JPH0577400A - 輪転印刷機の刷版交換方法および装置 - Google Patents

輪転印刷機の刷版交換方法および装置

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JPH0577400A
JPH0577400A JP26698891A JP26698891A JPH0577400A JP H0577400 A JPH0577400 A JP H0577400A JP 26698891 A JP26698891 A JP 26698891A JP 26698891 A JP26698891 A JP 26698891A JP H0577400 A JPH0577400 A JP H0577400A
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Takeshi Takei
剛 武井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刷版の交換を容易かつ短時間で作業者に大き
な負担をかけることなく行うことを可能にした輪転印刷
機の刷版交換方法および装置を提供することを目的とし
ている。 【構成】 原動側モータによる版胴7の回転駆動を、各
印刷ユニット2に設けた単独モータ65による版胴7の
回転駆動に切替え、旧版81の取外しと新版80の装着
とを連続して各印刷ユニット2ごとに行う。原動側モー
タとライン軸55上のギア57とを電磁クラッチ59を
介して駆動連結した。ライン軸55と中間軸56とを、
ギア57とギア58との噛合によって駆動連結した。単
独モータ65と中間軸56とをクラッチ66を介して駆
動連結した。中間軸56と版胴7とをギア装置で駆動連
結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は輪転印刷機において、版
胴に装着された旧版を取外し新版を装着する刷版交換装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の輪転印刷機において版胴の外周部
には、一部が版胴周面に開口する断面円形の巻棒孔が版
胴の軸線方向に延設されており、この巻棒孔内には版巻
棒が嵌合されている。そして、版胴の周面に刷版(以
下、版という)を装着する場合には、版のくわえ側端部
を版巻棒の保持部に挿入したのち版胴をほゞ1回転させ
ることにより版を版胴の周面に巻付け、版の尻側端部を
版巻棒の保持部に保持させて版巻棒の逆転をラチェット
装置等で規制しながら版巻棒を回動操作するという方法
が採られている。また、版胴に装着された版を取り外す
場合には、尻側端部を版巻棒の保持部から取外したのち
版胴をほゞ1回転させることにより版を版胴の周面から
巻戻し、版のくわえ側端部を版巻棒の保持部から取り外
すという方法が採られている。
【0003】そして、例えば特開平2−103145号
公報には、この版交換を行うのに好都合な位置に全ユニ
ットの版胴が位置決めされるように制御される装置が開
示されており、この装置による例えば4色刷印刷機の版
の取外し,装着順序は次のようにして行われる。すなわ
ち、4色刷印刷機の旧版を取外す場合には、1色目の印
刷ユニットの版胴を版尻排出位置に位置決めすると、残
りの2〜4色目全部の印刷ユニットの版胴が同じく版尻
排出位置を占めるので、作業者は例えば1色目の版胴か
ら順に版尻を取出す等の排版準備を行ったのち、押ボタ
ン等を操作すると、すべての印刷ユニットの版胴が同時
に回転して作業者にくわえ側排出位置が対向する位置で
版胴の回転が停止するので、4色目の印刷ユニットに位
置する作業者は、4色目から1色目に向って順に版のく
わえ側を取出すことにより旧版の排版が完了する。
【0004】このようにしてすべての旧版を取外したの
ち、押ボタン操作等によりすべての印刷ユニットの版胴
を同時に回転させて版くわえ側挿入位置を作業者に対向
させて作業者は1色目の版胴から順に版のくわえ側を挿
入したのち、押ボタン操作等によりすべての版胴を同時
に回転させ、次いで作業者は4色目から1色目へ向って
順に版尻の挿入を行うことにより版の装着が完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の刷
版交換方法および装置においては、例えば4色刷印刷機
の場合、作業者は1色目の印刷ユニットと4色目の印刷
ユニットとの間を何度も往復しなければならないので、
作業者の負担がきわめて大きい。また、位置決めの駆動
にハーモニックドライブを用いているので、バックラッ
シュが大きく、正確に位置決めしにくいという問題があ
る。
