JP3108451B2 - 屋根構造 - Google Patents

屋根構造

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JP3108451B2
JP3108451B2 JP03053462A JP5346291A JP3108451B2 JP 3108451 B2 JP3108451 B2 JP 3108451B2 JP 03053462 A JP03053462 A JP 03053462A JP 5346291 A JP5346291 A JP 5346291A JP 3108451 B2 JP3108451 B2 JP 3108451B2
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根構造に関し、特に
屋根表面に凹凸溝を有する屋根部を構成するための屋根
構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、住居などの建築物の建築工程の簡
略化並びに迅速化を図り、かつ高い構造強度を得るため
の建築工法の一つとしてパネル工法が用いられている。
【0003】このパネル工法においては、建築物の各部
を種々のパネル、例えば、床パネル、壁パネル、屋根パ
ネルなどを結合することによって構成している。
【0004】図5(A)及び(B)は、上記パネル工法
に用いられる従来の建築用屋根パネルの一例を示してお
り、同図(A)は裏面側から見た斜視図、同図(B)は
表面側から見た斜視図をそれぞれ示している。
【0005】図において、建築用屋根パネル10は、外
枠12及び補強芯材14からなる枠体16にプレート部
材18を取り付けることによって構成されている。
【0006】次に、図6は、上記従来の屋根パネルを組
み合せることによって構築された屋根部の部分斜視図が
示されている。この屋根部は、建築用屋根パネル10を
複数結合して屋根面を構成し、その外表面に屋根傾斜に
沿って伸長する凸状部20を構成することによって凹凸
溝屋根とされている。
【0007】このような凹凸溝屋根を構成する場合、建
築用屋根パネル10を設置して屋根面を構成した後、凸
状部20の形成されたボード22を建築現場においてそ
の屋根面に張り付けることによって構成されている。こ
の凸状部20を形成したボード22の設置は、屋根の雨
仕舞をよくし、かつ美観を高める等の効果を奏するもの
である。
【0008】
【発明が解決使用とする課題】上記従来の建築用屋根パ
ネル10を用いて凹凸溝屋根を構築する場合、まず、建
築現場において、建築用屋根パネル10を設置すること
によって屋根傾斜面を構成し、さらに耐水性を有するボ
ード22を貼り付けることなどによって取り付けてい
る。しかし、このボード22の取付け作業は煩雑な作業
を伴う。すなわち、屋根形状や屋根のサイズが異なるこ
とから、ボード22の大きさをその屋根面に正確に適合
させるために、現場において切断作業などを行う必要が
あり、さらにその取付け作業も非常に手間のかかる作業
となっていた。発明の目的本発明は上記問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、その目的は屋
根の外表面に屋根傾斜に沿って伸長する凸状部が所定間
隔毎に形成された凹凸溝屋根を容易に構成することので
きる屋根構造を提供することにある。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る屋根構造は、複数種類の異なった幅
の建築用屋根パネルを結合して屋根部を構成する屋根構
造であって、前記建築用屋根パネルは、所定形状に組ま
れた枠体にプレート材を取り付けて成り、最小幅の建築
用屋根パネルの幅を整数倍した幅に形成され、かつ、平
行に伸長する凹凸溝の1ピッチが前記最小幅の建築用屋
根パネルの幅の整数分の1に形成された耐水性ボードを
前記プレート材の外表面に備えたことを特徴としてい
る。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】上記請求項1に係る屋根構造に用いられる建築
用屋根パネルは、最小幅の建築用屋根パネルの幅を整数
倍して種々の幅長に形成され、取付けられるボードの凹
凸溝の1ピッチ(互いに隣り合う凸部あるいは凹部の相
対応する2点間の距離)は、上記最小幅の屋根パネルの
幅長の整数分の1とされている。従って、その最小幅の
屋根パネルの整数倍の幅長を有する各種屋根パネルを組
み合わせて用いる場合において、その各パネルの結合部
分において上記凹凸溝の間隔の不整合状態の発生を防止
することができる。
【0015】従って、幅の異なる建築用屋根パネルを組
み合せて屋根部を構成した場合でも、パネル設置後にお
いて各凸状部の間隔を定間隔とするための調整作業を行
う必要がない。これにより、例えば複雑な形状の屋根を
構築する場合などにおいて、異なった幅の屋根パネルを
用いる必要がある場合などにおいても、凹凸溝屋根の容
易かつ迅速な構築を行うことが可能である。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
を説明する。
【0017】図1は本発明に係る屋根構造に用いられる
建築用屋根パネルの斜視図を示しており、前述した図5
(A)及び(B)に示した従来の建築用屋根パネル10
と同様の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を
省略する。
【0018】図において、枠体16に取り付けられたプ
レート材18の外表面には、本発明の特徴的構成事項で
ある、例えば金属製,プラスチック製などの耐水性ボー
ド24が接着固定されている。この耐水性ボード24に
は平行に伸長する凹凸溝が形成されている。すなわち、
耐水性ボード24を所定間隔毎に屈曲させ、凸部24a
