JPH09291651A - 棟下地及び棟構造 - Google Patents

棟下地及び棟構造

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JPH09291651A
JPH09291651A JP13141596A JP13141596A JPH09291651A JP H09291651 A JPH09291651 A JP H09291651A JP 13141596 A JP13141596 A JP 13141596A JP 13141596 A JP13141596 A JP 13141596A JP H09291651 A JPH09291651 A JP H09291651A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を減らし、低コストで手間のかから
ない棟下地及び棟構造を提供する。 【構成】 固定面51と、固定面51を立ち上げた支持
面52とから形成され、固定面52の左右両側には、支
持面51の幅よりも延出し、所定の角度に合わせて取り
付けることができる定着部51aが設けられ、支持面5
2の左右両側には、一対の凹部53・53が形成されて
いる芯材5を、棟を跨いで所定間隔に取り付け、隣り合
う芯材の凹部53から凹部53へ桟木6を架け渡して棟
下地Aとし、その左右両側を側面体1で覆い、上から棟
カバー4をかぶせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根の頂部に施工され
る主棟や、左右に隣り合う屋根面と屋根面とが接する箇
所に施工される隅棟に関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅の主棟を施工する場合、見栄えがよ
く豪華に見せるために、図11に示した金属製の棟部品
を、図12(ア)(イ)に示した手順で、図10に示し
たように施工している。
【0003】まず、図11に示した金属製の棟部品を説
明する。帯板aは金属板を折り曲げたものであり、丸唐
草板bは金属板の一部を丸く型抜きしたあとで折り曲げ
たものである。ドブ板cは、金属板を折り曲げたあとで
アール状にし、さらに中央部分に凹凸をつけてシワを寄
せたものである。菊紋dは、金属板の一端をアザ折りし
たあとで、略直角に折り曲げ、さらに菊の花びらに似せ
て凹凸を付けたものである。雨返し板eは、金属板を何
度か折り曲げたものである。また、棟カバー4は、金属
板を成型したものであり、上面部42と、その左右両端
を折り下げた折り下げ部43・43と、折り下げ部43
・43を外側に折り曲げた水返し部44・44とから成
っており、強度を出すために突条41がはいっている。
【0004】これらの部品を用いて主棟を施工する場合
には、棟下地Aから製作する。棟下地Aは、図10及び
図12(ア)(イ)に示した通りであるが、この棟下地
Aは棟下地Aを形成するそれぞれの木材を屋根上で取り
付けることが困難なので、あらかじめ一体化させてから
屋根上に上げている。この棟下地Aは、左右に、屋根の
勾配に合わせた幅広板f・fを配し、その幅広板f・f
のそれぞれの上面を跨ぐように所定の間隔でコマ板gを
載せて止着してあり、コマ板g・gの左右両側の上方と
下方とにヌキ板h・hを打ち付けて、隣り合うコマ板g
・gを連結している。そして、別のヌキ板hに所定の間
隔で菊紋下地iを取り付けておき、そのヌキ板hを隣り
合うコマ板g・gの上面に載せ、コマ板g・gに止着し
てある。
【0005】次に、このような棟下地Aを覆うが、図1
2(ア)のように雨返し板e、帯板aの順で、棟下地A
の側面を形成しているヌキ板h・hに取り付け、次に図
12(イ)のように丸唐草板bを取り付け、ドブ板cを
丸唐草板bの曲線に合わせて取り付ける。続いて、菊紋
d・dを、隣り合うドブ板cとドブ板cとのつなぎ目に
かぶせて菊紋下地i・iに取り付ける。そして、図10
のように両側に桟木6・6を取り付け、両側の桟木6・
6を板材で連結し、さらに、桟木6・6を跨ぐように棟
カバー4をかぶせる。
【0006】また、建物とのバランスを考えて、コマ板
gより下の部分だけを棟下地Aとし、ドブ板c・丸唐草
板b・菊紋dを用いずに、主棟の高さを低くして納める
