JPH09296815A - ナット収納部付き樹脂成形品 - Google Patents
ナット収納部付き樹脂成形品Info
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- JPH09296815A JPH09296815A JP8109581A JP10958196A JPH09296815A JP H09296815 A JPH09296815 A JP H09296815A JP 8109581 A JP8109581 A JP 8109581A JP 10958196 A JP10958196 A JP 10958196A JP H09296815 A JPH09296815 A JP H09296815A
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 title claims description 30
- 238000000465 moulding Methods 0.000 title description 4
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 6
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 6
- 239000011800 void material Substances 0.000 claims description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 101100334009 Caenorhabditis elegans rib-2 gene Proteins 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B37/00—Nuts or like thread-engaging members
- F16B37/04—Devices for fastening nuts to surfaces, e.g. sheets, plates
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R31/00—Coupling parts supported only by co-operation with counterpart
- H01R31/08—Short-circuiting members for bridging contacts in a counterpart
- H01R31/085—Short circuiting bus-strips
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R4/00—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
- H01R4/28—Clamped connections, spring connections
- H01R4/30—Clamped connections, spring connections utilising a screw or nut clamping member
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ナットを突当底壁に確実に位置決めできるよ
うにしたナット収納部付き樹脂成形品を提供する。 【解決手段】 後からナット３１、３２を嵌込む凹所２
２を有し、凹所２２が、ナットの外周の平行面３１ｂ、
３２ｂを規制してナットを回り止めする一対の左右側壁
２２ｃ、２２ｄと、ナットの前後端面を規制する一対の
前後壁２２ｅと、ナットの外周の一部を突き当てること
でナットの嵌込み深さ位置を規制する突当底壁２２ｂ
と、突当底壁と対向するナット挿入用開口２２ａとを備
え、前壁に、嵌込んだナットに対しボルトを挿入する切
欠が形成され、左右側壁の少なくとも一方に、ナットを
嵌込む際にナットの外周の平行面によって押し潰される
リブ２４が設けられた樹脂成形品において、突当底壁２
２ｂに、リブ２４の削りカスを溜める空所２３ａ、２３
