JPH09295097A - ホース用金具の製造方法 - Google Patents

ホース用金具の製造方法

Info

Publication number
JPH09295097A
JPH09295097A JP8107962A JP10796296A JPH09295097A JP H09295097 A JPH09295097 A JP H09295097A JP 8107962 A JP8107962 A JP 8107962A JP 10796296 A JP10796296 A JP 10796296A JP H09295097 A JPH09295097 A JP H09295097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nipple
hole
manufacturing
plastic working
same material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8107962A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ouchi
興次 大内
Tokuki Maeno
徳樹 前野
Yoshihiro Namekawa
義裕 滑川
Hideki Hagiwara
秀樹 萩原
Katsuhiro Aoyanagi
克弘 青柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP8107962A priority Critical patent/JPH09295097A/ja
Publication of JPH09295097A publication Critical patent/JPH09295097A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の製造方法におけるコスト高、ニップル
つぶれ、液洩れ等の不具合を解消する。 【解決手段】 外面にオネジ部42、ツバ部43及びソ
ケット部45を有し、その内部にニップル部46、ニッ
プル穴47及びネジ部穴44を有するホース用オス口金
具を製造するに際して、少なくともニップル部46及び
ニップル穴47を同一材料で塑性加工により一体成形す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホース用金具を製
造するための製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工業用ホースの取付け端部には、着脱
性、漏洩防止性及び信頼性等を配慮したホース用金具が
使用されている。このうちオス口金具と呼ばれているも
のは、図4(c)に示すように、オネジ部2及びツバ部
3が形成された頭部4と、頭部4から連ねられたソケッ
ト部5と、ソケット部5の内方に同軸で設けられたニッ
プル部6とで構成されている。従来このオス口金具1を
製造するに際しては、図4(a)に示したような頭部4
及びニップル部6が一体の本体部7と、図4(b)に示
したようなニップル部6に相当する管体8とを別々に成
形して、本体部7のネジ部穴9に管体8を嵌合させるこ
とでこれらを組み付け、ロウ付けにより一体化してい
た。一般に本体部7は塑性加工により製作し、ニップル
部6はパイプ材を切断加工して、そのニップル穴10と
ともに製作する場合が多い。またロウ付けは、ロウ材の
融点以上の高い温度で行われ、例えば銅ロウ付けの場合
は1,100〜1,150 ℃で行われる。
【0003】またメガネ金具と呼ばれているものは、図
5(d)に示すように、メガネ穴11を有したメガネ部
12と、メガネ穴11に連通する連通穴13を有した首
部14と、首部14に連なるソケット部15及びその内
方のニップル部16とで構成されている。従来このメガ
ネ金具17を製造するに際しては、首部14及びソケッ
ト部15の本体部18(図5(a))と、メガネ部12
(図5(b))と、ニップル部16に相当する管体19
(図5(c))とを別々に成形し、メガネ部12に形成
された段状の嵌合穴20,21に首部14の端部22を
嵌合すると共に、管体19を連通穴13に挿嵌して、ロ
ウ付けでこれらを一体化していた。一般に本体部18は
塑性加工により、メガネ部12は丸棒からの切削加工に
より、ニップル部16はパイプ材を切断加工することに
より準備することが多い。
【0004】さらに平型金具と呼ばれているものは、図
6(d)に示すように、断面矩形のコネクタ部23と、
その側面から延びたソケット部24及びニップル部25
とで成り、コネクタ部23にはメネジ部26と、ニップ
ル部25のニップル穴27とメネジ部26とを連通させ
る連通穴28と、連通穴28のネジ部26への開口に形
成されたシール部29及びシール穴30とで構成されて
いる。またコネクタ部23には取付用の穴31が設けら
れている。従来この平型金具32を製造するに際して
は、図6(a)に示したように、メネジ部26、連通穴
28、シール部29、シール穴30及び取付用の穴31
が形成された単独のコネクタ部23を成形し、図6
(b)に示したようにソケット部24に相当する管体3
3を成形し、図6(c)に示したようにニップル部25
に相当する管体34を成形して、コネクタ部23の溝3
5及び連通穴28に形成された嵌合部36に管体33,
