JPH09297796A - 派遣技術サービス員決定システム - Google Patents

派遣技術サービス員決定システム

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JPH09297796A
JPH09297796A JP8112699A JP11269996A JPH09297796A JP H09297796 A JPH09297796 A JP H09297796A JP 8112699 A JP8112699 A JP 8112699A JP 11269996 A JP11269996 A JP 11269996A JP H09297796 A JPH09297796 A JP H09297796A
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JP
Japan
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technical service
equipment
building
person
staff
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JP8112699A
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English (en)
Inventor
Shinobu Nagahara
忍 長原
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発生した機器の故障の程度や技術サービス員
の技能や行動予定を考慮して、機器の故障の程度に応じ
た適切な技能を持つ技術サービス員を効率的に決定する
ことのできる派遣技術サービス員決定システムを得る。 【解決手段】 外出中の技術サービス員及び管理対象と
する建物に関する情報にそれぞれ評価点を付けて登録し
た複数のテーブル100b〜100fと、建物内の設備
機器の稼働状態を監視する監視装置から出力された故障
発報信号を受信した場合に各テーブル中の発報信号が出
力された建物101の該当項目に対する各技術サービス
員の評価点に基づいて各技術サービス員の中から発報信
号が出力された建物に派遣する技術サービス員を決定す
る派遣員決定部104iとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発生した機器の
故障の程度に応じた適切な技能を持つ技術サービス員を
効率的に派遣する派遣技術サービス員決定システムの技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】図14及び図15は、特開平6−276
131号公報に開示された従来のポケットベル発報装置
の構成図である。図14及び図15中、1は地図を表示
する画面、2は地図ランプ、3は地域名板、4は地域
釦、5は地域ランプ、6はテンキー、7はディスプレ
イ、8は氏名札、9はポケットベル呼出釦、10はポケ
ットベル発報釦、11は担当者釦、12は担当者ラン
プ、13は機能選択ランプ、14は所在変更後の地図ラ
ンプ、15は所在変更前の地図ランプである。さらに図
15中、16はCPU、17はメモリ、18は外出者、
19はポケットベル、20はポケットベル発信部、21
Aはモデムインターフェイスである。
【0003】図15に示すように、ポケットベル発報装
置には、上段に機能を選択する機能選択釦13、データ
を表示するディスプレイ7、外出地域を選択する地域釦
4、外出者18が外出中の地域を示す地域ランプ5、地
図1上の地図ランプ2が、また、下段は、外出する可能
性がある者毎に、担当者ランプ12、ポケットベル発報
ランプ10及び外出者18の氏名を示す氏名札8がそれ
ぞれ配置されている。
【0004】次に、このように構成された従来のポケッ
トベル発報装置の操作及び動作について図14及び図1
5を参照して説明する。まず、登録操作の場合、外出者
18は、機能選択釦13で「番号登録」を、担当者釦1
1で登録する人間をそれぞれ選択し、さらに、ディスプ
レイ7を見ながらテンキー6により担当者のポケットベ
ル番号を登録する。そして、外出者18は、担当者ラン
プ12の点灯状態によって出勤又は外出状態の確認がで
きる。
【0005】また、外出時の操作の場合、外出者18
