JPH09293220A - 磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機構 - Google Patents
磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機構Info
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- JPH09293220A JPH09293220A JP8074596A JP7459696A JPH09293220A JP H09293220 A JPH09293220 A JP H09293220A JP 8074596 A JP8074596 A JP 8074596A JP 7459696 A JP7459696 A JP 7459696A JP H09293220 A JPH09293220 A JP H09293220A
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- cleaner member
- shaft
- magnetic head
- head
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転シリンダに搭載された磁気ヘッドのクリ
ーニング手段として、安価なクリーナ部材を使用して組
立て作業性の良いクリーニング機構を提供する。 【解決手段】 回転シリンダ装置3の磁気ヘッド4を清
掃するヘッドクリーニング機構において、一端に軸支部
51を備え回転シリンダ装置に近接・離間する回動レバ
ー5と、磁気ヘッド4を清掃するクリーナ部材6とで構
成し、軸支部はクリーナ部材を回転可能に軸支する軸部
52と該軸部の両端にフランジ部53,54とを一体に
形成して、クリーナ部材のみが回転して磁気ヘッドの清
掃するようにする。又は、軸支部に代えて支持軸55を
有する回動レバー5と該支持軸に回転不可に係着される
樹脂製カラー7とで構成する。又、クリーナ部材は軸部
に対してラジアル方向及びスラスト方向に所定のクリア
ランスr1,h1を持って遊嵌され、軸部を上下に移動し
て磁気ヘッドを清掃する構成とする。
ーニング手段として、安価なクリーナ部材を使用して組
立て作業性の良いクリーニング機構を提供する。 【解決手段】 回転シリンダ装置3の磁気ヘッド4を清
掃するヘッドクリーニング機構において、一端に軸支部
51を備え回転シリンダ装置に近接・離間する回動レバ
ー5と、磁気ヘッド4を清掃するクリーナ部材6とで構
成し、軸支部はクリーナ部材を回転可能に軸支する軸部
52と該軸部の両端にフランジ部53,54とを一体に
形成して、クリーナ部材のみが回転して磁気ヘッドの清
掃するようにする。又は、軸支部に代えて支持軸55を
有する回動レバー5と該支持軸に回転不可に係着される
樹脂製カラー7とで構成する。又、クリーナ部材は軸部
に対してラジアル方向及びスラスト方向に所定のクリア
ランスr1,h1を持って遊嵌され、軸部を上下に移動し
て磁気ヘッドを清掃する構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダ(VTR)等の磁気録再生装置における回転磁気ヘ
ッドのクリーニング機構に関する。
ーダ(VTR)等の磁気録再生装置における回転磁気ヘ
ッドのクリーニング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】VTR等の磁気記録再生装置に搭載され
た回転磁気ヘッドをクリーニングするクリーナ部材とし
て、ポリウレタン等の弾性を有する軟らかい高分子有機
材料からなるシート状母材を打ち抜き加工して略円筒状
に形成する。図10(a)に示すように、このシート状
母材102をトムソン歯101a,101b等の切断歯
で内外周を打ち抜き加工すると、切断用の外周歯101
bにより母材が圧縮された状態で打ち抜かれるので、ク
リーナ部材103の外周面が中凹み形状103aになっ
てしまう(図10(b)参照)。
た回転磁気ヘッドをクリーニングするクリーナ部材とし
て、ポリウレタン等の弾性を有する軟らかい高分子有機
材料からなるシート状母材を打ち抜き加工して略円筒状
に形成する。図10(a)に示すように、このシート状
母材102をトムソン歯101a,101b等の切断歯
で内外周を打ち抜き加工すると、切断用の外周歯101
bにより母材が圧縮された状態で打ち抜かれるので、ク
リーナ部材103の外周面が中凹み形状103aになっ
てしまう(図10(b)参照)。
【0003】この対策として、シート状母材の厚みを薄
くする方法、打ち抜き工程を数段階に分けて行う順送打
ち抜き型にすると云った方法がある。或るいは、図11
に示すようにクリーナ部材103のラジアル方向の厚み
を薄くし、且つ該クリーナ部材103の中芯となる樹脂
成型品(回転ローラ)104の外形形状を中凸台形状1
