JPH09290546A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH09290546A
JPH09290546A JP11481296A JP11481296A JPH09290546A JP H09290546 A JPH09290546 A JP H09290546A JP 11481296 A JP11481296 A JP 11481296A JP 11481296 A JP11481296 A JP 11481296A JP H09290546 A JPH09290546 A JP H09290546A
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thermal head
platen roller
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fulcrum
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Kenichi Takehara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッドとプラテンローラとの位置決
めの精度が良く、部品点数の少ない簡単な構成で、高品
質の画像記録を得る。 【解決手段】 ブラケット13は、従来のブラケットの位
置決め部9を有する左右の各側部と支点部10を有するブ
ラケット中央部の3つの部分を一体的に形成されてい
る。さらに、ブラケット13の中央部分の一点でサーマル
ヘッド1を固定ねじ14にて固定する。これにより、サー
マルヘッド1のアルミニウムの放熱板とブラケット13の
板金(亜鉛処理鋼板)との熱膨張率の違いによって、サー
マルヘッド1が歪んでプラテンローラに対して不均一に
接するという不具合はなくなる。また、ブラケット13が
単一の部品であるため、サーマルヘッド1とブラケット
13の左右の各側部の位置決め部9との取付け精度が良く
なる。部品点数の少ない簡単な構成で、高品質の画像記
録を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録の品質が
サーマルヘッドとプラテンローラとの位置により決まる
画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の画像記録装置は、感熱記
録紙に熱を加えて発色させるサーマルヘッドと、記録紙
をサーマルヘッドとの間に挾み込んで搬送するプラテン
ローラとを有し、サーマルヘッドがプラテンローラに対
して回転軸を支点とし接離される方向に回動するように
構成されている。サーマルヘッドとプラテンローラとの
位置決めを行う機構は、サーマルヘッド側に設けた凹部
とプラテンローラを支持している静止部材側の凸部との
嵌合によって実施されており、この内容は実開平1−95
347号公報に記載されている。
【0003】さらに、サーマルヘッドがプラテンローラ
に対し均一に圧接され、濃度のムラが発生しない方法と
して図11,図12に示すような例がある。図11は従来の画
像記録装置のサーマルヘッドとプラテンローラの部分の
概略構成を示す側断面図である。図12は従来のサーマル
ヘッドを取付けるブラケットと支持板の関連構成を示す
分解斜視図である。
【0004】図11において、1は、発熱体1aと、例え
ばアルミニウム等の部材を用いる放熱板1bとが一体と
なったサーマルヘッド、2は、左右の側部と中央部とか
らなり、サーマルヘッド1が固定されるブラケット、3
は、後述するカバー部に取付けられ、例えば亜鉛処理鋼
板等の板金を用いるブラケット2を支持する支持板、4
はコイルバネや板バネ等の弾性部材でブラケット2を押
圧する圧接手段(コイルバネ)、5は回転軸5aを支点と
し回動するカバー部、6はそれとサーマルヘッド1との
間に感熱記録紙8を挾み込んで搬送するプラテンロー
ラ、7はプラテンローラ6の軸受部、9はブラケット2
の各側部にそれぞれ設けた位置決め部、10はブラケット
2の中央部に設けた支点部、11はブラケット2の各側部
にそれぞれ設けたストッパーである。
【0005】また、図12において、1aは発熱体、1bは
放熱板、2a,2cはブラケット2の側部、2bはブラケ
ットの中央部、3a,3cは、ブラケットの各側部2a,
2cにそれぞれ形成した各ストッパー11a,11cに対向さ
せて、断面コの字状の支持板3の一側部に並設されたス
トッパー受け、3bはブラケット2の中央部2bに形成し
た支点部10と嵌合するように、前記支持板3の他側部に
設けられた支点受け、9a,9cはブラケット2の各側部
