JPH02273359A - ピンチローラ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はＶＴＲ（ビデオテープレコーダ）、ＤＡＴ　
（デジタルテープレコーダ）等において、磁気テープを
定速走行せしめる等のために定速回転している等のキャ
プスタンに前記磁気テープを押圧するピンチローラを備
えたピンチローラ装置に関するものであり、その構成を
簡単になし得ると共に磁気テープの走行を安定ならしめ
得るものである。

［従来の技術］ 一般に、ＶＴＲ及びＤＡＴ等では、磁気テープを定速走
行せしめる等のために定速回転している等のキャプスタ
ンに前記磁気テープを押圧するピンチローラが用いられ
ている。このピンチローラを備えた従来のピンチローラ
装置を第２図及び第３図について説明する。第２図は従
来の自動調芯機能付きピンチローラ装置の外観を示し、
また第３図はその断面を示す。第２図において、符号１
はピンチローラであり、該ピンチローラは第３図に断面
を示すように、カラー２と、該カラーの内周面に圧入さ
れて固定されたメタル軸受３と、円筒状のゴム等の弾性
体により形成され前記カラー２の外周面に固定されたピ
ンチローラ本体４とにより構成されている。５はシャフ
トであり、該シャフトは後述のホルダー６に圧入等によ
り固定され、また該シャフトには前記のピンチローラ１
が回転自在に取付られるへく、前記のメタル軸受３が回
転自在に嵌合されている。前記のホルダー６はボス部７
を有する。符号８はピンチローラアームであり、該アー
ムは第２図に示すシャフト９により図示していない基板
に回動自在に取付られている。このアーム８はその上部
と下部に夫々該アームの回動方向に略沿った切り欠き１
０．１１を有し、これらの切り欠きには前記シャフト５
が移動可能に嵌合されている。またこのアーム８は背面
部に上下方向の長孔１２を有し、該長孔には前記ホルダ
ー６のボス部７が上下方向に移動自在に嵌合されている
。このボス部７はコイルばね１３に挿通され、該コイル
ばねは前記ホルダー６とアーム８との間に介在されてい
る。また、符号１４はキャプスタンであり、第２図はこ
のキャプスタン１４からピンチローラ１が離れている状
態が、第３図はこのキャプスタン１４に磁気テープ１５
がピンチローラ１によって押圧されている状態が示され
ている。

上記のように構成されたピンチローラ装置では、第２図
に示す状態から、前記シャフト９を中心として前記アー
ム８を反時計方向に回動すると、第３図に示すようにア
ーム８が図において左方向に移動され、この移動により
前記コイルばね１３を介してホルダー６が左方向に押圧
される。この押圧により、前記磁気テープ１５がピンチ
ローラ１によってキャプスタン１４に押圧される。この
状態ではシャフト５が前記の切り欠き１０．１１に沿っ
て移動することができ、かつボス部７が長孔１２に沿っ
て移動することができるので、キャプスタン１４にピン
チローラ１が沿うように自動調芯される。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、上記した従来のピンチローラ装置では部品点
数が多く、構成が複雑であるとともに、メタル軸受を用
いているのでコストが高く、かつホルダー６とメタル軸
受３との間にスラストガタがあるので、このスラストガ
タにより磁気テープの走行を不安定ならしめるという欠
点があった。

この発明は上記した従来のものの欠点を除去することを
目的とするものである。

［課題を解決するための手段］ 上記の課題を解決するために、この発明は、キャプスタ
ンに磁気テープを押圧するピンチローラを備えたピンチ
ローラ装置において、 略円筒状の弾性体よりなるピンチローラ本体と該ピンチ
ローラ本体に固定されたシャフトとによりピンチローラ
を構成し、該ピンチローラと、前記シャフトの端部が回
転自在に嵌合される凹穴部を有するホルダーとを備えた
ものであり、また前記ホルダーは弾性体により二股状に
形成され、前記凹穴部の閉塞された天井面及び底面には
前記シャフトの端面が当接されるようにしたものである
。

