JP2005055579A - 離間保持部材及びプロセスカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 効率的に記憶素子の保護を行うことができるようにする。
【解決手段】 少なくとも、感光体ドラム、感光体ドラムに対して接離可能に設けられて感光体ドラムに作用する現像ローラ、及び、プリンタと通信するための通信用接点部が設けられたメモリユニットを有し、プリンタに着脱可能なプロセスカートリッジに対して着脱可能であって、プロセスカートリッジに装着することによって、感光体ドラムと現像ローラとを離間させた状態に保持する離間保持部材70において、離間保持部材70は、プロセスカートリッジに装着された状態で、メモリユニット及びメモリユニットの通信用接点部を覆い隠す形状(メモリ保護部70b)を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式を採用する複写機やプリンタ等の電子写真画像形成装置に用いられるプロセスカートリッジ及びプロセスカートリッジに対して着脱可能な離間保持部材に関するものである。
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真方式を用いて記録材に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザビームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
また、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段、クリーニング手段、電子写真感光体を一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。あるいは、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つと電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするものである。あるいは、少なくとも現像手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするものをいう。
電子写真複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置と称す)においては、電子写真感光体上に形成した静電潜像を、現像装置により現像することでトナー像として可視化している。
電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置においては、電子写真感光体(以下、感光体ドラムと称す)及び感光体ドラムに作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。
同様に現像装置をカートリッジ化したものも実用化されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをユーザ自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができた。
この種のプロセスカートリッジ方式の画像形成装置は、現像剤(以下、トナーと称す)を用いて記録材に画像形成をするものである。
トナー容器に収納されるトナーを感光体ドラムへ供給するための現像剤担持体(以下、現像ローラと称す)を感光体ドラムと接触させて現像を行う接触現像方式における現像ローラは、感光体ドラムに傷を付けないようにゴムなどの弾性材料に導電粉を分散させた材料を用いている。
また、現像ローラと感光体ドラムとの接触を安定化させ、現像ローラと感光体ドラムとの現像可能領域(以下、ニップと称す)を一様にするため、常時バネ等で現像ローラを感光体ドラムに付勢している。また、感光体ドラムに接触して、感光体ドラムを帯電させる帯電手段の一例である帯電ローラも同様に導電性の弾性材料が用いられ、バネ等で常時感光体ドラムに付勢されている。
そして、プロセスカートリッジは出荷され、物流されて行き、最終的に画像形成装置本
体に装着される。画像形成装置本体に装着されるまでの物流過程では、プロセスカートリッジは、現像ローラ、帯電ローラと感光体ドラムは常に当接した状態であった。それによって、現像ローラ及び帯電ローラは、接触している感光体ドラムの表面形状にならうように変形が生じてしまうことがあった。
このように変形した現像ローラや帯電ローラを用いて画像形成を行うと、現像ローラの変形部が感光体ドラムと相対する位置に回転した場合に感光体ドラムとの間のニップが変化するため、現像不良や帯電不良が生じ、著しく画像品質が劣ることや画像形成が行えないことがある。
そこで、従来より、物流過程において現像ローラや帯電ローラが感光体ドラムに当接して感光体ドラムの表面形状にならう虞をなくすために、現像ローラ、帯電ローラと感光体ドラムが離間した状態に保持する離間保持部材が考案された(たとえば、特許文献1参照)。
一方、最近ではプロセスカートリッジに記憶素子を内蔵したものも登場している。この記憶素子と画像形成装置本体との間で、画像品質に関する情報、プロセスカートリッジの製造や寿命に関する情報、本体の稼働状態に関する情報等を相互に通信させることで、画像形成装置あるいはプロセスカートリッジのメンテナンスを容易にし、ユーザビリティを向上する方法が採られている(たとえば、特許文献2参照)。上記記憶素子は画像形成装置と通信を行うため、記憶素子本体及びその通信手段の一例である電気接点部はプロセスカートリッジの最外面に設置されるのが一般的である。
特開平5−232752号公報(第4頁、第1図) 特開2002−72825号公報(第9頁、第2図)
しかしながら、最近では装置の小型化、構成の簡素化の観点から、記憶素子の配置の制約が厳しくなり、たとえば物流時の保護部材との距離が接近し、それにより記憶素子に対して、従来想定していた条件を上回る圧力や摺擦が発生する可能性がある。このような場合、物流過程等においてはさらなる保護部材を設けることが望ましいが、一方で部品点数の増加やユーザによる保護部材の除去作業発生によるユーザビリティの低下、また保護部材の取り忘れによる様々な不具合の発生も考えられる。