【0006】本発明は以上のような点に鑑みなされたも
ので、刷版の交換を容易に短時間で作業者に負担をかけ
ることなく行うことを可能にした輪転印刷機の刷版交換
方法および装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明では、輪転印刷機の刷版交換方法とし
て、原動側モータによる版胴の回転駆動を、各印刷ユニ
ットに設けた単独モータによる版胴の回転駆動に切替
え、旧版の取外しと新版の装着とを連続して各印刷ユニ
ットごとに行うという方法を採用し、また、輪転印刷機
の刷版交換装置を、請求項2記載の発明においては、各
印刷ユニットにその印刷ユニットの版胴との間をクラッ
チを介して駆動連結された単独モータをそれぞれ設け、
この単独モータの駆動系と原動側モータとをクラッチを
介して駆動連結するように構成した。さらに、輪転印刷
機の刷版交換装置を、請求項3記載の発明においては、
機台に沿って架設されたライン軸上に支持され原動側モ
ータとの間を原動側クラッチを介し連結された駆動ギア
と、この駆動ギアと駆動連結され単独モータとの間を単
独駆動側クラッチを介し連結された中間軸と、この中間
軸と版胴とを駆動連結するギア装置とを設けるように構
成した。
【0008】
【作用】刷版の交換に際しては、各印刷ユニットにおけ
る版胴の回転駆動を、原動側モータから各印刷ユニット
の単独モータに切替え、旧版の取外しと新版の装着とを
各印刷ユニットごとに連続して行い、新版の装着が終っ
てから次の印刷ユニットへ移動するようにした。
【0009】すなわち、ライン軸上の原動側クラッチを
切断し、単独モータ側のクラッチを接続して版胴を回転
駆動し刷版の交換を行う。
【0010】
【実施例】図1ないし図21は本発明に係る輪転印刷機
の刷版交換装置を両面刷ウェブ輪転印刷機に実施した例
を示し、図1は版胴の側面図、図2は版胴端部の一部破
断正面図、図3は版巻駆動部の一部破断展開正面図、図
4は版巻駆動部の側面図、図5は版押え部の正面図、図
6は版押え部の側面図、図7は印刷ユニット単独駆動部
の横断面図、図8は印刷ユニット単独駆動部の展開平面
図、図9は印刷ユニットの概要平面図、図10は印刷ユ
ニットの概要正面図、図11ないし図15は版巻動作を
説明するために示す版巻棒近傍の正面図、図16ないし
図18は版巻動作を説明するために示す版胴端部近傍の
側面図、図19ないし図21は版交換動作のフローチャ
ートである。
【0011】図8〜図10において、印刷ユニット1の
左右のフレーム2間には、上部印刷装置3のゴム胴4
と、下部印刷装置5のゴム胴6とが互いに対接して軸架
されていて、これら各ゴム胴4,6には、左右のフレー
ム2に軸支された版胴7,8がそれぞれ対接されてお
り、各版胴7,8の周面には、本発明に係る刷版交換装
置(後述)により刷版(以下、版という)が装着されて
いる。なお、下部印刷装置5は上部印刷装置3とほゞ同
構成であるから、以下、上部印刷装置3についてのみ説
明する。版胴7に装着された版の表面には、図6に示す
インキ装置のインキ着ローラ9が複数個対接されてお
り、また、版の表面には給水装置の水着ローラ10が対
接されている。そして、一部のみを図示するインキ装置
と給水装置とで版面に供給されるインキと水により版面
に形成された画像は、ゴム胴4,6に転写され、図10
に矢印で示す方向に走行するウェブ11に転写されて両
面印刷が施される。12は隣接する印刷ユニット間に支
架され版交換時やインキ替え時等に作業者が立つステッ
プであり、13,14は原動側からの回転をゴム胴8,
9や版胴6,7等に伝達する胴ギアである。
【0012】図1,図2において、版胴7の両端部には
円板状のベアラ7aが一体形成されており、このベアラ
7aと胴本体7bとの外周部には、巻棒孔7cが胴全長
を貫通して設けられている。この巻棒孔7cには、胴長
よりもやゝ長い断面真円の版巻棒15が回動自在に嵌合
されており、この版巻棒15は、巻棒孔7cのベアラ7
a対応部に嵌着されたブッシュ16に段部を当接させる
ことにより軸線方向への移動を規制されている。版巻棒
15の機台操作側への突出部15aは、断面6角形状に
形成されており、この突出部15aにはレバー17が6
角孔を嵌合させて割締め固定されている。
【0013】また、ベアラ7aの端面には、L字状に形
成されたブラケット18が、レバー17に近接してボル
ト止めされていて、レバー17の遊端部に形成された二
又部には、鍔付きのばね軸19が、ピン20によって揺
動自在に枢着されており、このばね軸19は、ばね受け
21とブラケット18とに形成された孔に摺動自在に嵌
合されている。22はばね軸19の鍔部とばね受け21
