JPH09284259A - クロック・データ・リカバリ回路 - Google Patents

クロック・データ・リカバリ回路

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JPH09284259A
JPH09284259A JP8097856A JP9785696A JPH09284259A JP H09284259 A JPH09284259 A JP H09284259A JP 8097856 A JP8097856 A JP 8097856A JP 9785696 A JP9785696 A JP 9785696A JP H09284259 A JPH09284259 A JP H09284259A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高価で低スループットの検査装置を使用せざ
るを得なかったため、動作試験にコストがかかり、低ス
ループットで不安定な動作試験となっていた。 【解決手段】 クロック抽出回路2およびリタイミング
回路3を備えたクロック・データ・リカバリ回路におい
て、擬似ランダムシリアルデータ発生器4およびビット
エラー検出器5を内蔵するとともに、外部から与えられ
るシリアルデータおよび擬似ランダムシリアルデータ発
生器4で生成される擬似ランダムシリアルデータの一方
を選択してクロック抽出回路2およびリタイミング回路
3に与えるセレクタ1を設け、リタイミング回路3から
のリタイミングデータに基づいて内蔵のビットエラー検
出器5で試験結果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリアルデータに
同期して一定周期のクロックを生成し、このクロックに
よってシリアルデータのタイミングを正しく設定し直す
クロック・データ・リカバリ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クロック・データ・リカバリ回路
は、図6に示すように、シリアルデータを一方の入力と
する位相比較器(PD)61と、この位相比較器61の
比較出力から交流成分を除去するローパスフィルタ(L
PF)62と、このローパスフィルタ62の直流出力電
圧を制御電圧とし、その発振出力を抽出クロックとする
とともに、この抽出クロックを位相比較器61の他方の
入力とする電圧制御発振器(VCO)63と、上記抽出
クロックをクロック入力としかつシリアルデータをデー
タ(D)入力とするD‐フリップフロップ64とから構
成されている。
【0003】上記構成のクロック・データ・リカバリ回
路において、位相比較器61、ローパスフィルタ62お
よび電圧制御発振器63が、シリアルデータに基づいて
一定周期のクロックを生成し、このクロックを抽出クロ
ックとするPLL(Phase Locked Loop) 回路構成のクロ
ック抽出回路65を構成し、D‐フリップフロップ64
がクロック抽出回路65からの抽出クロックによってシ
リアルデータのタイミングを正しく設定し直し(リタイ
ミング)、リタイミングデータとして出力するリタイミ
ング回路66を構成している。
【0004】ところで、上述したクロック・データ・リ
カバリ回路をIC化した場合において、その動作試験を
行う際は、図7に示すように、検査の対象となるクロッ
ク・データ・リカバリIC、即ち被検査IC71の前後
に2つの検査装置72,73を配置し、前段の検査装置
72からは被検査IC71に対して、当該IC71に本
来入力されるであろうシリアルデータに相当するシリア
ルデータを入力する一方、後段の検査装置73では被検
査IC71から出力される抽出クロックおよびリタイミ
ングデータを取り込み、元のシリアルデータと比較する
ことによって正しく抽出されたクロックおよび正しく再
現されたデータであるかを検査するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、被検査IC71の前後に検査装置72,73
を配置した従来の検査システムでは、被検査IC71を
半田付けにて検査装置72,73と直接接続することは
できなく、ソケット等の接続器具を用いて接続せざるを
得ないため、被検査IC71が1GHzや2GHz等の
超高速のクロック・データ・リカバリICの場合には、
超高速の信号をそのまま正確に伝達することは難しい。
したがって、かかる不具合を解消しつつ動作試験を行う
ためには、高価で低スループットの検査装置を使用せざ
るを得なく、結果として、動作試験にコストがかかり、
低スループットでかつ不安定な動作試験となっていた。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、低コストにて、高ス
ループットおよび高安定度の動作試験が可能なクロック
・データ・リカバリ回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるクロック・
データ・リカバリ回路は、外部から与えられるシリアル