本発明は以上のような点を鑑みてなされたものであり、その目的は、効率的に記憶素子の保護を行うことができるようにすることにある。
本発明に係る離間保持部材及びプロセスカートリッジの構成は、少なくとも、電子写真感光体、電子写真感光体に対して接離可能に設けられて電子写真感光体に作用するプロセス手段、及び、画像形成装置本体と通信するための通信手段が設けられた記憶媒体を有し、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジに対して着脱可能であって、プロセスカートリッジに装着することによって、電子写真感光体とプロセス手段とを離間させた状態に保持する離間保持部材において、離間保持部材は、プロセスカートリッジに装着された状態で、記憶媒体及び記憶媒体の通信手段を覆い隠す形状を有することを特徴とする離間保持部材、又は、当該離間保持部材を有する画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジである。
プロセス手段は、付勢部材によって電子写真感光体に当接するように設けられて電子写真感光体を帯電する帯電手段、又は、電子写真感光体に形成される静電潜像を現像剤を用
いて可視像化するための現像剤担持体、のどちらか一方又は両方であっても良い。
離間保持部材及びプロセスカートリッジは、離間保持部材がプロセスカートリッジに装着された状態で、プロセスカートリッジが有する電気接点部を、離間保持部材が覆い隠すように構成してあっても良い。
離間保持部材及びプロセスカートリッジは、プロセスカートリッジに設けられて電子写真感光体を保護するための保護部材を、離間保持部材がプロセスカートリッジに装着された状態で、電子写真感光体の露出面を保護する位置に固定するように構成してあっても良い。
離間保持部材及びプロセスカートリッジは、プロセスカートリッジに設けられて未使用時に現像剤容器の開口部から現像剤がもれ出すことを防止するトナー封止フィルムの一端を、離間保持部材の一部に固定する構成としてあっても良い。
本発明によると離間保持部材で効率的に記憶素子の保護を行うことができる。
たとえば物流時の未使用プロセスカートリッジにおける、効率的な記憶素子の保護を行うことができるようにするという目的を、離間保持部材を特有の構成とすることで、部品点数を増加させず、ユーザによる保護部材の除去作業発生によるユーザビリティの低下を引き起こさせず、また保護部材の取り忘れによる様々な不具合の発生もなく実現した。
[カラー画像形成装置の全体構成]
まず、電子写真画像形成装置の一例であるカラー電子写真画像形成装置の全体構成について、図2、図3を参照して概略説明する。図2はカラー電子写真画像形成装置の一実施例であるフルカラーのレーザビームプリンタ(以下、プリンタと称す)の全体構成説明図で、図3はそれに用いられるプロセスカートリッジの全体構成説明図である。
プリンタ100は、図2に示すように、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の各色ごとに像担持体としての一例である電子写真感光体(以下、感光体ドラムと称す)1(1a,1b,1c,1d)を有する画像形成部と、画像形成部で現像され多重転写されたカラー画像を保持し、給送部から給送された転写材Pにさらに転写する中間転写体5と、を備える。
感光体ドラム1は、駆動手段によって、同図中反時計回りに回転駆動される。
感光体ドラム1の周囲には、その回転方向に従って順に、感光体ドラム1表面を均一に帯電する帯電手段の一例である帯電装置2、画像情報に基づいてレーザビームを照射し、感光体ドラム1上の静電潜像を形成するスキャナユニット3(3a,3b,3c,3d)、感光体ドラム1上の静電潜像に現像剤(以下、トナーと称す)を付着させてトナー像(可視像)として現像する現像ユニット4、感光体ドラム1上のトナー像を第一転写部T1で転写される中間転写体5、中間転写体5への転写後の感光体ドラム1表面に残った転写残トナーを除去するクリーニング装置の機能を有する感光体ドラムユニットが配設されている。
そして、上記のようなY、M、C、Bkの各色ごとの感光体ドラム1から中間転写体5に各色ごとのトナー像が多重転写され、中間転写体5上にカラートナー像が形成される。
中間転写体5に転写されたカラートナー像は、第二転写部T2で二次転写ローラ13にて記録材の一例である転写材Pへさらに転写される。
カラートナー像を転写された転写材Pは、定着器8へ搬送されて、カラートナー像を転写材Pにカラー画像として定着し、複数の排出ローラ対25によってプリンタ100の装置上面の排出トレイ26上へ排出するものである。
ここで、感光体ドラム1と帯電装置2、現像ユニット4及び感光体ドラムユニット6とは、一体的にカートリッジ化されプロセスカートリッジ7(7a,7b,7c,7d)を形成している。
また、プリンタ100は、中間転写体5を一体とする開閉カバーを有しており、プロセスカートリッジ7はこの開閉カバーを開いた状態で、感光体ドラム1を手前にして、プリンタ100への着脱を行う。
次に、上記プリンタ100の各部の構成について順次詳細に説明する。
[感光体ドラム]
感光体ドラム1について詳述する。感光体ドラム1は、たとえば直径30mmのアルミシリンダの外周面に有機光導電体層(OPC感光体)を塗布して構成したものである。感光体ドラム1は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持されており、一方の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達されることにより、図示反時計回りに駆動される。
[帯電装置]