［実施例］ 以下に、この発明の一実施例を第１図により説明する。

第１図において、前記第２図又は第３図と同一符号のも
のは同効のものを示す。符号１６はピンチローラてあり
、該ピンチローラはプラスチック等よりなるピンチロー
ラホイール１７と、該ピンチローラホイールに圧入によ
り固定されたシャフト１８と、前記ピンチローラホイー
ル１７に固定された前記のピンチローラ本体４とにより
構成されている。１９はプラスチック等の弾性体よりな
る二股状のホルダーであり、前記したボス部７を有し、
また端部には前記シャフト１８の端部が回転自在に嵌合
される凹欠部２０．２１を有する。

このホルダー１９はその弾性により、端面がＲ加工され
た前記のシャフト１８に圧接され、即ち該シャフトの端
面が前記凹欠部２０．２１の天井面と底面とに夫々圧接
されるようになっている。また前記ホルダー１９の端部
には上下方向に夫々ボス部２２．２３が設けられ、これ
らのボス部２２．２３は前記した切り欠き１０．１１に
沿ってガイドされるように該切り欠きに嵌合されている
。

上記のように構成されたピンチローラ装置では、図に示
すように前記アーム８が図において左方向に移動した状
態では、コイルばね１３を介してホルダー１９も左方向
に押圧され、これによりピンチローラ１６は磁気テープ
１５をキャプスタン１４に押圧する。この状態では前記
ボス部７が長孔１２に沿って、またボス部２２．２３が
切り欠き１０．１１に沿って移動でき、この結果キャプ
スタン１４にピンチローラ１６を沿わせる自動調芯がな
される。

また、上記のように構成されたピンチローラ装置では、
ホルダー１９によりシャフト１８がその両端より支持さ
れているので、回転時のガタが少なく、スラストガタの
発生もない。

上記のようにホルダー１９が弾性体で構成されていると
、該ホルダーによりピンチローラ１６をキャプスタン１
４に圧接すべく前記ホルダー１９を移動した場合に、該
ホルダーの二股状の部分が広がる恐れがある。しかし、
この場合のホルダー１９の広がりはアーム８により規制
され、該広がりは押えられる。

［発明の効果コ この発明は上記したように、キャプスタン１４に磁気テ
ープ１５を押圧するピンチローラ１６を備えたピンチロ
ーラ装置において、 略円筒状の弾性体よりなるピンチローラ本体４と該ピン
チローラ本体に固定されたシャフト１８とによりピンチ
ローラ１６を構成し、該ピンチローラと、前記シャフト
１８の端部が回転自在に嵌合される凹穴部２０．２１を
有するホルダー１９とを備えたものであり、また 前記ホルダー１９は弾性体により二股状に形成され、前
記凹穴部２０．２１の閉塞された天井面及び底面には前
記シャフト１８の端面が当接されるようにしたから、 従来のように高価なメタル軸受を使用しないため、コス
トが安くなり、またピンチローラ１６に一体に固定され
たシャフト１８をホルダー１９に挟み込むだけで該ホル
ダーへのピンチローラ１６の組立ができるので、該組立
を簡単にするとともに工数を減らすことができる。

また、ホルダー１９によりシャフト１８がその両端より
支持されているので、回転時のガタが少なく、スラスト
ガタの発生もないため、磁気テープの走行を安定ならし
め得る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す断面図、第２図は従
来例を示す斜視図、第３図は第２図のものの断面図であ
る。 ４：ピンチローラ本体、１４：キャプスタン、１５：磁
気テープ、１６：ピンチローラ、１８：シャフト、１９
：ホルダー　２０，２１　：凹欠部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）キャプスタンに磁気テープを押圧するピンチロー
   ラを備えたピンチローラ装置において、略円筒状の弾性
   体よりなるピンチローラ本体と該ピンチローラ本体に固
   定されたシャフトとによりピンチローラを構成し、該ピ
   ンチローラと、前記シャフトの端部が回転自在に嵌合さ
   れる凹穴部を有するホルダーとを備えたことを特徴とす
   るピンチローラ装置。
2. （２）前記ホルダーは弾性体により二股状に形成され、
   前記凹穴部の閉塞された天井面及び底面には前記シャフ
   トの端面が当接されるようにしたことを特徴とする請求
   項１記載のピンチローラ装置。