JPH09284126A - Pll回路及びデコーダ装置 - Google Patents

Pll回路及びデコーダ装置

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JPH09284126A
JPH09284126A JP8115275A JP11527596A JPH09284126A JP H09284126 A JPH09284126 A JP H09284126A JP 8115275 A JP8115275 A JP 8115275A JP 11527596 A JP11527596 A JP 11527596A JP H09284126 A JPH09284126 A JP H09284126A
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frequency
pll
frequency divider
prescaler
frequency division
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Nozomi Ozaki
望 尾崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相検波器の入力信号周波数とVCOの発振
周波数の比率を小さくして、この比率の大きさに起因し
て増大するジッタを抑制する。 【解決手段】 入力したクロックをもとにVCO2d、
3dにおいて所定の発振周波数を得るための分周率を素
因数分解し、分解された因子で分周率が設定されている
プリスケーラ分周器2a、3a、及びフィードバック分
周器2f、3fを有しているPLL手段2、3を複数個
直列に接続してPLL回路1を構成する。さらに、PL
L手段2のプリスケーラ分周器2a、フィードバック分
周器2fの分周率を共通、かつ固定とし、PLL手段3
のプリスケーラ分周器3a、フィードバック分周器3f
の分周率をサンプリング周波数に応じて可変とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLL回路及びP
LL回路を用いたデコーダ装置に係わり、特に音声/映
像データを同期させて復調する場合のクロックを生成す
るPLL回路及びこのPLL回路を用いたデコーダ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、例えばビデオCDやDVD
(Digital Video Disk)等、映画、音楽ライブ(映像デ
ータ及び音声データ)等が記録されているメディアが普
及し、例えばパーソナルコンピュータや専用再生機で再
生することができるようになっている。ただし、これら
の映像/音声データはそのままデジタルデータとして記
録すると膨大な量なので、国際標準規格として知られて
いる例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)
方式によって圧縮して記録している。
【0003】このような方式の記録媒体であるビデオC
D、DVD等は映像/音声データを同時に扱うため、リ
ップシンクで記録されているので、再生時に何らの同期
を取る必要がある。例えば上記MPEG方式では、圧縮
されたデータの中に標準時刻となる値と、映像/音声の
各フレームを再生すべきタイミングを示す時刻の指標が
挿入されており、標準時刻と指標を比較して適切な時刻
になった時点で映像/音声データをそれぞれ再生するこ
とにより同期を取るようにしている。
【0004】この場合、再生中のある時点で映像/音声
データの同期が取られると、それ以降はその同期は保た
れることになる。しかし、実際には、現在の再生システ
ム(パーソナルコンピュータや専用再生機等)では映像
系が使用している再生クロックと音声系が使用している
再生クロックの同期が取れておらず、微妙なずれがある
ため、映像のフレーム或いは音声のフレーム単位での同
期を取ることが必要となる。例えば、映像データに比べ
て音声データの再生が遅れていた場合は、音声データを
スキップするか、又は映像フレームをリピートして同期
をとる。また、逆に映像データに比べて音声データの再
生が進んでいた場合、音声データををリピートするか、
又は映像フレームをスキップして同期を取ることにな
る。
【0005】しかし、例えば映像の再生タイミングをマ
スタークロックとして音声データをスキップ、又はリピ
ートして同期を取る方法では、スキップ、リピートによ
る音声データの不連続の為に不必要なノイズが発生して
しまう。また、音声データの再生タイミングをマスター
クロックとして映像フレームのスキップ、リピートを行
うと、圧縮されている映像データを蓄積しておくバッフ
ァメモリの容量を大きくすることになる。
【0006】そこで、映像系の再生クロックと音声系の
再生クロックを完全に同期させるために、PLL(Phas
e Locked Loop )回路を用いて、映像系の再生クロック
(例えば27MHz )に音声系の再生クロックをロック
することが行われている。MPEG方式では転送側に対
してPLL回路でロックされた例えば27MHzクロッ
クをマスタークロックとするので、音声系の再生クロッ
