JP2001194977A - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JP2001194977A
JP2001194977A JP2000002916A JP2000002916A JP2001194977A JP 2001194977 A JP2001194977 A JP 2001194977A JP 2000002916 A JP2000002916 A JP 2000002916A JP 2000002916 A JP2000002916 A JP 2000002916A JP 2001194977 A JP2001194977 A JP 2001194977A
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process cartridge
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charging roller
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JP2000002916A
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Jun Miyamoto
順 宮本
Tatsuya Suzuki
達也 鈴木
Takeshi Arimitsu
健 有光
Koji Miura
幸次 三浦
Kazuhiko Sugano
一彦 菅野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像ムラ等の画像不良を、ユーザに負担をか
けずに、簡単な構成で防止する。 【解決手段】 画像形成装置本体に対するプロセスカー
トリッジB1の装着時にアーム79が画像形成装置本体
の一部に係合してドラムシャッタ78が閉鎖位置から開
放位置に移動するのに連動して、アーム78の切換えピ
ン110が帯電ローラ68を保持しているハウジング1
07を移動させて、帯電ローラ68を感光ドラム67に
当接させる。画像形成装置本体に対するプロセスカート
リッジB1の未装着時に帯電ローラ68が感光ドラム6
7表面に当接されていることに起因する画像ムラ等の画
像不良を、ユーザに負担をかけることなく、しかも簡単
な構成で防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザプ
リンタ、ファクシミリ等に使用されるプロセスカートリ
ッジ及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ
等の画像形成装置は、帯電装置によって一様に帯電され
た感光ドラム(像担持体)に選択的な露光を行って静電
潜像を形成し、この静電潜像を現像装置によってトナー
を付着させてトナー像として現像し、その後、このトナ
ー像を紙等の記録材に転写して画像を形成する。そし
て、トナー像の転写後に感光ドラムは、表面に残留した
トナーをクリーニング装置で除去されて、次の画像形成
に供される。
【0003】近年では、感光ドラム、帯電装置、現像装
置、クリーニング装置等をカートリッジ容器に一体的に
組み込んでプロセスカートリッジとしてカートリッジ化
したものが知られている。このプロセスカートリッジ
は、画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されてい
るので、これをユーザが画像形成装置本体に装着するこ
とによって、トナーの供給や感光ドラムの交換をユーザ
自身で簡単に行うことができ、メンテナンスの容易化を
図っている。
【0004】さらに近年では、イエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラックのそれぞれ独立した現像器を、感光ドラ
ムに対して選択的に配設して現像動作を行う、又は感光
ドラムに対して固定的に配設しそれぞれの現像器を選択
的に駆動することにより、多色画像を形成する画像形成
装置も考案されており、この多色の画像形成装置に用い
られるプロセスカートリッジも実用化されるようになっ
てきている。
【0005】ここで上述のプロセスカートリッジにおけ
る帯電装置としては、コロナ放電等を用いた非接触方式
と、帯電ローラ等を用いた接触方式が一般的であるが、
近年ではオゾン発生の防止等を目的に後者の接触方式が
一般的に用いられるようになってきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
接触方式の帯電装置は、感光ドラムに対して長期間接触
させたままの状態に放置しておくと、帯電部材(例えば
帯電ローラ)のうちの感光ドラムと接触する部分が永久
変形を起こし帯電能力に変化をきたし、濃度ムラ等の画
像不良を生じる場合があった。また感光ドラム表面にお
いても、プロセスカートリッジの運搬時の振動等により
感光ドラムと帯電部材とが摺擦し、帯電メモリとして履
歴が残り、濃度ムラ等の画像不良を生じる場合があっ
た。
【0007】これらの解決手段としては、従来から感光
ドラム表面と帯電部材との間であって特に画像が書き込
まれる領域(画像形成領域)の外側の領域(非画像形成
領域)にスペーサ部材を挟み込み、未使用状態(特に搬
送時)に両者を離間させた状態に保持しておく方法(特
開平2−39169号公報))やソレノイドを用いて加
圧、離間を行う方法(特開平3−48879号公報)等
が開示されているが、これらの方法によると、ユーザの
負担が大きくなることや機構が複雑でコストがかかると
いう問題があった。
【0008】本発明は、上述事情に鑑みてなされたもの
であり、画像ムラ等の画像不良を、ユーザに負担をかけ
ることなく、しかも簡単な構成で防止するようにしたプ
ロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述目的を達成するため
の請求項1に係る発明は、像担持体と帯電ローラとをカ
ートリッジ容器に一体的に組み込んで構成され、画像形
成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジに
おいて、前記像担持体のうちの前記カートリッジ容器か
らの露出部分を覆う閉鎖位置と、前記露出部分を露出さ