ｂを設けた。
うにしたナット収納部付き樹脂成形品を提供する。 【解決手段】 後からナット３１、３２を嵌込む凹所２
２を有し、凹所２２が、ナットの外周の平行面３１ｂ、
３２ｂを規制してナットを回り止めする一対の左右側壁
２２ｃ、２２ｄと、ナットの前後端面を規制する一対の
前後壁２２ｅと、ナットの外周の一部を突き当てること
でナットの嵌込み深さ位置を規制する突当底壁２２ｂ
と、突当底壁と対向するナット挿入用開口２２ａとを備
え、前壁に、嵌込んだナットに対しボルトを挿入する切
欠が形成され、左右側壁の少なくとも一方に、ナットを
嵌込む際にナットの外周の平行面によって押し潰される
リブ２４が設けられた樹脂成形品において、突当底壁２
２ｂに、リブ２４の削りカスを溜める空所２３ａ、２３
ｂを設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、後からナットを嵌
込むことで、ボルトを用いての部品の確実な取り付けを
可能にする樹脂成形品に関する。
込むことで、ボルトを用いての部品の確実な取り付けを
可能にする樹脂成形品に関する。
【０００２】
【従来の技術】樹脂成形品からなるハウジングを用いて
電気接続端子（例えばＬＡ端子）等を電気的に接続する
場合、後からハウジングに嵌込み固定したナットにボル
トをねじ込むことで、前記端子を他の部材とともに電気
接続しながら固定することがよく行われている。
電気接続端子（例えばＬＡ端子）等を電気的に接続する
場合、後からハウジングに嵌込み固定したナットにボル
トをねじ込むことで、前記端子を他の部材とともに電気
接続しながら固定することがよく行われている。
【０００３】図５は自動車のパワーステアリング用モー
タのコントロールユニットのハウジング１にナット５を
嵌込む部分の構成を示している。ハウジング１には、ブ
スバー３がインサート成形されており、このブスバー３
を前壁として、ナット５を収容するための凹所２が構成
されている。図６は、ナット５をその凹所２内に嵌込ん
で、ボルト９によりＬＡ端子７をブスバー３に接続した
状態を示す。８はバネ座金である。
タのコントロールユニットのハウジング１にナット５を
嵌込む部分の構成を示している。ハウジング１には、ブ
スバー３がインサート成形されており、このブスバー３
を前壁として、ナット５を収容するための凹所２が構成
されている。図６は、ナット５をその凹所２内に嵌込ん
で、ボルト９によりＬＡ端子７をブスバー３に接続した
状態を示す。８はバネ座金である。
【０００４】この構造の場合、ナット５と凹所２の間に
ガタがあると、ナット５が脱落しやすかったり、ナット
５の位置決めが不正確になったりする。そのため、通
常、ナット５を凹所２の両側壁に擦らせながら凹所２内
に圧入するようにしている。
ガタがあると、ナット５が脱落しやすかったり、ナット
５の位置決めが不正確になったりする。そのため、通
常、ナット５を凹所２の両側壁に擦らせながら凹所２内
に圧入するようにしている。
【０００５】しかし、凹所２の両側壁にナット５の外周
の平行面を摺動させると、圧入抵抗が大きくなって、ナ
ット５が嵌込みづらくなる。そこで、図６中二点鎖線で
示すように、凹所２の側壁にリブ１０を突設し、このリ
ブ１０を潰しながらナット５を圧入させるようにするこ
とが考えられている。
の平行面を摺動させると、圧入抵抗が大きくなって、ナ
ット５が嵌込みづらくなる。そこで、図６中二点鎖線で
示すように、凹所２の側壁にリブ１０を突設し、このリ
ブ１０を潰しながらナット５を圧入させるようにするこ
とが考えられている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図７（ａ）
に示すように、リブ１０を潰しながらナット５を凹所２
内に圧入する方式とした場合、図７（ｂ）に示すよう
に、リブ２の削りカス１１が凹所２の底部に溜まり、そ
のため底部に下端を接触させてナット５の位置決めを行
うことができないおそれがあった。
に示すように、リブ１０を潰しながらナット５を凹所２
内に圧入する方式とした場合、図７（ｂ）に示すよう
に、リブ２の削りカス１１が凹所２の底部に溜まり、そ
のため底部に下端を接触させてナット５の位置決めを行