2a,2cに設けた位置決め部である。
【0006】以上のように構成される画像記録装置のサ
ーマルヘッドとプラテンローラとの位置決めの機構につ
いて説明する。
【0007】図11に示すように、サーマルヘッド1はブ
ラケット2に固定され、さらにブラケット2は支持板3
に取付けられる。コイルバネ4はサーマルヘッド1をプ
ラテンローラ6に圧接させるようにブラケット2を押圧
し、さらに支持板3はサーマルヘッド1がプラテンロー
ラ6から接離する方向に回動するカバー部5に取付けら
れて構成されている。また、ブラケット2の中央部2b
(図12参照)の支点部10は、支持板3の他側部の中央部分
に設けた支点受け3b(図12参照)に嵌合させてあるの
で、サーマルヘッド1はその支点部10を支点として揺動
自在であり、プラテンローラ6にならって圧接されるこ
とになる。これにより、サーマルヘッド1はプラテンロ
ーラ6に均一に圧接され、濃度ムラの発生がなくなる。
【0008】また、ストッパー11はカバー部5が回動し
て開いたときに、ブラケット2が支持板3から外れない
ようにするために設けたものである。さらにカバー部5
を閉めると、図12に示すブラケット2の各側部2a,2c
に設けた位置決め部9a,9cの凹部がプラテンローラ6
の軸受部7の外径に当接することにより、サーマルヘッ
ド1とプラテンローラ6との位置が決まるように構成さ
れている。
【0009】図13はブラケットに取付けるサーマルヘッ
ドの取付けの位置を決める例を示すもので、12はブラケ
ット2にサーマルヘッド1を固定する位置を決める取付
基部である。図13に示すように、ブラケット2に設けら
れた取付基部12にサーマルヘッド1を押し当てることで
取付けを実施している。
【0010】以上のように、サーマルヘッド1は発熱体
1aと放熱板1bが一体で形成されており、ブラケット2
への固定の際にサーマルヘッド2の全長にわたってその
両端を固定すると、放熱板1bのアルミニウムとブラケ
ット2の板金(亜鉛処理鋼板等)との材質の違いに起因す
る熱膨張率の差によって、サーマルヘッド1に歪みが生
じることになり、ひいてはプラテンローラ6に対して均
一に接触しなくなる。このような不都合があるため、従
来例では図12に示されるように、ブラケット2を3分割
(2a,2b,2c)することによりこれに対処している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の画像記録装置においては、サーマルヘッドが
3分割されたブラケットに固定されることに由来して、
サーマルヘッドの発熱体とプラテンローラとの位置を決
める位置決め部が別部材となってしまうので、ブラケッ
トの各側部に設けられる位置決め部の取付け精度がでに
くくなり、画像に濃度ムラなどの悪影響を与えてしまう
ことになる。さらに、部品点数も多くなり、組み付け性
も悪くなるという問題があった。
【0012】本発明は、前記従来技術の問題の有効な解
決に指向するものであり、サーマルヘッドとプラテンロ
ーラとの位置決めの精度が良く、簡単な構成で部品点数
が少なく、さらに低コストで高品質の画像記録を得るこ
とができる画像記録装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る画像記録装置は、感熱記録紙を搬送す
るプラテンローラと、発熱体と放熱板が一体に形成され
るサーマルヘッドと、サーマルヘッドが固定され、プラ
テンローラの軸受部の外径に当接して位置を決める位置
決め部を設けた左右の各側部と支点部を設けた中央部と
の3つの部分からなるブラケットと、ブラケットの支点
部と嵌合する支点受けを側面の中央部分に設けブラケッ
トを支持する支持板と、サーマルヘッドをプラテンロー
ラに圧接する圧接手段と、支持板が取付けられ、回転軸
を支点にプラテンローラに対してサーマルヘッドを接離
させる方向に回動可能なカバー部とを備えた画像記録装
置において、ブラケットの位置決め部を有する左右の各
側部と支点部を有する中央部とを一体的に形成するとと
もに、そのブラケットの中央部分における一点でサーマ
ルヘッドを固定したものである。
【0014】また、本発明の画像記録装置は、そのブラ
ケットを、サーマルヘッドの取付け面とは逆の方向に突
出するように湾曲させたものである。
【0015】また、本発明の画像記録装置は、そのサー
マルヘッドが、ブラケットの中央部分の一点での固定に
加え、そのブラケットの左右の各側部の近傍において段
付きねじとスペーサにより固定されるように構成したも
のである。
【0016】また、ブラケットの位置決め部を有する左
右の各側部と支点部を有する中央部が一体的に形成さ
