JPH09286152A - 出力装置及び方法 - Google Patents

出力装置及び方法

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JPH09286152A
JPH09286152A JP8100066A JP10006696A JPH09286152A JP H09286152 A JPH09286152 A JP H09286152A JP 8100066 A JP8100066 A JP 8100066A JP 10006696 A JP10006696 A JP 10006696A JP H09286152 A JPH09286152 A JP H09286152A
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speed
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JP8100066A
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Masashi Matsumoto
正史 松本
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Canon Inc
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ホストあるいはプリンタを印刷時に待たせず利
用効率を向上させる。 【解決手段】プリンタでは、受信バッファのデータの残
量が一定値以上であるか判定し(S101)、そうであ
れば高速な印字モードに設定する(S103)。また、
一定時間内のデータ処理量が一定値以上か判定し(S1
02)、そうでなけれ高速な印字モードを設定する。以
上以外の場合には、低速でも高品位の印字モードを設定
する(S104)。こうすることで、プリンタは待ち時
間を印字品を上げることに使用できる。また、同様にし
て受信優先か内部処理優先かを決定すれば、プリンタの
処理能力に余裕がある場合に受信優先としてホストを待
たせなくすることができる。こうして資源の利用効率が
あがる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タに接続される出力装置及び該装置における出力方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、ホストコンピュータからプリンタ
等の出力装置へのデータ転送は、セントロニクスインタ
ーフェイス等のインターフェイスを用いて行われる。こ
のデータ転送は、定められたプロトコルに従い、制御信
号によりハンドシェイクをとりながら行っている。
【0003】図2に出力装置としてプリンタを挙げ、ホ
ストからプリンタへのデータ転送の概略を示す。
【0004】ホストは、印字すべき画像データ等を、プ
リンタに転送するためのデータ形式に基づきデータ処理
を行い、送信バッファに蓄積する。プロトコルに従って
ハンドシェイクを行い、プリンタがレディー状態(受信
可能状態)の場合は、データを送信する。プリンタがレ
ディー状態でないときは、送信を休止する。
【0005】プリンタは、ホストからの送信に応じて、
プロトコルに従ってハンドシェイクを行い、データを受
信する。
【0006】プリンタは、受信したデータに対して、次
のような処理を行う。まず、受信データを受信バッファ
に蓄積する。次に、イメージ展開を行い、展開バッファ
に転送する。次にスムージングや拡大、縮小などの画像
処理を行い、印字バッファに転送する。以上のような処
理を行ったのち、印字ヘッドにデータ転送を行い、印字
を行う。
【0007】このとき、ホストとプリンタ間のデータ転
送時間は、ホストのデータ転送能力と、プリンタのデー
タ受信能力の関係により定まる。その結果、ホストのデ
ータ転送能力が高くてデータ転送速度が早くても、プリ
ンタのデータ受信処理能力が低い場合は、ホストの待ち
時間が長くなる。反対に、プリンタのデータ受信能力が
高くても、ホストのデータ転送能力が低くて、データ転
送速度が遅い場合は、プリンタの待ち時間が長くなる。
【0008】一方、プリンタには、複数の印字モードを
備えるものがある。例えば、印字時間は長くなるが印字
品位の高い高品位モード、あるいは、印字品位はやや落
ちるが印字時間が速い高速モードなどである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、ホストまたはプリンタのうち、一方の待ち時
間が無駄に長くなることがある。
【0010】プリンタの受信能力が低い場合は、ホスト
はデータ転送の待ち時間が長くなり、プリンタへのデー
タ転送が終了するのが遅くなる。
【0011】ホストのデータ転送能力が低い場合は、プ
リンタはデータ転送の待ち時間の間、印字を行うことが
できず、その間の待ち時間が無駄になる。
【0012】以上のように、一方の処理能力により他方
の性能をも生かすことができないという問題点があっ
た。
【0013】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、出力時の無駄な待ち時間を減らし、システム資源の