うことができないおそれがあった。
【０００７】本発明は、上記事情を考慮し、リブを潰し
てナットを凹所に圧入する場合でも確実にナットを適正
位置に位置決めすることのできるナット収容部付き樹脂
成形品を提供することを目的とする。
てナットを凹所に圧入する場合でも確実にナットを適正
位置に位置決めすることのできるナット収容部付き樹脂
成形品を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、後か
らナットをそのネジ孔と直交する方向に嵌込む凹所を有
し、該凹所が、ナットの外周の平行面を規制してナット
を回り止めする一対の左右側壁と、ナットの前後端面を
規制する一対の前後壁と、ナットの外周の下端を突き当
てることでナットの嵌込み深さ位置を規制する突当底壁
と、該突当底壁と対向するナット挿入用の上面開口とを
備え、前記前壁に、嵌込んだナットに対しボルトを挿入
する切欠が形成され、前記左右側壁の少なくとも一方
に、ナットを嵌込む際にナットの外周の平行面によって
押し潰されることでナットを押圧保持するリブが設けら
れたナット収納部付き樹脂成形品において、前記凹所の
突当底壁に、ナットの嵌込みによる前記リブの削りカス
を溜めるための空所を設けたことを特徴とする。
らナットをそのネジ孔と直交する方向に嵌込む凹所を有
し、該凹所が、ナットの外周の平行面を規制してナット
を回り止めする一対の左右側壁と、ナットの前後端面を
規制する一対の前後壁と、ナットの外周の下端を突き当
てることでナットの嵌込み深さ位置を規制する突当底壁
と、該突当底壁と対向するナット挿入用の上面開口とを
備え、前記前壁に、嵌込んだナットに対しボルトを挿入
する切欠が形成され、前記左右側壁の少なくとも一方
に、ナットを嵌込む際にナットの外周の平行面によって
押し潰されることでナットを押圧保持するリブが設けら
れたナット収納部付き樹脂成形品において、前記凹所の
突当底壁に、ナットの嵌込みによる前記リブの削りカス
を溜めるための空所を設けたことを特徴とする。
【０００９】この樹脂成形品のナット収容部である凹所
にナットを圧入すると、ナットの外周の平行面がリブに
摺接し、リブを押し潰しながら入り込み、下端が突当底
壁に突き当たることで、ナットが位置決めされる。その
際、ナットの圧入に伴ってリブが削られるが、その削リ
カスは突当底壁に設けた空所内に落ちて溜まるので、確
実にナットの下端を突当底壁に接触させて位置決めする
ことができる。その結果、自動機等でボルトを容易且つ
確実にナットにねじ込むことができる。
にナットを圧入すると、ナットの外周の平行面がリブに
摺接し、リブを押し潰しながら入り込み、下端が突当底
壁に突き当たることで、ナットが位置決めされる。その
際、ナットの圧入に伴ってリブが削られるが、その削リ
カスは突当底壁に設けた空所内に落ちて溜まるので、確
実にナットの下端を突当底壁に接触させて位置決めする
ことができる。その結果、自動機等でボルトを容易且つ
確実にナットにねじ込むことができる。
【００１０】請求項２の発明は、請求項１記載のナット
収納部付き樹脂成形品であって、前記前壁がブスバーに
よって構成され、該ブスバーが成形樹脂内にインサート
材として埋設されていることを特徴とするナット収納部
を有した樹脂成形品。
収納部付き樹脂成形品であって、前記前壁がブスバーに
よって構成され、該ブスバーが成形樹脂内にインサート
材として埋設されていることを特徴とするナット収納部
を有した樹脂成形品。
【００１１】この樹脂成形品の場合、ブスバーが凹所の
前壁として存在するので、凹所に嵌込んだナットに孔付
き端子をボルトで締め付けた場合、端子をブスバーに電
気接続しつつ樹脂成形品に確実に固定することができ
る。その際、ナットが正確に位置決めされているので、
端子の締結が容易にできる。
前壁として存在するので、凹所に嵌込んだナットに孔付
き端子をボルトで締め付けた場合、端子をブスバーに電
気接続しつつ樹脂成形品に確実に固定することができ
る。その際、ナットが正確に位置決めされているので、
端子の締結が容易にできる。
【００１２】請求項３の発明は、請求項１または２記載
のナット収納部付き樹脂成形品であって、前記ナットが
