JPH078191Y2 - 枚葉輪転印刷機における追刷装置の位置合わせ機構 - Google Patents

枚葉輪転印刷機における追刷装置の位置合わせ機構

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JPH078191Y2
JPH078191Y2 JP1985141929U JP14192985U JPH078191Y2 JP H078191 Y2 JPH078191 Y2 JP H078191Y2 JP 1985141929 U JP1985141929 U JP 1985141929U JP 14192985 U JP14192985 U JP 14192985U JP H078191 Y2 JPH078191 Y2 JP H078191Y2
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敏樹 西部
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株式会社桜井製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は枚葉輪転印刷機における追印装置の位置合わ
せ機構に関するものである。
(従来の技術) 一般に、枚葉輪転印刷機におけるナンバーリング等の追
刷は、追刷用の装置を機台に取り付けて、印刷用紙に印
刷を施すと同時に、追刷装置にて追刷を施している。
しかし、この追刷装置は機台に対して手作業で追刷装置
を位置合せをして、取付ける必要があり、取付けが煩雑
で労力を要する。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は上記したように、取付け作業が煩雑で労力を
要するという問題点を解決しようとするものである。
考案の構成 (問題点を解決しようとする手段) この考案は上記した問題点を解決するために、機台に取
付けた圧胴の端部に設けられた駆動側ギヤと、機台に対
して着脱可能に取付られる追刷装置の追刷ユニットに設
けられ、駆動側ギヤに噛合い可能な被動側ギヤと、被動
側ギヤに固着された円板に凹設された係入凹部と、駆動
側ギヤに取付けられて同駆動側ギヤの外周から突出し、
係入凹部内に係入して駆動側ギヤ及び被動側ギヤを噛合
い開始位置に保持する位置決め片と、圧胴の駆動系の一
部に同圧胴と一体回転可能に設けられ、外周部の一部に
切欠かれた透光用凹部を備えた回転板と、回転円板に沿
って配置され、回転円板の回転に伴い移動する透光用凹
部が所定位置に達した時、これを検出して圧胴の回転を
停止させるべく信号を出力する光電式検出素子と、被動
用ギヤ側に付勢され、同被動側ギヤと駆動側ギヤとの非
噛合時には被動側ギヤの歯溝内に食込んで同被動側ギヤ
の回転を素子すると共に、同被動側ギヤと駆動側ギヤと
の噛合時には被動側ギヤから離脱して同被動側ギヤの回
転を許容するストッパとからなる構成を採用している。
(作用) この考案は上記した手段を採用したことにより公電式検
出素子からの信号により圧胴の回転が停止されたとき、
圧胴側の位置決め片が追刷ユニットの円板の系入凹部内
に係入して、前記圧胴側における駆動側ギヤと追刷ユニ
ット側の被動用ギヤが所定の噛合い開始位置にて互いに
噛合される。又、被動側ギヤが駆動側ギヤと噛合ってい
ない時、被動側ギヤの回転はストッパにより阻止され
る。
(実施例) 以下、この考案は枚葉輪転印刷機のナンバーリング装置
のロック機構に具体化した一実施例を図面に従って詳述
する。
第1図は枚葉輪転印刷機を示すものであって、機台1に
は版胴2、ブラン胴3及び圧胴4がそれぞれ連動可能に
支持されており、それらの左右両側方の機台1には開口
5a、5bが形成されている。
第2図(a)に示すように版胴2の一部には固定挟持片
6及び可動挟持片7よりなる版取着部8が設けられ、こ
の版取着部8の両挟持片6,7間に版9の始端縁を挟着支
持して、版胴2の外周に版9を巻回支持できるようにな
っている。前記版胴2の外周に近接して機台1にはイン
キング装置10及び水ローラ装置11が配設され、これらイ
ンキング及び水ローラ装置10,11によって版胴2上の版