04aに形成して、クリーナ部材103を樹脂成型品1
04の形状に倣うように構成されたものもある。又、ク
リーナ部材としてフェルト材や不織布を回転ローラ10
4に挿入して、支持レバーに組付けたものもある。この
場合、図12に示すように回転ローラ105と支持レバ
ー106の支持軸106aとのハメアイ精度が悪いと、
クリーナ部材103が回転シリンダ(図示せず)と共に
高速回転した時異音を発生するので、潤滑グリス107
を塗布したものもある。
くする方法、打ち抜き工程を数段階に分けて行う順送打
ち抜き型にすると云った方法がある。或るいは、図11
に示すようにクリーナ部材103のラジアル方向の厚み
を薄くし、且つ該クリーナ部材103の中芯となる樹脂
成型品(回転ローラ)104の外形形状を中凸台形状1
04aに形成して、クリーナ部材103を樹脂成型品1
04の形状に倣うように構成されたものもある。又、ク
リーナ部材としてフェルト材や不織布を回転ローラ10
4に挿入して、支持レバーに組付けたものもある。この
場合、図12に示すように回転ローラ105と支持レバ
ー106の支持軸106aとのハメアイ精度が悪いと、
クリーナ部材103が回転シリンダ(図示せず)と共に
高速回転した時異音を発生するので、潤滑グリス107
を塗布したものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように種々の従
来例を挙げたが、クリーナ部材としてのシート状母材の
厚みを薄くすると、クリーナ部材を回転磁気ヘッドに正
確に接触させるために精密な制御機構が必要となるか、
或るいは薄いクリーナ部材を数枚重ね合わせて所要の厚
みを得ると云った手段が必要である。又、順送金型を採
用するとコストアップになる。何れにしろ、クリーナ部
材の中凹みの傾向は解消されず、完全な円筒形状、或る
いは中凸形状に構成することは困難である。
来例を挙げたが、クリーナ部材としてのシート状母材の
厚みを薄くすると、クリーナ部材を回転磁気ヘッドに正
確に接触させるために精密な制御機構が必要となるか、
或るいは薄いクリーナ部材を数枚重ね合わせて所要の厚
みを得ると云った手段が必要である。又、順送金型を採
用するとコストアップになる。何れにしろ、クリーナ部
材の中凹みの傾向は解消されず、完全な円筒形状、或る
いは中凸形状に構成することは困難である。
【0005】又、回転ローラを中凸の台形状にした場
合、クリーナ部材を組み込み時に作業が煩雑になる。更
には、薄いシート状母材の打ち抜き加工は、その精度に
バラツキが生じ易い欠点がある。又、上述の潤滑グリス
を塗布する場合は、回転磁気ヘッドに付着しないように
細心の注意が必要であり、組立て作業工程の煩わしさを
伴う。クリーナ部材を回転させない構成とすれば、回転
による異音は解消されるが、クリーナ部材の同じ場所に
回転磁気ヘッドが当接して清掃されるため、クリーナ部
材に付着した汚れが逆に回転磁気ヘッドに悪影響を及ぼ
す恐れがあって好ましくない。
合、クリーナ部材を組み込み時に作業が煩雑になる。更
には、薄いシート状母材の打ち抜き加工は、その精度に
バラツキが生じ易い欠点がある。又、上述の潤滑グリス
を塗布する場合は、回転磁気ヘッドに付着しないように
細心の注意が必要であり、組立て作業工程の煩わしさを
伴う。クリーナ部材を回転させない構成とすれば、回転
による異音は解消されるが、クリーナ部材の同じ場所に
回転磁気ヘッドが当接して清掃されるため、クリーナ部
材に付着した汚れが逆に回転磁気ヘッドに悪影響を及ぼ
す恐れがあって好ましくない。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、固定
側シリンダと固定側シリンダに同軸に回転する磁気ヘッ
ドを搭載した回転側シリンダからなる回転シリンダ装置
の磁気ヘッドを清掃するヘッドクリーニング機構におい
て、一端に軸支部を備え回転シリンダ装置に近接・離間
する回動レバーと、磁気ヘッドを清掃するクリーナ部材
とで構成し、軸支部はクリーナ部材を回転可能に軸支す
る軸部と該軸部の両端にフランジ部とを一体に形成し
て、クリーナ部材のみが回転して磁気ヘッドの清掃する
ように構成する。
側シリンダと固定側シリンダに同軸に回転する磁気ヘッ
ドを搭載した回転側シリンダからなる回転シリンダ装置
の磁気ヘッドを清掃するヘッドクリーニング機構におい
て、一端に軸支部を備え回転シリンダ装置に近接・離間
する回動レバーと、磁気ヘッドを清掃するクリーナ部材
とで構成し、軸支部はクリーナ部材を回転可能に軸支す
る軸部と該軸部の両端にフランジ部とを一体に形成し
て、クリーナ部材のみが回転して磁気ヘッドの清掃する
ように構成する。
【0007】或るいは、軸支部に代えて一端に形成され
た支持軸を有する回動レバーと、該支持軸に回転不可に
係着される樹脂製カラーと、磁気ヘッドを清掃するクリ
ーナ部材とで構成し、樹脂製カラーはクリーナ部材を回
転可能に軸支する軸部と該軸部の両端にフランジ部とを
