JP4035300B2 - 印刷システム、情報処理装置、印刷装置及び情報処理方法 - Google Patents

印刷システム、情報処理装置、印刷装置及び情報処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホストベース・プリンタを内蔵した複合機の各印刷ジョブ(FAXの印刷、プリンタとしての印刷、コピーとしての印刷)の印刷管理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、優先順位(たとえばFAX,コピー、プリンタの順)に従ってどの印刷ジョブの印刷を行うかを決めていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図17は、従来の複合機のプリンタ及びFAX印刷時の各処理の流れ示す図である。この図は、ホストコンピュータと複合機が接続された出力管理システムの処理の流れを示しており、時間は左から右へ流れている。L1は印刷ジョブの1枚目のレンダリング時間(印刷イメージに変換して圧縮するまでの時間)を示している。
【0004】
L2は印刷ジョブの2枚目のレンダリング時間を示している。T1は一枚目の印刷データをホストコンピュータから複合機へ転送する時間を示している。T2は二枚目の印刷データをホストコンピュータから複合機へ転送する時間を示している。
【0005】
P1は複合機のプリンタエンジン部が、ホストコンピュータから一枚目の印刷を行なっている時間を示している(矢印の線以外、プリンタエンジンは空きとなっている事を示す)。P2は複合機のプリンタエンジン部が、ホストコンピュータから二枚目の印刷を行なっている時間を示している。
【0006】
FP1は複合機のプリンタエンジン部が、FAXからの一枚目の印刷を行なっている時間を示している。FP2は複合機のプリンタエンジン部が、FAXからの二枚目の印刷を行なっている時間を示している。FRはFAX部がFAXを受信していることを示している。
【0007】
D1はFAX部に受信したFAXの一枚目の印刷データをプリンタコントローラにDMAにより転送していることを示している。D2はFAX部に受信したFAXの二枚目の印刷データをプリンタコントローラにDMAにより転送していることを示している。
【0008】
このように、プリンタの空き時間(レンダリング中、印刷データの転送中)にFAXの印刷を行う事はできなかった為、プリンタエンジンが印刷データ待ちで一時停止している常態が生じ効率的に各印刷ジョブを印刷することができなかった。
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、情報処理装置と情報処理装置から印刷データを受信して印刷処理を実行する印刷装置とを有する印刷システムにおいて、印刷装置で外部装置からの印刷データの受信状況により印刷処理に空き時間が発生するような場合に、印刷処理にかかるトータルの時間を短縮することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の印刷システムは、情報処理装置と、該情報処理装置から印刷データを受信して印刷処理を実行する印刷装置とを有する印刷システムであって、前記印刷装置は、前記情報処理装置から第1印刷データを受信する第1受信手段と、外部装置から送信される第2印刷データを受信する第2受信手段と、前記第1印刷データ又は前記第2印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷手段と、前記情報処理装置に、前記第2受信手段による前記第2印刷データの受信状況を通知する通知手段とを有し、前記情報処理装置は、前記第1印刷データを生成する生成手段と、前記第1印刷データを前記印刷装置に送信する送信手段と、前記通知手段により通知される前記第2印刷データの受信状況を取得する取得手段と、前記第2受信手段が受信中の前記第2印刷データに基づく印刷処理を実行するまでに前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させるか否かを、前記生成手段による前記第1印刷データの生成状況と前記取得手段が取得した前記第2印刷データの受信状況とに基づいて判断する判断手段とを有し、前記送信手段は、前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させると前記判断手段が判断した場合は前記第2印刷データの受信中に前記第1印刷データを送信し、前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させないと前記判断手段が判断した場合は前記第2印刷データの受信中には前記第1印刷データを送信しないことを特徴とする。
本発明の情報処理装置は、印刷部とデータ受信部とを有する印刷装置に接続される情報処理装置であって、第1印刷データを生成する生成手段と、前記第1印刷データを前記印刷装置に送信する送信手段と、前記印刷装置から、前記印刷装置のデータ受信部が受信する前記第2印刷データの受信状況を取得する取得手段と、前記データ受信部で受信中の前記第2印刷データに基づく印刷処理を実行するまでに前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させるか否かを、前記生成手段による第1印刷データの生成状況と前記取得手段が取得した前記第2印刷データの受信状況とに基づいて判断する判断手段とを有し、前記送信手段は、前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させると前記判断手段が判断した場合は前記第2印刷データの受信中に前記第1印刷データを送信し、前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させないと前記判断手段が判断した場合は前記第2印刷データの受信中には前記第1印刷データを送信しないことを特徴とする。