せる開放位置とをとるドラムシャッタと、前記帯電ロー
ラを前記像担持体表面から離間させ、また前記帯電ロー
ラを前記像担持体表面に当接させる接離手段と、を備
え、前記接離手段は、前記画像形成装置本体に対する前
記プロセスカートリッジの装着時に前記ドラムシャッタ
が前記画像形成装置本体の一部に係合して前記閉鎖位置
から前記開放位置に移動するのに連動して、前記帯電ロ
ーラを前記像担持体表面に当接させる、ことを特徴とす
る。
【0010】請求項2に係る本発明は、請求項1のプロ
セスカートリッジにおいて、前記接離手段は、前記帯電
ローラを支持するとともに前記カートリッジ容器によっ
て揺動自在に支持されて前記帯電ローラを前記像担持体
表面から離間させる離間位置と前記帯電ローラを前記像
担持体表面に当接させる当接位置とをとる保持部材と、
前記保持部材の揺動範囲内に設定された思案点を境に前
記保持部材が前記離間位置側にあるときは前記保持部材
を前記離間に向けて付勢し、前記思案点を境に前記保持
部材が前記当接位置側にあるときは前記保持部材を前記
当接位置に向けて付勢する付勢手段と、前記ドラムシャ
ッタに取り付けられて前記保持部材に係脱可能な切換え
部材と、を有し、前記切換え部材は、前記ドラムシャッ
タの前記閉鎖位置から前記開放位置への移動によって前
記保持部材を前記離間位置側から前記思案点を越えて前
記当接位置側に移動させる、ことを特徴とする。
【0011】請求項3に係る本発明は、請求項1のプロ
セスカートリッジにおいて、前記接離手段は、前記帯電
ローラの芯金によって揺動自在に支持された中間部と、
前記像担持体に接触するカム部が設けられた先端部と、
前記ドラムシャッタの一部に係合する係合部が設けられ
た基端部とを有する接離部材を有し、前記接離部材は、
前記ドラムシャッタの前記閉鎖位置から前記開放位置へ
の移動により前記ドラムシャッタの一部が前記係合部に
係合するのに伴って、前記カム部が前記帯電ローラの芯
金を移動させて前記帯電ローラを前記像担持体表面から
離間させる、ことを特徴とする。
【0012】請求項4に係る本発明は、画像形成装置本
体と、前記画像形成装置本体に装着する着脱自在なプロ
セスカートリッジとを備え、像担持体上に形成したトナ
ー像を記録材に転写して画像を形成する画像形成装置に
おいて、前記プロセスカートリッジが請求項1、2、又
は3に記載の画像形成装置である、ことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0014】〈実施の形態1〉 [画像形成装置の全体構成]図2は、像形成装置の概略
構成を示す縦断面図である。
【0015】同図に示す画像形成装置M1は、画像形成
装置本体A1とこれに装着される着脱自在なプロセスカ
ートリッジB1とを備えており、電子写真画像形成プロ
セスによって紙等の記録材62に画像を形成するもので
る。
【0016】図2に示すプロセスカートリッジB1内に
配置されたドラム形の電子写真感光体(以下「感光ドラ
ム」という。)67の表面を帯電ローラ68によって一
様に帯電し、その後、露光装置61によって静電潜像が
形成され、この静電潜像が現像装置71によって現像
し、このトナー像を転写ローラ64によって記録材62
に転写する。この記録材62は、給紙カセット63a内
に収納されていたものが、給搬送装置63によって感光
ドラム71と転写ローラ64との間の転写ニップ部に供
給されたものである。トナー像転写後の記録材62は、
ガイド部材63fに導かれて定着装置65に搬送され、
ここで、加熱・加圧されて表面にトナー像が定着され、
その後、排出ローラ対63g、63h、63iによって
搬送され、画像形成装置本体A1上部の排紙トレイ66
上に排出される。
【0017】[プロセスカートリッジの構成]次に、プ
ロセスカートリッジB1について図3、図4を用いて説
明する。図3はプロセスカートリッジB1の、感光ドラ
ム67の軸に直交する方向の縦断面図、また、図4はプ
ロセスカートリッジB1の感光ドラム67の軸方向に見
た図である。
【0018】プロセスカートリッジB1は、カートリッ
ジ容器Cに、感光ドラム67、帯電ローラ68、現像装
置71、クリーニング装置76を一体的に組み込んでカ
ートリッジ化したものであり、画像形成装置本体A1に
対して着脱自在である。
【0019】プロセスカートリッジB1は、感光ドラム
67が回転駆動され、感光ドラム67の表面が従動回転
する帯電ローラ68によって一様に帯電される。次いで
露光装置61からの画像情報に応じたレーザビーム光L
が感光ドラム67を照射して静電潜像を形成する。そし
てこの静電潜像に現像装置71によってトナーを付着さ
せてトナー像として現像する。
【0020】上述の現像装置71は、トナー容器D内の
トナーをトナー送り部材72の回転によって現像ローラ
73へ送り出す。そして、固定磁石を内蔵した現像ロー
ラ73を回転させるとともに、現像ブレード74によっ
て摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ73の
表面に形成し、そのトナーを感光ドラム67の現像領域
へ供給する。そして、そのトナーを感光ドラム67上の
静電潜像に応じて感光ドラム67表面に付着させること
によってトナー像を形成して可視像化する。ここで現像
ブレード74は、現像ローラ73の周面のトナー量を規
制するものである。またこの現像ローラ73の近傍に
は、現像室内のトナーを循環させる攪拌部材75を回動
可能に取り付けている。そしてトナー像を記録材62に
転写した後は、クリーニング装置76のクリーニングブ
レード70によって感光ドラム67上の残留トナーを除
去し、次の工程に備える。
【0021】なお、感光ドラム67やクリーニング装置
76等の部品はクリーニング枠体(クリーニング容器)
Eに収納されており、このクリーニング枠体Eをトナー
容器D及び現像容器Fと結合してカートリッジ容器Cを
構成している。このカートリッジ容器C内に、前述の感
光ドラム67、帯電ローラ68、現像装置71、クリー
ニング装置76等を組み込んで、画像形成装置本体A1
に対して着脱自在なプロセスカートリッジB1を構成し
ている。
【0022】また、プロセスカートリッジB1には、画
像形成装着本体A1から取り外されたときに感光ドラム
67を保護するためのドラムシャッタ78が取り付けら
