JPH0564171A - デイジタルビデオ・オーデイオ信号伝送方式及びデイジタルオーデイオ信号再生方法 - Google Patents

デイジタルビデオ・オーデイオ信号伝送方式及びデイジタルオーデイオ信号再生方法

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JPH0564171A
JPH0564171A JP24848491A JP24848491A JPH0564171A JP H0564171 A JPH0564171 A JP H0564171A JP 24848491 A JP24848491 A JP 24848491A JP 24848491 A JP24848491 A JP 24848491A JP H0564171 A JPH0564171 A JP H0564171A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタルビデオ信号とこれに非同期のディ
ジタルオーディオ信号とを、同一伝送ビットレートによ
り、同一伝送線路で伝送する。 【構成】 ビデオ信号(図1(b))に標本化周波数が
非同期のオーディオサンプルデータ(図1(a))が、
1水平走査期間分ずつビデオ信号の水平帰線期間に挿入
される。ビデオ信号がNTSC方式、オーディオサンプ
ルデータの標本化周波数が48kHzとすると、水平帰
線期間でのオーディオサンプルデータの個数nは、n=
4のとき(図1(c))とn=3のとき(図1(d))
とがある。n=3では、*で示すデータを追加する。さ
らに、水平帰線期間には、オーディオサンプルデータの
個数を表わす個数データnとオーディオサンプルデータ
のビデオ信号に対する位置関係を示す位置データPとの
双方または一方を追加する。*で示すデータに対する位
置データPはMAX値とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルビデオ・オ
ーディオ機器間でのディジタルビデオ・オーディオ信号
伝送方式及びオーディオ信号再生方法に係り、特に、デ
ィジタルビデオ信号とディジタルオーディオ信号との標
本化周波数が非同期である場合のディジタルビデオ・オ
ーディオ信号伝送方式及びオーディオ信号再生方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】特開昭61−73207号公報には、互
いに標本化周波数の間に同期関係がないディジタルビデ
オ信号とディジタルオーディオ信号の記録再生について
の技術が記載されている。かかる技術によると、ディジ
タルオーディオ信号は48kHzの標準周波数の書込み
クロックパルスによってFIFOメモリに書き込まれ、
ディジタルVTRのヘッドドラムの回転周波数にロック
された48kHzの周波数の読出しクロックパルスで読
み出され、ディジタルVTRに記録される。これによ
り、音声データワードとヘッドドラムの回転周波数との
同期が維持されるようにしている。なお、ここでは、デ
ィジタルオーデイオ信号は4チャンネルであって、この
ディジタルVTRでは、4つのヘッドが用いられてお
り、FIFOメモリから読み出されたデイジタルオーデ
ィオ信号は、エラー訂正のためのコード等が付加された
後、これらに4つのヘッドに分配されて記録される。
【0003】再生に際しては、再生ディジタルオーデイ
オ信号は48kHzのヘッドドラムの回転周波数に同期
した書込みクロックパルスによってFIFOメモリに書
き込まれ、48kHzの標準周波数の読出しクロックパ
ルスによって読み出される。このようにして、標本化周
波数がディジタルビデオ信号に同期していないディジタ
ルオーデイオ信号もヘッドドラムの回転周波数にロック
して記録再生することができるようにしている。
【0004】特開昭61ー287388号公報において
は、ビデオ信号と音声信号との伝送に関する技術が記載
されている。かかる技術は、音声信号をディジタル化し
て1水平走査期間分を記憶回路を用いて時間軸圧縮し、
アナログのビデオ信号の水平帰線期間に挿入して伝送
し、受信側では、この時間軸圧縮されたデイジタル音声
信号を記憶回路を用いて時間軸伸長し、しかる後、アナ
ログ化するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭61−73207号公報に記載の技術はディジタル
VTRでの記録再生に関するものであつて、標本化周波
数が非同期のディジタルビデオ信号とディジタルオーデ
ィオ信号とをディジタルビデオ・オーディオ機器間で伝
送することについては考慮されていない。かかる従来の
技術では、ディジタルビデオ信号とディジタルオーディ
オ信号とを別々のチャンネルとして記録再生するもので
あり、この際、ディジタルオーディオ信号をヘッドドラ
ムの回転周波数にロックさせるものである。
【0006】かかる従来技術をディジタルビデオ・オー
ディオ機器間での伝送に適用した場合、ディジタルビデ
オ信号とディジタルオーディオ信号とは別々のチャンネ
ルで伝送線路で伝送されることになり、必要な伝送線路
は伝送信号の数だけ必要となり、効率の良い伝送がなさ
れていることにはならない。
【0007】また、特開昭61ー287388号公報に
記載の技術は、ビデオ信号にディジタル音声信号が多重
されるため、これらを1チャンネルで伝送することがで
きるが、単に、アナログのビデオ信号にディジタル音声
信号を多重しようとするものにすぎない。近年では、ビ
デオ信号と音声信号とのディジタル伝送の必要性が増
し、しかも、夫々の信号に対して最適な標本化周波数が
あって、これらの標本化周波数には同期関係がないのが
一般的であるが、このようなデイジタルビデオ信号とデ
ィジタル音声信号との効率の良い伝送も望まれている。
【0008】本発明の目的は、かかる要望を達成するた
めに、標本化周波数が非同期のディジタルビデオ信号と
ディジタルオーディオ信号とを効率良く伝送可能とし、
