JPH11278695A - 給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

給紙装置及び画像形成装置

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JPH11278695A
JPH11278695A JP10081825A JP8182598A JPH11278695A JP H11278695 A JPH11278695 A JP H11278695A JP 10081825 A JP10081825 A JP 10081825A JP 8182598 A JP8182598 A JP 8182598A JP H11278695 A JPH11278695 A JP H11278695A
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sheet material
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙スリップが原因してジャムが検知されて
しまう不具合をなくし、給紙安定性を高める。 【解決手段】 本カラー画像形成装置は、普通紙画像形
成モードと、OHT画像形成モードと、高グロス紙画像
形成モードと、を備えている。これらのモードはオペレ
ータが操作部60よりCPU61に入力する。CPU6
1は操作部60からの入力情報により得られたシート材
材質に応じてシート材2の給紙開始のタイミングを設定
し、シート材2がレジストローラ対8に到達するまでの
タイミングが一定となるように調整する。すなわち、普
通紙もOHTも高グロス紙もレジ前センサ53が同じタ
イミングで検知するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1枚ずつ給送され
たシート材に対して画像を形成する画像形成装置に備え
られる給紙装置に関する。この画像形成装置を代表する
ものには、例えば、プンンタ、複写機、ファクシミリ等
がある。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置では、シート材(記
録材)の給紙開始のタイミングは、シート材種(材質)
やシート材サイズ等に関係なく一定(給紙開始命令時に
固定)とされているのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにシ
ート材種に関係なくシート材の給紙開始のタイミングが
一定であると、次のような問題が生じる。
【0004】すなわち、シート材としての普通紙やOH
T、高グロス紙等はシート材とシート材との間の摩擦力
(μ1)や給紙ローラとシート材との間の摩擦力(μ
2)が異なる。例えば、OHTや高グロス紙等の特殊シ
ート材は普通紙に比べて、μ1が高く、かつ、μ2が低
く、給紙ローラとシート材との間で滑りが生じ易い。こ
のために、給紙ローラとシート材との間で生じる滑りが
原因して、所定の給紙位置に到達するまでにかかる時間
がシート材種ごとに異なる。
【0005】従って、例えば、給紙ローラとシート材と
の間で滑りが生じ難い普通紙でジャム検知タイミングを
設定した場合には、給紙ローラとシート材との間で滑り
が生じ易いOHTや高グロス紙では搬送遅れが生じてジ
ャムが検知されてしまう不具合が生じる。
【0006】一方、給紙ローラとシート材との間で滑り
が生じ易いOHTや高グロス紙等に合わせてジャム検知
タイミングを設定した場合には、給紙時間が長くなりス
ループットが低下してしまう不具合が生じる。
【0007】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、給紙時の給紙ローラとシート材との間
の滑りが原因してのジャムをなくして、安定した給紙が
行えるようにした給紙装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、1回の画像形成に対して1枚のシート材を
給紙する給紙装置に係る。
【0009】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、シート材材質に応じてシート材の給紙開始のタイミ
ングを変更する給紙開始タイミング変更手段を有する、
ことを特徴とする。
【0010】また、上記目的を達成するための本発明
は、1回の画像形成に対して複数枚のシート材を給紙す
る給紙装置に係る。
【0011】そして、本発明は、上記目的を達成するた
めの、シート材材質及び各シート材の給紙速度に応じて
各シート材の給紙開始のタイミングを変更する給紙開始