四角ナットであり、前記突当底壁上のリブの直下に前記
空所が溝状に形成されていることを特徴とする。
のナット収納部付き樹脂成形品であって、前記ナットが
四角ナットであり、前記突当底壁上のリブの直下に前記
空所が溝状に形成されていることを特徴とする。
【００１３】この樹脂成形品の場合、四角ナットを嵌込
む凹所の突当底壁に溝状の空所を設けているので、リブ
の削りカスが空所内に収まり、確実に四角ナットの底面
を突当底壁に接触させることができ、ナットの位置決め
を行うことができる。
む凹所の突当底壁に溝状の空所を設けているので、リブ
の削りカスが空所内に収まり、確実に四角ナットの底面
を突当底壁に接触させることができ、ナットの位置決め
を行うことができる。
【００１４】請求項４の発明は、請求項１または２記載
のナット収納部付き樹脂成形品であって、前記ナットが
六角ナットであり、前記突当底壁がナットの外周の角部
を受ける断面三角形に形成され、この突当底壁の端部が
前記空所を形成するよう切欠かれていることを特徴とす
る。
のナット収納部付き樹脂成形品であって、前記ナットが
六角ナットであり、前記突当底壁がナットの外周の角部
を受ける断面三角形に形成され、この突当底壁の端部が
前記空所を形成するよう切欠かれていることを特徴とす
る。
【００１５】この樹脂成形品の場合、六角ナットを嵌込
む凹所の突当底壁に切欠を設けることで空所を確保して
いるので、リブの削りカスが空所内に収まり、確実に六
角ナットの下端角部を突当底壁に接触させることがで
き、ナットの位置決めを行うことができる。
む凹所の突当底壁に切欠を設けることで空所を確保して
いるので、リブの削りカスが空所内に収まり、確実に六
角ナットの下端角部を突当底壁に接触させることがで
き、ナットの位置決めを行うことができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【００１７】図１は自動車のパワーステアリング用モー
タのコントロールユニットのハウジング２１を示す平面
図である。ここでは、このハウジング２１が樹脂成形品
に相当する。このハウジング２１の一側には、後からナ
ットを嵌込むための凹所２２が多数設けられている。
タのコントロールユニットのハウジング２１を示す平面
図である。ここでは、このハウジング２１が樹脂成形品
に相当する。このハウジング２１の一側には、後からナ
ットを嵌込むための凹所２２が多数設けられている。
【００１８】図２はその一部の凹所２２の拡大図であ
り、図３は図２のＩＩＩ−ＩＩＩ矢視断面図である。ま
た、図４は図１のＩＶ−ＩＶ矢視断面図である。なお、
図３、図４の各（ａ）図はナットを嵌込む前の状態、各
（ｂ）図はナットを嵌込んだ後の状態を示す図である。
り、図３は図２のＩＩＩ−ＩＩＩ矢視断面図である。ま
た、図４は図１のＩＶ−ＩＶ矢視断面図である。なお、
図３、図４の各（ａ）図はナットを嵌込む前の状態、各
（ｂ）図はナットを嵌込んだ後の状態を示す図である。
【００１９】凹所２２は、ナット３１、３２の外周の平
行面３１ｂ、３２ｂ〔図３（ｂ）参照〕を規制してナッ
ト３１、３２を回り止めする一対の左右側壁２２ｃ、２
２ｄと、ナット３１、３２の前後端面を規制する一対の
前後壁２２ｆ、２２ｅと、ナット３１、３２の外周の下
端を突き当てることでナット３１、３２の嵌込み深さ位
置を規制する突当底壁２２ｂと、突当底壁２２ｂと対向
するナット挿入用の上面開口２２ａとを備えている。ハ
ウジング２１には、図４に示すように、ブスバー３がイ
ンサート成形により埋設されており、その一部がＬ字状
に屈曲されて、ハウジング２１の側辺部に露出してい
る。そして、この露出したブスバー３により、前記前壁
２２ｆが構成されている。
行面３１ｂ、３２ｂ〔図３（ｂ）参照〕を規制してナッ
ト３１、３２を回り止めする一対の左右側壁２２ｃ、２
２ｄと、ナット３１、３２の前後端面を規制する一対の
前後壁２２ｆ、２２ｅと、ナット３１、３２の外周の下
端を突き当てることでナット３１、３２の嵌込み深さ位
置を規制する突当底壁２２ｂと、突当底壁２２ｂと対向
するナット挿入用の上面開口２２ａとを備えている。ハ
ウジング２１には、図４に示すように、ブスバー３がイ
ンサート成形により埋設されており、その一部がＬ字状