クはこの27HMz のマスタークロックに対して、さら
にPLL回路によって生成されるようにする。音声系の
クロックは例えばオーバサンプリングD/A変換器(D
AC)の再生クロック等として用いられるが、前記PL
L回路によって生成されたD/A変換器用のクロックの
品質、特にジッタが再生音声の音質を決定する重要な要
因になり、ジッタを抑えることがPLL回路の最大の課
題となっている。
【0007】ところで、MPEG方式等の音声信号を圧
縮する、様々なシステムで使用されるサンプリング周波
数は数十kHz の範囲にあり、主な値としては、例えば 32.00kHz /16.00kHz 44.1kHz /22.05kHz 48.00kHz /24.00kHz 等の6通りが知られている。これらのサンプリング周波
数(fs)でサンプリングを行う場合、DACに対して
はオーバーサンプリングを行うために以下に示すような
サンプリング周波数の倍数のクロックを入力することが
必要とされている。 256fs 384fs 512fs 768f
【0008】図3は、従来のシステムクロックから前記
したサンプリング周波数を形成するPLL回路の一例を
示すブロック図である。一点鎖線で示されているPLL
回路20は、例えばプリスケーラ21、位相検波器2
2、チャージポンプ23、VCO(Voltage-Controled
Oscillator)24、1/2分周器25、フィードバック
分周器26等によって構成され、このPLL回路20の
出力は後段に設けられているプログラマブル分周器27
に入力される。
【0009】プリスケーラ21は、PLL回路20に入
力される高周波の入力信号(例えば27MHz )を1/
Mの分周比(変更可能)で分周して位相検波器22に供
給する。位相検波器22はプリスケーラ21で分周され
た入力信号と、後述するフィードバック分周器26で分
周された帰還信号の位相を比較し、その差に応じた信号
を出力する。そしてこの信号レベルは、チャージポンプ
23によってアナログ出力電圧レベルに変換され、この
電圧レベルに応じてVCO24の発振周波数が制御され
る。
【0010】VCO24の発振周波数はPLL回路20
の後段に設けられているプログラマブル分周器27、ま
たはPLL回路20内に設けられている1/2分周器2
5に入力される。1/2分周器25はVCO24の発振
周波数を1/2に分周してプログラマブル分周器27及
びフィードバック分周器26に供給する。フィードバッ
ク分周器26は1/2分周器25で分周された信号を1
/Nの分周比(変更可能)で分周して位相検波器22に
供給し、位相検波器22では前述したようにプリスケー
ラ21とフィードバック分周器26から供給される信号
の位相を比較して、その差に応じた電圧レベルが出力さ
れることになる。
【0011】図示したような構成とすることで、PLL
回路20では、上記したサンプリング周波数の倍数クロ
ック:256fs、384fs、512fs、768f
sの最小公倍数である例えば1536fsのクロックを
生成することができるようになる。そして、プログラマ
ブル分周器27において所定の分周比(1/2、1/
3、1/4、1/6)で分周して、前記したサンプリン
グ周波数に応じたクロックが生成される。
【0012】PLL回路20では、27MHz のマスタ
ークロックから上記したサンプリング周波数に対応する
ために、プリスケーラ21の分周比1/Mとフィードバ
ック分周器26の分周比1/Nが変更可能とされてお
り、これらの分周比の組み合わせは例えば表3に示され
ているようになる。
【表3】 したがって、VCO24の発振周波数は 27MHz ×2×(N/M) となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、PLL回路
20を例えばLSI(Large Scale Integration ・・・
大規模集積回路)で構成する場合、ジッタの大きさに影
響を与える要因としては、VCO24の特性、位相検波
器22に入力される信号の周波数、LSI上で生成され
るノイズ等が考えられる。特に図3に示したようなPL
L回路20において表3に示した分周比でPLLを行っ
た場合、位相検波器22の入力信号の周波数(以下、入
力周波数という)とVCO24の発振周波数の大きな差
によってジッタが増大することになる。
【0014】ここで、サンプリング周波数毎の位相検波
器22の入力周波数とVCO24の発振周波数の一例を
表4に示す。
【表4】 この表4からわかるように、位相検波器22の入力周波
数と、VCO24の発振周波数の差は非常に大きく、こ
の場合、位相検波器22の入力周波数とVCO24の発
振周波数の比率は、各サンプリング周波数毎に204
8、1568、1024となる。そのため、この周波数
の差によりVCO24における発振が不安定になってジ
ッタが拡大し、復調される音声データの音質に影響がで
るという問題がある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するためになされたもので、入力したクロック
をもとに発振手段において所定の発振周波数を得るため
の分周率を素因数分解し、分解された因子で分周率が設