タイミング変更手段を有する、ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 〈第1の実施の形態〉図1は本発明が適用されたカラー
画像形成装置の全体的な構成を示す。
【0013】本カラー画像形成装置の概要は次の通りで
ある。
【0014】すなわち、一定速度で回転する像担持体
(感光ドラム)15と固定のブラック現像器21Bと回
転可能な3つのカラー現像器20Y、20M、20Cと
からなる画像形成部と、該画像形成部で現像され多重転
写されたカラートナー像を保持し給送部から給送された
シート材2に更に転写する中間転写体9とを有し、カラ
ートナー像が転写されたシート材2を定着部25へ搬送
してカラートナー像をシート材2に定着する。そして、
定着後のシート材2を搬送ローラ対34,35で搬送
し、排出ローラ36によって装置上面の排出部37へ排
出する。なお、上記回転可能なカラー現像器20Y、2
0M、20C及び固定の黒現像器21Bは画像形成装置
本体40に対して個別に着脱可能に構成されている。
【0015】次に、本カラー画像形成装置を構成してい
る、像担持体ユニット、帯電手段、露光手段、現像手
段、クリーニング手段、カセット給紙部、マルチ給紙
部、中間転写体、転写部、定着部、前露光ユニット、濃
度検出センサについて順に説明する。 [像担持体ユニット]像担持体ユニットを構成するドラ
ムユニット13は、像担持体としての感光ドラム15と
同感光ドラム15のホルダを兼ねるクリーナ容器14と
が一体的になっている。このドラムユニット13は画像
形成装置本体40に対して着脱自在に支持され、感光ド
ラム15が容易に交換できるようになっている。
【0016】感光ドラム15は、例えば、直径約60m
mのアルミシリンダの外側に有機光導電体層を塗布して
構成され、クリーナ容器14に回転自在に支持されてい
る。この感光ドラム15の周上には、クリーナブレード
16、一次帯電手段17が配置されている。
【0017】また、図の紙面に対して垂直方向の一方端
には、駆動モータ(不図示)が配置され、この駆動モー
タの駆動力が感光ドラム15に伝達されることにより、
感光ドラム15が画像形成動作に応じて図示反時計回り
方向に回転するようになっている。 [一次帯電手段]一次帯電手段を構成する帯電器17
は、接触帯電方法を用いたものであり、導電性ローラを
感光ドラム15に当接させ、この導電性ローラに電圧を
印加することによって感光ドラム15の表面を一様に帯
電させる。 [露光手段]感光ドラム15の表面への露光は、露光手
段を構成するスキャナ部30から行われる。画像信号が
レーザーダイオード(不図示)に与えられると、このレ
ーザーダイオードは画像信号に対応する画像光を高速回
転しているポリゴンミラー31へ照射する。
【0018】ポリゴンミラー31で反射した画像光は結
像レンズ32及び反射ミラー33を介して、一定速度で
回転している感光ドラム15の表面を選択的に露光す
る。その結果、感光ドラム15の表面上に静電潜像が形
成される。 [現像手段]現像手段は感光ドラム15上の静電潜像を
可視像化するためのものであり、イエロー、マゼンタ、
シアン、ブラックの各色現像を可能とする3個の回転カ
ラー現像器20Y,20M,20Cと1個のブラック現
像器21Bから構成される。
【0019】ブラック現像器21Bは固定現像器であ
り、感光ドラム15に対向した位置にそのスリーブ21
BSが感光ドラム15に対し微小間隔(例えば300μ
m程度)を有するように配置され、感光ドラム15上に
ブラックトナーによる可視像を形成する。
【0020】ブラック現像器21Bは、容器内のトナー
送り機構(不図示)によってブラックトナーをスリーブ
21BSに向けて送り込み、スリーブ21BSの外周に
圧接された塗布ブレード21BBによって図示時計回り
方向に回転するスリーブ21BSの外周にトナーを薄層
塗布し、かつ、トナーヘ電荷を付与(摩擦帯電)する。
そして、スリーブ21BSに現像バイアスを印加するこ
とにより、感光ドラム15上の静電潜像に対応してトナ
ー現像を行う。
【0021】3個の回転カラー現像器20Y,20M,
20Cは、軸22を中心として回転する現像ロータリ2
3にそれぞれ着脱可能に保持されている。そして、画像
形成に際して各回転カラー現像器は現像ロータリ23に
保持された状態で軸22を中心に回転移動し、所定のカ
ラー現像器が、感光ドラム15に対向した位置に停止す
る。この後、その現像スリーブが感光ドラム15に対し
微小間隔(例えば300μm程度)を有して対向するよ
うに位置決めされた後、感光ドラム15上の静電潜像に
対応して可視像を形成する。
【0022】カラー画像形成時には、中間転写体9が1
回転する毎に現像ロータリ23が図示時計回り方向に回
