JPH10222897A - リールモータのロータ - Google Patents

リールモータのロータ

Info

Publication number
JPH10222897A
JPH10222897A JP9032804A JP3280497A JPH10222897A JP H10222897 A JPH10222897 A JP H10222897A JP 9032804 A JP9032804 A JP 9032804A JP 3280497 A JP3280497 A JP 3280497A JP H10222897 A JPH10222897 A JP H10222897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
base
reel base
hollow cylindrical
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9032804A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Hiramatsu
真人 平松
Yasuhisa Cho
靖久 長
Koichi Koshiji
幸一 越地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP9032804A priority Critical patent/JPH10222897A/ja
Publication of JPH10222897A publication Critical patent/JPH10222897A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、リール台の高速回転時にも軸受の潤
滑油が外部に漏出しないようにすると共に、リール台の
軸芯精度を向上させるようにした、リールモータのロー
タを提供することを目的とする。 【解決手段】ロータヨーク21を水平に支持するベース
22aと該ベースの上方の中空筒状部22bとから成る
リール台22と、上記リール台の中空筒状部の上端に取
り付けられた扁平な円板状のリールキャップ28と、上
記リール台の中空筒状部の外周で軸方向に移動可能に、
且つ上方に向かって付勢された、リールハブに嵌入し得
るリールクロウ23と、上記リール台の中空筒状部内に
圧入され、ステータ11側に固定されたシャフト12に
対して摺動可能に支持される軸方向に関して比較的長く
延びる焼結含油軸受25と、上記リールキャップの下面
に設けられ、ステータ側のシャフトの上端が当接するス
ラスト受け27と、を含むように、リールモータ10の
ロータ20を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル・オーデ
ィオ・テープレコーダ(DAT)やビデオ・テープ・レ
コーダ(VTR)等の記録媒体にテープを使用した、磁
気記録再生装置で使用されるリールモータに関し、特に
そのロータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなリールモータは、例え
ば図3乃至図5に示すように構成されている。即ち、図
3において、リールモータ1は、ステータ2と、ステー
タ2に対して垂直に配設された中心軸Aを有するシャフ
ト2aが嵌入されると共にリールハブ(図示せず)に嵌
入してステータ2からの回転駆動力によって、該リール
ハブをシャフト2aの周りに回転駆動するロータ3と、
から構成されている。
【0003】ステータ2は、上記シャフト2aを中心軸
A方向に支持するブッシュリール2bと、このブッシュ
リール2bを保持する平坦なステータ基板2cと、ステ
ータ基板2cの上面に配設されたコイル2dとを含んで
いる。
【0004】これに対して、ロータ3は、ロータヨーク
4と、リール台5と、該リール台5の外側に圧入される
中空円筒状のリールキャップ6とを含んでいる。
【0005】上記リール台5は、図4に示すように、リ
ールキャップ6が圧入される中空円筒状部5aと、その
下方にて周囲に拡大されたベース部5bとから成り、該
ベース部5bの周囲には、ほぼ平坦な円環状のロータヨ
ーク4が、一体形成されている。さらに、上記中空円筒
状部5aは、その外周面にて、等角度間隔に配設された
上下方向に延びる複数個(図示の場合、2個)の溝部5
cを備えている。また、上記リール台5は、その下側に
固定されたボールベアリング2e(図1参照)を備えて
おり、このボールベアリング2eが、シャフト2aに被
嵌されることにより、スラスト受けとして作用すること
になる。
【0006】これに対して、上記リールキャップ6は、
図5に示すように、上端が閉じた中空円筒状に形成され
ていると共に、その内径は、上記リール台の中空円筒状
部5aに対して比較的軽く圧入され得るように、選定さ
れている。さらに、リールキャップ6は、その内面の下
部に、等角度間隔に配設された上下方向に延びる複数個
(図示の場合、2個)の突条部6aを備えている。
【0007】また、上記リールキャップ6は、その内面
の上部に、図3に示すように、焼結含油軸受7が圧入さ
れると共に、その外面に、上下方向に摺動可能にリール
クロウ8が被嵌されている。このリールクロウ8は、リ
ールキャップ6がリール台5に圧入されたとき、該リー
