻き掛けられたごみ除去ベルト
10のごみ除去ブレード11間ピッチが、タイミングプ
ーリ9A、9Bのピッチ円の半円周と一致するようにご
み除去ベルト10が形成される。従って、ごみ除去ブレ
ード11が図5の実線に示す待機位置にあるときに、近
接センサ52がドグ51を検出するよう設定しておけ
ば、近接センサ52がドグ51を検出することによっ
て、ごみ除去ブレード11が待機位置にあることを間接
的に検知できる。この検知信号dが制御装置31(図
1)へ出力される。
ブレード位置検出装置53から検知信号dを入力した場
合にのみ、駆動パルス信号bを出力して、版面ごみ取り
装置3の駆動装置13を駆動させる。つまり、オペレー
タにてデジタイザ50のごみ除去指定ボタン40が操作
され、ごみ除去位置が指定されても、ブレード位置検出
装置53の近接センサ52からごみ除去ブレード11が
待機位置にある旨の検知信号dが検出されない限り、制
御装置31は、ごみ除去ベルト10を間欠移動してごみ
除去ブレード11を作業位置へ移動させず、停止させ
る。ごみ除去ブレード11が待機位置にないときには、
ごみ除去ベルト10を間欠移動させてごみ除去ブレード
11を作業位置に設定しようとしても、このごみ除去ブ
レード11は、図5の破線に示す適切な作業位置に位置
づけられず、ごみ(ヒッキ)の掻取信頼性が低下してし
まうからである。このごみ除去ブレード11が待機位置
にない場合には、オペレータがごみ除去ブレード11を
適切な位置に修正する。
検出装置53から検知信号dを入力した場合にのみ、移
動パルス信号aを出力して版面ごみ取り装置3の移動装
置30を駆動させ、スライダ6及びごみ除去ヘッド4を
移動させる。つまり、オペレータにより、デジタイザ5
0のごみ除去指定ボタン40が操作されてごみ除去位置
が指定されていても、ブレード位置検出装置53の近接
センサ52からごみ除去ブレード11が待機位置にある
旨の検知信号dが出力されていない限り、制御装置31
は、移動装置30を駆動させてスライダ6を移動させな
い。ごみ除去ブレード11が待機位置にないときには、
ごみ除去ブレード11が版胴1の版面2に接触している
場合もあり、この場合にスライダ6及びごみ除去ヘッド
4を移動させると、ごみ除去ブレード11によって版面
2を損傷する虞れがある。このときには、オペレータが
ごみ除去ブレード11を適正な位置に修正する。
テッピングモータ30Aを作動してスライダ6及びごみ
除去ヘッド4を横移動させる前に、駆動装置13のステ
ッピングモータ13Aを作動させて、駆動軸15をギア
19に対し微小角度逆方向に回転させ、この駆動軸15
を図6(C)に示す正規位置(この駆動軸15がギア1
9の四角穴21に噛み合わない位置)に位置付ける。
53は、図5に示すように、近接センサ52がプーリ1
4Bに設置されたドグ51を検出して、ごみ除去ブレー
ド11が待機位置にあることを間接的に検知するもので
あるが、プーリ14Bが駆動軸15に固定されたもので
あることから、近接センサ52がドグ51を検出するこ
とによって駆動軸15の回転位置を検出することにな
る。
すように、駆動装置13のステッピングモータ13Aを
作動させて駆動軸15を正方向Mに回転させ、ギア19
を同じく正方向Mに回転させて、ごみ除去ヘッド4のご
み除去ベルト10を矢印A方向に回転させ、ごみ除去ブ
レード11を図5の実線に示す待機位置に位置付けると
き、近接センサ52がドグ51を検知してオン状態とな
った時点(図6(A))で、駆動軸15を更に所定角度
正方向Mに回転させ、ギア19も同様に正方向Mに回転
させる(図6(B))。具体的には、制御装置31は、
近接センサ52から検出信号dが出力されたとき、駆動
装置13のステッピングモータ13Aへ例えば+110 パ
ルス数の駆動パルス信号bを出力して、駆動軸15を上
記所定角度正方向Mに回転させる。このときにも、近接
センサ52は、ドグ51を検出してオン状態となり、ご
み除去ブレード11は待機状態にある。
5及びギア19をM方向に所定角度回転させた後、例え
ば−10パルス数の駆動パルス信号bを駆動装置13のス
テッピングモータ13Aへ出力して、駆動軸15のみを
逆方向Nに回転させ(図6(C))、この駆動軸15を
ギア19の四角穴21に対し正規位置に位置付ける。こ
のときにも、近接センサ52は、ドグ51を検知してオ
ン状態となっており、ごみ除去ブレード11は待機状態
にある。その後直ちに、或いは他の動作完了後、制御装
