JPH09286819A - 新規なプロピレンランダムコポリマー - Google Patents
新規なプロピレンランダムコポリマーInfo
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- JPH09286819A JPH09286819A JP8327117A JP32711796A JPH09286819A JP H09286819 A JPH09286819 A JP H09286819A JP 8327117 A JP8327117 A JP 8327117A JP 32711796 A JP32711796 A JP 32711796A JP H09286819 A JPH09286819 A JP H09286819A
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Abstract
解ポリマー粒子低含量のプロピレンランダムコポリマー
を提供することである。 【解決手段】 本発明はa)マグネシウム化合物、ハロ
ゲン、キャリヤーとしてのシリカゲル及び電子供与化合
物としてのカルボン酸エステルからなるチタン含有固形
成分、b)助触媒としてのアルミニウム化合物及びc)
さらに助触媒としての電子供与化合物からなり該キャリ
ヤーが5〜200μmの平均粒子径、1〜10μmの第
一粒子の平均粒子径、1〜10μmの平均径の気孔及び
全粒子に対して5〜20体積%の該気孔を有するシリカ
ゲルであるチーグラー・ナッタ触媒系の存在下、50〜
100℃、15〜40バールの圧力及び0.5〜5時間
の平均滞留時間でプロピレン及びアルキレンを重合して
得られるプロピレンランダムコポリマー及びその製法を
特徴とする。
Description
合物、ハロゲン、キャリヤーとしてのシリカゲル及び電
子供与化合物としてのカルボン酸エステルからなるチタ
ン含有固形成分、b)助触媒としてのアルミニウム化合
物及びc)さらに助触媒としての電子供与化合物からな
り該キャリヤーが5〜200μmの平均粒子径、1〜1
0μmの第一粒子の平均粒子径及び1〜10μmの平均
径を有する気孔又は溝を有し、該気孔又は溝が全粒子体
積に対して5〜20%の体積を有するシリカゲルである
チーグラー・ナッタ触媒系の存在下、50〜100℃、
15〜40バールの圧力及び0.5〜5時間の平均滞留
時間でプロピレン及びC2 〜C10−アルケン−1を重合
して得られる共重合されたC2 〜C10−アルケン−1を
含むプロピレンランダムコポリマーに関する。
リマーの調製方法及びそのフィルム、繊維及び成形体へ
の使用に関する。
知で、例えば欧州特許第014523号、欧州特許出願
公開第023425号、欧州特許出願公開第04597
5号及び欧州特許出願公開第195497号に記載され
ている。これらの系は、特にC2 〜C10−アルケン−1
の重合に用い、ことに多価チタン、アルミニウムハロゲ
ン化物及び/又はアルキルアルミニウム並びに電子供与
化合物、例えばシリコン化合物、エーテル、カルボン酸
エステル、ケトン及びラクトンを含み、チタン成分及び
助触媒との組合せで用いられている。
調製する。チタン含有固形成分は第一段階で調製し、続
いて助触媒と反応させられる。重合はこのようにして得
られた触媒を用いて行われる。
及び米国特許第5,288,824号はチーグラー・ナ
ッタタイプの触媒系を開示し、その系はチタン含有固形
成分及びアルミニウム化合物のみならず電子供与化合物
としての有機シラン化合物をも含む。この触媒系は良好
な生産性及び高度の立体特異性、即ち高度のアイソタク
チック、低塩素含有量、さらに良好な形態性、即ち低微