34をそれぞれ嵌合させて組み付け、ロウ付けにより一
体化していた。一般にコネクタ部23は切削加工によ
り、管体33,34はパイプ材を切断加工することによ
り準備する場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の製
造方法においては、次のような問題があった。すなわち
一体化の際のロウ付けの高熱によりニップル部6,1
6,25が焼鈍され、その材質が軟化してホースカシメ
時にニップルつぶれが生じる、ロウ材の付け忘れやロ
ウ材の落下により適切なロウ付けができず、そのため嵌
合部分からの液(油)漏れのおそれがある、嵌合作業
及びロウ付け作業など、作業工程が長くなるのでコスト
高となる、複数の部品を組み付けるので、嵌合部分の
寸法精度を高く維持する必要があり、そのため管理工数
が増える、ニップル部6,16,25を所定の長さに
切断したり、メガネ部12やコネクタ部23を所定の形
状に切削加工する際に切粉が発生し、材料の歩留りが悪
く、加工時間も長くかかる、という問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく本
発明は、外面にネジ部、ツバ部及びソケット部を有し、
その内部にニップル部、ニップル穴及びネジ部穴を有す
るホース用金具を製造するに際して、ニップル部及びニ
ップル穴を同一材料で塑性加工により一体成形するもの
である。この方法において、さらにソケット部を同一材
料で塑性加工により一体成形することが好ましい。さら
にツバ部を同一材料で塑性加工により一体成形すること
が好ましい。さらにネジ部穴を塑性加工により成形する
ことが好ましい。さらにネジ部を同一材料で塑性加工に
より一体成形することが好ましい。
【0007】また本発明は、外面にメガネ部及びソケッ
ト部を有し、その内部にニップル部、ニップル穴及びメ
ガネ穴を有するホース用金具を製造するに際して、ニッ
プル部及びニップル穴を同一材料で塑性加工により成形
するものである。この方法において、さらにソケット部
を同一材料で塑性加工により一体成形することが好まし
い。さらにメガネ部とソケット部とを結ぶ首部を同一材
料で塑性加工により一体成形することが好ましい。さら
に首部内の連通穴を塑性加工により成形することが好ま
しい。さらにメガネ部を同一材料で塑性加工により一体
成形することが好ましい。さらにメガネ穴を塑性加工に
より成形することが好ましい。さらにメガネ部にピン部
を同一材料で塑性加工により一体成形することが好まし
い。或いはメガネ部に別体で成形したピン部を組み付け
てロウ付けしてもよい。
【0008】そして本発明は、外面にコネクタ部及びソ
ケット部を有し、その内部にネジ部、シール部、ニップ
ル部、ニップル穴、連通穴及びシール穴を有するホース
用金具を製造するに際して、ニップル部及びニップル穴
を同一材料で塑性加工により成形するものである。この
方法において、さらにソケット部を同一材料で塑性加工
により一体成形することが好ましい。さらにコネクタ部
を同一材料で塑性加工により一体成形することが好まし
い。さらにシール部を同一材料で塑性加工により一体成
形することが好ましい。さらに連通穴を塑性加工により
成形することが好ましい。さらにシール穴を塑性加工に
より成形することが好ましい。さらにネジ部を同一材料
で塑性加工により一体成形することが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0010】図1は本発明の製造方法によって製造され
たホース用オス口金具41を示したものである。このホ
ース用オス口金具41は、一端側の外面にオネジ部42
及びツバ部43が形成され、その内部の軸心位置にネジ
部穴44が設けられていると共に、他端側の外面にソケ
ット部45が、その内部にニップル部46が設けられて
いる。これらは同一材料で一体に成形されている。ソケ
ット部45は、ホース端の外周に適宜嵌め合わされるよ
うな外径及び長さの管状に形成されている。ニップル部
46は、ソケット部45と同軸で同じ長さの細径のパイ
プとして形成され、ツバ部43の径方向内方に形成され
た軸壁部48に一体的に接続されている。ニップル部4
6の軸孔であるニップル穴47は、軸壁部48を貫通し
てネジ部穴44に連続しており、オネジ部42の軸端面
49において開口している。
【0011】次に本発明の第一の実施の形態を、上記構
成のホース用口金具41を製造する方法として説明す
る。まず塑性加工によって、オネジ部42に相当する長
さ及び外形を有したネジ用凸部と、ツバ部43と、ソケ
ット部45となる管状部と、管状部の内方に設けられた
突起部とを備えた中間成形品(図示せず)を同一材料で
一体で製造する。ツバ部43は、後工程で成形するよう
にしてもよい。突起部としては、ニップル部46に相当
するボリュームとなるように、所定の外径及び長さを有
した中実の円柱体とする。その外径は、ニップル部46
の外径と同一とすることが後工程の負担が少なく好まし
い。中間成形品の材料としては、冷間圧造用炭素鋼線
(SWCH)か、これの相当品を選定し、通常は加工し
やすいように、焼鈍処理、潤滑処理したものを用いる。
鉄鋼以外にはアルミ、銅或いはそれらの合金を使用でき
る。また塑性加工に際しては、コイル状の材料を供給し
て多段式のパーツフォーマーで成形するか、棒状の単品
をプレス成形する。次にこの中間成形品を焼鈍工程に供