置31は移動装置30のステッピングモータ30Aへ移
動パルス信号aを出力して、ギア19の四角穴21が駆
動軸15に対し正規位置に保たれた状態で、スライダ6
を介しごみ除去ヘッド4を横移動させる。
タイザ50にはカウント表示部54が配設される。図4
及び図5に示すブレード位置検出装置53は、ごみ除去
ブレード11の待機位置を検出する他、1本のごみ除去
ベルト10におけるごみ除去ブレード11が掻取動作を
実施した回数を所定回数、例えば1500回(1つのごみ除
去ブレード11当り50回)より減算カウントし、このカ
ウント値を上記カウント表示部54へ出力して表示させ
る。このカウント値が零になった時点で、デジタイザ5
0の警告灯55が点灯するとともに、制御装置31は当
該ごみ除去ベルト10のそれ以上の使用を中止し、デジ
タイザ50のごみ除去指定ボタン40にてごみ除去位置
が指定されていても、ごみ除去ヘッド4を所定の停留位
置へ停留させる。この後、オペレータがごみ除去ヘッド
4を交換する。また、カウント値が零に近い値、例えば
50回になった時点で警告灯55を点滅させるとともに、
警報を発生してもよい。
ト(図7及至図10)を用いて説明する。制御装置31
は、電源が入力されたとき(ステップ(1) )、まず版面
ごみ取り装置3におけるごみ除去ヘッド4のごみ除去ブ
レード11が待機位置にあるか否かをブレード位置検出
装置53を用いて検出し(ステップ(2) 、(3) 、(1
8))、待機位置になければ、異常サブルーチンにてごみ
除去ブレード11を待機位置に設定する(ステップ(2
1)、(22))。
出装置53の近接センサ52がドグ51を検出してオン
状態となっているときには(ステップ(18))、近接セン
サ52がいったんドグ51を検出せずにオフ状態となっ
て再度オン状態となるまで、駆動装置13のステッピン
グモータ13Aへ駆動パルス信号bを出力し、駆動軸1
5及びギア19等を正方向Mに回転させて、ごみ除去ベ
ルト10を移動させる(ステップ(19))。そして、上述
のように、近接センサ52が再度オン状態となった後、
引き続きステッピングモータ13Aへ例えば+110 パル
ス数の駆動パルス信号bを出力して、駆動軸15及びギ
ア19等を正方向Mに回転させ、その後、ステッピング
モータ13Aへ例えば−10パルス数の駆動パルス信号b
を出力して、駆動軸15のみを逆方向Nに回転させ、駆
動軸15をギア19の四角穴21に対し正規位置とする
(ステップ(20))。
1を検出していないオフ状態のときには(ステップ(1
8))、近接センサ52がドグ51を検出してオン状態と
なるに必要な正のパルス数の駆動パルス信号bをステッ
ピングモータ13Aへ出力して、駆動軸15及びギア1
9等を正方向Mに回転させる(ステップ(21))。上記正
転中に近接センサ52がドグ51を検出した時点で(ス
テップ(22))、制御装置31は+110 パルス数の駆動パ
ルス信号bをステッピングモータ13Aへ出力し、その
後、−10パルス数の駆動パルス信号bをステッピングモ
ータ13Aへ出力して、駆動軸15をギア19の四角穴
21に対し正規位置とする(ステップ(20))。近接セン
サ52がドグ51を検出しないときには(ステップ(2
2))、デジタイザ50の警告灯55を点灯させる。
を検知センサ42にて検知される原点位置へ横移動さ
せ、制御装置31にて推測されるごみ除去ヘッド4の認
識位置と実際位置との間にずれが生じたときに、異常処
理サブルーチンにて上記ずれを修正する(ステップ(4)
、(5) )。このずれの確認及び修正後、制御装置31
は、版面ごみ取り装置3におけるごみ除去ヘッド4を、
デジタイザ50のごみ除去指示釦40にて設定された停
留位置に停留させる(ステップ(6) )。
ザ50のごみ除去指示釦40を用いて指定すると、制御
装置31は、版面ごみ取り装置3のごみ除去ヘッド4を
指定位置まで移動させる(ステップ(7) 、(8) )。その
後、このごみ除去ヘッド4のごみ除去ベルト10を間欠
移動させてごみ除去ブレード11の一つを作業位置に設
定する(ステップ(9) )。このステップでは作業位置を
保持する時間を設定し、この間にごみ除去ブレード11
が版面2のごみを掻き取る。
み除去ベルト10を更に間欠移動させて、作業位置にあ
ったごみ除去ブレード11を待機位置に設定する(ステ
ップ(10))。ごみ除去ブレード11が待機位置にあるか
否かをブレード位置検出装置53にて検出し、ごみ除去