粉含有量のプロピレンポリマーを与える。
ためには、優れた剛性及びキシレン溶解ポリマー粒子が
低比率であることが必要である。例えば、プロピレンポ
リマーで調製する食品フィルムはこのケースに当てはま
り上記性能が必要である。
特許第5,288,824号に開示されているプロピレ
ンポリマーは上記性能を充分に満たし得ない。
及び米国特許第5,288,824号のプロピレンポリ
マーを改善し、上記問題点の解決された新規なプロピレ
ンポリマーの提供を目的とする。
ランダムコポリマーにより達成されうることが見出され
た。
チーグラー・ナッタ触媒系の存在のもと重合により得
る。このチーグラー・ナッタ触媒系はa)マグネシウム
化合物、ハロゲン、キャリヤーとしてのシリカゲル及び
電子供与化合物としてのカルボン酸エステルからなるチ
タン含有固形成分並びに助触媒としてb)アルミニウム
化合物及びc)さらに電子供与化合物からなる。
るチタン化合物は通常3価若しくは4価チタンハロゲン
化物又はアルコキシドであり、好ましくはチタン塩素化
物、特に四塩化チタンである。チタン含有固形成分は追
加的にキャリヤーとしてのシリカゲルを含む。
ム化合物も用いる。好ましいマグネシウム化合物はマグ
ネシウムハロゲン化物、アルキルマグネシウム、アリー
ルマグネシウム並びにアルコキシマグネシウム及びアリ
ールオキシマグネシウム化合物であり、特に好ましくは
二塩化マグネシウム、二臭化マグネシウム及びジ(C1
〜C10−アルキル)マグネシウム化合物である。加え
て、このチタン含有固形成分は追加的なハロゲン好まし
くは塩素又は臭素をも含みうる。
子供与化合物、例えば一官能又は多官能カルボン酸、無
水カルボン酸及びカルボン酸エステル、ケトン、エーテ
ル、アルコール、ラクトン又は有機燐及びオルガノシリ
コーン化合物をも含む。このチタン含有固形成分中の電
子供与化合物として、好ましいものは一般式(II)
10−アルコキシ基又は共に酸素を意味し、特に好ましい
電子供与化合物はフタル酸エステルで、この場合X及び
YはそれぞれC1 〜C8 −アルコキシ基、例えばメトキ
シ、エトキシ、プロピルオキシ又はブチルオキシ基を意
味する)のフタル酸誘導体である。
子供与化合物は、3−若しくは4−員の未置換若しくは
置換シクロアルキル−1,2−ジカルボン酸ジエステ
ル、及び未置換若しくは置換ベンゾフェノン−2−カル
ボン酸モノエステルである。これらエステルの形成に用
いるヒドロキシ化合物はエステル化反応慣用のアルコー
ル、例えばC1 〜C15−アルカノール、C5 〜C7 −シ
クロアルカノールであり、これらのアルカノールはC1
〜C10−アルキル基、C6 〜C10−フェノールの置換基
を有しうる。
により調製しうる。このような方法の例は、ことに欧州
特許出願公開第45975号、欧州特許出願公開第45
977号、欧州特許出願公開第86473号、欧州特許
出願公開第171200号、英国特許出願公開第211
1066号、米国特許第4,857,613号及び米国
特許第5,288,824号に記載されている。
好ましくは次に述べる2段階方法を用いる。
特に20〜70μmの平均粒子径、通常0.1〜10c
m3 /g、特に1.0〜4.0cm3 /gの気孔体積及
び通常10〜1000m2 /g、特に100〜500m
2 /gの比表面積を有する微砕キャリヤーとしてのシリ
カゲル(SiO2 )が液体アルカン中マグネシウム含有
化合物の溶液と最初反応させられ、その後この混合物を
10〜120℃にて0.5〜5時間攪拌する。好ましく
は、キャリヤーモル当たり0.1〜1モルのマグネシウ
ム化合物を用いる。続いてハロゲン又はハロゲン化水