利用効率を高めることができる出力装置及び方法を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の出力装置は次のような構成から成る。すなわ
ち、ホスト装置から受信した印刷データを印刷出力する
出力装置であって、ホスト装置を待たせる時間を見積も
る見積もり手段と、見積もられた時間に応じて、印刷出
力する速さを決定する決定手段と、前記決定手段により
決定された速さで受信したデータの印刷出力を行う出力
手段とを備える。
【0015】あるいは、ホスト装置から受信した印刷デ
ータを印刷出力する出力装置であって、ホスト装置を待
たせる時間を見積もる見積もり手段と、見積もられた時
間に応じて、データの受信と内部処理との優先度を決定
する決定手段と、前記決定手段により決定された優先度
で、データの受信と内部処理とを行う処理手段と、受信
したデータを印刷出力する出力手段とを備える。
【0016】また、本発明の出力方法は次のような構成
から成る。すなわち、ホスト装置から受信した印刷デー
タを印刷出力する出力方法であって、ホスト装置を待た
せる時間を見積もる見積もり工程と、見積もられた時間
に応じて、印刷出力する速さを決定する決定工程と、前
記決定工程により決定された速さで受信したデータの印
刷出力を行う出力工程とを備える。
【0017】あるいは、ホスト装置から受信した印刷デ
ータを印刷出力する出力方法であって、ホスト装置を待
たせる時間を見積もる見積もり工程と、見積もられた時
間に応じて、、データの受信と内部処理との優先度を決
定する決定工程と、前記決定工程により決定された優先
度で、データの受信と内部処理とを行う処理工程と、受
信したデータを印刷出力する出力工程とを備える。
【0018】また、本発明のコンピュータ可読メモリは
つぎのような構成から成る。すなわち、ホスト装置から
受信した印刷データを印刷出力するプログラムを格納す
るコンピュータ可読メモリであって、ホスト装置を待た
せる時間を見積もる見積もり工程のコードと、見積もら
れた時間に応じて、印刷出力する速さを決定する決定工
程のコードと、前記決定工程により決定された速さで受
信したデータの印刷出力を行う出力工程のコードとを備
える。
【0019】あるいは、ホスト装置から受信した印刷デ
ータを印刷出力するプログラムを格納するコンピュータ
可読メモリであって、ホスト装置を待たせる時間を見積
もる見積もり工程のコードと、見積もられた時間に応じ
て、データの受信と内部処理との優先度を決定する決定
工程のコードと、前記決定工程により決定された優先度
で、データの受信と内部処理とを行う処理工程のコード
と、受信したデータを印刷出力する出力工程のコードと
を備える。
【0020】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]図11は、本実施形態における印刷シス
テムの構成例である。プリンタ1102はホストコンピ
ュータ1101から印刷データをホストインターフェー
ス1103を介して受信する。ホストインターフェース
1103には受信バッファ1108が含まれる。プリン
タ1102はCPU1104が主メモリ1106に格納
されたプログラムを実行することで制御されている。受
信された印刷データを画像メモリ1107上に展開さ
れ、エンジン1102から出力される。このエンジン1
102は、後述するようにインクジェット方式である。
【0021】図1は、ホストコンピュータとプリンタと
を含む印刷システムによる印刷時の処理シーケンスを示
す図である。
【0022】図1(a),(b)はホストからプリンタ
への通常のデータ転送を示す。時刻T1においてデータ
転送が開始され、時刻T2において印字が終了する。プ
リンタは、印字終了の時刻T2から次のデータ転送時刻
T3までの間待ち時間が生じる。
【0023】今、プリンタとして、インクジェットプリ
ンタを考える。
【0024】インクジェットプリンタにおいては、イン
クにじみを防止する目的等により、複数パス印字を行う
場合がある。図3は2パス印字の例である。図3(c)
の「A」という文字を印字する場合、1パス印字におい
ては、図3(c)のドットマトリクスをそのまま印字バ
ッファに転送し、印字を行う。2パス印字においては、
図3(c)と、図3(a)のマスクパターン,図3
(c)と図3(b)のマスクパターンの論理積をとり、
図3(d),(e)のドットマトリクスを生成する。こ
のように生成された2つのパターン(図3(d),
(e))をそれぞれ印字バッファに転送して印字を行
う。このように2度に分けて印字を行うため、インクに
じみの少ない高品位の印字が得られるが、反面、印字時
間は長くなる。
【0025】図1(a),(b)において、プリンタ
は、印字終了の時刻T2から次のデータ転送時刻T3ま
での待ち時間があったが、図1(c),(d)のよう
に、この待ち時間を利用して2パス印字を行えば、スル
ープットを落とすことなく、高品位の印字が可能とな
る。
【0026】次にデータの受信速度の検出方法について
述べる。実際にはデータ受信と内部処理は並列に行われ
る。また、印字ノズル数によっては、複数行同時印刷を
行うため、複数行の受信データを蓄積してから印字を行