かつ該ディジタルオーディオ信号を再生可能としたディ
ジタルビデオ・オーディオ信号伝送方式及びディジタル
オーディオ信号再生方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるディジタルビデオ・オーディオ信号伝
送方式は、ディジタルオーディオ信号をディジタルビデ
オ信号と同一伝送ビットレートで該ディジタルビデオ信
号に時分割多重し、該ディジタルビデオ信号と該ディジ
タルオーディオ信号とを同一伝送線路で伝送する。該デ
ィジタルオーディオ信号のオーディオサンプルデータ
は、該ビデオ信号の1水平走査期間内に含まれる分ずつ
該ビデオ信号の水平帰線期間内に、そのオーディオサン
プルデータの個数を示す個数情報、夫々のオーディオサ
ンプルデータの該ディジタルビデオ信号でのタイミング
位置を示す位置情報のいずれか一方または双方とともに
該ディジタルビデオ信号の伝送ビットレートで挿入され
る。
【0010】また、本発明によるディジタルオーディオ
信号再生方法は、該ディジタルビデオ信号の同期信号か
ら再生される該デイジタルビデオ信号の標本化信号をも
とに、該ディジタルビデオ信号の水平帰線期間からディ
ジタルオーディオ信号のオーディオサンプルデータを抽
出し、上記の個数情報もしくは位置情報により、ディジ
タルオーディオ信号を再生する。
【0011】
【作用】ディジタルビデオ信号とデイジタルオーディオ
信号の標本化周波数は非同期の関係であるために、ディ
ジタルビデオ信号の各水平走査期間でのディジタルオー
デイオ信号のオーディオサンプルデータのタイミング位
置が異なる。本発明によるディジタルビデオ・オーディ
オ信号伝送方式では、かかるオーディオサンプルデータ
を1水平走査期間毎に区分し、区分された1水平走査期
間分のオーディオサンプルデータをディジタルビデオ信
号の伝送ビットレートでディジタルビデオ信号の水平帰
線期間に挿入する。これにより、これらディジタルビデ
オ信号とデイジタルオーディオ信号とを同一の伝送ビッ
トレートで、かつ同じ伝送線路で伝送できる。
【0012】このようにディジタルビデオ信号とデイジ
タルオーディオ信号の標本化周波数が非同期の関係にあ
ると、ディジタルビデオ信号の水平帰線期間に挿入され
るオーデイオサンプルデータの個数は水平帰線期間毎に
異なっており、この個数を示す個数情報も同時に水平帰
線期間に挿入することにより、ディジタルビデオ信号に
対するオーディオサンプルデータのタイミング位置情報
が保持されることにするし、あるいは、ディジタルビデ
オ信号に対するオーディオサンプルデータのタイミング
位置を示す位置情報を同時に水平帰線期間に挿入して
も、同様の効果が得られる。
【0013】また、本発明によるディジタルオーディオ
信号再生方法では、ディジタルオーディオ信号のオーデ
ィオサンプルデータがディジタルビデオ信号と同一の伝
送ビットレートでディジタルビデオ信号の水平帰線期間
に挿入されているから、このディジタルビデオ信号の同
期信号から形成されるこのディジタルビデオ信号の標本
化信号により、ディジタルビデオ信号の水平帰線期間か
らオーディオサンプルデータを抽出できる。そして、デ
ィジタルビデオ信号の水平帰線期間に挿入されている上
記の個数情報あるいは位置情報をもとにディジタルオー
ディオ信号の標本化信号が形成され、これによって抽出
されたオーディオサンプルデータから元のディジタルオ
ーディオ信号が再生される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって説明す
る。図1は本発明によるデイジタルビデオ・オーディオ
信号伝送方式の一実施例を示す図である。この実施例で
は、説明を簡単にするために、ディジタルオーディオ信
号はディジタルビデオ信号の標本化周波数と非同期の4
8kHzの標本化周波数fsで標本化され、16ビット
で量子化されているものとし、図1(a)のA11〜A41
は各々かかるディジタルオーディオ信号のサンプルデー
タ(以下、これらをオーディオサンプルデータという)
を表わしている。また、1チャンネルのかかるディジタ
ルオーディオ信号をNTSC方式(525/30フレー
ム)のディジタルビデオ信号と共に同一の伝送線路で伝
送するものとする。
【0015】かかる伝送線路による伝送信号は、ディジ
タルビデオ信号に上記のディジタルオーデオ信号が時分
割多重されたものである。即ち、図1(b)において、
ディジタルビデオ信号は各水平走査期間の先頭を示す同
期信号Sv、水平帰線期間H0、H1、H2、……及び
ディジタルビデオデータからなり、これら水平帰線期間
H0、H1、H2、……に夫々伝送されるオーディオサ
ンプルデータが1水平帰線期間分ずつ挿入される。水平
帰線期間でのオーディオサンプルデータの伝送ビットレ
ートはディジタルビデオ信号の伝送ビツトレートに等し
く設定されている。但し、ここでいう水平帰線期間H
0、H1、H2、……とは、実際の水平帰線期間のうち
のこのようにオーディオサンプルデータが挿入される部
分であり、同期信号Svより前の部分としている。ま
た、ここでは、同期信号Svが水平走査期間の先頭を示
すから、水平走査期間は同期信号Svから始まって次の
水平帰線期間で終わる。
【0016】さらに、図1(b)において、P11、P
12、P13、……(以下、これらをまとめて位置デー
タPという)は図1(a)におけるオーディオサンプル
データA11、A12、A13、……(以下、これらを
まとめてオーディオサンプルデータAという)のディジ
タルビデオ信号に対するタイミング位置を表わす位置デ
ータであり、同期信号Svの位置データを基準位置0と
した位置を表わしている。
【0017】NTSC方式のビテオ信号では、同期信号
Svの周波数は約15.734kHzであり、ディジタ
ルオーディオ信号の標本化周波数は48kHzであるの
で、各水平走査期間に挿入されるオーディオサンプルデ
ータAの個数nは3〜4個である。各水平走査期間に
