JP2989336B2 - 印刷機の版面ごみ取り装置 - Google Patents

印刷機の版面ごみ取り装置

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JP2989336B2
JP2989336B2 JP3246569A JP24656991A JP2989336B2 JP 2989336 B2 JP2989336 B2 JP 2989336B2 JP 3246569 A JP3246569 A JP 3246569A JP 24656991 A JP24656991 A JP 24656991A JP 2989336 B2 JP2989336 B2 JP 2989336B2
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plate
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久彌 鈴木
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SHIBAURA MEKATORONIKUSU KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
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SHIBAURA MEKATORONIKUSU KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷機の版面に付着し
たインクかすや紙粉などを除去する版面ごみ取り装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】各種印刷機による印刷作業においては、
印刷中に版面にインクかすや紙粉などのごみが付着し、
これが原因で、印刷物にヒッキーと呼ばれるピンホール
状の白抜け部分が発生する。このため、印刷途中やその
合間にこのごみを除去する必要がある。
【0003】ところで、ごみの除去装置としては従来よ
りいろいろ提案されており、版胴と平行に設けたガイド
部材に沿ってホルダを移動させ、このホルダに支持され
ている棒状ブレードを版面に向かって直線動させるもの
(例えば、特開昭57−56263号公報)、棒状ブレ
ードに代えて円盤状ブレードを用いるもの(例えば、特
開昭59−174362号公報)などが公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、棒状ブレー
ドによるものでは、ブレードによって除去されたごみが
ブレードに付着したままのため、次のごみを除去するた
めにブレードを版胴に押し付けた時、ブレードに付着し
ていた前回のごみが版面に付着してしまうことがあっ
た。またこれを防止するため、ブレードの清掃を頻繁に
行なわなければならなかった。
【0005】これに対して、円盤状ブレードを用いる技
術では、1回のごみ除去作業が終了するごとにブレード
を所定角度回転させることにより、上記した欠点を補う
ことができる。しかしながら円盤状ブレードをガイド部
材に沿って移動させる機構に加えて、ブレードを版胴方
向に前後動させる機構並びにブレードを所定角度ずつ回
転させる機構が必要なため、装置が複雑化するという欠
点を有していた。
【0006】そこで本発明は、装置の簡素化が達成で
き、しかもブレードの清掃回数を極力少なくすることが
できる、印刷機の版面ごみ取り装置を提供することを特
徴とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明においては、版胴に沿って設けたガイド部材と、
このガイド部材に沿って移動するホルダと、このホルダ
に支持されたごみ除去ヘッドとを有する印刷機の版面ご
み取り装置において、前記ごみ除去ヘッドは、複数のご
み除去ブレードが所定のピッチで設けられた移動体と、
この移動体を間欠的に移動させる駆動装置とを有し、ご
み除去時には前記ごみ除去ブレードの1つが前記版胴と
対向する位置に、それ以外のときには前記ごみ除去ブレ
ードが設けられていない部分が前記版胴と対向する位置
にそれぞれ位置するように前記駆動装置を制御する制御
装置を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、ごみ除去ブレードの1つが版
胴と対向する位置に位置付けられることによりごみの除
去作業が行なわれ、それ以外の時には、ごみ除去ブレー
ドが設けられていない部分が版胴と対向する位置に位置
付けられることとなる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を用いて
説明する。図1は本発明の一実施例の斜視図、図2は図
1の部分断面図、図3はごみ除去ブレードと版胴との位
置関係を示す正面図である。図において、版胴1の全長
に渡りその軸方向と平行にガイドレール2が固定配置さ
れ、このガイドレール2にはスライダ3が支持される。
スライダ3には、モータ4を駆動源とするプーリ5の回
