JPH09289153A - 半導体装置の製造方法及びそれに用いるマスク - Google Patents

半導体装置の製造方法及びそれに用いるマスク

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JPH09289153A
JPH09289153A JP10161996A JP10161996A JPH09289153A JP H09289153 A JPH09289153 A JP H09289153A JP 10161996 A JP10161996 A JP 10161996A JP 10161996 A JP10161996 A JP 10161996A JP H09289153 A JPH09289153 A JP H09289153A
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JP
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mask
pattern
semiconductor device
masks
resist
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JP10161996A
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English (en)
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俊二 ▲高▼瀬
Shunji Takase
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体素子の設計仕様に沿った、パターンの
形成が可能で、しかもLSIチップサイズの縮小を図り
得る半導体装置の製造方法及びそれに用いるマスクを提
供する。 【解決手段】 ゲート配線用マスクを、それぞれのマス
クにはゲート先端部のパターンの直角な形状が含まれ
ず、かつ2枚のマスクの論理積が、所望のパターンとな
るように、2枚に分けた第1のマスク30と第2のマス
ク35を用意し、レジストを塗布する工程と、第1のマ
スク30を用いて露光する工程と、現像を行う工程と、
ドライエッチングを行う工程と、レジストを除去する工
程と、再度レジストを塗布する工程と、第2のマスク3
5を用いて露光する工程と、現像を行う工程と、ドライ
エッチングを行う工程と、レジストを除去する工程を施
し、ゲート配線を形成するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法及びそれに用いるマスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、LSIの配線製造工程において、
これまで一層ごとの配線層のパターン形成は一枚のマス
クを用い、一回のホトリソグラフィー工程でホトレジス
トのパターンを形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
でのパターンの形成方法では、図10に示すような、島
状に孤立したマスクパターン1や、図11に示すよう
な、延在する配線のマスクパターン5の終端部分では、
形成されるレジストパターンは、図10においてはレジ
ストパターン2、図11においてはレジストパターン6
に示すように、直角な部分が紙面水平方向、垂直方向の
2方向からの光の干渉を受けるため、角の部分3,7が
後退して、角が丸まった形状になってしまう。
【0004】さらに、LSIの微細化により、孤立パタ
ーンの設計寸法、配線幅の設計寸法が上記のパターン直
角部の後退量と同程度になってくると、図12,図13
に示すように、レジストパターン2A,6Aの寸法が設
計寸法と異なってしなうため、LSI設計を行う上で以
下のような種々の問題点が発生している。図12及び図
13において、1A,5Aはマスクパターンである。
【0005】(1)第1の問題点:トランジスタのゲー
ト配線工程 図14に示すようなLSIのマスクを設計する場合、ゲ
ート11の先端とアクティブ領域13との合わせ余裕
a、ゲート先端の後退量b、ゲート先端と隣接パターン
14との最小間隔cを確保しなければならない。しかし
ながら、仕上がりのレジストパターン12においてはゲ
ート先端の後退量bは、無駄な領域であり、LSIチッ
プサイズ縮小の阻害要因となっている。なお、10はマ
スクパターンである。
【0006】(2)第2の問題点:スタックトビアのパ
ッドメタル配線工程 図15に示すような、いわゆるスタックトビア(第1ビ
アと第2ビアが重なった構造)21を設計する場合、第
