JP3051494U - 床及び柵の構造 - Google Patents

床及び柵の構造

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JP3051494U JP1998000586U JP58698U JP3051494U JP 3051494 U JP3051494 U JP 3051494U JP 1998000586 U JP1998000586 U JP 1998000586U JP 58698 U JP58698 U JP 58698U JP 3051494 U JP3051494 U JP 3051494U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工作業を容易且つ適宜に行い、設置状態の
見栄えを向上する。 【解決手段】 複数のパネル部材1を敷設するために、
パネル部材1とは別に床面上で組み立て配置される枠部
材2を備える。これにより、予め枠部材2を床面上で組
み立てて枠体15をなし、該枠体15に個々のパネル部
材1を載置して取り付けるように、各部品をそれぞれ床
面上で組み立てることができるので、床の施工作業が全
て床面上で行え、施工作業を容易且つ適宜に行うことが
可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えばベランダ、バルコニーあるいはテラス等において装飾等を目 的として設置される床及び柵の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年では、ベランダ、バルコニーあるいはテラス等において、コンクリート床 面に木製あるいは木目調の表面が施された床を敷設し、且つ、木製あるいは木目 調の表面が施された柵を設置し、この床や柵に鉢植え等を載置して自然の感じを 有した庭園を創り出す趣向が知られている。
【0003】 従来、この種の床及び柵の構造として、床の構造に関しては、複数のパネル部 材をそれぞれ接続して組合せ、所望のコンクリート床面に置くことにより敷設し ている。また、柵の構造に関しては、コンクリート製等の重量のある台材を用い て柵の支柱を差し込み支持するか、あるいは柵を既存の手摺等に紐等で縛り付け ることにより設置している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の床及び柵の構造では、床の構造に関し、それぞ れのパネル部材の接続には接続用の金具等を用いており、この金具はパネル部材 の表面にあらわれないようにパネル部材の側部あるいは底部で連結される。ゆえ に、パネル部材の敷設は、各パネル部材を接続してから行われており、パネル部 材の数が多くなると、それぞれのパネル部材を接続した際の総面積及び総重量が 嵩むため、その後の敷設が困難となり、複数の人手が必要となる等、施工作業性 に問題があった。なお、各パネル部材を接続しないと、個々のパネル部材がズレ てしまったり強風時にコンクリート床面から外れてしまうという問題がある。
【0005】 さらに、床の構造に関し、複数のパネル部材を接続し敷設して庭園を創作した 後に、季節の移り変わりでの鉢植え等の配置換えとして、例えば、一部のパネル 部材を取り外し、パネル部材を外した場所に鉢植えを載置したい場合、各パネル 部材が上記のように接続されているため、取り外すパネル部材の場所によっては 、全てのパネル部材を組み立てな直さなければならないという問題が生じる。こ の問題は、一部のパネル部材が破損した際の取り替えの場合にも生じ得る。
【0006】 また、柵の構造に関し、上記台材を用いて配設する場合には、台材を置くスペ ースを確保しなければならず、前記パネル部材を敷設するスペースが狭い場合等 では、台材を置くスペースを設けることが困難となって、柵自体の設置が難しく なってしまう。