帯電装置2としては、接触ローラ帯電方式を用いたもので、帯電部材を用いている。帯電部材は、ローラ状に形成された導電性ローラであり、このローラを感光体ドラム1表面に当接させると共に、このローラに帯電バイアスを印加することにより、感光体ドラム1表面を一様に帯電させるものである。
[スキャナユニット]
スキャナユニット3は、画像信号がレーザダイオードに与えられると、このレーザダイオードは画像信号に対応する画像光を、スキャナモータによって高速回転されるポリゴンミラー9(9a,9b,9c,9d)へ照射する。このポリゴンミラー9で反射した画像光は、結像レンズを介して一定速度で回転する感光体ドラム1の表面を選択的に露光し、その結果感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。
[現像ユニット]
現像ユニット4は、感光体ドラム1上の上記静電潜像を可視像化するためのもので、Y、M、C、Bkの各色トナーを収納した現像剤容器の一例であるトナー容器41を有し、トナー容器41内のトナーをトナー搬送機構42によってトナー供給ローラ43へ送り込み、図示時計方向に回転するトナー供給ローラ43から現像剤担持体(以下、現像ローラと称す)40の外周に圧接された現像ブレード44によって図示時計方向に回転する現像ローラ40外周にトナーを塗布し、かつ塗布されたトナーに電荷を付与する。
そして、静電潜像が形成された感光体ドラム1と対向した現像ローラ40に現像バイアスを印加することにより、潜像に応じて感光体ドラム1上にトナー現像を行うものである。
[中間転写体]
中間転写体5は、プリンタ100動作時にプロセスカートリッジ7により可視化された感光体ドラム1上のトナー像を多重転写するための感光体ドラム1の外周速度と同期して図示時計回りに回転する。感光体ドラム1上に形成されたトナー像は感光体ドラム1に中間転写体5を挟んで対向位置に配置され、電圧を印加された一次転写ローラ12(12a,12b,12c,12d)との接点である一次転写部T1で中間転写体5上に多重転写される。
多重転写を受けた中間転写体5には、各色トナー像が重ね合わされた多重トナー像(カラートナー像)が形成される。中間転写体5は、さらに下流へと回転して行き、二次転写部T2において電圧を印加された二次転写ローラ13によって転写材Pを挟み込み搬送することにより転写材Pに中間転写体5上のカラートナー像を同時転写する。
本実施例に係る中間転写体5(中間転写ベルト)は、周長約620mmのシームレス樹脂ベルトで形成されており、駆動ローラ14、二次転写対向ローラ15、テンションローラ16の三軸で張架され、テンションローラ16の両端をバネで荷重し、中間転写体5の周長が本体内の温湿度や経時変化により変化しても、変化量を吸収できる構成となっている。
中間転写体5の内側の片側縁部全周には、ゴムで形成されたガイドリブ(不図示)が接着剤により貼り付けられている。そして、テンションローラ16の片側端部には勾配を持ち、樹脂で形成したフランジ(不図示)が配置されていて、ガイドリブとフランジで中間転写体5の走行方向と直交する方向の動き(以下「寄り」という)を規制している。
中間転写体5は、プリンタ100の本体に駆動ローラ14を支点として支持され、駆動ローラ14の図示後方の一方端に不図示の駆動モータの駆動力を伝達することにより、中間転写体5を画像形成動作に応じて図示時計回りに回転させるようにしている。
[給紙部]
給紙部は、二次転写部T2へ転写材Pを給送するものであり、複数枚の転写材Pを収納したカセット17と給紙ローラ18、分離パッド19、給紙ガイド20、レジストローラ対21から主に構成される。画像形成時には給紙ローラ18が画像形成動作に応じて駆動回転し、カセット17内の転写材Pを一枚ずつ分離給送するとともに、給紙ガイド20によってガイドし、レジストローラ対21に至る。画像形成動作中にレジストローラ対21は、転写材Pを静止待機させる非回転の動作と転写材Pを中間転写体5に向けて搬送する回転の動作とを所定のシーケンスで行い、次工程である二次転写工程時の画像と転写材Pとの位置合わせを行う。
[二次転写部]
二次転写部T2は、揺動可能な二次転写ローラ13を備える。二次転写ローラ13は、金属軸を中抵抗発泡弾性体で巻いてあり、図示略上下方向に移動可能でかつ駆動を有する。転写材Pに中間転写体5からカラートナー像を転写するタイミングに合わせて、二次転写ローラ13は不図示のカム部材により上方の位置、すなわち転写材Pを介して中間転写体5に所定の圧で押しつけられる。このとき同時に二次転写ローラ13にはバイアスが印加され中間転写体5上のカラートナー像は転写材Pに転写される。
ここで、中間転写体5と二次転写ローラ13はそれぞれ駆動されているため、両者に挟まれた状態の転写材Pは二次転写工程が行われると同時に、図2の図示左方向に所定の速度で搬送され、搬送ベルト22により次工程である定着工程を行う定着器8に向けて搬送される。
[定着器]
定着器8は、転写材P上に形成したカラートナー像を定着させるものであり、転写材Pに熱を加えるためのセラミックヒータを内蔵しているフィルムガイドユニット23と転写材Pをフィルムガイドユニット23に圧接させるための加圧ローラ24とからなる。すなわち、カラートナー像を保持した転写材Pは、フィルムガイドユニット23と加圧ローラ24とにより搬送されると共に熱及び圧力を加えられることによりトナーが溶融して転写材Pに定着される。
[画像形成動作]
次に上記のように構成されたプリンタ100によって画像形成を行う場合の動作について説明する。
まず、給紙ローラ18を回転してカセット17内の転写材Pを一枚分離し、レジストローラ対21へと搬送する。
一方、感光体ドラム1と中間転写体5とが各々所定の外周速度V(以下プロセス速度と呼ぶ)で図示矢印方向へ回転する。
帯電装置2によって表面を均一に帯電された感光体ドラム1はレーザ露光を受け、画像形成を行う。
(1):イエロー画像の形成