ルクロウ8の下端とリール台5のベース5bの上面との
間に挟持されたコイルバネ9によって、上方に向かって
付勢されている。
【0008】さらに、リール台5は、その中空円筒状部
5aの溝5c内にて、下方に向かって延びている弾性ス
トッパ5dを備えている。この弾性ストッパ5dは、図
4に示すように、溝5c内にて、両側にスリットを形成
することによって、弾性を付与されていると共に、下端
に外側に向かって突出する爪5eを有している。
【0009】さらに、リールキャップ6は、図5に示す
ように、その内面に設けられた突条部6aに、係合穴6
bを備えている。この係合穴6bは、リールキャップ6
がリール台5に対して圧入されたとき、リール台5の上
記弾性ストッパ5dの爪5eが嵌入し得るように、上下
方向の位置が選定されている。
【0010】このように構成されたモータリール1によ
れば、リールキャップ6をリール台5に取り付ける場合
には、まずリールキャップ6をリール台5の中空円筒状
部5aに整合させて、リールキャップ6を下方に押し込
むことにより、該リールキャップ6がリール台5の中空
円筒状部5aに圧入される。この際、リール台5の中空
円筒状部5aの溝5cの表面から半径方向外側に突出し
ている爪5eは、リールキャップ6の突条部6aによっ
て、弾性ストッパ5dの弾性に基づいて、半径方向内側
に向かって変形される。
【0011】そして、リールキャップ6がリール台5の
中空円筒状部5aに対して完全に圧入されると、上記弾
性ストッパ5dの下端の爪5eは、リールキャップ6の
突条部6aに設けられた係合穴6bに対向することにな
り、弾性ストッパ5dの復元力によって、該係合穴6b
内に進入して、該係合穴6bの下縁に係合することにな
る。かくして、リールキャップ6のリール台5への取付
が完了する。
【0012】最後に、ロータヨーク4の下面にロータマ
グネット4a(図3参照)を取り付けることにより、該
ロータ3の組立が完了する。
【0013】かくして、リールモータ1のステータ2の
コイル2dを駆動制御により、ロータヨーク4そしてリ
ール台5が回転駆動せしめられ得ることになる。これに
より、リール台5に圧入により取り付けられたリールキ
ャップ6も回転駆動され得る。
【0014】この場合、リールキャップ6は、リール台
5の中空円筒状部5aの外側に軽く圧入されることによ
り、固定保持されている。さらに、リールキャップ6の
内面に形成された突条部6aが、リール台5の中空円筒
状部5aの外面に設けられた溝5c内に係合することに
より、回転方向の回り止めが行なわれている。また、リ
ール台5の中空円筒状部5aの溝5c内に設けられた弾
性ストッパ5dの爪5eが、リールキャップ6の内面の
突条部6aに形成された係合穴6b内に嵌入することに
より、該爪5eの先端が、該係合穴6bの下縁に係合さ
れるので、リールキャップ6は、リール台5に対して上
下方向に確実に係止され得ることになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成のリールモータ1においては、ロータ3のスラ
スト受けとして、ボールベアリング2eが使用されてい
ることから、コストが高くなってしまうという問題があ
った。また、リールキャップ6のシャフト2aに対する
軸受として、焼結含油軸受7が使用されていると共に、
この軸受7がリールキャップ6の係合孔6bより上方に
位置するので、この焼結含油軸受7に対する潤滑油の注
油量が多過ぎると、余分の潤滑油が、リール台2の高速
回転時に、リールキャップ6の係合孔6bから外側に向
かって漏出する危険性があるという問題があった。
【0016】本発明は、以上の点に鑑み、リール台の高
速回転時にも軸受の潤滑油が外部に漏出しないようにす
ると共に、リール台の軸芯精度を向上させるようにし
た、リールモータのロータを提供することを目的として
いる。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、ロータヨークを水平に支持するベースと該ベース
の上方の中空筒状部とから成るリール台と、上記リール
台の中空筒状部の上端に取り付けられた扁平な円板状の
リールキャップと、上記リール台の中空筒状部の外周で
軸方向に移動可能に、且つ上方に向かって付勢された、
リールハブに嵌入し得るリールクロウと、上記リール台
の中空筒状部内に圧入され、ステータ側に固定されたシ
ャフトに対して摺動可能に支持される軸方向に関して比
較的長く延びる焼結含油軸受と、上記リールキャップの
下面に設けられ、ステータ側のシャフトの上端が当接す
るスラスト受けと、を含んでいる、ことを特徴とする、
リールモータのロータにより、達成される。
【0018】上記構成によれば、リール台が、ステータ
側のシャフトに対して、焼結含油軸受により軸受されて
いるので、従来のようにボールベアリングを使用した軸
受構造に比較して、コストが大幅に低減され得ることに
なる。また、この焼結含油軸受が、軸方向に比較的長い
ことから、唯一つの軸受であっても、リール台のステー
タ側のシャフトに対する軸芯精度が向上され得ることに
なる。さらに、リールキャップは、リール台の中空筒状
部の上端に配設されているので、焼結含油軸受に対する
潤滑油の注油量が多過ぎた場合であっても、リール台の
高速回転時に、余った潤滑油が、リールキャップを介し