1ビア及び第2ビアと仕上がりのレジストパターン23
との合わせ余裕a、パッドメタル22の後退量b、パッ
ドメタル22と隣接パターン(第2メタル)25との最
小間隔cを確保しなければならない。なお、20はマス
クパターン、24はビアによって接続される第1メタル
及び第3メタルである。
【0007】しかしながら、仕上がりのレジストパター
ン23においては、パッドメタル22の後退量bは、無
駄な領域であり、LSIチップサイズ縮小の阻害要因と
なっている。 (3)第3の問題点:DRAMキャパシタ下部電極配線
工程 図16に示すようなDRAMキャパシタ下部電極のマス
クを設計する場合、隣接するパターンとの最小間隔a
は、ホトリソグラフィー技術によって決まる値となる。
【0008】しかしながら、仕上がりのレジストパター
ン27においては、マスクパターン26に対して角部の
後退及び、長辺方向長さの縮小によって、下部電極の実
効面積が縮小してしまい、安定したメモリセル動作に支
障をきたす。本発明は、上記問題点を除去し、半導体素
子の設計仕様に沿った、パターンの形成が可能で、しか
もLSIチップサイズの縮小を図り得る半導体装置の製
造方法及びそれに用いるマスクを提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔A〕図1に示すように、ゲート配線用マスクを、それ
ぞれのマスクにはゲート先端部のパターンの直角な形状
が含まれず、かつ2枚のマスクの論理積が、所望のパタ
ーンとなるように、2枚に分けた第1のマスクと第2の
マスクを用意し、図2に示すように、レジストを塗布す
る工程と、第1のマスクを用いて露光する工程と、現像
を行う工程と、ドライエッチングを行う工程と、前記レ
ジストを除去する工程と、再度レジストを塗布する工程
と、第2のマスクを用いて露光する工程と、現像を行う
工程と、ドライエッチングを行う工程と、前記レジスト
を除去する工程を施し、ゲート配線を形成するようにし
たものである。
【0010】〔B〕図1に示すように、ゲート配線用マ
スクを、それぞれのマスクにはゲート先端部のパターン
の直角な形状が含まれず、かつ2枚のマスクの論理積
が、所望のパターンとなるように、2枚に分けた第1の
マスクと第2のマスクを用意し、図3に示すように、レ
ジストを塗布する工程と、第1のマスクを用いて露光す
る工程と、その後、即座に第2のマスクを用いて露光す
る工程と、現像を行う工程と、ドライエッチングを行う
工程と、前記レジストを除去する工程を有し、ゲート配
線を形成するようにしたものである。
【0011】〔C〕図4に示すように、メタル配線用マ
スクをそれぞれのマスクには、パッドメタル部のパター
ンの直角な形状が含まれず、かつ2枚のマスクの論理積
が、所望のパターンとなるように、2枚に分けた第1の
マスクと第2のマスクを用意し、図5に示すように、レ
ジストを塗布する工程と、第1のマスクを用いて露光す
る工程と、現像を行う工程と、ドライエッチングを行う
工程と、レジストを除去する工程と、再度レジストを塗
布する工程と、第2のマスクを用いて露光する工程と、
現像を行う工程と、ドライエッチングを行う工程と、レ
ジストを除去する工程を有し、ゲート配線を形成するよ
うにしたものである。
【0012】〔D〕図4に示すように、メタル配線用マ
スクをそれぞれのマスクにはパッドメタル部のパターン
の直角な形状が含まれず、かつ2枚のマスクの論理積
が、所望のパターンとなるように、2枚に分けた第1の
マスクと第2のマスクを用意し、図6に示すように、レ
ジストを塗布する工程と、第1のマスクを用いて露光す
る工程と、その後、即座に第2のマスクを用いて露光す
る工程と、現像を行う工程と、ドライエッチングを行う
工程と、レジストを除去する工程を有し、ゲート配線を
形成するようにしたものである。
【0013】〔E〕図7に示すように、キャパシタ下部
電極用マスクをそれぞれのマスクには直角な形状が含ま
れず、かつ2枚のマスクの論理積が、所望のパターンと
なるように、2枚に分けた第1のマスクと第2のマスク
を用意し、図8に示すように、レジストを塗布する工程
と、第1のマスクを用いて露光する工程と、現像を行う
工程と、ドライエッチングを行う工程と、レジストを除
去する工程と、再度レジストを塗布する工程と、第2の
マスクを用いて露光する工程と、現像を行う工程と、ド
ライエッチングを行う工程と、レジストを除去する工程
を有し、キャパシタ下部電極を形成するようにしたもの
である。
【0014】〔F〕図7に示すように、キャパシタ下部
電極用マスクをそれぞれのマスクには直角な形状が含ま
れず、かつ2枚のマスクの論理積が、所望のパターンと
なるように、2枚に分けた第1のマスクと第2のマスク