定されているプリスケーラ分周器、及びフィードバック
分周器を有しているPLL手段を複数個直列に接続して
PLL回路を構成する。さらに、第一段目に構成される
前記PLL手段のプリスケーラ分周器、及びフィードバ
ック分周器の分周率を共通、かつ固定とし、第二段目以
降の前記PLL手段のプリスケーラ分周器、及びフィー
ドバック分周器の分周率をサンプリング周波数に応じて
可変とする。
【0016】また、入力したクロックによって映像デー
タの復調処理を行う映像データデコーダと、前記入力し
たクロックをもとに発振手段において所定の発振周波数
を得るための分周率を素因数分解し、分解された因子で
分周率が設定されているプリスケーラ分周器、及びフィ
ードバック分周器を有して構成されるPLL手段が複数
個直列に接続されて構成されているPLL回路と、前記
PLL回路で生成されるクロックによって音声データの
復調処理を行う音声データデコーダを備えてデコーダ装
置を構成する。
【0017】本発明によればVCOの制御電圧を生成す
る位相検波器の入力信号周波数と、VCOの発振周波数
の比率を小さくすることができるので、この比率の大き
さに起因して増大するジッタを抑制することができるよ
うになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。図1は本実施形態のPLL回路のブロック図を示す
図である。破線で示されているように、本実施形態のP
LL回路1は、一点鎖線で示されている第一のPLL部
2及びその後段に設けられている第二のPLL部3によ
る2段構成とされ、第一のPLL部2の出力周波数が第
二のPLL部3に入力されるようになる。第一、第二の
PLL部2、3は図3に示したPLL回路20とほぼ同
等の構成とされ、位相検波器2b、3b、チャージポン
プ2c、3c、VCO2d、3d、1/2分周器2e、
3eは、それぞれ位相検波器22、チャージポンプ2
3、VCO24、1/2分周器24に対応している。
【0019】さらに本発明では、プリスケーラ2a、3
aの分周比(M1、M2)、フィードバック分周器2
f、3fの分周比(N1、N2)を、例えば表3に示し
た各サンプリング周波数に応じた分周比(M、N)を素
因数分解して、共通の因子を抽出してすることにより設
定するようになされている。したがって、共通の因子に
対応した第一のPLL部2と、それ以外のサンプリング
周波数に依存して変化する因子に対応した第二のPLL
部3によってPLL回路1を構成している。
【0020】このPLL回路1で生成された、サンプリ
ング周波数32.00kHz 、44.1kHz 、48.
00kHz に対応したクロックは端子T1から出力さ
れ、また、サンプリング周波数16.00kHz 、2
2.05kHz 、24.00kHz のクロックは端子T
2から出力されてプログラマブル分周器4に供給される
ようになる。
【0021】次に、プリスケーラ2a、3aの分周比
(M1、M2)、フィードバック分周器2f、3fの分
周比(N1、N2)の設定例を説明する。先程表3に示
した分周比M、Nを素因数分解すると、表1に示されて
いるようになる。
【表1】 本発明では、この分周比M、Nをそれぞれ2個の因子に
分解し、プリスケーラ2a、3aの分周比(M1、M
2)、フィードバック分周器2f、3fの分周比(N
1、N2)として設定することにより、位相比較器2
b、3bの入力周波数がほぼ同等になるようにしてい
る。
【0022】例えば第一のPLL部2のプリスケーラ2
aの分周比M1とフィードバック分周器2fの分周比N
1は、表1に示した各サンプリング周波数に応じた共通
の因子を選択するか、又は位相検波器2bの入力周波数
とVCO2dの比率が小さくなるように分割して設定す
る。表1に示した例では、サンプリング周波数32.0
0kHz の場合、例えば プリスケーラ2aの分周比・・・・・・・M1=52 =25 (式1) フィードバック分周器2fの分周比・・・N1=24 =16 (式2) と設定することにより、位相検波器2bの入力周波数と
VCO2dの発振周波数、及び位相検波器3bの入力周
波数とVCO3dの発振周波数の比率をほぼ同等にする
ことができるようになる。
【0023】第二のPLL部3のプリスケーラ3aの分
周比M2とフィードバック分周器3fの分周比N2は、
プリスケーラ2a及びフィードバック分周器2fの分周
比M1、N1として設定された残りの因子で設定するこ
とになり、各サンプリング周波数に応じた第二のPLL
部3のM2、N2は例えば表2に示されているようにな
る。
【表2】
【0024】上記したように分周比M1、N1、及び分
周比M2、N2を設定した場合、第一のPLL部2の位
相検波器2bの入力周波数は1.08MHz 、そしてV
CO2dの発振周波数は17.28MHz となり、これ
が第二のPLL部3に入力される。第二のPLL部3の
位相検波器3bへの入力周波数はサンプリング周波数が
例えば32.00kHz の場合は0.768MHz 、4
4.1kHz の場合は1.3824MHz 、48.00
kHz の場合は2.304MHz となる。これにより、
VCO3dの発振周波数もサンプリング周波数が例えば
32.00kHz の場合は49.152MHz 、44.
