JPH09295098A - ホース用メガネ金具の製造方法 - Google Patents

ホース用メガネ金具の製造方法

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JPH09295098A
JPH09295098A JP8107966A JP10796696A JPH09295098A JP H09295098 A JPH09295098 A JP H09295098A JP 8107966 A JP8107966 A JP 8107966A JP 10796696 A JP10796696 A JP 10796696A JP H09295098 A JPH09295098 A JP H09295098A
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JP
Japan
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nipple
eyeglass
neck
spectacle
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP8107966A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ouchi
興次 大内
Yoshihiro Namekawa
義裕 滑川
Hideki Hagiwara
秀樹 萩原
Katsuhiro Aoyanagi
克弘 青柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の製造方法におけるコスト高、ニップル
部の液漏れ等の不具合を解消する。 【解決手段】 軸孔20を有した断面円形状の素材21
を用いて、少なくともソケット部15とソケット部15
の内方に設けられたニップル部14とを塑性加工により
一体成形して本体部22とした後、本体部22に、別体
で成形したメガネ部13を組み付けてロウ付けにより一
体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホース用メガネ金
具を製造するための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工業用ホースの取付け端部には、着脱
性、漏洩防止性及び信頼性等を配慮したホース用金具が
使用されている。このうちメガネ金具と呼ばれているも
のは、図2に示すように、メガネ穴2を有したメガネ部
3と、内方に同軸のニップル部4が設けられたソケット
部5と、メガネ部3及びソケット部5をつなぐ首部6と
を備えている。首部6の軸心位置には、ニップル部4の
軸孔であるニップル穴7とメガネ穴2とを連通させる連
通穴8が形成されている。すなわちソケット部5にホー
ス端を差し込んで、ニップル部4によりホース内径を保
持しつつ、ソケット部5をカシメ変形させることで、こ
のメガネ金具1をホース端に固着させるようになってい
る。
【0003】従来このメガネ金具1を製造するに際して
は、メガネ部3と、首部6及びソケット部5が一体のも
のと、ニップル部4とを別々に成形して、首部6の連通
穴8の両端部にメガネ部3及びニップル部4をそれぞれ
嵌合させることでこれらを組み付け、ロウ付けにより一
体化していた。一般にメガネ部3や首部6及びソケット
部5は塑性加工などにより製作し、ニップル部4はパイ
プ材を切断加工して製作する場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の製
造方法においては、ニップル部の嵌合部分からの液漏れ
のおそれがあると共に、部品点数が多くなり、組み付け
に時間を要して、コスト高となるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく本
発明は、軸孔を有した断面円形状の素材を用いて、少な
くともソケット部とソケット部の内方に設けられたニッ
プル部とを塑性加工により一体成形して本体部とした
後、この本体部に、別体で成形したメガネ部を組み付け
てロウ付けにより一体化するものである。本体部は、さ
らにメガネ部とソケット部及びニップル部とをつなぐ首
部が一体成形されたものであることが好ましい。首部
は、上記メガネ部を組み付けるための嵌合部を有して一
体成形されることが好ましい。メガネ部は、首部の嵌合
部に嵌め合わされる嵌合部を有して成形されることが好
ましい。またメガネ部は、塑性加工によって成形される
ことが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0007】図1は、本発明のホース用メガネ金具の製
造方法を示したものである。先にこの方法によって製造
されるホース用メガネ金具11の構成を説明する。図1
(d)に示したように、このホース用メガネ金具11
は、メガネ穴12を有したメガネ部13と、内方にニッ
プル部14を設けたソケット部15と、首部16とを備
えている。首部16は、ソケット部15及びニップル部
とメガネ部13との間に設けられ、これらをつないでい
る。ソケット部15は、ホース端の外周に適宜嵌め合わ
されるような径及び長さの管状に形成されている。ニッ
プル部14は、ソケット部15と同軸で同じ長さの細径
のパイプとして形成され、ソケット部15の基端に一体
で形成されている壁部17に接続されている。ニップル
部14のニップル穴18は、壁部17を貫通して首部1
6の連通穴19に同径で連続され、メガネ穴12に連通
している。
【0008】このホース用メガネ金具11を製造するに
際し、まず図1(a)に示したような貫通した軸孔20
を有する断面円形状の素材(ブランク材)21を用意す
る。軸孔19の径は、ニップル穴18に等しいものとす
ると後工程が容易となるので好ましい。また素材21の
全体のボリュームは、首部16、ソケット部15及びニ
ップル部14に相当するものとする。素材21の原料と
しては、冷間圧造用炭素鋼線(SWCH)か、これの相
当品を選定し、加工しやすいように焼鈍処理、潤滑処理
したもの等を用いる。鉄鋼以外にはアルミ、銅、或いは
それらの合金などの金属を使用できる。
【0009】次に冷間鍛造によって素材21を塑性加工
し、図1(b)に示すような本体部22を一体成形す