は、1つ前の水平走査期間のオーディオサンプルデータ
Aが挿入される。4個のオーディオサンプルデータAが
含まれる水平帰線期間においては、夫々のオーディオサ
ンプルデータAに対する位置データPも同時に挿入さ
れ、n=4である。また、3個のオーディオサンプルデ
ータAが含まれる期間においては、夫々のオーディオサ
ンプルデータAに対する位置データPも同時に挿入され
るが、さらに1個の位置データPが付加される。この4
個目の位置データは、オーディオサンプルデータAに対
する位置データPとしては取り得ないMAX値を取り、
このMAX値の位置データPに続いてオーディオサンプ
ルデータAが取りえない値のデータが付加される。従っ
て、この水平帰線期間に挿入されるオーディオサンプル
データAの個数nはn=3である。以上説明したよう
に、ビデオ信号とは非同期の標本化周波数で標本化され
たオーディオデータを、ビデオ信号とともに、一本の伝
送線路で伝送することができる。
【0018】図1(c)は図1(b)におけるn=4の
水平帰線期間H1での挿入データを示すものであって、
この水平帰線期間H1には1つ前の水平走査期間のオー
ディオサンプルデータA11、A12、A13、A14
が挿入される。この水平帰線期間H1での挿入データ
は、かかるオーディオサンプルデータA11、A12、
A13、A14とかかるオーディオサンプルデータデー
タA列の先頭を示すオーディオ同期信号Sa、かかるオ
ーディオサンプルデータAの個数n1(ここでは、n1
=4)及びこれらオーディオサンプルデータA11、A
12、A13、A14の位置データP11、P12、P
13、P14とからなっている。位置データP11、P
12、P13、P14は夫々対応するオーディオサンプ
ルデータA11、A12、A13、A14の直前に挿入
される。
【0019】図1(d)は図1(b)におけるn=3の
水平帰線期間H2での挿入データを示すものであって、
この水平帰線期間H2には1つ前の水平走査期間のオー
ディオサンプルデータA21、A22、A23が挿入さ
れる。この水平帰線期間H2での挿入データは、かかる
オーディオサンプルデータA21、A22、A23とか
かるオーディオサンプルデータデータA列の先頭を示す
オーディオ同期信号Sa、かかるオーディオサンプルデ
ータAの個数n2(ここでは、n2=3)及びこれらオ
ーディオサンプルデータA21、A22、A23の位置
データP21、P22、P23、P24とに加え、上記
のMAX値の位置データと*で示す任意のデータとから
なっている。勿論位置データP21、P22、P23は
夫々対応するオーディオサンプルデータA21、A2
2、A23の直前に挿入され、MAX値の位置データと
*で示す任意のデータとはオーディオサンプルデータA
23の後に挿入されている。
【0020】上記の位置データPや個数データn1、n
2(以下、これらをまとめて個数データnという)も、
オーディオサンプルデータAと同様に、ディジタルビデ
オ信号と同じ伝送ビットレートでディジタルビデオ信号
の水平帰線期間に挿入されている。
【0021】図2は図1に示した実施例による伝送信号
を受信してオーディオ信号を再生する本発明によるオー
ディオ信号再生方法の一実施例を示すブロック図であっ
て、1は入力端子、2はPLL(位相同期ループ)、3
はレジスタ、4は分周器、5はシリアル/パラレル変換
器、6は同期信号検出器、7は垂直同期信号発生器、8
は水平同期信号発生器、9はビデオ信号形成回路、10
は検出器、11、12は遅延回路、13は書込みパルス
発生回路、14はメモリ手段、14A、14Bはメモ
リ、15はレジスタ、16はVCO(電圧制御発振
器)、17は分周器、18は位相比較器、19はLPF
(低域通過フィルタ)、20は読出しパルス発生回路で
ある。また、図3は図1における各部の信号のタイミン
グ関係を示す図であって、図2に対応する信号には同一
符号を付けている。
【0022】図2、図3において、入力端子1から入力
された伝送信号aはPLL2に供給され、この伝送信号
aのビットに同期したクロック、即ち、伝送信号aにあ
けるディジタルビデオ信号の伝送ビツトクロックが再生
される。ここでは、この伝送信号aにおけるビデオ信号
はNTSC方式とする。レジスタ3は1ビットのレジス
タであり、PLL2からのビットクロックによって伝送
信号aの順次のビットの“1”、“0”を判定する。ま
た、PLL2からのビットクロックは分周器4で8分周
され、伝送信号aの8ビットのワード単位毎のクロック
(ワードクロック)が生成される。シリアル/パラレル
変換器5は分周器4からのワードクロックをもとにレジ
スタ3からのビットシリアルな伝送データを8ビット
(1ワード)のパラレルデータに変換する。このパラレ
ルデータは、ビデオ信号形成回路9に供給するととも
に、垂直同期信号発生器7に供給されて垂直同期信号が
検出される。
【0023】レジスタ3から出力される伝送データは、
また、同期信号検出器6に供給され、PLL2からのビ
ツトクロックをもとに図1(b)に示した同期信号Sv
が検出される。この同期信号Svのタイミングがディジ
タルビデオ信号の各水平走査期間の上記基準位置0を表
わしている。従って、同期信号検出器6から出力される
同期信号Svのタイミングはビデオ信号の各水平走査期
間の開始タイミングとなる。この同期信号Svにより、
分周器4がリセットされる。分周器4はこの開始タイミ
ング毎にPLL2からのビットクロックを分周開始す
る。
【0024】シリアル/パラレル変換器5から出力され
るパラレルデータは検出器10に供給され、遅延回路1
1で遅延された同期信号Svをもとにして、各水平帰線
期間毎に、水平帰線期間に挿入されているオーディオサ
ンプルデータの個数を表わす個数データn(図1
(c)、(d)におけるn1、n2)が検出される。遅
延回路11は、同期信号Svが水平帰線期間内の個数デ
ータnとタイミングが一致するように、同期信号Svを
遅延する。