スキャナユニット3aによりイエロー画像のレーザ照射を行い、感光体ドラム1a上にイエロー潜像を形成する。この潜像形成と同時にイエロー現像ユニット4を駆動し、感光体ドラム1a上の潜像にイエロートナーが付着するように感光体ドラム1aの帯電極性と同極性で略同電位の電圧を印加してイエロー現像を行う。同時に現像部の下流の一次転写ローラ12aの位置する第一転写部T1で感光体ドラム1a上のイエロートナー像を中間転写体5の外周に一次転写する。このとき、中間転写体5の内周の一次転写ローラ12aには、上記イエロートナーと逆特性の電圧を印加して一次転写を行う。
(2):マゼンタ画像の形成
次いで中間転写体5の外周のイエロー画像と先端が一致するようなタイミングで、スキャナユニット3bによりマゼンタ画像のレーザ照射がスタートされ、イエロー画像と同様にして感光体ドラム1b上の潜像にマゼンタ現像ユニット4でマゼンタトナーが付着しマゼンタ現像され、感光体ドラム1b上のマゼンタトナー像を一次転写ローラ12bの位置する第一転写部T1で中間転写体5上にイエローのトナー像に重ねて転写する。
(3):シアン画像の形成
次いで中間転写体5の外周のイエロー及びマゼンタ画像と先端が一致するようなタイミングで、スキャナユニット3cによりシアン画像のレーザ照射がスタートされ、マゼンタ画像と同様にして感光体ドラム1c上の潜像にシアン現像ユニット4でシアントナーが付着しシアン現像され、感光体ドラム1c上のシアントナー像を一次転写ローラ12cの位置する第一転写部T1で中間転写体5上にイエロー、マゼンタの各トナー像に重ねて転写する。
(4):ブラックトナー像の形成
次いで中間転写体5の外周のイエロー、マゼンタ及びシアン画像と先端が一致するようなタイミングで、スキャナユニット3dによりブラック画像のレーザ照射がスタートされ、シアン画像と同様にして感光体ドラム1d上の潜像にブラック現像ユニット4でブラックトナーが付着しブラック現像され、感光体ドラム1d上のブラックトナー像を一次転写
ローラ12dの位置する第一転写部T1で中間転写体5上にイエロー、マゼンタ及びシアンの各トナー像に重ねて転写する。
以上、Y、M、C、Bkの順で潜像形成、現像及び中間転写体5へのトナー転写を一次転写部T1のそれぞれの一次転写ローラ12a,12b,12c,12dの位置で行い、中間転写体5の表面にY、M、C、Bkの4種のトナーからなるフルカラー画像(カラートナー像)を形成することになる。
4色目のブラックトナーの一次転写を終えてフルカラー画像を形成した中間転写体5の画像先端が第二転写部T2へ到達する前に、先述のレジストローラ対21で待機させておいた転写材Pをフルカラー画像にタイミングを合わせて搬送スタートさせる。
このとき、上記4色の中間転写体5上への各色の画像形成時には下方に待機し、中間転写体5とは非接触状態であった二次転写ローラ13を同時に上方へカム(不図示)で移動させる。
二次転写ローラ13と二次転写対向ローラ15とを用いて転写材Pを中間転写体5の第二転写部T2で圧接すると同時に、二次転写ローラ13にトナーと逆極性のバイアスを印加することで、中間転写体5上のフルカラー画像を転写材Pに4色同時に転写する。
第二転写部T2を経た転写材Pは中間転写体5から剥離され、定着器8へ搬送され、トナー定着を行った後に排出ローラ対25を介してプリンタ100の上部の排出トレイ26上へ画像面を下向きにして排出され、画像形成動作を終了する。
[プロセスカートリッジの構成]
次に本発明を実施したプロセスカートリッジについて図3、図4により詳細に説明する。図3、図4はトナーを収納したプロセスカートリッジ7の主断面及び斜視図を示している。なお、Y、M、C、Bkの各プロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dは同一構成である。
図3に示すようにプロセスカートリッジ7は、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体すなわち感光ドラム1と、帯電装置2、クリーニングブレード60を備えた感光体ドラムユニット6と、感光体ドラム1上の静電潜像を現像する現像ローラ40を有する現像ユニット4と、に分かれている。
図4に示すように感光体ドラムユニット6では、感光体ドラム1が軸受部材31を介して第一枠体であるクリーニング枠体61に回転自在に取り付けられている。感光体ドラム1の周上には、感光体ドラム1の表面を一様に帯電させるための帯電装置2や転写後の感光体ドラム1上に残ったトナーを除去するためのクリーニングブレード60が配置されている。
帯電装置2には、帯電接点34を介して、プリンタ100内の図示しない電源によって帯電バイアスが印加される(図7〜図9参照)。
クリーニングブレード60によって感光体ドラム1表面から除去された残留トナーは、トナー送り機構62によってクリーニング枠体61後方に設けられた廃トナー室63に順次送られる。
そして、感光体ドラム1の図4に示す奥側の一方端に、不図示の駆動モータの駆動力を伝達することにより、感光体ドラム1を画像形成動作に応じて図示反時計回りに回転駆動
させるようにしている。
プロセスカートリッジ7の感光体ドラム1は、外光に長時間曝されるとその特性が劣化し、またプリンタ100の外での取り扱いに際して、感光ドラム1が露出していると、損傷を受け、あるいは感光体ドラム1表面に異物が付着する虞がある。このような劣化や損傷の虞をなくすために、プロセスカートリッジ7の感光ドラム1を露出させる開口部を開閉する保護部材の一例としてドラムシャッタ32を設けてある(図8、図9参照)。ドラムシャッタ32は、プロセスカートリッジ7をプリンタ100に装着した際に、プロセスカートリッジ7の開口部を開放して感光ドラム1を露出させるが、それ以外の状態では閉鎖するように構成されている。
すなわち、ドラムシャッタ32は、感光体ドラム1の一部を露出するカートリッジ枠体の開口部を覆う遮蔽位置と、この遮蔽位置から退避して開口部を開放する退避位置との間を移動可能に設けられている。本実施例に示すドラムシャッタ32は、シャッタ軸33と不図示のアーム部材を介してクリーニング枠体61に回転可能に取り付けられており、シャッタバネ(不図示)によって遮蔽位置を維持するように付勢されている。ドラムシャッタ32は、このシャッタ軸33の回動により遮蔽位置と退避位置の間を移動する。