れ、かつブラケットの中央部分の一点でサーマルヘッド
との間にスペーサを挾んで固定したものである。
【0017】また、ブラケットは、サーマルヘッドを取
付ける中央部分に一体形状となるスペーサ部分を形成し
たものである。
【0018】また、サーマルヘッドをプラテンローラに
圧接する圧接手段をブラケットに2個所設け、ブラケッ
トの中央部分近傍の圧接手段間の剛性を大きくし、さら
に、圧接手段間以外のブラケットの剛性を小さくしたも
のである。
【0019】前記構成によれば、ブラケットにサーマル
ヘッドが容易に取付けられ、その左右の各側部に設けた
位置決め部とプラテンローラの軸受部の外径との当接に
より位置決めの精度が良くなり、サーマルヘッドとプラ
テンローラとの位置を確保でき、さらに均一に接するよ
うにすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形
態1における画像記録装置に用いられるブラケットを示
す斜視図である。ここで、前記従来例を示す図11,図12
で説明した構成部材において、以下の各図に示す同一作
用効果の部材には同一の符号を付す。図1において、1
はサーマルヘッド、9は位置決め部、10は支点部、11は
ストッパー、13は両側部に位置決め部9を設け一体に形
成されたブラケット、14はサーマルヘッド1をブラケッ
ト13に固定する固定ねじである。
【0021】前記のようなブラケット13を用いる画像記
録装置は、前記従来例の図12に示すブラケット2の位置
決め部9a,9cを有するブラケット2の各側部2a,2c
と支点部10を有するブラケット2の中央部2bを一体に
形成し、さらにブラケット13の中央部分の一点でサーマ
ルヘッド1を固定ねじ14によって固定する構成としたも
のである。
【0022】このため、サーマルヘッド1のアルミニウ
ムの放熱板1bとブラケット13の板金(亜鉛処理鋼板)と
の熱膨張率の違いによりサーマルヘッド1が歪んでプラ
テンローラ6に対して不均一に接するという不具合は発
生しなくなる。さらに、ブラケット13が単一の部品であ
るため、サーマルヘッド1の発熱体1aとブラケット13
の左右の各側部の位置決め部9との取付け精度を良くす
ることができる。よって、簡単な構成になり部品点数を
少なく低コストにでき、高画質,高品質の画像記録を得
ることができる。
【0023】図2は本発明の実施の形態2における画像
記録装置に用いられるブラケットを示す正面の断面図で
ある。図2に示すように、図1で説明したブラケット13
において、ブラケット13のサーマルヘッド1を取付ける
面とは逆に突出するように湾曲させた形状として、サー
マルヘッド1を取付ける際にブラケット13の湾曲した部
分を水平状態に変形させている。このことにより、ブラ
ケット13の位置決め部9が設けられた両側部がサーマル
ヘッド1から浮き上がり、プラテンローラ6(図11参照)
に対する位置がずれるということがなくなり、画像の濃
度ムラ等の悪影響を防ぐことができる。
【0024】図3は本発明の実施の形態3における画像
記録装置のサーマルヘッドとプラテンローラの部分の概
略構成を示す側断面図である。図3において、1はサー
マルヘッド、3は支持板、4は圧接手段(コイルバネ)、
6はプラテンローラ、7は軸受部、8は感熱記録紙、10
は支点部、11はストッパー、13はブラケット、14は固定
ねじ、15は、図11に示したカバー部5を装置の小型化の
ため形状を変え、回転軸5aをサーマルヘッド1の近傍
となる回転軸15aの位置としたカバー部、16はカバー部1
5が回転軸15aを支点とした回動を可能にするため位置決
め部9(図11参照)の形状を変えた位置決め部、17は位置
決め部16がプラテンローラ6の軸受部7の外径に当接す
るように押圧するコイルバネ、18は段付きねじ、19はス
ペーサである。
【0025】本実施の形態3において、図3に示す構成
では、感熱記録紙8の巻戻し動作をなくして画像記録後
の感熱記録紙8の先端余白を小さくするため、また、装
置を小型化するために、カバー部15の回転軸15aの位置
をサーマルヘッド1近傍に設けたものである。この構成
において、位置決め部16の形状が図11に示す位置決め部
9のようにコの字状となっていると、カバー部15は回転
軸15aを支点として回動するため、プラテンローラ6の
軸受部7がスムーズに入らなくなる。このため図3に示
す位置決め部16のような形状とし、コイルバネ17により
軸受部7の外径と当接するように位置決め部16を押圧す
る方法が有効となってくる。
【0026】しかしこの場合に、実施の形態1,2で説
明したブラケット13の中央部分の一点でサーマルヘッド