素、特に塩素又は塩化水素をマグネシウム含有化合物に
対して少なくとも2倍、好ましくは少なくとも5倍のモ
ル過剰で連続的に攪拌しながら添加する。30〜120
分の後、この反応生成物を10〜150℃の温度でC1
〜C8 −アルカノール、特にエタノール、3価若しくは
4価チタンのハロゲン化物又はアルコキシド、特に四塩
化チタン及び電子供与化合物と混ぜ合わせる。ここで、
第一段階で得た固形状のマグネシウムモル当たり、1〜
5モルの3価若しくは4価チタン及び0.01〜1モ
ル、特に0.2〜0.6モルの電子供与化合物を用い
る。この混合物を10〜150℃で少なくとも30分間
攪拌し、得られた固形物を濾別し、C7 〜C10−アルキ
ルベンゼン、好ましくはエチルベンゼンで洗う。
固形物を100〜150℃で、過剰の四塩化チタン又は
不活性溶媒好ましくはアルキルベンゼン中四塩化チタン
を少なくとも5重量%含む四塩化チタン溶液の過剰を用
いて少なくとも1時間抽出する。得られた生成物を四塩
化チタン含有量2重量%未満となるように溶液状のアル
カンで洗浄する。
媒と共にチーグラー・ナッタ触媒系として用いる。適当
な助触媒の例はアルミニウム化合物b)である。
b)はトリアルキルアルミニウム及びアルキル基がアル
コキシ基又はハロゲン原子、例えば塩素若しくは臭素で
置き換えられているトリアルキルアルミニウム化合物で
ある。好ましいものはそれぞれ1〜8の炭素原子のアル
キル基を有するトリアルキルアルミニウム化合物、例え
ばトリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム又
はメチルジエチルアルミニウムである。好ましくは、ア
ルミニウム化合物b)だけでなく、助触媒として、さら
に電子供与化合物c)、例えば一官能若しくは多官能カ
ルボン酸、無水カルボン酸及びカルボン酸エステル、ケ
トン、エーテル、アルコール、ラクトン又はオルガノホ
スホラス及びオルガノシリコーン化合物のような電子供
与化合物c)を用いる。好ましい電子供与化合物は一般
式(I)
がそれぞれC1 〜C20−アルキル基、5−〜7−員シク
ロアルキル基であり、これらの基はC1 〜C10−アルキ
ル基又はC6 〜C20−アリール若しくはアリールアルキ
ル基で置換されてもよく、R2 は同じでも又は異なって
いてもよく、R2 がそれぞれC1 〜C20−アルキル基で
あり、かつnが1、2又は3であり、好ましくは、R1
がC1 〜C8 −アルキル基又は5−〜7−員シクロアル
キル基であり、R2 がC1 〜C4 −アルキル基であり、
かつnが1又は2を意味する)のオルガノシリコーン化
合物である。
メトキシジイソプロピルシラン、ジメトキシイソブチル
イソプロピルシラン、ジメトキシジイソブチルシラン、
ジメトキシジシクロペンチルシラン、ジメトキシイソブ
チルsecーブチルシラン、ジメトキシイソプロピルs
ec−ブチルシラン、ジエトキシジシクロペンチルシラ
ン及びジエトキシイソブチルイソプロピルシランであ
る。
c)を助触媒として個々別々に又は2成分の混合物とし
て用いうる。
中に使用のシリカゲルは5〜200μm、特に20〜7
0μmの平均粒子径、1〜10μm、特に1〜5μmの
第一粒子の平均粒子径の微砕シリカゲルである。ここで
いう第一粒子は多孔質、粒状のシリカゲル粒子で、粉砕
SiO2 ヒドロゲルの必要により適当な篩処理により得
られたものである。
1〜10μm、特に1〜5μmの平均直径の気孔又は溝
を有し、これらの気孔又は溝は全粒子体積に対し5〜2
0%、特に5〜15%の体積を有する。この微砕シリカ
ゲルは、特に0.1〜10cm3 /g、好ましくは1.