を用意し、図9に示すように、レジストを塗布する工程
と、第1のマスクを用いて露光する工程と、その後、即
座に第2のマスクを用いて露光する工程と、現像を行う
工程と、ドライエッチングを行う工程と、レジストを除
去する工程を有し、キャパシタ下部電極を形成するよう
にしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1実施例を示すLSIのゲート電極用のマスクの説明
図である。図1(a)に示すように、LSIのゲート電
極用のマスクは、図14にも示したように、ゲートマス
クパターン10と隣接ゲート14を有する形状であっ
た。
【0016】それを、この実施例では、図1(b)及び
図1(c)に示すように、2層のマスク30,35、つ
まり、第1のマスク30と第2のマスク35とに分割す
る。その際、それぞれのマスク30,35には、ゲート
電極終端部の直角な形状が含まれず、かつ2層のマスク
30,35の論理積が、図1(a)と等しくなるように
する。
【0017】図2は本発明の第1実施例を示すLSIの
ゲート電極の製造工程断面図であり、図2(A)は図1
(a)のA−A′断面、図2(B)は図1(a)のB−
B′断面を示している。 (1)まず、図2(2−1)及び図2(2−1′)に示
すように、シリコン基板41上に素子分離領域となるフ
ィールド酸化膜42、ゲート酸化膜43を形成した後、
ゲート電極となるポリシリコン膜44、タングステンシ
リサイド膜45を生成し、ホトレジスト46を塗布す
る。
【0018】(2)次に、図2(2−2)及び図2(2
−2′)に示すように、図1(b)に示す第1のマスク
30を用いて露光を行い、その後、現像工程を施し、ホ
トレジストパターン46Aを形成する。 (3)次に、図2(2−3)及び図2(2−3′)に示
すように、ドライエッチングにより、ゲート電極を加工
し、ゲート電極パターン44A,45Aを形成する。さ
らに、ホトレジストパターン46Aを除去する。
【0019】(4)次に、図2(2−4)及び図2(2
−4′)に示すように、再度ホトレジストを塗布し、図
1(c)に示す第2のマスク35を用いて露光を行い、
その後、現像工程を施し、ホトレジストパターン47A
を形成する。 (5)次に、図2(2−5)及び図2(2−5′)に示
すように、ドライエッチングにより、ゲート電極44を
加工し、ゲート電極パターン44A,45Aを形成す
る。さらに、ホトレジストパターン47Aを除去する。
【0020】このように、第1実施例によれば、ゲート
電極先端部のレジストパターン形成を、それぞれ直角な
成分を含まない2枚のマスクを用いて形成することによ
り、従来方法で問題となるゲート電極の角部の後退、ゲ
ート電極先端の後退を抑制することができる。したが
て、マスクを設計する際に必要であったゲート先端の後
退量を考慮する必要がなくなり、LSIチップサイズを
縮小することが可能となる。
【0021】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図3は本発明の第2実施例を示すLSIのゲート電
極の製造工程断面図であり、図3(A)は図1(a)の
A−A′断面、図3(B)は図1(a)のB−B′断面
を示している。 (1)まず、図3(3−1)及び図3(3−1′)に示
すように、シリコン基板51上に素子分離領域となるフ
ィールド酸化膜52、ゲート酸化膜53を形成した後、
ゲート電極となるポリシリコン膜54、タングステンシ
リサイド膜55を生成し、ホトレジスト56を塗布す
る。
【0022】(2)次に、図3(3−2)及び図3(3
−2′)に示すように、図1(b)に示す第1のマスク
30を用いて露光を行い、現像は行わずそのままにす
る。 (3)次に、図3(3−3)及び図3(3−3′)に示
すように、図1(c)に示す第2のマスク35を用いて
露光を行い、その後、現像工程を施し、ホトレジストパ
ターン56Aを形成する。
【0023】(4)次に、図3(3−4)及び図3(3
−4′)に示すように、ドライエッチングにより、ゲー
ト電極54を加工し、ゲート電極パターン54A,55
Aを形成する。さらにホトレジストパターン56Aを除
去する。このように、第2実施例によれば、1回目の露
光の後に、即座に2回目の露光を行うため、第1実施例
で必要であった1回目の露光の後の現像、ドライエッチ
ング工程を削除したにもかかわらず、第1実施例と同様
の効果を得ることができる。
【0024】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図4は本発明の第3実施例を示すスタックトビアの
パッドメタル配線用のマスクの説明図である。図4
(a)に示すように、LSIのゲート電極用のマスク
