JPH09297480A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09297480A
JPH09297480A JP8132573A JP13257396A JPH09297480A JP H09297480 A JPH09297480 A JP H09297480A JP 8132573 A JP8132573 A JP 8132573A JP 13257396 A JP13257396 A JP 13257396A JP H09297480 A JPH09297480 A JP H09297480A
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JP
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fixing device
roller
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image
fixing
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JP8132573A
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English (en)
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Kiyobumi Nakane
清文 中根
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、本体性能を低下させることなく、
かつ、高価な部品を使用することなく、定着装置近傍の
昇温を緩和することが可能で、さらには、定着装置ロー
ラー間のニップ入り口で発生した水蒸気を効率良く排出
することが可能な画像形成装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 定着ローラー26の上部に遮蔽板40を
設け、該遮蔽板40上に備えられたクリーニング部材4
2の後方に、定着ローラー26と平行した風路Aを形成
し、定着装置上部の動作部を冷却する。また、遮蔽板4
0の定着ローラー28の近傍であって、クリーニング部
材42の下方に、風路と連結する穴aを設け、転写材が
ローラー対のニップに進入する際に、クリーニング部材
42が軸Cを中心に揺動することにより、穴aを開口さ
せ、領域Bで発生する水蒸気を定着装置外へ排出可能と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機やプ
リンターとされる電子写真方式あるいは静電気録方式の
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】先ず図6に沿って従来のレーザープリン
ターについて概略説明する。図6において117は一次
帯電器としての帯電ローラーであり、該帯電ローラー1
17は像担持体115に圧接するように配設されてい
る。そして、該帯電ローラー117には画像形成動作の
開始により高圧電源(図示せず)から電圧が印加されて
おり、潜像形成に先立って像担持体115を一様に帯電
する。
【0003】一方、レーザーダイオードを有するスキャ
ナー部130においては、レーザーダイオードが画像信
号に対応して発光し、スキャナーモーターによって高速
回転しているポリゴンミラー131へ照射する。そし
て、ポリゴンミラー131は、レーザー光を反射させ、
このレーザー光を結合レンズ132及び反射ミラー13
3を介して像担持体115の外周面に照射し、該像担持
体115の外周面を画像信号に対応して選択的に露光す
ることにより、像担持体115に静電潜像を形成する。
【0004】次に、この静電潜像は、像担持体115の
回転に伴って、現像装置113の現像スリーブ113a
との対向部まで搬送され、該現像スリーブ113a上に
担持されたトナーにより、可視像化される。
【0005】また、給紙部118a,118bはレジス
トローラー108へ転写材102a、102bを給送す
るためのものであり、装置本体の底部に装填した転写材
102a、102bを収納する給紙カセット101a、
101bを有している。画像形成時には、画像形成動作
及び給紙カセット選択に応じて給紙ローラー103a若
しくは103bが回転し、カセット101a若しくは1
01b内から転写材102a若しくは102bを一枚ず
つ分離してレジストローラー108へ給送した後、レジ
ストローラー108は、給紙部より給送されてきた転写
材を印字タイミングに合わせて転写ローラー110へ送
り出す。
【0006】そして、転写ローラー110は、像担持体
115上に形成された可視画像を転写材102a,10
2bに転写する。この時、転写材102a,102bに
転写し切れず像担持体上に残ったトナーは、クリーニン
グブレード116によりクリーニングされる。
【0007】以上のようにトナー像を転写された転写材
102a,102bは、定着装置125へと搬送され、
定着ローラー126と、これに圧接して転写材102