0〜4.0cm3 /gの気孔体積及び10〜1000m
2 /g、好ましくは100〜500m2 /gの比表面積
を有する。
して、キャリヤー物質内で活性触媒成分の著しい分布改
善がある。加えて、上記気孔又は溝を含む物質はモノマ
ー及び助触媒の拡散調節供給に明確な効果を持ち、結果
して重合動力学に優れた効果をもたらす。このような微
砕シリカゲルは、ことに粉砕噴霧乾燥し、適当に篩分け
されたSiO2 ヒドロゲルにより得られ、水又は脂肪族
アルコールとペースト状に混合されている。しかしなが
ら、上記微砕シリカゲルは市販品も用いうる。
に、好ましくはシリカゲル1モル当たり0.1〜1.0
モル、特に0.2〜0.5モルのマグネシウム化合物の
量となるように存在する。
形成分a)に引き続いてか又は一緒に作用させられう
る。この作用は通常0〜150℃、特に20〜90℃、
1〜100バール、特に1〜40バールの圧力でなされ
る。
くはチタン含有固形成分a)のチタンに対してアルミニ
ウム化合物のアルミニウムの原子比率が10:1〜80
0:1、特に20:1〜200:1及び助触媒として使
われる電子供与化合物c)に対するアルミニウム化合物
のモル比率が1:1〜250:1、特に10:1〜8
0:1となるような量で使用される。
調製は慣用の反応容器中で、回分式、好ましくは連続的
に、例えば懸濁重合又は好ましくは気相重合でC2 〜C
10−アルケン−1の重合により行われる。好ましい反応
容器は微砕ポリマーの固定床を含む連続操作用攪拌反応
容器を含み、その固定床は適当な攪拌設備により動くよ
うに慣用的に保たれているものである。勿論、この反応
は直列に連結した多数の反応容器中でも行われうる。
のプロピレンランダムコポリマーに導く方法はプロピレ
ンとC2 〜C10−アルケン−1とを一緒に、50〜10
0℃、15〜40バールの圧力及び0.5〜5時間の平
均滞留時間で反応することにより行われる。好ましい条
件は60〜90℃の温度、20〜35バールの圧力及び
0.5〜3時間の平均滞留時間である。
アルケン−1は通常C2 〜C10−アルケン−1に対する
プロピレンの分圧比率が2:1〜100:1、特に5:
1〜80:1であるような量で使用される。用語C2 〜
C10−アルケン−1は、ここでは特にエチレン、1−ブ
テン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン若し
くは1−オクテン又はこれらの混合物、好ましくはエチ
レン、1−ブテン又はエチレン及び1−ブテンの混合物
である。エチレン及び1−ブテンの混合物がC2 〜C10
−アルケン−1として用いられるならば、プロピレン、
エチレン及び1−ブテンの分圧比率は2:0.5:1〜
100:50:1、特に5:1:1〜80:20:1に
維持されるべきである。
コントロール可能であり、重合技術における慣用の調整
剤、例えば水素の添加により広い範囲に調節可能であ
る。さらに、付随的にトルエン又はヘキサンのような不
活性溶媒、窒素又はアルゴンのような不活性ガス及び比
較的少量のポリプロピレン粉末を用いることが可能であ
る。本発明のプロピレンランダムコポリマーは、好まし
くは20,000〜500,000の分子量(重量平
均)を有する。DIN53,735に準拠し230℃及
び2.16kgの荷重でのこれらのメルトフローインデ
ックスは0.1〜100g/10min.、特に0.5
〜50g/10min.である。
コポリマーと比較して、本発明のプロピレンランダムコ
ポリマーは、特にキシレン溶解性物質の減少が注目に値
し、即ちこれらは改善された立体特異性及びより高い剛
性を有する。これらのプロピレンランダムコポリマーを
調製するのに用いられる方法の生産性は公知方法と比較
して著しく増大せしめられている。