データおよび回路内部で生成される擬似ランダムシリア
ルデータの一方を選択して出力するセレクタと、このセ
レクタで選択されたシリアルデータに基づいて一定周期
のクロックを生成して抽出クロックとするクロック抽出
回路と、この抽出クロックに基づいてシリアルデータの
タイミングを設定し直すリタイミング回路と、擬似ラン
ダムシリアルデータを生成する擬似ランダムシリアルデ
ータ発生器と、リタイミング回路を経たリタイミングデ
ータのビットエラーを検出するビットエラー検出器とを
備えた構成となっている。
【0008】上記構成のクロック・データ・リカバリ回
路において、セレクタは、外部から与えられるシリアル
データと、擬似ランダムシリアルデータ発生器で生成さ
れる擬似ランダムシリアルデータとを2入力とし、通常
動作モード時には外部からのシリアルデータを選択し、
テストモード時には擬似ランダムシリアルデータを選択
する。クロック抽出回路は、外部からのシリアルデータ
又は擬似ランダムシリアルデータに基づいて一定周期の
クロックを生成し、これを抽出クロックする。リタイミ
ング回路は、この抽出クロックに基づいてシリアルデー
タ又は擬似ランダムシリアルデータのリタイミング処理
を行う。そして、このリタイミングデータは、ビットエ
ラー検出器に供給され、ビットエラー検出が行われる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施形態を示すブロック図である。
【0010】図1において、外部から与えられるシリア
ルデータは、2入力セレクタ1の一方の入力となる。こ
のセレクタ1は、後述する擬似ランダムシリアルデータ
を他方の入力とし、外部から与えられるテストモード信
号(1/0)に基づいて2入力の一方を選択する。セレ
クタ1から出力されるシリアルデータは、クロック抽出
回路2に供給される。このクロック抽出回路2は、図6
に示したクロック抽出回路65と同様の回路構成となっ
ている。
【0011】すなわち、クロック抽出回路2は、シリア
ルデータを一方の入力とする位相比較器(PD)21
と、この位相比較器21の比較出力から交流成分を除去
するローパスフィルタ(LPF)22と、このローパス
フィルタ22の直流出力電圧を制御電圧とし、その発振
出力を抽出クロックとするとともに、この抽出クロック
を位相比較器21の他方の入力とする電圧制御発振器
(VCO)23とからなるPLL回路構成となってい
る。
【0012】このクロック抽出回路2で生成されたクロ
ックは、抽出クロックとして外部へ出力されるととも
に、リタイミング回路3を構成する例えばD‐フリップ
フロップ31のクロック入力となる。D‐フリップフロ
ップ31は、セレクタ1からのシリアルデータをデータ
(D)入力とし、クロック抽出回路2からの抽出クロッ
クによってシリアルデータをリタイミング、リタイミン
グデータとして外部へ出力する。
【0013】このクロック抽出回路2およびリタイミン
グ回路3に加え、先述した擬似ランダムシリアルデータ
を発生するための擬似ランダムシリアルデータ発生器4
およびリタイミングデータのビットエラーを検出するた
めのビットエラー検出器5がそれぞれ設けられている。
擬似ランダムシリアルデータ発生器4は図7の前段の検
査装置72に相当するものであり、外部から与えられる
シード(seed)信号を入力とするスクランブラ回路
41と、このスクランブラ回路41のクロック入力とな
るクロックを発生する発振器42とから構成されてい
る。
【0014】一方、ビットエラー検出器5は、図7の後
段の検査装置73に相当するものであり、リタイミング
回路3から供給されるリタイミングデータを入力とする
デスクランブラ回路51と、このデスクランブラ回路5
1の出力とシード信号との不一致を検出する排他的論理
和(EX‐OR)回路52と、この排他的論理和回路5
2の出力をS(セット)入力とし、外部から与えられる
フラグリセット信号をR(リセット)入力とするR/S
フリップフロップ53とから構成されている。そして、
R/Sフリップフロップ53のQ出力が、ビットエラー
の発生を検出したことを示すフラグ信号として外部に出
力される。
【0015】擬似ランダムシリアルデータ発生器4にお
いて、スクランブラ回路41は、ある特定の論理パター
ンのシード信号が入力されると、ある規則にしたがって
暗号化してランダムなパターンのシリアルデータを出力
する回路である。このスクランブラ回路41の回路構成
の一例を図2に示す。同図から明らかなように、本スク
ランブラ回路41は、例えば7個のD‐フリップフロッ
プ411〜417と、2個の排他的論理和回路418,
419とを備えた回路構成となっている。
【0016】7個のD‐フリップフロップ411〜41
7のうち、5個のフリップフロップ411〜415が相
互に縦続接続され、残り2個のフリップフロップ41
6,417が相互に縦続接続され、図1の発振器42の
発振出力が各フリップフロップ411〜417の各クロ
ック入力となっている。そして、4段目のフリップフロ