との間に介装された圧縮コイルばねであって、レバー1
7を介し、版巻棒15に図1における反時計方向への回
動力を付与している。また、図11に示すように、版巻
棒15には半径方向に延びて周面に開口する溝15b
が、版巻棒15の全長にわたって設けられており、この
溝15b内には、後程説明する版巻き時に使用される小
幅でほゞU字状に形成された複数個の板ばね23が圧入
されており、版巻棒15は圧縮コイルばね22と板ばね
23とのばね力が釣合った状態で停止している。なお、
版胴7の周面には、巻棒孔7cに対応する切込み7dが
周面に開口して設けられている。
【0014】図3,図4において、版胴7は軸受24を
介しフレーム2に軸支されていて、軸受24の上方に
は、鍔付きのピン25がねじ部をフレーム2のねじ孔に
螺入させて固定されており、このピン25には、くの字
状に形成されたレバー26が、ブッシュ27によりピン
25からの抜けを阻止されて回動自在に枢支されている。
また、前記版巻棒15の突出部15aには、カムレバー
28が割締め固定されており、レバー26の中央部に枢
着されたカムフォロア29は、カムレバー28の遊端部
に対接されている。
【0015】一方、フレーム2に植設されたピン30に
はエアシリンダ31が揺動自在に枢支されており、その
エア圧で進退するピストンロッド32の作用端と、フレ
ーム3側のスタッド33に枢支されたくの字状リンク3
4の一方の遊端部とは、両端をピンで枢着されたリンク
35で連結されている。また、前記レバー26とリンク
34の他方の遊端部とは、両端をピンで枢着されたリン
ク36で連結されており、リンク35の一端に設けられ
たばね掛け37と、フレーム2側のばね掛け38との間
には、レバー26を図4の実線位置へ回動させるような
回動力を付与する引っ張りコイルばね39が張架されて
いる。なお、この引っ張りコイルばね39は、停電時等
にレバー26が図4の鎖線位置へ回動してしまうことの
ないようにするための安全用として設けられている。3
5aはフレーム2に固定されリンク35を当接させてそ
の鎖線示方向への移動端限を規制するストッパである。
【0016】図5,図6において、版胴7の周面近傍に
は、両側のフレーム2の内側に複数個のポスト40で支
持されたほゞ方形のサブフレーム41が設けられてお
り、これらのサブフレーム41に固定されたエアシリン
ダ42のピストンロッド43の作用端には、ピストンロ
ッド43と直交しほゞゴム胴4の軸芯方向へ向って延び
るレバー44が連結されている。45は両端をサブフレ
ーム41側のブラケット46に支持されてレバー44と
直交する方向に延びるスライド軸であって、これには前
記レバー44が摺動自在に嵌合されており、エア圧でピ
ストンロッド43を進退させることにより、レバー44
がスライド軸45に案内されて版胴7の周面に対する遠
近方向へ進退するように構成されている。両側のレバー
44の先端部には、軸受47が装着されており、これら
両側の軸受47には、版胴7の軸線方向に延びる版押え
ローラ48が両端部を回転自在に軸支されている。そし
て版押えローラ48が前進することにより版胴7上の版
面に圧接されるように構成されている。
【0017】さらにレバー44には、エアシリンダ42
とともに進退する別のエアシリンダ49が、軸方向をエ
アシリンダ42と平行させて固定されており、エアシリ
ンダ49のエア圧で進退するピストンロッド50の作用
端には、ゴム等の弾性材で形成され版押えローラ48の
軸線方向に延びるパッド51がバー52に支持されて設
けられている。そして、バー52の端軸には、版押えロ
ーラ48の端軸に基部を揺動自在に遊装されたレバー5
3の遊端部が遊装されており、ピストンロッド50を前
進させると、レバー53が版押えローラ48の端軸を中心
にして揺動し、レバー53遊端部のパッド51が周回し
て版尻に半径方向から圧接されるように構成されてい
る。すなわち、エアシリンダ42により版押えローラ4
8が前進して版面に圧接されているときにエアシリンダ
49のピストンロッド50が前進すると、パッド51が
周回して前記版押えローラ48の押圧箇所とは版胴7の
円周方向に位相を違えた箇所である版尻部に圧接される
ように構成されている。
【0018】ここで印刷ユニット駆動部の構成を図7に
基づいて説明する。印刷ユニットの原動側に設けられた
ギアボックス54内には、原動側から回転駆動され機台
に沿って延びるライン軸55と、これと平行する中間軸
56とがギア57,58で駆動連結されて軸架されてお
り、ギア57とライン軸55との間には、制御装置から
の信号または押ボタン操作によって断接される電磁クラ
ッチ59が介装されている。また、中間軸56と、これ