【0007】 さらに、柵の構造に関し、既存の手摺等に紐等で縛り付ける場合には、手摺等 の構造によっては設置が困難なこともあり、汎用性に欠けるとともに、見栄えが 損なわれてしまう。
【0008】 そこで本考案は、上記課題を解消するために、施工作業を容易且つ適宜に行う とともに、設置状態の見栄えを向上することができる床及び柵の構造を提供する ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案による床の構造は、数種の長さの板材を有し、 互いのダボ孔およびダボの嵌合による前記板材の組み合わせよって床面上に所定 の枠体をなす複数の枠部材と、 該枠部材よりなる枠体上に対し、互いのダボ孔およびダボの嵌合により取り付 けられて、前記床面を被覆する複数のパネル部材と、 を具備したことを特徴としている。
【0010】 さらに、数種の長さの板材を有し、互いのダボ孔およびダボの嵌合による前記 板材の組み合わせよって床面上に所定の枠体をなす複数の枠部材と、 該枠部材よりなる枠体上に対し、互いのダボ孔およびダボの嵌合により取り付 けられて、前記床面を被覆する複数のパネル部材と、 を具備し、前記枠部材は、所定数の前記パネル部材を取り付けし得る最小単位 となる基本構成の枠体をなし、該基本構成の枠体に対して所定パターンに組み合 わされた前記枠部材を互いのダボ孔およびダボの嵌合によって加えることにより 前記パネル部材を増設する如く枠体を拡張し得ることを特徴としている。
【0011】 また、本考案による柵の構造は、床面上を被覆するパネル部材を設置するため に床面上に所定の枠体をなす複数の枠部材と、 該枠部材よりなる枠体の周縁部に対し、互いのダボ孔およびダボの嵌合により 位置決めされ、前記枠体に立設される複数の柵部材と、 前記枠部材に対する柵部材の立設状態を支持固定する固定部材と、 前記枠部材に取り付けられた隣り合う各柵部材を連結支持する補助部材と、 を具備したことを特徴としている。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の床の構造における実施の形態を図面を参照して具体的に説明す る。図1乃至図7は本発明による床の構造をなす各構成部品を示す図である。
【0013】 この実施の形態における床の構造は、木製あるいは木目調の表面が施されたパ ネル部材1と枠部材2とで構成されている。
【0014】 まず、パネル部材1は、主パネル3と補助パネル4とを有している。 主パネル3は、図1(a)正面図、図1(b)側面図、図1(c)底面図、図 1(d)背面図に示すように、所定幅Hの長辺を有して短冊状に形成された複数 (この実施の形態では三枚)の板材5をそれぞれ連結することにより、略正方形 状のパネル体をなしている。各板材5の連結は、板材の厚み内で差し込み嵌合さ れる連結子6を介している。ゆえに、主パネル3は、板材5の厚み以外の厚さを 有さずに形成されている。また、主パネル3の背面側における各辺の中央端部に は、係合手段をなす取付用ダボ孔7が設けられている。 なお、主パネル3は、各板材5の連結によるものに限らず、一枚板(合板を含 む)で略正方形状のパネル体をなしていてもよい。
【0015】 補助パネル4は、図2および図3に示すように、4A、4Bの二種類の形状を 有している。
【0016】 補助パネル4Aは、図2(a)正面図、図2(b)側面図、図2(c)底面図 、図2(d)背面図に示すように、上記主パネル3と略同厚さであって、板材5 の長辺と略同幅Hの長辺を有して短冊状に形成されている。そして、その背面側 における幅hの短辺の中央端部には、係合手段をなす取付用ダボ孔7が設けられ ている。
【0017】 補助パネル4Bは、図3(a)正面図、図3(b)側面図、図3(c)底面図 、図3(d)背面図に示すように、上記主パネル3と略同厚さであって、補助パ ネル4Aにおける短辺と略同幅hを有した略正方形状に形成されている。そして 、隣り合う二辺の中央縁部には、取付用ダボ孔7が設けられている。