1kHz の場合は67.7376MHz 、48.00k
Hz は73.728MHz となり端子T1から出力され
る。
【0025】式1、式2、及び表2に示したように分周
比を設定することにより、第一のPLL部2の位相検波
器2bの入力周波数とVCO2dの発振周波数の比率は
32(34.56MHz :1.08MHz )となり、第
二のPLL部3の位相検波器3bの入力周波数とVCO
3dの発振周波数の比率は、サンプリング周波数が3
2.00kHz の場合は64(49.152MHz :
0.768MHz )、44.10kHz の場合は49
(67.7376MHz :1.3824MHz )、4
8.00kHz の場合は32(73.728MHz :
2.304MHz )となる。
【0026】このように、第一のPLL部2のプリスケ
ーラ2a、フィードバック分周器2fの分周比M1、N
1及び、第二のPLL部3のプリスケーラ3a、フィー
ドバック分周器3fの分周比M2、N2を設定すること
で、位相検波器3bの入力周波数とVCO3dの発振周
波数の比率が従来の1024〜2048から32〜64
へと30倍程度改善されるようになる。したがって、こ
の比率に起因するジッタを抑制することができるように
なる。また、第一のPLL部2において、各サンプリン
グ周波数に対して共通の因子でプリスケーラ2a、フィ
ードバック分周器2fの分周比M1、N1を設定するこ
とがでる。これによりVCO2dの発振周波数を固定と
することができるので、安定した周波数によってジッタ
の少ない電圧制御水晶発振器(Voltage Control X-tal
Oscilator )を用いることができるようになる。
【0027】さらに、第一のPLL部2及び第二のPL
L部3というように、複数段のPLL部によってPLL
回路1を構成した場合、各PLL部で発生するジッタが
加算されて2倍になると推測することができるが、第一
のPLL部2及び第二のPLL部3で発生するジッタは
それぞれ独立した現象であり、平均としては21/2
1.4程度にしか増大しない。本発明では位相検波器3
bの入力周波数とVCO3dの発振周波数の比率の削減
はこの増大分を上回るのでジッタの増大を抑制すること
ができるようになっている。さらに、VCO3dに電圧
制御水晶発振器を用いることによってさらなるジッタの
抑制が可能になる。
【0028】次に、図1で説明したPLL回路1を、例
えばMPEG方式で圧縮された映像及び音声データを復
調するデコーダ装置に用いた例を説明する。図2はPL
L回路1を用いたデコーダの要部、及びその周辺部を示
すブロック図である。なお、この図に示すPLL回路1
にはプログラマブル分周器4が含まれて、サンプリング
周波数に対応した所定のクロックが出力されるものとす
る。
【0029】デコーダ装置5は、入力した音声/映像デ
ータを復調してアナログ信号に変換して出力するように
なされており、一点鎖線で示されているように、PLL
回路1、映像データデコーダ6、映像用のD/A変換器
7、音声データデコーダ8、音声用のD/A変換器9に
よって構成されている。デコーダ装置5の前段にはマス
タークロックを生成するPLL回路10が設けられ、こ
のPLL回路10で生成されたマスタークロックは、P
LL回路1、及び映像データデコーダ6、D/A変換器
7、音声データデコーダ8に供給される。したがって、
映像データデコーダ6、D/A変換器7、音声データデ
コーダ8は、同一のクロックで各種信号処理がなされる
ことになる。また、音声用のD/A変換器9はマスター
クロックによってPLL回路1で生成されたクロックが
供給され、このクロックによって音声データのD/A変
換処理が行われるようになされている。そして、デコー
ダ装置5で復調された映像信号は例えばCRTや液晶パ
ネル等で構成されている表示部で表示され、音声信号は
アンプ12で増幅されてスピーカ13から出力される。
【0030】映像データデコーダ6には図示されていな
い経路から映像データが供給され、デコード処理が施さ
れた後D/A変換器7によってアナログ信号に変換さ
れ、表示部11によって表示されるようになる。音声デ
ータデコーダ8は、図示されていない経路から音声デー
タが供給され、マスタークロックによってデコード処理
を行う。そして、ここで復調された音声データはPLL
回路1で生成されたクロックに基づいてアナログ信号に
変換される。そして、増幅部12で増幅されスピーカ1
