JPH11288168A - 電子写真画像形成装置及び現像器及びプロセスカートリッジ - Google Patents

電子写真画像形成装置及び現像器及びプロセスカートリッジ

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Publication number
JPH11288168A
JPH11288168A JP10106942A JP10694298A JPH11288168A JP H11288168 A JPH11288168 A JP H11288168A JP 10106942 A JP10106942 A JP 10106942A JP 10694298 A JP10694298 A JP 10694298A JP H11288168 A JPH11288168 A JP H11288168A
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JP
Japan
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developing
photosensitive drum
toner
shutter
electrophotographic photosensitive
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JP10106942A
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English (en)
Inventor
Kenji Matsuda
健司 松田
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像時に発生した浮遊トナーによって、プロ
セスカートリッジの外装部品が汚れるのを防ぐ。 【解決手段】 浮遊トナーが静電的にプロセスカートリ
ッジに付着しない様にする。具体的な方法としては 1. 枠体63やシャッター201の外装部品を帯電防
止樹脂にする。 2. 枠体63やシャッター201の外装部品の中で浮
遊トナーが付着しては困るといつ部分に帯電防止フィル
ム21Bz,201zを貼る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は現像器及びプロセス
カートリッジ及び電子写真画像形成装置に関するもので
ある。ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画
像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成する物であ
る。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例え
ば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザー
ビームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装
置及びワードプロセッサ等が含まれる。
【0002】また、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段とクリーニング手段と電子写真感光体との
少なくともひとつを一体的にカートリッジ化し、このカ
ートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とする
物である。
【0003】
【従来の技術】カラーレーザープリンターは回転現像装
置に各色の現像器すなわちマゼンタ、シアン、イエロ
ー、ブラックのトナーを備えた現像器を有している。こ
れらの4色の現像器は軸の周囲に配置され、各現像器の
現像ローラーが該軸を中心とする一定の円上を回転す
る。または各現像器の中心が公転するギアの外周に配置
された自転するギアに連動して回転し、その姿勢が一定
に維持されている。
【0004】画像形成に際しては、潜像に対応した色の
現像器が電子写真感光体ドラムに対向した位置に静止
し、さらにそこで現像ローラーが電子写真感光体ドラム
表面と微小隙間を介して対向するよう位置決めされる。
【0005】現像時には現像ローラーがバイアスの印加
と回転駆動とを受けることで電子写真感光体ドラム上の
潜像を現像しトナー像を形成する。
【0006】各現像器内に配置された、現像ローラーに
はトナーを供給する塗布ローラーが摺接しており、現像
に寄与しなかったトナーを掻き取って、常に新鮮な現像
剤が供給されるようになっている。一方トナーを収容す
るトナー容器にはトナーを塗布ローラーに供給するため
のトナー搬送手段が回転していて塗布ローラーにトナー
を搬送している。前記現像器はトナー収納器、現像ロー
ラー、塗布ローラー等が一体的にカートリッジ化されて
いて、回転現像装置に対して着脱可能に構成されてい
る。このような現像カートリッジは使用状態において現
像ローラーは現像カートリッジから露出した状態で使用
されるが、現像カートリッジを装置本体に装着するまで
の間に現像ローラーが傷ついたりしないように画像形成
装置本体に完全に装着されるまでの間シャッター等で覆
われるような構成をとるのが一般的である。
【0007】また、従来、電子写真画像形成プロセスを
用いた画像形成装置においては、電子写真感光体ドラム
及び前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段
を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画
像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ
方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式
によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらず
にユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性
を向上させることができた。そこでこのプロセスカート
リッジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用い
られている。
【0008】このようなプロセスカートリッジにおいて
は、電子写真感光体ドラム及びプロセス手段を支持する
カートリッジ枠体と、カートリッジ枠体から電子写真感
光体ドラムを露出している開口部を開閉するシャッター
を備えている。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は、従来の
技術を更に発展するものであり、その目的とするところ
は、ユーザーが現像器又はプロセスカートリッジに付着
したトナーにより手や服を汚すことなく、電子写真画像
