JPH09292081A - ホース用メガネ金具の製造方法 - Google Patents

ホース用メガネ金具の製造方法

Info

Publication number
JPH09292081A
JPH09292081A JP8107965A JP10796596A JPH09292081A JP H09292081 A JPH09292081 A JP H09292081A JP 8107965 A JP8107965 A JP 8107965A JP 10796596 A JP10796596 A JP 10796596A JP H09292081 A JPH09292081 A JP H09292081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nipple
eyeglass
hose
socket
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8107965A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ouchi
興次 大内
Tokuki Maeno
徳樹 前野
Yoshihiro Namekawa
義裕 滑川
Hideki Hagiwara
秀樹 萩原
Katsuhiro Aoyanagi
克弘 青柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP8107965A priority Critical patent/JPH09292081A/ja
Publication of JPH09292081A publication Critical patent/JPH09292081A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の製造方法におけるコスト高、ニップル
つぶれ、液漏れ等の不具合を解消する。 【解決手段】 メガネ穴22を有したメガネ部23と内
方にニップル部24を設けたソケット部25とソケット
部25及びメガネ部23をつなぐ首部26とを有したホ
ース用メガネ金具を製造する方法である。メガネ部23
に相当するメガネ相当部33と、ソケット部25に相当
する管状部34と、ニップル部24に相当するニップル
相当部35と、首部26とを有した中間成形品32を同
一材料で塑性加工により一体成形する第一工程と、第一
工程で一体成形された中間成形品32を焼鈍する第二工
程と、第二工程を経た中間成形品32のニップル相当部
35に対して塑性加工を行うことによりニップル部24
を成形する第三工程とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホース用メガネ金
具を製造するための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工業用ホースの取付け端部には、着脱
性、漏洩防止性及び信頼性等を配慮したホース用金具が
使用されている。このうちメガネ金具と呼ばれているも
のは、図4(c)に示すように、メガネ穴2を有したメ
ガネ部3と、内方に同軸のニップル部4が設けられたソ
ケット部5と、メガネ部3及びソケット部5をつなぐ首
部6とを備えている。首部6の軸心位置には、メガネ穴
2とニップル部4の軸孔であるニップル穴7とを連通さ
せる連通穴8が形成されている。すなわちソケット部5
にホース端を差し込んで、ニップル部4によりホース内
径を保持しつつ、ソケット部5をカシメ変形させること
で、このメガネ金具1をホース端に固着させるようにな
っている。
【0003】従来このメガネ金具1を製造するに際して
は、図4(a)に示したようなメガネ部3、首部6及び
ソケット部5が一体の本体部9と、図4(b)に示した
ようなニップル部4に相当する管体10とを別々に成形
して、首部6の連通穴8の端部に管体10を嵌合させる
ことでこれらを組み付け、ロウ付けにより一体化してい
た。一般に本体部9は塑性加工などにより製作し、管体
10はパイプ材を切断加工して、そのニップル穴7とと
もに製作する場合が多い。またロウ付けは、ロウ材の融
点以上の高い温度で行われ、例えば銅ロウ付けの場合は
1,100 〜1,150℃で行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の製
造方法においては、次のような問題があった。すなわち
一体化の際のロウ付けの高熱によりニップル部4が焼
鈍され、ホースカシメ時にニップルつぶれが生じる、
ロウ材の付け忘れやロウ材の落下により適切なロウ付け
ができず、そのため嵌合部分からの液(油)漏れのおそ
れがある、嵌合作業及びロウ付け作業など、作業工程
が長くなるのでコスト高となる、複数の部品を組み付
けるので、嵌合部分の寸法精度を高く維持する必要があ
り、そのため管理工数が増える、管体を所定の長さに