は、図15にも示したようなマスクパターン20と隣接
パターン(第2メタル)25を有する形状であった。
【0025】これを、図4(b)、図4(c)に示すよ
うに、2層のマスク57,59、また、第1のマスク5
7と第2のマスク59に分割する。この際、それぞれの
マスクにはパッドメタル電極部の直角な形状が含まれ
ず、かつ2層のマスクの論理積が、図4(a)と等しく
なるようにする。図5は本発明の第3実施例を示すスタ
ックトビアのパッドメタル配線の製造工程断面図であ
り、図5(A)は図4(a)のA−A′断面、図5
(B)は図4(a)のB−B′断面を示している。
【0026】(1)まず、図5(5−1)及び図5(5
−1′)に示すように、シリコン基板(図示なし)上に
絶縁膜61、第1層目のメタル(TiN/Al−Si−
Ci/TiN)62、層間絶縁膜63、及び第1ビアを
形成した後、第2層目のメタル(TiN/Al−Si−
Ci/TiN)64を形成し、ホトレジスト65を塗布
する。
【0027】(2)次に、図5(5−2)及び図5(5
−2′)に示すように、図4(b)に示す第1のマスク
57を用いて露光を行い、その後、現像工程を施し、ホ
トレジストパターン65Aを形成する。 (3)次に、図5(5−3)及び図5(5−3′)に示
すように、ドライエッチングにより、第2層目のメタル
64を加工し、メタル電極パターン64Aを形成する。
さらにホトレジストパターン65Aを除去する。
【0028】(4)次に、図5(5−4)及び図5(5
−4′)に示すように、再度ホトレジスト66を塗布
し、図4(c)に示す第2のマスク59を用いて露光を
行い、その後現像工程を施し、ホトレジストパターン6
6Aを形成する。 (5)次に、図5(5−1)及び図5(5−1′)に示
すように、ドライエッチングにより、第2層目のメタル
64を加工し、第2層目のメタル電極パターン64Aを
形成する。さらに、ホトレジスト65を除去する。
【0029】このように、第3実施例によれば、スタッ
クトビアのパッドメタル配線のレジストパターン形成
を、それぞれ直角な成分を含まない2枚のマスクを用い
て形成するようにしたので、従来の方法で問題となるパ
ターンの角部の後退、パッドメタルの後退を抑制するこ
とができる。したがって、マスクを設計する際に必要で
あったパッドメタルの後退量を考慮する必要がなくな
り、LSIチップサイズを縮小することが可能となる。
【0030】図6は本発明の第4実施例を示すスタック
トビアのパッドメタル配線の製造工程断面図であり、図
6(A)は図4(a)のA−A′断面、図6(B)は図
4(a)のB−B′断面を示している。 (1)まず、図6(6−1)及び図6(6−1′)に示
すように、シリコン基板(図示なし)上に絶縁膜71、
第1層目のメタル(TiN/Al−Si−Ci/Ti
N)72、層間絶縁膜73、及び第1ビアを形成した
後、第2層目のメタル(TiN/Al−Si−Ci/T
iN)74を形成し、ホトレジスト75を塗布する。
【0031】(2)次に、図6(6−2)及び図6(6
−2′)に示すように、図4(b)に示す第1のマスク
57を用いて露光を行い、現像を行わずそのままとす
る。 (3)次に、図6(6−3)及び図6(6−3′)に示
すように、図4(c)に示す第2のマスク59を用いて
露光を行い、その後、現像工程を施し、ホトレジストパ
ターン75Aを形成する。
【0032】(4)次に、図6(6−4)及び図6(6
−4′)に示すように、ドライエッチングにより、第2
層目のメタル74を加工し、第2層目のメタル電極パタ
ーン74Aを形成する。さらにホトレジストパターン7
5Aを除去する。このように、第4実施例によれば、1
回目の露光の後に、即座に2回目の露光を行うため、第
3実施例で必要であった1回目の露光の後の現像、ドラ
イエッチング工程を削除したにもかかわらず、第3実施
例と同様の効果を得ることができる。
【0033】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。図7は本発明の第5実施例を示すDRAMキャパシ
タ下部電極配線用のマスクの説明図である。図7(a)
に示すように、DRAMキャパシタ下部電極配線用のマ
スクは、図16にも示したようにマスクパターン26を
有する形状であった。
【0034】これを、図7(b)、図7(c)に示すよ
うに、2層のマスク80,85、つまり、第1のマスク
80と第2のマスク85に分割する。この際、それぞれ
のマスクにはパッドメタル電極部の直角な形状が含まれ
ず、かつ2層のマスクの論理積が、図7(a)と等しく
なるようにする。図8は本発明の第5実施例を示すDR
AMキャパシタ下部電極配線の製造工程断面図であり、
図8(A)は図7(a)のA−A′断面、図8(B)は