【0025】同期信号Svは水平同期信号発生回路8に
供給され、水平同期信号が生成される。この水平同期信
号と垂直同期信号発生回路7からの垂直同期信号とは、
シリアル/パラレル変換器5から出力されるパラレルデ
ータとともに、ビデオ信号形成回路9に供給され、分周
器4からのワードクロックをもとにして、水平同期信号
と垂直同期信号とが付加されたNTSC方式のデイジタ
ルビデオ信号が生成される。このディジタルビデオ信号
とそのサンプルクロックとしてのワードクロックとが図
示しない後段の処理回路に供給される。
【0026】遅延回路11で遅延された同期信号Sv
は、さらに遅延回路12で遅延されて書込みパルス発生
回路13に供給される。この遅延回路12は、シリアル
/パラレル変換器5から出力されるパラレルデータの次
の水平帰線期間での図1(c)、(d)に示すオーディ
オ同期信号Saのタイミングに合うように、同期信号S
vを遅延する。
【0027】書込みパルス発生回路13では、遅延回路
12からの同期信号Svをもとにメモリ手段14の書込
みパルスWを形成し、検出器10からの個数データnに
応じた個数だけメモリ手段14に供給する。この書込み
パルスWは分周器4から出力されるワードクロックに周
波数、位相が同期したパルスである。ここで、シリアル
/パラレル変換器5から出力されるパラレルデータで
は、16ビットのオーディオサンプルデータが8ビット
ずつの2つのワードデータ(上位ワードと下位ワード)
からなり、書込みパルスWは、各オーディオサンプルデ
ータ毎に、上位ワードにタイミングが一致した書込みパ
ルスW1と下位ワードにタイミングが一致した書込みパ
ルスW2とからなっている。かかる書込みパルスW1、
W2が、各水平帰線期間毎に、検出器10からの個数デ
ータnに応じた個数ずつメモリ手段14に供給される。
【0028】メモリ手段14は2つのメモリ14A、1
4Bからなつており、メモリ14Aには、書込みパルス
W1により、シリアル/パラレル変換器5から出力され
るパラレルデータの各水平帰線期間での各オーディオサ
ンプルデータの上位ワードが順次書き込まれ、メモリ1
4Bには、書込みパルスW2により、下位ワードが順次
書き込まれる。
【0029】以上のようにして、伝送信号aの水平帰線
期間でのオーディオサンプルデータAがメモリ手段14
に順次書き込まれる。
【0030】一方、VCO16はディジタルオーディオ
信号の標本化周波数48kHzを中心発振周波数として
発振する。このVCO16の出力信号は分周器17で分
周され、位相比較器18で同期信号検出器6からのNT
SC方式の場合約15.734kHzの周波数の同期信
号Svと位相比較される。この位相比較器18の出力信
号はLPF19を介してVCO16に供給される。この
とき、3<48kHz/15.734kHz<4である
から、分周器17の分周比が3、4と切り替わる。この
分周器17の分周比の切替りにより、分周器17の出力
信号が同期信号Svと等しい周波数となり、VCO16
は安定してディジタルオーディオ信号の標本化周波数4
8kHzに等しい発振周波数で発振し、元のディジタル
オーディオ信号の標本化信号を発生する。検出器10か
らの個数データnは分周器17の出力信号によってレジ
スタ15にラツチされ、分周器17の分周比は、このレ
ジスタ15にラッチされた個数データnにより、n=3
のとき3、n=4のとき4となるように、切り替えられ
る。
【0031】VCO16の出力信号は読出しパルス発生
回路20に供給され、読出しパルスRが生成される。メ
モリ手段14においては、この読出しパルスRにより、
メモリ14A、14Bから1ワードデータずつパラレル
データが順次読み出される。この読出しでは、同じオー
ディオサンプルデータを構成するメモリ14Aでの上位
ワードとメモリ14Bでの下位ワードとが同時に読み出
され、16ビットのオーディオサンプルデータからなる
ディジタルオーディオ信号bが得られる。読出しパルス
発生回路20からの読出しパルスRはこのディジタルオ
ーディオ信号bのサンプルクロック(標本化信号)とし
て用いられる。
【0032】以上のようにして、図1に示した実施例に
よる伝送信号aから元のディジタルオーディオ信号が得
られることになる。
【0033】図4は図1に示した実施例による伝送信号
を受信してオーディオ信号を再生する本発明によるオー
ディオ信号再生方法の他の実施例を示すブロック図であ
って、17´はプログラマブル分周器、21は分周器、
22は加算レジスタであり、図2に対応する部分には同
一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0034】同図において、同期信号検出器6から出力
される同期信号Svは分周器21でN分周され、水平同
期信号の周期ThのN倍の周期の同期信号Sv´として
位相比較器18に供給される。また、VCO16の出力
信号はプログラマブル分周器17´で分周され、位相比
較器18でNThの周期の同期信号Sv´と位相比較さ
れる。この位相比較器18の出力信号がLPF19を介
してVCO16に供給される。
【0035】一方、検出器10で検出された個数データ
nは加算レジスタ22に供給されて累積され、その累積
値がプログラマブル分周器17´の出力信号によってレ
ジスタ15にラッチされる。このレジスタ15にラッチ
された累積値によってプログラマブル分周き17´の分
周比が切り替えられる。加算レジスタ22は分周器21
からの同期信号Sv´によってリセットされる。従っ
て、この加算レジスタ22には、N水平走査期間での個
数データnの累積値が得られることになる。
【0036】この実施例においては、ディジタルオーデ
ィオ信号の標本化周波数fsを再生するために、同期信
号SvのN倍の周期の同期信号Sv´とVCO16の出
力をN水平走査期間内のオーディオサンプルデータ数に
応じた分周比で分周して得られる信号との位相誤差信号
でVCO16を制御しているが、このようにすることに