て、外側に漏出するようなことがない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明によ
るロータの一実施形態を組み込んだリールモータの構成
を示している。図1において、リールモータ10は、ス
テータ11と、ステータ11に対して垂直に配設された
中心軸Aを有するシャフト12が嵌入されると共にリー
ルハブ(図示せず)に嵌入してステータ11からの回転
駆動力によって該リールハブをシャフト12の周りに回
転駆動するロータ20と、から構成されている。
【0020】上記ステータ11は、上記シャフト12を
中心軸A方向に支持するブッシュリール13と、このブ
ッシュリール13を保持する平坦なステータ基板14
と、ステータ基板14の上面に配設されたコイル15と
を含んでいる。
【0021】これに対して、ロータ20は、ロータヨー
ク21と、リール台22と、リールクロウ23と、コイ
ルバネ24と、焼結含油軸受25と、ロータマグネット
26と、第一のスラスト受け27と、第二のスラスト受
け28とを含んでいる。
【0022】ここで、ロータヨーク21は、ステータ1
1と離間して対向配置されていて、その下面に、ロータ
マグネット26が取り付けられている。このロータマグ
ネット26は、コイル15から所定の間隙をあけて対向
配置されている。
【0023】また、リール台22は、図1および図2に
て、例えば樹脂から成り、ロータヨーク21を中心軸A
と直交する面内で(即ち水平に)支持するベース部22
aと、このベース部22aから上方に延び且つシャフト
12が挿入され得る中空円筒状部22bと、この中空円
筒状部22bの先端部から中心軸Aの周りで離間して等
角度(例えば60度)間隔に設けられた複数個(図示の
場合、6個)の凸部22cとを有している。
【0024】リール台22は、さらに、その外面に、等
角度(例えば120度)間隔に配設された上下方向に延
びる複数本(図示の場合、3本)の突条部22dを備え
ている。この突条部22dは、リール台22に対するリ
ールクロウ23の中心軸Aの周りの回転を規制するため
のものである。
【0025】リール台22の先端部には、凸部22cの
内側に、第一のスラスト受け27を収容するための凹陥
部22eが形成されている。この凹陥部22eの深さ
は、上記第一のスラスト受け27の厚さに等しく選定さ
れている。
【0026】上記リールクロウ23は、図1に示すよう
に、リール台22の中空円筒状部22bの外周にて中心
軸A方向に移動可能に配置され、リールハブ(図示せ
ず)と係合する。ここで、リールクロウ23は、従来の
リールモータ1におけるリールクロウ8と同様の構成で
あり、内面に設けられた3本の突条部22dが係合する
溝部(図示せず)と、内面の上部に設けられた(後述す
る)第二のスラスト受け28を係止する凹陥部23a
と、外面に設けられた3本の突条部23cと、を有して
いる。
【0027】上記コイルバネ24は、このリールクロウ
23の下端とリール台22のベース部22aの上面との
間に配設されることにより、リールクロウ23をベース
部22aから上方に向かって離反するように付勢する。
【0028】上記焼結含油軸受25は、リール台22の
中空円筒状部22b内に圧入されており、シャフト12
に対して摺動可能に接触するようになっている。この場
合、焼結含油軸受25は、中心軸A方向に関して、比較
的長く構成されていることにより、シャフト12に対す
る軸芯精度が高められ得るようになっている。尚、図示
の場合、焼結含油軸受25は、その上下の両端部のみ
が、シャフト12の外周面に接触するように形成されて
いることにより、中間部分の内面精度による影響を受け
ないようになっている。
【0029】ここで、上記第一のスラスト受け27は、
リール台22の中空円筒状部22bの先端部にて、複数
の凸部22c間に設けられた円板形状のものであり、そ
の下面に、シャフト12の先端(上端)が当接するよう
になっている。尚、シャフト12の上端は、球面形状を
有するように、形成されている。
【0030】第二のスラスト受け28は、リール台22
の中空円筒状部22bの先端部にて、第一のスラスト受
け27と接触した状態で取り付けられる。第二のスラス
ト受け28は、凸部22cが貫通する複数個(図示の場
合、6個)の貫通孔28aを有しており、この貫通孔2
8aの外径は、中空円筒状部22bの先端部の外径より
大きく選定されている。
【0031】本発明実施形態によるリールモータ10
は、以上のように構成されており、第一および第二のス
ラスト受け27,28は、以下のようにして、リール台
22に組み込まれる。まず、第一のスラスト受け27
が、リール台22の先端部に形成された凹陥部22e内
に収容される。次に、第二のスラスト受け28が、その
貫通孔28aに凸部22cが貫通するように、第一のス
ラスト受け27上に載置される。これにより、第一のス
ラスト受け27の上面と第二のスラスト受け28の下面
とが接触すると共に、第二のスラスト受け28の下面と
リール台22の先端部の凹陥部22e以外の外周面が接
触することになる。
【0032】この状態にて、貫通孔28aを通って第二
のスラスト受け28から突出した凸部22cの部分が、
熱により溶融され、押し潰されることにより、その横断
面積が貫通孔28aの断面積より大きくされ、所謂熱カ
シメにより、第一のスラスト受け27と第二のスラスト