一方、現像ユニット4は、感光体ドラム1と接触して矢印Y方向に回転する現像ローラ40、トナーが収容されたトナー容器41と現像容器45とから構成される。現像ユニット4は、第二枠体として形成されている。
現像ローラ40は、現像軸受47,48を介して回転自在に現像容器45に支持され、また現像ローラ40の周上には、現像ローラ40と接触して矢印Z方向に回転するトナー供給ローラ43と現像ブレード44とがそれぞれ配置されている。
さらに、トナー容器41内には収容されたトナーを撹拌すると共にトナー供給ローラ43に搬送するためのトナー搬送機構42が設けられている。
トナー容器41には、現像ローラ40側にトナーを供給するためのトナー開口41aが設けられている。プロセスカートリッジ7が未使用状態においては、トナー開口41aからトナーがもれ出すことを防止するため、このトナー開口41aには、トナー封止フィルムの一例としてのフィルム状のトナーシール39が取り外し可能に取り付けられている(図6参照)。プロセスカートリッジ7を使用する際には、このトナーシール39を引き剥がした後に、プリンタ100に装着する。
そして、図4に示すように、現像ユニット4は、現像ユニット4の現像ローラ40の軸方向両端に取り付けられた現像軸受47,48にそれぞれ設けられた支持穴49を中心に、結合ピン49aによって現像ユニット4全体が感光体ドラムユニット6に対して揺動自在に支持された吊り構造となっている。
プロセスカートリッジ7単体(プリンタ100の本体に装着しない)状態においては、結合ピン49aを中心に回転モーメントにより現像ローラ40が感光体ドラム1に接触するよう、感光体ドラム1とは結合ピン49aを介して反対側に配置される付勢部材の一例としての加圧バネ64によって現像ユニット4が常に付勢されている。
現像時、トナー搬送機構42によって収納されたトナーがトナー供給ローラ43へ搬送されると、矢印Z方向に回転するトナー供給ローラ43が、そのトナーを矢印Y方向に回転する現像ローラ40との摺擦によって現像ローラ40に供給し、現像ローラ40上に担持させる。
現像ローラ40上に担持されたトナーは、現像ローラ40の回転に伴い現像ブレード44のところに至り、現像ブレード44がトナーに対して電荷を付与すると共に、所定のトナー薄層に形成する。
そして、感光体ドラム1と現像ローラ40とが接触した現像部に搬送され、プリンタ100内の図示しない電源から現像接点50a,50bを介して、現像ローラ40、トナー供給ローラ43及び現像ブレード44に印加した直流現像バイアスにより、現像部において感光ドラム1の表面に形成されている静電潜像に付着して、潜像を現像する(図7〜図9参照)。
現像に寄与せずに現像ローラ40の表面に残留したトナーは、現像ローラ40の回転に伴い現像ユニット4内に戻され、トナー供給ローラ43との摺擦部で現像ローラ40から剥離、回収される。回収されたトナーは、トナー搬送機構42により残りのトナーと撹拌混合される。
感光体ドラム1と現像ローラ40が接触して現像を行う接触現像方式においては、感光体ドラム1は剛体とされ、これに使用する現像ローラ40は弾性体を有するローラとすることが好ましい。この弾性体としては、ソリッドゴム単層やトナーへの帯電付与性を考慮してソリッドゴム層上に樹脂コーティングを施したもの等が用いられる。
また、トナー供給ローラ43は、芯金部とスポンジ部からなる弾性ローラであり、スポンジ部は連発泡のスポンジにて形成されている。
[プロセスカートリッジの記憶手段の構成]
次にプロセスカートリッジ7に設けられた記憶媒体の構成、記憶媒体のプリンタ100との通信について、図7を用いて説明する。記憶媒体(以下、メモリユニットと称す)55は、プロセスカートリッジ7の外周面に設けられている。
また、プリンタ100には、コントローラ(不図示)に接続された通信ユニット(不図示)が設けられており、プロセスカートリッジ7がプリンタ100に装着されると、メモリユニット55の通信手段の一例である通信用接点部55aと通信ユニットの通信用接点部が接触し、メモリユニット55の記憶素子とコントローラが通信可能となり、記憶素子の情報の読み取り、書き込みが可能となる。
メモリユニット55は、両面テープ、接着剤、熱カシメ、超音波溶着、スナップフィット等の方法でプロセスカートリッジ7に取り付けられている。また、プロセスカートリッジ7は、感光体ドラムユニット6に設けられた位置決め部材でプリンタ100に位置決めされるため、メモリユニット55はプロセスカートリッジ7の感光体ドラムユニット6に取り付けることによって、プリンタ100の通信ユニットと精度良く位置決めすることが可能となる。
[現像ローラの離間保持の構成]
現像ローラ40は、芯金部40aとゴム部40bとから構成され、画像形成時には加圧バネ64によって感光体ドラム1に接触するように構成されている。
しかしながら、物流過程においては現像ローラ40が感光ドラム1に当接した状態で長期間放置され、現像ローラゴム部40bが感光ドラム1の表面形状にならう虞をなくすために、プロセスカートリッジ7に対して現像ローラ40の離間保持部材70を取り付けることで、現像ローラ40と感光ドラム1が離間した状態を保持できるように構成している
離間保持部材70は、プロセスカートリッジ7から取り外して、現像ローラ40と感光体ドラム1とが当接可能な状態にした後に、プリンタ100にプロセスカートリッジ7を装着する。また、プロセスカートリッジ7を長期間使用せず、プリンタ100から取り出して保管する場合には、離間保持部材70を再度プロセスカートリッジ7に装着することで、再び現像ローラ40と感光体ドラム1を離間した状態に保持することが可能である。
現像ローラ40の離間保持部材70及びそれを用いるプロセスカートリッジ7の構成について図1及び図5乃至9により詳細に説明する。