転し、イエロー現像器20Y、マゼンタ現像器20M、
シアン現像器20C、次いでブラック現像器20Bの順
で各色の現像が行われる。
【0023】図1はイエロー現像器20Yが感光ドラム
15に対向した位置に位置決めされている状態を示して
いる。
【0024】この時、イエロー現像器20Yは、容器内
のトナー送り機構(不図示)によってイエロートナーを
塗布ローラ20YRへ向けて送り込み、図示時計回り方
向に回転する塗布ローラ20YR及びスリーブ20YS
の外周に圧接されたブレード20YBによって図示時計
回り方向に回転するスリーブ20YSの外周にトナーを
薄層塗布し、かつ、トナーヘ電荷を付与(摩擦帯電)す
る。そして、スリーブ20YSに現像バイアスを印加す
ることにより、感光ドラム15上の静電潜像に対応して
トナー現像を行う。
【0025】マゼンタ現像器20M、シアン現像器20
Cも上記と同様なメカニズムでトナー現像を行う。
【0026】なお、各回転カラー現像器20Y,20
M,20Cが現像位置に回転移動した時に、画像形成装
置本体に設けられた各色現像用高圧電源及び駆動装置か
らの電圧が印加され駆動力が接続される。 [クリーニング手段]クリーニング手段は、現像手段に
よって感光ドラム15に可視像化されたトナーが中間転
写体9に転写された後、感光ドラム15上に残ったトナ
ーをクリーニングするものであり、クリーニングされた
廃トナー(廃棄するトナー)はクリーナ容器14に蓄え
られる。
【0027】クリーナ容器14に蓄えられる廃トナーの
量は、感光ドラム15の寿命より早くクリーナ容器14
を満たすことはない。従って、クリーナ容器14は感光
ドラム15の寿命交換時に一体で交換処理される。 [カセット給紙部]カセット給紙部は、画像形成部へシ
ート材2を給送するものであり、複数枚のシート材2を
収納したカセット1と給紙ローラ3、給送ローラ4、重
送防止のリタードローラ5、給紙ガイド6、レジストロ
ーラ対8等を備えて構成される。
【0028】画像形成時、給紙ローラ3が画像形成動作
に応じて回転し、カセット1内のシート材2を繰り出
す。そして、繰り出されたシート材は給送ローラ4とリ
タードローラ5によって1枚ずつ分離給送され、給紙ガ
イド6によってガイドされ、搬送ローラ7を経由してレ
ジストローラ対8に至る。
【0029】画像形成動作中にレジストローラ対8は、
シート材2を静止待機させる非回転の動作とシート材2
を中間転写体9に向けて搬送する回転の動作とを行い、
次工程である転写工程時の画像とシート材2との位置合
わせを行う。 [マルチ給紙部]給紙部は、上記カセット給紙部以外
に、マルチ給紙部も有する。マルチ給紙部42は画像形
成部へシート材2を給送するものであり、複数枚のシー
ト材2を積載したトレイ45と給紙ローラ43、重送防
止の分離パッド44等を備えて構成される。マルチ給紙
部を構成する各部材は、画像形成装置本体(筐体)40
の手前側に形成された開口40aを開閉可能に覆う開閉
カバー42aに取り付けられている。
【0030】開閉カバー42aには吸気ファンダクト4
9が設けられており、吸気ファンダクト49の先端近傍
には前露光ユニット51と濃度検知センサ50が設置さ
れている。
【0031】前露光ユニット51と濃度検知センサ50
は、吸気ファンダクト49のエアフロー(破線図示)に
より、トナー等による汚れから防がれ、機能低下しない
ようになっている。
【0032】吸気ファンダクト49はエアフィルタ52
を有しており、機外からの塵埃の侵入を防いでいる。
【0033】開閉カバー42aは、中間転写体9の回転
軸9aと同方向に向いている支持部材46を回動の支点
として画像形成装置本体40に取り付けられている。こ
の開閉カバー42aを不図示のロック機構を解除して、
想像線で示す開放位置まで開くと、前露光ユニット51
と濃度検知センサ50が機外に取り出されて、簡単に清
掃が行える。
【0034】画像形成時、給紙ローラ43が画像形成動
作に応じて回転し、トレイ45上のシート材2を繰り出
す。繰り出されたシート材は分離パッド44によって1
枚ずつに分離される。分離したシート材はガイド板41
にガイドされて上述の動作を行うレジストローラ対8に
至る。 [中間転写体]中間転写体9は、カラー画像形成動作時
には各現像器により可視化された感光ドラム15上のト
ナー画像を4回(Y、M、C、Bの4色の各画像)にわ
たり多重転写を受ける。このために、感光ドラム15の
外周速度と同期して図示時計回り方向に回転する。また
多重転写を受けた中間転写体9は電圧を印加された転写
ローラ10とによってシート材2を挟み込み搬送するこ
とによりシート材2上に中間転写体9上の各色トナー像
を同時多重転写する。