に屈曲されて、ハウジング２１の側辺部に露出してい
る。そして、この露出したブスバー３により、前記前壁
２２ｆが構成されている。
【００２０】凹所２２の上面開口２２ａの周縁には、ナ
ット３１、３２の挿入を容易にするための面取２５が設
けられている。また、前壁２２ｆには、図４に示すよう
に、嵌込んだナット３１、３２に対しボルトを挿入する
ためのボルト挿入孔（切欠）３ａが形成され、左右側壁
２２ｃ、２２ｄには、ナット３１、３２を嵌込む際にナ
ット３１、３２の外周の平行面３１ｂ、３２ｂによって
押し潰されるリブ２４が設けられている。
ット３１、３２の挿入を容易にするための面取２５が設
けられている。また、前壁２２ｆには、図４に示すよう
に、嵌込んだナット３１、３２に対しボルトを挿入する
ためのボルト挿入孔（切欠）３ａが形成され、左右側壁
２２ｃ、２２ｄには、ナット３１、３２を嵌込む際にナ
ット３１、３２の外周の平行面３１ｂ、３２ｂによって
押し潰されるリブ２４が設けられている。
【００２１】リブ２４は、ナット３１、３２を圧入でき
る寸法分だけ突出して縦に延びており、ナット３１、３
２の平行面３１ｂ，３２ｂは、リブ２４の先端のみに摺
接するようになっている。また、後壁２２ｅには、ボル
トの先端の逃げ用切欠２２ｇが設けられている。そし
て、さらに突当底壁２２ｂに、ナット３１、３２の嵌込
みによるリブ２４の削りカスを溜めるための空所２３
ａ、２３ｂが設けられている。
る寸法分だけ突出して縦に延びており、ナット３１、３
２の平行面３１ｂ，３２ｂは、リブ２４の先端のみに摺
接するようになっている。また、後壁２２ｅには、ボル
トの先端の逃げ用切欠２２ｇが設けられている。そし
て、さらに突当底壁２２ｂに、ナット３１、３２の嵌込
みによるリブ２４の削りカスを溜めるための空所２３
ａ、２３ｂが設けられている。
【００２２】図３に示すように、図中左側の凹所２２
は、四角ナット３１を収容する部分であるため、リブ２
４の直下の平坦な突当底壁２２ｂ上に、溝状の空所２３
ａが形成されている。また、図中右側の凹所２２は六角
ナット３２を収容する部分であるため、突当底壁２２ｂ
が、ナット３２の外周の角部３２ａを受けられるよう断
面三角形に形成されており、この突当底壁２２ｂの端部
に空所２３ａ、２３ｂが切欠形成されている。
は、四角ナット３１を収容する部分であるため、リブ２
４の直下の平坦な突当底壁２２ｂ上に、溝状の空所２３
ａが形成されている。また、図中右側の凹所２２は六角
ナット３２を収容する部分であるため、突当底壁２２ｂ
が、ナット３２の外周の角部３２ａを受けられるよう断
面三角形に形成されており、この突当底壁２２ｂの端部
に空所２３ａ、２３ｂが切欠形成されている。
【００２３】次に作用を説明する。
【００２４】図３（ｂ）に示すように、ナット３１、３
２を、そのネジ孔の向きと直交する方向に上面開口２２
ａより各凹所２２に挿入すると、ナット３１、３２の外
周の平行面３１ｂ、３２ｂが凹所２２の両側壁２２ｃ、
２２ｄのリブ２４に摺接し、リブ２４を押し潰しながら
ナット３１、３２が凹所２２内に入り込み、ナット３
１、３２の下端が突当底壁２２ｂに突き当たる。その
際、ナット３１、３２の圧入に伴ってリブ２４が削られ
るが、その削リカスは、突当底壁２２ｂに設けた空所２
３ａ、２３ｂ内に落ちて溜まるので、確実に四角ナット
３１の下端面、及び六角ナット３２の下端角部３２ａを
突当底壁２２ｂに接触させることができ、ナット３１、
３２を嵌込み深さ方向に適正に位置決めすることができ
る。また、潰れたリブ２４がナット３１、３２を押圧す
るので、ガタつきなくナット３１、３２を保持すること
ができる。また、ナット３１、３２を嵌込んだ後で、ブ
スバー３の上端３ｂをナット３１、３２の上側に折り曲
げることで、ナット３１、３２の万一の抜けを防止する
ことができる。
２を、そのネジ孔の向きと直交する方向に上面開口２２
ａより各凹所２２に挿入すると、ナット３１、３２の外
周の平行面３１ｂ、３２ｂが凹所２２の両側壁２２ｃ、
２２ｄのリブ２４に摺接し、リブ２４を押し潰しながら
ナット３１、３２が凹所２２内に入り込み、ナット３
１、３２の下端が突当底壁２２ｂに突き当たる。その
