JP3155881B2 - ローラ - Google Patents

ローラ

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JP3155881B2
JP3155881B2 JP08994594A JP8994594A JP3155881B2 JP 3155881 B2 JP3155881 B2 JP 3155881B2 JP 08994594 A JP08994594 A JP 08994594A JP 8994594 A JP8994594 A JP 8994594A JP 3155881 B2 JP3155881 B2 JP 3155881B2
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roller
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groove
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雄三 磯田
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置等に用いら
れるシート材を搬送するローラ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置等で用いられるシート材の
搬送を目的とする搬送ローラは一般に金属軸にコロ部材
あるいはゴムローラ等を固定することにより構成されて
いるが、従来はこのコロ部材等を軸に固定する場合、こ
の回転方向の固定と軸方向の固定をそれぞれ別個の手段
により固定していた。これを図10を用いて説明する。
ここでコロ1は軸2に対して軸方向の固定はE型リング
3により行なわれ、回転方向の固定は平行ピン4により
行なわれていた。
【0003】またこの組立工数を削減するために軸アウ
トサート成型でコロ部材を一体に成型したり、ゴムを軸
に直接焼き付けて固定する方法も考案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら搬送ロー
ラには一本の軸に対して複数のコロ部材あるいはゴム部
材を固定するのが一般的であり、それぞれのコロ部材等
にたいしてE型リングと平行ピンという2種類の固定部
材を使用しなければならず組立工数が多いため作業性あ
るいは分解性が悪いという欠点があった。
【0005】また組立工数を削減するために軸にアウト
サート成型でコロ部材を一体に成型したり、ゴムを軸に
直接焼き付けて固定する方法は分解不可能なため部品の
再利用、分別回収が出来ないという環境保証の見地から
致命的な欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、組み立て工数
が少なく、分解回収は容易に行われ、軸部材に対すると
ローラ部材の位置決めが正確に決定できるローラを提供
することを目的とする。
【0007】上記目的を達成する本発明の構成は、軸
と、前記軸を貫通するピンと、前記軸と嵌合する軸穴を
有するローラ部材とを有し、前記ローラ部材は、前記ピ
ンの軸から突出した部分を軸方向に入り込ませる溝と、
前記ピンと弾性的に係合するフック部とを有し、前記ピ
ンが前記溝の壁面と接触してローラ部材の軸に対する回
転方向の移動を規制し、前記フック部は、前記ピンと係
合すると、前記ピンを前記溝の壁面との間に挾んでロー
ラ部材の軸方向の移動を規制することを特徴とするロー
ラである。
【0008】
【実施例】図1ないし図2を用いて本発明の第1の実施
例を説明する。図2は図1におけるA矢視である。
【0009】ローラ部材としてのコロ1はプラスチック
(樹脂)製であり、軸2に固定していない状態では、軸
2に対して回転自在であり軸方向にも自由に移動可能で
ある。
【0010】第1の係合手段または係合部材としての平
行ピン4が、軸2に直径方向に貫通するように設けられ
た穴2aに差し込まれ、この平行ピン4がコロ1の内部
に形成された第2の係合手段、または係合部としての腕
部1bと係合することによりコロ1は回転方向および軸
方向ともに固定される。
【0011】軸2に対してコロ1を固定するための組み
立て方を図3を用いて説明する。まず図3(a)に示す
ように、軸2の穴2aに平行ピン4を差し込む。またコ
ロ1の軸穴1aに軸2を差し込む。次に図3bに示すよ
うにコロ1を矢印のように平行ピン4に向かって軸2に
沿って摺動させ、平行ピン4がコロ1の軸穴1aの溝部
1cに入り込むようにする。すると図3bの平行ピン4
の上側の端部は、コロ1の軸穴内部に形成された腕部1
bに突き当たる。腕部1bはコロ1と一体的に樹脂で形
成されており、弾性変形可能に構成されている。
【0012】さらに矢印の方向にコロ1を摺動させる
と、平行ピン4の上側端部は腕部1bの先端近傍に形成
された第1のカム面1eに突き当たり、下側端部は溝部
1cの内周面に形成された第2のカム面1fに当接す
る。コロ1をさらに強く矢印の方向に移動させると、図
3(c)に示すように、平行ピン4の下側端部は第2の
カム面1fに押し上げられ、上側端部は第1のカム面1
eを押し上げ、腕部1bは上方に弾性変形する。
【0013】そして平行ピン4が第1のカム面1eを乗
り越えると、平行ピン4の上側端部は腕部1bに形成さ
れたフック部1hに係合し、下側端部は軸穴1aの溝部
1cの段部を構成している面1gに当接し、軸方向に移
動できないように固定される。
【0014】また平行ピン4の下側端部は溝部1cの両
壁面1i,1jに当接してコロ1が軸2に対して回転方
向に相対移動できないように固定される。
【0015】上記実施例においては第2の係合手段の腕