より、再生されるディジタルオーディオ信号の標本化周
波数のゆらぎを低減できる。
【0037】なお、分周器21の分周比Nを525とす
ることにより、ビデオ信号の1フレーム期間でのオーデ
ィオサンプルデータの個数に応じてプログラマブル分周
器17の分周比を切り換えればよいことになる。また、
伝送信号aでのフレーム毎のオーディオサンプルデータ
の個数を2種類、例えば790サンプルデータと810
サンプルデータとのいずれかとし、ディジタルオーディ
オ信号の再生に際しては、プログラマブル分周器17´
の代りに分周比可変の分周器を用い、この分周器の分周
比を790、810と切り換えてVCO16の出力信号
を分周するようにしてもよい。このようにすると、プロ
グラマブル分周器17´を用いる場合に比べて回路構成
が簡単になる。但し、この場合には、送信側において、
各フレームでの伝送するオーディオサンプルデータの個
数を管理する必要があることはいうまでもない。
【0038】図5は図1に示した実施例による伝送信号
を受信してオーディオ信号を再生する本発明によるオー
ディオ信号再生方法のさらに他の実施例を示すブロック
図であって、23はカウンタ、24は2分周器、25は
書込みパルス発生回路、26はインバータ、27、28
は位置シフトレジスタ、29、30はデータシフトレジ
スタ、31〜36はスイッチ、37は一致回路、38は
遅延回路、39はオア回路、40はレジスタ、41はイ
ンバータであり、図4に対応する部分には同一符号を付
けて重複する説明を省略する。図6は図5における各部
の信号のタイミング関係を示す図であり、図5に対応す
る信号には同一符号を付けている。
【0039】同図において、カウンタ23は同期信号検
出器6から出力される同期信号Svによってリセットさ
れながらPLL2からのビツトクロックをカウントし、
この同期信号Svのタイミングからビツトクロック毎に
単調に値が増加するカウント値NPを出力する。このカ
ウント値NPは図1(b)に示したディジタルビデオ信
号における各水平走査期間での同期信号Svの位置を基
準位置0とするタイミング位置を表わしており、書込み
パルス発生回路25と一致回路37とに供給される。
【0040】ここで、シリアル/パラレル変換器5から
出力されるパラレルデータは各オーディオサンプルデー
タAや位置データPが8ビツトの上位ワードと下位ワー
ドとに分けられて順番に配列されており、書込みパルス
発生回路25においては、カウンタ23からのカウント
値NPをデコードすることにより、シリアル/パラレル
変換器5からのパラレルデータの各水平帰線期間の位置
データP、オーデイオサンプルデータA夫々の上、下位
ワードにタイミングが一致した書込みパルスWP、WA
を発生する。そして、書込みパルスWPはスイッチ3
1、32のW側に供給され、書込みパルスWAはスイッ
チ33、34のW側に供給される。
【0041】一方、同期信号検出器6からの同期信号S
vは2分周回路24で2分周され、同期信号Svのタイ
ミングでレベル反転する2水平走査期間周期の切替信号
SW1が生成される。スイツチ31はこの切替信号SW
1によって切替え制御され、スイツチ32はこの切替信
号SW1のインバータ26によってレベル反転された切
替信号SW1´によって切替え制御される。切替信号S
W1が“H”(高レベル)のときには、スイッチ31は
W側を選択し、書込みパルスWPを8ビット8ワードの
位置シフトレジスタ27に供給する。これにより、位置
シフトレジスタ27では、シリアル/パラレル変換器5
からのパラレルデータの各水平帰線期間における図1
(c)、(d)の位置データPが順次取り込まれてシフ
トされる。この位置シフトレジスタ27には1水平帰線
期間の位置データPが格納される。例えば図1(b)に
おける水平帰線期間H1においては、図1(c)に示す
位置データP11、P12、P13、P14が格納され
る。また、図1(b)における水平帰線期間H2におい
ては、図1(d)に示す位置データP21、P22、P
23、P24が格納される。スイッチ31はR側を選択
し、位置シフトレジスタ27を読出しモードとし、スイ
ッチ35は位置シフトレジスタ27側に閉じる。これに
よって位置シフトレジスタ27から格納された位置デー
タPが全て一致回路37に取り込まれる。
【0042】スイッチ32は切替信号SWがインバータ
26でレベル反転して得られる切替信号SW1´によっ
て制御されるため、位置シフトレジスタ28の書込み、
読出しモードは位置シフトレジスタ27と逆のタイミン
グ関係となる。従って、位置シフトレジスタ27がそこ
に格納されている位置データPを読み出しているときに
は、位置シフトレジスタ28はシリアル/パラレル変換
器5からのパラレルデータの次の水平帰線期間における
位置データPを順次取り込む。そして、位置シフトレジ
スタ27が書込みモードとなって次の水平帰線期間の位
置データPの取込みを行なうと、スイッチ35は位置シ
フトレジスタ28側を選択し、この位置シフトレジスタ
28に格納された位置データPが一致回路37に取り込
まれる。
【0043】このようにして、一致回路37では、位置
シフトレジスタ27、28で抽出された位置データPが
1水平帰線期間ずつ格納されるが、かかる格納された位
置データPはカウンタ23からのカウント値NPと順次
比較され、このカウント値NPが位置データのいずれか
と一致すると、一致パルスEPを出力する。この一致パ
ルスEPは図1(b)に示すディジタルオーディオ信号
におけるオーディオサンプルデータA11、A12、…
…のタイミング位置P11、P12、……を表わしてい
る。図6では、これら一致パルスEPがタイミング位置
P21、P22、P23、P31を表わしているものと
している。
【0044】なお、この一致回路37には、伝送信号a
の水平帰線期間でのオーディオサンプルデータAの個数
nが3のとき、夫々に対する位置データのほかにMAX