【0018】 次に、枠部材2は、図4乃至図5に示すように、2A、2B、2C、2Dの四 種類の形状(長さ)を有している。
【0019】 枠部材2Aは、図4(a)正面図、図4(b)側面図に示すように、長さL1 、幅Wを有した板体として形成されている。この枠部材2Aの長さL1は、少な くとも上記主パネル3の幅Hの二乗に自己の幅Wを加えた長さとされている。ま た、枠部材2Aの両短辺の中央端面(W/2の位置)、両長辺の中央端面、両長 辺の各側部端面(長手方向の端部からW/2の位置)には、それぞれ連結用ダボ 孔8が設けられている。また、枠部材2Aの正面側であって、前記長辺の中央の 連結用ダボ孔8と各側部の連結用ダボ孔8との間(S)の中央(S/2)で、且 つ、各長辺側からW/4となる位置には、各一対の取付用ダボ孔7(計四箇所) が設けられている。さらに、枠部材2Aの正面側であって、各取付用ダボ孔7か ら長手方向両側に所定間隔離れた位置には、それぞれ支持用ダボ孔9が設けられ ている。また、枠部材2Aの底面側であって、取付用ダボ孔7が設けられた部分 には凹溝10が設けられている。
【0020】 枠部材2Bは、図5(a)正面図、図5(b)側面図に示すように、長さL2 、幅Wを有した板体として形成されている。この枠部材2Bの長さL2は、少な くとも上記主パネル3の幅Hの長さとされている。この枠部材2Bは、上記枠部 材2Aにおける長手方向の端部からHの長さまでと同様に、取付用ダボ孔7、連 結用ダボ孔8支持用ダボ孔9、および凹溝が設けられているとともに、短辺の中 央短縁(W/2の位置)に連結用ダボ孔8が設けられている。
【0021】 枠部材2Cは、図6(a)正面図、図6(b)側面図に示すように、長さL3 、幅Wを有した板体として形成されている。この枠部材2Cの長さL3は、少な くとも上記主パネル3の幅HからWを減らした長さとされている。また、枠部材 2Cの両短辺の中央端縁(W/2の位置)には、それぞれ連結用ダボ孔8が設け られている。また、枠部材2Aの正面側であって、長手方向の中央で、且つ、各 長辺からW/4となる位置には、各取付用ダボ孔7(計二箇所)が設けられてい る。さらに、枠部材2Aの正面側であって、各取付用ダボ孔7から長手方向両側 に所定間隔離れた位置(枠部材2Aと同様)には、それぞれ支持用ダボ孔9が設 けられている。また、枠部材2Aの底面側であって、取付用ダボ孔7が設けられ た部分には凹溝10が設けられている。
【0022】 枠部材2Dは、図7(a)正面図、図7(b)側面図に示すように、長さL4 、幅Wを有した板体として形成されている。この枠部材2Dの長さL4は、少な くとも上記補助パネル4の幅hからW/2を減らした長さとされている。また、 枠部材2Dの一方の短辺の中央端縁(W/2の位置)には、連結用ダボ孔8が設 けられている。また、枠部材2Dの正面側であって、上記連結用ダボ孔8が設け られていない他方の短辺から長手方向にhの距離で、且つ、各長辺からW/4と なる位置には各取付用ダボ孔7(計二箇所)が設けられている。
【0023】 なお、上記枠部材2A、2B、2C、2Dをなす板体は、略同一の厚さとされ ている。
【0024】 以下、上述のようなパネル部材1および枠部材2によりなる床の構造を、図8 乃至図10の組立図を参照して説明する。
【0025】 なお、図8乃至図10にて説明する床の構造は、基本構成となる最小単位をな すものであり、必要となる構成部品は、パネル部材1における主パネル3が二枚 、副パネル4Aが六枚、副パネル4Bが四枚であり、さらに、枠部材2における 枠部材2Aが二個、枠部材2Cが三個、枠部材2Dが十個となる。
【0026】 まず、図8に示すように、床面上において、各枠部材2Aを平行に配置し、対 向する各連結用ダボ孔8に、それぞれダボ11を介して枠部材2Cの連結用ダボ 孔8を連結し、枠部材2A間に枠部材2Cを取り付けて長方形状の枠体15を形 成する。