う。このため、ホストのデータ転送と、プリンタのデー
タ処理の関係は、図4のようになる。
【0027】図4(a)はホストのデータ転送速度と、
プリンタのデータ処理速度が等しい場合である。ホスト
のデータ転送開始より、プリンタのデータ処理は送れる
ため、ホストのデータ転送終了より、プリンタのデータ
処理終了も送れる。
【0028】図4(b)は、ホストのデータ転送速度よ
り、プリンタのデータ転送速度が速い場合である。ホス
トのデータ転送速度が遅いため、プリンタの待ち時間が
生じ、プリンタのデータ処理は途中から遅くなる。
【0029】図4(C)はホストのデータ転送速度よ
り、プリンタのデータ処理速度が遅い場合である。プリ
ンタのデータ処理速度が遅いため、受信バッファが一杯
になるとホストの待ち時間が生じ、ホストのデータ転送
速度は途中から遅くなる。
【0030】このように、データ受信と内部処理は並列
に行われるため、ホストのデータ転送速度とプリントの
データ処理速度を比較するには、図5、図6に示す速度
検出方法が望ましい。
【0031】図5は、プリンタのデータ処理開始時刻T
1と、一定時間後の時刻T2それぞれの時刻における受
信バッファの状態を、リードポインタ及びライトポイン
タの値により観測する様子を示す図である。図6(a)
では、一定時間内の受信データ量とデータ処理量を比較
する。図6(b)では、プリンタのデータ処理開始時期
の残量と一定時間後の残量を比較する。このように、印
字開始時期に印字モードを選択する場合には、図6
(a)と(b)は論理的にも同等である。しかし、印字
途中で印字モードを変更する場合には、任意の時刻を時
刻T1とするため、図4で説明したように、受信バッフ
ァの量により処理速度が左右される。具体的には、図7
(a)と(b)は残量の差分も一定時間内の受信データ
量とデータ処理量も同じであるが、(a)の場合は、プ
リンタに待ち時間が生じ、(b)の場合はホストに待ち
時間が生じる。
【0032】そこで、図10のように現在の残量の絶対
値と一定時間前の残量との差分を考慮に入れて印字モー
ドを決定する。すなわち、ある時刻T2における受信バ
ッファのデータ残量を所定の値と比較し(ステップS1
01)、残量の方が大きければホストコンピュータが待
たされる可能性があるため、高速な印字モード、例えば
インクジェット方式の1パス印字を指定するモードを設
定し(ステップS103)、残量の方が少なければある
時刻T1から時刻T2の間に処理されたデータ量をある
所定の値と比較する(ステップS102)。この処理量
が所定値より小さければホストコンピュータが待たされ
る可能性があるため、高速な印字モードを設定する(ス
テップS103)。受信バッファの残量が所定量より少
なく、所定時間内に所定量以上のデータを処理できてい
る場合に限ってプリンタの処理能力に余裕があるため、
その場合には高品位の印字モード、例えばインクジェッ
ト方式における2パス印字の指定するモードを設定する
(ステップS104)。
【0033】上記工程では、プリンタの処理の遅滞によ
りホストコンピュータを待たせる時間をその受信バッフ
ァの状態から見積もり、待たせそうであれば高速に処理
し、そうでなければ低速で高品質の印刷を行う。
【0034】図12は以上のようにして設定された印字
モードで印字を行う手順の流れ図である。まず、受信デ
ータ受信バッファから読み出してを画像として展開し
(ステップS121)、図10の手順で設定されたモー
ドで印刷出力する(ステップS122)。これをデータ
が終了するまで繰り返す(ステップS123)。このよ
うにして設定したモードで印刷出力することができる。
【0035】なお、印字モードの設定は、タイマをトリ
ガとして一定時間おきに行なってもよいし、ページごと
に印字品位を統一するためにページごとに設定してもよ
い。前者の場合には図10の手順はタイマ割込みによっ
て起動されるし、後者の場合には1ページの印刷が完了
するごとに起動される。
【0036】図13は、本発明が適用できるインクジェ
ット方式のエンジン部IJRAの概観図である。同図に
おいて、駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動
力伝達ギア5011,5009を介して回転するリード
スクリュー5005の螺旋溝5004に対して係合する
キャリッジHCはピン(不図示)を有し、矢印a,b方
向に往復移動される。このキャリッジHCには、インク
ジェットカートリッジIJCが搭載されている。500
2は紙押え板であり、キャリッジの移動方向に亙って紙
をプラテン5000に対して押圧する。5007,50
08はフォトカプラで、キャリッジのレバー5006の
この域での存在を確認して、モータ5013の回転方向
切り換え等を行うためのホームポジション検知手段であ
る。5016は記録ヘッドの前面をキャップするキャッ
プ部材5022を支持する部材で、5015はこのキャ
ップ内を吸引する吸引手段で、キャップ内開口5023
を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。5017はクリ
ーニングブレードで、5019はこのブレードを前後方
向に移動可能にする部材であり、本体支持板5018に