発明のプロピレンランダムコポリマーは特にフィルム、
繊維及び成形品の製造に適している。
m3 /gの気孔体積及び260m2 /gの比表面積の微
砕シリカゲル(SiO2 )をn−ヘプタン中SiO2 モ
ル当たり0.3モルのマグネシウム化合物使用のn−ブ
チルオクチルマグネシウム溶液と混ぜ合わせる。この微
砕シリカゲルは追加的に3〜5μmの第一粒子の平均粒
子径及び3〜5μmの径の気孔及び溝を有し、かつ全粒
子体積に対する約15%の気孔及び溝の体積を有してい
た。この混合物を95℃で約45分攪拌し、20℃に冷
却し、その後オルガノマグネシウム化合物に対して10
倍モル量の塩化水素を通過した。60分後、連続的に攪
拌しながら反応生成物をマグネシウムモル当たり3モル
のエタノールと混ぜ合わせた。この混合物を80℃で
0.5時間攪拌し、引き続いてマグネシウム1モル当た
りそれぞれ7.2モルの四塩化チタン及び0.5モルの
ジーn−ブチルフタレートと混ぜ合わせた。続いて、混
合物を100℃で1時間攪拌し、このようにして得られ
た固形物を濾別し、大量の過剰エチルベンゼンで洗浄し
た。
ンゼン中四塩化チタン10容量%の溶液を用い、125
℃で3時間抽出した。この固形生成物を濾過により抽出
剤と分離し、洗浄物が四塩化チタン含有量0.3重量%
となるまでn−ヘプタンで洗浄した。
Ti 7.4重量%のMg及び28.2重量%のClからな
る。
(シリカゲル粒子の粒度分布)で決定し、気孔体積及び
比表面積をDIN66,131に準拠し又はDIN6
6,133に準拠したマーキュリーポロシメトリーより
決定した。第一粒子の平均粒子径、気孔及び溝の径並び
にこれらの体積比率をそれぞれシリカゲルの粒子表面及
び粒子断面について走査型電子顕微鏡又はプローブ微量
分析で決定した。
い、分子量調整剤としての水素の存在のもと、80℃、
23バールの圧力で重合を行った。この反応容器は微砕
ポリマーの攪拌される固定床を有していた。
78:1であるプロピレン及びエチレンのガス混合物を
ガス相反応容器中に通過させた。7.5g/時間の実施
例1a)に記載のチタン含有固形成分a)並びに助触媒
として450ミリモル/時間のトリエチルアルミニウム
及び45ミリモル/時間のジメトキシイソブチルイソプ
ロピルシランを用い平均滞留時間1.5時間で連続的に
重合を行った。
エチレン及び2.4g/10min.の230℃及び
2.16kg(DIN53,735準拠)でのメルトフ
ローインデックスを有するプロピレンランダムコポリマ
ーを得た。
ルから作られたチタン含有固形成分a)を用いること以
外は本発明の実験例1と同じ触媒系及び同じ条件を用い
てプロピレン及びエチレンを重合した。
2.7g/10min.の230℃及び2.16kg
(DIN53,735準拠)でのメルトフローインデッ
クスを有するプロピレンランダムコポリマーを得た。
の分圧比率が35:1であるプロピレン及びエチレンの
ガス状混合物を用い平均滞留時間1.5時間で本発明の
実験例1の重合処方を繰り返した。
エチレン及び1.9g/10min.の230℃及び
2.16kg(DIN53,735準拠)でのメルトフ
ローインデックスを有するプロピレンランダムコポリマ
ーを得た。
ルから作られたチタン含有固形成分a)を用いること以
外は本発明の実験例2と同じ触媒系及び同じ条件を用い
てプロピレン及びエチレンを重合した。
2.0g/10min.の230℃及び2.16kg
(DIN53,735準拠)でのメルトフローインデッ
クスを有するプロピレンランダムコポリマーを得た。
のガス相反応容器中で本発明の実験例1と同じ方法を用
いプロピレン、エチレン及び1−ブテン混合物を重合し
た。プロピレン、エチレン及び1−ブテンの分圧は2
0:1.0:0.9で反応混合物の平均滞留時間は1.