3から出力される。
【0031】また、PLL回路1では入力したマスター
クロックから、図1で説明したように圧縮データのサン
プリング周波数が例えば32.00kHz の場合は4
9.152MHz 、44.1kHz の場合は67.73
76MHz 、48.00kHz73.728MHz のク
ロックが生成され、これが音声用のD/A変換器9に供
給され、音声データデコーダ9で復調された音声データ
を読み出す際のクロックとして用いられる。
【0032】このように、デコーダ装置5に入力される
マスタークロックによって映像データをデコードすると
ともに、このPLL回路1においてマスタークロックか
ら生成されるクロックによって音声データのD/A変換
処理を行うことにより、映像と音声の同期を取ることが
でき、さらに、PLL回路1は先述したようにジッタを
抑制することができるように構成されているので、音質
の劣化を抑えることができるようになる。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、位相検
波器の入力周波数とVCO発振周波数の比率を小さくす
ることができるので、比率の大きさに起因するジッタを
抑制することができるようになる。これによって、本発
明を例えば圧縮された音声データを復調するデコーダ等
に適用することによってジッタによる音質の劣化を低減
することができるようになる。また、本発明は従来のP
LL回路とほぼ同等のPLL部を直列に接続することに
よって構成することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のPLL回路のブロック図で
ある。
【図2】本発明の実施形態のデコーダ装置のブロック図
である。
【図3】従来のPLL回路のブロック図である。
【符号の説明】
1 PLL回路, 2、3 PLL部, 2a、3a
プリスケーラ, 2b、3b 位相検波器, 2d、3
d VCO, 2f、3f フィードバック分周器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力したクロックをもとに発振手段にお
    いて所定の発振周波数を得るための分周率を素因数分解
    し、分解された因子で分周率が設定されているプリスケ
    ーラ分周器、及びフィードバック分周器を有して構成さ
    れるPLL手段が複数個直列に接続されて構成されてい
    ることを特徴とするPLL回路。
  2. 【請求項2】 第一段目に構成される前記PLL手段の
    プリスケーラ分周器、及びフィードバック分周器の分周
    率を共通、かつ固定とし、第二段目以降の前記PLL手
    段のプリスケーラ分周器、及びフィードバック分周器の
    分周率をサンプリング周波数に応じて可変とすることを
    特徴とする請求項1に記載のPLL回路。
  3. 【請求項3】 第一段目に構成される前記PLL手段に
    おける発振手段を電圧制御水晶発振器で構成したことを
    特徴とする請求項1に記載のPLL回路。
  4. 【請求項4】 入力したクロックによって映像データの
    復調処理を行う映像データデコーダと、 前記入力したクロックをもとに発振手段において所定の
    発振周波数を得るための分周率を素因数分解し、分解さ
    れた因子で分周率が設定されているプリスケーラ分周
    器、及びフィードバック分周器を有して構成されるPL
    L手段が複数個直列に接続されて構成されているPLL
    回路と、 前記PLL回路で生成されるクロックによって音声デー
    タの復調処理を行う音声データデコーダと、 を備えて構成されていることを特徴とするデコーダ装
    置。
  5. 【請求項5】 第一段目に構成される前記PLL手段の
    プリスケーラ分周器、及びフィードバック分周器の分周
    率を共通、かつ固定とし、第二段目以降の前記PLL手
    段のプリスケーラ分周器、及びフィードバック分周器の
    分周率をサンプリング周波数に応じて可変とすることを
    特徴とする請求項4に記載のデコーダ装置。
  6. 【請求項6】 第一段目に構成される前記PLL手段に
    おける発振手段を電圧制御水晶発振器で構成したことを
    特徴とする請求項4に記載のデコーダ装置。
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