【0027】 続いて、残りの連結用ダボ孔8(枠体15の周囲に配されている連結用ダボ孔 8)のそれぞれに対し、ダボ11を介して枠部材2Dの連結用ダボ孔8を連結し 、枠体15の周囲に枠部材2Dを取り付ける。
【0028】 次に、図9に示すように、枠部材2Aおよび枠部材2Cにおける内側の各取付 用ダボ孔7に、それぞれダボ12を介して主パネル3の取付用ダボ孔7を連結し 、枠体15上に主パネル3を載せるようにして取り付ける。
【0029】 さらに、図9で示す枠部材2Dの各取付用ダボ孔7に対し、それぞれダボ12 を介して副パネル4A、4Bの取付用ダボ孔7を連結し、図10に示すように、 主パネル3の周囲であって表出していた各枠部材2A、2C、2Dを、副パネル 4A、4Bによって被覆する。 このようにして、床面を被覆する最小単位としての床の構造の基本構成が組み 立てられる。
【0030】 また、上記基本構成を基に枠部材2およびパネル部材1を増設して、拡張する 場合には、図11および図12に示す如く組み立てを行う。
【0031】 まず、図11に示すように、上記基本構成(斜線部分)に対し、縦方向(Y方 向)にパネル部材1を増設する。この場合、基本構成における枠体15に対し、 新規の枠部材2Aを上述したように枠部材2Cを介して取り付ける。そして、図 12に示すように、主パネル3および副パネル4A、4Bを取り付ける。
【0032】 このように、基本構成に縦方向(Y方向)の増設を行うには、少なくとも枠部 材2Aを一個、枠部材2Cを三個、主パネル3を二枚備えれば実施できる。 なお、図11および図12で示す縦方向(Y方向)への拡張例は、基本構成( 主パネル3・二枚)に二列(主パネル3・四枚)増設したものである。
【0033】 次に、上記基本構成(斜線部分)に対し、横方向(X方向)にパネル部材1を 増設する。この場合、基本構成における枠体15の各枠部材2Aの長手方向端部 の連結用ダボ孔8に対し、ダボ11を介して枠部材2Bにおける長手方向端部( 連結用ダボ孔8を単一で備えている端部側)の連結用ダボ孔8を連結して、それ ぞれ枠部材2Bを取り付ける。 そして、各枠部材2Bの対向する各連結用ダボ孔8に、それぞれダボ11を介 して枠部材2Cの連結用ダボ孔8を連結し、枠部材2B間に枠部材2Cを取り付 ける。 さらに、図12に示すように、主パネル3および副パネル4A、4Bを取り付 ければ、基本構成の枠体15に対して、横方向(X方向)へのパネル部材1の増 設が行われる。
【0034】 このように、基本構成に横方向(X方向)の増設を行うには、少なくとも枠部 材2Bを二個、枠部材2Cを一個、主パネル3を一枚備えれば実施できる。 なお、図11および図12で示す横方向(X方向)への拡張例は、基本構成に 縦方向(Y方向)二列を増設したもの(主パネル3・六枚)に、主パネル3・二 枚を三列(主パネル3・六枚)増設したものである。
【0035】 また、図12のように基本構成に縦方向(Y方向)および横方向(X方向)の 増設を行ったものに対し、枠部材2D(十八個)、副パネル4A(十四枚)、副 パネル4B(四枚)を用い、主パネル3の周囲であって表出していた各枠部材2 A、2C、2Dを、被覆する。
【0036】 したがって、このような床の構造では、複数のパネル部材1を敷設するために 、パネル部材1とは別に床面上で組み立て配置される枠部材2を備えたことによ り、予め枠部材2を床面上で組み立てて枠体15をなし、該枠体15に個々のパ ネル部材1を載置して取り付けるように、各部品をそれぞれ床面上で組み立てる ことができるので、床の施工作業が全て床面上で行え、施工作業を容易且つ適宜 に行うことが可能となる。
【0037】 また、各部品の取り付けは、全てダボ孔7、8、9およびダボ11、12によ るので、さらに施工作業が容易となる。