こともある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の主棟の施工の場
合には、図10から図12に示した通り棟部品の点数が
多く、それら1つ1つを折り加工したり、金型を用いた
りして製造するため、コストがかかり、工場や現場で部
品を管理するのが面倒であり、施工も1つ1つを止着し
ていくため時間も手間もかかっていた。また、棟下地と
なる木材も何種類も必要で、組み立ててから屋根上に上
げなければならず、同様にコストも手間もかかってい
た。
【0008】さらに、屋根によって勾配が異なるので、
棟下地を屋根の勾配に合わせて調節するときに、従来
は、角度の異なるコマ板を用意して対応する等、棟下地
の部材を勾配に応じて何種類か用意していたため、部材
の管理が面倒であった。そのうえ、棟の高さに応じて棟
下地や棟下地を覆う棟部品の構成が大きく異なるので、
棟下地や棟部品のそれぞれの種類がとても多くなり、こ
の意味でも在庫管理がたいへんであった。
【0009】本発明は、これらの問題点を解決するため
に、部品点数を減らし、低コストで手間のかからない棟
下地及び棟構造を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の棟構造に用いら
れる棟下地及び、その棟下地を用いた棟構造は、次の通
りとなっている。まず、芯材は、固定面と、固定面を立
ち上げて設けた支持面とから形成されており、固定面の
左右両側には、支持面の幅よりも延出し、かつ、所定の
勾配角度に合わせて取り付けることができる定着部が形
成され、支持面の左右両側には、少なくとも一対の凹部
が形成されている。凹部の数は、棟の高さによって、左
右両側に1対ずつの場合も、二対以上の場合もある。こ
の芯材が棟を跨いで所定間隔に取り付けられ、その隣り
合う芯材の凹部から凹部へ桟木が架け渡されて棟下地を
構成している。
【0011】このような構成の棟下地による棟構造は、
建物の大きさ等を考慮して、棟の高さが比較的低くてよ
い場合には、支持面の左右両側に凹部が一対設けられた
芯材を用いた棟下地の左右両側を側面体で覆い、それぞ
れの側面体に棟カバーをかぶせる。側面体は、棟下地の
側部を覆う形状で、上方に桟木への止着箇所を有し、下
方に支持材への止着箇所を有していればよい。棟カバー
は棟下地の上部を覆う形状であって、上面部と、上面部
の左右の先端を折り下げた折り下げ部とを有していれば
よく、上面部の形状は円弧状でも略への字形でもよい。
【0012】また、棟の高さを比較的高くする場合に
は、棟下地の芯材には、左右両側に二対以上の凹部が形
成されたものを用い、その棟下地の左右両側において、
最下段に位置する桟木よりも下位部分を側面体で、最下
段に位置する桟木よりも上位部分を飾り受け体で覆う。
次に、その飾り受け体に前述の棟カバーをかぶせる。飾
り受け体をそのまま用いてもよいが、飾り受け体にあら
かじめ飾り体を取り付けておいてもよいし、あとから飾
り体を取り付けることもできる。
【0013】
【作用】多くの棟部品や棟下地を必要とせず、勾配がか
なりかわっても対応でき、比較的高い棟の場合には、芯
材を替え、棟部品を少し増やすことで、意匠性を考慮
し、建物とのバランスがとれた棟を施工することができ
る。
【0014】
【実施例】本発明の棟構造の実施例と、それに用いる棟
下地Aの実施例について、図1から図9により説明す
る。図1及び図2は比較的低い棟に施工する場合の棟構
造の実施例を示す説明図であり、図3は比較的高い棟に
施工する場合の棟構造の実施例を示す説明図である。ま
た、図4は芯材5の実施例の図で定着部51aを勾配に
応じて羽根のように動かせることを示した説明図であ
り、図5は図1に示した棟構造を構成する棟部品の実施
例の分解斜視図である図6は図3に示した棟構造を構成
する棟部品の実施例の分解斜視図であり、図7(ア)は
図3に示した実施例の側面図であり、図7(ア)(イ)
は飾り体3の実施例の説明図である。図8は図1及び図
2の棟構造に用いられる芯材5の実施例の製作展開図及
び説明図であり、図9は図3の棟構造に用いられる芯材
5の実施例の説明図である。
【0015】まず、図1により、比較的低い棟に施工す
る場合の棟構造の実施例を説明するが、この棟構造を構