一体形成して、クリーナ部材のみが回転して磁気ヘッド
を清掃するようにする。
た支持軸を有する回動レバーと、該支持軸に回転不可に
係着される樹脂製カラーと、磁気ヘッドを清掃するクリ
ーナ部材とで構成し、樹脂製カラーはクリーナ部材を回
転可能に軸支する軸部と該軸部の両端にフランジ部とを
一体形成して、クリーナ部材のみが回転して磁気ヘッド
を清掃するようにする。
【0008】又、クリーナ部材は軸部に対してラジアル
(半径)方向及びスラスト(軸)方向に所定のクリアラ
ンスを持って遊嵌され、軸部を上下に移動して磁気ヘッ
ドを清掃する構成とする。更に、クリーナ部材は磁気ヘ
ッドの清掃時、該クリーナ部材の下端部が固定側シリン
ダに当接しているようにする。更に、軸支部又は樹脂製
カラーの自由端は円錐状に形成する構成とする。更に
は、フランジ部は円周方向に分割されて、互いに対向す
ることなく形成されている構成とする。
(半径)方向及びスラスト(軸)方向に所定のクリアラ
ンスを持って遊嵌され、軸部を上下に移動して磁気ヘッ
ドを清掃する構成とする。更に、クリーナ部材は磁気ヘ
ッドの清掃時、該クリーナ部材の下端部が固定側シリン
ダに当接しているようにする。更に、軸支部又は樹脂製
カラーの自由端は円錐状に形成する構成とする。更に
は、フランジ部は円周方向に分割されて、互いに対向す
ることなく形成されている構成とする。
【0009】更に他の手段として、軸支部又は樹脂製カ
ラーの軸部の形状を断面V字状に軸方向中央部が最小径
に形成される構成とする。
ラーの軸部の形状を断面V字状に軸方向中央部が最小径
に形成される構成とする。
【0010】或るいは、一端に支持軸を備え回転シリン
ダ装置に近接・離間する回動レバーと、支持軸に回転可
能に軸支される樹脂製カラーと、磁気ヘッドを清掃する
クリーナ部材と、圧縮リングとで構成し、樹脂製カラー
はクリーナ部材を保持する軸部と該軸部の下端にフラン
ジ部とを一体に形成し、該軸部にクリーナ部材を挿入し
て圧縮リングにてクリーナ部材を少許圧縮状態に取着す
ることにより、クリーナ部材が樹脂製カラーと一体で回
転して磁気ヘッドの清掃をなす構成とする。
ダ装置に近接・離間する回動レバーと、支持軸に回転可
能に軸支される樹脂製カラーと、磁気ヘッドを清掃する
クリーナ部材と、圧縮リングとで構成し、樹脂製カラー
はクリーナ部材を保持する軸部と該軸部の下端にフラン
ジ部とを一体に形成し、該軸部にクリーナ部材を挿入し
て圧縮リングにてクリーナ部材を少許圧縮状態に取着す
ることにより、クリーナ部材が樹脂製カラーと一体で回
転して磁気ヘッドの清掃をなす構成とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な一実施例
について図面を参照しながら説明する。図1はクリーニ
ング装置の動作時の異なる状態の側面図、図2は回動レ
バーの平面図及び側断面図、図3は回動レバーの他の実
施例の断面図、図4は回動レバーの他の実施例の分解側
面図及びそのクリーニング装置の側面図、図5はメカニ
ズム主要部の平面図及びその側面図である。
について図面を参照しながら説明する。図1はクリーニ
ング装置の動作時の異なる状態の側面図、図2は回動レ
バーの平面図及び側断面図、図3は回動レバーの他の実
施例の断面図、図4は回動レバーの他の実施例の分解側
面図及びそのクリーニング装置の側面図、図5はメカニ
ズム主要部の平面図及びその側面図である。
【0012】図5において、1はシャーシ2の案内溝2
a,2aを摺動してカセット(図示せず)からテープT
を引き出しながら回転シリンダ装置3の所定角に渡って
テープTを巻き付けるテープ引き出しブロックである。
該回転シリンダ装置3は、シャーシ2に取着された固定
側シリンダ3bと、該固定側シリンダ3bと同軸に磁気
ヘッド4を搭載した回転側シリンダ3aとで構成されて
いる。5はシャーシ2上の軸2bに枢支された回動レバ
ーで、該回動レバー5の一端には軸支部51が形成さ
れ、他端には弾性片5aと案内溝2aに覗出する係合片
5bが双叉状に一体に形成され、更に突片5cが形成さ
れている。弾性片5a及び突片5cは、それぞれシャー
シ2上のストッパ2c,2dに当接して図示の位置に保
持されている。
a,2aを摺動してカセット(図示せず)からテープT
を引き出しながら回転シリンダ装置3の所定角に渡って
テープTを巻き付けるテープ引き出しブロックである。
該回転シリンダ装置3は、シャーシ2に取着された固定
側シリンダ3bと、該固定側シリンダ3bと同軸に磁気
ヘッド4を搭載した回転側シリンダ3aとで構成されて
いる。5はシャーシ2上の軸2bに枢支された回動レバ
ーで、該回動レバー5の一端には軸支部51が形成さ
れ、他端には弾性片5aと案内溝2aに覗出する係合片
5bが双叉状に一体に形成され、更に突片5cが形成さ
れている。弾性片5a及び突片5cは、それぞれシャー
シ2上のストッパ2c,2dに当接して図示の位置に保
持されている。