a、102bに熱と圧力とを加える加圧ローラー127
との間に形成されるニップに進入し、これらのローラー
によって挟持搬送されながら加熱及び加圧され、トナー
像が転写材102a、102bに定着される。
【0008】その後、定着装置125によりトナー画像
を定着した転写材102a、102bは、排紙ローラー
134、135、136により選択された排紙トレイ1
37aもしくは137bに排出される。
【0009】以上が図6に示す画像形成装置の概略の動
作であるが、上述したように、未定着トナー像を定着さ
せるための定着装置は、トナーを溶融するために加熱さ
れた状態にあり、定着ローラー表層は非動作時でも16
0℃以上になる。したがって、定着装置の周囲の雰囲気
温度は、同じ本体内部と比べてもかなり高くなるため、
他の動作部及び部品さらには画像への影響などを考慮
し、強制的に冷却する必要がある。
【0010】そこで、従来ではファン138を用いてダ
クト(図示せず)より本体外部より空気を導入し、本体
内の風路を介して定着装置周辺の熱せられた空気を図中
矢印のように本体外部へ排出していた。
【0011】この時のファン138の配置は、定着装置
に近づき過ぎると直接定着装置そのものの熱を奪ってし
まい、本体の立ち上げ時間等の本体性能に大きく影響を
及ぼすことになるため定着装置の温調に影響がない離れ
た位置に配置していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例によれば、風路を形成する上において、特に定着装
置上部の部材は特に高熱になるため、断熱性に優れた材
料を使用する必要があり、極めて高価なものであった。
さらには、定着装置上部は断熱部材によって遮蔽されて
おり、転写材が定着装置のローラー間のニップに進入す
る際に発生する水蒸気を遠方のファンで引くのは困難で
あり、引ききれなかった水蒸気は近傍の部品等に付着し
水滴となり転写材上に落下し、良好な画像が得られない
こともあった。
【0013】そこで、本発明は、定着装置近傍にファン
を配置しても、本体性能を低下させることなく、かつ、
高価な部品を使用することなく、定着装置近傍の昇温を
緩和することが可能であり、さらには、定着装置のロー
ラー間のニップ入り口で発生した水蒸気を効率良く排出
することが可能で、転写材及び定着装置近傍の動作部へ
の影響を抑え、安定した良好な出力画像を形成する画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記目的は、電子写真方式を用いて転写材に
転写された未定着現像剤像を熱ローラーにより定着させ
る定着装置を有する画像形成装置において、上記定着装
置の上部に定着装置からの熱を遮断する遮断部材を有
し、該遮断部材の上部には風路が形成され、該遮断部材
の上記熱ローラー近傍には該風路と連通する開口部が形
成されており、該開口部近傍には該開口部を開閉自在と
する蓋部材が設けられていることにより達成される。
【0015】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明において、蓋部材は定着装
置に転写材が進入するタイミングに合わせて開閉動作を
行うように設定されていることにより達成される。
【0016】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記目的は、上記第2の発明において、画像形成装
置は、露光手段と、像担持体と、複数の現像装置と、中
間転写体と、転写装置とを備え、蓋部材は、該中間転写
体のクリーニング部材を兼ねていることにより達成され
る。
【0017】つまり、本出願に係る第1の発明において
は、遮断部材の上部に風路を設け、該遮断部材には該風
路と連通する開口部を設けることにより、定着装置周辺
を効率良く冷却し、かつ定着装置自体の必要な熱量は極
力奪わず、定着装置を動作可能温度までスムーズに立ち
上げることにより、本体の性能を犠牲にすることなく、
鮮明で良好な出力画像を得る。さらに、上記開口部を定
着装置の転写材入口の上部に設けることにより、転写材
が熱ローラー間に進入する際に発生する水蒸気を強制的
に排出し、他の動作部への悪影響及び水滴の転写材への
落下を防ぎ、鮮明で良好な出力画像を得る。
【0018】また、本出願に係る第2の発明において
は、上記第1の発明の蓋部材は定着装置に転写材が進入
するタイミングに合わせて開閉動作を行うので、水蒸気
が発生する必要時にのみ開口部を開状態とし、定着装置
の熱を必要以上に奪うことがない。
【0019】さらに、本出願に係る第3の発明におい
て、上記第2の発明の画像形成装置は、露光手段と、像
担持体と、複数の現像装置と、中間転写体と、転写装置
とを備え、蓋部材は、該中間転写体のクリーニング部材
を兼ねているので、中間転写体から転写材への転写終了
後の該クリーニング部材によりクリーニング開始のタイ
ミングで水蒸気を排出する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。本実施形態の定着装置25
は、図1に示すように、中空ローラーの内部にそれぞれ
ヒータ28,29を有した定着ローラー26及び加圧ロ
ーラー27のローラー対を備えており、該ローラー対の