【0035】ここで示す中間転写体9は例えば直径18
0mmのアルミシリンダ12の外周を中抵抗スポンジや
中抵抗ゴム等の弾性層11で覆った構成とされている。
この中間転写体9は、両側の中間転写体保持部材(不図
示)に回転自在に支持されており、一体的に固定された
ギヤ(不図示)にモータ(不図示)からの駆動が伝えら
れて回転する。 [転写部]転写部は揺動可能な転写ローラ10等で構成
されている。転写ローラ10は、金属軸を中抵抗発泡弾
性体で巻いて形成されており、図中上下方向に不図示の
駆動機構により移動可能となっている。
【0036】中間転写体9上に4色のトナー像を形成し
ている間、すなわち中間転写体9が複数回回転する間は
画像を乱さぬよう転写ローラ10は実線で示す位置に位
置し、中間転写体9とは離れている。
【0037】中間転写体9上に4色のトナー像の転写を
終えると、シート材2にカラー画像を転写するタイミン
グに合わせて転写ローラ10は図示しないカム部材によ
り想像線で示す位置へ移動して、シート材2を介して中
間転写体9に所定の圧力で押し付けられる。
【0038】この時、同時に転写ローラ10にはバイア
スが印加され中間転写体9上のトナー画像はシート材2
に転写される。そして、中間転写体9と転写ローラ10
はそれぞれ回転しているため、両者に挟まれた状態のシ
ート材2は転写工程が行われると同時に、図示左方向に
所定の速度で搬送され、次工程である定着部25に向け
て送られる。 [定着部]定着部25は、現像器21によりシート材2
上に転写されたトナー画像を定着させるものであり、シ
ート材2に熱を加えるための定着ローラ26とシート材
2を定着ローラ26に圧接させるための加圧ローラ27
とを有する。各ローラ26,27は中空ローラであり内
部にそれぞれヒータ28,29を有している。
【0039】シート材2は定着ローラ26と加圧ローラ
27とにより挟持搬送されると共に熱及び圧力を加えら
れることによりトナーがシート材2に定着する。 [前露光ユニット]前露光ユニット51は主にLEDで
構成される。このLEDは、吸気ファンダクト49の回
転のオン/オフと同期して点灯/消灯する。そして、こ
のLEDで発光した光を感光ドラム15に照射すること
により、感光ドラム表面の電位を安定させ画像を安定化
させる。 [濃度検知センサ]濃度検知センサ50はLEDとフォ
トダイオードで構成され、中間転写体9上で作成した濃
度検知パターンにLEDで発光した光を反射させフォト
ダイオードで受光し濃度を検知する。この検知濃度か
ら、最適な現像バイアスを決定し、感光ドラム劣化、環
境変化、トナー劣化などによる画像濃度変動を抑える。 [レジ前センサ]図2、図3で示すように、レジ前セン
サ62はレジストローラ対8の直上流のパスに配置され
て、シート材2の通過状態(紙がレジストローラに届い
たかどうか判断する)を検知する。これは紙の通過をレ
バーがフォトインタラプタの光をきるかきらないかで判
断する簡単な構造のものである。 [シート材種判別センサ(光学式反射型)]図2、図3
で示すように、シート材種判別センサ(光学式反射型)
53はレジストローラ対8の直上流のパスに設置され
て、シート材2の材質を判別する。このセンサ53は、
LED53aとフォトダイオード53bとで構成されて
いる。そして、パスを通過するシート材2にLED53
aで発光した光を反射させフォトダイオード53bで受
光する。そして、フォトダイオード53bの出力値によ
りシート材材質を判別する。この判別方法を図4を用い
て説明する。
【0040】すなわち、T1時間内のフォトダイオード
53bの出力値が1[V]から2[V]の間であれば普
通紙と判断し、3[V]から4[V]の間であれば高グ
ロス紙と判断し、5[V]以上であればOHTと判断す
る。
【0041】なお、ここでは、LED53aからの焦点
距離を一定にしフォトダイオード53bでの出力値を安
定させるために紙押え部材54(弾性を有するマイラー
シート等が望ましい)を設けてシート材2の挙動を押え
ている。
【0042】次に、本カラー画像形成装置の各画像形成
モードについて説明する。 [1枚張り画像形成モード]1枚張り画像形成モードと
は、上記中間転写体9の外周面に1枚分の画像を形成
し、1枚のシート材に転写する画像形成モードである。 [2枚張り画像形成モード]2枚張り画像形成モードと
は、上記中間転写体9の外周に同時に2枚分の画像を形
成し、対応した2枚のシート材に順次転写する画像形成
モードである。 [普通紙画像形成モード]普通紙画像形成モードとは、
普通紙に画像形成するモードである。この場合、上記中
間転写体9の外周に形成されたトナー画像をシート材に
転写する速度、及び定着速度は通常速度とされる。この