部1bが弾性変形したが、第1の係合手段の平行ピン4
が弾性変形しても良い。両方が変形しても良い。
【0016】次に本発明の第2の実施例を図4を用いて
説明する。第2の実施例ではコロの代わりにゴムホルダ
5が軸2に対して平行ピン4を使って固定されており、
ゴム6がゴムホルダ5の外側にはめ込まれてローラ20
を形成している。図5は図4におけるB矢視である。
【0017】一般には外側にゴムをはめ込まれたゴムロ
ーラとプラスチック製のコロを用いたローラとが組み合
わされる例が多く、この組み合わせた例を図6に示す。
図7は図6におけるC矢視である。また図8に本発明を
実施したローラの全体を示す。この実施例では軸に対し
て複数のコロあるいはゴムローラが取り付けられてい
る。
【0018】図8は、プリンタ、複写機、ファクシミリ
等の画像形成装置、あるいは原稿読取装置に用いられ
る、シートを搬送するための搬送装置を示す。該搬送装
置は複数のローラ1と、複数のローラ20との間にシー
トを挟持し、図示しない駆動源によって、複数のローラ
1または複数のローラ20の少なくとも一方を回転駆動
することによってシートを搬送するものである。
【0019】図8において21は装置のフレーム、9、
10は軸22、2を回転自在に支持する軸受である。軸
受9はフレーム21に穿たれた穴23に嵌合されて支持
されている。軸受10はフレーム21に穿たれた長穴2
4に遊嵌され、軸2と共に軸22に向かう方向に移動可
能になっている。8は軸受10を軸受9の方向に付勢す
る圧縮コイルばねであり、ローラ1をローラ20に圧接
させる作用をしている。
【0020】11、12は軸22、2に固定されたギヤ
であり、互いに噛み合っている。ギヤ11、12のいず
れか一方は図示しない駆動源によって回転駆動され、そ
れにともなって他方のギヤも駆動の伝達を受けて回転す
る。そして軸2、22はローラ1、20と一体になって
回転する。
【0021】回転するローラ1とローラ20との間にシ
ートが挟持されると、シートは搬送される。
【0022】図9に本発明の第3の実施例を示す。ここ
でコロ15は軸2に対しては回転方向および軸方向とも
に自由に移動可能であるが、このコロ15の一部に固定
ピン16の頭部16−aに嵌合する穴部15−aが設け
られており、また軸2には第1、第2の実施例と同様穴
が設けられている。ここで固定ピン16を差し込むとコ
ロ15は軸2に対して回転方向および軸方向ともに同時
に固定される。またこの固定ピン16のバネ部16−b
が弾性変形することによって軸2に嵌合しており、バネ
部16bのフック部16cが軸2の穴2aの出口のまわ
りの部分に係合することによって抜け止めの機能が働
く。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば以下
のような効果がある。 (1)組立工数が少なく、組立性、サービス性に優れ
る。 (2)ドライバあるいは特種な工具なしに分解できるの
で、部品の再利用、あるいは分解時に分別回収が容易に
行なえ、リサイクルが容易で省資源、環境保全性に優れ
る。 (3)取付けるローラ部材を換えるだけで多用途に適用
できるので軸部材の共通化設計が容易である。 (4)寸法公差の累積が少ないので軸部材とローラ部材
の位置関係が正確に決まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を表わす断面図である。
【図2】図1におけるA矢視を示す図である。
【図3】図1に対応し、組立順序を時系列に表わした図
である。
【図4】本発明の第2の実施例を表わす断面図である。
【図5】図4におけるB矢視を示す図である。
【図6】第1の実施例と第2の実施例を組み合わせた断
面図である。
【図7】図6におけるC矢視を示す図である。
【図8】第1および第2の実施例のローラ装置の紙幅方
向の全体を表わした図である。
【図9】本発明の第3の実施例を表わす断面図である。
【図10】従来例を表わす断面図である。
【符号の説明】
1 コロ 2 軸 3 E型リング 4 平行ピン 5 ゴムホルダ 6 ゴム 7 フレーム 8 加圧バネ 9 軸受 10 軸受 11 歯車 12 歯車 13 上紙ガイド 14 下紙ガイド 15 コロ 16 固定ピン

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸と、 前記軸を貫通するピンと、 前記軸と嵌合する軸穴を有するローラ部材とを有し、 前記ローラ部材は、前記ピンの軸から突出した部分を軸
    方向に入り込ませる溝と、前記ピンと弾性的に係合する
    フック部とを有し、前記ピンが前記溝の壁面と接触して
    ローラ部材の軸に対する回転方向の移動を規制し、前記
    フック部は、前記ピンと係合すると、前記ピンを前記溝
    の壁面との間に挾んでローラ部材の軸方向の移動を規制
    することを特徴とするローラ。
  2. 【請求項2】 前記フック部にカム面を設け、前記ピン
    を前記溝に入り込ませるときに前記ピンが前記カム面を
    押すことによって前記フック部が押し退けられるように
    構成された請求項1記載のローラ。
  3. 【請求項3】 前記フック部は腕部に形成され、前記ピ
    ンが前記カム面を押したときに前記腕部が弾性変形する
    ことによって前記フック部が移動可能な請求項2記載の
    ローラ。
JP08994594A 1994-04-27 1994-04-27 ローラ Expired - Lifetime JP3155881B2 (ja)

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