れている。ドラムシャッタ78は、アーム79とリンク
80によって支持され、プロセスカートリッジB1の着
脱動作と連動して開閉、すなわち感光ドラム67のうち
のカートリッジ容器Cから露出されている部分を覆う閉
鎖位置(図11に示す位置)と、露出させる露出位置
(図13の位置)とをとるように構成されている。
【0023】[プロセスカートリッジの画像形成装置本
体への着脱]図7〜図10を参照してドラムシャッタ7
8の開閉動作を説明する。これらの図において、81は
画像形成装置本体A1に設けられたカートリッジ装着ガ
イドである。プロセスカートリッジB1を画像形成装置
本体A1に装着するときは、プロセスカートリッジB1
の側面にある突起82、83、84が、カートリッジ装
着ガイド81の2箇所の溝81a、81bに入るように
プロセスカートリッジB1を矢印K1方向に挿入する。
突起82、83、84が溝81a、81bにガイドされ
ながら図8の位置までプロセスカートリッジB1が挿入
されると、アーム79のレバー79aが突出しているの
でカム81cに当たりドラムシャッタ78が開き始め
る。さらにプロセスカートリッジB1を挿入していく
と、カム81cに沿ってレバー79aが動きドラムシャ
ッタ78が開いていく。プロセスカートリッジB1が図
9の位置に到達するとアーム79の突起79bがカート
リッジ装着ガイド81に設けられたもう一つのカム81
dに接触し、これによってアーム79の動きが規制され
る。そして図10に示すようにプロセスカートリッジB
1の突起82がカートリッジ装着ガイド81の窪み81
eに落ち込むことによってプロセスカートリッジB1が
位置決めされ、ドラムシャッタ78が完全に開く。この
間ドラムシャッタ78の軌跡はシャッタに回動可能に取
り付けられたアーム79とリンク80によって決められ
ている。また、プロセスカートリッジB1を画像形成装
置本体A1から取り外すときはこれと逆の動作でドラム
シャッタ78が閉じて感光ドラム67表面を保護する。
【0024】ドラムシャッタ78とアーム79とリンク
80の構成についてさらに説明すると、図5に示すよう
に、ドラムシャッタ78の穴78aにアーム79がスナ
ップフィットによって回動可能に取り付けられている。
また、ドラムシャッタ78の両端部にはリンク80を支
持するための第1の支持部78bがあり、中央部には第
2の支持部78cが形成されている。第1の支持部78
bの断面形状は、図5(a)のようになっており、リン
ク80を組み込むためにその一部が切り欠かれており、
リンク80のはずれ防止のためにスナップフィットの爪
78dが設けられている。一方、第2の支持部78cは
図5(b)に示す断面形状をしている。図5(a)、
(b)からわかるように、2種類の支持部78b、78
cは一部が切り欠かれているが、切り欠きの方向が異な
っているので、リンク80が支持部78bから抜ける方
向の力が加わっても支持部78cの支持によってリンク
80の抜けを防ぐことができる。
【0025】[シャッタアーム、帯電ローラ接離機構
(接離手段)]図6(a)、(b)はシャッタアーム7
9の詳細説明図である。
【0026】101は、図4のボス100に係止されて
ドラムシャッタ78に戻り力を発生させる線状ばねであ
る。この線状ばね101によりプロセスカートリッジB
1を画像形成装置本体A1から取り出したとき、ドラム
シャッタ78は感光ドラム67を保護する位置まで復帰
できる(図4の状態)。102は図11に示す半円弧状
穴109とスナップフィット結合する結合爪である。1
10は剛性のある部材で作られた切換えピン(切換え部
材)である。圧入等により、シャッタアーム79に嵌入
されている。
【0027】この切換えピン110が加圧ばね103の
加圧方向を変え、感光ドラム67に対する帯電ローラ6
8の接離を行うものである。
【0028】図6(b)は帯電ローラ接離機構の構成を
示した図である。
【0029】帯電ローラ68は、樹脂等で構成された軸
受部材112により回動可能に支持されており、軸受部
材112は、板金等で構成されたハウジング(保持部
材)107に固定されている。このハウジング107の
側壁にはハウジング加圧ピン106が固定されている。
【0030】また、カートリッジ容器Cから突出された
突出部C1には枠体加圧ピン104と、回動ピン105
が固定されている。回動ピン105は枠体加圧ピン10
4とハウジング加圧ピン106の間に位置する。ハウジ
ング107の側壁には回動ピン105と係合する穴(不
図示)があり、ハウジング107は回動ピン105を中
心に回動可能となっている。加圧ばね(付勢部材)10
3は枠体加圧ピン104とハウジング加圧ピン106に
引っ張り荷重をかけるコイルばねであり300g程度の
荷重をかけている。
【0031】本実施の形態における帯電ローラ接離機構
(接離手段)は、ハウジング107、加圧ばね103、
切換えピン110を主要構成部材として構成されてい
る。
【0032】[シャッタアーム回動による帯電ローラ接
離機構]図1は本発明のプロセスカートリッジB1の断
面図である。ドラムシャッタ78が閉じているときは、
帯電ローラ68は感光ドラム67から離間されている。
【0033】図11は、プロセスカートリッジB1を中
央部からシャッタアーム79側に見た断面図である。シ
ャッタアーム79は半円弧状穴109と係合する爪10
2により、長手方向に外れないように構成されており、
また、半円弧状穴109と同心状に図示しないボスがカ
ートリッジ容器Cから突出して配備され、図6(a)の
シャッタアーム穴120と隙間嵌合することにより、シ
ャッタアーム79は回動可能に構成されている。
【0034】ドラムシャッタ78が閉じた状態(図11
の状態)では、加圧ばね103は枠体加圧ピン104、
回動ピン105、ハウジング加圧ピン106の位置関係
から、帯電ローラ68を感光ドラム67から離間させる
方向に付勢する、いわゆるトグル機構となっている。
【0035】図12は、画像形成装置本体A1にプロセ
スカートリッジB1が挿入されるなどして、ドラムシャ
ッタ78が開くときのトグル機構を示した図である。シ
ャッタアーム79が位置79oから矢印K2方向に位置
79pまで移動するとき、切換えピン110は半円弧状
穴109に沿って位置110oから位置110qまで移
動し、ハウジング107のハッチングで示した壁107