形成装置に対す現像器又はプロセスカートリッジの交換
等のメインテナンス作業を行うことができる現像器及び
プロセスカートリッジ及びこれらを用いる電子写真画像
形成装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
は複数の現像器を着脱可能で記録媒体に画像を形成する
電子写真画像形成装置において、電子写真感光体ドラム
と、夫々に異なる被検知部材を設けられ前記電子写真感
光体ドラムに形成された潜像を異なるトナーを用いて選
択的に現像を行う複数の現像器と、前記電子写真感光体
ドラムに生成されたトナー像を重ねて転写され、重ねら
れたトナー像を一括して記録媒体に転写する中間転写手
段と、電子写真感光体ドラムと平行な軸心で割出し回転
可能で周上に前記各現像器を取り外し可能に装着する現
像ロータリと、を有し、前記現像器は、前記電子写真感
光体ドラムに形成された潜像をトナーを用いて現像する
現像部材と、前記現像部材に用いるトナーを収納したト
ナー容器と、前記現像部材とトナー容器を一体のカート
リッジ化するための現像フレームと、現像フレームから
露出している現像部材を覆う位置と露出する位置とをと
るシャッターと、を有し、前記現像フレーム又は及びシ
ャッターの一部又は全部が帯電防止樹脂であることを特
徴とする電子写真画像形成装置である。
【0011】本出願に係る第2の発明は複数の現像器を
着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成
装置において、電子写真感光体ドラムと、夫々に異なる
被検知部材を設けられ前記電子写真感光体ドラムに形成
された潜像を異なるトナーを用いて選択的に現像を行う
複数の現像器と、前記電子写真感光体ドラムに生成され
たトナー像を重ねて転写され、重ねられたトナー像を一
括して記録媒体に転写する中間転写手段と、電子写真感
光体ドラムと平行な軸心で割出し回転可能で周上に前記
各現像器を取り外し可能に装着する現像ロータリと、を
有し、前記現像器は、前記電子写真感光体ドラムに形成
された潜像をトナーを用いて現像する現像部材と、前記
現像部材に用いるトナーを収納したトナー容器と、前記
現像部材とトナー容器を一体のカートリッジ化するため
の現像フレームと、現像フレームから露出している現像
部材を覆う位置と露出する位置とをとるシャッターと、
を有し、前記現像フレーム又は及びシャッターに帯電防
止フィルムを貼り付けたことを特徴とする電子写真画像
形成装置である。
【0012】本出願に係る第3の発明はプロセスカート
リッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真
画像形成装置において、 a.電子写真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラ
ムに作用するプロセス手段と、前記電子写真感光体ドラ
ム及びプロセス手段を支持し電子写真感光体ドラムを開
放する開口部を有するカートリッジ枠体と、前記カート
リッジ枠体の開口部を開閉するシャッターと、を有し、
前記カートリッジ枠体又は及びシャッターの一部又は全
部が帯電防止樹脂であるプロセスカートリッジを取り外
し可能に装着する装着手段と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
ることを特徴とする電子写真画像形成装置である。
【0013】本出願に係る第4の発明はプロセスカート
リッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真
画像形成装置において、 a.電子写真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラ
ムに作用するプロセス手段と、前記電子写真感光体ドラ
ム及びプロセス手段を支持し電子写真感光体ドラムを開
放する開口部を有するカートリッジ枠体と、前記カート
リッジ枠体の開口部を開閉するシャッターと、を有し、
前記カートリッジ枠体又は及びシャッターに帯電防止の
フィルムを貼り付けたプロセスカートリッジを取り外し
可能に装着する装着手段と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
ることを特徴とする電子写真画像形成装置である。
【0014】本出願に係る第5の発明は画像形成装置本
体に着脱可能な複数の現像器において、画像形成装置本
体に設けられた電子写真感光体ドラムに形成された潜像
をトナーを用いて現像する現像部材と、前記現像部材に
用いるトナーを収納したトナー容器と、前記現像部材と
トナー容器を一体のカートリッジ化するための現像フレ
ームと、現像フレームから露出している現像部材を覆う
位置と露出する位置とをとるシャッターと、を有し、前
記現像フレーム又は及びシャッターの一部又は全部が帯
電防止樹脂であることを特徴とする現像器である。
【0015】本出願に係る第6の発明は画像形成装置本
体に着脱可能な複数の現像器において、画像形成装置本
体に設けられた電子写真感光体ドラムに形成された潜像
をトナーを用いて現像する現像部材と、前記現像部材に
用いるトナーを収納したトナー容器と、前記現像部材と
トナー容器を一体のカートリッジ化するための現像フレ
ームと、現像フレームから露出している現像部材を覆う
位置と露出する位置とをとるシャッターと、を有し、前
記現像フレーム又は及びシャッターに帯電防止フィルム
を貼り付けたことを特徴とする現像器である。
【0016】本出願に係る第7の発明は画像形成装置本
体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写
真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムに作用す
るプロセス手段と、前記電子写真感光体ドラム及びプロ
セス手段を支持し電子写真感光体ドラムを開放する開口
部を有するカートリッジ枠体と、前記カートリッジ枠体
の開口部を開閉するシャッターと、を有し、前記カート
リッジ枠体又は及びシャッターの一部又は全部が帯電防
止樹脂であることを特徴とするプロセスカートリッジで
ある。
【0017】本出願に係る第8の発明は画像形成装置本
体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写
真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムに作用す
るプロセス手段と、前記電子写真感光体ドラム及びプロ
セス手段を支持し電子写真感光体ドラムを開放する開口
部を有するカートリッジ枠体と、前記カートリッジ枠体
の開口部を開閉するシャッターと、を有し、前記カート
リッジ枠体又は及びシャッターに帯電防止フィルムを貼