9にインク及び水が塗布されるようになっている。
前記機台1の右側部には用紙供給装置12が配設され、こ
の用紙供給装置12から開口5bを介して圧胴4の外周に印
刷用紙Pが供給されるようになっている。そして、前記
版胴2上の版9に塗布されたインクがブラン胴3のブラ
ンケットに転写され、この圧胴4上の印刷用紙Pに印刷
が行われるようになっている。前記圧胴4の下方におい
て機台1には前後に対向する二対(一対のみ図示)のス
プロケット13,14が回転可能に配設され、これらスプロ
ケット13,14の間にはチェーン15が掛装されている。そ
して、このチェーン15の走行にともない、印刷済の印刷
用紙Pがチェーン15に設けられた図示しない排紙爪等に
て挟持された状態で排紙台16上へと移送されて、その排
紙台16上の積層収容されるようになっている。
また、版胴2、ブラン胴3及び圧胴4はそれぞれの一端
に設けた歯車の噛合いによって連動するものであるが、
ここでは特に圧胴4の駆動側ギヤ17についてのみ述べ
る。すなわち、第3図に示すように、圧胴4の駆動側ギ
ヤ17の内面には板状で先端部が略三角形をなす位置決め
片18がねじ19等によって固定されている。つぎに前記圧
胴4の回転駆動系に設けられた停止位置決定装置20につ
いて説明すると、第2図(b),(c)に示すように圧
胴4の軸端部には回転円板21が取り付けられ、その外周
には透光用凹部22が形成されている。回転円板21の両側
方には光電式検出素子としての発光素子23及び受光素子
24が対向配置され、位置決め片18が開口5a側に指向した
とき、回転円板21上の透光用凹部22が前記発光素子23と
受光素子24との間に位置する。このため、前記受光素子
24が発光素子23からの光を検出して所定の検出信号が出
力されるようになっている。
第1図に示すように機台1の左側上部には操作ボックス
25が設けられ、その操作ボックス25には印刷機の運転を
制御するための起動停止スイッチ26が設けられている。
又、操作ボックス25には低速起動スイッチ27が設けら
れ、前記起動停止スイッチ26の操作に基づく運転の停止
後に、この低速起動スイッチ27を操作することにより、
圧胴4及び版胴2、ブラン胴3が低速にて起動され、そ
のあと停止位置決定装置20の受光素子24から検出信号が
出力された時、その低速運動が停止されるようになって
いる。従って、印刷器の作動停止時には圧胴4の位置決
め片18は常に開口5a側に指向している。
また、第5図に示すように、前記機台1内においてカ
ム、クランク等にて構成される長尺板状の作動レバー28
が下端部を中心にして回動可能に取り付けられ、通常は
引っ張りばね29によって前方(左方)に傾斜した状態に
保持されている。前記作動レバー28の上端部は第7図に
示すように、その機台1の前方から突出する支持部33に
透設した移動溝Gから突出し、さらに突出部分の上方の
前端縁から後方に窪む係合凹部30が形成されている。
さらに第5図に示すように、機台1内壁の作動レバー28
の後方にはリミットスイッチ31が設けられ、作動レバー
28が直立状態になったとき、その後面にて押圧されてON
状態となり、第6図乃至第8図に示すロック部材32を作
動させるようになっている。
前記ロック部材32は第6図に示すように、機台1前部の
支持部33の両側に配設され、第7図に示すように、取付
け金具Mを介して機台1に取付けられたエアシリンダ34
と、同エアシリンダ34のピストンロッド35と連動するリ
ンク部36とからなっている。
すなわち、前記エアシリンダ34には図示しないコンプレ
ッサから圧縮空気を供給する供給チューブ38aと、エア
シリンダ34から圧縮空気を大気中に排出する排気チュー
ブ38bとが連結され、さらにエアシリンダ34内に設けた
ピストン(図示しない)にはピストンロッド35の基端部
が連結されている。そして、前記リミットスイッチ31の
ON及びOFF状態に応じて、供給チューブ38a及び排気チュ
ーブ38bが、それぞれ圧縮空気をエアシリンダ34に対し
て供給、排気することにより、前記ピストンロッド35を
往復動させて、同ピストンロッド35をエアシリンダ34の
先端から一定量出没させるようになっている。前記ロッ