際、ナット３１、３２の圧入に伴ってリブ２４が削られ
るが、その削リカスは、突当底壁２２ｂに設けた空所２
３ａ、２３ｂ内に落ちて溜まるので、確実に四角ナット
３１の下端面、及び六角ナット３２の下端角部３２ａを
突当底壁２２ｂに接触させることができ、ナット３１、
３２を嵌込み深さ方向に適正に位置決めすることができ
る。また、潰れたリブ２４がナット３１、３２を押圧す
るので、ガタつきなくナット３１、３２を保持すること
ができる。また、ナット３１、３２を嵌込んだ後で、ブ
スバー３の上端３ｂをナット３１、３２の上側に折り曲
げることで、ナット３１、３２の万一の抜けを防止する
ことができる。
【００２５】なお、リブ２４は必ずしも凹所２２の両側
壁２２ｃ、２２ｄに設ける必要はなく、どちらか一方に
のみ設けてもよい。また、ブスバー３で凹所２２の前壁
２２ｆを直接構成せずに、樹脂で前壁２２ｆを構成して
もよい。その場合、樹脂による前壁にボルト挿入用の切
欠（孔や溝）を設ければよい。
壁２２ｃ、２２ｄに設ける必要はなく、どちらか一方に
のみ設けてもよい。また、ブスバー３で凹所２２の前壁
２２ｆを直接構成せずに、樹脂で前壁２２ｆを構成して
もよい。その場合、樹脂による前壁にボルト挿入用の切
欠（孔や溝）を設ければよい。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１の発明に
よれば、ナットを収容する凹所の突当底壁にリブの削り
カスを溜めるための空所を確保したので、削りカスに邪
魔されずに、確実にナットの下端を突当底壁に接触させ
て位置決めすることができる。従って、自動機等でボル
トを容易且つ確実にナットに対してねじ込むことができ
る。
よれば、ナットを収容する凹所の突当底壁にリブの削り
カスを溜めるための空所を確保したので、削りカスに邪
魔されずに、確実にナットの下端を突当底壁に接触させ
て位置決めすることができる。従って、自動機等でボル
トを容易且つ確実にナットに対してねじ込むことができ
る。
【００２７】請求項２の発明によれば、請求項１の発明
の効果に加えて、成形樹脂内に一部を埋め込んだブスバ
ーによって凹所の前壁を構成したので、凹所に嵌込んだ
ナットに孔付き端子をボルトで締め付けることで、端子
をブスバーに電気接続しつつ樹脂成形品に確実に固定す
ることができる。
の効果に加えて、成形樹脂内に一部を埋め込んだブスバ
ーによって凹所の前壁を構成したので、凹所に嵌込んだ
ナットに孔付き端子をボルトで締め付けることで、端子
をブスバーに電気接続しつつ樹脂成形品に確実に固定す
ることができる。
【００２８】請求項３の発明によれば、四角ナットを凹
所に嵌込んだ場合に、請求項１または２の発明の効果を
奏することができる。
所に嵌込んだ場合に、請求項１または２の発明の効果を
奏することができる。
【００２９】請求項４の発明によれば、六角ナットを凹
所に嵌込んだ場合に、請求項１または２の発明の効果を
奏することができる。
所に嵌込んだ場合に、請求項１または２の発明の効果を
奏することができる。
【図１】本発明の実施形態の樹脂成形品の全体構成を示
す平面図である。
す平面図である。
【図２】図１のＩＩ部拡大図である。
【図３】図２のＩＩＩ−ＩＩＩ線矢視断面図あり、
（ａ）はナットを嵌込む前の状態を示す図、（ｂ）はナ
ット３１、３２を嵌込んだ状態を示す図である。
（ａ）はナットを嵌込む前の状態を示す図、（ｂ）はナ
ット３１、３２を嵌込んだ状態を示す図である。
【図４】図１のＩＶ−ＩＶ線矢視断面図であり、（ａ）
はナットを嵌込む前の状態を示す図、（ｂ）はナット３
１、３２を嵌込んだ後の状態を示す図である。
はナットを嵌込む前の状態を示す図、（ｂ）はナット３
１、３２を嵌込んだ後の状態を示す図である。
【図５】従来のナット収容部の構成を示す側断面図であ
る。
る。
【図６】図５のＶＩ矢視方向から見た図であり、ナット
５を凹所２に嵌込み、このナットにボルト９をねじ込む
ことで、ＬＡ端子７を締め付けた状態を示す図である。
５を凹所２に嵌込み、このナットにボルト９をねじ込む
ことで、ＬＡ端子７を締め付けた状態を示す図である。
【図７】図６の二点鎖線で示すように凹所２の側壁にリ
ブ１０を設けた場合の凹所２の正面から見た断面図であ