本実施例に示した現像ローラ40の離間保持部材70を図1及び図5に示す。この離間保持部材70は、プロセスカートリッジ7の感光ドラム1の軸方向端から、クリーニング枠体61上面と現像ユニット4下面に係合することで、現像ローラ40を感光体ドラム1から離間した状態に保持する(図6参照)。
離間保持部材70のクリーニング枠体係合部70eと現像ユニット係合部70fには、スナップフィット形状が設けられており、これによって離間保持部材70がプロセスカートリッジ7から脱落すること防止する(図1参照)。
また、離間保持部材70には把手部70hが設けられており、これに指をかけ、感光ドラム1の軸方向(図6のV方向)に引くことで、プロセスカートリッジ7から取り外すことが可能である(図5参照)。
また、離間保持部材70は、把手部70hがプロセスカートリッジ7の感光体ドラム1の軸方向端に大きく張り出しているため、離間保持部材70を取り付けた状態でプロセスカートリッジ7をプリンタ100に装着することを不可能にしている。これにより、ユーザ取り扱い時の離間保持部材70の除去し忘れを防止できる。
離間保持部材70の接点保護部70aは、プロセスカートリッジ7の側面に設けられた、帯電接点34、現像接点50a,50bを覆う(図8参照)。
また、離間保持部材70のメモリ保護部70bは、プロセスカートリッジ7の感光体ドラム1の反対面に設けられたメモリユニット55とその通信用接点部55aを覆う(図6、図7参照)。
そして、離間保持部材70のシャッタ係止部70dはシャッタ軸33を係止する(図8参照)。これにより、離間保持部材70でドラムシャッタ32が不用意に開いてしまうことを防止している。
以上の構成の離間保持部材70は、装着されることで、プロセスカートリッジ7のメモリユニット55、帯電接点34、現像接点50a,50bを保護し、さらにドラムシャッタ32が不用意に開いてしまうことを防ぐことが可能となる。
加えて、離間保持部材70には、トナーシール固定部70gが設けられており、トナー容器41に取り付けられたトナーシール39を固定することができる(図6参照)。
以上により、離間保持部材70を取り除くことによって、感光ドラム1と現像ローラ40とが当接可能になるのみならず、トナーシール39の開封、電気接点部(帯電接点34、現像接点50a,50b)の露出を同時に行うことができ、プロセスカートリッジ7を
プリンタ100に装着して使用可能な状態とすることができる。
つまり、離間保持部材70を取り除くという一つの動作で、感光体ドラム1と現像ローラ40が当接可能となり、プリンタ100との通信用接点部55a、帯電接点34、現像接点50a,50bが露出でき、感光体ドラム1のドラムシャッタ32のロック解除が可能となり、さらにトナーシール39の開封まで完了させることができるため、品質の安定性を高めつつユーザビリティも良好に保つことが可能となる。
なお、本実施形態では、離間保持部材70は、現像ローラ40を感光体ドラム1から離間した状態に保持するものとして説明したが、これに限られず、帯電装置2を感光体ドラム1から離間するものであってもよく、また現像ローラ40及び帯電装置2を同時に感光体ドラム1から離間するものでもよい。
上記実施例に記載した本発明の態様は次の通りである。
(1)少なくとも、電子写真感光体(感光体ドラム1)、前記電子写真感光体に対して接離可能に設けられて前記電子写真感光体に作用するプロセス手段(帯電装置2及び/又は現像ローラ40)、及び、画像形成装置本体(プリンタ100)と通信するための通信手段(通信用接点部55a)が設けられた記憶媒体(メモリユニット55)を有し、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ7に対して着脱可能であって、
前記プロセスカートリッジ7に装着することによって、前記電子写真感光体と前記プロセス手段とを離間させた状態に保持する離間保持部材70において、
前記離間保持部材70は、前記プロセスカートリッジ7に装着された状態で、前記記憶媒体及び前記記憶媒体の通信手段を覆い隠す形状を有することを特徴とする離間保持部材である。
これによって、物流過程などにおいて部品点数を増やすことなく記憶媒体を保護することが可能となる。
(2)前記プロセス手段は、前記電子写真感光体に当接するように設けられて前記電子写真感光体を帯電するための帯電手段(帯電装置2)であり、
前記離間保持部材70は、前記電子写真感光体と前記帯電手段とを離間させた状態に保持することを特徴とする(1)に記載の離間保持部材である。
(3)プロセス手段は、前記電子写真感光体に形成される静電潜像を現像剤を用いて可視像化するための現像剤担持体(現像ローラ40)であり、
前記離間保持部材は、前記電子写真感光体と前記現像剤担持体とを離間させた状態に保持することを特徴とする(1)に記載の離間保持部材である。
(4)前記プロセスカートリッジ7は、画像形成装置本体から前記プロセスカートリッジ7内へ給電を行うための電気接点部(帯電接点34、現像接点50a,50b)を有し、
前記離間保持部材70は、前記プロセスカートリッジ7に装着された状態で、前記電気接点部を覆い隠す形状を有することを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載の離間保持部材である。
これによって、部品点数を増やすことなく離間保持部材で同様に電気接点部の保護が可能となる。
(5)前記プロセスカートリッジ7は、前記電子写真感光体を保護するための保護部材
(ドラムシャッタ32)を有し、
前記保護部材は、前記電子写真感光体の露出面を保護する位置、前記露出面から退避する位置の間を移動可能に構成されており、
前記離間保持部材70は、前記プロセスカートリッジ7に装着された状態で、前記保護部材を前記電子写真感光体の露出面を保護する位置に固定する形状を有することを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかに記載の離間保持部材である。
これによって、部品点数を増やすことなく離間保持部材で感光体ドラムの保護の信頼性を高めることが可能となる。