【0038】 また、枠部材2は、所定数のパネル部材1を取り付けし得る最小単位となる基 本構成の枠体15をなし、この基本構成の枠体15に対して所定パターンに組み 合わされた枠部材2を加えることにより、パネル部材1を増設する如く枠体を拡 張することができるので、基本構成さえ組み立てておけばその先の拡張組み立て が容易となり、施工作業が容易且つ適宜に行える。
【0039】 また、個々のパネル部材1は互いに接続されることなく、枠部材2がなす枠体 15に取り付けられるため、パネル部材1の敷設後に、一部のパネル部材1を取 り外す場合には、取り外したいパネル部材1を単に持ち上げればよいので、容易 に作業することが可能となる。
【0040】 以下、本考案の柵の構造における実施の形態を図面を参照して具体的に説明す る。図13乃至図15は本発明による柵の構造をなす各構成部品を示す図である 。
【0041】 この実施の形態における柵の構造は、上述した枠部材2を用いるものであり、 木製あるいは木目調の表面が施された柵部材20と補助部材21とで構成されて いる。
【0042】 柵部材20は、図13(a)平面図、図13(b)正面図、図13(c)側面 図、図13(d)底面図に示すように、上記パネル部材1における主パネル3と 略同一の幅Hと、上記枠部材2におけるW/2の厚さと、所定の高さ(この実施 の形態ではベランダ、バルコニーあるいはテラス等に設置されている既存の手摺 の高さと略同等とされている。)とを有した枠状22をなしている。そして、枠 状22の内側には、複数の細木23が透かして組まれている。
【0043】 また、枠状22の底面側の両側端部には、上述した枠部材2の支持用ダボ孔9 に対応する支持用ダボ孔24が設けられている。そして、枠状22の底面側の中 央部分には、上述した枠部材2の支持用ダボ孔9間の係合ダボ孔7と対応する係 合孔25が設けられている。係合孔25は枠状22の下枠を上下方向に貫通して いる。さらに、枠状22の平面側の両側端部には、連結用ダボ孔26が設けられ ている。
【0044】 補助部材21は、図14および図15に示すように、21A、21Bの二種類 の形状を有している。
【0045】 補助部材21Aは、図14(a)正面図、図14(b)側面図、図14(c) 底面図に示すように、直線状の板材として形成されている。その底面側には、上 記柵部材20における枠状22の厚さW/2の幅を有した支持溝27が形成され ている。また、支持溝27の両側端部には、複数の柵部材20を側面を添わせて 並設した際に各柵部材20間で対向する二つの連結用ダボ孔26に対応する連結 用ダボ孔26が設けられている。
【0046】 補助部材21Bは、図15底面図に示すように、上記補助部材21Aを直角に 折曲した板材として形成されており、底面側には折曲された支持溝27が形成さ れている。また、支持溝27の折曲された両側端部には、複数の柵部材20を側 面を直角に添わせて並設した際に各柵部材20間の角部にある二つの連結用ダボ 孔26に対応する連結用ダボ孔26が設けられている。
【0047】 以下、上述のような柵部材20、補助部材21および枠部材2によりなる柵の 構造を、図16および図17の組立図を参照して説明する。 また、この実施の形態での柵の構造は、上述した図12で示す床の構造の枠体 15を用いて、その縦方向(Y方向)および横方向(X方向)に柵を立設する例 を説明する。
【0048】 まず、図16に示すように、図12に示す床の構造において、柵を立設する部 分の補助パネル4A、4Bおよび枠部材2Dを取り外し(設置せず)枠体15の 所定の周縁部が表出された状態とする。
【0049】 次に、図16のように露出された枠部材2A、2B、2Cの周縁部における支 持用ダボ孔9に、それぞれダボ(不図示)を介して柵部材20の支持用ダボ孔2 4を連結し、各枠部材2上に柵部材20を位置決めして立設する。