り付けたことを特徴とするプロセスカートリッジであ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下の図面に基
づき本発明の実施の形態について説明する。
【0019】〔電子写真画像形成装置の全体の説明〕ま
ずカラー電子写真画像形成装置の全体構成について、図
1を参照して概略説明する。
【0020】図1はカラー電子写真画像形成装置の一形
態であるレーザープリンターの全体構成説明図である。
【0021】カラーレーザープリンターは図1に示すよ
うに、一定速度で回転する像担持体たる感光体ドラム1
5と固定の黒現像器21Bと感光体ドラム15に対して
割り出し回転可能な3つのカラー現像器20Y,20
M,20Cとからなる画像形成部と画像形成部で現像さ
れ多重転写されたカラー画像を保持し給送部から給送さ
れた転写材2に更に転写する中間転写体9とを有する。
カラー画像を転写された転写材2をついで定着部25へ
搬送してカラー画像を転写材2に定着し、排出ローラー
34,35,36によって装置上面の排出部37へ排出
するものである。尚上記割り出し回転可能なカラー現像
器20Y,20M,20Cおよび固定の黒現像器21B
は電子写真画像形成装置本体18に対して個別に着脱可
能に構成されている。
【0022】次に上記電子写真画像形成装置の各部の構
成について順次詳細に説明する。
【0023】〔プロセスカートリッジ〕プロセスカート
リッジ13は感光体ドラム15、クリーニングブレード
16、一次帯電手段17、と感光体ドラム15のホルダ
ーを兼ねるクリーニング容器14とを一体的に構成さ
れ、このプロセスカートリッジ13は電子写真画像形成
装置本体18に対して着脱自在に支持され、感光体ドラ
ム15の寿命に合わせて容易にプロセスカートリッジ1
3毎交換可能であるよう構成されている。本実施の形態
に係る感光体ドラム15はアルミシリンダーの外側に有
機光導電体層を塗布して構成し、感光体ドラム15のホ
ルダーを兼ねるクリーニング容器14に回転自在に支持
されている。クリーニング容器14内において感光体ド
ラム15の周上には、クリーニングブレード16、一次
帯電手段17が配置され、感光体ドラム15は部分的に
クリーニング容器14外へ露出している。また図示感光
体ドラム15の後方の一方端に図示しない駆動モーター
の駆動力を伝達することにより、感光体ドラム15を画
像形成動作に応じて図示反時計回りに回転させるように
している。
【0024】上記プロセスカートリッジ13に備える一
次帯電手段17は接触帯電方法を用いたものであり、導
電性ローラーを感光体ドラム15に当接させ、この導電
性ローラーに電圧を印加することによって感光体ドラム
15の表面を一様に帯電させるものである。
【0025】なお、前述プロセスカートリッジとは、帯
電手段、クリーニング手段と電子写真感光体とを一体的
にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像
形成装置本体に対して着脱可能とするものである。及び
帯電手段、クリーニング手段の少なくとも一つと電子写
真感光体とを一体的にカートリッジ化して電子写真画像
形成装置本体に着脱可能とするものである。
【0026】〔露光手段〕感光体ドラム15への露光は
スキャナー部30から行われる。即ち画像信号がレーザ
ーダイオードに与えられると、このレーザーダイオード
は画像信号に対応する画像光をポリゴンミラー31へ照
射する。このポリゴンミラー31はスキャナーモーター
によって高速回転し、ポリゴンミラー31で反射した画
像光が結像レンズ32及び反射ミラー33を介して一定
速度で回転する感光体ドラム15の表面を選択的に露光
しその結果感光体ドラム15上に静電潜像を形成する。
【0027】〔現像手段〕現像手段20,21は、上記
静電潜像を可視像化するために、イエロー、マゼンタ、
シアン、黒の各色現像を可能とする3個の現像器20
Y,20M,20Cと1個の黒現像器21Bから構成さ
れる。現像手段20についてはさらに詳細な説明が後述
される。
【0028】現像手段21の黒現像器21Bは固定現像
器であり、感光体ドラム15に対向した位置に現像剤担
持体として現像ローラー21BSが感光体ドラム15に
対し微小間隔をもって配置され、感光体ドラム15に黒
トナーによるトナー像を形成する。
【0029】黒現像器21Bは容器内のトナーを送り機
構21BTによって送り込み、現像ローラー21BSの
外周に圧接された現像ブレード21BBによって図1に
おいて時計方向に回転する現像ローラー21BSの外周
にトナーを薄層塗布し、且つトナーへ電荷を付与(摩擦
帯電)する。また現像ローラー21BSに現像バイアス
を印加することにより、感光体ドラム15へトナーを供
給して、感光体ドラム15の静電潜像に対応してトナー
現像を行うものである。
【0030】〔給紙部〕給紙部は画像形成部へ転写材2
を給送するものであり、複数枚の転写材2を収納した給
紙カセット1と給紙ローラー3、給送ローラー4、重送
防止のリタードローラー5、給紙ガイド6、レジストロ
ーラー8から主に構成される。画像形成時には給紙ロー
ラー3が画像形成動作に応じて駆動回転し、給紙カセッ
ト1内の転写材2を一枚ずつ分離給送すると共に、給紙
ガイド6によってガイドし、搬送ローラー7を経由して
レジストローラー8に至る。画像形成動作中にレジスト
ローラー8は、転写材2を静止待機させる非回転の動作
と転写材2を中間転写体9に向けて搬送する回転の動作
とを所定のシーケンスで行い、次工程である転写工程時
の画像と転写材2との位置合わせを行う。
【0031】〔転写部〕転写部は揺動可能な転写ローラ
ー10からなる。
【0032】転写ローラー10は金属軸を中抵抗発泡弾
性体で巻いてあり、図示上下に移動可能でかつ駆動力を
受けて回転する。上記中間転写体9上に4色のトナー像
を形成している間、即ち中間転写体9が複数回転する間
はその画像を乱さぬよう、図示実線で示すよう転写ロー
ラー10は下方に位置し中間転写体9とは離れている。
上記中間転写体9上に4色のトナー像が形成し終わった
後転写材2にカラー画像を転写するタイミングに合わせ
て転写ローラー10は図示しないカム部材により図示細
線で示す上方の位置、即ち転写材2を介して中間転写体
9に所定の圧で押し付けられる。この時同時に転写ロー
ラー10にはバイアスが印加され中間転写体9上のトナ
ー画像は転写材2に転写される。ここで中間転写体9と
転写ローラー10とは夫々駆動されているため、両者に
挟まれた状態の転写材2は転写工程が行われると同時
に、図示左方向に所定の速度で搬送され次工程である定
着部25にむけて送られる。
【0033】〔定着部〕定着部25は上記現像手段2
0,21により形成されたトナー画像を中間転写体9を
介して転写材2上に形成したトナー画像を定着させるも
のであり、図1に示すように、転写材2に熱を加えるた
めの定着ローラー26と転写材2を定着ローラー26に
圧接させるための加圧ローラー27とから成り、各ロー