転により移動させられるワイヤ6の端部が固定されてい
る。そして不図示のごみ除去位置指定釦などの作動でご
み取り位置が指定された際、制御装置7はモータ4を駆
動させてスライダ3をガイドレール2に沿って矢示A方
向に移動させ、そしてその指定位置に位置付けられるよ
うになっている。
【0010】スライダ3には、ごみ除去ヘッド8が設け
られる。このごみ除去ヘッド8は、スライダ3に固定さ
れたホルダ9と、このホルダ9にその回転軸が版胴1の
軸方向と平行になるように支持された2個のタイミング
プーリ10、11と、タイミングベルト12を有する。
【0011】両タイミングプーリ10、11は、版胴1
の径方向に離間して設けられ、版胴1側に位置する一方
のタイミングプーリ10は、ホルダ9に設けたピン13
に軸受け14を介して回転自在に支持される。これに対
して他方のタイミングプーリ11は、ホルダ9に軸受け
15を介して回転自在に支持されるとともに、中空状と
される。そしてこのタイミングプーリ11には、ガイド
レール2に沿って設けた回転軸16が貫通している。こ
こで回転軸16にはそのほぼ全長に渡ってキー材17が
設けられ、タイミングプーリ11にはこのキー材17に
噛合するキー溝18が設けられる。これにより、ガイド
レール2に沿ってホルダ9がスライダ3とともに移動し
たとき、タイミングプーリ11は、キー材17とキー溝
18との噛合状態が維持される状態で回転軸16に対し
てその軸方向に相対移動することとなる。なお回転軸1
6は、制御装置7によって駆動制御されるモータ19を
駆動源とし、軸継手20を介して矢示B方向に間欠回転
駆動される。そしてこの回転動は、キー材17、キー溝
18を介してタイミングプーリ11に伝達される。
【0012】タイミングベルト12には、複数のごみ除
去ブレード21が等ピッチで設けられ、このごみ除去ブ
レード21が外周となるような状態で両タイミングプー
リ10、11間に巻回される。そしてタイミングプーリ
10、11が間欠回転駆動させられると、このタイミン
グベルト12が矢示C方向に間欠的に移動させられる。
【0013】ここで制御装置7は、さらにモータ19を
次のように駆動制御する。すなわち間欠移動されるタイ
ミングベルト12の停止時、ごみ除去ブレード21が設
けられていない部分、つまり隣接するごみ除去ブレード
21間が版胴1に対向する待機位置(図3(a)参照)
と、ごみ除去ブレード21の1つが版胴1に対向する作
動位置(図3(b)参照)と、の2位置のいずれかに位
置付けられるように、モータ19の回転量を駆動制御す
る。そして、不図示のごみ除去位置指定釦などにより指
定された位置にスライダ3が移動すべくモータ4の駆動
時には待機位置に、そして指定された位置にスライダ3
が位置付けられた後に作動位置となるように、両モータ
4、19の駆動タイミングを調整する。さらに、ごみ除
去ブレード21が作動位置に設定されてから2〜3秒経
過後には待機位置に設定されるようにモータ19の駆動
制御も行なう。
【0014】次に上記した実施例の作動について説明す
る。まず作業者が印刷物を見てヒッキー部分を発見する
と、不図示のごみ除去位置指定釦などによりその位置を
ごみ取り装置に指定する。そこで制御装置7はこの信号
を受けてモータ4を始動させてスライダ3を移動させ、
その指定位置に位置付ける。なおこの移動時、タイミン
グベルト12においては、図3(a)に示すように、隣
接するごみ除去ブレード21aと21b間が版胴1に対
向する待機位置とされる。
【0015】スライダ3が指定位置に位置付けられたこ
とが制御装置7にて確認されると、次にモータ19を駆
動して図3(b)に示すように、ごみ除去ブレード21
bを版胴1に対向する作動位置に位置付ける。そしてこ
れによりごみ除去ブレード21bが版胴1に押し付けら
れるとともに、版胴1自体は回転しているので、ここで
版面に付着しているごみがごみ除去ブレード21bによ
り除去される。そしてこの状態から2〜3秒後にモータ
19が再駆動されて待機位置に再設定される。この再駆
動によりタイミングベルト12は矢示C方向に1ピッチ
移動させられるため、ごみの付着したごみ除去ブレード
21bは上方に逃げ、待機位置には新たなごみ除去ブレ
ード21cが位置させられる。そしてごみ除去位置指定
釦などにより別の新たなヒッキー部分位置が指定される
と、スライダ3がその位置まで移動させられ、その後、
ごみ除去ブレード21cが作動位置に位置付けられ、そ
のごみはごみ除去ブレード21cにより除去されること
になる。
【0016】以上説明した実施例によると、ごみ除去ブ
レード21を版胴1に沿って移動させるための移動機構
4と、タイミングベルト12を間欠回転動させるための
回転駆動機構19だけで済むため、従来のように移動機
構、前後動機構、回転駆動機構が必要だったのに比べ
て、装置の簡素化を図ることができる。またタイミング
ベルト12に複数のごみ除去ブレード21が設けられて
いるため、ごみを除去するごとに新たな別のごみ除去ブ
レード21を作動位置に位置付けることができるので、
前回除去したごみが今回の除去動作で版面に再付着して