【0050】 そして、前記枠部材2A、2B、2Cにおける取付用ダボ孔7と、係合孔25 とに固定ボルト(不図示)を挿通し、ナット(不図示)で締め付けする固定手段 により、各枠部材2に柵部材20を支持固定する。具体的に、固定ネジは、頭部 が各枠部材において取付用ダボ孔7と対応して形成された凹溝10内に係り、ネ ジ部が取付用ダボ孔7を貫通して各枠部材2の上面に突出される。そして、突出 したネジ部に係合孔25を通し、柵部材20における枠状22の下枠上面からネ ジ部にナットを以て締め付ける。
【0051】 さらに、図17に示すように、側面を添わせて並設された柵部材20において 、各柵部材20間で対向する二つの連結用ダボ孔26に、それぞれダボ(不図示 )を介して補助部材21Aの連結用ダボ孔26を連結し、並設された各柵部材2 0間を補助部材21Aを以て連結する。
【0052】 また、図17に示すように、側面を直角に添わせて並設された柵部材20にお いて、各柵部材20間の角部にある二つの連結用ダボ孔26に、それぞれダボ( 不図示)を介して補助部材21Bの連結用ダボ孔26を連結し、角部で並設され た各柵部材20間を補助部材21Bを以て連結する。
【0053】 なお、図17で示した実施の形態の柵の構造では、柵部材20が主パネル3と 略同一の幅Hを有しているので、縦方向(Y方向)で三個、横方向(X方向)で 四個設置される。
【0054】 したがって、このような柵の構造では、床の構造における枠部材2がなす枠体 15に柵部材20を取り付けるように構成したことにより、従来のように特別な 台材を用いたり、紐等で縛り付ける必要がなく、簡単、且つスペースの制限なく 設置できるとともに、見栄えよく設置することが可能となる。
【0055】
【考案の効果】
以上説明したように本考案による床の構造は、数種の長さの板材を有し、互い のダボ孔およびダボの嵌合による前記板材の組み合わせよって床面上に所定の枠 体をなす複数の枠部材と、該枠部材よりなる枠体上に対し互いのダボ孔およびダ ボの嵌合により取り付けられて床面を被覆する複数のパネル部材とを具備したこ とにより、予め枠部材を床面上で組み立てて枠体をなし、該枠体に個々のパネル 部材を載置して取り付けるようにして、各部品をそれぞれ床面上で組み立てるこ とができるので、床の施工作業が全て床面上で行え、施工作業を容易且つ適宜に 行うことが可能となる。
【0056】 また、各部品の取り付けは、全てダボ孔およびダボによるものなので、これに よっても施工作業が容易となる。
【0057】 さらに、枠部材は、所定数のパネル部材を取り付けし得る最小単位となる基本 構成の枠体をなし、この基本構成の枠体に対して所定パターンに組み合わされた 枠部材を加えることにより、パネル部材を増設する如く枠体を拡張することがで きるので、基本構成さえ組み立てておけばその先の拡張組み立てが容易となり、 施工作業が容易且つ適宜に行える。
【0058】 また、個々のパネル部材は互いに接続されることなく、枠部材がなす枠体に取 り付けられるため、パネル部材の敷設後に、一部のパネル部材を取り外したい場 合には、取り外すパネル部材を単に持ち上げればよいので、容易に作業すること が可能となる。
【0059】 また、本考案による柵の構造は、床面上を被覆するパネル部材を設置するため に床面上に所定の枠体をなす複数の枠部材と、該枠部材よりなる枠体の周縁部に 対し互いのダボ孔およびダボの嵌合により位置決めされ前記枠体に立設される複 数の柵部材と、前記枠部材に対する柵部材の立設状態を支持固定する固定部材と 、前記枠部材に取り付けられた隣り合う各柵部材を連結支持する補助部材とを具 備したことにより、枠部材が設置されるスペースさえあれば、柵を設置すること ができ、且つ、従来のように特別な台材を用いたり、紐等で縛り付ける必要がな いので見栄えよく設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明による床の構造をなすパネル部材