図7(a)のB−B′断面を示している。
【0035】(1)まず、図8(8−1)及び図8(8
−1′)に示すように、シリコン基板91上に素子分離
領域となるフィールド酸化膜92、メモリセル内のトラ
ンジスタ93、及びビット線95を形成し、さらにセル
コンタクトホールを形成した後、キャパシタ下部電極と
なるポリシリコン膜97を生成し、ホトレジスト98を
塗布する。なお、94は絶縁膜、96は層間絶縁膜であ
る。
【0036】(2)次に、図8(8−2)及び図8(8
−2′)に示すように、図7(b)に示す第1のマスク
80を用いて露光を行い、その後現像工程を施し、ホト
レジストパターン98Aを形成する。 (3)次に、図8(8−3)及び図8(8−3′)に示
すように、ドライエッチングにより、ポリシリコン膜9
7を加工し、キャパシタ下部電極パターン97Aを形成
する。さらに、ホトレジストパターン98Aを除去す
る。
【0037】(4)次に、図8(8−4)及び図8(8
−4′)に示すように、再度ホトレジスト99を塗布
し、図7(c)に示す第2のマスク85を用いて露光を
行い、その後現像工程を施し、ホトレジストパターン9
9Aを形成する。 (5)次に、図8(8−5)及び図8(8−5′)に示
すように、ドライエッチングにより、ポリシリコン膜9
7を加工し、キャパシタ下部電極パターン97Aを形成
する。さらに、ホトレジストパターン99Aを除去す
る。
【0038】このように、第5実施例によれば、DRA
Mキャパシタ下部電極のレジストパターン形成を、それ
ぞれ直角な成分を含まない2枚のマスクを用いて形成し
ているため、従来方法で問題となる角部の後退、DRA
Mキャパシタ下部電極の寸法の縮小を抑制することがで
きる。したがって、より大きなキャパシタ電極面積を確
保することができ、安定したメモリセル動作を行うこと
ができる。
【0039】図9は本発明の第6実施例を示すDRAM
キャパシタ下部電極配線の製造工程断面図であり、図9
(A)は図7(a)のA−A′断面、図9(B)は図7
(a)のB−B′断面を示している。 (1)まず、図9(9−1)及び図9(9−1′)に示
すように、シリコン基板101上に素子分離領域となる
フィールド酸化膜102、メモリセル内のトランジスタ
103、及びビット線105を形成し、さらにセルコン
タクトホールを形成した後、キャパシタ下部電極となる
ポリシリコン膜107を生成し、ホトレジスト108を
塗布する。なお、104は絶縁膜、106は層間絶縁膜
である。
【0040】(2)次に、図9(9−2)及び図9(9
−2′)に示すように、図7(b)に示す第1のマスク
80を用いて露光を行い、現像は行わず、そのままとす
る。 (3)次に、図9(9−3)及び図9(9−3′)に示
すように、図7(c)に示す第2のマスク85を用いて
露光を行う。その後現像工程を施し、ホトレジストパタ
ーン108Aを形成する。
【0041】(4)次に、図9(9−4)及び図9(9
−4′)に示すように、ドライエッチングにより、キャ
パシタ下部電極107を加工し、キャパシタ下部電極パ
ターン107Aを形成する。さらに、ホトレジストパタ
ーン108Aを除去する。このように、第6実施例によ
れば、1回目の露光の後に、即座に2回目の露光を行う
ため、第5実施例で必要であった1回目の露光の後の現
像、ドライエッチング工程を削除したにもかかわらず、
第5実施例と同様の効果を得ることができる。
【0042】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0043】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、次のような効果を奏することができる。 (1)請求項1記載の発明によれば、半導体素子の設計
仕様に沿った、パターンの形成が可能で、しかもLSI
チップサイズの縮小を図ることができる。
【0044】(2)請求項2記載の発明によれば、簡単
な製造方法で、半導体素子の設計仕様に沿った、パター
ンの形成が可能で、しかもLSIチップサイズの縮小を
図ることができる。 (3)請求項3記載の発明によれば、ゲート電極先端部
のレジストパターンの形成を、それぞれ直角な成分を含
まない2枚のマスクを用いて形成することにより、従来
方法で問題となるゲート電極の角部の後退、ゲート電極
先端の後退を抑制することができる。
【0045】したがて、マスクを設計する際に必要であ
ったゲート先端の後退量を考慮する必要がなくなり、L
SIチップサイズを縮小することができる。 (4)請求項4記載の発明によれば、マスクを設計する
際に必要であったパッドメタルの後退量を考慮する必要
がなくなり、LSIチップサイズを縮小することが可能