切断する際に切粉が発生し、材料の歩留りが悪く、加工
時間も長くかかる、という問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく本
発明は、メガネ穴を有したメガネ部と内方にニップル部
を設けたソケット部とソケット部及びメガネ部をつなぐ
首部とを有したホース用メガネ金具を製造する方法にお
いて、メガネ部に相当するメガネ相当部と、ソケット部
に相当する管状部と、ニップル部に相当するニップル相
当部と、首部とを有した中間成形品を同一材料で塑性加
工により一体成形する第一工程と、第一工程で一体成形
された中間成形品を焼鈍する第二工程と、第二工程を経
た中間成形品のニップル相当部に対して塑性加工を行う
ことによりニップル部を成形する第三工程とを備えたも
のである。第一工程は、さらに首部及びニップル相当部
に軸穴を一体成形するものであることが好ましい。また
さらにメガネ相当部にメガネ穴を一体成形するものであ
ってよい。ニップル相当部は、管状部と同軸に突出した
突起部であってよい。メガネ相当部は、ピン部を有した
ものであってよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0007】図1は、本発明のホース用メガネ金具の製
造方法を示したものである。先にこの方法によって製造
されるホース用メガネ金具21の構成を説明する。図1
(c)に示したように、このホース用メガネ金具21
は、メガネ穴22を有したメガネ部23と、内方にニッ
プル部24を設けたソケット部25と、ソケット部25
及びメガネ部23をつなぐ首部26とが一体に成形され
て成る。メガネ部23には首部26と反対方向に延びた
ピン部27が設けられ、メガネ穴22には溝部28が形
成されている。ソケット部25は、ホース端の外周に適
宜嵌め合わされるような径及び長さの管状に形成されて
いる。ニップル部24は、ソケット部25と同軸で同じ
長さの細径のパイプとして形成され、ソケット部25の
基端に形成されている壁部29に接続されている。ニッ
プル部24のニップル穴30は、壁部29を貫通して首
部26の連通穴31に同径で連続され、メガネ穴22に
連通している。
【0008】このホース用メガネ金具21を製造するに
際し、まず第一工程として、図1(a)に示したような
中間成形品32を、同一材料で塑性加工によって一体成
形する。この中間成形品32は、メガネ部23に相応す
る球状を呈していると共にメガネ穴22は明けられてい
ないメガネ相当部33と、ソケット部25の長さよりも
若干短い長さの管状部34と、管状部34の基端の位置
に設けられたニップル相当部35と、メガネ相当部33
と管状部34及びニップル相当部35とを結ぶ首部26
とを有している。ニップル相当部33は、壁部30の軸
方向の厚さt1 にニップル部24のボリュームの分を加
えた所定厚さt2 のブロック状となっている。首部26
には連通穴31に相当する軸穴36が形成されている。
軸穴36は、ニップル相当部35の端面において開口し
ていると共に、他端はメガネ相当部33の中央(球心)
付近まで延出されている。またメガネ相当部33には、
ピン部27が一体成形されている。中間成形品32の材
料としては、冷間圧造用炭素鋼線(SWCH)か、これ
の相当品を選定し、加工しやすいように焼鈍処理、潤滑
処理したものを用いるか、成形過程で適宜焼鈍処理を入
れながら成形する。鉄鋼以外にはアルミ、銅、或いはそ
れらの合金などの金属を使用できる。また塑性加工は、
コイル状の材料を供給して多段式のパーツフォーマーに
よる成形とプレス成形を適宜組み合わせて行う。
【0009】次に第二工程として、一体成形された中間
成形品32に対して焼鈍を施す。これは後工程の塑性加
工を容易にするためのものであり、その材料に応じて焼
鈍条件を調整することにより、ニップル相当部35をで
きるだけ軟らかくする。
【0010】次に第三工程として、第二工程の焼鈍を経
た中間成形品37のニップル相当部35に対して塑性加
工を行って、ニップル部24を完成させる(図1
(b))。この塑性加工は、例えば中間成形品32をダ
イスに固定しておき、適当な形状のパンチをニップル部
の軸穴36に挿入させつつ圧入させて、後方押出しによ
り細径のパイプを、すなわちニップル部24及びそのニ
ップル穴30を成形する。この成形で、ニップル相当部
35は延び代の分だけ塑性変形し、ソケット部25の内
径側基端部分が実質的に区画成形されると共に、所定厚
さt1 の壁部29が完成される。この圧入は、二段階な
ど数次に亘って行うようにしてもよい。このニップル部
24の成形を行った後、或いはこれに先立って、メガネ
相当部33を偏平な円板状に塑性加工し、さらにメガネ
穴22をパンチ打抜によって成形して、連通穴31に連
続させる。最後にメガネ穴22に溝部28を機械加工に
よって成形してメガネ部23を完成させ、図1(c)に
示したような各部が一体成形されたメガネ金具21を得