値の位置データPも取り込む。しかし、このMAX値の
位置データPに一致するカウンタ23のカウント値NP
は存在しないから、このMAX値の位置データPに対す
る一致パルスEPは発生しない。
【0045】レジスタ40はこの一致パルスEPによっ
て2分周回路24からの切替パルスSW1を取り込み、
この切替パルスSW1のレベル反転後の最初の一致パル
スのタイミングでレベル反転する切替パルスSW2を出
力する。この切替パルスSW2によってスイッチ33、
36が制御され、また、この切替パルスSW2がインバ
ータ41でレベル反転されて得られる切替パルスSW2
´によってスイツチ34が制御される。
【0046】これらスイッチ33、34のW側にはシリ
アル/パラレル変換器5からのパラレルデータが供給さ
れるが、これらスイッチ33、34のR側には後述する
読出しパルスRPが供給される。切替パルスSW2が
“H”のときには、スイツチ33が書込みパルスWAを
選択することにより、8ビット9ワードのデータシフト
レジスタ29にシリアル/パラレル変換器5からのパラ
レルデータの水平帰線期間におけるオーディオサンプル
データAが格納され、その間、スイツチ34が読出しパ
ルスRPを選択することにより、8ビット9ワードのデ
ータシフトレジスタ30から格納されているオーデイオ
サンプルデータAが読み出される。また、切替パルスS
W2が“L”のときには、スイツチ34が書込みパルス
WAを選択することにより、データシフトレジスタ30
にシリアル/パラレル変換器5からのパラレルデータの
水平帰線期間におけるオーディオサンプルデータAが格
納され、その間、スイツチ33が読出しパルスRPを選
択することにより、データシフトレジスタ29から格納
されているオーデイオサンプルデータAが読み出され
る。
【0047】データシフトレジスタ29、30には、水
平帰線期間中の4つのオーディオサンプルデータ(8ワ
ード)Aが格納される。図1(c)に示すように、水平
帰線期間中のオーディオサンプルデータAの個数が4
(n=4)のときには、これら4個のオーディオサンプ
ルデータAがデータシフトレジスタ29、30に格納さ
れる。図1(d)に示すように、水平帰線期間中のオー
ディオサンプルデータAの個数が3(n=3)のときに
は、これら3個のオーディオサンプルデータAのほかに
*で示した付加データがデータシフトレジスタ29、3
0に格納される。
【0048】一致回路37からの一致パルスEPは、オ
ア回路39に供給されるとともに、遅延回路38で遅延
されてオア回路39に供給される。このオア回路39か
ら出力されるパルスRPがスイッチ33、34に供給さ
れる読出しパルスである。ここで、上記のシリアル/パ
ラレル変換器5からのパラレルデータでは、16ビット
の各オーディオサンプルデータが8ビットの上位ワード
と下位ワードとに分けられて順番に配列されているか
ら、読出しパルスRPは、これによって2ワードからな
るオーデイオサンプルデータAを図1に示すようなディ
ジタルビデオ信号とのタイミング関係でデータシフトレ
ジスタ29、30から読み出されるように、遅延回路3
8とオア回路39とによって一致パルスEPから形成さ
れる。
【0049】即ち、一致パルスEPが直接オア回路39
を通ることによつて得られる読出しパルスRPは、図1
(b)に示すディジタルビデオ信号に対して図1(a)
に示す元のディジタルオーディオ信号のオーディオサン
プルデータAの上位ワードと同じタイミング関係となる
ように、一致回路37によってタイミングが設定されて
いる。これにより、各オーディオサンプルデータの上位
ワードは図1(b)に示すディジタルビデオ信号に対し
て上記の所定のタイミング関係となる。これに対し、遅
延回路38、オア回路39を通ることによつて得られる
読出しパルスRPはこの遅延回路38によって所定量遅
延されており、この読出しパルスRPによってデータシ
フトレジスタ29、30から同じオーディオサンプルデ
ータAの下位ワードが読み出される。
【0050】データシフトレジスタ29、30に1水平
帰線期間中の4個のオーディオサンプルデータAが格納
されたときには、かかるオーディオサンプルデータAの
8ワードに対する読出しパルスRPがオア回路39から
供給され、これによって4個のオーディオサンプルデー
タAが全てデータシフトレジスタ29、30から読み出
される。これに対し、データシフトレジスタ29、30
に1水平帰線期間中の3個のオーディオサンプルデータ
Aと*で表わされる付加データとが格納されたときに
は、一致回路37の上記の動作により、オア回路39か
らはこれら3個のオーディオサンプルデータAの6ワー
ドに対する読出しパルスRPが出力され、これにより、
データシフトレジスタ29、30からはこれら3個のオ
ーディオサンプルデータAが読み出されて、*で表わさ
れる付加データは読み出されない。データシフトレジス
タ29、30に残るこの*で表わされる付加データは、
次のオーデイオサンプルデータAの書込みによってデー
タシフトレジスタ29、30から押し出される。
【0051】データシフトレジスタ29、30からのか
かるデータ読出しに際しては、これらデータシフトレジ
スタ29、30が8ビット9ワードであるから、一致パ
ルスEPがオア回路39を通ることによって得られる読
出しパルスRPによってオーディオサンプルデータの上
位ワードが読み出され、一致パルスEPが遅延回路39
とオア回路39を通ることによって得られる読出しパル
スRPによってオーディオサンプルデータの下位ワード
が読み出される。
【0052】このようにして、データシフトレジスタ2
9、30では、夫々水平走査期間毎に交互に16ビット
のオーデイオサンプルデータAの書込みと読出しとが行
なわれる。スイツチ36は、データシフトレジスタ2
9、30の読出しが行なわれている方を選択する。従っ
て、このスイツチ36から図1(a)に示すような標本
化周波数のディジタルオーデイオ信号が得られる。