1を固定するような構成では、位置決め部16がコイルバ
ネ17により軸受部7の外径に対して押圧されているため
に、図4に示すようにブラケット13がたわんでしまい、
さらに位置決め部16の位置がずれることによりサーマル
ヘッド1の発熱体とプラテンローラ6との位置がずれ、
画像記録の不良が発生してしまうことになる。
【0027】図5は本実施の形態3における画像記録装
置に用いられるサーマルヘッドとブラケットの関連構成
を示す分解斜視図である。図5に示すように、サーマル
ヘッド1の両端部近傍に段付きねじ18とスペーサ19を使
用して、ブラケット13のたわみを防止し、さらに、スペ
ーサ19をブラケット13と段付きねじ18との間に挾むこと
によって、スペーサ19の部分でサーマルヘッド1とブラ
ケット13が滑ることが可能となり、放熱板1bのアルミ
ニウムとブラケット13の板金(亜鉛処理鋼板)との熱膨張
率の違いを吸収することができる。ここで、図6は段付
きねじの取付け部分を示す断面図である。
【0028】カバー部15の回転軸15aをサーマルヘッド
1の近傍に設けたような構成の場合であっても、サーマ
ルヘッド1とプラテンローラ6との位置を正確に確保す
ることができ、高品質な画像記録が得られる。
【0029】また、図7は本発明の実施の形態4におけ
る画像記録装置に用いられるサーマルヘッドとブラケッ
トの関連構成を示す分解斜視図である。図7において、
1はサーマルヘッド、13はブラケット、14は固定ねじ、
19はスペーサである。
【0030】前記実施の形態2で説明した構成におい
て、最近のサーマルヘッド1は小型化が進んでおりアル
ミニウムの放熱板が付いているにも関わらず、強度的に
非常に弱くなっている。このため、サーマルヘッド1の
取付け面とは逆に突出する方向へ湾曲したブラケット13
の中央部分に固定ねじ14で、サーマルヘッド1を締め付
けると、サーマルヘッド1もこれにならい湾曲してしま
い、結果的に中央部分の画像が抜けてしまう。
【0031】そこで本実施の形態4は、図7に示すよう
にスペーサ19をサーマルヘッド1とブラケット13間に挾
んで取付けた構成とする。サーマルヘッド1とブラケッ
ト13との隙間にスペーサ19を設けて、このスペーサ19の
厚さをブラケット13の水平度より大きくする。例えば、
ブラケットの水平度:0.3mmに対してスペーサの厚さ:
0.5mmというように設定する。このことにより、図8に
示すサーマルヘッドとブラケットの正面図のように、サ
ーマルヘッド1にはブラケット13の湾曲による影響はな
く、さらに圧接手段4(図示せず)により押圧され、サー
マルヘッド1は固定ねじ14の中央部分と湾曲したブラケ
ット13の両端部の3点により押圧されることになる。
【0032】このため、サーマルヘッド1はプラテンロ
ーラに均一に接して、画像の中央部が薄くなる等の不具
合の発生は無くなり、簡単な構成で部品点数が少なくな
り低コストで高画質,高品質の記録画像を得ることがで
きる。
【0033】図9は本発明の実施の形態5におけるスペ
ーサ部分を一体形状に形成したサーマルヘッドとブラケ
ットの部分拡大図である。図9において、1はサーマル
ヘッド、13はブラケット、14は固定ねじ、19′はブラケ
ット13に一体形状に形成したスペーサ部分である。
【0034】本実施の形態5において、前記実施の形態
4で説明したスペーサ19に代わるブラケット13のスペー
サ部分19′となる段差を絞り加工等により一体形状に形
成し、実施の形態4と同様の効果を得られるものであ
る。これにより、部品点数を減らすことが可能となり組
み付け性の向上を図ることができる。
【0035】図10は本発明の実施の形態6におけるサー
マルヘッドとブラケットの概略構成を示す正面図であ
る。図10において、1はサーマルヘッド、4は圧接手
段、13はブラケット、14は固定ねじ、Aはブラケット13
の中央部分の近傍で圧接手段4の2個所の圧接部間にあ
たる部分の剛性を大きくした区間である。
【0036】本実施の形態6は、圧接手段4の圧接部間
の区間Aをブラケット13に曲げを設けるなどして剛性を
大きくし、また、前記以外のブラケット13両端部分の剛
性を小さくしたものである。このため、2個所の加圧に
も関わらず、中央部分にはブラケット13の剛性が大きい
ため押圧力が逃げることなく十分にかかり、また、ブラ
ケット13の両側部分はたわんでサーマルヘッド1の両端
部に当接し、その両端部にも十分な押圧力がかかること
になり。よってサーマルヘッド1は中央部分と両端部の
3点により押圧されプラテンローラに均一に接すること
になる。
【0037】なお、前記実施の形態3において説明した
図3に示すような構成の画像記録装置においても、サー