5時間であった ガス相重合完結後、4.0重量%の共重合エチレン及び
2.1重量%の共重合1−ブテンを含むプロピレンラン
ダムコポリマーを得た。このプロピレンランダムコポリ
マーは105g/10min.の230℃及び21.6
kg(DIN53,735準拠)でのメルトフローイン
デックス(HLMI)を有していた。
ルから作られたチタン含有固形成分a)を用いること以
外は本発明の実験例3と同じ触媒系及び同じ条件を用い
てプロピレン及びエチレンを重合した。
2.0重量%の共重合1−ブテンを含むプロピレンラン
ダムコポリマーを得た。このプロピレンランダムコポリ
マーは120g/10min.の230℃及び21.6
kg(DIN53,735準拠)でのメルトフローイン
デックス(HLMI)を有していた。
Cの生産性、キシレン溶解物質の比率(ポリマーの立体
特異性の測定)、剛性(Gモジュラス)及びメルトフロ
ーインデックスを表1に示す。
Cを比較すると、本発明の方法の方が極めて優れた生産
性を有し、本発明の方法のプロピレンランダムコポリマ
ーの方が高度な立体特異性(キシレン溶解物質の低比
率)及び極めて良好な剛性(極めて高いGモジュラス)
を有することが明瞭である。
Claims (9)
- 【請求項1】 a)マグネシウム化合物、ハロゲン、キ
ャリヤーとしてのシリカゲル及び電子供与化合物として
のカルボン酸エステルからなるチタン含有固形成分、 b)助触媒としてのアルミニウム化合物及び c)さらに助触媒としての電子供与化合物からなり該キ
ャリヤーが5〜200μmの平均粒子径、1〜10μm
の第一粒子の平均粒子径、1〜10μmの平均径の気孔
又は溝及び全粒子体積に対して5〜20体積%の該気孔
又は溝を有するシリカゲルであるチーグラー・ナッタ触
媒系の存在下、 50〜100℃、15〜40バールの圧力及び0.5〜
5時間の平均滞留時間でプロピレン及びC2 〜C10−ア
ルケン−1を重合して得られる共重合されたC2 〜C10
−アルケン−1を含むプロピレンランダムコポリマー。 - 【請求項2】 前記シリカゲルが1〜5μmの平均径の
気孔又は溝を有し、全粒子体積に対して5〜15体積%
の該気孔又は溝を有する請求項1記載のプロピレンラン
ダムコポリマー。 - 【請求項3】 前記シリカゲルが噴霧乾燥されている請
求項1又は請求項2記載のプロピレンランダムコポリマ
ー。 - 【請求項4】 前記電子供与化合物c)が一般式(I) 【化1】 (式中、R1 は同一でも又は異なっていてもよく、R1
がそれぞれC1 〜C20−アルキル基、5−〜7−員シク
ロアルキル基であり、これらの基はC1 〜C10−アルキ
ル基又はC6 〜C20−アリール若しくはアリールアルキ
ル基で置換可能であり、R2 は同一でも又は異なってい
てもよく、R2 がそれぞれC1 〜C20アルキル基であ
り、かつnが1、2又は3を意味する)のオルガノシリ
コーン化合物である請求項1〜3のいずれか1項のプロ
ピレンランダムコポリマー。 - 【請求項5】 a)マグネシウム化合物、ハロゲン、キ
ャリヤーとしてのシリカゲル及び電子供与化合物として
のカルボン酸エステルからなるチタン含有固形成分、 b)助触媒としてのアルミニウム化合物及び c)さらに助触媒としての電子供与化合物からなり該キ
ャリヤーが5〜200μmの平均粒子径、1〜10μm
の第一粒子の平均粒子径、1〜10μmの平均径の気孔
又は溝及び全粒子体積に対して5〜20体積%の該気孔
又は溝を有するシリカゲルであるチーグラー・ナッタ触
媒系の存在下、 50〜100℃、15〜40バールの圧力及び0.5〜
5時間の平均滞留時間でプロピレン及びC2 〜C10−ア
ルケン−1を重合して得られる共重合されたC2 〜C10
−アルケン−1を含むプロピレンランダムコポリマーの
調製方法。 - 【請求項6】 前記重合が平均滞留時間0.5〜3時間
で行われる請求項5記載のプロピレンランダムコポリマ
ーの調製方法。 - 【請求項7】 C2 〜C10−アルケン−1がエチレンで
ある請求項5記載のプロピレンランダムコポリマーの調
製方法。 - 【請求項8】 C2 〜C10−アルケン−1がエチレン及
び1−ブテンの混合物である請求項5記載のプロピレン
ランダムコポリマーの調製方法。 - 【請求項9】 請求項1〜4のいずれか1項のプロピレ
ンランダムコポリマーのフィルム、繊維及び成形品への
使用。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19545499A DE19545499A1 (de) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | Verbesserte statistische Propylencopolymerisate |
DE19545499.5 | 1995-12-06 |
Publications (1)
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