ラーは中空ローラーであり内部に夫々ヒーター28,2
9を有し回転駆動され同時に転写材2を搬送するように
構成されている。
【0034】即ちトナー像を保持した転写材2は定着ロ
ーラー26と加圧ローラー27とにより搬送されると共
に熱及び圧力を加えられることによりトナーが転写材2
に定着される。
【0035】〔画像形成動作〕次に上記のように構成さ
れた装置によって画像形成を行う場合の動作について説
明する。
【0036】まず図1に示す給紙ローラー3を回転して
給紙カセット1内の転写材2を一枚分離し、レジストロ
ーラー8へと搬送する。
【0037】一方感光体ドラム15と中間転写体9とが
各々同外周速度で図示矢印方向へ駆動回転する。
【0038】現像手段20は3個の現像器20Y,20
M,20Cは、センター軸22を中心として120度角
及び中間点に割り出し回転する現像ロータリー23に夫
々着脱可能に保持され、画像形成に際しては各現像器が
現像ロータリー23に保持された状態でセンター軸22
を中心に回転移動し、所定の現像器が、感光体ドラム1
5に対向した位置に止り、更に現像ローラー20YS,
(図面には符号を付していないが現像器20M,20C
の夫々の現像ローラー20MS,20CS)が感光体ド
ラム15に対して微小間隔(300μm程度)をもって
対向するように位置決めされた後、感光体ドラム15の
静電潜像に対応して可視像を形成する。カラー画像形成
時には中間転写体9の1回転毎に現像ロータリー23が
回転しイエロー現像器20Y、マゼンタ現像器20M、
シアン現像器20C、次いで黒現像器21Bの順で現像
工程がなされる。
【0039】現像器20Y,20M,20Cは夫々感光
体ドラム15にトナーを付与するための現像ローラー
と、トナー容器からトナーを現像剤ローラーへ送り出す
塗布ローラーと、現像ローラー上のトナー層厚を一定に
するための現像ブレードと、トナーを収容したトナー容
器を枠体で一体のカートリッジ化して現像ロータリー2
3に着脱可能な現像カートリッジとなっている。
【0040】図1ではイエロー現像器20Yがプロセス
カートリッジ13に対向した位置に位置決めを静止して
いる状態を示している。イエロー現像器20Yはトナー
容器内のトナー送り機構20YTによって塗布ローラー
20YRへ送り込み、時計方向に回転する塗布ローラー
20YR及び現像ローラー20YSの外周に圧接された
現像ブレード20YBによって時計方向に回転する現像
ローラー20YSの外周にトナーを薄層塗布し、且つト
ナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。潜像が形成された
感光体ドラム15と対向した現像ローラー20YSに現
像バイアスを印加することにより、潜像に応じて感光体
ドラム15上にトナー現像を行うものである。マゼンタ
現像器20M、シアン現像器20Cについても上記同様
なメカニズムでトナー現像が行われる。
【0041】また現像器20Y,20M,20Cの各現
像ローラーは各現像器20Y,20M,20Cが現像位
置に割り出し回転して移動されたとき電子写真画像形成
装置本体18に設けられた各色現像用高電圧電源及び駆
動と接続されており、各色現像毎に順次選択的に電圧が
印加され駆動部材が接続される。
【0042】〔中間転写体〕中間転写体9はカラー画像
形成動作時には各現像器20Y,20M,20C,21
Bにより可視化された感光体ドラム15上のトナー画像
を4回(イエローY、マゼンタM、シアンC、黒Bの4
色の各トナー画像)にわたり多重転写を受けるため感光
体ドラム15の外周速度と同期して図示時計回りに回転
し、また多重転写を受けた中間転写体9は電圧を印加さ
れた転写ローラー10とによって転写材2を挟み込み搬
送することにより転写材2に中間転写体9上の各色トナ
ー像を同時多重転写する。
【0043】本実施の形態1に係る中間転写体9はアル
ミシリンダー12の外周を中抵抗スポンジや中抵抗ゴム
等の弾性層11で覆った構成をしている。この中間転写
体9は回転自在に支持され一体的に固定されるギヤ(図
示せず)に駆動力を受けて回転する。
【0044】〔クリーニング手段〕クリーニングブレー
ド16は感光体ドラム15の母線に圧接するように上述
のプロセスカートリッジ13に一体的に組み込まれ、現
像手段によって感光体ドラム15に可視像化されたトナ
ーが中間転写体9に転写された後、感光体ドラム15上
に残ったトナーを掻き取ってクリーニングするものであ
り、クリーニングされた廃トナーはクリーニング容器1
4に蓄えられる。この容器14に蓄えられた廃トナーの
量は、感光体ドラム15の寿命より早くこの容器14を
満たすことはなく、従ってクリーニング容器14は感光
体ドラム15の寿命による交換時に同時に一体で交換処
理される。
【0045】図示中間転写体9の外周の任意の点が図示
Sの位置に来たときに、帯電手段17によって表面を均
一に帯電された感光体ドラム15は図示Eの位置でレー
ザー露光を受け画像形成を行う。感光体ドラム15の露
光位置Eから反時計回りに中間転写体9との接触部であ
る第一転写位置T1迄の距離と中間転写体9の図示S点
から第一転写位置T1迄の距離は等しく、従って時間経
過後には画像の書き初めの点Eと中間転写体9上の点S
は第一転写位置T1の位置で一致する。即ち中間転写体
9に対して画像はS点を先端に反時計回りに形成され
る。
【0046】1:イエロー画像の形成 スキャナー部30によりイエロー画像のレーザー照射を
行い、感光体ドラム15上にイエロー潜像を形成する。
この潜像形成と同時にイエロー現像器20Yを駆動し感
光体ドラム15上の潜像にイエロートナーが付着するよ
うに感光体ドラム15の帯電極性と同極性で略同電位の
電圧を印加してイエロー現像を行う。同時に現像部の少
し下流の第一転写位置T1で感光体ドラム15上のイエ
ロートナー像を中間転写体9の外周に一次転写する。こ
の時中間転写体9には上記イエロートナーと逆極性の電
圧を印加して一次転写を行う。
【0047】形成する画像が例えば日本工業規格紙の大
きさA3サイズの場合中間転写体9の外周S点からL1
点まで画像が形成される(図2の中間転写体9の外周に
符号A3と記した太線部分参照)イエロートナーの中間
転写体9への転写が終了すると、即ちL1点が第一転写
位置T1を過ぎると、現像ロータリー23が時計方向に
回転し次のマゼンタ現像器20Mが回転移動し、感光体
ドラム15に対向した位置に位置決めされる。
【0048】2:マゼンタ画像の形成 次いで中間転写体9の外周の一点(イエロー画像の先
端)が一周して図示点Sの位置に来たとき、同様にスキ
ャナー部30によりマゼンタ画像のレーザー照射を行わ
れ、イエローと同様にして感光体ドラム15上の潜像に
マゼンタトナー像が現像され、感光体ドラム15上のマ
ゼンタトナー像を第一転写位置T1で同様に中間転写体
9上に転写する。マゼンタトナーの中間転写体9への転
写が終了すると、即ちL1点が第一転写位置T1を過ぎ