成する棟下地Aの芯材5から説明する。ここに用いられ
ている芯材5は、図4と図8にも示した通り、棟を跨ぐ
ように略への字形をしている固定面51と、固定面51
から立ち上げられた支持面52とから成っており、支持
面52には、左右両側に凹部53が1つずつ設けられて
いる。芯材5の固定面51は、両側を立ち上げてもよい
し、必ずしも略への字形でなくともよい。
【0016】本実施例の場合には、芯材5は1枚の金属
板を折り曲げて製作されており、凹部53・53の上下
や支持部52の左右には補強片54・54が設けられて
いる。補強片54・54は、その形成箇所によって、芯
材5を補強したり、凹部53・53に嵌められる桟木6
を支えたり、桟木6を止着したり、棟カバー4を載せた
りする役目を果たしている。また、支持面52の上方を
切り欠いて、図1や図4に示したような略への字形の棟
カバー4を支えるための桟木6を載せる部分を作っても
よい。
【0017】そして、芯材5の固定面51の左右両側に
は、支持面51の幅よりも延出した定着部51aが設け
られている。この定着部51aを、棟の両側の屋根面に
取り付けられた支持材7・7に所定間隔で固定する。こ
の定着部51aは、屋根の勾配角度に合わせて取り付け
ることができるので、勾配がかなり変わっても対応する
ことができる。定着部51aは、図8に示したように折
り曲げ線を入れてあらかじめ折り曲げて形成しておくと
よい。そうすれば、定着部51aは屋根の勾配角度に合
わせて折り曲げ線を軸に上下に羽根のように動かすこと
ができるので、勾配が変わることによって別の芯材5を
用意することがなくなる。
【0018】次に、芯材5のそれぞれの凹部53・53
に桟木6を嵌めるが、隣り合う芯材5・5の凹部53か
ら凹部53に架け渡すようにし、次いで芯材5と桟木6
とを止着し、これを棟下地Aとする。桟木6は金属製で
もよいし、形状も隣り合う芯材5・5をつないで補強で
きれるような形であればよい。この芯材5は、左右両側
に凹部53・53を設けてあり、所定間隔で取り付けら
れた芯材5の隣り合う凹部53から凹部53に桟木6を
架け渡して棟下地Aを形成していけばよいので、従来の
棟下地Aに比べ、作業がきわめて簡単である。
【0019】続いて、この棟下地Aを棟部品で覆った棟
構造について説明するが、図4により、それらの部品を
説明しておく。まず、側面体1は、棟下地Aの側面を覆
うものであり、本実施例の場合には金属板でできてい
る。そして、側面体1の上方には桟木6への止着箇所
が、下方には支持材7への止着箇所が形成されている。
また、本実施例の場合には、強度を出すために突条11
が入れられている。側面体1の形状は、棟下地Aの側部
を覆う形状であって所定の高さを有し、桟木6や支持材
7への止着箇所があればよい。
【0020】棟カバー4は、本実施例の場合には略への
字形の上面部42と、その先端をそれぞれ折り下げた折
り下げ部43・43とを有しており、折り下げ部43・
43の下端は内側に折り返されている。また、図2に示
した実施例のように、棟カバー4の形状を円弧を描いた
ものにし、段を付けた折り下げ部43・43を設けても
よい。
【0021】これらの施工方法であるが、まず、棟下地
Aのそれぞれの側部を側面体1・1で覆い、側面体1・
1の上方を、桟木6・6に横から釘等の止着具で止着
し、下方を支持材7・7に止着する。次に、棟カバー4
をかぶせて横から桟木6・6に止着する。このようにし
て、棟を施工する。つまり、隣り合う芯材5・5の凹部
53・53に桟木6を架け渡した棟下地Aの側部を側面
体1で覆い、棟カバー4をかぶせることで、部品点数が
少なく手間もかけずに棟が施工できるのである。
【0022】図3は、比較的高い棟に用いられる棟構造
の実施例である。まず、この棟構造を構成する棟下地A
の芯材5を説明する。ここに用いられている芯材5は、
図7にも示した通り、棟を跨ぐように略への字形をして
いる固定面51と、固定面51から立ち上げられた支持
面52とから成っており、支持面52には、本実施例の
場合には左右両側に凹部53が2つずつ、上下2段にな
って設けられている。
【0023】本実施例の芯材5も、1枚の金属板を折り
曲げて製作されており、芯材5の凹部53・53の上下
や支持面52の左右には補強片54・54が設けられて