モードで先に説明した2枚張り画像形成モードの場合、
給紙ローラ3,43の速度は1枚目も2枚目も通常速度
とされる。 [OHT画像形成モード]OHT画像形成モードとは、
OHT上での画像の品質をより一層向上させるため、上
記中間転写体9の外周に形成されたトナー画像をシート
材に転写する速度、及び定着速度を通常速度の1/4の
速度に減速する画像形成モードである。このモードで先
に説明した2枚張り画像形成モードの場合、1枚目は、
レジストローラ対8までは通常速度とし、レジストロー
ラ対動作後に1/4の速度に減速して転写、定着を行
う。2枚目はレジストローラ対8までも1/4の速度に
減速される。従って、給紙ローラ3,43の速度は1枚
目は通常速度、2枚目は1/4速とされる。 [高グロス画像形成モード]高グロス画像形成モードと
は、高グロス紙上での画像の品質をより一層向上させる
ため、上記中間転写体9の外周に形成された画像を、シ
ート材に転写する速度、及び定着速度を通常速度の1/
3の速度に減速する画像形成モードである。このモード
で先に説明した2枚張り画像形成モードの場合、1枚目
は、レジストローラ対8までは通常速度とし、レジスト
ローラ対8の動作後に1/3の速度に減速して転写、定
着を行う。2枚目はレジストローラ対8までも1/3の
速度に減速される。従って、給紙ローラ3,43の速度
は1枚目は通常速度、2枚目は1/3速とされる。
【0043】次に、本発明部分について説明する。
【0044】上述の普通紙画像形成モードの普通紙、O
HT画像形成モードのOHT、高グロス画像形成モード
の高グロス紙は、シート材2とシート材2との間の摩擦
力(μ1)及び給紙ローラ3,43とシート材2との間
の摩擦力(μ2)に違いがあり、OHTや高グロス紙は
普通紙に比べてμ1が高くμ2が低い。このために給紙
ローラ3,43とシート材2との間でスリップが生じ易
い。
【0045】従って、OHTや高グロス紙は、スリップ
による搬送遅れが生じて、給紙開始命令からレジ前セン
サ62に到達するまでの時間が普通紙に比べて長くかか
り、レジ前センサ62の検知タイミングに間に合わずジ
ャムが検知されてしまう。
【0046】図5は、普通紙、高グロス紙、OHTが給
紙開始命令からレジ前センサ62に到達するまでの時間
(T2,T3,T4)を示している。
【0047】上記不具合をなくすため、ここでは、高グ
ロス紙とOHTの給紙開始のタイミングを普通紙のそれ
よりも早めることにより、スリップが原因してのジャム
検知がなされないようにしている。図6は、普通紙、高
グロス紙、OHTの各給紙開始のタイミングを示す。高
グロス紙、OHTの場合、普通紙の給紙開始のタイミン
グよりも所定時間(T5,T6)早めに給紙開始のタイ
ミングが設定されている。
【0048】ここでは、1枚張りモードでの高グロス
紙、OHTの給紙開始のタイミングについて述べたが、
2枚張りモードでの高グロス紙、OHTは1枚目と2枚
目とでは給紙速度が異なるので、この速度の違いを考慮
して、1枚目と2枚目の給紙開始のタイミングを設定す
る。
【0049】本カラー画像形成装置の場合、オペレータ
が、画像形成装置本体40の操作部(シート材質入力手
段)60より各画像形成モードをCPU(給紙開始タイ
ミング変更手段)61にマニュアル入力するようになっ
ている。従って、CPU61は入力されたモード情報か
らシート材の材質を知ることができ、この材質情報に基
づいて給紙開始のタイミングを設定する。
【0050】〈第2の実施の形態〉本カラー画像形成装
置のCPU61は、光学式反射型シート材種判別センサ
(シート材材質検出手段)53から送られてくる情報に
より画像形成モードとシート材の材質を判断して、給紙
開始のタイミングを設定することができる。
【0051】〈第3の実施の形態〉図7に、シート材種
判別センサの別の構成を示す。
【0052】本シート材種判別センサ55は光学式透過
型センサであり、LED55aとフォトダイオード55
bとプリズム55cとからなる。
【0053】本シート材種判別センサ55では、LED
55aでプリズム55cに対して発光しその反射した光
をフォトダイオード55bで受光するかしないかで普通
紙とOHT(光が透過するシート材)を判別する。
【0054】以上の構成により、シート材種限定ながら
通紙するシート材種の自動判別が行える。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート材材質や給紙速度に応じてシート材の給紙開始の
タイミングを変更して、所定の給紙位置に到達するタイ
ミングが一定となるように調整しているので、OHTや
高グロス紙等の給紙スリップが生じ易い特殊紙であって
も給紙スリップが原因してのジャムが検知されずに済