る。
【0011】このように、メガネ相当部33、首部2
6、管状部32及びニップル相当部35を同一材料で塑
性加工にて一体成形し、ニップル相当部35を冷間鍛造
により加工してニップル部24を成形するようにしたの
で、嵌合及びロウ付けの工程はなく、ニップル部24の
硬度低下によるカシメ時のニップルつぶれを防止するこ
とができると共に、嵌合部分がないので液漏れのおそれ
は全くない。すなわち品質の向上及び信頼性の向上が達
成される。そして製造工数を削減できるので、コスト低
減が達成される。またニップル穴30を鍛造にて製造す
ることにより、切削工程をほとんどなくすことができ、
切粉発生を最少限のものに抑えることができる。すなわ
ち材料の歩留りを高めることができる。そしてニップル
部30は、その後方押出しの塑性加工を経ることで硬く
なるので、さらにニップルつぶれを防止できる。また焼
鈍の第二工程を通過させることで、ソケット部25も軟
らかくなっており、ホースに対して容易にカシメにて取
り付けることができる。また一体成形であることから、
嵌合部分の寸法精度の管理を必要としない。すなわち本
発明は、あらゆる性能項目において良好な性質を示すも
のであり、従来の製造方法における欠点は解消され、汎
用性に富む優れた製造方法が達成されるものである。
【0012】そしてこの実施の形態では、中間成形品3
2としてピン部27及び軸穴36も一体成形し、さらに
メガネ穴22も塑性加工で成形するようにしたので、切
削加工の工程をさらに少なくすることができ、より一層
の製造工数の削減及び切粉抑制が達成される。
【0013】なおメガネ相当部33としては、球状のも
のに一体成形するとは限らず、図2に示すように、メガ
ネ穴22が明けられた状態の平坦なメガネ相当部38を
有した中間成形品39としてもよい。また図3に示すよ
うに、管状部40と同軸の突起部41をニップル相当部
として、中間成形品42を一体成形するものとしてもよ
い。この場合、突起部41と管状部40の基端とを結ぶ
ブロック部43の厚さt3 は、前記実施の形態のニップ
ル相当部35の厚さt3 から、突起部41の突出長さl
の分だけ減じたものとなる。
【0014】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、嵌合及び
ロウ付けを必要としないので、カシメ時のニップルつぶ
れを防止することができると共に、液漏れのおそれがな
く、品質の向上、信頼性の向上が達成されるという優れ
た効果を発揮する。そして製造工数を削減できるので、
コスト低減が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示した側断面図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示した側断面図であ
る。
【図3】本発明のその他の実施の形態を示した側断面図
である。
【図4】従来のホース用メガネ金具の製造方法を示した
側断面図である。
【符号の説明】
21 ホース用メガネ金具 22 メガネ穴 23 メガネ部 24 ニップル部 25 ソケット部 26 首部 27 ピン部 30 ニップル穴 31 連通穴 32,37,39,42 中間成形品 33,38 メガネ相当部 34,40 管状部 35 ニップル相当部 36 軸穴 41 突起部 43 ブロック部
フロントページの続き (72)発明者 萩原 秀樹 茨城県日立市助川町3丁目1番1号 日立 電線株式会社電線工場内 (72)発明者 青柳 克弘 茨城県日立市助川町3丁目1番1号 日立 電線株式会社電線工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メガネ穴を有したメガネ部と内方にニッ
    プル部を設けたソケット部と該ソケット部及びメガネ部
    をつなぐ首部とを有したホース用メガネ金具を製造する
    方法において、上記メガネ部に相当するメガネ相当部
    と、上記ソケット部に相当する管状部と、上記ニップル
    部に相当するニップル相当部と、上記首部とを有した中
    間成形品を同一材料で塑性加工により一体成形する第一
    工程と、該第一工程で一体成形された中間成形品を焼鈍
    する第二工程と、該第二工程を経た中間成形品のニップ
    ル相当部に対して塑性加工を行うことにより上記ニップ
    ル部を成形する第三工程とを備えたことを特徴とするホ
    ース用メガネ金具の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記第一工程が、さらに上記首部及びニ
    ップル相当部に軸穴を一体成形するものである請求項1
    記載のホース用メガネ金具の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記第一工程が、さらに上記メガネ相当