となる。
【0046】(5)請求項5記載の発明によれば、DR
AMキャパシタ下部電極のレジストパターン形成を、そ
れぞれ直角な成分を含まない2枚のマスクを用いて形成
しているため、従来方法で問題となる角部の後退、DR
AMキャパシタ下部電極の寸法の縮小を抑制することが
できる。したがって、より大きなキャパシタ電極面積を
確保することができ、安定したメモリセル動作を行うこ
とができる。
【0047】(6)請求項6記載の発明によれば、半導
体素子の設計仕様に沿った、パターンの形成が可能なマ
スクを提供することができる。 (7)請求項7記載の発明によれば、トランジスタのゲ
ート電極の設計仕様に沿った、パターンの形成が可能な
マスクを提供することができる。 (8)請求項8記載の発明によれば、パッドメタルの後
退量を考慮する必要がない、パターンの形成が可能なマ
スクを提供することができる。
【0048】(9)請求項9記載の発明によれば、DR
AMキャパシタ下部電極の設計仕様に沿った、パターン
の形成が可能なマスクを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すLSIのゲート電極
用のマスクの説明図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すLSIのゲート電極
の製造工程断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示すLSIのゲート電極
の製造工程断面図である。
【図4】本発明の第3実施例を示すスタックトビアのパ
ッドメタル配線用のマスクの説明図である。
【図5】本発明の第3実施例を示すスタックトビアのパ
ッドメタル配線の製造工程断面図である。
【図6】本発明の第4実施例を示すスタックトビアのパ
ッドメタル配線の製造工程断面図である。
【図7】本発明の第5実施例を示すDRAMキャパシタ
下部電極配線用のマスクの説明図である。
【図8】本発明の第5実施例を示すDRAMキャパシタ
下部電極配線の製造工程断面図である。
【図9】本発明の第6実施例を示すDRAMキャパシタ
下部電極配線の製造工程断面図である。
【図10】従来の島状に孤立したパターンの平面図であ
る。
【図11】従来の配線パターン終端部の平面図である。
【図12】従来の島状に孤立した微細パターンの平面図
である。
【図13】従来の微細配線パターン終端部の平面図であ
る。
【図14】従来技術の第1の問題点の説明図である。
【図15】従来技術の第2の問題点の説明図である。
【図16】従来技術の第3の問題点の説明図である。
【符号の説明】
10 ゲートマスクパターン 14 隣接ゲート 20,26 マスクパターン 25 隣接パターン(第2メタル) 30,35,57,59,80,85 2層のマスク
(第1のマスク,第2のマスク) 41,51,91,101 シリコン基板 42,52,92,102 フィールド酸化膜 43,53 ゲート酸化膜 44,54 ポリシリコン膜(ゲート電極) 44A,45A,54A,55A ゲート電極パター
ン 45,55 タングステンシリサイド膜 46,56,65,66,75,98,99,108
ホトレジスト 46A,47A,56A,65A,66A,75A,9
8A,99A,108A ホトレジストパターン 61,71,94,104 絶縁膜 62,72 第1層目のメタル 63,73,96,106 層間絶縁膜 64,74 第2層目のメタル 64A,74A メタル電極パターン 93,103 メモリセル内のトランジスタ 95,105 ビット線 97,107 ポリシリコン膜(キャパシタ下部電
極) 97A,107A キャパシタ下部電極パターン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置の製造方法において、(a)
    半導体装置製造用のマスクをそれぞれのマスクにはパタ
    ーンの直角な形状が含まれず、かつ2枚のマスクの論理
    積が所望のパターンとなるように2枚に分けた第1のマ
    スクと第2のマスクを用意し、(b)レジストを塗布す
    る工程と、(c)前記第1のマスクを用いて露光する工
    程と、(d)現像を行う工程と、(e)エッチングを行
    う工程と、(f)前記レジストを除去する工程と、
    (g)再度レジストを塗布する工程と、(h)前記第2
    のマスクを用いて露光する工程と、(i)現像を行う工
    程と、(j)エッチングを行う工程と、(k)前記レジ
    ストを除去する工程を有し、半導体装置のパターンを形
    成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体装置の製造方法において、(a)