【0013】軸支部51は、ポリウレタン等の高分子有
機材料からなるクリーニング部材6を回転自在に保持す
る軸部52と、該軸部52の上下にフランジ部53,5
4が一体に形成されている。軸支部51の先端51a
は、クリーニング部材6の挿入を容易にするために円錐
状に形成されている。尚、回動レバー5に形成された係
止片5dは基板7に係止されて、該回動レバー5の抜け
止めの作用を為す。又、軸部52の軸径L2、長さH2と
し、クリーナ部材6の内径L1、厚みH1とすると、軸部
52とクリーナ部材6との関係は、L1>L2、H1<H2
(図2参照)であり、図1に示すようにラジアル方向及
びスラスト方向にそれぞれr1、h1のギャップ(クリア
ランス)があって、クリーナ部材6は軸部52内でラジ
アル及びスラスト方向へギャップ分だけ自由に動くこと
ができる。
機材料からなるクリーニング部材6を回転自在に保持す
る軸部52と、該軸部52の上下にフランジ部53,5
4が一体に形成されている。軸支部51の先端51a
は、クリーニング部材6の挿入を容易にするために円錐
状に形成されている。尚、回動レバー5に形成された係
止片5dは基板7に係止されて、該回動レバー5の抜け
止めの作用を為す。又、軸部52の軸径L2、長さH2と
し、クリーナ部材6の内径L1、厚みH1とすると、軸部
52とクリーナ部材6との関係は、L1>L2、H1<H2
(図2参照)であり、図1に示すようにラジアル方向及
びスラスト方向にそれぞれr1、h1のギャップ(クリア
ランス)があって、クリーナ部材6は軸部52内でラジ
アル及びスラスト方向へギャップ分だけ自由に動くこと
ができる。
【0014】次に本案のクリーナ装置の動作について説
明する。クリーナ部材6を回動レバー5の軸部52に装
着した後、該回動レバー5をシャーシ2の軸2bに挿入
して係止片5dを基板7に係合させた図5に示す状態に
おいて、テープ引き出しブロック1が案内溝2aを矢印
方向へテープTを引き出しながら往動すると、引き出し
ブロック1が回動レバー5の係合片5bに当接して、該
回動レバー5を反時計方向へ回動させる。回動レバー5
の回動によってクリーナ部材6が回転シリンダ装置3に
当接し、回転する磁気ヘッド4に接触して該磁気ヘッド
4をクリーニングする。テープ引き出しブロック1が係
合片5bに係合している期間のみ、回動レバー5が反時
計方向へ回動付勢され、クリーナ部材6が磁気ヘッド4
をクリーニングする。テープ引き出しブロック1との係
合が解除されると、回動レバー5は弾性片5aの弾性力
により時計方向へ回動して待機状態(図5)に復帰す
る。又、テープ引き出しブロック1が案内溝2aを復動
する際にも、係合片5bに当接して同様に磁気ヘッド4
がクリーニングされる。クリーナ部材6が回転シリンダ
装置3に当接していない待機状態(図5(b))では、
クリーナ部材6は軸支部51の下側のフランジ部54に
当接している。図1(a)に示すように、クリーナ部材
6が回転シリンダ装置3に当接すると、クリーナ部材6
の外周面の上端部分が回転シリンダ3aに当接する。
明する。クリーナ部材6を回動レバー5の軸部52に装
着した後、該回動レバー5をシャーシ2の軸2bに挿入
して係止片5dを基板7に係合させた図5に示す状態に
おいて、テープ引き出しブロック1が案内溝2aを矢印
方向へテープTを引き出しながら往動すると、引き出し
ブロック1が回動レバー5の係合片5bに当接して、該
回動レバー5を反時計方向へ回動させる。回動レバー5
の回動によってクリーナ部材6が回転シリンダ装置3に
当接し、回転する磁気ヘッド4に接触して該磁気ヘッド
4をクリーニングする。テープ引き出しブロック1が係
合片5bに係合している期間のみ、回動レバー5が反時
計方向へ回動付勢され、クリーナ部材6が磁気ヘッド4
をクリーニングする。テープ引き出しブロック1との係
合が解除されると、回動レバー5は弾性片5aの弾性力
により時計方向へ回動して待機状態(図5)に復帰す
る。又、テープ引き出しブロック1が案内溝2aを復動
する際にも、係合片5bに当接して同様に磁気ヘッド4
がクリーニングされる。クリーナ部材6が回転シリンダ
装置3に当接していない待機状態(図5(b))では、
クリーナ部材6は軸支部51の下側のフランジ部54に
当接している。図1(a)に示すように、クリーナ部材
6が回転シリンダ装置3に当接すると、クリーナ部材6
の外周面の上端部分が回転シリンダ3aに当接する。
【0015】これによりクリーナ部材6は回転しようと
するが、その下端は固定シリンダ3bに当接しているの
で、該クリーナ部材6はその当接部分でよじられる。軸
部52に対するクリーナ部材6のラジアル及びスラスト
方向のギャップr1,h1により、クリーナ部材6はよじ
られながら、且つ回転しながら軸部52を上方向へ移動
して図1(b)に状態になる。クリーナ部材6が上フラ
ンジ部53に当接した状態でクリーナ部材6の外周面の
下端の一部は、固定側シリンダ3bに当接していて、ク