kを押圧し、ハウジング107は二点鎖線で図示した位
置まで移動する。
【0036】このとき、ハウジング加圧ピン106は位
置106oから位置106pまで移動する。
【0037】つまり、シャッタアーム79が位置79p
まで移動したとき、ハウジング加圧ピン106は、枠体
加圧ピン104と回動ピン105の延長線W上に設定さ
れた思案点Aより、感光ドラム67側へ移動する。この
位置では加圧ばね103はトグル機構により、帯電ロー
ラ68を感光ドラム67に接近させる力を発生させ、図
13に示すように、帯電ローラ68を感光ドラム67に
押圧当接させる。上述のハウジング107は、この思案
点Aを境にして、図12に実線で示す離間位置Paと、
図13に実線で示す当接位置Pbとをとる。
【0038】図14はプロセスカートリッジB1が画像
形成装置本体A1から取り出される等して、ドラムシャ
ッタ78が矢印K3方向に移動するときのトグル機構の
説明図である。
【0039】このとき切換えピン110は、位置110
qから位置110rに移動する。切換えピン110はハ
ウジング107の湾曲した爪107zを押圧し、位置1
10rまで移動する。このときハウジング107は、位
置107qから位置107rまで移動する。ハウジング
加圧ピン106は位置106qから位置106rまで移
動し、この位置106rは枠体加圧ピン104と回動ピ
ン105の延長線Wより、感光ドラム67から遠い位置
であるので、加圧ばね103はトグル機構により、帯電
ローラ68を感光ドラム67から遠ざける方向に付勢す
る。
【0040】ドラムシャッタ78が閉じた状態では図1
1に示すように、ハウジング107はカートリッジ容器
Cから突出したストッパ部材111へ加圧ばね103に
より固定される。
【0041】以上のように、本実施の形態では、画像形
成装置本体A1に対するプロセスカートリッジB1の装
着に際し、その装着動作に連動するドラムシャッタ78
の解放動作により、帯電ローラ68は感光ドラム67に
加圧当接される。一方、画像形成装置本体A1からプロ
セスカートリッジB1を取り出すに際し、その取出し動
作に連動するドラムシャッタ78の閉鎖動作により、帯
電ローラ68は感光ドラム67から離間される。さら
に、上述の感光ドラム67に対する帯電ローラ68の接
離動作は、画像形成装置本体A1に対するプロセスカー
トリッジB1の着脱動作に連動して行われるので、ユー
ザに負担をかけることなく、また簡単な構成で実現する
ことができる。したがって、画像ムラ等の画像不良を、
ユーザに負担をかけることなく、しかも簡単な構成で防
止することができる。
【0042】〈実施の形態2〉 [画像形成装置の全体構成]図15に、本実施の形態を
示す。同図に示す画像形成装置は、4色フルカラーのレ
ーザビームプリンタであり、同図はその概略構成を示す
縦断面図である。
【0043】同図に示す画像形成装置M2は、第1の像
担持体として、ドラム型の電子写真感光体(以下「感光
ドラム」という。)1を備えている。感光ドラム1は、
駆動手段(不図示)によって、同図中の矢印方向(反時
計回り)に回転駆動される。感光ドラム1の周囲には、
その回転方向に従ってほぼ順に、感光ドラム1表面を均
一に帯電する帯電ローラ(帯電装置)2、画像情報に基
づいてレーザビームを照射し感光ドラム1上に静電潜像
を形成する露光装置3、静電潜像にトナーを付着させて
トナー像として現像する現像装置4、感光ドラム1上の
トナー像が一次転写される第2の像担持体としての中間
転写ベルト5aを有する転写装置5、一次転写後の感光
ドラム1表面に残った転写残トナーを除去するクリーニ
ング装置6等が配設されている。
【0044】ここで、叙述の感光ドラム1と帯電ローラ
2とクリーニング装置6とは、カートリッジ容器Cに一
体的に組み込まれてカートリッジ化され、プロセスカー
トリッジB2を構成している。プロセスカートリッジB
2は、画像形成装置本体A2に対して着脱自在である。
【0045】その他に、紙等の記録材(第3の像担持
体)Sを転写装置5に向けて給搬送する給搬送装置7、
二次転写後の記録材Sにトナー像を定着させる定着装置
8が配設されている。
【0046】以下、感光ドラム1から順に詳述する。
【0047】感光ドラム1は、直径約47mmのアルミニ
ウムシリンダ1a(図17参照)の外周面に、有機光導
電体層(OPC感光層)1bを塗布して構成したもので
ある。感光ドラム1は、その両端部を支持部材によって
回転自在に支持されており、一方の端部に駆動モータ
(不図示)からの駆動力が伝達されることにより、矢印
方向に回転駆動される。
【0048】帯電ローラ2としては、例えば、特開昭6
3−149669号公報に示すようないわゆる接触帯電
方式ものも使用することができる。帯電部材は、ローラ
状に形成された導電性のローラであり、この帯電ローラ
2を感光ドラム1表面に当接させるとともに、帯電ロー
ラ2に帯電バイアス印加電源(不図示)によって帯電バ
イアスを印加することにより、感光ドラム1表面を所定
の極性・所定の電位に一様に帯電させるものである。
【0049】露光装置3は、ポリゴンミラー3aを有
し、このポリゴンミラー3aには、レーザダイオード
(不図示)によって画像信号に対応する画像光が照射さ
れる。ポリゴンミラー3aはスキャナモータ(不図示)
によって高速で回転され、反射した画像光を結像レンズ
3b、反射ミラー3c等を介して、帯電済の感光ドラム
1表面を選択的に露光して静電潜像を形成するように構
成されている。同図中のdはレーザシャッタである。
【0050】現像装置4は、軸4dを中心に割出回転可
能な回転体4Aと、これに搭載された4個の現像器、す
なわち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色
のトナーをそれぞれ収納した現像器4Y、4M、4C、
4BKを備えている。感光ドラム1上の静電潜像の現像
時には、その静電潜像に付着すべき色の所定の現像器が
現像位置に配置される。すなわち、所定の現像器が回転
体4Aの割出回転によって感光ドラム1に対向した現像
位置に止まり、さらにその現像器の現像スリーブ4bが
感光ドラム1に対して微小間隙(300μm程度)をも
って対向するように位置決めされた後、感光ドラム1上
の静電潜像を現像する。
【0051】この現像は、次のようにして行う。現像す