受け28が、リール台22に対して固定される。
【0033】ここで、第二のスラスト受け28の外周端
部は、リールクロウ23の凹陥部23aに当接すること
により、リールクロウ23を係止することになる。この
ように熱カシメされた第一および第二のスラスト受け2
7,28は、リールクロウ23を係止する係止手段とし
て作用することになる。
【0034】また、リールモータ10のステータ11側
のシャフト12の先端が第一のスラスト受け27の下面
に当接するので、ロータ20は、ロータマグネット26
の磁気吸引力に抗して、第一のスラスト受け27により
回転可能に枢支されることになる。従って、第一および
第二のスラスト受け27,28は、ステータ側のシャフ
ト12に対する枢支手段として作用することになる。
【0035】この場合、第二のスラスト受け28は、従
来のリールキャップと同様の作用を有することになると
共に、焼結含油軸受25に対して上方に配設されている
ことから、焼結含油軸受25に対する潤滑油の注油量が
多過ぎた場合であっても、リール台22の高速回転時
に、余った潤滑油がリールキャップとしての第二のスラ
スト受け28とリール台22との間から、外部に漏出し
てしまうようなことがない。
【0036】さらに、リール台22の中空円筒状部22
b内に圧入された焼結含油軸受25を、ステータ11側
のシャフト12に被嵌して、このシャフト12の先端
が、リール台22の上端に取り付けられた第一のスラス
ト受け27の下面に当接するまで、リール台22が下降
され、ロータ20がステータ11に対して組み付けられ
ることになる。
【0037】この場合、リール台22をステータ11側
のシャフト12に枢支するための軸受として、焼結含油
軸受25が使用されているので、従来のようにボールベ
アリングを使用しないことから、コストが低減され得る
ことになる。また、この焼結含油軸受25が、軸方向に
沿って比較的長く延びるように構成されているので、リ
ール台22のシャフト12に対する軸芯精度が向上され
得ることになる。さらに、リールキャップとして作用す
る第二のスラスト受け28が、リール台22の上端に設
けられていることから、焼結含油軸受25に対する潤滑
油の注油量が多過ぎた場合であっても、リール台22の
高速回転時に、余った潤滑油が、第二のスラスト受け2
8とリール台22との間から、外部に漏出してしまうよ
うなことがない。
【0038】尚、上記実施形態においては、焼結含油軸
受25は、その上下両端部が、シャフト12の外周面に
接触するように、全体が一体に形成されているが、これ
に限らず、シャフト12の外周面に接触する部分のみ
が、上下に分割されて、それぞれリール台22の中空円
筒状部22b内に圧入されるようにしてもよいことは明
らかである。
【0039】また、上記実施形態においては、リール台
22は、中空円筒状部22bを備えているが、これに限
らず、焼結含油軸受25を中心に保持し得るものであれ
ば、他の形状の中空筒状部であってもよいことは明らか
である。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、リ
ール台が、ステータ側のシャフトに対して、焼結含油軸
受により軸受されているので、従来のようにボールベア
リングを使用した軸受構造に比較して、コストが大幅に
低減され得ることになる。また、この焼結含油軸受が、
軸方向に比較的長いことから、リール台のステータ側の
シャフトに対する軸芯精度が向上され得ることになる。
さらに、リールキャップは、リール台の中空筒状部の上
端に配設されているので、焼結含油軸受に対する潤滑油
の注油量が多過ぎた場合であっても、リール台の高速回
転時に、余った潤滑油が、リールキャップを介して、外
側に漏出するようなことがない。
【0041】かくして、本発明によれば、リール台の高
速回転時にも軸受の潤滑油が外部に漏出しないようにす
ると共に、リール台の軸芯精度を向上させるようにし
た、リールモータのロータが提供され得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるロータの一実施形態を組み込んだ
リールモータの構成を示し、(A)はロータの一部を示
す平面図、(B)は概略断面図である。
【図2】図1のリール台を示し、(A)はリール台の一
部を示す平面図、(B)はロータヨークを組み込んだ断
面図である。
【図3】従来のリールモータの一例の構成を示す概略断
面図である。
【図4】図3のリールモータにおけるリール台を示し、
(A)は平面図、(B)はロータヨークを組み込んだ状
態の一部破断側面図、および(C)は拡大斜視図であ
る。
【図5】図3のリールモータにおけるリールキャップを
示し、(A)は平面図、(B)は断面図、および(C)
は斜視図である。
【符号の説明】
10 リールモータ 11 ステータ 12 シャフト 13 ブッシュリール 14 ステータ基板 15 コイル 20 ロータ 21 ロータヨーク 22 リール台 22a ベース 22b 中空円筒状部 23 リールクロウ 24 コイルバネ 25 焼結含油軸受 26 ロータマグネット 27 第一のスラスト受け 28 第二のスラスト受け(リールキャップ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータヨークを水平に支持するベースと