と直交するギア軸60とは、ベベルギア61、62で駆
動連結されており、ギア軸60と前記ゴム胴4とは、ギ
ア63,64で駆動連結されている。
【0019】さらにギアボックス54には、単独モータ
65が装着されており、前記中間軸56上には、単独モ
ータ65と中間軸56との回転伝達を断接するクラッチ
66が設けられている。すなわち中間軸56は印刷作業
中、電磁クラッチ59が接続されクラッチ66が切断さ
れることにより原動側から回転駆動されており、また版
の交換時には、電磁クラッチ59が切断されクラッチ6
6が接続されることにより単独モータ65側から回転駆
動されるように構成されている。図8において上部ゴム
胴4の反ギア側端軸には、ロータリエンコーダ67が装
着されており、版胴7の停止位置を検知するように構成
されている。
【0020】図10において、上部印刷装置3と下部印
刷装置5とには、操作盤70,71がそれぞれ付設され
ていてフレーム2の作業空間部側に固定されており、こ
の操作盤70,71には、上記の各装置を操作する押ボ
タンが設けられている。また各印刷ユニット1にはそれ
ぞれ専用のシーケンサが設けられている。
【0021】以上のように構成された刷版交換装置の動
作を、図11ないし図18の版巻動作の説明図と図19
〜図21のフローチャートとを併せ用いて説明する。版
巻棒15の溝15bには板ばね23が圧入されており、
図15に示す新版80と同じような状態で旧版81が装
着されている。すなわち、図示しない版曲げ機で折曲げ
られた旧版81のくわえ側端部81aは、版胴7の切込
み7dから挿入されてその壁面に板ばね23の一端で押
圧保持されており、また、版曲げ機でほゞ直角状に折曲
げられた旧版81の尻側端部81bは、折曲げ端81c
を板ばね23の他端折曲げ部に引っ掛けられた状態で保
持されている。
【0022】このようにして旧版が装着された状態で、
オペレーションスタートの版交換モードボタンを押して
原動側モータが回転しないような安全状態にしたのち、
ユニットセットボタンを押すと、選択された印刷ユニッ
ト1の上部印刷装置3の原動側電磁クラッチ59(ユニ
ットクラッチ)が切断され、単独駆動側クラッチ66
(メイクレディクラッチ)が接続されるとともに、図示
しないインキクラッチが切断され、天地,左右,ひねり
印刷見当装置が0位置に復帰する。この状態で単独モー
タ65が回転するので、版胴7が図12(a) に示す位置
まで回転して停止する。
【0023】この状態で用意,操作ボタンを押すと、エ
アシリンダ31が作動して図17に示すようにレバー2
6に枢着されたカムフォロア29がカムレバー28を押
して版巻棒15を回動させ、図14に示すように板ばね
23の折曲げ部が旧版81の保持を解放するので、旧版
81の尻側折曲げ部が版胴7の外へ出る。そこで、版尻
を手で保持し原動側の用意, 操作ボタンを押すと、版胴
7が逆転して旧版81が巻戻され、図18に示す位置で
停止する。
【0024】そこで用意, 操作ボタンを押すと、エアシ
リンダ31が作動してレバー26に枢着されたカムフォ
ロア29がカムレバー28を押して版巻棒15を図12
に示す位置まで回動させて停止させ、旧版81のくわえ
側端部が板ばね23による保持から解放されてこのくわ
え側端部が版胴7の外へ出るので、旧版81の取外しが
終了する。
【0025】このまゝの状態で新版80の咥え側端部を
図12に示すように版胴4の溝に挿入して用意, 操作ボ
タンを押すと、エアシリンダ31が作動してレバー26
に枢着されたカムフォロア29がカムレバー28の押圧
を解放し、圧縮コイルばね22のばね力により版巻棒1
5が図13に示す位置まで回動して停止するので、旧版
81のくわえ側端部が板ばね23によって保持される。
そこで用意,操作ボタンを押すと、版胴7が正転して新
版80が版胴7の周面に巻付けられ、版胴7は図17に
示す位置で停止する。この版胴7の周面への新版80の
巻付けに際しては、エアシリンダ42が作動してピスト
ンロッド43が前進し、レバー44がパッド51を伴い
スライド軸45に案内されて移動することにより、版押
えローラ48が新版80の表面に圧接され、この状態で
新版が巻付けられるので、新版80は胴周面に密着した
状態で巻付けられる。
【0026】版胴7の回転が停止したときに、エアシリ
ンダ42が作動してピストンロッド50が前進すること
により、レバー53が版押えローラ48の端軸を中心ち
揺動してその遊端部に固定されたパッド51が周回し、
新版80の尻側折曲げ部に半径方向から圧接されるの
で、新版80の尻側折曲げ部は板ばね23の開口端部に
挿入される。このときエアシリンダ42により版巻棒1