する。これは後工程の塑性加工を容易にするためのもの
であり、焼鈍条件を調整することにより、突起部をでき
るだけ軟らかくする。焼鈍工程の次に、突起部をさらに
塑性加工してニップル部46を成形する。この塑性加工
を行うには、例えば中間成形品をダイスに固定してお
き、パンチを備えたガイドホルダを管状部の内方に挿入
すると共に、そのパンチを突起部に圧入し、後方押出し
により細径のパイプを、すなわちニップル部46及びそ
のニップル穴47を成形するものとする。このパンチ圧
入は、二段階など数次に亘って行うようにしてもよい。
そしてニップル部46の成形に引き続いて、打抜によ
り、ネジ用凸部の軸端面49まで貫通させて、ネジ部穴
44を形成する。なおこの貫通の部分の穴明けは、機械
加工によって行うようにしてもよい。次にネジ用凸部に
対して、ねじ転造にて、オネジの螺刻を行う。或いはネ
ジ用凸部には中間成形品の段階で予めオネジ部42を成
形しておくようにしてもよい。さらに機械加工により、
例えばNC工作機や自動盤などを用いて、このオネジ部
42の仕上げ加工を行う。これで図1に示したような所
定形状のホース用オス口金具41が得られる。
【0012】このように、本発明の製造方法は、少なく
ともニップル部46及びそのニップル穴47を塑性加工
によって成形するものであって、嵌合及びロウ付けを必
要しないため、ロウ付けの高熱によるニップル部46の
硬度低下がなく、従ってカシメ時のニップルつぶれを防
止することができると共に、嵌合部分がないので液漏れ
のおそれは全くない。すなわち品質の向上、信頼性の向
上が達成される。そして製造工数を削減できるので、コ
スト低減が達成される。またニップル穴47を鍛造にて
製造することにより、切削工程をほとんどなくすことが
でき、切粉発生を最少限のものに抑えることができる。
すなわち材料の歩留りを高めることができる。そしてニ
ップル部46は、後方押出しの塑性加工を経ることで硬
くなるので、さらにニップルつぶれを防止できる。また
塑性加工のための焼鈍工程を経ることで、ソケット部4
5は軟らかくなったままであり、ホースに対して容易に
カシメにて取り付けることができる。また一体成形であ
ることから、嵌合部分の寸法精度の管理を必要としな
い。すなわち本発明は、あらゆる性能項目において良好
な性質を示すものであり、従来の製造方法における欠点
は解消され、汎用性に富む優れた製造方法が達成される
ものである。
【0013】そしてニップル部46及びニップル穴47
以外に、ソケット部45やツバ部43、ネジ部穴44、
ネジ部42のいずれか一つ、或いは複数のものを塑性加
工で製造することで、切削加工の工程をより少なくする
ことができ、より一層の製造工数の削減及び切粉抑制が
達成される。なおソケット部45は、ニップル部46の
後方押出し成形と同時に塑性加工にて仕上げるようにし
てもよい。
【0014】図2は本発明の第二の実施の形態を説明す
るための一体成形のホース用メガネ金具51を示したも
のである。このメガネ金具51は、外面の一端側にメガ
ネ部52が、他端側にソケット部53が形成されている
と共に、これらをつなぐ首部54が設けられ、その内部
にはそれぞれメガネ穴55、ニップル部56及びニップ
ル穴57、連通穴58が一体で形成されている。
【0015】このメガネ金具を製造するに際しては、ま
ず同一材料で塑性加工により、メガネ相当部と、首部5
4と、ソケット部53に相当する管状部と、管状部の内
方に設けられた突起部とを有した中間成形品(図示せ
ず)を一体成形する。メガネ相当部は、メガネ穴55の
明いていない未完成の状態の球状又は円状を呈したもの
でも、メガネ穴55の明いている完成状態のメガネ部5
2としてもよい。また首部54としては、連通穴58が
形成されたものでも、形成されていない状態のものでも
よい。突起部は、ニップル部56に相当するボリューム
となるような所定の外径及び長さで形成する。
【0016】そしてその中間成形品を、前記第一の実施
の形態と同様に、突起部に対して冷間鍛造(後方押出
し)により穴明けを行って、ニップル部56とそのニッ
プル穴57を成形する。このときソケット部53を管状
部から同時に仕上げるようにしてもよい。またメガネ部
52にメガネ穴55がない中間成形品を使用した場合
は、パンチによる打抜でメガネ穴55を成形する。さら
に首部54に連通穴58が形成されていない場合には、
打抜(プレス)或いはドリルなどの機械加工により、連
通穴58を形成する。なお連通穴58は、到達すべきメ
ガネ穴55が穿たれている状態で穴明けを行う。この連
通穴58は、細くて長いため、塑性加工は難しいが、最
初に太い穴を明けておき、その後絞ることによって細く
することもできる。
【0017】これで図2に示したような同一材料で一体
成形されたメガネ金具51が得られる。すなわちニップ
ルつぶれや液漏れのない信頼性の高いメガネ金具を製造
することができ、コスト低減が達成される。そしてニッ
プル部56及びニップル穴57以外に、ソケット部5
3、首部54及び連通穴58、メガネ部52及びそのメ
ガネ穴55のうちのいずれか一つ、或いは複数をさらに
塑性加工で形成することで、切削加工の工程をより少な
くすることができ、より一層の製造工程の一部省略及び
切粉抑制が達成される。なおメガネ部52にはピンを設
けることがあるので、そのピンに相当するピン部を中間
成形品の段階でメガネ相当部に一体的に塑性加工で同じ