おり、その形成箇所によって、芯材5を補強したり凹部
53・53に嵌められる桟木6を支えたり、桟木6を芯
材5に止着したり、棟カバー4を載せたりする役目を果
たしている。
【0024】このような芯材5の固定面51の定着部5
1aを、棟の両側の屋根面に取り付けられた支持材7・
7に所定間隔で固定する。本実施例の場合にも、芯材5
が金属板でできており、定着部51aを屋根の勾配角度
に合わせて動かすことができるため、勾配がかなり変わ
っても対応することができる。定着部51aは、図8に
示したように折り曲げ線を入れてあらかじめ折り曲げて
形成しておくとよい。そうすれば、定着部51aは屋根
の勾配角度に合わせて折り曲げ線を軸に上下に羽根のよ
うに動かすことができるので、勾配が変わることによっ
て別の芯材5を用意しなくて済む。
【0025】次に、芯材5のそれぞれの凹部53・53
に桟木6を嵌めるが、隣り合う芯材5・5の凹部53・
53に架け渡し、次いで、芯材5に桟木6を止着し、こ
れを棟下地Aとする。
【0026】続いて、この棟下地Aを棟部品で覆った棟
構造について説明するが、図5により、それらの部品を
説明しておく。まず、側面体1は、図1や図2に示した
ものと全く同じものを用いているのが特徴である。しか
し、高い棟に対応して図9に示したように芯材5が高く
なっているので、側面体1は、この芯材5の凹部53の
下の段に位置する桟木6に止めることになる。
【0027】さらに、図7(ア)(イ)をも含めて説明
する。図5に示した通り、棟の高さを比較的高くする場
合には、棟下地Aの上方であって上下の桟木6と桟木6
との間を、飾り受け体2で覆う。飾り受け体2だけをそ
のまま用いてもよいが、この飾り受け体2には、従来の
菊紋dやドブ板cや丸唐草板bに代えて飾り体3を取り
付けるとよい。飾り体3は、図7(ア)(イ)に示した
通り、家紋等に用いられている模様を組み合わせたり、
大きさや間隔を変えたりして、いろいろな飾りを付けて
形成することができる。この飾り体3は、飾り受け体2
のくぼみ部21に、あらかじめ取り付けておくことも、
あとから取り付けることもできる。(その飾り体3を用
いて棟構造を形成した状態が図7(ア)(イ)であ
る。)
【0028】棟カバー4は、本実施例の場合には円弧を
描いており、上面部42と、その先端を段を付けて折り
下げた折り下げ部43・43とを有し、それぞれの折り
下げ部43・43を内側に折り返してあり、強度を出す
ために突条41が設けられたものを用いている。棟カバ
ー4の形状は、飾り受け体2の上から覆うことができれ
ばよいので、略への字形をはじめさまざまな形状にする
ことができる。
【0029】これらの棟部品の施工方法であるが、ま
ず、棟下地Aのそれぞれの側部であって、下の段の桟木
6・6より下方を側面体1・1で覆い、その下方を支持
材7・7に止着し、側面体1・1の上方に形成された止
着箇所を、下の段の桟木6・6に横から釘等の止着具で
止着する。次に、飾り体3がくぼみ部21に取り付けら
れた飾り受け体2の、くぼみ部21の上方と下方に形成
される止着箇所を、それぞれ上の段と下の段の桟木6・
6に横から止着する。続いて、棟カバー4をかぶせて桟
木6・6に止着する。このようにして、棟を施工する。
本実施例の場合にも、芯材5に桟木6を架け渡した棟下
地Aの側部を側面体1と飾り受け体2とで覆い、棟カバ
ー4をかぶせることで、部品点数が少なく手間もかけず
に棟が施工できるのである。
【0030】このように、本発明の棟構造は、棟下地A
を簡素化し、棟部品の点数を減らすことでコストダウン
をはかり、部品管理や施工手間も省けるものである。そ
して、比較的低い棟は、側面体1と棟カバー4の組み合
わせで施工し、比較的高い棟は、2段以上の凹部53・
53を有する芯材5を用いて側面体1と飾り受け体2と
棟カバー4との組み合わせで施工することで、それぞれ
の棟に対応できる棟構造を提供できる。
【0031】さらに、芯材5の凹部53を増やして、た
とえば左右両側に3対、つまり3段の凹部53を設けた
場合には、飾り体3の取り付けられた飾り受け体2も上
下2段に増やして、より高い棟に対応することができ
る。つまり、凹部53の数が増した場合には、棟下地A
の左右両側において、最下段に位置する桟木6・6より