5が図15の位置へ回動するので、新版80の尻側端部
80bは折曲げ端80cを板ばね23の折曲げ部に引っ
掛けられた状態で保持され、新版80の装着が終了す
る。このあとは下部印刷装置5の版交換と、他の印刷ユ
ニットの版交換が、上記と同様の動作で行われ、クラッ
チの切替が行われたのち、版交換モードボタンが切断さ
れる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように本発明
によれば輪転印刷機の刷版交換方法として、原動側モー
タによる版胴の回転駆動を、各印刷ユニットに設けた単
独モータによる版胴の回転駆動に切替え、旧版の取外し
と新版の装着とを連続して各印刷ユニットごとに行うと
いう方法を採用し、また、輪転印刷機の刷版交換装置を
請求項2記載の発明においては、各印刷ユニットにその
印刷ユニットの版胴との間をクラッチを介して駆動連結
された単独モータをそれぞれ設け、この単独モータの駆
動系と原動側モータとをクラッチを介して駆動連結する
ように構成し、さらに、輪転印刷機の刷版交換装置を、
請求項3記載の発明においては、機台に沿って架設され
たライン軸上に支持され原動側モータとの間を原動側ク
ラッチを介し連結された駆動ギアと、この駆動ギアと駆
動連結され単独モータとの間を単独駆動側クラッチを介
し連結された中間軸と、この中間軸と版胴とを駆動連結
するギア装置とを設けるように構成したことにより、刷
版交換に際しての作業者の移動量が従来よりも大幅に減
少し、労力の負担が軽減する。また、クラッチを有する
構成としたことにより、高精度な位置決めが可能にな
り、印刷物の品質が向上する。さらに、版替え作業後の
復帰時間が短縮され機会の稼働率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】版胴の側面図である。
【図2】版胴端部の一部破断正面図である。
【図3】版巻駆動部の一部破断展開正面図である。
【図4】版巻駆動部の側面図である。
【図5】版押え部の正面図である。
【図6】版押え部の側面図である。
【図7】印刷ユニット単独駆動部の一部破断平面図であ
る。
【図8】印刷ユニット単独駆動部の展開平面図である。
【図9】印刷ユニットの概要平面図である。
【図10】印刷ユニットの概要正面図である。
【図11】版巻動作を説明するために示す版巻棒近傍の
正面図である。
【図12】版巻動作を説明するために示す版巻棒近傍の
正面図である。
【図13】版巻動作を説明するために示す版巻棒近傍の
正面図である。
【図14】版巻動作を説明するために示す版巻棒近傍の
正面図である。
【図15】版巻動作を説明するために示す版巻棒近傍の
正面図である。
【図16】版巻動作を説明するために示す版胴端部近傍
の側面図である。
【図17】版巻動作を説明するために示す版胴端部近傍
の側面図である。
【図18】版巻動作を説明するために示す版胴端部近傍
の側面図である。
【図19】版交換動作のフローチャートである。
【図20】版交換動作のフローチャートである。
【図21】版交換動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1 印刷ユニット 7 版胴 8 版胴 55 ライン軸 56 中間軸 57 ギア 58 ギア 59 電磁クラッチ 60 ギア軸 61 ベベルギア 62 ベベルギア 63 ギア 64 ギア 65 単独モータ 66 クラッチ 80 新版 81 旧版

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動側モータによる版胴の回転駆動を各
    印刷ユニットに設けた単独モータによる版胴の回転駆動
    に切替え旧版の取外しと新版の装着とを連続して各印刷
    ユニットごとに行うことを特徴とする輪転印刷機の刷版
    交換方法。
  2. 【請求項2】 各印刷ユニットにその印刷ユニットの版
    胴との間をクラッチを介して駆動連結された単独モータ
    をそれぞれ設け、この単独モータの駆動系と原動側モー
    タとをクラッチを介して駆動連結したことを特徴とする
    輪転印刷機の刷版交換装置。
  3. 【請求項3】 機台に沿って架設されたライン軸上に支
    持され原動側モータとの間を原動側クラッチを介し連結
    された駆動ギアと、この駆動ギアと駆動連結され単独モ
    ータとの間を単独駆動側クラッチを介し連結された中間
    軸と、この中間軸と版胴とを駆動連結するギア装置とを
    設けたことを特徴とする輪転印刷機の刷版交換装置。
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