本発明の印刷装置は、情報処理装置から印刷データを受信して印刷処理を実行する印刷装置であって、前記情報処理装置から第1印刷データを受信する第1受信手段と、外部装置から送信される第2印刷データを受信する第2受信手段と、前記第1印刷データ又は前記第2印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷手段と、前記情報処理装置に、前記第2受信手段による前記第2印刷データの受信状況を通知する通知手段とを備え、前記印刷手段は、前記情報処理装置が前記通知手段により通知した前記第2印刷データの受信状況と前記第1印刷データの生成状況とに基づき前記第1印刷データを送信した場合、前記第2印刷データの受信中に前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行することを特徴とする。
本発明の情報処理方法は、情報処理装置と、該情報処理装置から印刷データを受信して印刷処理を実行する印刷装置とを有する印刷システムにおける情報処理方法であって、第1印刷データを生成する生成工程と、前記第1印刷データを前記情報処理装置から前記印刷装置に転送する転送工程と、外部装置から送信される第2印刷データを前記印刷装置が受信する受信工程と、前記受信工程による前記第2印刷データの受信状況を前記印刷装置から前記情報処理装置に通知する通知工程と、前記受信手段が受信中の前記第2印刷データに基づく印刷処理を実行するまでに前記生成工程が生成した前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させるか否かを、前記生成工程による前記第1印刷データの生成状況と前記通知工程により通知された前記第2印刷データの受信状況とに基づいて判断する判断工程とを有し、前記転送工程は、前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させると前記判断工程が判断した場合は前記第2印刷データの受信中に前記第1印刷データを転送し、前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させないと前記判断工程が判断した場合は前記第2印刷データの受信中には前記第1印刷データを転送しないことを特徴とする。
【0055】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0056】
本発明の実施形態の詳細を説明する前に、以下の実施形態に適用するに好適なレーザビームプリンタおよびインクジェットプリンタの構成について図14〜図16を参照しながら説明する。なお、本実施形態を適用するプリンタは、レーザビームプリンタおよびインクジェットプリンタに限られるものではなく、他のプリンタ方式のプリンタでも良いことは言うまでもない。
【0057】
図14は、本発明に適用可能な第1の出力装置の構成を示す断面図であり、たとえば、レーザビームプリンタ(LBP)の場合を示す。図14において、1500はLBP本体であり、外部に接続されているホストコンピュータから供給される印刷情報(文字コード等)やフォーム情報あるいはマクロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの情報にしたがって対応する文字パターンやフォームパターン等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成する。
【0058】
1501は操作のためのスイッチ及びLED表示器等が配されている操作パネル、1000はLBP本体1500全体の制御及びホストコンピュータから供給される文字情報を解析するプリンタ制御ユニットである。このプリンタ制御ユニット1000は、主に文字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザドライバ1502に出力する。
【0059】
レーザドライバ1502は半導体レーザ1503を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1503から発射されるレーザ光1504のオン・オフを切り替える。レーザ光1504は回転多面鏡1505で左右方向に振らされて静電ドラム1506上を走査露光する。これにより、静電ドラム1506上には文字パターン静電潜像が形成される事になる。
【0060】
この潜像は、静電ドラム1506周囲に配設された現像ユニット1507により現像された後、記録紙に転写される。この記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙はLBP1500に装着した用紙かセット1508に収納され、給紙ローラ1509および搬送ローラ1510と搬送ローラ1511とにより、装置内に取り込まれて、静電ドラム1506に供給される。また、LBP本体1500には、図示しないカードスロットを少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なる制御カード(エミュレーションカード)を接続できるように構成されている。
【0061】
図15は本発明に適用可能な第2の出力装置の構成を示す外観図であり、例えばイングジェット記録装置(IJRA)の場合を示す。図15において、駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝達ギア5011、5009を介して回転するリードスクリュー5005の螺旋溝5004に対して係合するキャリッジHCはピン(図示しない)を有し、矢印a,b方向に往復移動される。
【0062】
このキャリッジHCには、インクジェットカートリッジIJCが搭載されている。5002は紙押さえ板であり、キャリッジ移動方向にわたって紙をプラテン5000に対して押圧する。5007、5008はフォトカプラで、キャリッジのレバー5006のこの域での存在を確認して、モータ5013の回転方向切り替え等を行なうためのホームポジション検知手段として機能する。
【0063】
5016は記録ヘッドの全面をキャップするキャップ部材5022を支持する部材、5015はこのキャップ内を吸引する吸引手段でキャップ内開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行なう。5017はクリーニングブレードで、部材5019により前後方向に移動可能となる。5018は本体支持板で、上記5017、5019を支持する。5012は、吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キャリッジと係合するカム5020の移動に伴って移動し、駆動モータから駆動力がクラッチ切り替え等の公知の伝達手段で移動制御される。
【0064】