及び凹部24bを交互に形成することによって構成され
ている。
【0019】本実施例においては、この凹凸溝の1ピッ
チの間隔、すなわち隣接する凸部24aの相対応する2
点間の間隔は、一定の規格の下に形成される建築用屋根
パネルの内最小幅のパネルの幅の整数分の1とされてい
る。
【0020】図2は、種々の幅長を有する建築用屋根パ
ネル26a〜26dと各屋根パネル26に取り付けられ
る耐水性ボード24の凹凸溝の間隔との関係を示してい
る。
【0021】図2において、例えば規格上最小幅の建築
用屋根パネル26aの幅長Xが凹凸溝の1ピッチとされ
ている例が示されている。従って、最小幅の建築屋根パ
ネル26aの2倍の幅長を有する建築用屋根パネル26
bには2ピッチの凹凸溝が形成され、3倍の幅長を有す
る建築用屋根パネル26cには3ピッチの凹凸溝が形成
され、さらに最小幅の4倍の幅長を有する建築用屋根パ
ネル26dには4ピッチの凹凸溝が形成されている。
【0022】また、本実施例においては、耐水性ボード
24は、その凸部24aが各建築用屋根パネル26のジ
ョイント部に位置するように配設されている。このよう
に凸部24aを建築用屋根パネル26のジョイント部に
配置することにより、このジョイント部において凸部被
せ処理を施すことができ、屋根の雨仕舞を確実にするこ
とができる。この点を更に詳細に説明すると、耐水性ボ
ード24の結合部から雨水などが侵入することのないよ
うに、耐水性ボード24は、図3及び図4に示したよう
な構成となっている。
【0023】すなわち、各建築用屋根パネル26の結合
側の縁部の耐水性ボード24を屈曲させ、鉤状部25を
形成している。そして、本実施例では、この鉤状部25
の変形を防止しその安定化を図るため、固定部材28が
取り付けられている。固定部材28は、屈曲された鉤状
部25にその屈曲部28aが被せられ、一端側の固定部
28bが建築用屋根パネル26のプレート材18に固定
されている。
【0024】そして、図4に示すように、隣接する鉤状
部25相互間にはカバー部材30が装着されている。カ
バー部材30は、当接設置された2つの建築用屋根パネ
ル26のそれぞれの耐水性ボード24の鉤状部25の間
を覆う、断面がほぼコ字状の部材であって、その両端に
鉤状部25に外側より係止される爪部32を有してい
る。このカバー部材30の幅lは、通常の凸部24aの
幅と同様の幅となるように形成されている。
【0025】上記のように、本実施例によれば、凹凸溝
屋根の凸状部を構成し得る凹凸溝(凸部24a)が形成
された耐水性ボード24が、建築用屋根パネル26の製
造段階にて予め取り付けられている。そして、凹凸溝の
形成間隔、すなわち凸部24aのピッチは、最小幅の建
築用屋根パネル26aの幅長Xの整数分の1(本実施例
では1/1)とされている。従って、各建築用屋根パネ
ル26は、この最小幅の建築用屋根パネル26aの整数
倍の幅に形成されるので、複数種類の異なった幅の建築
用屋根パネル26を結合して屋根部を構成する場合にお
いても、上記図2に示したように凸部24aの間隔に不
整合が生ずることがない。
【0026】これゆえ、実施例に係る建築用屋根パネル
を複数組み合せて設置すれば、幅が異なるパネルであっ
ても凹凸溝屋根が簡単に構築される。そして、建築用屋
根パネルを設置した後に、建築現場においてその表面に
耐水性ボードを設置する煩雑な作業を行う必要がないた
め、施工時間の大幅な短縮を達成することができる。
【0027】さらに、本実施例では、併設される各建築
用屋根パネル26の当接側縁部においては鉤状部25を
構成し、これに通常の凸部24aと同様の幅および同様
の形状を有するカバー部材30を被せて耐水性ボード2
4相互間を連結しているため、各建築用屋根パネルの結
合部の凸部24aに不均一を生じさせることなくかつ結
合部における雨水の侵入などを有効に防止することがで
きる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る屋根
構造によれば、パネル工法における凹凸溝屋根の構築を
建築用屋根パネルの設置作業のみによって簡単に行うこ
とができ、施工の短縮化を図ることができる。
【0029】さらに、異なった幅長を有する建築用屋根
パネルを組み合せて屋根部を構成する場合においても凸
部の位置調整を別途行うことなく、常に等間隔の凸部を
簡単に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る屋根構造の建築用屋根パネルを示
す斜視図である。
【図2】実施例の建築用屋根パネルの幅長と凸部の間隔
との関係を示す説明図である。
【図3】実施例に係る建築用屋根パネルの縁部における
耐水性ボードの構造を示す部分斜視図である。
【図4】実施例に係る各パネル当接部分の凸部の構成状
態を示す部分斜視図である。
【図5】(A)及び(B)は従来の建築用屋根パネルの
斜視図である。
【図6】凹凸溝屋根の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
16 枠体 18 プレート部材 24 耐水性ボード 24a 凸部 24b 凹部 25 鉤状部 28 固定部 30 カバー部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の異なった幅の建築用屋根パネ
    ルを結合して屋根部を構成する屋根構造であって、 前記建築用屋根パネルは、所定形状に組まれた枠体にプ
    レート材を取り付けて成り、最小幅の建築用屋根パネル
    の幅を整数倍した幅に形成され、かつ、平行に伸長する
    凹凸溝の1ピッチが前記最小幅の建築用屋根パネルの幅
    の整数分の1に形成された耐水性ボードを前記プレート
    材の外表面に備えたことを特徴とする屋根構造。
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