これらが支持されている。ブレードは、この形態でなく
周知のクリーニングブレードが本例に適用できることは
言うまでもない。又、5021は、吸引回復の吸引を開
始するためのレバーで、キャリッジと係合するカム50
20の移動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力が
クラッチ切り換え等の公知の伝達手段で移動制御され
る。
【0037】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0038】以上説明したように、プリンタの待ち時間
を利用して、選択されている印字モードより高品位の印
字モードによる印字を行えば、スループットを落とすこ
となく高品位の印字が可能となる。
【0039】なお、本実施形態では、2パス印字を例に
したが、図8に示すような4パス印字、あるいはそれ以
上の複数パス印字でも、好適な結果が得られる。図8で
は、(a)のような画像と(b)〜(e)とのマスクパ
ターンと論理積を計算し、(f)〜(i)のように分解
して、各画像を重ねて印刷することで1つの画像を印刷
する。この場合には、1パスと4パスだけの切り替えで
なく、1パスと2パス、4パスを切り替えて3段階の選
択を行うことができる。従って、ステップS101ある
いはステップS102における判定を2つの閾値で行な
い、範囲に応じて印字モードを切り換えることになる。 [実施形態2]図9は、本発明の第2の実施形態の特徴
を最もよく表す図である。図9(a)において、プリン
タのデータ処理中にホストからデータ転送が開始された
ときには、データ転送時間が長くなる。これは、受信バ
ッファが一杯になるのを防ぐため、データ受信よりも内
部処理の優先順位を高くしているためである。この結
果、ホストはプリンタの内部処理の終了を待たねばなら
ず、データ転送の待ち時間が生じる。
【0040】この場合は、図9(b)に示すように、プ
リンタの内部処理よりもデータ受信の優先順位を高くす
ることにより、ホストの待ち時間を減少し、ホストのデ
ータ転送待ち時間を短縮することが可能である。
【0041】図14は、優先順を決定する処理の手順で
ある。ステップS141及びS142はそれぞれ図10
のステップS101,S102と同じ内容であり、受信
バッファのデータ量とその処理速度を判定している。プ
リンタで受信したデータを高速に処理することができな
いと判定された場合には、ステップS143で内部処理
を優先するモードに設定し、処理することができる場合
にはステップS144でデータ受信を優先するモードを
設定する。
【0042】こうして設定されたモードに応じて受信処
理と内部処理の優先度を入れ替え、図9(a)あるいは
図9(b)に示したように処理を遂行することができ
る。
【0043】以上の実施形態は、出力装置の待ち時間利
用の方法として、インクジェットプリンタの複数パス印
字モードの切り換えについて述べたが、待ち時間を利用
して行う処理は、それ以外のものであってもよい。例え
ば、印字データの拡大・縮小、スムージングなどの画像
処理、あるいは、ノズル清掃などのような、印字データ
処理以外のものであってもよい。
【0044】さらに、以上の実施形態は、インクジェッ
トプリンタについて述べたが、ホストに接続される出力
装置であれば、それ以外のものであってもよい。要する
に、出力装置側に待ち時間が生じる場合は、その時間を
利用してその出力装置が有する他の機能を活かしてや
り、また、ホストに待ち時間が生じる場合は、出力装置
のデータ受信の優先順位を最適にすることで、ホストの
待ち時間を減少し出た転送速度を向上することが、本発
明の主旨である。
【0045】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0046】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0047】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0048】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0049】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0050】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0051】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図15のメモリマップ例に示す各モジュール
を記憶媒体に格納することになる。
【0052】すなわち、少なくとも、ホスト装置を待た
せる時間を見積もる見積もり工程のコードと、見積もら
れた時間に応じて、印刷出力する速さを決定する決定工
程と、前記決定工程により決定された速さで受信したデ
ータの印刷出力を行う出力工程のコードの各モジュール
か、ホスト装置を待たせる時間を見積もる見積もり工程
のコードと、見積もられた時間に応じて、データの受信
と内部処理との優先度を決定する決定工程のコードと、
前記決定工程により決定された優先度で、データの受信