これらのキャピング、クリーニング、吸収回復は、キャリッジがホームポジション側領域にきたときにリードスクリュー5005の作用によってそれらの対応位置で所望の処理が行なえるように構成されているが、周知のタイミングで所望動作を行なうように構成されていればよい。
【0065】
図16は、図15に示した第2の出力装置の制御構成を説明するブロック図である。図15において、1700は記録信号を入力するインタフェース、1701はMPU,1702は前記MPU1701が実行する制御プログラムやホスト印刷情報等を格納するROM,1703はDRAMで、各種データ(上記記録信号やヘッドに供給される記録データ等)を保存しておく。1704は記録ヘッド1708に対する出力データの供給制御を行なうゲートアレイで、インタフェース1700、MPU1701,DRAM1703間のデータの転送制御も行なう。
【0066】
1710は前記記録ヘッド1708を搬送するためのキャリアモータ、1709は記録用紙搬送のための搬送モータ、1705は前記記録ヘッドを駆動するヘッドドライバ、1706は前記搬送モータ1709を駆動するモータドライバ、1707は前記キャリアモータ1710を駆動するモータドライバである。
【0067】
このように構成された上記記録装置において、インタフェース1700を介して後述するホストコンピュータ100より入力情報が入力されると、ゲートアレイ1704とMPU1701との間で入力情報がプリント用の出力情報に変換される。そして、モータドライバ1706、1707が駆動されうとともに、ヘッドドライバ1705に送られた出力情報に従って記録ヘッドが駆動され印字が実行される。
【0068】
<第1の実施形態>
次に、本発明の第1の実施形態について説明する。本発明の第1実施形態は、プリンタ部にホストベース・プリンタを内蔵した複合機において、プリンタ部のホストコンピュータに印刷ジョブのレンダリング時間の予測を行う手段を設ける事と、FAXの受信を完了した事をホストコンピュータに知らせる手段を設ける事と、ホストコンピュータに受信したFAXの印刷ジョブの印刷指示を行う手段を設ける事と、FAX部に1ページ分以上メモリのバッファを設ける事と、プリンタ部の排紙部のソータにホストコンピュータからの指示により排紙するソータを切り替える手段を設ける事により、プリンタのレンダリング時間を利用してFAXを印刷する事で印刷の効率を上げたことを特徴とするプリンタ含む複合機について説明する。
【0069】
図1は、第1実施形態における複合機のブロック図である。1は、本発明の一構成であるホストベース・プリンタを内蔵した複合機のホストコンピュータである。2は、ホストベース・プリンタを内蔵した複合機である。3は、プリンタコントローラである。4は、プリンタエンジン部である。5は、スキャナであり、読み込んだデータはインタフェースを介してプリンタコントローラ3に渡される。6はFAX部であり、受信したデータはインタフェースを介してプリンタコントローラ3に渡される。7はNCU部であり、FAX送受信のためにデータ電話回線へ接続するものである。8は、プリンタコントローラ3の制御部であり、スキャナ5、FAX部6との高速なインタフェース及び、ホストコンピュータ1とのインタフェースを有する。また、印刷のイメージを一時的に蓄えるメモリのインタフェースとプリンタコントローラ3全体を制御するCPUを有する。9は、印刷イメージを一時的に蓄えるメモリである。この印刷イメージはホストコンピュータ1、スキャナ5、FAX部6から入力される。10は、プリンタコントローラ3全体を制御するためのCPUである。
【0070】
図2は、本実施形態における出力管理システムの動作例を示す図である。L1は、印刷ジョブの1枚目のレンダリング時間(印刷イメージに変換して圧縮するまでの時間)を示している。L2は、印刷ジョブの2枚目のレンダリング時間を示している。T1は、一枚目の印刷データをホストコンピュータ1から複合機2へ転送する時間を示している。T2は、二枚目の印刷データをホストコンピュータ1から複合機2へ転送する時間を示している。
【0071】
P1は、複合機2のプリンタエンジン部4が、ホストコンピュータ1からの一枚目の印刷データを印刷している時間を示している(矢印の線以外はプリンタエンジンは空きとなっている事を示す)。P2は、複合機2のプリンタエンジン部4が、ホストコンピュータ1からの二枚目の印刷データを印刷している時間を示している。
【0072】
FP1は、複合機2のプリンタエンジン部4が、FAX部6からの一枚目の印刷データを印刷している時間を示している。FP2は、複合機2のプリンタエンジン部4が、FAX部6からの二枚目の印刷データを印刷している時間を示している。
【0073】
FRは、FAX部6がFAXを受信している時間を示している。D1は、FAX部6で受信したFAXの一枚目の印刷データをプリンタコントローラ3にDMAにより転送している時間を示している。D2は、FAX部6で受信したFAXの二枚目の印刷データをプリンタコントローラ3にDMAにより転送している時間を示している。
【0074】
このように、P1が始まってからFP1,FP2,P2が終わるまでの時間が短縮されている。これは、L2のレンダリング時間に生じるプリンタエンジンの空き時間を利用してFAXの印刷を行った事で印刷時間が短縮されたものである。
【0075】
図3は、ホストコンピュータ1が印刷ジョブを処理する時のレンダリング時間、印刷データ転送時間を印刷前に予測を行い、このデータからエンジンの空き時間の割り出した表である。この空き時間は以下の手法により算出される。
プリンタエンジン部4の空き時間の予測方法について,
1.プリンタの速度(ppm)をホストコンピュータに取り込んでおく。
速度=15ppm −>4秒で一枚印刷可能(P)
2.予めホストコンピュータ1と複合機2の間のデータ転送速度を計測しておく。
1MB/S
3.ホストコンピュータ1がプリンタのジョブを処理し始める前に、このジョブの各頁のレンダリングにかかる時間と、プリンタへ送り込む印刷データのバイト数の予測を行なう。
レンダリング時間L1の予測=10秒
レンダリング時間L2の予測=20秒
印刷データバイト数=2MB
印刷データの転送時間T1=2MB÷1MB/S=2秒
4.プリンタが印刷を開始するタイミングは、プリンタコントローラ3へのデータ転送が終了した時に行なうこととすると、図3に示すようにエンジンの空き時間が求められる。
エンジン空き時間=Ln+1−(Tn+P)
=20−(2+4)=14秒