    半導体装置製造用のマスクをそれぞれのマスクにはパタ
    ーンの直角な形状が含まれず、かつ2枚のマスクの論理
    積が所望のパターンとなるように2枚に分けた第1のマ
    スクと第2のマスクを用意し、(b)レジストを塗布す
    る工程と、(c)前記第1のマスクを用いて露光する工
    程と、(d)前記第2のマスクを用いて露光する工程
    と、(e)現像を行う工程と、(f)エッチングを行う
    工程と、(g)前記レジストを除去する工程を有し、半
    導体装置のパターンを形成することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体装置の製造
    方法において、前記マスクはゲート形成用マスクであ
    り、前記エッチングはドライエッチングである半導体装
    置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の半導体装置の製造
    方法において、前記マスクはパッドメタル部のパターン
    形成用マスクであり、前記エッチングはドライエッチン
    グである半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の半導体装置の製造
    方法において、前記マスクはキャパシタ下部電極形成用
    マスクであり、前記エッチングはドライエッチングであ
    る半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体装置のパターン形成用マスクにお
    いて、それぞれのマスクにはパターンの直角な形状が含
    まれず、かつ2枚のマスクの論理積が所望のパターンと
    なるように2枚に分けた第1のマスクと第2のマスクを
    有する半導体装置製造用マスク。
  7. 【請求項7】 半導体装置のパターン形成用マスクにお
    いて、ゲート配線用マスクをそれぞれのマスクにはゲー
    ト先端部のパターンの直角な形状が含まれず、かつ2枚
    のマスクの論理積が、所望のパターンとなるように2枚
    に分けた第1のマスクと第2のマスクを有する半導体装
    置製造用マスク。
  8. 【請求項8】 半導体装置のパターン形成用マスクにお
    いて、メタル配線用マスクをそれぞれのマスクにはパッ
    ドメタル部のパターンの直角な形状が含まれず、かつ2
    枚のマスクの論理積が、所望のパターンとなるように2
    枚に分けた第1のマスクと第2のマスクを有する半導体
    装置製造用マスク。
  9. 【請求項9】 半導体装置のパターン形成用マスクにお
    いて、キャパシタ下部電極用マスクをそれぞれのマスク
    には直角な形状が含まれず、かつ2枚のマスクの論理積
    が、所望のパターンとなるように2枚に分けた第1のマ
    スクと第2のマスクを有する半導体装置製造用マスク。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6670262B2 (en) 2001-06-12 2003-12-30 Renesas Technology Corp. Method of manufacturing semiconductor device
WO2009044434A1 (ja) * 2007-10-05 2009-04-09 Fujitsu Microelectronics Limited 半導体装置の製造方法、露光用マスク製造方法、及びその製造に用いられるプログラム
JP2010118599A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
JP2010153862A (ja) * 2008-12-19 2010-07-08 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co Ltd 二回のカット工程によって多結晶シリコンのライン端部短縮の問題を解決する方法
JP2011119331A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Renesas Electronics Corp 半導体集積回路装置の製造方法
JP5110079B2 (ja) * 2007-03-16 2012-12-26 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置の製造方法

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