材料にて成形するか、又は別体でピン部を成形しておい
て、メガネ部52に組み付けてロウ付けするようにして
もよい。またこの第二の実施の形態では首部54を有し
たメガネ金具51を示したが、首部54が実質的にない
もの、すなわちメガネ部52とソケット部53及びニッ
プル部56とが直結したものであっても、本発明は同様
に適用できる。
【0018】次に図3は、本発明の第二の実施の形態を
説明するためのホース用平型金具61を示したものであ
る。この平型金具61は、外面の一端側にコネクタ部6
2が、他端側にソケット部63が一体で成形され、コネ
クタ部63の内部にはメネジ部64と、シール部65
と、そのシール穴66と、連通穴67と、取付用の穴6
8とが形成され、ソケット部63の内部には、ニップル
部69及びそのニップル穴70が形成されている。コネ
クタ部62は断面矩形を呈し、一側にメネジ部64が形
成されていると共に、これに隣り合う他側にソケット部
63及びニップル部が形成されている。そしてニップル
穴70は、連通穴67を介してシール穴66に連らなっ
ており、メネジ部64の底面のシール部65において開
口されている。
【0019】この平型金具61を製造するに際しては、
まず中間成形品として、同一材料で塑性加工によりコネ
クタ部62と、ソケット部63に相当する管状部と、そ
の内方に設けられた突起部とを一体成形する。コネクタ
部62の一側にはメネジ部64に相当する凹状のネジ相
当部と、ネジ相当部の底面側に形成され、シール部65
に相当する円柱状のシール相当部とを形成する。そして
管状部及び突起部は、コネクタ部62のネジ相当部の面
に隣り合った他側面に一体で形成する。突起部は、ニッ
プル部69に相当するボリュームとなるように所定の外
径及び長さを以て形成する。
【0020】そしてこの中間成形品に対して、前記実施
の形態と同様に、後方押出しにより突起部からニップル
部69及びそのニップル穴70を成形する。またネジ相
当部に対して転造などによりメネジ部64を成形する。
ネジ相当部としては、中間成形品の段階でメネジ部64
を成形しておくようにしてもよい。さらにシール相当部
を切削又は鍛造によりテーパ形状に成形してシール部6
5を成形する。このシール部65も、予め成形しておく
ようにしてもよい。またシール部65には図示したよう
なオス型の他に、下窄まりに窪んだメス型のシール部が
ある。このメス型の場合は塑性加工にて容易に成形でき
る。そしてコネクタ部62の内部に、塑性加工或いは機
械加工にて連通穴67を形成し、ニップル穴70とシー
ル穴66とを連続させる。連通穴67を塑性加工にて成
形する場合は、シール穴66を先に明けておいて、ニッ
プル穴70に引き続いて打ち抜くことにより行う。シー
ル穴66はそれほど深くないので、塑性加工により簡単
に明けることができるが、中間成形品の段階で明けてお
くようにしてもよい。
【0021】これで図3に示したような一体成形の平型
金具61を得ることができ、コスト低減、信頼性の向上
が達成される。そしてニップル部69及びニップル穴7
0のほかに、ソケット部63、コネクタ部62、シール
部65、連通穴67、シール穴66、ネジ部64のうち
のいずれか一つ、或いは複数のものを塑性加工で製造す
ることで、切削加工の工程をより少なくすることがで
き、より一層の製造工程の一部省略及び切粉抑制が達成
される。また取付用の穴68は、中間成形品の段階で予
め明けておくか、ニップル部69などの成形の後に明け
るようにする。
【0022】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、嵌合及び
ロウ付けを必要とせず、カシメ時のニップルつぶれを防
止することができると共に、液漏れのおそれがなく、品
質の向上、信頼性の向上が達成されるという優れた効果
を発揮する。そして製造工程を一部省略できるので、コ
スト低減が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を説明するためのホ
ース用オス口金具を示した側断面図である。
【図2】本発明の第二の実施の形態を説明するためのホ
ース用メガネ金具を示した側断面図である。
【図3】本発明の第三の実施の形態を説明するためのホ
ース用平型金具を示した側断面図である。
【図4】従来のホース用オス口金具及びその製造方法を
示した側断面図である。
【図5】従来のホース用メガネ金具及びその製造方法を
示した側断面図である。
【図6】従来のホース用平型金具及びその製造方法を示
した側断面図である。
【符号の説明】
41 ホース用オス口金具(ホース用金具) 42 オネジ部(ネジ部) 43 ツバ部 44 ネジ部穴 45,53,63 ソケット部 46,56,69 ニップル部 47,57,70 ニップル穴 51 ホース用メガネ金具(ホース用金具) 52 メガネ部 54 首部 55 メガネ穴 58 連通穴 61 ホース用平型金具(ホース用金具) 62 コネクタ部 64 メネジ部(ネジ部) 65 シール部 66 シール穴 67 連通穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 秀樹 茨城県日立市助川町3丁目1番1号 日立 電線株式会社電線工場内 (72)発明者 青柳 克弘 茨城県日立市助川町3丁目1番1号 日立 電線株式会社電線工場内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面にネジ部、ツバ部及びソケット部を