上記の計算では、1枚目と2枚目の間に14秒の空きがあるので、FAXの印刷を割り込ませる事が可能となる。
【0076】
図4は、本実施形態におけるホストコンピュータ1の動作の流れを示したフローチャートである。S1は、複合機2からプリンタの印刷速度を入手する。また、ホストコンピュータ1から複合機2への印刷データの転送速度を測定する。
【0077】
S2は、印刷ジョブがあるか否かを判断する。S3は、印刷ジョブの各ページのレンダリング時間と各ページ印刷データ量を予測して、上記の方法によりプリンタエンジン部4の空き時間を求める。レンダリング時間、印刷データ量の予測方法の一つとしては、印刷の元データの文字が占める面積、画像が占める面積により行なうか、または一部レンダリングを行なう等の方法で予測を行なう。
【0078】
S4では、ホストコンピュータ1は複合機2がプリンタとして印刷可能な状態であるか否かを判断する(プリンタ、コピー、FAXとしてプリンタエンジン部4が使用されているか否かを判断する)。S5は、ホストコンピュータ1から1枚の印刷データの印刷開始を指示する。すると、他のプログラムにより1枚分のレンダリングを開始し、その1枚分の印刷データを複合機2に転送する。
【0079】
S6は、FAXの印刷要求があるか否か判断する。S7はS3で予測した結果より、プリンタエンジン部4に空き時間があり、印刷可能なタイミングであるか判断する。S8はプリンタの印刷中であれば、次のページを印刷する前に受信しているFAXの印刷データを先に印刷する。S9はプリンタのジョブが終了したか否か判断する。
【0080】
図5は、本実施形態における複合機2の印刷に関するフローチャートである。S11はホストコンピュータ1或いは、FAX部6から印刷要求があるか否か判断する。ただし、FAX部6の印刷要求は一度ホストコンピュータ1へFAXの印刷要求を出してから、複合機2にFAXの印刷要求が来る。複合機2へのFAX印刷要求については、プリンタとしてホストコンピュータ1が使用しているときは、予め求めたプリンタエンジン部4の空き時間予測に基づいてホストコンピュータ1の指示によりFAXの印刷を割り込ませる。
【0081】
S12では、S11で印刷要求があった印刷データは、ホストコンピュータ1或いはFAX部6からプリンタコントローラ3のメモリ9で受信される。S13はS12で印刷データを1ページ分受信したか否かを判断する。S14は1ページ分メモリ9に受信したデータを、プリンタエンジン部4へ送り印刷を開始する。S15は印刷を完了したか否かを調べる。
【0082】
<第2の実施形態>
本発明の第2実施形態は、プリンタ部にホストベース・プリンタを内蔵した複合機において、プリンタ部のホストコンピュータに印刷ジョブのレンダリング時間と印刷データの転送時間の予測を行う手段を設ける事と、FAXの受信を完了した事をホストコンピュータに知らせる手段を設ける事と、受信したFAXの印刷ジョブの印刷指示を行う手段を設ける事と、プリンタ部にホストコンピュータが使用するメモリバッファの他にFAXのバッファを設ける事と、プリンタ部の排紙部のソータにホストコンピュータからの指示により排紙するソータを切り替える手段を設ける事により、レンダリング時間とデータ転送時間を利用してFAXを印刷する事で印刷の効率を上げたことを特徴とするプリンタ含む複合機について説明する。
【0083】
図6は、本実施形態における出力管理システムの構成を示したブロック図である。1は、本発明のホストベース・プリンタを内蔵した複合機のホストコンピュータである。2は、本発明のホストベース・プリンタを内蔵した複合機である。3は、プリンタコントローラである。4は、プリンタエンジン部である。5は、スキャナ部であり、読み込んだデータはインタフェースを介してプリンタコントローラに渡される。6は、FAX部であり、受信したデータはインタフェースを介してプリンタコントローラに渡される。7は、NCU部であり、FAX送受信のためにデータ電話回線へ接続するものである。8は、プリンタコントローラ3の制御部であり、スキャナ5、FAX部6との高速なインタフェース及び、ホストコンピュータ1とのインタフェースを有する。また、印刷のイメージを一時的に蓄えるメモリのインタフェースとプリンタコントローラ全体を制御するCPUを有する。9、11は印刷イメージを一時的に蓄えるメモリである。この印刷イメージはホストコンピュータ1、スキャナ部5、FAX部6から入力される。また、このメモリ9、11はダブルバッファの構造になっており、ページ毎に切り替えて使用することで、印刷中のページの次に印刷するページを予めメモリに入れ込む事が可能である。10はプリンタコントローラ2全体を制御するためのCPUである。
【0084】
図7は、本実施形態における出力管理システムの動作例を示す図である。L1、印刷ジョブの1枚目のレンダリング時間を示している。L2は、印刷ジョブの2枚目のレンダリング時間を示している。T1は、一枚目の印刷データをホストコンピュータ1から複合機2へ転送する時間を示している。T2は、二枚目の印刷データをホストコンピュータ1から複合機2へ転送する時間を示している。
【0085】
P1は、複合機2のプリンタエンジン部4が、ホストコンピュータ1からの一枚目の印刷データを印刷している時間を示している。P2は、複合機2のプリンタエンジン部4が、ホストコンピュータ1からの二枚目の印刷データを印刷している時間を示している。
【0086】
FP1は、複合機2のプリンタエンジン部4が、FAX部6からの一枚目の印刷データを印刷している時間を示している。FP2は、複合機2のプリンタエンジン部4が、FAX部6からの二枚目の印刷データを印刷している時間を示している。
【0087】
FRは、FAX部6がFAXを受信していることを示している。D1は、FAX部6に受信したFAXの一枚目の印刷データをプリンタコントローラ3にDMAにより転送していることを示している。D2は、FAX部6で受信したFAXの二枚目の印刷データをプリンタコントローラ3にDMAにより転送していることを示している。
【0088】
このように、P1が始まってからFP1,FP2,P2が終わるまでの時間が短縮されている。これは、L2のレンダリング時間に生じるプリンタエンジンの空き時間と印刷中に次のページを転送できるようにすることによりD1,D2間の時間を短縮することで、トータルの印刷時間が短縮されたものである。
【0089】