上部には遮蔽部材としての定着装置遮蔽板40が設けら
れている。
【0021】この定着装置遮蔽板40の上部には、中間
転写体9をクリーニングするためのクリーニング部材4
2が配設され、さらに該クリーニング部材42の後方に
は、図2の矢印Aに示すような定着装置25内のローラ
ー対と平行した風路が形成されており、定着装置25上
部の動作部を冷却している。但し、定着装置25内部に
は、空気を流さず、定着装置25自体の冷却は行わな
い。
【0022】したがって、定着装置25周辺を効率良く
冷却することができ、かつ定着装置25自体の必要な熱
量は極力奪わずに済むので、定着装置25を動作可能温
度までスムーズに立ち上げらることができ、本体の性能
を犠牲にすることなく、鮮明で良好な出力画像を得るこ
とができる。
【0023】また、この定着装置遮蔽板40の定着ロー
ラー28の近傍であって、クリーニング部材42の下方
には、図3に示すような風路と連結する開口部としての
穴aが開いており、転写材がローラー対のニップに進入
する際に発生する水蒸気を定着装置外へ排出可能になっ
ている。
【0024】この穴aは、図4に示すように転写材2が
ローラー対のニップに進入する前は、蓋部材としても機
能する中間転写体9のクリーニング部材42のホルダー
202により塞がれている。しかし、転写材2がローラ
ー対のニップに進入するのと同時に中間転写体9のクリ
ーニング部材42が動作し、ホルダー202が軸Cを中
心に揺動し、帯電ローラー201を中間転写体9に当接
させるため、図5に示すようにホルダー202の揺動に
より塞がれていた穴aが開口し、Bで発生した水蒸気を
矢印のようにAの風路によって強制的に機外へ排出す
る。
【0025】したがって、定着装置の上部を遮蔽板40
により遮蔽しつつ、水蒸気の除去を行うことが可能とな
り、水滴の転写材への落下を防いで鮮明で良好な出力画
像を得ることができる。
【0026】以下、図1を用いて本実施形態におけるカ
ラー画像形成装置の全体の動作と共に、上記定着装置2
5における水蒸気の除去動作について説明する。
【0027】先ず、画像信号がレーザーダイオードに与
えられると、このレーザーダイオードにより画像信号に
対応する画像光がポリゴンミラー31へ照射され、スキ
ャナーモーターによって高速回転する該ポリゴンミラー
31により反射された画像光は、結像レンズ32及び反
射ミラー33を介して一定速度で回転する像担持体15
の表面を選択的に露光する。
【0028】一方、クリーニング装置の容器14に支持
され、ドラムユニット13として一体的にプリンター本
体に対して着脱自在となっている像担持体15は、直径
約60mmのアルミニウムシリンダーの外側に有機光導
電体層を塗布して反時計回りに回転自在に構成されてお
り、上記露光に先立って、接触帯電方式を用いた帯電手
段17により、その表面は一様に帯電した状態となって
いる。
【0029】したがって、上記露光が行われることによ
り、像担持体15の表面には、静電潜像が形成され、こ
の静電潜像は像担持体15の回転に伴って、次の現像手
段との対向位置へと搬送される。
【0030】この現像手段は、イエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラックの各色現像を可能とする3個の回転現像
器20Y、20M、20Cと1個の黒現像器21Bから
構成されている。
【0031】まず、回転現像器20Y、20M、20C
は、軸22を中心として回転する現像ロータリー23に
それぞれ着脱可能に保持され、画像形成に際しては各現
像器が現像ロータリー23に保持された状態で軸22を
中心に回転移動し、所定の現像器が、像担持体15に対
向した位置に止まり、さらに現像スリーブが像担持体1
5に対し微小間隔(300μm程度)をもって対向する
ように位置決めされた後、像担持体15の静電潜像に対
応して可視像を形成する。
【0032】カラー画像形成時には、中間転写体9の一
回転毎に現像ロータリー23が回転し、イエロー現像器
20Y、マゼンタ現像器20M、シアン現像器20C、
次いで黒現像器20Bの順で現像工程がなされる。
【0033】図1では、イエロー回転現像器20Yが像
担持体ユニットに対向した位置に位置決め静止している
状態を示している。回転現像器20Yは容器内のトナー
を送り機構によって塗布ローラー20YRへ送り込み、
時計方向に回転する塗布ローラー20YR及びスリーブ
20YSの外周に圧接されたブレード20YBによって
時計方向に回転するスリーブ20YSの外周にトナーを
薄層塗布し、かつトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)し
て、スリーブ20YSに現像バイアスを印加することに
より、潜像が形成された像担持体15上にトナー現像を
行う。
【0034】次に、このトナー像は、像担持体15の外
周速度と同期して時計回りに回転する中間転写体9に一
旦転写され、以下同様にしてマゼンタ現像器20M、シ
アン現像器20Cによるトナー現像と、中間転写体9へ
の転写が行われる。
【0035】そして、最後に黒現像器21Bによる現像
が行われる。この黒現像器21Bは固定現像器であり、