    部に上記メガネ穴を一体成形するものである請求項1又
    は2に記載のホース用メガネ金具の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記ニップル相当部が、上記管状部と同
    軸に突出した突起部である請求項1乃至3のいずれかに
    記載のホース用メガネ金具の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記メガネ相当部が、ピン部を有したも
    のである請求項1乃至4のいずれかに記載のホース用メ
    ガネ金具の製造方法。
JP8107965A 1996-04-26 1996-04-26 ホース用メガネ金具の製造方法 Pending JPH09292081A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8107965A JPH09292081A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 ホース用メガネ金具の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8107965A JPH09292081A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 ホース用メガネ金具の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09292081A true JPH09292081A (ja) 1997-11-11

Family

ID=14472562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8107965A Pending JPH09292081A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 ホース用メガネ金具の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09292081A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009236276A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Toyoda Gosei Co Ltd ホース金具の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009236276A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Toyoda Gosei Co Ltd ホース金具の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3578500B2 (ja) スピンドル及びその製造方法
JPH09292081A (ja) ホース用メガネ金具の製造方法
JP2002361359A (ja) ホース用口金の製造方法
JP2004146235A (ja) スパークプラグ用中心電極の製造方法
JP3072976B2 (ja) ホース用口金具及びブレーキホース
CN111727532B (zh) 接触插头的制造方法以及接触插头
JP3121549B2 (ja) ホース用口金具の製造方法
JPH09295097A (ja) ホース用金具の製造方法
JPH09295098A (ja) ホース用メガネ金具の製造方法
JP3322124B2 (ja) ホース用金具の製造方法
JPH109468A (ja) ホース用口金具及びブレーキホース
JPH09292080A (ja) ホース用金具の製造方法
JPH10122468A (ja) ホース用口金具及びその製造方法並びにブレーキホース
JPH09292079A (ja) ホース用オス口金具の製造方法
JPH09292077A (ja) ホース用金具の中間成形品
JPH1163343A (ja) ホース用メガネ金具の製造方法、ホース用メガネ金具及びブレーキホース
JP2940490B2 (ja) ホース用口金具の製造方法
JPH1194167A (ja) ホース用メガネ金具の製造方法、ホース用メガネ金具及びブレーキホース
JPS62187533A (ja) 金属製眼鏡枠部品の製造方法
JPH10122467A (ja) ホース用金具の製造方法及びホース用金具及びブレーキホース
JP3513818B2 (ja) 座金付きナットの製造方法
JPH05337576A (ja) 管端末の成形方法
JP2001121238A (ja) 外径側球面形状リングの製造方法
JPH10110876A (ja) ホース用金具の製造方法及びホース用金具及びブレーキホース
JPH1137369A (ja) ホース用口金具の製造方法、ホース用口金具及びブレーキホース