と内部処理とを行う処理工程のコードと、受信したデー
タを印刷出力する出力工程のコードの各モジュールのプ
ログラムコードを記憶媒体に格納すればよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の出力装置
及び方法は、ホスト装置あるいは出力装置の出力待ち時
間をなくしてシステム資源の利用効率を向上させること
ができるという効果を奏する。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】ホストコンピュータとプリンタとを含む印刷シ
ステムによる印刷時の処理シーケンスを示す図である。
【図2】ホストからプリンタへのデータ転送の概略を示
す図である。
【図3】2パス印字の例を示す図である。
【図4】ホストのデータ転送速度とプリンタのデータ処
理速度との関係を示す図である。
【図5】受信バッファの状態を、リードポインタ及びラ
イトポインタの値により観測する様子を示す図である。
【図6】ポインタの比較のしかたにより得られる情報の
意味の違いを説明する図である。
【図7】受信バッファの状態の例を示す図である。
【図8】4パス印字の例を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態の特徴を最もよく表す
図である。
【図10】印字モードを決定する手順のフローチャート
である。
【図11】実施形態における印刷システムの構成例であ
る。
【図12】設定された印字モードで印字を行う手順の流
れ図である。
【図13】本発明が適用できるインクジェット方式のエ
ンジン部IJRAの概観図である。
【図14】優先順を決定する処理手順のフローチャート
である。
【図15】本実施形態の制御を実現するプログラムファ
イルのメモリマップの図である。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置から受信した印刷データを印
    刷出力する出力装置であって、 ホスト装置を待たせる時間を見積もる見積もり手段と、 見積もられた時間に応じて、印刷出力する速さを決定す
    る決定手段と、 前記決定手段により決定された速さで受信したデータの
    印刷出力を行う出力手段とを備えることを特徴とする出
    力装置。
  2. 【請求項2】 前記見積もり手段は、受信した印刷デー
    タの内、未処理のデータの残量が第1の所定値以上であ
    ることを判定する第1の判定手段と、 受信した印刷データを処理する処理速度が第2の所定値
    以上であることを判定する第2の判定手段とを有し、 前記決定手段は、残量が前記第1の所定値以下であり、
    かつ、処理速度が前記第2の所定値以上である場合には
    印刷出力の速さが遅い低速モードと決定し、そうでない
    場合には出力の速さが速い高速モードと決定することを
    特徴とする請求項1に記載の出力装置。
  3. 【請求項3】 前記出力手段はインクジェット方式で画
    像を印刷出力し、前記低速モードでは、前記出力手段は
    画像を所定のパターンにより分解して分解された部分ず
    つ印刷し、高速モードでは、前記出力手段は画像をその
    まま印刷することを特徴とする請求項2に記載の出力装
    置。
  4. 【請求項4】 前記出力手段は、低速モードにおいて画
    像を千鳥状のパターン等と論理積を計算して複数の部分
    に分解することを特徴とする請求項3に記載の出力装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1の判定手段により判定された残
    量及び前記第2の判定手段により判定された処理速度に
    基づいて、データの受信と内部処理との優先度を決定す
    る第2の決定手段を更に備えることを特徴とする請求項
    1乃至4の何れかに記載の出力装置。
  6. 【請求項6】 ホスト装置から受信した印刷データを印
    刷出力する出力装置であって、 ホスト装置を待たせる時間を見積もる見積もり手段と、 見積もられた時間に応じて、データの受信と内部処理と
    の優先度を決定する決定手段と、 前記決定手段により決定された優先度で、データの受信
    と内部処理とを行う処理手段と、 受信したデータを印刷出力する出力手段とを備えること
    を特徴とする出力装置。
  7. 【請求項7】 前記見積もり手段は、残量が第1の所定
    値以上であることを判定する第1の判定手段と、処理速
    度が第2の所定値以上であることを判定する第2の判定
    手段とを有し、前記決定手段は、残量が前記第1の所定
    値以下であり、かつ、処理速度が前記第2の所定値以上
    である場合にはデータの受信を優先し、そうでない場合
    には内部処理を優先するよう決定することを特徴とする
    請求項5または6に記載の出力装置。
  8. 【請求項8】 前記出力手段は、インクに熱エネルギー
    を印加して吐出させるインクジェット方式であることを
    特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の出力装