像担持体15に対向した位置に現像剤担持体たる現像ス
リーブ21BSが像担持体15に対し微小間隔(300
μm程度)をもって配置されている。そして、黒現像器
21Bの容器内のトナー送り機構によって、スリーブ2
1BS側へトナーを送り込み、スリーブ21BSの外周
に圧接された塗布ブレード21BBによって時計方向に
回転するスリーブ21BSの外周にトナーを薄層塗布
し、かつトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)しつつ、スリ
ーブ21BSに現像バイアスを印加することにより、像
担持体15の静電潜像に対応してトナー現像を行う。
【0036】この黒現像器21Bによるトナー像も上記
と同様にして中間転写体9に転写され、結局、中間転写
体9は、4回(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の4色の各画像)にわたり多重転写を受け、電圧を印加
された転写ローラー10との間に転写材2を挟み込み搬
送することにより、転写材2に中間転写体9上の各色ト
ナー像を同時多重転写する。
【0037】この転写材2は、カセット1内に収容され
ており、給紙ローラー3、給送ローラー4、重送防止の
リタードローラー5、給紙ガイド6によってレジストロ
ーラー8へと至り、レジストローラー8により中間転写
体9と転写ローラー10における転写工程に合わせて供
給される。
【0038】また、転写ローラー10は金属軸を中抵抗
発泡弾性体で巻いて形成され、上下に移動可能であり、
上記中間転写体9上に4色のトナー像を形成している
間、即ち中間転写体9が複数回転する間はその画像を乱
さぬよう、図1に実線で示すように転写ローラー10は
下方に位置し、中間転写体9とは離れている。
【0039】しかし、上記中間転写体9上に4色のトナ
ー像が形成し終わった後、転写材2にカラー画像を転写
するタイミングに合わせて転写ローラー10は位置にカ
ム部材(図示せず)により図1に示すように細線で示す
上方の位置、即ち転写材2を介して中間転写体9に所定
の圧で押し付けられる。
【0040】この時同時に転写ローラー10にはバイア
スが印加され中間転写体9上のトナー画像は転写材2に
転写される。
【0041】また、本実施形態における中間転写体9
は、直径180mmのアルミニウムシリンダー12の外
周を中抵抗スポンジや中抵抗ゴム等の弾性層11で覆っ
た構成をしており、回転自在に支持され、一体的に固定
されるギア(図示せず)に駆動を受けて回転する。
【0042】そして、上述したように、この中間転写体
9にはクリーニング部材42が配設されており、上述し
たような転写ローラー10による転写工程の終了後であ
って、転写材2が定着ローラー26と加圧ローラ27の
ニップ部に進入するタイミングで、中間転写体9のクリ
ーニングを行うようになっている。
【0043】このクリーニング部材42は、帯電ローラ
ー201と、帯電ローラー201に給電するための電極
(図示せず)と、これらを保持するホルダー202と、
クリーニング部材202を上記所定のタイミングで中間
転写体9に当接、離間させるためのカム機構203と、
当接時のニップを形成するためのばね(図示せず)から
構成されている。
【0044】また、帯電ローラー201は、金属軸を中
抵抗弾性体で巻いてあり、ホルダー202に保持されつ
つホルダー202の一軸の回転中心Cを以て揺動し、像
担持体15上での画像形成及び中間転写体への一次転写
中(転写ローラー10による二次転写の始まる前)は、
カム203により離間される。しかし、二次転写後の中
間転写体9に対し、上記所定のタイミングでカム203
により離間を解除され帯電ローラー202が当接する。
【0045】上述の通り当接した帯電ローラー201
は、中間転写体9との摩擦力により中間転写体9に従動
して回転する。したがって、帯電ローラー201の外周
差は、中間転写体9の外周差と等速となり、部品精度に
より外径に誤差が発生しても常に等速を保つ。そして、
この時帯電ローラー201と中間転写体9での当接ニッ
プで像担持体15上のトナーの帯電極性と逆極性に帯電
され、一次転写部で次の一次転写(フルカラーの場合は
次の色の一次転写)時に同時に中間転写体9から像担持
体15に逆転写され、像担持体15のクリーニング部で
像担持体15からクリーニングされクリーナー容器14
に回収される。
【0046】このクリーニング部材42が中間転写体9
に対して当接位置に揺動するタイミングは、上述したよ
うに、二次転写の終了した転写材2が定着ローラー26
と加圧ローラー27のニップに進入するタイミングであ
り、該転写材2が該ニップに進入する際に加熱により発
生する水蒸気は、ホルダー202の揺動によって開状態
となった穴aから排出される。
【0047】また、トナー像を保持した転写材2は定着
ローラー26と加圧ローラー27とにより搬送される共
に、熱及び圧力を加えられることによりトナーが転写材
2に定着される。
【0048】この定着動作時においては、定着ローラー
26と加圧ローラー27の温度は所定の定着温度まで上
昇しているが、この温度まで上昇させるためのヒータ2