ると、現像ロータリー23が時計方向に回転し次のシア
ン現像器20Cが回転移動し、感光体ドラム15に対向
した位置に位置決めされる。
【0049】3:シアン画像の形成 次いで中間転写体9の外周の一点(イエロー及びマゼン
タ画像の先端)が更に一周して図示点Sの位置に来たと
き、同様にスキャナー部30によりシアン画像のレーザ
ー照射を行われ、マゼンタ同様にして感光体ドラム15
上の潜像にシアントナー像が現像され、感光体ドラム1
5上のシアントナー像を第一転写位置T1で中間転写体
9上にイエロー、マゼンタの各トナー像に重ねて転写す
る。シアントナー像の中間転写体9への転写が終了する
と、即ちL1点が第一転写位置T1を過ぎると、現像ロ
ータリー23が時計方向に60度回転し感光体ドラム1
5に対向した位置にはカラー現像器20Y,20M,2
0Cは何れも存在しない。
【0050】4:黒画像の形成 次いで中間転写体9の外周の一点(イエロー/マゼンタ
/シアン画像の先端)が更に一周して図示Sの位置に来
たとき、同様にスキャナー部30により黒画像のレーザ
ー照射を行われ、次いで黒現像器21Bにより黒トナー
が現像され、感光体ドラム15上の黒トナー像を第一転
写位置T1で中間転写体9上に更に重ねて転写する。
【0051】以上イエロー、マゼンタ、シアン、黒の順
で潜像形成及び中間転写体9へのトナー転写を重ねて4
回順次行い、中間転写体9の表面にイエロー、マゼン
タ、シアン、黒の4種のトナーからなるフルカラーの画
像を形成することになる。
【0052】黒トナー像の中間転写体9への転写が終了
する前に、即ち4回目黒トナー像の第一転写を終えフル
カラー画像を形成した中間転写体9の画像先端点Sが第
二転写部T2へ到達する前に、先述のレジストローラー
8で待機させておいた転写材2をタイミングを合わせて
搬送スタートされる。上記4回の中間転写体9上への各
色画像形成時には下方に待機し中間転写体9とは非接触
状態であった転写ローラー10を同時に上方へカム(図
示せず)で移動させ転写材2を中間転写体9の第二転写
部T2で圧接すると同時に転写ローラー10にトナーと
逆特性のバイアスを印加することで、中間転写体9上の
フルカラー画像を転写材2に一気に4色同時転写する。
第二転写部T2を経た転写材2は中間転写体9から剥離
され定着部25へ搬送されトナー定着を行った後に排出
ローラー34,35,36を介して電子写真画像形成装
置本体18上部の排出部37上へ画像面を下向きにして
排出され、画像形成動作を終了する。
【0053】〔シャッター〕次に現像器のシャッターに
ついて図2〜図4を用いて説明する。
【0054】図2は現像器20Y(イエロー、マゼン
タ、シアン現像器はいずれも同形状のため今回はイエロ
ーの現像器について説明することとする)のシャッター
が無い状態での上斜視図である。
【0055】このようにもしも現像器20Y,20M,
20C,21Bにシャッターがないとキーパーツ(ここ
では現像ローラー20YS)がむき出しになっていて傷
ついてしまう可能性がある。そこで図3の上斜視図に示
すようなシャッター201によって、キーパーツを保護
することによって現像器の着脱時や輸送時に現像ローラ
ーを傷つけるのを防ぐ構成をとっている。
【0056】このシャッター201は現像フレーム63
に根本側が現像ローラーYS(イエロー、マゼンタ、シ
アン現像器の現像ローラーはイエロー現像器の現像ロー
ラーと同様であるのでイエロー現像器20Yに関し説明
する)に平行に枢着され、先端はシャッターカバー20
1cの根本軸201bに枢着されたシャッターアーム2
01aで支持されている。シャッターカバー201cは
根本軸201bに設けた不図示のねじりコイルばねでも
って現像器20Yの内部側へ向って付勢されており、現
像フレーム63の現像ローラー20YSを露出する開口
部63bの長手方向(現像ローラー20YSの軸方向)
両端に直角な短手方向に設けたガイド63aにシャッタ
ーカバー201cの長手方向両端から突出するピン20
1dが案内されるようになっている。従ってシャッター
201はシャッターアーム201aに支持されて根本軸
201bが円弧軌跡を画いて移動すると共に、シャッタ
ーカバー201cのピン201dが現像フレーム63の
ガイド63a上を摺動し、シャッターカバー201cは
おおむね現像フレーム63の外装に沿って移動し開閉
し、現像ローラー20YSを露出する位置と、覆う位置
とをとることができる。
【0057】一方、20YHで示された領域は現像器2
0Y,20M,20Cを装置本体に着脱する際の操作部
分(把手部分)となっている。前記シャッター201は
図4の現像器の主断面図に示すようにプリンター本体1
8に装着される際図4には不図示の前述した支持手段に
よって矢印α方向に回動されて開き、使用可能状態とな
る。
【0058】〔浮遊トナー付着のメカニズム〕ここで、
現像器20Y,20M,20C,21Bに浮遊トナーが
付着するメカニズムについて説明する。
【0059】前述したように現像ブレード20YBによ
って摩擦帯電したトナーは現像バイアスを印加すること
により感光体ドラム15へ現像される。しかしながら、
この時に感光体ドラム15には現像されないトナーも存
在し、その中で、現像ローラー20YSに戻りきれずに
浮遊トナーとなるものもわずかながら存在する。
【0060】一方、現像フレーム63内には図4の図示
矢印方向に回転するトナー送り機構20YTによって現
像フレーム63はこすられているため、これによって現
像器20Yそのものも摩擦帯電している。更にシャッタ
ー201は開閉動作によって摩擦帯電する。
【0061】このとき前述した浮遊トナーの持っている
極性と現像器20Yやシャッター201の持っている極
性が互いに引き合う関係になると現像器20Yやシャッ
ター201に浮遊トナーは付着しやすくなるのである。
なお、当然のことながら黒現像器21Bもトナー送り機
構21BTによって摩擦帯電する。
【0062】〔浮遊トナー付着防止〕次に本発明の実施
の形態1の主要な部分を説明する。
【0063】前述したように浮遊トナーは現像器20Y
やシャッター201が摩擦帯電することにより付着しや
すくなる。更に、現像器を画像形成装置本体18に着脱
する際に現像フレーム63やシャッター201に触れて
ユーザーの手や衣服を汚してしまう可能性がある。そこ
で現像器20Yやシャッター201を帯電防止部材にす
ることで、摩擦帯電を防ぎ、浮遊トナーの静電的な付着
を防ぐのである。
【0064】ここで帯電防止部材を用いるのは外装部品
全てでも必要部分に限定しても良い。ここで言う必要部
分というのは画像形成装置本体18内の空気の流れによ
って浮遊トナーが付着しやすい部分や、操作上ユーザー
が直接手で触れる部分のことである。当然のことなが
ら、現像カートリッジの外装部品全てを帯電防止部材に
するよりは必要部分のみを帯電防止部材にする方がコス
ト面で有利である。