ホストコンピュータ1は、印刷ジョブを処理する時のレンダリング時間、印刷データ転送時間を印刷前に予測を行い、このデータからエンジンの空き時間の割り出す。第1の実施形態と同様に、この空き時間算出処理により図4に示すような表が作成される。
【0090】
また、本実施形態におけるホストコンピュータ1による動作は、図5に示した第1の実施形態の動作と同様であるため説明は省略する。
【0091】
図8は、本実施形態における複合機の印刷に関するフローチャートである。S21では、複合機2のプリンタコントローラ3内のメモリ9、11(ダブルバッファ)に空きがあるか否かを判断する。1つバッファが使用中であっても、もう1つのバッファに別のページを受信できる。
【0092】
S22は、ホストコンピュータ1或いは、FAX部6から印刷データの受信を開始する。S23は1ページ分の印刷データを受信完了しているバッファがあれば、印刷を可能と判断する。S24はS23で印刷可能と判断した時、そのバッファから印刷データをプリンタエンジン部4に送り込む印刷を開始する。
【0093】
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。尚、本実施形態における出力管理システムの構成については、図1に示した構成と同様であるため説明は省略する。
【0094】
図9は、本実施形態における出力管理システムの動作例を示す図である。尚、本図において時間は左から右へ流れている。L1は、1つの印刷ジョブの総レンダリング時間)を示している。T1は、一枚目の印刷データをホストコンピュータ1から複合機2へ転送する時間を示している。T2は、二枚目の印刷データをホストコンピュータ1から複合機2へ転送する時間を示している。
【0095】
P1は、複合機2のプリンタエンジン部4が、ホストコンピュータ1からの一枚目の印刷データを印刷している時間を示している。P2は、複合機2のプリンタエンジン部4が、ホストコンピュータ1から二枚目の印刷データを印刷している時間を示している。
【0096】
FPr1は、FAX部6が一枚目のFAXを受信する為のプロトコル(受信する速度、用紙サイズ等の決定)を行っている時間を示している。FPr2は、FAX部6が二枚目のFAXを受信する為のプロトコルを行っている時間を示している。FR1は、FAX部6が一枚目のFAXを受信している時間を示している。FR2は、FAX部6が二枚目のFAXを受信している時間を示している。
【0097】
D1は、FAX部6で受信した一枚目のFAXの印刷データをプリンタコントローラ3にDMAにより転送している時間を示している。D2は、FAX部6で受信した二枚目のFAXの印刷データをプリンタコントローラ3にDMAにより転送している時間を示している。
【0098】
この図について以下に説明する。まず、初めに複合機2でFAXの受信開始にあたってプロトコルが実行され(FPr1)、一枚目のFAXのデータを受信する(FR1)。一方で、ホストコンピュータ1にて印刷のためにレンダリングが開始される(L)。次に一枚目のFAXの印刷が準備OKとなり、FAX部6からプリンタコントローラ8にデータ伝送され(D1)、印刷を開始する(FP1)。また、D1のデータ伝送と同時に、FAX部6は二枚目のプロトコルを実行する(FPr2)。
【0099】
FPr1,FPr2のFAXの受信状況はホストコンピュータ1に渡される、ホストコンピュータ1は、その情報よりFAXのデータ受信中に、ホストコンピュータ1からの印刷ジョブを割り込ませて印刷するか否かを決定する。図2の例では、FR2の時間内にホストコンピュータ1からの印刷ジョブを印刷できると判断し、印刷データを転送して(T1,T2)、印刷を行っている(P1,P2)。
【0100】
次に、FAX部6によりデータを受信した(FR2)後、印刷要求をFAX部6からホストコンピュータ1に送る。ホストコンピュータ1は、複合機2によるホストコンピュータ1の印刷ジョブ(P1,P2)が終わると、複合機2にFAXの印刷を指示する。複合機2はFAXデータをプリンタコントローラ3に転送して(D2)、印刷を行う(FP2)。
【0101】
これにより、従来の方式の様にFAXの印刷が2枚終わってから、ホストコンピュータ1の印刷ジョブを2枚印刷するよりもトータルの時間が短縮される。
【0102】
図10は、本実施形態におけるホストコンピュータ1の動作の流れを示したフローチャートである。S1はホストコンピュータ1に印刷ジョブがあるか否かを判断する。S2は、印刷ジョブのレンダリングを行なう。S3は、複合機2がFAX受信中か否か判断する。S4はFAX部6の受信状況(複合機よりFAXの通信速度、用紙サイズ等の情報の入手する)を調べる。
【0103】
S5では、S4で入手した情報より、次のぺ一ジをFAXが印刷するまでに時間を予測する。S6はFAXが1ぺ一ジ分のデータを受信しており、印刷可能な状態であるか否かを判断する。1ぺ一ジ分受信完了し印刷可能な状態であると判断されたときS7へ進み、そうでない場合はS8へ進む。
【0104】
S7はホストコンピュータ1よりFAXの印刷開始を指示する。S8はホストコンピュータ1の印刷ジョブが有りレンダリングが完了しているか、プリンタエンジン部4が印刷可能な状態であるか否かを調べる。また、FAX印刷中であればFR2の時間(プリンタエンジン部4の空き時間)の予測時間内(S5での予測)で印刷可能か調べる。S9はホストコンピュータ1より印刷ジョブの印刷開始を指示する。
【0105】
以上の手順により、FAX部4の受信中の印刷データによるプリンタエンジン部4の空き時間を利用して、ホストコンピュータ1からの印刷ジョブを印刷するようにしたものである。
【0106】
図11は、本実施形態における複合機2の印刷に関するフローチャートである。このフローチャートはプリンタコントローラ3のフローチャートの一部あり、印刷に関するものである。FAXの情報をホストコンピュータ1ヘ返す部分は別にプログラムが存在する。ここでは、印刷に関する手順を説明する。
【0107】
S11はホストコンピュータ1或いは、FAX部6から印刷要求があるか否か判断する。S12はS11で印刷要求があった印刷データを、ホストコンピュータ1或いはFAX部6からプリンタコントローラ3のメモリ9に転送する。
【0108】
S13はS12の印刷データが1ペ一ジ分受信したか否か判断する。S14は1ペ一ジ分メモリ9に受信したデータを、プリンタエンジン部4ヘ送り印刷を開始する。S15は印刷を完了したか調べる。
【0109】