る色に対応する現像器の容器内のトナーを送り機構によ
って塗布ローラ4aへ送り込み、回転する塗布ローラ4
a及びトナー規制ブレード4cによって、回転する現像
スリーブ4bの外周にトナーを薄層塗布し、かつトナー
へ電荷を付与(摩擦帯電)する。この現像スリーブ4b
と、静電潜像が形成された感光ドラム1との間に現像バ
イアスを印加することにより、静電潜像にトナー像を付
着させてトナー像として現像するものである。また、各
現像器4Y、4M、4C、4BKの現像スリーブ4bに
は、各現像器が現像位置に配置されたときに、画像形成
装置本体A2に設けられた各色現像用高圧電源と接続さ
れるようになっており、各色の現像ごとに選択的に電圧
が印加される。なお、各現像器4Y、4M、4C、4B
Kは、回転体4Aに対して個別に着脱可能であり、また
回転体4Aは画像形成装置本体A2に対して着脱可能に
構成されている。
【0052】転写装置5は、感光ドラム1から順次に一
次転写されて重ねられた複数のトナー像を、一括して記
録材Sに二次転写するものである。転写装置5は、矢印
R5方向に走行する中間転写ベルト5aを備えている。
本実施の形態の中間転写ベルト5aは、周長約440mm
のベルトであり、駆動ローラ5b、二次転写対向ローラ
5c、従動ローラ5dの3本のローラにより掛け渡され
ている。従動ローラ5dに近接して、中間転写ベルト5
aを感光ドラム1に押圧する位置と後退して中間転写ベ
ルト5aを感光ドラム1から離す位置とをとる一次転写
ローラ5gを備えている。中間転写ベルト5aは、駆動
ローラ5bの回転によって、矢印R5方向に走行する。
さらに、中間転写ベルト5aの外側の所定位置には、中
間転写ベルト5aの表面に接離可能なクリーニングユニ
ット5eが設けてあり、後述のように記録材Sに一括し
て二次転写後に残った転写残トナーを除去する。このク
リーニングユニット5eは帯電ローラ5fを中間転写ベ
ルト5aに当接させてトナーに転写時と逆の電荷を与え
る。逆の電荷を付与されたトナーは、感光ドラム1に静
電的に付着され、その後、感光ドラム1用の後述のクリ
ーニング装置6によって回収されるものである。なお、
中間転写ベルト5aのクリーニング方法としては、上述
の静電クリーニングに限らず、ブレードやファーブラシ
などの機械的な方法や、これらを併用したものなどでも
よい。
【0053】クリーニング装置6は、現像装置4によっ
て感光ドラム1上に現像されたトナーが中間転写ベルト
5aに一次転写された後、一次転写されないで感光ドラ
ム1表面に残ったいわゆる転写残トナーを除去するもの
である。同図のクリーニング装置6では転写残トナーは
クリーニング容器11の中に蓄積されていく。
【0054】給搬送装置7は、画像形成部へ記録材Sを
給送するものであり、複数枚の記録材Sが収納されて画
像形成装置本体A2の下部に装填される給紙カセット7
aを備えている。画像形成時にはピックアップローラ7
e、搬送ローラ7bが画像形成動作に応じて回転駆動さ
れ、給紙カセット7a内の記録材Sを1枚ずつ分離給送
するとともに、ガイド板7cによってガイドし、レジス
トローラ7dを通り中間転写ベルト5aへと給送するも
のである。
【0055】定着装置8は、記録材Sに二次転写された
複数のトナー像を定着させるものであり、図15に示す
ように、回転駆動される駆動ローラ8aと、これに圧接
して記録材Sに熱及び圧力を印加する定着ローラ8bと
からなる。すなわち、中間転写ベルト5a上のトナーを
一括転写させる二次転写ローラ5nを通過した記録材S
は定着装置8を通過する際に駆動ローラ8aで搬送され
るとともに、定着ローラ8bによって熱及び圧力が付与
される。これにより複数色のトナー像が記録材S表面に
定着される。さらに、この記録材Sはローラ9b、9c
やベルト9aによって構成された排紙装置9によって画
像形成装置本体A2上部の排紙トレイ9d上に排出され
る。
【0056】[画像形成動作]次に、上述構成の画像形
成装置の画像形成動作について図15により説明する。
【0057】中間転写ベルト5aの回転と同期して感光
ドラム1を図15の矢印方向(反時計回り)に回転さ
せ、この感光ドラム1表面を帯電装置2によって均一に
帯電するとともに、露光装置3によってイエロー画像の
光照射を行い、感光ドラム1上にイエローの静電潜像を
形成する。この静電潜像形成と同時に現像装置4を駆動
してイエローの現像器4Yを現像位置に配置し、感光ド
ラム1上の静電潜像にイエロートナーが付着するように
感光ドラム1の帯電極性と同極性でほぼ同電位の電圧を
印加して静電潜像にイエローのトナーを付着させて現像
する。一次転写ローラ5gにトナーと逆極性の電圧を印
加して感光ドラム1上のイエローのトナー像を中間転写
ベルト5a上に一次転写する。
【0058】上述のようにしてイエロートナー像の一次
転写が終了すると、次の現像器が回転移動し、感光ドラ
ム1に対向する現像位置に位置決めされ、イエローの場
合と同様にしてマゼンタ、シアン、そしてブラックの各
色について、静電潜像の形成、現像、一次転写を順次に
行い、中間転写ベルト5a上で4色のトナー像を重ね合
わせる。これらトナー像を、給搬送装置7から供給され
た記録材Sに一括して二次転写する。
【0059】そして二次転写後の記録材Sを定着装置8
に搬送して、ここで、トナー像の定着を行った後、図1
5の矢印方向に移動するベルト9aと、このベルト9a
で駆動される排出ローラ9cとによって画像形成装置本
体A2上部の排紙トレイ9d上に排出して画像形成を終
了するものである。
【0060】[画像形成装置本体に対するプロセスカー
トリッジの着脱]以下、プロセスカートリッジB2の着
脱について、特記ない場合において図15〜図28を用
いて説明する。画像形成装置本体A2へのプロセスカー
トリッジB2の装着は、可動体50を利用して行われ
る。この可動体50は、図16に示すようにプロセスカ
ートリッジB2を画像形成装置本体A2の内部へ導くた
めのものであり、画像形成装置本体A2によって出入り
自在に支持されている。そして、図16に示す引き出さ
れた可動体50に対しプロセスカートリッジB2は、図
24、図27に示すように可動体50の第1ガイド面5
0aに対してプロセスカートリッジB2のドラムカップ
リング19(反対側はサイドカバー13の円筒部14
b)が導かれ、また可動体50の第2ガイド面50bに