【0065】前述の現像器20Yやシャッター201は
一般的に樹脂材料が使用される。そこでこの樹脂材料に
帯電防止材料を使うことでシャッター201や現像器2
0Yが摩擦帯電するのを防ぐのである。
【0066】具体的な方法としては樹脂の表面に帯電防
止処理を行う方法と樹脂に帯電防止剤を添加する方法が
あるが、どちらの方法も本発明には有効である。帯電防
止剤としては一般的にポリオキシエチレンアルキルアミ
ンやグリセリン脂肪酸エステル等が用いられるが、帯電
防止効果が得られるものであればこの限りではない。
【0067】また、本実施の形態に於いてはカートリッ
ジ化された現像器を例に挙げて説明したが、カートリッ
ジ化されたクリーニング器や、プロセスカートリッジに
適用して好適である。
【0068】なお、前述プロセスカートリッジとは、帯
電手段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感
光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカート
リッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもの
である。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の
少なくとも一つと電子写真感光体ドラムとを一体的にカ
ートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするも
のである。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体
ドラムとを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本
体に着脱可能とするものをいう。
【0069】このようなプロセスカートリッジを着脱可
能で記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置は
プロセスカートリッジの装着部と、電子写真感光体ドラ
ムを露光するための露光手段と、記録媒体の搬送手段
と、記録媒体上の未定着画像を定着するための定着手段
と、を有する。
【0070】(実施の形態2)次に図を用いて本発明の
実施の形態2について説明する。
【0071】なお、前述した実施の形態と同様の構成、
機能を果たすものに関しては、符号を同一とし、その説
明を省略する。
【0072】実施の形態1で説明したように現像フレー
ム63の樹脂部分は摩擦帯電し、ここに浮遊トナーが付
着する。そこで、これらの樹脂部分を帯電防止部剤とす
ることで、静電的に浮遊トナーが付着するのを防いでい
た。ところが、現像フレーム63を構成する外装部品全
てを帯電防止部剤にすることはコストアップにつなが
る。例えば本実施の形態2における黒現像器21Bのト
ナー収容部分等は比較的大きな部品のため元々浮遊トナ
ーによって汚れる範囲は少ないにもかかわらず、ユーザ
ーの操作部であるため、何らかの帯電防止処理が必要で
ある。また、樹脂の種類によっては帯電防止処理ができ
ないこともある。例えば本実施の形態における現像器2
0Y,20M,20Cのシャッター201も定着部の上
方に位置しているため、熱の影響を受けない樹脂材料を
選択する必要があり帯電防止剤の添加が困難である。
【0073】このような場合に有効なのが本実施の形態
である。
【0074】図5は本実施の形態の黒現像器21Bと現
像器20Y、20M、20Cの縦断面図である。本実施
の形態において、前述の浮遊トナーは感光体ドラム15
と現像ローラー例えばイエロー現像ローラー20YSの
対向位置から、黒現像器21Bと、イエロー現像器20
Yの対面している空間へ図中矢印β方向に浮遊してい
る。一方黒現像器21Bはトナー送り機構21BTによ
って摩擦帯電しており、一方シャッター201も開閉動
作や振動によって摩擦帯電していて、イエロー現像器2
0Yのトナー容器63Bの上側に来て黒現像器21Bと
対面している。したがって、本構成の画像形成装置にお
いて、浮遊トナーによって最も汚れる箇所は図中ハッチ
ングで示した黒現像器21Bの底部とシャッター201
の表面である。そこでこれらハッチングで示した部分に
帯電防止フィルム21Bz,201zを貼ることで浮遊
トナーの付着を防ぐのである。前述したように黒現像器
21B全体を帯電防止樹脂にするのは元々浮遊トナーが
付着しない範囲まで帯電防止処理を施すことになるので
無駄であるが、必要部分のみに帯電防止フィルムを貼る
のであれば無駄はほとんど無い。一方前述したように本
構成の画像形成装置に於いては定着部が現像器20Y、
20M、20Cを装着した現像ロータリ23の真下にあ
るので(図1参照)現像ロータリ23の外周へ来るシャ
ッター201は熱の影響を受けてしまうため、シャッタ
ー201を帯電防止樹脂にすることは困難であるが、シ
ャッター201の表面に帯電防止フィルムを貼れば熱の
影響を受け難い材料の選択も可能である。
【0075】なお、上述の帯電防止フィルム21Bz,
201zには現像器20Y,20M,20C,黒現像器
21Bに関する表示、例えばトナー色が何色かを文字又
はフィルム色により表示するようにしてもよい。こうす
ることにより帯電防止フィルムと表示用のラベルを別々
に一つの現像器に貼り付けるのに比較してコストが安
く、現像器の外観もよい。
【0076】上述は現像器20Y,20M,20C,2
1Bについてのべた。この現像器は現像部材の現像ロー
ラーを支持する現像フレーム63の開口部をシャッター
201で開閉している。またこの現像フレーム63はト
ナーを収納したトナー容器を構成している。即ち、この
現像器は現像部とトナー容器と一体のカートリッジ化す
る現像フレームを備えて現像カートリッジを構成して画
像形成装置本体に着脱可能としている。
【0077】しかし乍ら、本発明は画像形成装置本体に
着脱可能なプロセスカートリッジに適用される。
【0078】図1に示すプロセスカートリッジ13は帯
電手段17、クリーニング手段(クリーニングブレー
ド)16と感光体ドラム15をクリーニング容器14で
一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形
成装置本体18に着脱可能としている。このプロセスカ
ートリッジ13を画像形成装置本体18に取り外し可能
に装着する装着手段は図示されないがプロセスカートリ
ッジ13をのせて図1において左方へ移動可能な可動体
となっている。この可動体は装置本体18内に設けたガ
イドレールによって案内される。
【0079】このプロセスカートリッジ13において
も、カートリッジ枠体(クリーニング容器14)及び図
示されないが感光体ドラム15の露出しているカートリ
ッジ枠体の開口部を開閉する不図示のシャッターに前述
した飛散トナーが付着することがある。特に、少くとも