は、外出時に機能選択釦13で「出勤」を選択し、担当
者釦11を押すことにより出勤状態にする。そして、外
出者18は、出動時は出動する地域を指定するが、地域
名板3を見て該当の地域釦4を押す。これにより、地域
ランプ5及び地図1上の地図ランプ2が点滅し、メモリ
17の中に該当の外出者18の外出先が登録される。
【0006】ここで、当日外出する場所が地域釦4の中
に2カ所以上ある場合は、出動状態中に機能選択釦13
の中の「所在変更」釦を押す、地域釦4とテンキー6に
より変更地域と変更時間とを登録する。このように登録
した場合は、変更時間になると、外出者18の外出先が
登録した場所に変わり、地域ランプ5及び地図1上の地
図ランプ2の点灯が変更先に変わる。
【0007】また、通常の呼び出し操作の場合、呼出者
は、該当者毎のポケットベル呼出釦9を押す。これによ
りCPU16はメモリ17から該当する外出者18のポ
ケットベル番号を読み取り、ポケットベル発信部20に
より該当のポケットベル19を呼び出す。
【0008】ポケットベル発報ランプ10は、ポケット
ベル呼出釦9が応答したときは点灯、発報中は点滅して
いるので、呼出者は発報装置の動作状況が判断できる。
複数の外出者18を呼び出す場合はポケットポケットベ
ル呼出釦9を必要回数押すことでCPU16の制御の下
にポケットベル発信部20は順に呼び出しを行う。
【0009】また、緊急時に外出者を呼び出す場合、呼
出者は、機能選択釦13の中の「緊急」を押した後、上
述した操作を行うと上述と同様に該当する緊急時のポケ
ットベル19を呼び出すことができる。但し、緊急時の
ポケットベル番号が登録されていない場合は上述したよ
うな通常のポケットベル番号で呼び出す。
【0010】さらに、特定地域にいる外出者18の呼び
出す場合、呼出者は、機能選択ボタン13中の「所在確
認」釦を押すことにより所在確認の状態にする。外出者
18の外出先は地図ランプ2及び地域ランプ5の点灯で
確認できるので、呼出者は地域ランプ5が点灯中の地域
釦4を押して地域を指定し、さらに、指定地域にいる外
出者18のポケットベル呼出釦9を押す。これにより、
発報装置は呼び出したい地域にいる外出者18のポケッ
トベル19を呼び出す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のポケットベル発
報装置はこのように構成されており、外出者18自身が
如何なる者かを問わず、特定のポケットベルを所持する
外出者18又は特定地域にいる外出者18を呼び出すか
ら、外出者18が例えば技術サービス員であって緊急に
機器の故障が発生して技術サービス員を派遣する必要が
発生した場合、呼出者は発生した故障の状況、外出中の
個々の技術サービス員の現在の居場所、当日の業務予
定、及び各員の技能等を検討して派遣員を決定し、その
派遣員の所持するポケットベルを呼び出すので、例え
ば、派遣員の決定が遅れる等、機器の故障の程度に応じ
た技能を持つ技術サービス員を効率的に派遣することが
できなかった。
【0012】この発明は係る問題点を解決するためにな
されたもので、発生した機器の故障の程度や技術サービ
ス員の技能や行動予定を考慮して、機器の故障の程度に
応じた適切な技能を持つ技術サービス員を効率的に決定
することのできる派遣技術サービス員決定システムを得
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる派遣技
術サービス員決定システムは、外出中の技術サービス員
及び管理対象とする建物に関する情報にそれぞれ評価点
を付けて登録した複数のテーブルと、建物内の設備機器
の稼働状態を監視する監視装置から出力された故障発報
信号を受信した場合に各テーブル中の発報信号が出力さ
れた建物の該当項目に対する各技術サービス員の評価点
に基づいて各技術サービス員の中から発報信号が出力さ
れた建物に派遣する技術サービス員を決定する派遣員決
定部とを備えたものである。
【0014】また、派遣員決定部は、発報信号が出力さ
れた建物に優先的に派遣すべき特定の技術サービス員が
決められておらず、かつこの建物からある距離の範囲内
にこの建物を現在管理する又は過去に管理した担当技術
サービス員がいない場合に、各テーブル中の各該当項目
の評価点と該当項目毎に予め定めた重み係数との積の総
和が最も高い者を派遣技術サービス員として決定するよ
うにしたものである。