ブレード11の使用回数をカウントする。ごみ除去ブレ
ード11が待機位置にない場合には、異常処理サブルー
チンにてデジタイザ50の警報灯55にて表示し、オペ
レータに修正を促す(ステップ(11))。
1は、ごみ除去ブレード11が作業位置から待機位置方
向へ移動するように、駆動装置13のステッピングモー
タ13Aへ正の所定パルス数の駆動パルス信号bを出力
して、駆動軸15及びギア19等を正方向Mに回転さ
せ、ごみ除去ベルト10を移動させる(ステップ(23)、
(10) )。次に、制御装置31は、上記回転中に近接セ
ンサ52がドグ51を検出したか否かを判断し(ステッ
プ(24)、(11))、検出してオン状態となったときには、
引き続きステッピングモータ13Aへ例えば+110 パル
ス数の駆動パルス信号bを出力して駆動軸15及びギア
19等を正方向Mに回転させ、その後、ステッピングモ
ータ13Aへ例えば−10パルス数の駆動パルス信号bを
出力して駆動軸15を逆方向Nに回転させ、この駆動軸
15をギア19の四角穴21に対し正規位置とする(ス
テップ(25))。ステップ(24)、(11)にて近接センサ52
がドグ51を検出しないときには、デジタイザ50の警
告灯55を点灯させ、オペレータに修正を促す。
合に、次のヒッキ(ごみ)発生位置がデジタイザ50の
ごみ除去指定ボタン40にて指定されていなければ、制
御装置31は、上記ヒッキ(ごみ)掻取動作後一定時間
(例えば30秒)経過後、スライダ6及びごみ除去ヘッド
4を横移動させて原点位置に復帰させ、推測位置と実際
位置とのずれを確認し修正した後、このスライダ6及び
ごみ除去ヘッド4を停留位置に停留させる(ステップ(1
2)、(13)、(14)、(15)、(16))。
キ(ごみ)発生位置がごみ除去指示釦40にて指定され
ていれば、制御装置31は、1本のごみ除去ベルト10
のごみ除去ブレード11が合計で所定回数(例えば1500
回)使用されているか否かを確認する(ステップ(1
7))。使用回数が所定回数以下であれば、スライダ6及
びごみ除去ヘッド4を次に指定されたヒッキ(ごみ)掻
取位置へ移動させ、ごみ除去ブレード11にて掻き取り
を実施する(ステップ(8) 、(9) 、(10))。1本のごみ
除去ベルト10のごみ除去ブレード11の使用回数が合
計で所定回数に達したときには、スライダ6及びごみ除
去ヘッド4を原点へ復帰させた後、停留位置に停留さ
せ、その旨を警告灯55にて表示する(ステップ(14)、
(15)、(16))。
が、ステッピングモータ13Aからの正方向回転力を四
角柱形状の駆動軸15と、この駆動軸15を挿通する四
角孔21を備えスライダ6に回転自在に支持されたギア
19等を介してごみ除去ベルト10へ伝達させ、制御装
置31がスライダ6を介してごみ除去ヘッド4を横移動
させる前に、駆動軸15を逆方向Nに微小角度回転させ
て、この駆動軸15を、駆動軸15がギア19の四角孔
21に噛み合わない正規位置に位置付けることから、駆
動軸15がギア19の四角穴21に噛み合うことにより
生ずるスライダ6の横移動の不具合を解消でき、このス
ライダ6及びごみ除去ヘッド4をスムーズに横移動させ
ることができる。
ングモータ13Aからの正方向回転力を、断面形状を四
角形状とした駆動軸15と、この駆動軸15を挿通し駆
動軸15とはその回転方向において噛合部となる辺を有
する四角穴21を備えたギア19とを介してごみ除去ベ
ルト10に伝達するものを説明した。然しながら、駆動
軸としては、例えば先に述べた公報に示されるようにキ
ー材がほぼ全長に渡って設けられた軸、或いはスプライ
ン刃を有する軸を用い、駆動部材として、この駆動軸を
挿通し上記キー材、或いはスプライン刃との噛合部とな
るキー溝やスプライン溝を有する穴を備えるものを介し
て伝達するものであっても良い。
面ごみ取りシステムによれば、ごみ除去ヘッドのガイド
部材に沿った移動をスムーズに実施できる。
ステムの一つの実施の形態を示す図2のI-I 線に沿う断
面図である。
成図である。
の噛み合い状態を示す作動図である。
の動作を示すフローチャートの一部である。
トである。
ャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 機台に支持され、版胴の版面に沿って版
胴軸と平行に設けられたガイド部材と、 このガイド部材に沿って移動可能な、複数のごみ除去ブ
レードが所定のピッチで設けられた移動体を備えたごみ