現像手段と感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し
たプロセスカートリッジにおいては、飛散トナーの付着
のおそれがより大である。
【0080】(実施の形態3)図6はプロセスカートリ
ッジBを装着した電子写真画像形成装置(レーザービー
ムプリンタ)Aを示す。
【0081】このプロセスカートリッジBは感光体ドラ
ム15の周囲に帯電手段17、現像手段DA、クリーニ
ング手段(クリーニングブレード)16を配設し、カー
トリッジ枠体63で一体のカートリッジ化して画像形成
装置本体18Aに取り外し可能に装着されている。この
プロセスカートリッジ化された画像形成部で形成された
トナー像は、給紙カセット1から給紙ローラー3により
送り出された転写材2を搬送手段50で送り、転写ロー
ラー10とした転写手段でもって転写材2上に転写し、
この転写材2上の画像を定着部25で定着し、排出部3
7へ排出する。
【0082】スキャナー部30の半導体レーザからポリ
ゴンミラー31へ目的画像の時系列電気画素信号に対応
して変調されたレーザービームが出力されレンズ32、
反射ミラー33を介して予かじめ帯電手段17により一
様に帯電され時計方向に回転する感光体ドラム15上に
目的画像に対応した潜像を形成する。ついでこの潜像は
現像手段DAでトナーを付与されて、転写ローラー10
のと感光体ドラム15の対向部に移動する。
【0083】ここで現像手段DAは既にのべた黒現像器
Dbと同様な構成を有し、現像ローラー21BSの母線
に現像ブレード21BBが圧接する。
【0084】このようなプロセスカートリッジBにおい
ては、感光体ドラム15上に形成されたトナー像を転写
材2に転写する際等にトナーが飛散し、カートリッジ枠
体63に付着する。このプロセスカートリッジBは装置
本体18Aの右上の開閉部材51をヒンジ51aを中心
に開いてから手で把んで図6に示す矢印方向に着脱す
る。そして装置本体18A外で使用者はプロセスカート
リッジBの手で把む部分(図6において右上)以外の外
装部にふれて手をトナーで汚すおそがある。
【0085】そこでこの実施の形態3においても、前各
実施の形態と同様にカートリッジフレーム63の一部又
は全部を帯電防止樹脂で製作したり、現像フレーム63
に帯電防止フィルムを浮遊トナーの付着し易い個所に貼
り付けることによりトナーの付着を防止する。
【0086】なお現像フレーム63はトナーを収納した
トナー容器63Bと、現像ローラー21BS、現像ブレ
ード21BBを支持する現像枠体63Aと、を溶着して
一体とした現像ユニットDと、クリーニング手段16、
帯電ローラー17、感光体ドラム15をクリーニングフ
レーム63Cでもって一体のクリーニング(ドラム)ユ
ニットC、を結合したものである。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像器、プロセスカートリッジのフレーム、シャッター
の一部分または全部を帯電防止樹脂にすることでこれら
に現像時に浮遊したトナーを静電的に付着することを防
ぐことが可能となる。
【0088】また帯電防止性のフィルムを現像器、プロ
セスカートリッジのフレーム、シャッター表面に貼り付
けることにより浮遊トナーの静電的な付着を防ぐことが
可能となり、しかも帯電防止処理を施す部分が任意の範
囲に可能となるばかりか、材料の限定も受けない。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも本発明の実施の形態を示し、
【図1】電子写真画像形成装置の縦断面図である。
【図2】現像器をシャターを除いて見る斜視図である。
【図3】シャッターが閉じた状態の現像器の斜視図であ
る。
【図4】現像器の縦断面図である。
【図5】図1の一部拡大詳細図である。
【図6】単色の電子写真画像形成装置の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
B…プロセスカートリッジ C…クリーニングユニット D…ドラムユニット 1…給紙カセット 2…転写材 3…給紙ローラー 4…給送ローラー 5…リタードローラー 6…給紙ガイド 7…搬送ローラー 8…レジストローラ 9…中間転写体 10…転写ローラー 11…弾性層 12…アルミシリンダー 13…プロセスカートリッジ 14…クリーニング容器 15…感光ドラム(電子写真感光体ドラム) 16…クリーニングブレード(クリーニング手段) 17…帯電手段 18,18A…電子写真画像形成装置本体 20…現像手段 20Y…イエロー現像器 20YB…
現像ブレード 20YH…領域 20YR…塗布ローラ
ー 20YS…現像ローラー 20YT…トナー送り機
構 20M…マゼンタ現像器 20MS…現像ローラー
20C…シアン現像器 20CS…現像ローラー 21…現像手段 21B…黒現像器 21BB…現像ブ
レード 21BR…塗布ローラー 21BS…現像ロー
ラー 21BT…トナー送り機構 21Bz…帯電防止
フィルム 22…センター軸 23…現像ロータリー 25…定着部 26…定着ローラー 27…加圧ローラー 28…ヒーター 29…ヒーター 30…スキャナー部 31…ポリゴンミラー 32…結像レンズ 33…反射ミラー 34…排出ローラー 35…排出ローラー 36…排出ローラー 37…排出部 51…開閉部材 51a…ヒンジ 63…現像フレーム 63a…ガイド 63b…開口部
63C…クリーニングフレーム 63A…現像枠体
63B…トナー容器 201…シャッター 201a…シャッターアーム 2
01b…根本軸 201c…シャッターカバー 201
d…ピン 201z…帯電防止フィルム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の現像器を着脱可能で記録媒体に画
    像を形成する電子写真画像形成装置において、 電子写真感光体ドラムと、 夫々に異なる被検知部材を設けられ前記電子写真感光体
    ドラムに形成された潜像を異なるトナーを用いて選択的
    に現像を行う複数の現像器と、 前記電子写真感光体ドラムに生成されたトナー像を重ね
    て転写され、重ねられたトナー像を一括して記録媒体に
    転写する中間転写手段と、 電子写真感光体ドラムと平行な軸心で割出し回転可能で
    周上に前記各現像器を取り外し可能に装着する現像ロー
    タリと、を有し、前記現像器は、 前記電子写真感光体ドラムに形成された潜像をトナーを
    用いて現像する現像部材と、 前記現像部材に用いるトナーを収納したトナー容器と、 前記現像部材とトナー容器を一体のカートリッジ化する
    ための現像フレームと、現像フレームから露出している
    現像部材を覆う位置と露出する位置とをとるシャッター
    と、を有し、前記現像フレーム又は及びシャッターの一
    部又は全部が帯電防止樹脂であることを特徴とする電子