リーナ部材6と回転シリンダ3aとの回転差が生じ、比
較的緩やかに回転するのでクリーナ部材6の回転による
騒音が発生しない。クリーナ部材6の上下運動により、
磁気ヘッド4に対してクリーナ部材6が回転シリンダ装
置3に当接し始めは該クリーナ部材6の上部によりクリ
ーニングされ、クリーナ部材6の上昇に伴ってクリーナ
部材6の外周面の下部により、磁気ヘッド4が確実にク
リーニングされる。
するが、その下端は固定シリンダ3bに当接しているの
で、該クリーナ部材6はその当接部分でよじられる。軸
部52に対するクリーナ部材6のラジアル及びスラスト
方向のギャップr1,h1により、クリーナ部材6はよじ
られながら、且つ回転しながら軸部52を上方向へ移動
して図1(b)に状態になる。クリーナ部材6が上フラ
ンジ部53に当接した状態でクリーナ部材6の外周面の
下端の一部は、固定側シリンダ3bに当接していて、ク
リーナ部材6と回転シリンダ3aとの回転差が生じ、比
較的緩やかに回転するのでクリーナ部材6の回転による
騒音が発生しない。クリーナ部材6の上下運動により、
磁気ヘッド4に対してクリーナ部材6が回転シリンダ装
置3に当接し始めは該クリーナ部材6の上部によりクリ
ーニングされ、クリーナ部材6の上昇に伴ってクリーナ
部材6の外周面の下部により、磁気ヘッド4が確実にク
リーニングされる。
【0016】従って、従来例で述べたような外周面の中
凹み形状のクリーナ部材であっても、そのクリーナ部材
の動作は同様に行われるので、クリーニング動作上及び
クリーニング性能上何等支障がない。更に、クリーナ部
材6が動作時上下に移動するので、クリーナ部材6の厚
みH1は薄いもの(数ミリ)でも確実に磁気ヘッドに当
接させ得るので、材料費の節減効果がある。又、本案の
クリーニング装置は、回動レバー5に軸支部51を一体
に形成していて、クリーニング動作時クリーナ部材6の
みが回転する構成であるので、回転によるコスレ音やビ
リツキ音等の騒音は発生しない。
凹み形状のクリーナ部材であっても、そのクリーナ部材
の動作は同様に行われるので、クリーニング動作上及び
クリーニング性能上何等支障がない。更に、クリーナ部
材6が動作時上下に移動するので、クリーナ部材6の厚
みH1は薄いもの(数ミリ)でも確実に磁気ヘッドに当
接させ得るので、材料費の節減効果がある。又、本案の
クリーニング装置は、回動レバー5に軸支部51を一体
に形成していて、クリーニング動作時クリーナ部材6の
みが回転する構成であるので、回転によるコスレ音やビ
リツキ音等の騒音は発生しない。
【0017】図3は回動レバー5の軸支部51の上下フ
ランジ部53,54の形状を3個53a,53b,53
c,54a,54b,54cに分割して、互いに重なら
ないようにした実施例を示している。又、図4は回動レ
バー5の軸支部51に代えて支持軸55と係止片56を
一体に形成した実施例を示している。7は支持軸55に
係着される樹脂製カラーであり、軸部71と上下フラン
ジ部72,73が形成され、先端部7aを円錐状に形成
している。クリーナ部材6をカラー7の軸部71に装着
して、該カラー7を支持部55に挿入し、係止片56に
より係着して図4(b)の状態にする。カラー7は支持
部55の角状の基部55aに係合して回転不可に構成さ
れている。組立て後のクリーニング装置の動作は、上述
の実施例と同一であるのでその説明を割愛する。
ランジ部53,54の形状を3個53a,53b,53
c,54a,54b,54cに分割して、互いに重なら
ないようにした実施例を示している。又、図4は回動レ
バー5の軸支部51に代えて支持軸55と係止片56を
一体に形成した実施例を示している。7は支持軸55に
係着される樹脂製カラーであり、軸部71と上下フラン
ジ部72,73が形成され、先端部7aを円錐状に形成
している。クリーナ部材6をカラー7の軸部71に装着
して、該カラー7を支持部55に挿入し、係止片56に
より係着して図4(b)の状態にする。カラー7は支持
部55の角状の基部55aに係合して回転不可に構成さ
れている。組立て後のクリーニング装置の動作は、上述
の実施例と同一であるのでその説明を割愛する。
【0018】次に他の実施例について図6及び図7を参
照しながら説明する。図6はクリーナ部材6の形状が、
厚み方向で図示のように中央部が凹んだ状態、即ち中凹
み6aになった部材を使用する場合に適した回動レバー
5の構成を提供するもので、樹脂製カラー7の軸部71
を断面V字状71aに形成した実施例を示している。こ
の場合、クリーナ部材6の厚みH3に対して、V字状の
軸部71a部の長さH4は略同一寸法(H3≒H4)でよ
い。クリーナ部材6を軸部71aに装着すると、クリー
ナ部材6の内周の上下エッジ部がV字状軸部71aのV
字部に押され、該クリーナ部材6が弾性変形し、更には
上下のフランジ部72,73により規制される。即ち、
上下のフランジ部72,73がクリーナ部材6の内周側
の被圧縮部分が上下方向の歪みとしてはみ出すのを防