(6)前記プロセスカートリッジ7は、現像剤(トナー)を収納する現像剤容器(トナー容器41)、及び、前記現像剤容器の開口部(トナー開口41a)に引き剥がし可能に取り付けられて未使用時に前記現像剤容器の開口部から現像剤がもれ出すことを防止する封止フィルム(トナーシール39)を有し、
前記封止フィルムの一端を、前記離間保持部材70の一部に固定したことを特徴とする(1)乃至(5)のいずれかに記載の離間保持部材である。
これによって、部品点数を増やすことなく離間保持部材の取り除きによって封止フィルムの開封まで完了させることができる。
(7)画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ7であって、少なくとも電子写真感光体、前記電子写真感光体に対して接離可能に設けられて前記電子写真感光体に作用するプロセス手段、画像形成装置本体と通信するための通信手段が設けられた記憶媒体、及び、前記プロセスカートリッジ7に装着することによって前記電子写真感光体と前記プロセス手段とを離間させた状態に保持するための離間保持部材70を有し、
前記離間保持部材70は、前記プロセスカートリッジ7に装着された状態で、前記記憶媒体及び前記記憶媒体の通信手段を覆い隠すことを特徴とするプロセスカートリッジである。
これによって、物流過程などにおいて部品点数を増やすことなく記憶媒体を保護することが可能となる。
(8)前記プロセス手段は、前記電子写真感光体に当接するように設けられた前記電子写真感光体を帯電する帯電手段であることを特徴とする(7)に記載のプロセスカートリッジである。
(9)前記プロセスカートリッジ7は、前記電子写真感光体を保持する第一枠体(クリーニング枠体61)と、前記電子写真感光体に形成される静電潜像を現像剤を用いて可視像化するための現像剤担持体(現像ローラ40)と、前記第一枠体との間で前記電子写真感光体と前記現像剤担持体とが接離する方向に互いに揺動可能な前記現像剤担持体を保持する第二枠体と、前記電子写真感光体と前記現像剤担持体とが当接する方向に前記第一枠体と前記第二枠体とを付勢する付勢部材(加圧バネ64)と、を有し、
前記プロセス手段は、前記現像剤担持体であり、
前記離間保持部材は、前記電子写真感光体と前記現像剤担持体とを離間させた状態に保持することを特徴とする(7)に記載のプロセスカートリッジである。
(10)前記プロセスカートリッジ7は、画像形成装置本体から前記プロセスカートリッジ7内へ給電を行うための電気接点部を有し、
前記離間保持部材は、前記プロセスカートリッジ7に装着された状態で、前記電気接点部を覆い隠すことを特徴とする(7)乃至(9)のいずれかに記載のプロセスカートリッ
ジである。
これによって、部品点数を増やすことなく離間保持部材で同様に電気接点部の保護が可能となる。
(11)前記プロセスカートリッジ7は、前記電子写真感光体を保護するための保護部材を有し、
前記保護部材は、前記電子写真感光体の露出面を保護する位置、前記露出面から退避する位置の間を移動可能であり、
前記離間保持部材70は、前記プロセスカートリッジ7に装着された状態で、前記保護部材を前記電子写真感光体の露出面を保護する位置に固定することを特徴とする(7)乃至(10)のいずれかに記載のプロセスカートリッジである。
これによって、部品点数を増やすことなく離間保持部材で感光体ドラムの保護の信頼性を高めることが可能となる。
(12)前記プロセスカートリッジ7は、現像剤を収納する現像剤容器、及び、前記現像剤容器の開口部に引き剥がし可能に取り付けられて未使用時に前記現像剤容器の開口部から現像剤がもれ出すことを防止する封止フィルムを有し、
前記封止フィルムの一端を、前記離間保持部材の一部に固定したことを特徴とする(7)乃至(11)のいずれかに記載のプロセスカートリッジである。
これによって、部品点数を増やすことなく離間保持部材の取り除きによって封止フィルムの開封まで完了させることができる。
本発明の実施例に係る離間保持部材の斜視図である。 本発明の実施例に係るフルカラー電子写真画像形成装置の全体構成を示す断面図である。 本発明の実施例に係るプロセスカートリッジの全体構成を示す断面図である。 本発明の実施例に係るプロセスカートリッジを示す斜視図である。 本発明の実施例に係る離間保持部材の斜視図である。 本発明の実施例に係る離間保持部材を装着したプロセスカートリッジの後方斜視図である。 本発明の実施例に係るプロセスカートリッジの後方斜視図である。 本発明の実施例に係る離間保持部材を装着したプロセスカートリッジの側面図である。 本発明の実施例に係るプロセスカートリッジの側面図である。
符号の説明
1(1a,1b,1c,1d) 感光体ドラム
2 帯電装置
3(3a,3b,3c,3d) スキャナユニット
4 現像ユニット
5 中間転写体
6 感光体ドラムユニット
7(7a,7b,7c,7d) プロセスカートリッジ
8 定着器
9(9a,9b,9c,9d) ポリゴンミラー
12(12a,12b,12c,12d) 一次転写ローラ
13 二次転写ローラ
14 駆動ローラ
15 二次転写対向ローラ
16 テンションローラ
17 カセット
18 給紙ローラ
19 分離パッド
20 給紙ガイド
21 レジストローラ対
22 搬送ベルト
23 フィルムガイドユニット
24 加圧ローラ
25 排出ローラ対
26 排出トレイ
32 ドラムシャッタ
33 シャッタ軸
34 帯電接点
39 トナーシール
40 現像ローラ
40a 芯金部
40b ゴム部
41 トナー容器
41a トナー開口
42 トナー搬送機構
43 トナー供給ローラ
44 現像ブレード
45 現像容器
47,48 現像軸受
49 支持穴
49a 結合ピン
50a,50b 現像接点
55 メモリユニット
55a 通信用接点部
60 クリーニングブレード
61 クリーニング枠体
62 トナー送り機構
63 廃トナー室
64 加圧バネ
70 離間保持部材
70a 接点保護部
70b メモリ保護部
70d シャッタ係止部
70e クリーニング枠体係合部