    写真画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数の現像器を着脱可能で記録媒体に画
    像を形成する電子写真画像形成装置において、 電子写真感光体ドラムと、 夫々に異なる被検知部材を設けられ前記電子写真感光体
    ドラムに形成された潜像を異なるトナーを用いて選択的
    に現像を行う複数の現像器と、 前記電子写真感光体ドラムに生成されたトナー像を重ね
    て転写され、重ねられたトナー像を一括して記録媒体に
    転写する中間転写手段と、 電子写真感光体ドラムと平行な軸心で割出し回転可能で
    周上に前記各現像器を取り外し可能に装着する現像ロー
    タリと、を有し、前記現像器は、 前記電子写真感光体ドラムに形成された潜像をトナーを
    用いて現像する現像部材と、 前記現像部材に用いるトナーを収納したトナー容器と、 前記現像部材とトナー容器を一体のカートリッジ化する
    ための現像フレームと、現像フレームから露出している
    現像部材を覆う位置と露出する位置とをとるシャッター
    と、を有し、前記現像フレーム又は及びシャッターに帯
    電防止フィルムを貼り付けたことを特徴とする電子写真
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 プロセスカートリッジを着脱可能で記録
    媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、 a.電子写真感光体ドラムと、 前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段と、 前記電子写真感光体ドラム及びプロセス手段を支持し電
    子写真感光体ドラムを開放する開口部を有するカートリ
    ッジ枠体と、 前記カートリッジ枠体の開口部を開閉するシャッター
    と、を有し、前記カートリッジ枠体又は及びシャッター
    の一部又は全部が帯電防止樹脂であるプロセスカートリ
    ッジを取り外し可能に装着する装着手段と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
    ることを特徴とする電子写真画像形成装置。
  4. 【請求項4】 プロセスカートリッジを着脱可能で記録
    媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、 a.電子写真感光体ドラムと、 前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段と、 前記電子写真感光体ドラム及びプロセス手段を支持し電
    子写真感光体ドラムを開放する開口部を有するカートリ
    ッジ枠体と、 前記カートリッジ枠体の開口部を開閉するシャッター
    と、を有し、前記カートリッジ枠体又は及びシャッター
    に帯電防止のフィルムを貼り付けたプロセスカートリッ
    ジを取り外し可能に装着する装着手段と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
    ることを特徴とする電子写真画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置本体に着脱可能な複数の現
    像器において、 画像形成装置本体に設けられた電子写真感光体ドラムに
    形成された潜像をトナーを用いて現像する現像部材と、 前記現像部材に用いるトナーを収納したトナー容器と、 前記現像部材とトナー容器を一体のカートリッジ化する
    ための現像フレームと、現像フレームから露出している
    現像部材を覆う位置と露出する位置とをとるシャッター
    と、を有し、前記現像フレーム又は及びシャッターの一
    部又は全部が帯電防止樹脂であることを特徴とする現像
    器。
  6. 【請求項6】 画像形成装置本体に着脱可能な複数の現
    像器において、 画像形成装置本体に設けられた電子写真感光体ドラムに
    形成された潜像をトナーを用いて現像する現像部材と、 前記現像部材に用いるトナーを収納したトナー容器と、 前記現像部材とトナー容器を一体のカートリッジ化する
    ための現像フレームと、現像フレームから露出している
    現像部材を覆う位置と露出する位置とをとるシャッター
    と、を有し、前記現像フレーム又は及びシャッターに帯
    電防止フィルムを貼り付けたことを特徴とする現像器。
  7. 【請求項7】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセス
    カートリッジにおいて、 電子写真感光体ドラムと、 前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段と、 前記電子写真感光体ドラム及びプロセス手段を支持し電
    子写真感光体ドラムを開放する開口部を有するカートリ
    ッジ枠体と、 前記カートリッジ枠体の開口部を開閉するシャッター
    と、を有し、前記カートリッジ枠体又は及びシャッター
    の一部又は全部が帯電防止樹脂であることを特徴とする
    プロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセス
    カートリッジにおいて、 電子写真感光体ドラムと、 前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段と、 前記電子写真感光体ドラム及びプロセス手段を支持し電
    子写真感光体ドラムを開放する開口部を有するカートリ
    ッジ枠体と、 前記カートリッジ枠体の開口部を開閉するシャッター
    と、を有し、前記カートリッジ枠体又は及びシャッター
    に帯電防止フィルムを貼り付けたことを特徴とするプロ
    セスカートリッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014133853A (ja) * 2013-01-11 2014-07-24 Bridgestone Corp 導電性高分子材料、導電性高分子材料の製造方法、及び画像形成装置部材
JP2020056950A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置およびそれを備えた画像形成装置

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JP2014133853A (ja) * 2013-01-11 2014-07-24 Bridgestone Corp 導電性高分子材料、導電性高分子材料の製造方法、及び画像形成装置部材
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