ぎ、クリーナ部材6が外周方向へ歪むように作用する。
その結果、クリーナ部材6のラジアル方向への膨らみと
なって、クリーナ部材6の厚み方向の中央部付近が外周
方向へ押し出される。但し、回動レバー5の基部55b
は円柱状に形成され、樹脂製カラー7は回転可能になっ
ている。
照しながら説明する。図6はクリーナ部材6の形状が、
厚み方向で図示のように中央部が凹んだ状態、即ち中凹
み6aになった部材を使用する場合に適した回動レバー
5の構成を提供するもので、樹脂製カラー7の軸部71
を断面V字状71aに形成した実施例を示している。こ
の場合、クリーナ部材6の厚みH3に対して、V字状の
軸部71a部の長さH4は略同一寸法(H3≒H4)でよ
い。クリーナ部材6を軸部71aに装着すると、クリー
ナ部材6の内周の上下エッジ部がV字状軸部71aのV
字部に押され、該クリーナ部材6が弾性変形し、更には
上下のフランジ部72,73により規制される。即ち、
上下のフランジ部72,73がクリーナ部材6の内周側
の被圧縮部分が上下方向の歪みとしてはみ出すのを防
ぎ、クリーナ部材6が外周方向へ歪むように作用する。
その結果、クリーナ部材6のラジアル方向への膨らみと
なって、クリーナ部材6の厚み方向の中央部付近が外周
方向へ押し出される。但し、回動レバー5の基部55b
は円柱状に形成され、樹脂製カラー7は回転可能になっ
ている。
【0019】図7は図6の回動レバー5を採用した場合
の動作状態を示している。クリーナ部材6の円筒状外周
面は略円筒平面となって、回転シリンダ装置3の回転側
シリンダ3a及び固定側シリンダ3bに当接する。即
ち、クリーナ部材6の外周表面は略フラット、或るいは
中央部がやや凸状になっているので、クリーナ部材6と
磁気ヘッド4の正確な接触が得られ、良好なクリーニン
グが為される。クリーニング動作中、クリーナ部材6の
厚み方向の下方部分の一部を固定側シリンダ3bに当接
させることは云うまでもない。
の動作状態を示している。クリーナ部材6の円筒状外周
面は略円筒平面となって、回転シリンダ装置3の回転側
シリンダ3a及び固定側シリンダ3bに当接する。即
ち、クリーナ部材6の外周表面は略フラット、或るいは
中央部がやや凸状になっているので、クリーナ部材6と
磁気ヘッド4の正確な接触が得られ、良好なクリーニン
グが為される。クリーニング動作中、クリーナ部材6の
厚み方向の下方部分の一部を固定側シリンダ3bに当接
させることは云うまでもない。
【0020】更に他の実施例について図8及び図9を参
照しながら説明する。図8において、クリーナ部材6の
厚みH5は、軸部71の長さH6より大きく設定している
(H5>H6)。軸部71にクリーナ部材6を装着して、
圧縮リング8を被圧入軸部74に圧入する。その際、ク
リーナ部材6を軸方向(スラスト)に圧縮した状態で、
圧縮リング8を圧入固定する。クリーナ部材6が圧縮さ
れることによって、該圧縮によって生じた歪みを円筒状
外周面に膨出させ、中凹み6aを緩和する。
照しながら説明する。図8において、クリーナ部材6の
厚みH5は、軸部71の長さH6より大きく設定している
(H5>H6)。軸部71にクリーナ部材6を装着して、
圧縮リング8を被圧入軸部74に圧入する。その際、ク
リーナ部材6を軸方向(スラスト)に圧縮した状態で、
圧縮リング8を圧入固定する。クリーナ部材6が圧縮さ
れることによって、該圧縮によって生じた歪みを円筒状
外周面に膨出させ、中凹み6aを緩和する。
【0021】図8は樹脂製カラー7の上側フランジ部を
被圧入軸部74に形成し、軸部71にクリーナ部材6を
装着して圧縮リング8にてクリーナ部材6を圧縮しなが
ら取着する。図9にクリーナ部材6の動作状態を示して
いる。この場合も、クリーナ部材6の円筒状外周面の下
方部分の一部を固定側シリンダ3bに当接させておくこ
とは云うまでもない。尚、圧縮リング8は被圧入軸部7
4に嵌合して接着剤等にて固定してもよい。圧入リング
8に代えて既製のワッシャであっても良い。尚、この場
合もクリーナ部材6は樹脂製カラー7と一体で回転す
る。
被圧入軸部74に形成し、軸部71にクリーナ部材6を
装着して圧縮リング8にてクリーナ部材6を圧縮しなが
ら取着する。図9にクリーナ部材6の動作状態を示して
いる。この場合も、クリーナ部材6の円筒状外周面の下
方部分の一部を固定側シリンダ3bに当接させておくこ
とは云うまでもない。尚、圧縮リング8は被圧入軸部7
4に嵌合して接着剤等にて固定してもよい。圧入リング
8に代えて既製のワッシャであっても良い。尚、この場
合もクリーナ部材6は樹脂製カラー7と一体で回転す
る。
【0022】本発明の構成は、詳述したように正常な形
状のクリーナ部材は勿論、外周面が中凹み状態のクリー
ナ部材であっても、正確にクリーナ部材を磁気ヘッドに
当接させ得て、且つ従来例にも増してクリーニング効果
が良好であり、更にクリーニング動作時の騒音も生じな
いクリーニング装置を安価に提供する。又、フェルト材