ップ414のQ出力と5段目のフリップフロップ415
のQ出力とが排他的論理和回路419の2入力となって
いる。
【0017】この排他的論理和回路419の出力は6段
目のフリップフロップ416のD入力となっている。ま
た、シード信号および7段目のフリップフロップ417
のQ出力が排他的論理和回路418の2入力となり、そ
の出力が1段目のフリップフロップ411のD入力とな
っている。擬似ランダムシリアルデータは5段目のフリ
ップフロップ415のQ出力から導出される。以上の構
成からなるスクランブラ回路41においては、7段のD
‐フリップフロップ411〜417にて構成されている
ことから、“1”又は“0”が連続する最大数が7個の
擬似ランダムシリアルデータが生成される。
【0018】ビットエラー検出器5において、デスクラ
ンブラ回路51は、スクランブラ回路41からセレクタ
1を介してクロック抽出回路2およびリタイミング回路
3に与えられる擬似ランダムシリアルデータを、元のシ
ード信号に戻すための回路である。このデスクランブラ
回路51の回路構成の一例を図3に示す。同図から明ら
かなように、本デスクランブラ回路51は、スクランブ
ラ回路41と相補的な回路構成となっており、7個のD
‐フリップフロップ511〜517と、2個の排他的論
理和回路518,519とを備えている。
【0019】7個のD‐フリップフロップ511〜51
7のうち、5個のフリップフロップ511〜515が相
互に縦続接続され、残り2個のフリップフロップ51
6,517が相互に縦続接続され、図1のクロック抽出
回路2からの抽出クロックが各フリップフロップ511
〜517の各クロック入力となり、図1のリタイミング
回路3からのリタイミングデータが1段目のフリップフ
ロップ511のD入力となっている。
【0020】そして、4段目のフリップフロップ514
のQ出力と5段目のフリップフロップ515のQ出力と
が排他的論理和回路518の2入力となっている。この
排他的論理和回路518の出力は、6段目のフリップフ
ロップ516のD入力となっている。さらに、7段目の
フリップフロップ417のQ出力および図1のリタイミ
ング回路3からのリタイミングデータが排他的論理和回
路519の2入力となり、その出力が図1のスクランブ
ラ回路41に入力された元のシード信号として再生され
る。
【0021】ビットエラー検出器5において、デスクラ
ンブラ回路51によって再生されたシード信号(以下、
再生シード信号と称する)が元のシード信号と全く同じ
であれば、排他的論理和回路52からは出力が発生され
ない。一方、再生シード信号が元のシード信号と異なっ
ていれば、その不一致を検出する排他的論理和回路52
から出力が発生される。そして、その検出出力によって
R/Sフリップフロップ53がセットされ、そのQ出力
として論理“1”(“H”レベル)のフラグ信号が出力
される。
【0022】次に、上記構成の本実施形態に係るクロッ
ク・データ・リカバリ回路の回路動作について説明す
る。本クロック・データ・リカバリ回路は、上述したこ
とから明らかなように、回路動作の動作試験を行うため
のテスト回路を内蔵したものであり、外部から与えられ
るテストモード信号によって通常動作モードとテストモ
ードとに切り替え可能となっている。
【0023】通常動作モード時には、テストモード信号
が“0”となる。これにより、セレクタ1は外部から与
えられるシリアルデータを選択し、クロック抽出回路2
およびリタイミング回路3に供給する。ここで、クロッ
ク抽出回路2およびリタイミング回路3の回路動作につ
いて、図4のタイミングチャートを用いて説明する。図
4において、Tはシリアルデータ(a)および抽出クロ
ック(b)の各周期である。
【0024】先ず、クロック抽出回路2において、位相
比較器21はシリアルデータ(a)と電圧制御発振器2
3の発振出力である抽出クロック(b)との位相を比較
し、その位相差に応じた出力を発生する。この位相差出
力は、ローパスフィルタ22で交流成分が除去されるこ
とにより、電圧制御発振器23にその直流制御電圧とし
て与えられる。電圧制御発振器23は、直流制御電圧が
ゼロのときは回路定数で定まる自走発振周波数で発振
し、また直流制御電圧が与えられたときにはその極性お
よびレベルに応じて発振周波数が変化する。
【0025】その結果、クロック抽出回路2からは、シ
リアルデータ(a)に同期してその周期Tと同じ周期の
抽出クロック(b)が出力される。そして、リタイミン
グ回路3では、D‐フリップフロップ31によってシリ
アルデータ(a)を抽出クロック(b)に同期してラッ
チすることにより、シリアルデータ(a)に対するリタ
イミング処理が行われ、D‐フリップフロップ31のQ
出力がリタイミングデータ(c)として出力される。
【0026】テストモード時には、テストモード信号が
“1”となる。このテストモード時の回路動作につい
て、図5のタイミングチャートを用いて説明する。先
ず、擬似ランダムシリアルデータ発生器4に外部から与
えるシード信号を少なくとも一度反転する。シード信号