    置。
  9. 【請求項9】 ホスト装置から受信した印刷データを印
    刷出力する出力方法であって、 ホスト装置を待たせる時間を見積もる見積もり工程と、 見積もられた時間に応じて、印刷出力する速さを決定す
    る決定工程と、 前記決定工程により決定された速さで受信したデータの
    印刷出力を行う出力工程とを備えることを特徴とする出
    力方法。
  10. 【請求項10】 前記見積もり工程は、受信した印刷デ
    ータの内、未処理のデータの残量が第1の所定値以上で
    あることを判定する第1の判定工程と、 受信した印刷データを処理する処理速度が第2の所定値
    以上であることを判定する第2の判定工程とを有し、 前記決定工程は、残量が前記第1の所定値以下であり、
    かつ、処理速度が前記第2の所定値以上である場合には
    印刷出力の速さが遅い低速モードと決定し、そうでない
    場合には出力の速さが速い高速モードと決定することを
    特徴とする請求項9に記載の出力方法。
  11. 【請求項11】 前記出力工程はインクジェット方式で
    画像を印刷出力し、前記低速モードでは、前記出力工程
    は画像を所定のパターンにより分解して分解された部分
    ずつ印刷し、高速モードでは、前記出力工程は画像をそ
    のまま印刷することを特徴とする請求項10に記載の出
    力方法。
  12. 【請求項12】 前記出力工程は、低速モードにおいて
    画像を千鳥状のパターンと論理積を計算して2つの部分
    に分解することを特徴とする請求項11に記載の出力方
    法。
  13. 【請求項13】 前記第1の判定工程により判定された
    残量及び前記第2の判定工程により判定された処理速度
    に基づいて、データの受信と内部処理との優先度を決定
    する第2の決定工程を更に備えることを特徴とする請求
    項9乃至12の何れかに記載の出力方法。
  14. 【請求項14】 ホスト装置から受信した印刷データを
    印刷出力する出力方法であって、 ホスト装置を待たせる時間を見積もる見積もり工程と、 見積もられた時間に応じて、データの受信と内部処理と
    の優先度を決定する決定工程と、 前記決定工程により決定された優先度で、データの受信
    と内部処理とを行う処理工程と、 受信したデータを印刷出力する出力工程とを備えること
    を特徴とする出力方法。
  15. 【請求項15】 前記見積もり工程は、残量が第1の所
    定値以上であることを判定する第1の判定工程と、処理
    速度が第2の所定値以上であることを判定する第2の判
    定工程とを有し、前記決定工程は、残量が前記第1の所
    定値以下であり、かつ、処理速度が前記第2の所定値以
    上である場合にはデータの受信を優先し、そうでない場
    合には内部処理を優先するよう決定することを特徴とす
    る請求項13または14に記載の出力方法。
  16. 【請求項16】 前記出力工程は、インクに熱エネルギ
    ーを印加して吐出させるインクジェット方式の記録部に
    より画像を印刷することを特徴とする請求項9乃至15
    のいずれかに記載の出力方法。
  17. 【請求項17】 前記ホスト装置と出力装置とは、ホス
    ト装置が出力装置の受信可能状態を確認しながらデータ
    を転送するハンドシェイク方式で接続されていることを
    特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の出力装
    置。
  18. 【請求項18】 前記ホスト装置と出力装置とは、ホス
    ト装置が出力装置の受信可能状態を確認しながらデータ
    を転送するハンドシェイク方式で接続されていることを
    特徴とする請求項9乃至16のいずれかに記載の出力方
    法。
  19. 【請求項19】 ホスト装置から受信した印刷データを
    印刷出力するプログラムを格納するコンピュータ可読メ
    モリであって、 ホスト装置を待たせる時間を見積もる見積もり工程のコ
    ードと、 見積もられた時間に応じて、印刷出力する速さを決定す
    る決定工程のコードと、 前記決定工程により決定された速さで受信したデータの
    印刷出力を行う出力工程のコードとを備えることを特徴
    とするコンピュータ可読メモリ。
  20. 【請求項20】 ホスト装置から受信した印刷データを
    印刷出力するプログラムを格納するコンピュータ可読メ
    モリであって、 ホスト装置を待たせる時間を見積もる見積もり工程のコ
    ードと、 見積もられた時間に応じて、データの受信と内部処理と
    の優先度を決定する決定工程のコードと、 前記決定工程により決定された優先度で、データの受信
    と内部処理とを行う処理工程のコードと、 受信したデータを印刷出力する出力工程のコードとを備
    えることを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
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