や不織布、モルトプレイン(商品名)を母材としたクリ
ーナ部材を使用した場合にも本発明の構成を適用でき
る。
状のクリーナ部材は勿論、外周面が中凹み状態のクリー
ナ部材であっても、正確にクリーナ部材を磁気ヘッドに
当接させ得て、且つ従来例にも増してクリーニング効果
が良好であり、更にクリーニング動作時の騒音も生じな
いクリーニング装置を安価に提供する。又、フェルト材
や不織布、モルトプレイン(商品名)を母材としたクリ
ーナ部材を使用した場合にも本発明の構成を適用でき
る。
【0023】
磁気ヘッドトレース性能:クリーナ部材は軸部に対して
ラジアル、スラスト方向にギャップを設けているので、
軸部を上下に移動して正確に磁気ヘッドをトレースする
ので、厚みの薄いクリーナ部材でも使用可能であり、材
料費の節減効果がある。
ラジアル、スラスト方向にギャップを設けているので、
軸部を上下に移動して正確に磁気ヘッドをトレースする
ので、厚みの薄いクリーナ部材でも使用可能であり、材
料費の節減効果がある。
【0024】騒音対策:クリーナ部材のみが軸部に支持
されて回転するので、軸部周面とクリーナ部材内周面と
の面圧、摩擦力により回転側シリンダに対してクリーナ
部材の回転が遅くなる。又、クリーナ部材が回転して軸
部を上昇した状態でも、クリーナ部材の下端の一部分が
固定側シリンダに当っているので回転差が生じ、クリー
ナ部材が相対的に緩く回転するので動作中、或るいは、
クリーナ部材が回転側シリンダから離脱する際にも、ク
リーナ部材による回転騒音の発生はない。
されて回転するので、軸部周面とクリーナ部材内周面と
の面圧、摩擦力により回転側シリンダに対してクリーナ
部材の回転が遅くなる。又、クリーナ部材が回転して軸
部を上昇した状態でも、クリーナ部材の下端の一部分が
固定側シリンダに当っているので回転差が生じ、クリー
ナ部材が相対的に緩く回転するので動作中、或るいは、
クリーナ部材が回転側シリンダから離脱する際にも、ク
リーナ部材による回転騒音の発生はない。
【0025】クリーニング性能:上述の構造により、回
転側シリンダとクリーナ部材との間に回転差が生じるた
め、磁気ヘッドに対して摩擦力が有効に働き、磁気ヘッ
ドをクリーニングする性能は向上する。又、クリーナ部
材を嵌め込むだけであり組み込み作業が簡単である。
転側シリンダとクリーナ部材との間に回転差が生じるた
め、磁気ヘッドに対して摩擦力が有効に働き、磁気ヘッ
ドをクリーニングする性能は向上する。又、クリーナ部
材を嵌め込むだけであり組み込み作業が簡単である。
【0026】又、クリーナ部材を回転保持する軸部を断
面V字状に形成することにより、打ち抜き加工により厚
み方向に中凹み状態となったクリーニング部材の使用が
可能になり、クリーニング部材のコストダウンが図られ
る。或るいは、中凹み状態のクリーニング部材を圧縮状
態で組み立てることにより、クリーニング部材の中凹み
状態が緩和され、クリーナ部材が磁気ヘッドに正確に当
接して良好なクリーニング作用がなされる。
面V字状に形成することにより、打ち抜き加工により厚
み方向に中凹み状態となったクリーニング部材の使用が
可能になり、クリーニング部材のコストダウンが図られ
る。或るいは、中凹み状態のクリーニング部材を圧縮状
態で組み立てることにより、クリーニング部材の中凹み
状態が緩和され、クリーナ部材が磁気ヘッドに正確に当
接して良好なクリーニング作用がなされる。
【図1】クリーニング装置の動作時の異なる状態の側面
図である。
図である。
【図2】回動レバーの平面図及び側断面図である。
【図3】回動レバーの他の実施例の断面図である。
【図4】回動レバーの他の実施例の分解側面図及びクリ
ーニング装置の側面図である。
ーニング装置の側面図である。
【図5】メカニズム主要部の平面図及びその側面図であ
る。
る。
【図6】回動レバーの他の実施例の分解断面図である。
【図7】図6のクリーニング装置の動作時の側面図であ
る。
る。
【図8】回動レバーの他の実施例の分解側面図である。
【図9】図8のクリーニング装置の動作時の側面図であ
る。
る。
【図10】従来例のクリーナ部材の加工方法、クリーナ
部材の平面図及び断面図である。
部材の平面図及び断面図である。
【図11】従来例のクリーナ部材の断面図である。
【図12】従来例のクリーニング装置の側面図である。
3 回転シリンダ装置 4 磁気ヘッド 5 回動レバー 6 クリーナ部材 7 カラー 8 圧縮リング 51 軸支部 52 軸部 52a V字状軸部 53 上フランジ部 54 下フランジ部 55 支持軸 71a V字状軸部
Claims (8)
- 【請求項1】 固定側シリンダと該固定側シリンダに同
軸に磁気ヘッドを搭載した回転側シリンダからなる回転
シリンダ装置の前記磁気ヘッドを清掃するヘッドクリー
ニング機構において、一端に軸支部を備え前記回転シリ
ンダ装置に近接・離間する回動レバーと、前記磁気ヘッ
ドを清掃するクリーナ部材とからなり、前記軸支部は前