8,29への通電動作は、転写材2が定着ローラー26
と加圧ローラー27のニップ部に到達した時に該定着ロ
ーラー26と加圧ローラー27の温度が上記定着温度に
達するように、所定のタイミングで開始される。
【0049】そして、この時の定着装置内部の温度は、
上記遮蔽板40により適切な温度に維持されており、定
着装置を動作可能温度までスムーズに立ち上げることが
できる。
【0050】しかし、定着装置25の周囲の温度は、上
記遮蔽板40の上部に設けられた風路により所定の低い
温度に抑えられている。
【0051】以上のように、本発明によれば、定着装置
自体の必要な熱量は極力奪わずに、所定の性能を維持し
つつ、定着装置周辺を効率良く冷却することができ、か
つ、水蒸気の除去を確実に行って、水滴の転写材への落
下を防ぎ、鮮明で良好な出力画像を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明した通り、本出願に係る第1の
発明によれば、定着装置の遮蔽部材の上部に風路を設
け、遮蔽部材に該風路と連通する開閉可能な開口部を設
けることにより、本体の性能を犠牲にすることなく、定
着装置周辺を効率良く冷却することができる。さらに、
定着装置のローラー間に転写材が進入すると同時に、定
着装置上部に設けた開口部を開けることにより、発生し
た水蒸気を効率良く排出することができ、周辺の動作部
への悪影響を抑え水滴の落下を防止することにより鮮明
で良好な出力画像を得ることができる。
【0053】また、本出願に係る第2の発明によれ
ば、、上記第1の発明の蓋部材は定着装置に転写材が進
入するタイミングに合わせて開閉動作を行うので、本体
の性能を低下させることがない。
【0054】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記第2の発明の画像形成装置は、露光手段と、像
担持体と、複数の現像装置と、中間転写体と、転写装置
とを備え、蓋部材は、該中間転写体のクリーニング部材
を兼ねており、中間転写体から転写材への転写終了後の
該クリーニング部材によりクリーニング開始のタイミン
グで水蒸気を排出するので、周辺の動作部への悪影響を
抑え水滴の落下を防止することにより鮮明で良好な出力
画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるカラーレーザープ
リンターの断面図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるカラーレーザープ
リンターの定着装置近傍の風路概略図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるカラーレーザープ
リンターの定着装置近傍の風路と連結した穴の所在図で
ある。
【図4】本発明の一実施形態におけるレーザープリンタ
ーの定着装置近傍の風路と連結した穴が閉鎖状態にある
ときの図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるレーザープリンタ
ーの定着装置近傍の風路と連結した穴が開口状態にある
ときの図である。
【図6】従来のレーザープリンターの断面図である。
【符号の説明】
2 転写材 9 中間転写体 10 転写ローラー(転写装置) 15 像担持体 17 帯電手段(帯電装置) 20Y イエロー現像器(現像装置) 20M マゼンタ現像器(現像装置) 20C シアン現像器(現像装置) 21B 黒現像器(現像装置) 25 定着装置 26 定着ローラー(熱ローラー) 27 加圧ローラー(熱ローラー) 30 スキャナー部(露光手段) 31 ポリゴンミラー(露光手段) 32 レンズ(露光手段) 33 反射ミラー(露光手段) 40 遮蔽板(遮蔽部材) 42 中間転写体のクリーニング部材 202 クリーニング部材のハウジング(蓋部材) a 開口部 A 風路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真方式を用いて転写材に転写され
    た未定着現像剤像を熱ローラーにより定着させる定着装
    置を有する画像形成装置において、上記定着装置の上部
    に定着装置からの熱を遮断する遮断部材を有し、該遮断
    部材の上部には風路が形成され、該遮断部材の上記熱ロ
    ーラー近傍には該風路と連通する開口部が形成されてお
    り、該開口部近傍には該開口部を開閉自在とする蓋部材
    が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 蓋部材は定着装置に転写材が進入するタ
    イミングに合わせて開閉動作を行うように設定されてい
    ることとする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置は、露光手段と、像担持体
    と、複数の現像装置と、中間転写体と、転写装置とを備
    え、蓋部材は、該中間転写体のクリーニング部材を兼ね
    ていることとする請求項2に記載の画像形成装置。
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