の立上がりタイミングがこれに対応する。スクランブラ
回路41は、稀にオール“0”又は“1”で停止してい
ることがあるが、シード信号の反転により、擬似ランダ
ムシリアルデータの発生を開始する。
【0027】セレクタ1は、テストモード信号が“1”
のとき、擬似ランダムシリアルデータ発生器4で発生さ
れる擬似ランダムシリアルデータを選択し、クロック抽
出回路2およびリタイミング回路3に供給する。そし
て、クロック抽出回路2のPLLがロックした後に、ビ
ットエラー検出器5に与えていたフラグリセット信号を
“L”レベルとし、R/Sフリップフロップ53をセッ
ト可能な状態にする。
【0028】このR/Sフリップフロップ53のリセッ
トリリースのタイミングT0からシード信号が“0”に
反転する直前のタイミングT1までの期間において、本
クロック・データ・リカバリ回路が持つ本来の機能であ
るクロック抽出回路2およびリタイミング回路3の回路
動作の動作試験が可能となる。
【0029】この動作試験において、回路上何ら欠陥が
なく、デスクランブラ回路51の出力である再生シード
信号が元のシード信号と一致していれば、その不一致を
検出する排他的論理和(EX‐OR)回路52の出力
(EX‐OR出力)が“L”レベルにあり、R/Sフリ
ップフロップ53はセットされない。したがって、時刻
T1でR/Sフリップフロップ53のQ出力であるフラ
グ信号を調べれば、フラグ信号が“L”レベルであり、
リタイミングデータが正確であったこと、即ちクロック
抽出回路2およびリタイミング回路3に回路上の欠陥が
なく、回路動作が正常であったことを知ることができ
る。
【0030】一方、クロック抽出回路2またはリタイミ
ング回路3に回路不良などの欠陥があり、これに伴って
リタイミングデータに誤りがあると、本来継続して
“H”レベルにある筈の再生シード信号が、誤り箇所で
図5に破線で示す如く“L”レベルとなり、元のシード
信号と異なるデータとなる。すると、排他的論理和回路
52がこの不一致を検出し、そのEX‐OR出力が図5
に破線で示す如く“H”レベルとなってR/Sフリップ
フロップ53をセットする。これにより、フラグ信号が
“H”レベルとなる。したがって、時刻T1でフラグ信
号を調べれば、クロック抽出回路2またはリタイミング
回路3に回路不良などの欠陥があることを知ることがで
きる。
【0031】ところで、ビットエラー検出器5の例えば
排他的論理和回路52やR/Sフリップフロップ53に
回路不良があった場合には、クロック抽出回路2または
リタイミング回路3に回路不良などの欠陥があっても、
フラグ信号が“H”レベルにならない場合があるため、
“L”レベルのフラグ信号が本当にクロック抽出回路2
やリタイミング回路3に回路不良などの欠陥がないこと
を示すものなのか、ビットエラー検出器5の回路不良に
よるものなのかを識別できない懸念がある。
【0032】そこで、論理“1”が連続するパターンの
シード信号に基づいて擬似ランダムシリアルデータを生
成し、これに基づいてビットエラー検出を行った後、シ
ード信号を再度論理“0”に反転する。図5のタイミン
グチャートにおいて、シード信号の立下がりタイミング
がこの論理の反転に対応する。これにより、ビットエラ
ー検出器5に回路不良がない場合には、スクランブラ回
路41、セレクタ1、クロック抽出回路2、リタイミン
グ回路3およびデスクランブラ回路51の系での遅延の
期間において、元のシード信号と再生シード信号とが不
一致となり、排他的論理和回路52がこの不一致を検出
し、R/Sフリップフロップ53をセットする。これに
より、フラグ信号が“H”レベルとなる。
【0033】したがって、図5のタイミングチャートに
おける時刻T2でフラグ信号を調べれば、ビットエラー
検出器5の回路動作が正常であることがわかり、時刻T
1でフラグ信号が“L”レベルであったのが、ビットエ
ラー検出器5の回路不良によるものでないことが証明で
きる。さらに、図5のタイミングチャートに示すよう
に、時刻T2の後にフラグリセット信号を“H”レベル
にして、R.Sフリップフロップ53を再度リセットし
てから、時刻T3までの期間においてフラグ信号を再度
調べるようにしても良く、これによりクロック抽出回路
2やリタイミング回路3の回路不良などの欠陥の有無を
より正確に検出できる。
【0034】上述したように、擬似ランダムシリアルデ
ータ発生器4およびビットエラー検出器5を内蔵したク
ロック・データ・リカバリ回路においては、外部から与
えられるシード信号とフラグリセット信号はクロック抽
出回路2およびリタイミング回路3と同期する必要のな
い信号であるため、低速でも良い。また、ビットエラー
検出器5のR/Sフリップフロップ53から出力される
フラグ信号を、あるタイミングにおいて1/0判別する
だけで、試験結果を知ることができる。その結果、クロ
ック抽出/データリタイミングを超高速で試験する場合
であっても、低速の信号供給と測定だけで動作試験を実
現できるため、低コストにて高スループットおよび高安