記クリーナ部材を回転可能に軸支する軸部と該軸部の両
端にフランジ部とを一体に備え、前記クリーナ部材のみ
が回転して前記磁気ヘッドの清掃をなすことを特徴とす
る磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機構。 - 【請求項2】 固定側シリンダと該固定側シリンダに同
軸に磁気ヘッドを搭載した回転側シリンダからなる回転
シリンダ装置の前記磁気ヘッドを清掃するヘッドクリー
ニング機構において、一端に支持軸を備え前記回転シリ
ンダ装置に近接・離間する回動レバーと、前記支持軸に
回転不可に係着される樹脂製カラーと、前記磁気ヘッド
を清掃するクリーナ部材とからなり、前記樹脂製カラー
は前記クリーナ部材を回転可能に軸支する軸部と該軸部
の両端にフランジ部とを一体に備え、前記クリーナ部材
のみが回転して前記磁気ヘッドの清掃をなすことを特徴
とする磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機構。 - 【請求項3】 前記フランジ部は円周方向に分割され
て、互いに対向することなく形成されていることを特徴
とする請求項1乃至請求項2に記載の磁気記録再生装置
のヘッドクリーニング機構。 - 【請求項4】 前記クリーナ部材は前記軸部に対してラ
ジアル(半径)方向及びスラスト(軸)方向に所定のク
リアランスを持って遊嵌され、前記軸部を上下に移動し
て前記磁気ヘッドを清掃することを特徴とする請求項1
乃至請求項3に記載の磁気記録再生装置のヘッドクリー
ニング機構。 - 【請求項5】 前記軸部は軸方向中央部が断面V字状に
最小径に形成されていることを特徴とする請求項1乃至
請求項2に記載の磁気記録再生装置のヘッドクリーニン
グ装置。 - 【請求項6】 前記軸支部又は前記樹脂製カラーの自由
端は円錐状に形成されていることを特徴とする請求項1
乃至請求項5に記載の磁気記録再生装置のヘッドクリー
ニング機構。 - 【請求項7】 固定側シリンダと該固定側シリンダに同
軸に磁気ヘッドを搭載した回転側シリンダからなる回転
シリンダ装置の前記磁気ヘッドを清掃するヘッドクリー
ニング機構において、一端に支持軸を備え前記回転シリ
ンダ装置に近接・離間する回動レバーと、前記支持軸に
回転可能に軸支される樹脂製カラーと、前記磁気ヘッド
を清掃するクリーナ部材と、圧縮リングとからなり、前
記樹脂製カラーは前記クリーナ部材を保持する軸部と該
軸部の下端にフランジ部とを一体に備え、該軸部に前記
クリーナ部材を挿入して前記圧縮リングにて前記クリー
ナ部材を少許圧縮状態に取着することにより、前記クリ
ーナ部材が前記樹脂製カラーと一体で回転して前記磁気
ヘッドの清掃をなすことを特徴とする磁気記録再生装置
のヘッドクリーニング機構。 - 【請求項8】 前記クリーナ部材は前記磁気ヘッドの清
掃時、該クリーナ部材の下端部が前記固定側シリンダに
当接していることを特徴とする請求項1乃至請求項7に
記載の磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8074596A JPH09293220A (ja) | 1996-02-29 | 1996-03-28 | 磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機構 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-43390 | 1996-02-29 | ||
JP4339096 | 1996-02-29 | ||
JP8074596A JPH09293220A (ja) | 1996-02-29 | 1996-03-28 | 磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09293220A true JPH09293220A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=26383149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8074596A Pending JPH09293220A (ja) | 1996-02-29 | 1996-03-28 | 磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09293220A (ja) |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP8074596A patent/JPH09293220A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20040423 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040803 |