み、安定した給紙が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたカラー画像形成装置の全体
的な構成を示す縦断側面図。
【図2】同カラー画像形成装置に備えられているレジ前
(シート材種判別センサ)センサの構成を示す縦断側面
図。
【図3】同レジ前センサの構成を示す縦断正面図(図2
のA−A線断面図)。
【図4】レジ前センサが出力するシート材種別の出力値
を表わす図。
【図5】シート材が給紙開始命令からレジスト前センサ
に到達するまでにかかるシート材種別の時間を表わす
図。
【図6】シート材種別の給紙開始のタイミングを表わす
図。
【図7】シート材種判別センサの別の構成例を示す断面
図。
【符号の説明】
2 シート材 9 中間転写体 60 操作部(シート材材質入力手段) 61 CPU(給紙開始タイミング変更手段) 53 光学式反射型シート材種判別センサ(シート
材材質検出手段) 55 光学式透過型シート材種判別センサ(シート
材材質検出手段) 62 レジ前センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 21/14 G03G 21/00 372

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1回の画像形成に対して1枚のシート材
    を給紙する給紙装置において、 シート材材質に応じてシート材の給紙開始のタイミング
    を変更する給紙開始タイミング変更手段を有する、こと
    を特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 1回の画像形成に対して複数枚のシート
    材を給紙する給紙装置において、 シート材材質及び各シート材の給紙速度に応じて各シー
    ト材の給紙開始のタイミングを変更する給紙開始タイミ
    ング変更手段を有する、ことを特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】 給紙開始のタイミングを変更することに
    より、シート材が所定給紙位置に到達するタイミングが
    一定となるように調整する、ことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 シート材材質をマニュアル入力するシー
    ト材材質入力手段を有し、前記給紙開始タイミング変更
    手段は前記シート材材質入力手段により入力された材質
    情報に基づいて給紙開始のタイミングを変更する、こと
    を特徴とする請求項1ないし3に記載のいずれかの給紙
    装置。
  5. 【請求項5】 シート材材質を検出するシート材材質検
    出手段を有し、前記給紙開始タイミング変更手段は前記
    シート材材質検出手段が検出した材質情報に基づいて給
    紙開始のタイミングを変更する、ことを特徴とする請求
    項1ないし3に記載のいずれかの給紙装置。
  6. 【請求項6】 1回1枚のシート材に対して画像形成を
    行う画像形成装置において、 シート材を給紙する手段として、請求項1,3,4,5
    に記載のいずれかの給紙装置を備えた、ことを特徴とす
    る画像形成装置。
  7. 【請求項7】 1回複数枚のシート材に対して画像形成
    を行う画像形成装置において、シート材を給紙する手段
    として、請求項2ないし5に記載のいずれかの給紙装置
    を備えた、ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 複数枚のシート材に転写する複数枚分の
    トナー像を担持可能な中間転写体を有する、ことを特徴
    とする請求項7に記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003206039A (ja) * 2002-01-15 2003-07-22 Ricoh Co Ltd 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP2010048990A (ja) * 2008-08-21 2010-03-04 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2013050729A (ja) * 2012-10-16 2013-03-14 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

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