【0053】なお、一致回路37から出力される一致パ
ルスEPは、また、スイツチ36から得られるディジタ
ルオーディオ信号のサンプルクロック(標本化信号)と
もなる。また、図1で説明したように、伝送信号aの各
水平帰線期間に挿入されるオーデイオサンプルデータA
は1水平走査期間前の水平走査期間でのものであって、
しかも、データシフトレジスタ29、30でこのオーデ
イオサンプルデータAが1水平走査期間遅延されるか
ら、スイッチ36から得られる再生されたデイジタルオ
ーディオ信号は、再生されたビデオ信号に対して、2水
平走査期間分遅れることになる。しかし、このことは、
格別問題となるものではない。
【0054】次に、この実施例でスイッチ36から得ら
れるオーデイオサンプルデータの標本化周波数の精度に
ついて説明する。
【0055】この実施例において、ビデオ信号がNTS
C方式であるとすると、入力端子1からの伝送信号aの
このビデオ信号は4fsc(但し、fscはカラーサブ
キャリアの周波数)の周波数で標本化され、8ビットで
量子化される。従って、伝送信号aの伝送ビットクロッ
ク周波数は約114.5MHzとなる。以上説明した処
理によってスイッチ36から得られる再生オーディオサ
ンプルデータAの再生ビデオ信号に対する位置は、オー
ディオサンプルデータAの本来の正しい位置に対し、こ
の伝送ビットクロックの±1クロック分だけずれを生じ
る可能性がある。かかるずれがあると、このオーディオ
サンプルデータAの標本化周波数fsは48kHzから
±420ppm程度ずれることになるが、これは実用上
問題とはならない充分な精度である。また、送信側で伝
送ビットクロックの2倍のクロックによりオーディオサ
ンプルデータAの位置を設定するとともに、位置データ
Pのビット数を1ビット多くして送信し、図5に示す受
信側では、PLL2において、伝送ビットクロックの2
倍のクロックを発振させ、その出力を2分周してビット
クロックとし、この伝送ビットクロックの2倍のクロッ
クをカウンタ23に供給することにより、スイッチ36
から得られるオーディオサンプルデータAの標本化周波
数の精度を上記よりも2倍に改善できる。これ以上改善
する場合でも同様である。
【0056】図7は本発明によるデイジタルビデオ・オ
ーディオ信号伝送方式の他の実施例を示す図であって、
図1に対応する部分には同一符号を付けている。この実
施例は、図7(a)、(b)に示すように、ディジタル
ビデオ信号とは標本化周波数が非同期のディジタルオー
ディオ信号のオーディオサンプルデータAを1水平走査
期間分ずつこのディジタルビデオ信号の水平帰線期間に
挿入することは図1に示した実施例と同様であるが、図
1(c)、(d)と図7(c)、(d)とを比較すると
明らかなように、水平帰線期間に挿入される情報は、か
かるオーデイオサンプルデータAとオーディオサンプル
データAの列の先頭を示すオーディオ同期信号Sa、オ
ーディオサンプルデータAの個数データnであり、位置
データPが挿入されないことが図1に示した実施例と異
なる。
【0057】この実施例による伝送信号aに対しても、
位置データPを利用しない図2、図4に示したディジタ
ルオーディオ信号再生方式を適用することができ、ディ
ジタルビデオ信号やディジタルオーデイオ信号を再生す
ることができる。
【0058】図8は本発明によるデイジタルビデオ・オ
ーディオ信号伝送方式のさらに他の実施例を示す図であ
って、図1に対応する部分には同一符号を付けている。
この実施例は、図8(a)、(b)に示すように、ディ
ジタルビデオ信号とは標本化周波数が非同期のディジタ
ルオーディオ信号のオーディオサンプルデータAを1水
平走査期間分ずつこのディジタルビデオ信号の水平帰線
期間に挿入することは図1に示した実施例と同様である
が、図1(c)、(d)と図8(c)、(d)とを比較
すると明らかなように、水平帰線期間に挿入される情報
は、かかるオーデイオサンプルデータAとオーディオサ
ンプルデータデータAの列の先頭を示すオーディオ同期
信号Sa、これらオーディオサンプルデータAの位置デ
ータPであり、オーディオサンプルデータAの個数デー
タnが挿入されないことが図1に示した実施例と異な
る。
【0059】この実施例による伝送信号aに対しても個
数データnを利用しない図5に示したディジタルオーデ
ィオ信号再生方式を適用することができ、ディジタルビ
デオ信号やデイジタルオーデイオ信号を再生することが
できる。
【0060】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例のみに限定されるものではない。例え
ば、上記実施例では、NTSC方式のビデオ信号と標本
化周波数が48kHzで16ビットで量子化された1チ
ャンネルのオーディオ信号との同時伝送に関するもので
あったが、オーディオ信号のチャンネル数は、水平帰線
期間内で伝送が可能であれば、任意であるし、オーディ
オ信号の標本化周波数も44.1kHz、32kHz等
でもよく、量子化ビット数も16ビット以外でもかまわ
ない。また、ビデオ信号も、PAL(625/25フレ
ーム)方式等他の方式であってもよいし、コンポジット
ビデオ信号でもコンポーネントビデオ信号でもよい。さ
らに、HD(1125/30フレーム)方式等水平同期
周波数が高いビデオ信号の場合には、1水平走査期間内
に伝送するチャンネル当りのオーディオサンプルデータ
数を少なくすることにより、本発明への対応が可能であ
る。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディジタルビデオ信号と標本化周波数が同期関係にない
ディジタルオーディオ信号が、該ディジタルビデオ信号
と同じ伝送ビットレートでもって、該ディジタルビデオ
信号に時分割多重可能となり、また、該ディジタルオー
ディオ信号の本来の伝送ビットレートも保持可能となる
から、かかるディジタルビデオ信号とディジタルオーデ