【0015】また、技術サービス員が外出中に携帯して
いる工具、機器を技術サービス員毎に登録した携帯器材
テーブルと設備機器の修理や点検に最低限必要な器材が
設備機器毎に登録された対設備機器器材対応テーブルと
をさらに備え、派遣員決定部は、携帯器材テーブルと対
設備機器器材対応テーブルとの比較に基づいて、派遣す
る技術サービス員として決定された技術サービス員が故
障した設備機器の対応に必要な器材を携帯していない場
合に、この技術サービス員を派遣する対象員から除外す
るようにしたものである。
【0016】また、技術サービス員が外出中に携帯する
移動体通信機からの出力信号と発報信号とに基づいて、
外出中の技術サービス員の所在位置及び発報信号を出力
した建物の位置を地図と共に出力表示する位置情報表示
手段をさらに設けたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る派
遣技術サービス員決定システムの説明図である。図1
中、101は設備機器に故障が発生した建物であり、建
物101には公知の技術で構成され建物の設備機器を常
時監視する図示しない監視装置が設けられている。そし
てこの監視装置は公衆電話回線102と接続しており、
建物101の設備機器に故障が発生した場合に、故障発
生情報を故障発報信号として公衆電話回線102に出力
するようになっている。
【0018】ここで、故障発報情報103は図2に示す
ようになっている。故障発報情報103は、故障発報情
報103のデータ長さを示す情報103a、故障発生建
物番号103b、故障発生設備機器を示す情報103
c、モード(設備機器の状態)を示す情報103d、B
CC(ブロックチェックコード)情報103eをなす部
分で構成される。
【0019】また、104は公衆電話回線2を介して受
信した建物101の故障発生情報を収集して分析し派遣
すべき技術サービス員を決定する情報センターである。
情報センター104には、図3に示すように、技術サー
ビス員が携帯する後述するGPS端末から一定時間毎に
出力される位置信号を受信する信号受信部104aと、
信号受信部104aが受信した位置信号に基づいて外出
中の技術サービス員の現在位置を登録する現在位置テー
ブル104bと、建物毎に呼び出すことのできる技術サ
ービス員の優先順位を登録した呼び出し員テーブル10
4cと、保守管理の対象とする個々の建物の保守管理に
ついて現在担当中の者と前回担当した者とを管理対象建
物毎に記録した担当員テーブル104dと、個々の技術
サービス員について各員が保有する技能を設備機器毎に
10段階の点数を付けて評価した技能評価テーブル10
4eと、現在位置テーブル104bから求めた技術サー
ビス員の現在位置から目的地までの距離を点数を付けて
評価した距離評価テーブル104fと、上述した各テー
ブルの登録内容に基づいて派遣すべき技術サービス員を
決定する派遣員決定部104iと、派遣員決定部104
iが行う演算過程や外出中の技術サービス員の地図上の
所在位置等を出力表示するディスプレイ104jと、派
遣員決定部104iの決定結果を例えば外出中の技術サ
ービス員が携帯する後述するGPS端末に出力する出力
発信部104kとが設けられている。
【0020】ここで、現在位置テーブル104bは、地
図上に後述するGPS(Global Positin
oning System:全世界測位システム)レシ
ーバーから出力された信号に基づく技術サービス員の現
在位置をマークしたものであり、ディスプレイ104i
上には図1に示すように表示されるものである。
【0021】また、呼び出し員テーブル104cは、図
4に示すように、管理の対象とする建物毎に呼び出しが
可能な技術サービス員を優先度(点数)を付けて優先度
の高い順に登録したものであり、ある建物に派遣を行う
必要が発生しても、呼び出し員テーブル104c中のそ
の建物の欄に掲載されていない技術サービス員は派遣員
の候補にはならないようになっている。
【0022】また、担当員テーブル104dは、図5に
示すように、管理の対象とする建物毎に保守管理を現在
担当中の者及び前回担当した者を登録したものであり、
新たに担当する技術サービス員が決まると、新たに担当
者が現在担当中の者に、現在担当中の者が前回担当した
者になるように登録内容が順次更新されるようになって
いる。
【0023】また、技能評価テーブル104eは、図6