も下位部分を側面体1で、最下段に位置する桟木6・6
よりも上位部分を飾り受け体2で覆い、その上から棟カ
バー4をかぶせていけばよいのである。
【0032】
【発明の効果】従来の主棟の施工の場合には、棟部品の
点数が多く、それら1つ1つを折り加工したり、金型を
用いたりして製造するため、コストがかかり、工場や現
場で部品を管理するのが面倒であり、施工も1つ1つを
止着していくため時間も手間もかかっており、また、棟
下地となる木材も何種類も必要で、それらを1つ1つ止
着して組み立ててから屋根上に上げなくてはならないた
め、同様にコストも手間もかかっていたが、本発明によ
れば棟部品も棟下地も点数が少なくて済み、部品コスト
の低減になり手間もかからない。
【0033】さらに、本発明によれば、棟下地を構成す
る芯材の定着部が所定の勾配角度に合わせて取り付ける
ことができるので、屋根によって勾配が異なっても、そ
れぞれの勾配に合わせて定着部を動かして支持材に止着
できるので、勾配角度によって部品を用意しなくて済
む。そのうえ、棟の高さを比較的高くする場合には、棟
下地の芯材を替え、棟下地を覆う棟部品の飾り受け体を
加えることで対応できるので、棟下地や棟部品の種類が
少なくて済み、この意味でも在庫管理が容易になる。こ
のように、芯材を替えて側面体と飾り受け体と棟カバー
との組み合わせも変えることにより、何通りかの外観が
設定でき、建物や使用箇所に応じた棟構造を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の棟構造の実施例を示す説明図である。
【図2】本発明の棟構造の他の実施例を示す説明図であ
る。
【図3】本発明の棟構造のさらに他の実施例を示す説明
図である。
【図4】本発明の棟下地を構成する芯材の実施例を示す
説明図である。
【図5】図1に示した本発明の棟構造に用いられる棟部
品の分解斜視図である。
【図6】図3に示した本発明の棟構造に用いられる棟部
品の分解斜視図である。
【図7】(ア)は図3に示した棟構造の側面図であり、
さらに、(ア)(イ)は飾り体の実施例の説明図でもあ
る。
【図8】本発明の棟構造に用いられる芯材の実施例の展
開図である。
【図9】本発明の棟構造に用いられる芯材の他の実施例
の説明図である。
【図10】従来技術を示す説明図である。
【図11】従来の棟構造に用いられる棟部品の説明図で
ある。
【図12】(ア)(イ)は従来の棟構造の施工手順を示
す説明図である。
【符号の説明】
A 棟下地 1 側面体 11 突条 2 飾り受け体 21 くぼみ部 3 飾り体 4 棟カバー 41 突条 42 上面部 43 折り下げ部 44 水返し部 5 芯材 51 固定面 51a定着部 52 支持面 53 凹部 54 補強片 6 桟木 7 支持材 a 帯板 b 丸唐草板 c ドブ板 d 菊紋 e 雨返し板 f 幅広板 g コマ板 h ヌキ板 i 菊紋下地

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材は、固定面と、固定面を立ち上げて
    設けた支持面とから形成されており、固定面の左右両側
    には、支持面の幅よりも延出し、かつ、所定の勾配角度
    に合わせて取り付けることができる定着部が形成され、
    支持面の左右両側には、少なくとも一対の凹部が形成さ
    れており、この芯材が棟を跨いで所定間隔に取り付けら
    れ、隣り合う芯材の凹部から凹部へ桟木が架け渡される
    ことを特徴とする棟下地。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の棟下地の左右両側が覆わ
    れ、上から棟カバーがかぶせられた棟構造であって、支
    持面の左右両側に一対の凹部が形成された芯材が用いら
    れた棟下地の場合には、該棟下地の左右両側が側面体で
    覆われ、二対以上の凹部が形成された芯材が用いられた
    棟下地の場合には、該棟下地の左右両側において、最下
    段に位置する桟木よりも下位部分が側面体で、最下段に
    位置する桟木よりも上位部分が飾り受け体で覆われるこ
    とを特徴とする棟構造。
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