り、（ａ）はナットを嵌込む前の状態を示す図、（ｂ）
はナットを嵌込んだ後の状態を示す図である。
ブ１０を設けた場合の凹所２の正面から見た断面図であ
り、（ａ）はナットを嵌込む前の状態を示す図、（ｂ）
はナットを嵌込んだ後の状態を示す図である。
３ ブスバー ３ａ 挿入孔（切欠） ２１ ハウジング（樹脂成形品） ２２ 凹所（ナット収納部） ２２ａ 開口 ２２ｂ 突当底壁 ２２ｃ，２２ｄ 側壁 ２２ｅ 後壁 ２２ｆ 前壁 ２３ａ，２３ｂ 空所 ２４ リブ ３１ 四角ナット ３２ 六角ナット ３１ｂ，３２ｂ 平行面 ３２ａ 角部
Claims (4)
- 【請求項１】 後からナットをそのネジ孔と直交する方
向に嵌込む凹所を有し、 該凹所が、 ナットの外周の平行面を規制してナットを回り止めする
一対の左右側壁と、 ナットの前後端面を規制する一対の前後壁と、ナットの
外周の下端を突き当てることでナットの嵌込み深さ位置
を規制する突当底壁と、該突当底壁と対向するナット挿
入用の上面開口とを備え、 前記前壁に、嵌込んだナットに対しボルトを挿入する切
欠が形成され、 前記左右側壁の少なくとも一方に、ナットを嵌込む際に
ナットの外周の平行面によって押し潰されることでナッ
トを押圧保持するリブが設けられたナット収納部付き樹
脂成形品において、 前記凹所の突当底壁に、ナットの嵌込みによる前記リブ
の削りカスを溜めるための空所を設けたことを特徴とす
るナット収納部付き樹脂成形品。 - 【請求項２】 請求項１記載のナット収納部付き樹脂成
形品であって、 前記前壁がブスバーによって構成され、該ブスバーが成
形樹脂内にインサート材として埋設されていることを特
徴とするナット収納部付き樹脂成形品。 - 【請求項３】 請求項１または２記載のナット収納部付
き樹脂成形品であって、 前記ナットが四角ナットであり、前記突当底壁上のリブ
の直下に前記空所が溝状に形成されていることを特徴と
するナット収納部付き樹脂成形品。 - 【請求項４】 請求項１または２記載のナット収納部付
き樹脂成形品であって、 前記ナットが六角ナットであり、前記突当底壁がナット
の外周の角部を受ける断面三角形に形成され、この突当
底壁の端部が前記空所を形成するよう切欠かれているこ
とを特徴とするナット収納部付き樹脂成形品。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8109581A JPH09296815A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | ナット収納部付き樹脂成形品 |
| US08/847,604 US5795117A (en) | 1996-04-30 | 1997-04-25 | Resin molding product with a nut receiving portion |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8109581A JPH09296815A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | ナット収納部付き樹脂成形品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09296815A true JPH09296815A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14513906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8109581A Pending JPH09296815A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | ナット収納部付き樹脂成形品 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5795117A (ja) |
| JP (1) | JPH09296815A (ja) |
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