マルヘッド1を中央部分と両端部の3点にて押圧するた
め、ブラケット13に図4に示すようなたわみが生じるこ
とがなくなる。
【0038】以上のことにより、少ない部品数で低コス
トな、高画質,高品質の画像記録を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブラケットは位置決め部を有する左右の各側部と支点部
を有する中央部が一体的に形成されているため、サーマ
ルヘッドの発熱体とプラテンローラとの位置の精度を確
保しやすくなり、さらに、サーマルヘッドの固定をブラ
ケットの中央部分の一点で行っているため、サーマルヘ
ッドの放熱板とブラケットの板金との熱膨張率の違いに
より、サーマルヘッドが歪んでプラテンローラに不均一
に接するという不都合を解消することができる。
【0040】また、ブラケットは単体でサーマルヘッド
が取付けられる面とは逆に突出するように湾曲させ、サ
ーマルヘッドを固定する際にブラケットの湾曲を水平状
態となるように変形させているため、ブラケットの左右
の各側部の位置決め部がサーマルヘッドから浮き上が
り、プラテンローラに対して発熱体の位置がずれること
をなくすことができる。
【0041】また、サーマルヘッドを固定するブラケッ
トの中央部分の一点での固定に加え、ブラケットの左右
の各側部において段付きねじとスペーサを用いて固定す
ることにより、ブラケットのたわみを防止することがで
き、さらに、スペーサをブラケットと段付きねじとの間
に挾んでいるため、スペーサの部分でサーマルヘッドと
ブラケットが滑ることが可能となり、熱膨張率の違いを
吸収することができる。
【0042】また、サーマルヘッドをブラケットとの間
にスペーサを挾み固定し、そのスペーサの厚さをブラケ
ットの水平度より大きくすることにより、サーマルヘッ
ドはブラケットの湾曲による影響を受けず、かつブラケ
ットの中央部分と両端部の3点からの十分な押圧力がか
かりプラテンローラに均一に接することができる。
【0043】また、スペーサに代わるスペーサ部分をブ
ラケットに一体形状に形成することにより、部品点数を
減らし組み付け性の向上を図ることができる。
【0044】また、ブラケットの中央部分近傍の剛性を
大きく、それ以外の剛性を小さくすることで、2個所の
圧接手段による押圧力によりブラケットの両側部分はた
わんで、サーマルヘッドは中央部分と両端部の3点によ
る押圧で、プラテンローラに均一に接することができ
る。
【0045】以上のことから、簡単な構成で部品点数が
少なく低コストで、高画質,高品質の画像記録ができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における画像記録装置に
用いられるブラケットを示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態2における画像記録装置に
用いられるブラケットを示す正面の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態3における画像記録装置の
サーマルヘッドとプラテンローラの部分の概略構成を示
す側断面図である。
【図4】本発明の実施の形態3における画像記録装置の
ブラケットを中央部分の一点で固定した場合に、ブラケ
ットがたわんだ状態を示す図である。
【図5】本実施の形態3における画像記録装置に用いら
れるサーマルヘッドとブラケットの関連構成を示す分解
斜視図である。
【図6】本実施の形態3における段付きねじの取付け部
分を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態4における画像記録装置に
用いられるサーマルヘッドとブラケットの関連構成を示
す分解斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態4におけるサーマルヘッド
とブラケットを示す正面図である。
【図9】本発明の実施の形態5におけるスペーサ部分を
一体形状に形成したサーマルヘッドとブラケットの部分
拡大図である。
【図10】本発明の実施の形態6におけるサーマルヘッ
ドとブラケットの概略構成を示す正面図である。
【図11】従来の画像記録装置のサーマルヘッドとプラ
テンローラの部分の概略構成を示す側断面図である。
【図12】従来のサーマルヘッドを取付けるブラケット
と支持板の関連構成を示す分解斜視図である。
【図13】ブラケットに取付けるサーマルヘッドの取付
けの位置を決める例を示す図である。
【符号の説明】
1…サーマルヘッド、 1a…発熱体、 1b…放熱板、
2,13…ブラケット、2a,2c…ブラケット側部、