    有し、その内部にニップル部、ニップル穴及びネジ部穴
    を有するホース用金具を製造するに際して、上記ニップ
    ル部及びニップル穴を同一材料で塑性加工により一体成
    形することを特徴とするホース用金具の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のホース用金具の製造方法
    において、さらに上記ソケット部を同一材料で塑性加工
    により一体成形することを特徴とするホース用金具の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のホース用金具の
    製造方法において、さらに上記ツバ部を同一材料で塑性
    加工により一体成形することを特徴とするホース用金具
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のホー
    ス用金具の製造方法において、さらに上記ネジ部穴を塑
    性加工により成形することを特徴とするホース用金具の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のホー
    ス用金具の製造方法において、さらに上記ネジ部を同一
    材料で塑性加工により一体成形することを特徴とするホ
    ース用金具の製造方法。
  6. 【請求項6】 外面にメガネ部及びソケット部を有し、
    その内部にニップル部、ニップル穴及びメガネ穴を有す
    るホース用金具を製造するに際して、上記ニップル部及
    びニップル穴を同一材料で塑性加工により成形すること
    を特徴とするホース用金具の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のホース用金具の製造方法
    において、さらに上記ソケット部を同一材料で塑性加工
    により一体成形することを特徴とするホース用金具の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載のホース用金具の製
    造方法において、さらに上記メガネ部とソケット部とを
    結ぶ首部を同一材料で塑性加工により一体成形すること
    を特徴とするホース用金具の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のホース用金具の製造方法
    において、さらに上記首部内の連通穴を塑性加工により
    成形することを特徴とするホース用金具の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項6乃至9のいずれかに記載のホ
    ース用金具の製造方法において、さらに上記メガネ部を
    同一材料で塑性加工により一体成形することを特徴とす
    るホース用金具の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のホース用金具の製造
    方法において、さらに上記メガネ穴を塑性加工により成
    形することを特徴とするホース用金具の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項6乃至11のいずれかに記載の
    ホース用金具の製造方法において、さらに上記メガネ部
    にピン部を同一材料で塑性加工により一体成形すること
    を特徴とするホース用金具の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項6乃至11のいずれかに記載の
    ホース用金具の製造方法において、上記メガネ部に別体
    で成形したピン部を組み付けてロウ付けすることを特徴
    とするホース用金具の製造方法。
  14. 【請求項14】 外面にコネクタ部及びソケット部を有
    し、その内部にネジ部、シール部、ニップル部、ニップ
    ル穴、連通穴及びシール穴を有するホース用金具を製造
    するに際して、上記ニップル部及びニップル穴を同一材
    料で塑性加工により成形することを特徴とするホース用
    金具の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のホース用金具の製造
    方法において、さらに上記ソケット部を同一材料で塑性
    加工により一体成形することを特徴とするホース用金具
    の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項14又は15記載のホース用金
    具の製造方法において、さらに上記コネクタ部を同一材
    料で塑性加工により一体成形することを特徴とするホー
    ス用金具の製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項14乃至16のいずれかに記載
    のホース用金具の製造方法において、さらに上記シール
    部を同一材料で塑性加工により一体成形することを特徴
    とするホース用金具の製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項14乃至17のいずれかに記載