しまうということが防止でき、またごみ除去ブレード2
1を多数設けることで、ブレード21の清掃回数を極力
少なくすることもできる。
【0017】このとき、ごみ除去ブレード21に付着し
たごみは、該ごみ除去ブレード21がタイミングベルト
12の周回ライン上のうち版胴1から離隔した位置にて
不図示の清掃装置にて除去され、タイミングベルト12
は、連続して使用に供される。但し、ごみ除去ブレード
21に付着したごみを除去する清掃装置を備えず、タイ
ミングベルト12が備える全ごみ除去ブレード21が上
述のごみ除去作業に供された後、該使用済タイミングベ
ルト12を新たなタイミングベルト12と交換するもの
としてもよい。
【0018】なお上記実施例においては、一対のタイミ
ングプーリ10、11と、その間に巻回したタイミング
ベルト12により移動体を構成したが、図4に示すよう
に、外周に所定ピッチでごみ除去ブレード22を設けた
回転ドラム23を版胴1に沿って設け、この回転ドラム
23を版胴1の軸方向に移動させるとともに自軸回りに
て間欠回転駆動するようにし、しかもその間欠動の停止
時、隣接するごみ除去ブレード22間が版胴1に対向す
る待機位置と、1つのごみ除去ブレード22が版胴1に
対向する作動位置と、の2位置のいずれかに位置付けら
れるように設定することにより、上記した実施例と同様
な効果を得ることができる。
【0019】また、本発明の実施においては、移動体を
回転体とすることなく、正面に所定ピッチでごみ除去ブ
レードを設けた直線動ビームを版胴に相対する如くに設
け、この直線動ビームを版胴の軸方向に移動させると共
に軸直角方向にて間欠直線駆動するようにし、しかもそ
の間欠動の停止時、ごみ除去ブレードが設けられていな
い部分が版胴に対向する待機位置と、1つのごみ除去ブ
レードが版胴に対向する作動位置と、の2位置のいずれ
かに位置付けられるように設定することにより、上記し
た実施例と同様な効果を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
置の簡素化が達成でき、しかもブレードの清掃回数を極
力少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】図1の部分断面図である。
【図3】ごみ除去ブレードと版胴との位置関係を示す正
面図である。
【図4】本発明の変形例の要部正面図である。
【符号の説明】
1 版胴 2 ガイドレール 3 スライダ 4 モータ 7 制御装置 8 ごみ除去ヘッド 9 ホルダ 10 タイミングプーリ 11 タイミングプーリ 12 タイミングベルト 16 回転軸 17 キー材 18 キー溝 19 モータ 21(a〜c) ごみ除去ブレード 22 ごみ除去ブレード 23 回転ドラム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版胴に沿って設けたガイド部材と、この
    ガイド部材に沿って移動するホルダと、このホルダに支
    持されたごみ除去ヘッドとを有する印刷機の版面ごみ取
    り装置において、前記ごみ除去ヘッドは、複数のごみ除
    去ブレードが所定のピッチで設けられた移動体と、この
    移動体を間欠的に移動させる駆動装置とを有し、ごみ除
    去時には前記ごみ除去ブレードの1つが前記版胴と対向
    する位置に、それ以外のときには前記ごみ除去ブレード
    が設けられていない部分が前記版胴と対向する位置にそ
    れぞれ位置するように前記駆動装置を制御する制御装置
    を有することを特徴とする印刷機の版面ごみ取り装置。
  2. 【請求項2】 移動体が、離間して設けた1対のプーリ
    と、このプーリ間に巻回され複数のごみ除去ブレードが
    所定のピッチで設けられたベルト部材とからなることを
    特徴とする請求項1記載の印刷機の版面ごみ取り装置。
JP3246569A 1991-09-02 1991-09-02 印刷機の版面ごみ取り装置 Expired - Lifetime JP2989336B2 (ja)

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JPH0557881A JPH0557881A (ja) 1993-03-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5680818A (en) * 1993-07-08 1997-10-28 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Apparatus and system for removing dust from printing plate of printing press

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JPH0557881A (ja) 1993-03-09

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Effective date: 19990928