に示すように、技術サービス員毎に個々の技術サービス
員が保有する技能を設備機器毎に分けて、例えば、照明
設備、受返電設備、給排水設備、ACエレベーター等へ
の対処能力について10段階の評価点数を付けてある。
【0024】さらに、距離評価テーブル104fは、図
7に示すように、目的地から技術サービス員現在位置ま
での距離を評価して距離の小さいもの程高い評価点を与
えたものであり、ここで目的地である故障発生建物10
1から技術サービス員の現在位置までの距離は現在位置
テーブル104bを参照することにより得られる。
【0025】図1に戻って、105a、105bはそれ
ぞれ外出中の技術サービス員であり、技術サービス員1
05a、105bは共に公知の技術で構成された市販の
いわゆるGPS端末を携帯又は巡回サービスカーに搭載
している。
【0026】そして、図8に示すように、例えば、技術
サービス員5aは、いわゆるGPS人工衛星110a〜
110dが発信する信号を、GPS端末111で受信
し、GPS端末111の図示しないディスプレイの画面
に地図上の自己の現在位置を出力表示することで、技術
サービス員自身は自己の現在位置を知ることができるよ
うになっている。
【0027】一方、外出中の技術サービス員105aの
位置信号は、GPS端末111と接続された携帯電話や
パケット通信用携帯機等の移動体通信機112から一定
時間毎に出力される。この位置信号が移動体通信機11
2の基地局113及び公衆回線102を介して情報セン
ター104へ伝えられ、信号受信部104aを介して情
報センター104内の現在位置テーブル104bに登録
されることで、外出中の技術サービス員104aの最新
の現在位置が現在位置テーブル104bに登録されるよ
うになっている。
【0028】そして、ある建物からの故障検出信号を受
信した情報センター104内では、派遣員決定部104
fは単に故障発生建物101の付近に外出中の技術サー
ビス員105a、105bがいるという関係だけではな
く、後述のように、現在位置テーブル104bと呼び出
し員テーブル104cと担当員テーブル104dと技能
評価テーブル104eと距離評価テーブル104fの内
容をも判断材料に含めて派遣員を決定するようになって
いる。
【0029】このように構成された、実施の形態1に係
る派遣技術サービス員決定システムの派遣員決定の動作
について図9のフローチャートに従って説明する。通常
建物には建物の保守管理や防犯管理等のために監視装置
が設けられている。ある建物の設備機器に故障が発生す
るとその故障発生建物101の図示しない監視装置は故
障発報信号104を情報センター104に出力し、決定
システムは故障発報信号を信号受信部104aより受信
して(ステップS10)、現在位置テーブル104bの
登録内容に基づいてディスプレイ104j上に地図と共
に故障発生建物101の位置及び外出中の技術サービス
員105a、105bの位置を出力表示する(ステップ
S20)。
【0030】決定システムは派遣員決定部104iによ
って故障発生建物101は呼び出し員テーブル104c
に登録されているか否かを検索する(ステップS3
0)。この検索によりこの故障発生建物101は呼び出
し員テーブル104cに登録されている建物であれば
(ステップS30でYES)、呼び出し員テーブル10
4c中のその故障発生建物101に該当する技術サービ
ス員の中から優先度が1番高い者を派遣員として決定す
る(ステップS40)。
【0031】一方、この検索により故障発生建物101
が呼び出し員テーブル104cに登録されていない建物
であれば(ステップS30でNO)、担当員テーブル1
04dを検索して現在の担当者及び前回の担当者を捜し
だし、現在位置テーブル104bの登録内容に基づいて
これらの者の中に少なくとも1人が目的地となる故障発
生建物101から予め定められた所定距離の範囲内にい
るか否か検索して該当者がいた場合は(ステップS50
でYES)、該当者の内、故障発生建物101により近
くにいる者を派遣員として決定する(ステップS6
0)。
【0032】逆に、故障発生建物101からその所定距
離の範囲内に該当者がいない場合は(ステップS40で
NO)、派遣員決定部104iは受信した故障発報信号
から故障発生建物101の故障した設備機器の種別を特
定し、現在位置テーブル104b中の外出中の技術サー
ビス員の現在位置と距離評価テーブル104f中のその