ク部材32のリンク部36について説明すると、取付け金具
Mの上方装着突片39には、板状の媒介片40の一端部が回
動可能に軸A着されるとともに、同媒介片40の他端部に
は連接片41の一端部が回動可能に軸B着されている。ま
た、取付け金具Mの上下両装着片39、42の間には縦長の
板材を二重に折り曲げて形成した回動片43の一端部が回
動可能に軸C着され、さらに、この回動片43の中央部に
は媒介片40に取付けられた連接片41の他端部が回動可能
な状態で軸D着されている。前記回動片43の先端部には
板材の重合部分を互いに離間させて形成した取付け部44
が形成されており、同取付け部44にはナット45,46を介
して、ねじ切り加工が施された保持ロッド47が長さ調節
可能に取り付けられている。
上記のリンク部36は媒介片40と連接片41との軸B着部分
が、前記エアシリンダ34のピストンロッド35の先端部と
連結され、同ピストンロッド35と連動して媒介片40、連
接片41及び回動片43を連鎖回転させ、ピストンロッド35
が突出位置にあるとき、保持ロッド47を矢印O方向に回
動させるものである。次に、機台1に隣接して配置した
追刷装置としてのナンバーリング装置dについて第9〜
11図に従って述べる。
枚葉輪転印刷機の機台1に隣接して支柱49が垂直に立設
され、同支柱49には上下一対の追刷ユニット50,51が取
付けられている。上部追刷ユニット50について説明する
と、支柱49の上部には四角筒状をなす昇降ケースUが支
柱49のガイドレールRに沿って上下動可能に取付けら
れ、さらに同昇降ケースUの前面には円筒状の軸受部材
52が装着されている。
また、印字部材としてのナンバーリング部材53はクラン
ク状のアーム54を介して下方から軸受部材52に取り付け
られ、この取付け部分を中心として水平方向に一定角度
内で回動可能な状態に吊下げ保持されている。
第11図に示すように、支柱49の下部後面にはモータ55が
取り付けられ、さらにモータ軸にはねじが刻設されて回
転ねじ56が形成されている。そして、この回転ねじ56は
前記昇降ケースUに対して連結固定された連結筒57内の
ナット部57aに螺入されている。また、前記昇降ケース
Uの内側壁前方には支柱49の前後両面に接触するように
ローラ58がそれぞれ一対づつ設けられている。
続いて、第9、10図に従って下部追刷ユニット51につい
て述べると、支柱49の下部前面に固着した取付け金具59
には円筒状の軸受部材60が設けられ、同軸受部材60内に
は印字部材としてのナンバーリング部材61がアーム62を
介して、水平方向に一定量のみ回動可能に保持されてい
る。
また、上部及び下部追刷ユニット50、51にそれぞれ設け
たナンバーリング部材53、61について略述する。なお、
両ナンバーリング部材53,61は全く同一の構成であるた
め、ここでは下部追刷ユニット51のナンバーリング部材
61についてのみ述べる。
第12図及び第13図に示すように、前記ナンバーリング部
材61は環状をなす7本のナンバーリングバンド63と、同
ナンバーリングバンド63の内周面に連結された係合ピン
64とからなる番号器65を回転盤66に固定し、さらに番号
器65の下方にはカム67を配設したものである。この構成
では、前記回転盤66の回転にともなって番号器65が回転
して、第12図において想像線で示すように、係合ピン64
がカム67のカム面上を滑動するごとにナンバーリングバ
ンド63が示す7桁の数字が1つづつ増加して、連続番号
を表示するようになっている。
第3図に示すように、番号器65と同軸上の一端に装着し
た被動側ギヤ68の内側面には同被動側ギヤ68の外形とほ
ぼ同径の円板69が固着され、同円板69の円周方向の一部
には係入凹部70が形成されている。また、第14図に示す
ように、被動側ギヤ68には三角形状をなす目印71が付与
され、この目印71と円板69の係入凹部70とは反対方向に
指向するようにセットされている。そして、被動側ギヤ
68の目印71が後方に指向する位置において、ベークライ
ト製のストッパSTにて回転が阻止されるため、係入凹部
70は常に前方に向いた位置に保持されている。
なお、ストッパSTは図示しないバネ等の付勢手段によっ