    該ベースの上方の中空筒状部とから成るリール台と、 上記リール台の中空筒状部の上端に取り付けられた扁平
    な円板状のリールキャップと、 上記リール台の中空筒状部の外周で軸方向に移動可能
    に、且つ上方に向かって付勢された、リールハブに嵌入
    し得るリールクロウと、 上記リール台の中空筒状部内に圧入され、ステータ側に
    固定されたシャフトに対して摺動可能に支持される軸方
    向に関して比較的長く延びる焼結含油軸受と、 上記リ
    ールキャップの下面に設けられ、ステータ側のシャフト
    の上端が当接するスラスト受けと、 を含んでいる、ことを特徴とする、リールモータのロー
    タ。
JP9032804A 1997-01-31 1997-01-31 リールモータのロータ Pending JPH10222897A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9032804A JPH10222897A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 リールモータのロータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9032804A JPH10222897A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 リールモータのロータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10222897A true JPH10222897A (ja) 1998-08-21

Family

ID=12369036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9032804A Pending JPH10222897A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 リールモータのロータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10222897A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7195191B2 (en) 2002-12-30 2007-03-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Oil spattering prevention apparatus for tape recorder

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7195191B2 (en) 2002-12-30 2007-03-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Oil spattering prevention apparatus for tape recorder

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3517350B2 (ja) モータ
US5831355A (en) Spindle motor
US4438361A (en) Stepper motor having rotor with limited axial movement
JPH08275447A (ja) 動圧軸受スピンドルモータ
KR100422032B1 (ko) 스핀들 모터
JP3921517B2 (ja) オイル動圧軸受装置、およびそれを用いた軸回転型モータ
JPH10222897A (ja) リールモータのロータ
US4958945A (en) Spindle unit
US20020113503A1 (en) Spindle motor
JP3827135B2 (ja) 小型モータの製造方法
JP3003763B2 (ja) モータ用軸受装置
JP2006005972A (ja) ブラシレスモータ
JPH1080119A (ja) スピンドルモータ
JP2844379B2 (ja) スピンドルモータ
US20020190599A1 (en) Lateral pressure mechanism for a motor
JP2958077B2 (ja) スピンドルモータ
JPH10143988A (ja) 軸受ユニットおよびこれを用いたディスクモータ
JPH0355166Y2 (ja)
KR0183873B1 (ko) 스핀들모터
JPH07245902A (ja) マイクロモータ
JPH1092062A (ja) リールモータのロータ
KR200146660Y1 (ko) 헤드드럼 조립체의 트러스트베어링
JP3544113B2 (ja) 動圧軸受を用いたモーター及びその製造方法
JP2848815B2 (ja) ディスク回転駆動装置
JP2000215571A (ja) ディスク回転駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040413

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040810