2b…ブラケット中央部、 3…支持板、 3a,3c…
ストッパー受け、 3b…支点受け、 4…圧接手段(コ
イルバネ)、 5,15…カバー部、 5a,15a…回転
軸、 6…プラテンローラ、 7…軸受部、8…感熱記
録紙、 9,9a,9c,16…位置決め部、 10…支点
部、 11,11a,11c…ストッパー、 12…取付基部、
14…固定ねじ、 17…コイルバネ、18…段付きねじ、
19…スペーサ、 19′…スペーサ部分。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱記録紙を搬送するプラテンローラ
    と、発熱体と放熱板が一体に形成され、前記感熱記録紙
    に熱を加えて発色させ画像記録を行うサーマルヘッド
    と、該サーマルヘッドが固定され、前記プラテンローラ
    の軸受部の外径に当接して位置を決める位置決め部をそ
    れぞれ設けた左右の各側部と支点部を設けた中央部との
    3つの部分からなるブラケットと、該ブラケットの支点
    部と嵌合する支点受けを側面の中央部分に設けて前記ブ
    ラケットを支持する支持板と、前記サーマルヘッドを前
    記プラテンローラに圧接する圧接手段と、前記支持板が
    取付けられ、回転軸を支点に前記プラテンローラに対し
    て前記サーマルヘッドを接離させる方向に回動可能なカ
    バー部とを備え、前記ブラケットの両側部に設けた位置
    決め部と前記プラテンローラの軸受部により、前記サー
    マルヘッドと前記プラテンローラとの位置が確保される
    構成の画像記録装置において、 前記ブラケットの位置決め部を有する左右の各側部と支
    点部を有する中央部が一体的に形成され、かつ該ブラケ
    ットの中央部分の一点で前記サーマルヘッドが固定され
    ていることを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ブラケットは、前記サーマルヘッド
    の取付け面とは逆の方向に突出するように湾曲させてあ
    ることを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記サーマルヘッドは、前記ブラケット
    の中央部分の一点での固定に加え、前記ブラケットの左
    右の各側部の近傍において段付きねじとスペーサにより
    固定されることを特徴とする請求項1記載の画像記録装
    置。
  4. 【請求項4】 感熱記録紙を搬送するプラテンローラ
    と、発熱体と放熱板が一体に形成され、前記感熱記録紙
    に熱を加えて発色させ画像記録を行うサーマルヘッド
    と、該サーマルヘッドが固定され、前記プラテンローラ
    の軸受部の外径に当接して位置を決める位置決め部をそ
    れぞれ設けた左右の各側部と支点部を設けた中央部との
    3つの部分からなるブラケットと、該ブラケットの支点
    部と嵌合する支点受けを側面の中央部分に設けて前記ブ
    ラケットを支持する支持板と、前記サーマルヘッドを前
    記プラテンローラに圧接する圧接手段と、前記支持板が
    取付けられ、回転軸を支点に前記プラテンローラに対し
    て前記サーマルヘッドを接離させる方向に回動可能なカ
    バー部とを備え、前記ブラケットの両側部に設けた位置
    決め部と前記プラテンローラの軸受部により、前記サー
    マルヘッドと前記プラテンローラとの位置が確保される
    構成の画像記録装置において、 前記ブラケットの位置決め部を有する左右の各側部と支
    点部を有する中央部が一体的に形成され、かつ該ブラケ
    ットの中央部分の一点で前記サーマルヘッドとの間にス
    ペーサを挾んで固定されることを特徴とする画像記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ブラケットは、サーマルヘッドを取
    付ける中央部分に一体形状となるスペーサ部分を形成し
    たことを特徴とする請求項4記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記サーマルヘッドをプラテンローラに
    圧接する圧接手段を前記ブラケットに2個所設け、該ブ
    ラケットの中央部分近傍の圧接手段間の剛性を大きく
    し、さらに、前記圧接手段間以外の前記ブラケットの剛
    性を小さくしたことを特徴とする請求項4記載の画像記
    録装置。
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