て前方へと押圧されているため、通常は被動側ギヤ68の
歯溝に食い込んでギヤ68の回転を阻止している。そし
て、この被動側ギヤ68が圧胴4側の駆動側ギヤ17と噛合
うときは、機台1に取付けた固定片(図示しない)によ
って、ストッパSTはバネ力に抗して後方へと押し戻さ
れ、被動側ギヤ68の歯溝から離脱するため、被動側ギヤ
68は回転可能な状態となる。なお、前記下部追刷ユニッ
ト51の円板69の係入凹部70と圧胴4の位置決め片18とは
開始位置固定手段を構成しており、圧胴4及び番号器65
を印刷用紙に対してナンバーリング印刷を開始する最適
な位置に固定するためのものである。
また、第4図に示すように被動側ギヤ68の後方には番号
器65側とは反対方向へと押圧軸74が突出し、その端部に
おいて前方に突出する2個の取付け片75の間には細い棒
状の当接バー76が掛け渡されている。なお、同当接バー
76は、ナンバーリング部材61を機台1側に回動させたと
き、作動レバー28の係合凹部30内に係合する位置にあ
る。
第7、8図に示すように、機台1の両支持部33のロック
部材32と隣接した位置には厚板上の保持金具78が固着さ
れ、さらにナンバーリング部材61のフレーム77には前記
保持金具78と対応する位置にアングル状をなす横長のロ
ック板79が取付けられている。このロック板79は、ナン
バーリング部材61を回動させて機台1に装着したとき、
機台1の保持金具78と当接し、さらにリンク部36の連鎖
回動によって保持ロッド47がロック位置に回動したと
き、同保持ロッド47はロック板79に対して当接係止する
位置関係にある。
また、第9、10図に示すように、前記支柱49の上端には
上部追刷ユニット50の上昇位置及び回動位置を検知する
第1センサ72が、また支柱49の下部には下部追刷ユニッ
ト51の回動位置を検知する第2センサ73が設けられてい
る。なお、これらのセンサ72,73は上部追刷ユニット50
を下降させる際に図示しない操作ボタンを押すと始動し
て、上下両追刷ユニット50,51が干渉しない位置にある
ことを確認したうえでモータ55を始動させるための信号
を発するものである。
さて、上記のように構成したナンバーリング装置におけ
るロック機構の作用について以下に説明する。
第9図は下部追刷ユニット51にてナンバーリングを開始
した状態を示している。このナンバーリングを行うに
は、下部追刷ユニット51のナンバーリング部材61を回動
させて機台1に取り付ける。前述したように、圧胴4の
位置決め片18は後方に指向し、さらに下部追刷ユニット
51の円板69の係入凹部70は後方に向いているため、圧胴
4の位置決め片18は下部追刷ユニット51の係入凹部70内
に嵌りこむ。よって、両ギヤ17,68が所定の噛合開始位
置にて噛合し、前記圧胴4上に巻かれた印刷用紙Pの印
刷開始位置に番号器65が接触する。
さて、追刷ユニット51のナンバーリング部材61を回動さ
せて機台1に取り付けると、第14図に示すように、押圧
軸74は機台1の作動レバー28の方向に移動し、当接バー
76が係合凹部30内に進入して、作動レバー28を後方へ押
圧する。すると、作動レバー28はばね29の張力に抗し
て、支点を中心に後方に回動し、後端面でリミットスイ
ッチ31を押圧しながら直立状態に保持される。なお、追
刷ユニット51のナンバーリング部材61を操作する作動ス
イッチは、押圧軸74の動作を制御するソレノイド(図示
しない)のON及びOFFの切り換えをも行うものである。
従って、ナンバーリング部材61が取付け位置にあるとき
は、押圧軸74はソレノイドの働きによって作動位置に保
持され、リミットスイッチ31を常にON状態に保持してい
る。
リミットスイッチ31がONになると、ロック部材32のエア
シリンダ34に対しコンプレッサの圧縮空気が供給チュー
ブ38aを介してエアシリンダ34内に送られる。すると、
エアシリンダ34のピストンロッド35は第7図に示す没入
位置から、突出位置へと移動しはじめて、リンク部36の
媒介片40及び連接片41を連結する軸Bを、エアシリンダ
34とは反対の方向に押圧する。このため、媒介片40は軸
Aを支点にして時計方向に回動し、これに伴い連接片41