ィオ信号とを同一の伝送線路で伝送し、かつ該ディジタ
ルオーディオ信号をその本来の伝送ビットレートで再生
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデイジタルビデオ・オーディオ信
号伝送方式の一実施例を示す図である。
【図2】本発明によるオーディオ信号再生方法の一実施
例を示すブロック図である。
【図3】図2における各部の信号のタイミング関係を示
す図である。
【図4】本発明によるオーディオ信号再生方法の他の実
施例を示すブロック図である。
【図5】本発明によるオーディオ信号再生方法のさらに
他の実施例を示すブロック図である。
【図6】図5における各部の信号のタイミング関係を示
す図である。
【図7】本発明によるデイジタルビデオ・オーディオ信
号伝送方式の他の実施例を示す図である。
【図8】本発明によるデイジタルビデオ・オーディオ信
号伝送方式のさらに他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
A、A11〜A41 オーディオサンプルデータ n、n1、n2 水平走査期間のオーディオサンプルデ
ータ数 P、P11〜P23 オーディオサンプルデータの位置
データ 1 入力端子 6 同期信号検出器 7 垂直同期信号発生器 8 水平同期信号発生器 9 ビデオ信号形成回路 10 検出器 13 書込みパルス発生回路 14 メモリ手段 14A、14B メモリ 15 レジスタ 16 VCO 17 分周器 18 位相比較器 19 LPF 20 読出しパルス発生回路 21 分周器 22 加算レジスタ 23 カウンタ 24 分周器 25 書込みパルス発生器 27、28 位置シフトレジスタ 29、30 データシフトレジスタ 31〜36 スイッチ 37 一致回路 38 遅延回路 39 オア回路 40 レジスタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルビデオ信号と、該ディジタル
    ビデオ信号の標本化周波数と非同期な標本化周波数で標
    本化されたディジタルオーディオ信号とを伝送するディ
    ジタルビデオ・オーディオ信号伝送方式において、 該ディジタルオーディオ信号を該ディジタルビデオ信号
    と同一伝送ビットレートで該ディジタルビデオ信号に時
    分割多重し、該ディジタルビデオ信号と該ディジタルオ
    ーディオ信号とを同一伝送線路で伝送することを特徴と
    するディジタルビデオ・オーディオ信号伝送方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 伝送される前記ディジタルビデオ信号は各水平走査期間
    の先頭毎に同期信号を含み、 各水平帰線期間に1水平走査期間内の前記ディジタルオ
    ーディオ信号のオーディオサンプルデータとその個数を
    示す情報とが挿入されることを特徴とするディジタルビ
    デオ・オーディオ信号伝送方式。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 伝送される前記ディジタルビデオ信号は各水平走査期間
    の先頭毎に同期信号を含み、 各水平帰線期間に1水平走査期間内の前記ディジタルオ
    ーディオ信号のオーディオサンプルデータと前記ディジ
    タルビデオ信号の水平走査期間内での該オーディオサン
    プルデータの位置を表わす情報とが挿入されることを特
    徴とするディジタルビデオ・オーディオ信号伝送方式。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 伝送される前記ディジタルビデオ信号は各水平走査期間
    の先頭毎に同期信号を含み、 各水平帰線期間に、1水平走査期間内の前記ディジタル
    オーディオ信号のオーディオサンプルデータ、その個数
    を表わす情報および前記ディジタルビデオ信号の水平走
    査期間内での該オーディオサンプルデータの位置を表わ
    す情報が挿入されることを特徴とするディジタルビデオ
    ・オーディオ信号伝送方式。
  5. 【請求項5】 請求項2または4による伝送信号からの
    ディジタルオーディオ信号の再生方法において、 前記同期信号と水平帰線期間に挿入されている前記オー
    ディオサンプルデータの個数を示す情報とにより、前記
    ディジタルオーディオ信号の標本化信号を再生し、該標
    本化信号で前記ディジタルオーディオ信号を再生するこ
    とを特徴とするディジタルオーディオ信号再生方法。
  6. 【請求項6】 請求項2または4による伝送信号からの
    ディジタルオーディオ信号の再生方法において、 前記ディジタルビデオ信号におけるn水平走査期間内の
    水平帰線期間挿入されている前記オーディオサンプルデ
    ータの個数を示す情報からn水平走査期間内の水平帰線
    期間挿入されている前記オーディオサンプルデータの個
    数の総和を得、該個数の総和と前記同期信号のn倍の周
    期の信号とにより、ディジタルオーディオ信号の標本化
    信号を再生し、該標本化信号でディジタルオーディオ信
    号を再生することを特徴とするディジタルオーディオ信
    号再生方法。
  7. 【請求項7】 請求項3または4による伝送信号からの
    ディジタルオーディオ信号の再生方法において、 前記同期信号を基準にして前記ディジタルビデオ信号の
    水平帰線期間に挿入されているオーディオサンプルデー
    タを抽出し、前記ディジタルビデオ信号の水平帰線期間
    に挿入されているオーディオサンプルデータの位置を表
    わす情報をもとにしてディジタルオーディオ信号を再生
    することを特徴とするディジタルオーディオ信号再生方
    法。
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