これにより、FAX受信中の複合機2のプリンタエンジン部4の空き時間を利用して、ホストコンピュータ1からの印刷を行う事が可能となるので、印刷にかかるトータルの時間が短縮される。
【0110】
<第4の実施形態>
本実施形態は、プリンタ部にホストベース・プリンタを内蔵した複合機において、FAXの受信状況(受信の有無、受信している用紙のサイズ、受信開始した通信速度)をホストコンピュータに知らせる手段を設ける事と、FAX受信の完了をホストコンピュータに知らせる手段を設ける事と、ホストコンピュータに受信したFAX印刷ジョブの印刷開始の指示を行う手段を設ける事と、プリンタコントローラ部に2つのメモリバッファを設ける事と、プリンタ部の排紙部のソータにホストコンピュータからの指示により排紙するソータを切り替える手段を設ける事により、FAX受信中の空き時間を利用してホストコンピュータから印刷を行い印刷効率を上げたことを特徴とするプリンタとFAXを含む複合機にさらに次のような手段を設ける。
【0111】
ホストコンピュータに、複合機のFAX部の受信バッファの空き容量を知らせる手段を設ける事と、ホストコンピュータが使用している2つのバッファ(1つは印刷中のバッファ、もう1つはホストコンピュータからデータ受信中のバッファ)の内、ホストコンピュータからデータを受信しているバッファ(未印刷のバッファ)へ、FAX部の受信データを転送する(この際、ホストコンピュータからのデータ転送を中止する)ことでホストコンピュータからの印刷に割り込みに割り込んで印刷する事を特徴とする複合機について下記に説明する。
【0112】
本実施形態における出力管理システムの構成は、図6に示した構成と同様であるため説明は省略する。図12は、本実施形態における出力管理システムの動作の流れを示した図である。本図は、FAX受信中にホストコンピュータ1から印刷ジョブが実行されたときの各処理の流れを示したものである。
【0113】
Lは、1つの印刷ジョブのすべてをレンダリング時間を示している。T1は、一枚目の印刷データをホストコンピュータ1から複合機2へ転送する時間を示している。T2は、二枚目の印刷データをホストコンピュータ1から複合機2へ転送する時間を示しているが、図6の例では、この転送はFAXの印刷が割り込んで途中で印刷データの転送が中断されている。
【0114】
T2’は、二枚目の印刷データをホストコンピュータ1から複合機2へ再転送する時間を示している。P1は、複合機2のプリンタエンジン部4が、ホストコンピュータ1からの一枚目の印刷データを印刷している時間を示している。P2は、複合機2のプリンタエンジン部4が、ホストコンピュータ1からの二枚目の印刷データを印刷している時間を示している。
【0115】
FP1は、複合機2のプリンタエンジン部4が、FAX部6からの一枚目の印刷データを印刷している時間を示している。FP2は、複合機2のプリンタエンジン部4が、FAX部6からの二枚目の印刷データを印刷している時間を示している。
【0116】
FPr1は、FAX部6が一枚目のFAXを受信するためのプロトコル(受信する速度、用紙サイズ等の決定)を行っている時間を示している。FPr2は、FAX部6が二枚目のFAXを受信するためのプロトコルを行っている時間を示している。FR1は、FAX部6が一枚目のFAXを受信している時間を示している。FR2は、FAX部6が二枚目のFAXを受信している時間を示している。
【0117】
D1は、FAX部6で受信した一枚目のFAXの印刷データをプリンタコントローラ3にDMAにより転送している時間を示している。D2は、FAX部6で受信した二枚目のFAXの印刷データをプリンタコントローラ3によりDMAにより転送していう時間を示している。
【0118】
この図について下記に説明する。複合機2が一枚目のFAX受信を開始した(FPr1)後、ホストコンピュータ1が印刷を開始する為のレンダリングを開始し(L)、次にFAX部6からプリンタコントローラ3へのデータ転送が行われ(D1)、印刷が始まる(FP1)。また、上記データ転送の開始と同時に、二枚目のFAXを受信開始する(FP2)。このときのFAX部6の受信状況(受信速度、受信用紙サイズ等)をホストコンピュータ1が取り込み、この情報をもとにホストコンピュータ1は次のFAXのペ一ジを印刷するまでの時間を予測する。
【0119】
このとき、ホストコンピュータ1は、ホストコンピュータ1の印刷ジョブの2枚を印刷する時間があると判断し、印刷開始する(T1,P1,T2)。しかし、予測よりFAXが早く終わり、FAX部6内部のバッファに余裕が無くなると、複合機2は、ホストコンピュータ1の印刷を一時中断してFAXを印刷する要求をホストコンピュータ1に出す。すると、ホストコンピュータ1はT2の印刷データの転送を中断して、FAXの印刷要求を受け入れFAXの印刷を複合機2に指示する。
【0120】
これによりFAXデータの転送(D2)が開始され、FAXの印刷が行われる(FP2)。この印刷が終わると、ホストコンピュータ1は中断された印刷を行う為に、印刷データを再送し(T2’)、印刷が行われる(P2)。
【0121】
これにより、ホストコンピュータ1による複合機2のプリンタエンジン部4の空き時間予測が狂ったとしても、FAXのデータを失うことなく印刷ができるばかりか、印刷のトータルの時間が短縮できる。
【0122】
図13は、本実施形態におけるホストコンピュータ1の動作の流れを示すフローチャートである。S21はホストコンピュータ1に印刷ジョブがあるか否かを判断する。S22は印刷ジョブのレンダリングを行なう。S23は複合機2がFAX受信中か否か判断する。S24はFAXの受信状況を調べる。
【0123】
S25はS24で入手した情報より、次のペ一ジのFAXが印刷出力されるまでの時間を予測する。S26はプリンタエンジン部4をホストコンピュータ1が使用して印刷している場合で、FAX部6のバッファに空きが無くFAX受信データが失われる危険があるか否か判断する。
【0124】
S27はS26でFAXデータが失われる危険が有ると判断されたので、ホストコンピュータ1は、自ら使用している2つのバッファ(印刷中のバッファと次に印刷を行うバッファ)の内の1つをキャンセル(次に印刷を行うバッファ)して、代わりにFAXの印刷データを転送して印刷を行う事を複合機2に指示する。
【0125】
S30はホストコンピュータ1の印刷ジョブが印刷可能か否か判断する。S31はホストコンピュータ1の印刷ジョブを印刷を指示し、印刷データの転送を行なう。