も軸Aを支点に時計方向に回動しながら軸Dによって回
動片43を時計方向に押圧する。
回動片43が連接片41によって押圧されると軸Cを支点と
して時計方向に回動するが、回動片43に連結された連接
片41は前記したように軸Aを支点として回動する。従っ
て、連接片41の回動半径A〜Dと回動片43の回動半径C
〜Dの間にはA〜Cの差が生ずる。このため、前記ピス
トンロッド35が軸Bを押圧すると、回動半径の短い回転
片43は連接片41よりも回動角度が大きくなる。この回動
量の差を補うため、連接片41は媒介片40に対し、軸Bを
支点にして時計方向に回動する。よって、回動片43は連
接片41によって再び時計方向へと押圧され、第8図に示
すように、機台1に対して直交する位置に回動する。前
記ロック部材32の回動片43が回動すると、その先端部に
取付られた保持ロッド47も時計方向に回動しナンバーリ
ング部材61のロック板79を押圧係止する。前述したよう
に、機台1の両側部においてロック部材32がロック板79
を係止するため、ナンバーリング部材61は機台1に対し
て確実にロックされる。
このあと、印刷機を作動させ、印刷用紙Pを用紙供給装
置12から機台1内へと連続的に送る。下方追刷ユニット
51の番号器65には図示しないインキング装置によってイ
ンクが供給されているため、印刷用紙Pが機台1内にお
いて圧胴4に達すると、連続番号の印刷が行われる。
上記したように、下部追刷ユニット51にてナンバーリン
グ印刷を行っている間に、作業者が上部追刷ユニット50
の番号器65を予めセットして、下部追刷ユニット51によ
るナンバーリング印刷が終了したら、機台1及び下部追
刷ユニット51の作動が停止する。このあと、図示しない
スイッチを操作することにより、排気チューブ38bを介
して圧縮空気がエアシリンダ34から大気中に排気され
る。このため、エアシリンダ34内のピストンの移動に伴
い、ピストンロッド35は没入位置に移動する。従って、
前記リンク部36は媒介片40、連接片41、回動片43が連鎖
回動し、保持ロッド47は反矢印方向に移動して、ナンバ
ーリング部材61のロック板79から離脱する。
前記ロック部材32のピストンロッド35がナンバーリング
部材61のロック板79から離脱したら、前記ナンバーリン
グ部材61の被動側ギヤ68と圧胴4の駆動側ギヤ17との係
合状態を解除する。このあと、支柱49の上方に保持され
ている上部追刷ユニット50のアーム54を機台1側へと手
動操作にて回動させたのち、下部追刷ユニット51のアー
ム62を機台1から離間する方向に回転させて、ナンバー
リング部材61を非作用位置に移動させる。
上記したように、下部追刷ユニット51のナンバーリング
部材61を非作用位置に移動させたら、上部追刷ユニット
50のナンバーリング部材53を下降させるために操作ボタ
ンを押す。すると、第2センサ73が作動して、下部追刷
ユニット51のナンバーリング部材53が非作用位置にある
ことを検出するとともに、第1センサ72が上部追刷ユニ
ット50のナンバーリング部材53が上昇位置にして作用位
置にあることを検出し、モータ55を作動させる。
前記モータ55の回転に伴って、回転ねじ56は昇降ケース
Uのナット部57aに螺入された状態で回転する。同ナッ
ト部57aは昇降ケースUに固定されているため、昇降ケ
ースUは支柱49に沿って下降し、ナンバーリング部材53
も下方の作用位置に移動する。このあと、前述した下部
追刷ユニット51のナンバーリング部材61と同様な方法で
機台1に取り付けられて、ロックされナンバーリング印
刷が行われる。この追刷装置では、圧胴4側の位置決め
片18を追刷ユニット50、51の円板69の係入凹部70に係入
して、圧胴4側のギヤ17と追刷ユニット50、51の被動側
ギヤ68とを所定の噛合開始位置にて噛合させ、圧胴4上
に巻かれた印刷用紙Pの印刷開始位置に番号器65を接触
させる。従って、印刷用紙P上の誤った位置にナンバー
リング印刷がなされることはない。
また、上下いずれかの追刷ユニット50、51のナンバーリ
ング部材53、61を機台1に取付けて、スイッチを操作す
ることにより、ロック部材32がナンバーリング部材53、