る。この本体部22は、首部16とソケット部15とニ
ップル部14とを備え、ニップル部14のニップル穴1
8は首部16の連通穴19に同径で連続し、首部16の
端面23において開口している。また首部16の開口側
端部には、段状に縮径して突出された形状の凸部24が
形成されている。この塑性加工はどのような手順にて行
ってもよいが、少なくともニップル部14は後方押出し
によって成形することが好ましい。すなわち例えば素材
22をダイスに固定しておき、適当な形状のパンチを軸
孔20に挿入させつつ、素材22の端面25から軸方向
に圧入させて、後方押出しにより細径のパイプを、すな
わちニップル部14及びそのニップル穴18を成形する
と共に、パンチの径方向外方において同心状にソケット
部15を成形する。すなわち所定の長さに揃ったソケッ
ト部15とニップル部14とが同時に成形されると共
に、素材21のうち、首部16以外の部分が所定厚さの
壁部17として残される。
【0010】他方、図1(b)に示すように、メガネ部
13を別体で塑性加工により成形する。この成形に際し
ては、例えば球状又は円板状の素材を用いてメガネ部1
3の外形にすると共に、ネジ穴12をパンチ打抜によっ
て成形する。そして機械加工等により、メガネ部13の
一箇所に、ネジ穴12から径方向外方に延びる接続穴2
6を連通穴19(ニップル穴18)と同径に明け、さら
に接続穴26の外方側端部に、これと同軸に段状の凹部
27を形成する。この凹部27は、首部16の凸部24
及び端面23に嵌め合わされる形状とする。
【0011】そして首部16の凸部24にメガネ部13
の凹部27を嵌め込んで、本体部22とメガネ部13と
を組み付け、その嵌合部分にロウ材(図示せず)を添え
てロウ付け炉に通し、ロウ付けして一体化する。ロウ付
けは、ロウ材の融点以上の高い温度で行うものとし、例
えば銅ロウ付けの場合は1,100 〜1,150 ℃で行う。これ
で図1(d)に示したようなメガネ金具が得られる。
【0012】このように、円柱状の素材21を用いて、
首部16、ソケット部15及びニップル部14を塑性加
工にて一体成形し、別体のメガネ部13をロウ付けする
ようにしたので、ニップル部14とソケット部15との
嵌合及びロウ付けを行う工程はなく、ニップル部からの
液漏れのおそれはない。そして部品点数及び製造工数を
少なくすることができるので、コスト低減が達成され
る。また軸孔20を有した素材21を用いたので、後方
押出しによるニップル部14の成形(ニップル穴18の
穴明け)を容易に行うことができる。またニップル部1
4を成形する際の切削工程がないので、切粉発生を抑え
ることができ、材料の歩留りを高めることができる。そ
してニップル部14は、後方押出しの塑性加工を経るこ
とで硬くなるので、ニップルつぶれを防ぐことができ
る。
【0013】そしてこの実施の形態では、嵌合部として
凸部24及び凹部27を一体成形などで成形するように
したので、メガネ部13と本体部22とを容易に組み付
けることができる。またメガネ部13も塑性加工で成形
するようにしたので、切削加工の工程をさらに少なくす
ることができ、より一層の製造工数の削減及び切粉抑制
が達成される。
【0014】なおメガネ金具としては、首部16のない
形状のものもあるので、この場合はソケット部15及び
ニップル部14のみで本体部を一体成形し、その壁部1
7にメガネ部13を組み付けることになる。またメガネ
部13はピン部を一体成形したものとしてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、ニップル
部の嵌合及びロウ付けを必要としないので、ニップル部
の液漏れを防止できると共に、部品点数及び製造工数を
削減できるので、コスト低減が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるホース用メガネ金具
の製造方法を示した側断面図である。
【図2】従来のホース用メガネ金具の製造方法を示した
側断面図である。
【符号の説明】
11 ホース用メガネ金具 12 メガネ穴 13 メガネ部 14 ニップル部 15 ソケット部 16 首部 18 ニップル穴 19 連通穴 20 軸孔 21 素材 22 本体部 24 凸部(嵌合部) 27 凹部(嵌合部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青柳 克弘 茨城県日立市助川町3丁目1番1号 日立 電線株式会社電線工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸孔を有した断面円形状の素材を用い
    て、少なくともソケット部と該ソケット部の内方に設け
    られたニップル部とを塑性加工により一体成形して本体
    部とした後、該本体部に、別体で成形したメガネ部を組
    み付けてロウ付けにより一体化することを特徴とするホ
    ース用メガネ金具の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記本体部が、さらに上記メガネ部と上
    記ソケット部及びニップル部とをつなぐ首部が一体成形
    される請求項1記載のホース用メガネ金具の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記首部が、上記メガネ部を組み付ける
    ための嵌合部を有して一体成形される請求項2記載のホ
    ース用メガネ金具の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記メガネ部が、上記首部の嵌合部に嵌
    め合わされる嵌合部を有して成形される請求項3記載の
    ホース用メガネ金具の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記メガネ部が、塑性加工によって成形
    される請求項1乃至4のいずれかに記載のホース用メガ
    ネ金具の製造方法。
JP8107966A 1996-04-26 1996-04-26 ホース用メガネ金具の製造方法 Pending JPH09295098A (ja)

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