【0126】
尚、本実施形態における複合機2の印刷に関する動作は、図4に示した第3の実施形態と同様であるので説明は省略する。
【0127】
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0128】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0129】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
【0130】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
【0131】
【発明の効果】
本発明によれば、情報処理装置と情報処理装置から印刷データを受信して印刷処理を実行する印刷装置とを有する印刷システムにおいて、印刷装置で外部装置からの印刷データの受信状況により印刷処理に空き時間が発生するような場合に、印刷処理にかかるトータルの時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における出力管理システムの構成を示したブロック図である。
【図2】本発明の第1、第3の実施形態における出力管理システムの動作の流れを示した図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるホストコンピュータが印刷ジョブを処理する時のレンダリング時間、印刷データ転送時間を印刷前に予測を行い、このデータからエンジンの空き時間の割り出した図である。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるホストコンピュータの動作の流れを示したフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態における複合機の印刷に関するフローチャートである。
【図6】本発明の第2、第4の実施形態における出力管理システムの構成を示したブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施形態における出力管理システムの動作を示した図である。
【図8】本発明の第2の実施形態における複合機の印刷に関するフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態における出力管理システムの動作例を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施形態におけるホストコンピュータの動作の流れを示したフローチャートである。
【図11】本発明の第3の実施形態における複合機の印刷に関するフローチャートである。
【図12】本発明の第4の実施形態における出力管理システムの動作を示した図である。
【図13】本発明の第4の実施形態におけるホストコンピュータの動作の流れを示したフローチャートである。
【図14】本発明に適用可能な第1の出力装置の構成を示した断面図である。
【図15】本発明に適用可能な第2の出力装置の構成を示した外観図である。
【図16】上記第2の出力装置の制御構成を説明するためのブロック図である。
【図17】従来の出力管理システムの動作を示した図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ
2 複合機
3 プリンタコントローラ
4 プリンタエンジン部
5 スキャナ
6 FAX部
7 NCU
8 制御部
9,11 メモリ
10 CPU

Claims (12)

  1. 情報処理装置と、該情報処理装置から印刷データを受信して印刷処理を実行する印刷装置とを有する印刷システムであって、
    前記印刷装置は、
    前記情報処理装置から第1印刷データを受信する第1受信手段と、
    外部装置から送信される第2印刷データを受信する第2受信手段と、
    前記第1印刷データ又は前記第2印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷手段と、
    前記情報処理装置に、前記第2受信手段による前記第2印刷データの受信状況を通知する通知手段とを有し、
    前記情報処理装置は、
    前記第1印刷データを生成する生成手段と、
    前記第1印刷データを前記印刷装置に送信する送信手段と、
    前記通知手段により通知される前記第2印刷データの受信状況を取得する取得手段と、
    前記第2受信手段が受信中の前記第2印刷データに基づく印刷処理を実行するまでに前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させるか否かを、前記生成手段による前記第1印刷データの生成状況と前記取得手段が取得した前記第2印刷データの受信状況とに基づいて判断する判断手段とを有し、
    前記送信手段は、前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させると前記判断手段が判断した場合は前記第2印刷データの受信中に前記第1印刷データを送信し、前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させないと前記判断手段が判断した場合は前記第2印刷データの受信中には前記第1印刷データを送信しないことを特徴とする印刷システム。
  2. 前記判断手段は、前記受信状況に基づいて前記第2受信手段が受信中の前記第2印刷データを印刷処理するまでの時間を予測し、前記予測した時間までに前記第1印刷データの生成が完了して前記印刷手段が印刷可能となっている場合に、前記第2受信手段が受信中の前記第2印刷データに基づく印刷処理を実行するまでに前記生成手段が生成した前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させると判断することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記印刷装置は、
    前記情報処理装置において判断手段が前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させると判断して前記送信手段が前記第1印刷データを送信した後に、前記第2受信手段による前記第2印刷データの受信状況に基づいて、前記第1受信手段による前記第1印刷データの受信を中断して前記第2印刷データに基づく印刷処理を実行すべき場合には、前記第2印刷データに基づく印刷処理の開始の指示を前記情報処理装置に要求する開始指示要求手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷システム。
  4. 前記印刷手段は、前記第1受信手段が前記第1印刷データに基づく印刷処理の開始指示を受信したことに応じて前記第1印刷データに基づく印刷処理を開始することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷システム。
  5. 印刷部とデータ受信部とを有する印刷装置に接続される情報処理装置であって、
    第1印刷データを生成する生成手段と、
    前記第1印刷データを前記印刷装置に送信する送信手段と、
    前記印刷装置から、前記印刷装置のデータ受信部が受信する第2印刷データの受信状況を取得する取得手段と、
    前記データ受信部で受信中の前記第2印刷データに基づく印刷処理を実行するまでに前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させるか否かを、前記生成手段による前記第1印刷データの生成状況と前記取得手段が取得した前記第2印刷データの受信状況とに基づいて判断する判断手段とを有し、
    前記送信手段は、前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させると前記判断手段が判断した場合は前記第2印刷データの受信中に前記第1印刷データを送信し、前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させないと前記判断手段が判断した場合は前記第2印刷データの受信中には前記第1印刷データを送信しないことを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記判断手段は、前記受信状況に基づいて前記データ受信部が受信中の前記第2印刷データを印刷処理するまでの時間を予測し、前記予測した時間までに前記第1印刷データの生成が完了して前記印刷手段が印刷可能となっている場合に、前記データ受信部が受信中の前記第2印刷データに基づく印刷処理を実行するまでに前記生成手段が生成した前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させると判断することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記送信手段は、前記第1印刷データに基づく印刷処理の開始指示を前記印刷装置に送信することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記送信手段は、前記第2印刷データに基づく印刷処理の開始指示を前記印刷装置に送信することを特徴とする請求項6又は7に記載の情報処理装置。
  9. 情報処理装置から印刷データを受信して印刷処理を実行する印刷装置であって、
    前記情報処理装置から第1印刷データを受信する第1受信手段と、
    外部装置から送信される第2印刷データを受信する第2受信手段と、
    前記第1印刷データ又は前記第2印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷手段と、
    前記情報処理装置に、前記第2受信手段による前記第2印刷データの受信状況を通知する通知手段とを備え、
    前記印刷手段は、前記情報処理装置が前記通知手段により通知した前記第2印刷データの受信状況と前記第1印刷データの生成状況とに基づき前記第1印刷データを送信した場合、前記第2印刷データの受信中に前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行することを特徴とする印刷装置。
  10. 前記印刷手段は、前記第2印刷データの受信中に前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行する場合、前記第1印刷データに基づく印刷処理の終了後に前記第2印刷データの印刷を実行することを特徴とする請求項9に記載の印刷装置。
  11. 前記情報処理装置において判断手段が前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させると判断して前記送信手段が前記第1印刷データを送信した後に、前記第2受信手段による前記第2印刷データの受信状況に基づいて、前記第1受信手段による前記第1印刷データの受信を中断して前記第2印刷データに基づく印刷処理を実行すべき場合には、前記第2印刷データに基づく印刷処理の開始の指示を前記情報処理装置に要求する開始指示要求手段を有することを特徴とする請求項10に記載の印刷装置。
  12. 情報処理装置と、該情報処理装置から印刷データを受信して印刷処理を実行する印刷装置とを有する印刷システムにおける情報処理方法であって、
    第1印刷データを生成する生成工程と、
    前記第1印刷データを前記情報処理装置から前記印刷装置に転送する転送工程と、
    外部装置から送信される第2印刷データを前記印刷装置が受信する受信工程と、
    前記受信工程による前記第2印刷データの受信状況を前記印刷装置から前記情報処理装置に通知する通知工程と、
    前記受信手段が受信中の前記第2印刷データに基づく印刷処理を実行するまでに前記生成工程が生成した前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させるか否かを、前記生成工程による前記第1印刷データの生成状況と前記通知工程により通知された前記第2印刷データの受信状況とに基づいて判断する判断工程とを有し、
    前記転送工程は、前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させると前記判断工程が判断した場合は前記第2印刷データの受信中に前記第1印刷データを転送し、前記第1印刷データに基づく印刷処理を実行させないと前記判断工程が判断した場合は前記第2印刷データの受信中には前記第1印刷データを転送しないことを特徴とする情報処理方法。
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