現在位置に対する評価点と技能評価テーブル104e中
の技術サービス員の該当技能とに基づいて外出中の技術
サービス員105a、105bの中から故障発生建物1
01への派遣員を決定する(ステップS70)。
【0033】ここで、ステップS50での故障発生建物
101への派遣員の決定は以下のように行う。外出中の
技術サービス員各員に対し、故障発生建物101の故障
した設備機器の種別に対する技能評価テーブル104e
中の外出中の技術サービス員の個人技能と現在位置テー
ブル104a中の外出中の技術サービス員105a、1
05bの現在位置に対する距離評価テーブル104f中
の評価点と情報とから、各評価項目に重み係数を掛けて
加算して評価点を算出する。そして、外出中の技術サー
ビス員の内、この評価点が最も高い者を故障発生建物1
01への派遣員として決定する。
【0034】この評価点数は以下の式(1)によって算
出する。 技術サービス員評価点 = 技能評価テーブル104e中の該当設備機器の技能レベル評価点数×k +距離評価テーブル104f中の距離評価点数×l (1) (k、lは重み係数) 式(1)の評価式で求めた評価点が1番高い者を派遣員
として決定する。また、重み係数k、lはどちらの項目
をより重視するかによって定められるものである。
【0035】従って、上記実施の形態1によれば、外出
中の技術サービス員及び管理対象とする建物に関する情
報にそれぞれ評価点を付けて登録した複数のテーブル1
04b〜104fと、建物内の設備機器の稼働状態を監
視する監視装置から出力された故障発報信号を受信した
場合に各テーブル中の発報信号が出力された建物の該当
項目に対する各技術サービス員の評価点に基づいて各技
術サービス員の中から発報信号が出力された建物101
に派遣する技術サービス員を決定する派遣員決定部10
4iとを備えたので、設備機器に故障が発生した建物に
対応した適切な技術サービス員を迅速に決定して、その
技術サービス員に派遣指示を出すことができる。
【0036】また、派遣員決定部104iは、発報信号
が出力された建物に優先的に派遣すべき特定の技術サー
ビス員が決められておらず、かつこの建物からある距離
の範囲内にこの建物を現在管理する又は過去に管理した
担当技術サービス員がいない場合に、各テーブル中の各
該当項目の評価点と該当項目毎に予め定めた重み係数と
の積の総和が最も高い者を派遣技術サービス員として決
定するようにしたので、設備機器に故障が発生した建物
に対応した適切な技術サービス員を評価点に基づいて迅
速に決定して、その技術サービス員に派遣指示を出すこ
とができる。
【0037】また、技術サービス員が外出中に携帯する
移動体通信機からの出力信号と発報信号とに基づいて、
外出中の技術サービス員の所在位置及び発報信号を出力
した建物の位置を地図と共に出力表示する位置情報表示
手段104jをさらに設けたので、外出中の技術サービ
ス員の所在位置と発報信号を出力した建物の位置とを地
図と共に視覚的に確認することができる。
【0038】実施の形態2.実施の形態1では、個々の
技術サービス員の修理技能の程度に基づいて派遣員を決
定したが、決定された派遣員が修理に必要な機器を持参
していない場合には上記の決定は無意味になる。従っ
て、派遣員の決定に際しては外出中の技術サービス員が
携帯している機器の種類をも考慮するのが望ましい。
【0039】実施の形態2では、派遣員の決定に際して
外出中の技術サービス員が故障発生建物101の故障設
備機器の対応に必要な器材を所持しているか否かを考慮
する場合について示す。ここで、情報センター104
は、図10に示すように、各種テーブル104b〜10
4fの他に携帯器材テーブル104gと対設備機器器材
対応テーブル104hとをさらに備えている。そして、
派遣員決定部104fはさらに携帯器材テーブル104
gと対設備機器器材対応テーブル104hの内容をも判
断材料に含めて派遣員を決定するようになっている。
【0040】携帯器材テーブル104gには、図11に
示すように、技術サービス員が外出中に携帯している修
理、点検に必須の基準工具、各種計測器材が技術サービ
ス員毎に登録されている。また、対設備機器器材対応テ
ーブル104hには、図12に示すように、その該当す
る設備機器の修理、点検に最低限必要な器材が設備機器
毎に登録されている。
【0041】このように構成された、実施の形態2に係
る派遣技術サービス員決定システムの派遣員決定の動作