対してプロセスカートリッジB2の回転決めダボ11
a、11b(図20参照)が導かれる。図16に示すよ
うにプロセスカートリッジB2の感光ドラム1の中心と
同心のドラムカップリング19(対向部は円筒部14
b)と軸方向に並列する円筒形位置決めボス13a(反
対側は14b)が第1ガイド面50a先端の仮受け部5
0f(図28参照)に入り、この仮受け部50fを中心
に時計周りに揺動し、プロセスカートリッジB2の回転
決めダボ11a、11bは可動体の回転決め部50eに
突き当たる。この回転位置決めダボ11a、11bが上
方のCRG加圧部材54(図28参照)により加圧され
ることにより、プロセスカートリッジB2の可動体50
への装着が完了する。このとき、図26に示すプロセス
カートリッジB2のROM用コネクタ23は可動体50
に配置されているコネクタ(不図示)と連結される。ま
た、ドラムシャッタ18は可動体50のカム受け部50
g(図27参照)により途中まで開かれる。
【0061】さらに可動体50を画像形成装置本体A2
方向に移動し、円筒形状位置決めボス13aが画像形成
装置本体A2内のCRG受け部材55に嵌合し、可動体
50背面の押圧部51の引っ掛け部51bが画像形成装
置本体A2の側面に掛かり、背板に対して可動体50加
圧することにより、可動体50の突き当て部50dがプ
ロセスカートリッジB2の円筒形状位置決めボス13a
に対して加圧位置決めされ、プロセスカートリッジB2
の位置が画像形成装置本体A2に対して決まり、図15
に示すように画像形成が可能な状態となる。このとき、
図16に示す画像形成装置本体A2のドラム駆動カップ
リング52、廃トナー搬送駆動カップリング53がスラ
スト方向に移動し、それぞれプロセスカートリッジB2
のドラムカップリング19、廃トナー搬送カップリング
20に連結され、駆動可能な状態となる。また、プロセ
スカートリッジB2のレーザシャッタ開閉リブ11cが
図15、図16の露光装置3のレーザシャッタ3dを開
く。また、ドラムアース接点21、一次バイアス接点2
2が画像形成装置本体A2の高圧接点(不図示)と電気
的に接続される。また、ドラムシャッタ18が画像形成
装置本体A2のシャッタ開閉リブ(不図示)により完全
に開かれる。
【0062】[プロセスカートリッジの構成]図17〜
図29を用いてプロセスカートリッジB2の構成につい
て説明する。
【0063】図17に示すようにプロセスカートリッジ
B2は感光ドラム1の周りに帯電装置(帯電ローラ)
2、クリーニング装置6を配設しこれらをカートリッジ
容器(枠体)Cに一体的に組み込んでカートリッジ化し
たものであり、可動体50に着脱可能に構成されてい
る。プロセスカートリッジB2のカートリッジ容器C
は、図24に示すように、感光ドラム1及び帯電ローラ
2の長手方向の両端部に延出されたドラム支持部11
e、クリーニングブレード支持部11d、及び帯電ロー
ラ支持部11fを有するクリーニング容器11と、クリ
ーニング容器11の後端部に超音波により接合される後
部容器12を備えている。そして、図20に示すように
クリーニング容器11、後部容器12にわたり長手方向
の駆動側にはギヤカバー(一方のサイドカバー)13が
固定されており、長手方向の反駆動側にはサイドカバー
14が固定されている。そして、帯電ローラ2の長手方
向及びその両端部を覆う帯電装置カバー15が取り付け
てある。
【0064】さらに感光ドラム1を画像形成装置本体A
2の外部へ取り出した場合に感光ドラム1を外光や人が
ふれること等から保護するため、ドラムシャッタ18が
設けられている。このドラムシャッタ18は、図19に
示す閉鎖位置と、図31に示す開放位置とをとる。
【0065】画像形成装置本体A2に装着される前の感
光ドラム1と帯電ローラ2の関係を、図17、図29に
示す。帯電離間部材60はその中間部60cが帯電ロー
ラ2の芯金2aに回転自在に係合されている。帯電離間
部材(接離部材)60の先端部には、感光ドラム1のほ
ぼ中心部方向に対向するようにセットされたカム部60
aが形成されており、帯電ローラ2は帯電離間部材60
によって、感光ドラム1とは接していない状態で保たれ
ている。帯電離間部材60の基端部には、ドラムシャッ
タ18の第2カバー18fの根本側18faに係合可能
な係合部60bが設けられている。
【0066】帯電離間部材60は両サイドに用いても、
片側のみに用いてもよいが、本実施の形態では、片側の
構成について述べる。
【0067】次にドラムシャッタ18の構成について詳
述する。
【0068】ドラムシャッタ18はプロセスカートリッ
ジB2を画像形成装置本体A2から取り出して画像形成
装置本体A2外で取り扱う際に、感光ドラム1の特に感
光層が損傷したり、露出して外光に晒されて劣化したり
するのを防止するように感光ドラム1周面を覆うととも
に、プロセスカートリッジB2を画像形成装置本体A2
へ装着した際には感光ドラム1を現像装置4及び転写装
置5に対設するため、感光ドラム1表面を開放するよう
になっている。
【0069】駆動側の側面図を示す図18、及び反駆動
側の側面図を示す図19のように、ギヤカバー13c、
サイドカバー14cにはそれぞれアーム18aと一体の
根本軸18bがL字に曲げられて係合していて、回転自
在である。またアーム18aの先端は長手方向で一本に
つながった軸18cとなっており、この軸18cに回転
自在に第1カバー18dの根本側18faが係合してい
る。また、図17にも示すように、第1カバー18dの
根本側にシート部材30が貼られ、感光ドラム1のほぼ
長手全域を覆っている。シート部材30は第1カバー1
8dの根本側と帯電装置カバー15との間で露出される
感光ドラム1を覆う役割をしている。第1カバー18d
にはピン軸18eでもって第2カバー18fが係合して
いる。また、反駆動側の側面にはサイドカバー14に一
体成形された固定軸14dには作動アーム18hが係合
し、作動アーム18hの抜け止めとして固定軸14dに
はビス14g止めすることで行っている。図22に示す
ように、作動アーム18hはピン軸18eと同心の軸1
8iでもって第2カバー18fの根本側18faに係合
されている。
【0070】プロセスカートリッジB2を上方から見る
斜視図(図25)に示すようにそれぞれに第1、第2カ
バー18d、18fの外表面に接するねじりコイルばね