61を確実にロックするため、ナンバーリング部材53、61
は機台1から離脱することはなく、安全な状態で追刷印
刷を行うことができる。さらには、追刷ユニット50、51
の非使用時において、ナンバーリング部材53、61の円板
69の係入凹部70は常に機台1側に向いた状態にある。ま
た、印刷機の停止時には圧胴4の位置決め片18は後方に
向いている。従って、追刷ユニット50、51のナンバーリ
ング部材53、61を回動させれば、圧胴4の位置決め片18
はナンバーリング部材53、61の係入凹部70内に自然に係
入する。このように、圧胴4の駆動側ギヤ17と番号器65
の被動側ギヤ68との位置合わせは極めて容易に行われ
る。
なお、この考案は上記した実施例に拘束されるものでは
なく、例えば停止位置決定装置20を圧胴4以外の版胴2
またはブラン胴3に取付けることも可能である。このよ
うに構成しても、版胴2及びブラン胴3は圧胴4と連動
するため、版胴2、ブラン胴3の停止動作が圧胴4に伝
達されて、前記圧胴4は所定の停止位置で停止される。
考案の効果 以上詳述したように、この考案は前記の構成をさいよう
したことにより、機台に対する追刷装置の取付けが容易
で労力を要しないという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は枚葉輪転印刷機を示す説明図、第2図(a)は
版胴を示す正面図、第2図(b)は圧胴部分の拡大断面
図、第2図(c)は停止位置決定装置部分の拡大側面
図、第3図は圧胴と番号器の端部におけるギヤの組付け
状態を示す分解斜視図、第4図は第1図の要部拡大正面
図、第5図は作動レバーを示す断面図、第6図は機台に
対して追刷装置を取り付けた状態を示す平面図、第7図
は非ロック時におけるロック部材を示す拡大斜視図、第
8図はロック時におけるロック部材を示す平面図、第
9、10図は追刷装置の稼働状態を示すそれぞれ正面図、
第11図は昇降ケース内の状態を示す断面図、第12、13図
は番号器を示すそれぞれ正面図及び側面図、第14図は胴
圧及び番号器の端部において、作動レバーと押圧軸の位
置関係を示す斜視図である。 機台1、圧胴4、駆動側ギヤ17、位置決め片18、回転円
板21、透光用凹部22、光電式検出素子23,24、上部追刷
ユニット50、下部追刷ユニット51、被動側ギヤ68、係入
凹部70、ストッパST。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機台(1)に取付けた圧胴(4)の端部に
    設けられた駆動側ギヤ(17)と、前記機台(1)に対し
    て着脱可能に取付られる追刷装置(d)の追刷ユニット
    (50)(51)に設けられ、前記駆動側ギヤ(17)に噛合
    い可能な被動側ギヤ(68)と、 前記被動側ギヤ(68)に固着された円板(69)に凹設さ
    れた係入凹部(70)と、 駆動側ギヤ(17)に取付けられて同駆動側ギヤ(17)の
    外周から突出し、前記係入凹部(70)内に係入して駆動
    側ギヤ(17)及び被動側ギヤ(68)を噛合い開始位置に
    保持する位置決め片(18)と、 前記圧胴(4)の駆動系の一部に同圧胴(4)と一体回
    転可能に設けられ、外周部の一部に切欠かれた透光用凹
    部(22)を備えた回転円板(21)と、 前記回転円板(21)に対抗配置され、回転円板(21)の
    回転に伴い移動する透光用凹部(22)が所定位置に達し
    た時、これを検出して圧胴(4)の回転を停止させるべ
    く信号を出力する光電式検出素子(23,24)と、 前記被動用ギヤ(68)側に付勢され、同被動側ギヤ(6
    8)と駆動側ギヤ(17)との非噛合時には被動側ギヤ(6
    8)の歯溝内に食込んで同被動側ギヤ(68)の回転を阻
    止すると共に、同被動側ギヤ(68)と駆動側ギヤ(17)
    との噛合時には被動側ギヤ(68)から離脱して同被動側
    ギヤ(68)の回転を許容するストッパ(ST)と からなる枚葉輪転印刷機における追刷装置の位置合わせ
    機構。
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