について図13のフローチャートに従って説明する。実
施の形態2においてステップS10〜S70の処理は実
施の形態1と同様である。ステップS70で派遣員が決
定されると、その派遣員は故障機器に対応するための必
要な器材を携帯しているか否かが判断される(ステップ
S80)。
【0042】即ち、対設備機器器材対応テーブル104
hを参照して受信した発報情報信号3中の該当する設備
機器種別103cの修理、保守に必要な器材を検索し、
ステップS70で決定された派遣者がそれら器材を携帯
しているかを、携帯器材テーブル104gを参照して調
べる。
【0043】そして、必要な器材を携帯していれば(ス
テップS80でYES)、ステップS70で決定された
派遣者はそのまま派遣者として決定されるが、必要な器
材を携帯していなければ(ステップS80でNO)、ス
テップS70で決定された派遣者は派遣者から除外され
(ステップS90)、ステップS70に戻り再度派遣者
の決定が行われる。ステップS70〜ステップS90の
処理はステップS90の条件を満たす派遣者が決定され
るまで繰り返し行われる。
【0044】従って、実施の形態2によれば、技術サー
ビス員が外出中に携帯している工具、機器を技術サービ
ス員毎に登録した携帯器材テーブル104gと設備機器
の修理や点検に最低限必要な器材が設備機器毎に登録さ
れた対設備機器器材対応テーブル104hとをさらに備
え、派遣員決定部104iは、携帯器材テーブル104
gと対設備機器器材対応テーブル104hとの比較に基
づいて、派遣する技術サービス員として決定された技術
サービス員が故障した設備機器の対応に必要な器材を携
帯していない場合に、この技術サービス員を派遣する対
象員から除外するようにしたので、必要な器材を取りに
事務所へ戻ったり、またそれを事務所から目的の建物へ
運搬してもらうまでの無駄な空き時間を無くし、故障設
備機器に対する対応を迅速に行うことができる。
【0045】
【発明の効果】この発明によれば、外出中の技術サービ
ス員及び管理対象とする建物に関する情報にそれぞれ評
価点を付けて登録した複数のテーブルと、建物内の設備
機器の稼働状態を監視する監視装置から出力された故障
発報信号を受信した場合に各テーブル中の発報信号が出
力された建物の該当項目に対する各技術サービス員の評
価点に基づいて各技術サービス員の中から発報信号が出
力された建物に派遣する技術サービス員を決定する派遣
員決定部とを備えたので、設備機器に故障が発生した建
物に対応した適切な技術サービス員を迅速に決定して、
その技術サービス員に派遣指示を出すことができる。
【0046】また、派遣員決定部は、発報信号が出力さ
れた建物に優先的に派遣すべき特定の技術サービス員が
決められておらず、かつこの建物からある距離の範囲内
にこの建物を現在管理する又は過去に管理した担当技術
サービス員がいない場合に、各テーブル中の各該当項目
の評価点と該当項目毎に予め定めた重み係数との積の総
和が最も高い者を派遣技術サービス員として決定するよ
うにしたので、設備機器に故障が発生した建物に対応し
た適切な技術サービス員を評価点に基づいて迅速に決定
して、その技術サービス員に派遣指示を出すことができ
る。
【0047】また、技術サービス員が外出中に携帯して
いる工具、機器を技術サービス員毎に登録した携帯器材
テーブルと設備機器の修理や点検に最低限必要な器材が
設備機器毎に登録された対設備機器器材対応テーブルと
をさらに備え、派遣員決定部は、携帯器材テーブルと対
設備機器器材対応テーブルとの比較に基づいて、派遣す
る技術サービス員として決定された技術サービス員が前
記故障した設備機器の対応に必要な器材を携帯していな
い場合に、この技術サービス員を派遣する対象員から除
外するようにしたので、必要な器材を取りに事務所へ戻
ったり、またそれを事務所から目的の建物へ運搬しても
らうまでの無駄な空き時間を無くし、故障設備機器に対
する対応を迅速に行うことができる。
【0048】また、技術サービス員が外出中に携帯する
移動体通信機からの出力信号と発報信号とに基づいて、
外出中の技術サービス員の所在位置及び発報信号を出力
した建物の位置を地図と共に出力表示する位置情報表示
手段をさらに設けたので、外出中の技術サービス員の所
在位置と発報信号を出力した建物の位置とを地図と共に