18jがピン軸18eに挿入されていて、第1、第2カ
バー18d、18fはそれぞれの内面側が接するように
付勢されている。
【0071】図19に示すように、作動アーム18hが
係合している、固定軸14dにはねじりコイルばね18
mがはめ込まれ、ねじりコイルばね18mはサイドカバ
ー14に一体形成したばね受け14hに一端が回り止め
され、他端は作動アーム18hによって回り止めされて
いて、図19において固定軸14dを中心に作動アーム
18hは反時計回りに付勢されている。作動アーム18
hにはプロセスカートリッジB2が画像形成装置本体A
2に装着される際、画像形成装置本体A2側の固定部材
と衝接するカム部18nが設けてある。
【0072】本実施の形態においては、帯電離間部材6
0、第2カバー18fの根本側18faによって接離手
段(帯電ローラ接離機構)を構成している。
【0073】プロセスカートリッジB2は、画像形成装
置本体A2への装着のために前進すると、作動アーム1
8hのカム部18nが前進を止められ、固定軸14dを
中心としてねじりコイルばね18mのばね力に抗して上
方へ回動し、図22に示す軸18i、ピン軸18eが上
方へ向かって持ち上げられる。
【0074】これによって第1、第2カバー18d、1
8fは上方に付勢され、第1カバー18dの根本側は根
本軸18bを中心として上方へ向かって回動する軸18
cの円弧軌跡と同軌跡を描いて、シート部材30を伴っ
て上昇し、第1カバー18dの先端側及び第2カバー1
8fの根本側18faは作動アーム18hの上方への回
動により、軸18i、ピン軸18eの固定軸14dを中
心とする円弧軌跡と同軌跡を描いて上昇し、第2カバー
18fの先端18gは、第1カバー18dと第2カバー
18fを互いに内側へ折りたたもうとするねじりコイル
ばね18j(図22参照)のばね力により、感光ドラム
1の両端外周に接しながら上昇する。そして、ドラムシ
ャッタ18はプロセスカートリッジB2を斜め上から見
る図25に示すように帯電装置カバー15の後方へ格納
される。
【0075】このとき、第1カバー18dの根本側に貼
られたシート部材30はクリーニング容器11の上面に
ならった形で格納される。
【0076】プロセスカートリッジB2が画像形成装置
本体A2へ装着のため前進すると、前述したとおり、第
1カバー18dの先端側及び第2カバー18fの根本側
18faは作動アーム18hの上方への回動により、固
定軸14dを中心とする円弧軌跡と同軌跡を描いて上昇
する。図30に示すように、このとき、第2カバー18
fの根本側18faは回動する際、帯電離間部材60の
係合部60bと接し、帯電離間部材60は、帯電ローラ
2の芯金2aを中心として回転しようとする。そして、
図31に示すように、さらに、回転すると、帯電離間部
材60のカム部60aは、感光ドラム1との当接とを解
除され、帯電ローラ2と感光ドラム1は当接状態とな
る。よってユーザはプロセスカートリッジB2を画像形
成装置本体A2に装着するだけで、帯電ローラ2と感光
ドラム1の離間解除の作業を完了することができるよう
になる。
【0077】〈実施の形態3〉図32、図33に本実施
の形態を示す。なお、これらの図においては、上述の実
施の形態2との相違点を主に示す。
【0078】プロセスカートリッジB2が画像形成装置
本体A2へ装着のため前進すると、前述した通り、作動
アーム18hのカム部18nが画像形成装置本体A2側
の固定部材と衝接し、作動アーム18hは、固定軸14
dを中心として回動する。図32に示すように、このと
き、作動アーム18hは回動する際、作動アーム突起1
8pが、帯電離間部材60の係合部(突起部)60bと
接し、帯電離間部材60は、帯電ローラ2の芯金2aを
中心として回転しようとする。そして、図33に示すよ
うに、さらに回転すると、帯電離間部材60のカム部6
0aは、感光ドラム1との当接とを解除され、帯電ロー
ラ2と感光ドラム1の離間状態も解除され、帯電ローラ
2と感光ドラム1は当接状態となる。よってユーザはプ
ロセスカートリッジB2を画像形成装置本体A2に装着
するだけで、帯電ローラ2と感光ドラム1の離間解除の
作業を完了することができるようになる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
接離手段は、画像形成装置本体に対する前記プロセスカ
ートリッジの装着時にドラムシャッタが前記画像形成装
置本体の一部に係合して閉鎖位置から開放位置に移動す
るのに連動して、帯電ローラを像担持体表面に当接させ
ることができるので、画像形成装置本体に対するプロセ
スカートリッジの未装着時に帯電ローラが像担持体表面
に当接されていることに起因する画像ムラ等の画像不良
を、ユーザに負担をかけることなく、しかも簡単な構成
で防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1において、感光ドラムから帯電ロ
ーラが離間された状態のプロセスカートリッジの構成を
示す縦断面図。
【図2】実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
【図3】実施の形態1において、感光ドラムに帯電ロー
ラが当接された状態のプロセスカートリッジの構成を示
す縦断面図。
【図4】実施の形態1のプロセスカートリッジの側面
図。
【図5】実施の形態1におけるドラムシャッタの構成を
示す分解斜視図及び部分拡大図。
【図6】(a)は実施の形態1におけるシャッタアーム
の構成を示す側面図。(b)は実施の形態1におけるシ
ャッタアームの構成を示す正面図。
【図7】実施の形態1において、プロセスカートリッジ
を画像形成装置本体に装着する動作を説明する図。
【図8】実施の形態1において、プロセスカートリッジ
を画像形成装置本体に装着する動作を説明する図。
【図9】実施の形態1において、プロセスカートリッジ
を画像形成装置本体に装着する動作を説明する図。
【図10】実施の形態1において、プロセスカートリッ
ジを画像形成装置本体に装着する動作を説明する図。
【図11】実施の形態1において、帯電ローラ離間機構
の動作を示す図。
【図12】実施の形態1において、帯電ローラ離間機構
の動作を示す図。
【図13】実施の形態1において、帯電ローラ離間機構
の動作を示す図。