    のホース用金具の製造方法において、さらに上記連通穴
    を塑性加工により成形することを特徴とするホース用金
    具の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項14乃至18のいずれかに記載
    のホース用金具の製造方法において、さらに上記シール
    穴を塑性加工により成形することを特徴とするホース用
    金具の製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項14乃至19のいずれかに記載
    のホース用金具の製造方法において、さらに上記ネジ部
    を同一材料で塑性加工により一体成形することを特徴と
    するホース用金具の製造方法。
JP8107962A 1996-04-26 1996-04-26 ホース用金具の製造方法 Pending JPH09295097A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8107962A JPH09295097A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 ホース用金具の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8107962A JPH09295097A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 ホース用金具の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09295097A true JPH09295097A (ja) 1997-11-18

Family

ID=14472489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8107962A Pending JPH09295097A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 ホース用金具の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09295097A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1669654A1 (en) * 2004-12-13 2006-06-14 Gardner Denver Elmo Technology GmbH Compressor with Connector

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1669654A1 (en) * 2004-12-13 2006-06-14 Gardner Denver Elmo Technology GmbH Compressor with Connector

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6189199B1 (en) Method of manufacturing a hose coupling from an intermediate blank material
JPH11123493A (ja) ホース継手金具用ブランク素材の製造方法及びホース継手金具の製造方法
US7073256B2 (en) Method of manufacturing center electrode for spark plug
JPH09295097A (ja) ホース用金具の製造方法
JP3072976B2 (ja) ホース用口金具及びブレーキホース
JP3322124B2 (ja) ホース用金具の製造方法
KR20120010183A (ko) 호스용 구금의 제조 방법
JPH109468A (ja) ホース用口金具及びブレーキホース
JPH09292077A (ja) ホース用金具の中間成形品
JPH09292081A (ja) ホース用メガネ金具の製造方法
JP3731300B2 (ja) ホース用口金具の製造方法、ホース用口金具及びブレーキホース
JPH09292079A (ja) ホース用オス口金具の製造方法
KR100680896B1 (ko) 호스커플링,그것을제조하기위한중간성형품및그것을사용한호스어셈블리
JPH09295098A (ja) ホース用メガネ金具の製造方法
JPH09292080A (ja) ホース用金具の製造方法
JPH10122468A (ja) ホース用口金具及びその製造方法並びにブレーキホース
JPH09303646A (ja) 二重管及びその製造方法、ホース用口金具及びその製造方法、並びにブレーキホース
JP2940490B2 (ja) ホース用口金具の製造方法
JPH09303645A (ja) ホース用口金具の中間成形品
JPH09296892A (ja) ホース用口金具の製造方法
JPH10110879A (ja) ホース用メス口金具及びこれを用いたブレーキホース
JPH05337576A (ja) 管端末の成形方法
JPH10122467A (ja) ホース用金具の製造方法及びホース用金具及びブレーキホース
JP3513818B2 (ja) 座金付きナットの製造方法
JPH09292078A (ja) ホース用金具の製造方法