除去ヘッドと、 このごみ除去ヘッドを上記ガイド部材に沿って移動させ
る移動装置と、 上記ごみ除去ヘッドの上記移動体を、上記ごみ除去ブレ
ードが版胴の版面に接しない所定の待機位置と、上記ご
み除去ブレードの一つが版胴の版面に接する作業位置と
に間欠的に移動させる駆動位置と、 上記移動装置及び上記駆動装置を制動する制御装置とを
有し、 上記駆動装置は、駆動源からの正方向回転力を、上記機
台に回転支持される駆動軸と、この駆動軸を挿通し駆動
軸とはその回転方向において噛合する噛合部を有する穴
を備え上記ごみ除去ヘッドに回転支持される駆動部材と
を介して上記移動体へ伝達させ、 上記制御装置は、上記移動装置を作動して上記ごみ除去
ヘッドを上記ガイド部材に沿って移動させる前に、上記
駆動装置を作動させて上記駆動軸を上記駆動部材に対し
微小角度逆方向に回転させ、この駆動軸が上記噛合部に
噛み合わない正規位置にこの駆動軸を位置付けることを
特徴とする印刷機の版面ごみ取りシステム。 - 【請求項2】 上記駆動装置には、駆動軸の回転位置を
検出して、ごみ除去ヘッドのごみ除去ブレードが待機位
置にあることを検知する検知手段が設置され、 制御装置は、駆動装置を作動させて駆動軸を正方向に回
転させた状態で上記検知手段にて上記待機位置が検知さ
れたとき、上記駆動軸を継続して正方向に所定角度回転
させ、次に、この駆動軸を逆方向に微小角度回転させ
て、この駆動軸が上記噛合部に噛み合わない正規位置に
この駆動軸を位置付け、その後、移動装置を作動させて
ごみ除去ヘッドを上記ガイド部材に沿って移動させるよ
う制御する請求項1に記載の印刷機の版面ごみ取りシス
テム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19925695A JP3747228B2 (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | 印刷機の版面ごみ取りシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19925695A JP3747228B2 (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | 印刷機の版面ごみ取りシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0929947A true JPH0929947A (ja) | 1997-02-04 |
JP3747228B2 JP3747228B2 (ja) | 2006-02-22 |
Family
ID=16404767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19925695A Expired - Fee Related JP3747228B2 (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | 印刷機の版面ごみ取りシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3747228B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106476426A (zh) * | 2016-11-05 | 2017-03-08 | 苏州市宏业灯具设备有限公司 | 一种传动轮驱动式滚枕擦洗装置 |
-
1995
- 1995-07-13 JP JP19925695A patent/JP3747228B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106476426A (zh) * | 2016-11-05 | 2017-03-08 | 苏州市宏业灯具设备有限公司 | 一种传动轮驱动式滚枕擦洗装置 |
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Publication number | Publication date |
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JP3747228B2 (ja) | 2006-02-22 |
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