定度の動作試験が可能となる。
【0035】なお、上記実施形態に係る回路構成は一例
に過ぎず、これに限定されるものではない。すなわち、
クロック抽出回路2として、PLL回路構成のものを用
いたが、例えば、通過帯域の境界が鮮明なSAW(Surfa
ce Acoustic Wave;弾性表面波)フィルタを用いて構成
することも可能である。
【0036】また、スクランブラ回路41を用いて擬似
ランダムシリアルデータを発生する回路構成としたが、
メモリを用いてこのメモリに“1”と“0”の任意のパ
ターンを記憶しておき、これを順次読み出すようにして
も擬似ランダムシリアルデータを発生することが可能で
ある。ただし、IC化を考えた場合には、スクランブラ
回路41を用いた方が、回路構成を簡略化し、低コスト
化を図る上で有利である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
擬似ランダムシリアルデータ発生器およびビットエラー
検出器を内蔵し、外部から超高速の信号を与えなくて
も、超高速の動作試験を行い得る構成としたので、低コ
ストにて高スループットおよび高安定度の動作試験が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】スクランブラ回路の回路構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図3】デスクランブラ回路の回路構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図4】クロック抽出およびデータリタイミングの動作
説明のためのタイミングチャートである。
【図5】テストモード時の動作説明のためのタイミング
チャートである。
【図6】従来例を示すブロック図である。
【図7】従来の検査システムの構成図である。
【符号の説明】
1 セレクタ 2 クロック抽出回路 3 リタイ
ミング回路 4 擬似ランダムシリアルデータ発生器 5 ビット
エラー検出器 21 位相比較器 22 ローパスフィルタ 23
電圧制御発振器 31 D‐フリップフロップ 41 スクランブラ回
路 42 発振器 51 デスクランブラ回路 52 排他的論理和回路 53 R/Sフリップフロップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から与えられるシリアルデータおよ
    び回路内部で生成される擬似ランダムシリアルデータの
    一方を選択して出力するセレクタと、 前記セレクタで選択されたシリアルデータに基づいて一
    定周期のクロックを生成して抽出クロックとするクロッ
    ク抽出回路と、 前記抽出クロックに基づいて前記シリアルデータのタイ
    ミングを設定し直すリタイミング回路と、 前記擬似ランダムシリアルデータを生成する擬似ランダ
    ムシリアルデータ発生器と、 前記リタイミング回路を経たリタイミングデータのビッ
    トエラーを検出するビットエラー検出器とを備えたこと
    を特徴とするクロック・データ・リカバリ回路。
  2. 【請求項2】 前記擬似ランダムシリアルデータ発生器
    は、所定の論理パターンのシード信号に基づいて前記擬
    似ランダムシリアルデータを発生するスクランブラ回路
    を有し、 前記ビットエラー検出器は、前記リタイミング回路を経
    たリタイミングデータに基づいてシード信号を再生する
    デスクランブラ回路と、前記デスクランブラ回路で再生
    された再生シード信号と前記スクランブラ回路に入力さ
    れる元のシード信号との不一致を検出する不一致検出回
    路とを有することを特徴とする請求項1記載のクロック
    ・データ・リカバリ回路。
  3. 【請求項3】 前記シード信号は、一方の論理が一定期
    間に亘って連続するパターン信号であり、前記不一致検
    出回路による不一致検出後にその論理が反転されること
    を特徴とする請求項2記載のクロック・データ・リカバ
    リ回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014207679A (ja) * 2009-07-31 2014-10-30 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated パルスのバーストを含むフレームの送信および検出のためのシステムおよび方法

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JP2014207679A (ja) * 2009-07-31 2014-10-30 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated パルスのバーストを含むフレームの送信および検出のためのシステムおよび方法

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