(主パネル)を示す正面図。 (b)同側面図。 (c)同底面図。 (d)同背面図。
【図2】(a)本発明による床の構造をなすパネル部材
(副パネル)を示す正面図。 (b)同側面図。 (c)同底面図。 (d)同背面図。
【図3】(a)本発明による床の構造をなすパネル部材
(副パネル)を示す正面図。 (b)同側面図。 (c)同底面図。 (d)同背面図。
【図4】(a)本発明による床の構造をなす枠部材を示
す正面図。 (b)同側面図。
【図5】(a)本発明による床の構造をなす枠部材を示
す正面図。 (b)同側面図。
【図6】(a)本発明による床の構造をなす枠部材を示
す正面図。 (b)同側面図。
【図7】(a)本発明による床の構造をなす枠部材を示
す正面図。 (b)同側面図。
【図8】本発明による床の構造をなす枠部材の組立図。
【図9】図8におけるパネル部材(主パネル)の組立
図。
【図10】図9におけるパネル部材(副パネル)の組立
図。
【図11】枠部材の拡張例を示す組立図。
【図12】図11におけるパネル部材(主パネルおよび
副パネル)の組立図。
【図13】(a)本発明による柵の構造をなす柵部材の
平面図。 (b)同正面図。 (c)同側面図。 (d)同底面図。
【図14】(a)本発明による柵の構造をなす補助部材
の正面図。 (b)同側面図。 (c)同底面図。
【図15】本発明による柵の構造をなす補助部材の底面
図。
【図16】本発明による柵の構造をなす枠部材の組立
図。
【図17】本発明による柵の構造をなす柵部材および補
助部材の組立図。
【符号の説明】
1…パネル部材、2(2A、2B、2C、2D)…枠部
材、3…主パネル、4(4A、4B)…補助パネル、5
…板材、6…連結子、7…取付用ダボ孔、8…連結用ダ
ボ孔、9…支持用ダボ孔、10…凹溝、11…ダボ、1
2…ダボ、15…枠体、20…柵部材、21(21A、
21B)…補助部材、22…枠状、23…細木、24…
支持用ダボ孔、25…係合孔、26…連結用ダボ孔、2
7…支持溝。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数種の長さの板材を有し、互いのダボ孔
    およびダボの嵌合による前記板材の組み合わせよって床
    面上に所定の枠体をなす複数の枠部材と、 該枠部材よりなる枠体上に対し、互いのダボ孔およびダ
    ボの嵌合により取り付けられて、前記床面を被覆する複
    数のパネル部材と、 を具備したことを特徴とする床の構造。
  2. 【請求項2】 数種の長さの板材を有し、互いのダボ孔
    およびダボの嵌合による前記板材の組み合わせよって床
    面上に所定の枠体をなす複数の枠部材と、 該枠部材よりなる枠体上に対し、互いのダボ孔およびダ
    ボの嵌合により取り付けられて、前記床面を被覆する複
    数のパネル部材と、 を具備し、前記枠部材は、所定数の前記パネル部材を取
    り付けし得る最小単位となる基本構成の枠体をなし、該
    基本構成の枠体に対して所定パターンに組み合わされた
    前記枠部材を互いのダボ孔およびダボの嵌合によって加
    えることにより前記パネル部材を増設する如く枠体を拡
    張し得ることを特徴する床の構造。
  3. 【請求項3】 床面上を被覆するパネル部材を設置する
    ために床面上に所定の枠体をなす複数の枠部材と、 該枠部材よりなる枠体の周縁部に対し、互いのダボ孔お
    よびダボの嵌合により位置決めされ、前記枠体に立設さ
    れる複数の柵部材と、 前記枠部材に対する柵部材の立設状態を支持固定する固
    定部材と、 前記枠部材に取り付けられた隣り合う各柵部材を連結支
    持する補助部材と、 を具備したことを特徴とする柵の構造。
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