視覚的に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る派遣技術サービス員決定
システムの説明図である。
【図2】 故障発報情報103の構成図である。
【図3】 情報センター104の構成図である。
【図4】 呼び出し員テーブル104cの構成図であ
る。
【図5】 担当員テーブル104dの構成図である。
【図6】 技能評価テーブル104eの構成図である。
【図7】 距離評価テーブル104fの構成図である。
【図8】 技術サービス員の現在位置の登録方法の説明
図である。
【図9】 実施の形態1に係る派遣技術サービス員決定
システムの派遣員決定の動作についてのフローチャート
である。
【図10】 実施の形態1に係る派遣技術サービス員決
定システムの説明図である。
【図11】 携帯器材テーブル104gの構成図であ
る。
【図12】 対設備機器器材対応テーブル104hの構
成図である。
【図13】 実施の形態1に係る派遣技術サービス員決
定システムの派遣員決定の動作についてのフローチャー
トである。
【図14】 従来のポケットベル発報装置の構成図であ
る。
【図15】 従来のポケットベル発報装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
101 故障発生建物、102 公衆回線、103 故
障発報情報、104 情報センター、104a 信号受
信部、104b 現在位置テーブル、104c 呼び出
し員テーブル、104d 担当員テーブル、104e
技能評価テーブル、104f 距離評価テーブル、10
4g 携帯器材テーブル、104h 対設備機器器材テ
ーブル、104i 派遣員決定部、104j ディスプ
レイ、104k 出力発信部、105a、105b 技
術サービス員、110a〜105d GPS衛星、11
1 GPS端末、112 移動体通信機、113 基地
局。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外出中の技術サービス員及び管理対象と
    する建物に関する情報にそれぞれ評価点を付けて登録し
    た複数のテーブルと、前記建物内の設備機器の稼働状態
    を監視する監視装置から出力された故障発報信号を受信
    した場合に前記各テーブル中の前記発報信号が出力され
    た建物の該当項目に対する前記各技術サービス員の評価
    点に基づいて前記各技術サービス員の中から前記発報信
    号が出力された建物に派遣する技術サービス員を決定す
    る派遣員決定部とを備えたことを特徴する派遣技術サー
    ビス員決定システム。
  2. 【請求項2】 前記派遣員決定部は、前記発報信号が出
    力された建物に優先的に派遣すべき特定の技術サービス
    員が決められておらず、かつこの建物からある距離の範
    囲内にこの建物を現在管理する又は過去に管理した担当
    技術サービス員がいない場合に、前記各テーブル中の各
    該当項目の評価点と該当項目毎に予め定めた重み係数と
    の積の総和が最も高い者を派遣技術サービス員として決
    定する請求項1に記載の派遣技術サービス員決定システ
    ム。
  3. 【請求項3】 技術サービス員が外出中に携帯している
    工具、機器を技術サービス員毎に登録した携帯器材テー
    ブルと設備機器の修理や点検に最低限必要な器材が設備
    機器毎に登録された対設備機器器材対応テーブルとをさ
    らに備え、前記派遣員決定部は、前記携帯器材テーブル
    と前記対設備機器器材対応テーブルとの比較に基づい
    て、前記派遣する技術サービス員として決定された技術
    サービス員が前記故障した設備機器の対応に必要な器材
    を携帯していない場合に、この技術サービス員を派遣す
    る対象員から除外する請求項1又は2に記載の派遣技術
    サービス員決定システム。
  4. 【請求項4】 技術サービス員が外出中に携帯する移動
    体通信機からの出力信号と前記発報信号とに基づいて、
    外出中の技術サービス員の所在位置及び前記発報信号を
    出力した建物の位置を地図と共に出力表示する位置情報
    表示手段をさらに設けた請求項1乃至3のいずれかに記
    載の派遣技術サービス員決定システム。
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