70f 現像ユニット係合部
70g トナーシール固定部
70h 把手部
100 プリンタ

Claims (12)

  1. 少なくとも、電子写真感光体、前記電子写真感光体に対して接離可能に設けられて前記電子写真感光体に作用するプロセス手段、及び、画像形成装置本体と通信するための通信手段が設けられた記憶媒体を有し、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジに対して着脱可能であって、
    前記プロセスカートリッジに装着することによって、前記電子写真感光体と前記プロセス手段とを離間させた状態に保持する離間保持部材において、
    前記離間保持部材は、前記プロセスカートリッジに装着された状態で、前記記憶媒体及び前記記憶媒体の通信手段を覆い隠す形状を有することを特徴とする離間保持部材。
  2. 前記プロセス手段は、前記電子写真感光体に当接するように設けられて前記電子写真感光体を帯電するための帯電手段であり、
    前記離間保持部材は、前記電子写真感光体と前記帯電手段とを離間させた状態に保持することを特徴とする請求項1に記載の離間保持部材。
  3. プロセス手段は、前記電子写真感光体に形成される静電潜像を現像剤を用いて可視像化するための現像剤担持体であり、
    前記離間保持部材は、前記電子写真感光体と前記現像剤担持体とを離間させた状態に保持することを特徴とする請求項1に記載の離間保持部材。
  4. 前記プロセスカートリッジは、画像形成装置本体から前記プロセスカートリッジ内へ給電を行うための電気接点部を有し、
    前記離間保持部材は、前記プロセスカートリッジに装着された状態で、前記電気接点部を覆い隠す形状を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の離間保持部材。
  5. 前記プロセスカートリッジは、前記電子写真感光体を保護するための保護部材を有し、
    前記保護部材は、前記電子写真感光体の露出面を保護する位置、前記露出面から退避する位置の間を移動可能に構成されており、
    前記離間保持部材は、前記プロセスカートリッジに装着された状態で、前記保護部材を前記電子写真感光体の露出面を保護する位置に固定する形状を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の離間保持部材。
  6. 前記プロセスカートリッジは、現像剤を収納する現像剤容器、及び、前記現像剤容器の開口部に引き剥がし可能に取り付けられて未使用時に前記現像剤容器の開口部から現像剤がもれ出すことを防止する封止フィルムを有し、
    前記封止フィルムの一端を、前記離間保持部材の一部に固定したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の離間保持部材。
  7. 画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジであって、少なくとも電子写真感光体、前記電子写真感光体に対して接離可能に設けられて前記電子写真感光体に作用するプロセス手段、画像形成装置本体と通信するための通信手段が設けられた記憶媒体、及び、前記プロセスカートリッジに装着することによって前記電子写真感光体と前記プロセス手段とを離間させた状態に保持するための離間保持部材を有し、
    前記離間保持部材は、前記プロセスカートリッジに装着された状態で、前記記憶媒体及び前記記憶媒体の通信手段を覆い隠すことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. 前記プロセス手段は、前記電子写真感光体に当接するように設けられた前記電子写真感光体を帯電する帯電手段であることを特徴とする請求項7に記載のプロセスカートリッジ
  9. 前記プロセスカートリッジは、前記電子写真感光体を保持する第一枠体と、前記電子写真感光体に形成される静電潜像を現像剤を用いて可視像化するための現像剤担持体と、前記第一枠体との間で前記電子写真感光体と前記現像剤担持体とが接離する方向に互いに揺動可能な前記現像剤担持体を保持する第二枠体と、前記電子写真感光体と前記現像剤担持体とが当接する方向に前記第一枠体と前記第二枠体とを付勢する付勢部材と、を有し、
    前記プロセス手段は、前記現像剤担持体であり、
    前記離間保持部材は、前記電子写真感光体と前記現像剤担持体とを離間させた状態に保持することを特徴とする請求項7に記載のプロセスカートリッジ。
  10. 前記プロセスカートリッジは、画像形成装置本体から前記プロセスカートリッジ内へ給電を行うための電気接点部を有し、
    前記離間保持部材は、前記プロセスカートリッジに装着された状態で、前記電気接点部を覆い隠すことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  11. 前記プロセスカートリッジは、前記電子写真感光体を保護するための保護部材を有し、
    前記保護部材は、前記電子写真感光体の露出面を保護する位置、前記露出面から退避する位置の間を移動可能であり、
    前記離間保持部材は、前記プロセスカートリッジに装着された状態で、前記保護部材を前記電子写真感光体の露出面を保護する位置に固定することを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  12. 前記プロセスカートリッジは、現像剤を収納する現像剤容器、及び、前記現像剤容器の開口部に引き剥がし可能に取り付けられて未使用時に前記現像剤容器の開口部から現像剤がもれ出すことを防止する封止フィルムを有し、
    前記封止フィルムの一端を、前記離間保持部材の一部に固定したことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。

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