【図14】実施の形態1において、帯電ローラ離間機構
の動作を示す図。
【図15】実施の形態2の画像形成装置の概略構成を示
す縦断面図。
【図16】実施の形態2において、画像形成装置本体に
対するプロセスカートリッジの装着動作を説明する図。
【図17】実施の形態2におけるプロセスカートリッジ
の縦断面図。
【図18】実施の形態2におけるプロセスカートリッジ
の右側面図。
【図19】実施の形態2におけるプロセスカートリッジ
の左側面図。
【図20】実施の形態2におけるプロセスカートリッジ
の上面図。
【図21】実施の形態2におけるプロセスカートリッジ
の底面図。
【図22】実施の形態2におけるプロセスカートリッジ
の正面図。
【図23】実施の形態2におけるプロセスカートリッジ
の背面図。
【図24】実施の形態2におけるプロセスカートリッジ
を前右上方から見た斜視図。
【図25】実施の形態2におけるプロセスカートリッジ
を後右上方から見た斜視図。
【図26】実施の形態2におけるプロセスカートリッジ
を上下逆にして左後からみた斜視図。
【図27】実施の形態2において、プロセスカートリッ
ジを画像形成装置本体に装着する際に使用する可動体の
斜視図。
【図28】実施の形態2において、画像形成装置本体に
装着した状態のプロセスカートリッジの近傍の拡大縦断
面図。
【図29】実施の形態2において、画像形成装置本体に
対して未装着状態のプロセスカートリッジの感光ドラム
と帯電ローラとの関係を示す正面図。
【図30】実施の形態2におけるプロセスカートリッジ
の縦断面図。
【図31】実施の形態2におけるプロセスカートリッジ
の縦断面図。
【図32】実施の形態3におけるプロセスカートリッジ
の縦断面図。
【図33】実施の形態3におけるプロセスカートリッジ
の縦断面図。
【符号の説明】
1、67 像担持体(感光ドラム) 2、68 帯電ローラ(帯電装置) 2a 芯金 18、78 ドラムシャッタ 60 接離部材(帯電離間部材) 60a カム部 60b 係合部(突起部) 60c 中間部 103 付勢部材(加圧ばね) 107 保持部材 110 切換え部材(切換えピン) A1、A2 画像形成装置本体 B1、B2 プロセスカートリッジ C カートリッジ容器 M1、M2 画像形成装置 Pa 離間位置 Pb 当接位置 S 記録材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有光 健 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 三浦 幸次 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 菅野 一彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H003 BB11 CC05 EE19 2H071 BA14 BA15 BA23 DA06 DA15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と帯電ローラとをカートリッジ
    容器に一体的に組み込んで構成され、画像形成装置本体
    に対して着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、 前記像担持体のうちの前記カートリッジ容器からの露出
    部分を覆う閉鎖位置と、前記露出部分を露出させる開放
    位置とをとるドラムシャッタと、 前記帯電ローラを前記像担持体表面から離間させ、また
    前記帯電ローラを前記像担持体表面に当接させる接離手
    段と、を備え、 前記接離手段は、前記画像形成装置本体に対する前記プ
    ロセスカートリッジの装着時に前記ドラムシャッタが前
    記画像形成装置本体の一部に係合して前記閉鎖位置から
    前記開放位置に移動するのに連動して、前記帯電ローラ
    を前記像担持体表面に当接させる、 ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記接離手段は、 前記帯電ローラを支持するとともに前記カートリッジ容
    器によって揺動自在に支持されて前記帯電ローラを前記
    像担持体表面から離間させる離間位置と前記帯電ローラ
    を前記像担持体表面に当接させる当接位置とをとる保持
    部材と、 前記保持部材の揺動範囲内に設定された思案点を境に前
    記保持部材が前記離間位置側にあるときは前記保持部材
    を前記離間に向けて付勢し、前記思案点を境に前記保持
    部材が前記当接位置側にあるときは前記保持部材を前記
    当接位置に向けて付勢する付勢手段と、 前記ドラムシャッタに取り付けられて前記保持部材に係
    脱可能な切換え部材と、を有し、 前記切換え部材は、前記ドラムシャッタの前記閉鎖位置
    から前記開放位置への移動によって前記保持部材を前記
    離間位置側から前記思案点を越えて前記当接位置側に移
    動させる、 ことを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】 前記接離手段は、 前記帯電ローラの芯金によって揺動自在に支持された中
    間部と、 前記像担持体に接触するカム部が設けられた先端部と、 前記ドラムシャッタの一部に係合する係合部が設けられ
    た基端部とを有する接離部材を有し、 前記接離部材は、前記ドラムシャッタの前記閉鎖位置か
    ら前記開放位置への移動により前記ドラムシャッタの一
    部が前記係合部に係合するのに伴って、前記カム部が前
    記帯電ローラの芯金を移動させて前記帯電ローラを前記
    像担持体表面から離間させる、 ことを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  4. 【請求項4】 画像形成装置本体と、前記画像形成装置
    本体に装着する着脱自在なプロセスカートリッジとを備
    え、像担持体上に形成したトナー像を記録材に転写して
    画像を形成する画像形成装置において、 前記プロセスカートリッジが請求項1、2、又は3に記
    載の画像形成装置である、 ことを特徴とする画像形成装置。
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